バイクのタグ記事一覧

バイク用品(インカム、ヘルメット等)、ウェアラブルカメラ、キャンプ道具を買いまくって、レビューのためにツーリングをする様子を公開するブログ。

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バイクのタグが付いた記事一覧。バイク用品(インカム、ヘルメット等)、ウェアラブルカメラ、キャンプ道具を買いまくって、レビューのためにツーリングをする様子を公開するブログ。

2017-04-18 SENA
2017年9月時点の最新情報SENA待望の新型 30k革新的なメッシュネットワークを採用し、インカム業界を大きく変えそうな気配があるので、とても期待している。2017年9月現在、まだ開発中で随時詳細情報が公開されはじめているが、まだ具体的な発売日は好評されてない状況だ。SENA 公式サイト 30k製品ページ外観公式サイトに公開されている画像だ。トップの画像は東京モーターサイクルショーで撮影したモック。後方の突起がBluetooth...

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2017-04-16 フルフェイス
OGKの中でも安価な部類のKAMUI2もともと期待値が低かったのだけど、使ってみると予想を上回る良い製品だということがわかった。ショウエイのGT-Airに手が届かない人は、是非一度試してみてはいかがだろうか。今回購入したのは、グラフィックモデル STINGERの青色。OGKはグラフィックモデルとソリッドモデルの値段差があまりないので、悩まず好きなグラフィックを選べる点がありがたい。グラフィック的にはCLEGANTシリーズが好きな...

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2017-02-20 MidLand
2015年3月に発売されたMidLandのお手軽最安ローエンド、BT Cityを購入したのでレビューする。かわいい見た目に反して、外部音声入力が通話と併用可能と意外と侮れないやつ。本製品は名前の通り近場で使うことが想定されており、ジェットヘルメットに適したアームマイクのみの構成。通話距離200m、通話時間8時間と低スペックではあるけど、ミュージックシェアリング、有線外部入力を備えているので、ツーリングでも十分使えるように...

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2017-02-15 デイトナ
遅くなったけど2015年11月発売のデイトナ フラッグシップモデルのレビュー!クールロボGT2は、通話と音楽の併用ができ、4台チェーン、FMラジオ、通話距離1500mと、他社のハイエンドと対等に渡り合える性能を持っている。それでいて2.2万円と他社のミドルクラス並みの低価格な製品だ。他社は高級感を出しているのに対し、カジュアルなブランドイメージで実際に低価格で攻めるデイトナ。公式の画像がおばちゃん、しかもガキ使のキス...

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2017-02-08 その他インカム
2016年9月頃にアメリカや中国で発売された中国製デュアルチップインカム EJEAS-TTSブランドはExcelvan通話と音楽の併用に対応し、4台接続が可能な中国製ではハイエンドにあたる製品。インカムは同一メーカーで揃えたほうが安定性が高いので、いまさらEJEAS-TTSをツーリングメンバー全員で揃えなおすなんて事はまず無いのだけど、ふと中国製はどこまで進化したのか気になるから購入してみた次第だ。自分でもそれだけの理由で片っ端...

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2017-01-08 MidLand
MidLand BT Proシリーズのハイエンド、BT NEXT Proを購入したのでいろいろ試してみた。性能の割りに価格が安い。ということ以外に特徴はない。と思っていたら、僕の希望を適える素晴らしい機能を搭載していてびっくり!インカム単体では不可能だろうと思っていたので、発見したときは本当におどろいた。もったいぶっても仕方ないので先に書いておこう。インカム通話と音楽/ナビ案内を併用している時、聴いている音楽/ナビ案内をイ...

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2017-01-03 デイトナ
国内で販売されている最後の主要メーカー デイトナのイージートーク3を購入。試走はまだだけど、とりあえず室内で一通り試したのでレビューする。まず最初に言っておきたいのは、こいつはすごい!1台1.2万円、2台セットなら2.3万円前後なのにとんでもない性能を秘めているので、是非、最後まで見てもらえればと思う。デイトナ(DAYTONA) バイク用インカム COOLROBO(クールロボ) EasyTalk3(イージートーク3) 2個セット 95234posted ...

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2016-11-08 ジェット
2015年に発売されたOGK kabutoのASAGIツーリングはフルフェイス、ちょい乗りはジェットと使い分けていて、OGK AVAND(1の古いほう)を愛用していたのだけど、街乗りこそバイザー付きだ!と思い買い替えを決意した。ASAGIの特徴■インナーバイザー付き側面のレバーでインナーバイザーが出たり引っ込んだりする。これのおかげで昼も夜も快適!ただレバーの場所が悪い。インカムつくのか?これ。■コスパに優れるOGK全般に言えることだ...

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2016-10-27 MidLand
熱くなってきたインカム界隈に乗せられてあっつあつになってきた気持ちを抑えきれずに、とうとうMidLandの新型にまで手を出してしまった。BT-X2-ProとBT-X1-Proを購入したのであわせてレビューする。製品、会社の概要MidLandの概要MidLnad社はイタリアの老舗無線メーカー。バイク用インカムはBTシリーズ(Bluetoothという意味かな?)という名前で販売されており、前モデルは「BT○○」という名称だった。2016年夏から新シリーズの「...

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2016-10-02 バイク用 インカムレビュー
バイク用インカムは基本的に同じ会社の製品同士で接続するようプロファイルがチューニングされているが、汎用プロファイルのHFPを利用して他社でも接続するユニバーサルインターコム機能がある。ただこのユニバーサルインターコムは通常のインカムと異なる動作をするため、チェーン接続のブリッジができたりできなかったり、接続順序が重要だったり非常にややこしいので手元でいろいろテストしてみた。尚、スマホ経由で通話するSEN...

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2016-09-13 その他インカム
最近増えつつある中国製インカムの代表格、6ridersを入手したのでさわってみた。全然ダメだろうと思っていた部分が意外と良かったり、え?そこ!?って部分がだめだったり、なかなか面白い製品ということがわかったので、それらを書いいく。6Ridersの特徴・とにかく安い! アマゾンで一台6000円程度で販売されている。・ペアリングできる相手は6台までだが、通話できるのは1対1。 6Ridersという名称から6台チェーン接続可能と勘...

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2016-09-07 バイク用 インカムレビュー
2017年8月時点最新版 2009年頃に登場しバイクライフを劇的に変えたインカムの魅力にはまって早8年。店員よりメーカー社員よりインカム選びの適切なアドバイスができると思うので、本記事がその一助になればと思う。本記事で取り上げるメーカーは、サインハウス B+com、SENA、MidLand、デイトナ、中国系の5つ。※スマホの場合、目次表示が遅くなることがあります。インカム選び6つのポイント選び方で迷ったなら、6つポイントが自分...

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2016-09-01 システム
何かスイッチが入ってしまった怒涛のヘルメットレビュー 第三弾!2016年7月に発売されたOGKのシステムヘルメット KAZAMIを購入したので書き留めておく。OGKはジェットのアヴァンドを4年前に購入して以来、OGKも悪くないね。という印象を持っていた。15年くらい前はアライかショウエイの2択だったが、ここ数年でOGKの品質、性能が飛躍的に向上しており、そろそろジェット以外の何かを試してみたいと思っていたところに発見。シス...

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2016-08-27 SENA
SENAのベストセラーSMH10の後継機で2016年5月に発売されたSENA 10Sを購入したのでレビューをする。2016年8月時点のバイク用インカム業界の様相は以下のような状態だ。世界ではSENAがシェアNo1で、特に最高級機のSENA20Sは発売から2年以上がたった今でも圧倒的な実力を持っている。日本市場ではBlustoothインカム黎明期の爆発的な普及に一躍買ったB+comが現時点でも一番の売れ筋。価格帯は最高級機のSB5XとSENA20Sがスペック上は良...

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2016-08-26 フルフェイス
アライから最高級ラインナップ初のツーリング特化型ヘルメット アストラルXが今年の6月に発売になった。アウターバイザーのプロシェードに巻き込み風防止の後付チンカバーも付属する充実ぶり。インナーバイザーといったギミックを許容しないSNELLを重視する姿勢のため、アウターとなったプロシェードの実力を知りたく購入を決意。これが意外と良くて、Z7やKAMUI2とも比較した上でメインとなったので、是非おすすめしたい。早めに...

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新方式メッシュネットワーク採用のSENA 30kの情報を追う

  •  投稿日:2017-04-18
  •  カテゴリ:SENA
SENA30kモック
2017年9月時点の最新情報

SENA待望の新型 30k
革新的なメッシュネットワークを採用し、インカム業界を大きく変えそうな気配があるので、とても期待している。
2017年9月現在、まだ開発中で随時詳細情報が公開されはじめているが、まだ具体的な発売日は好評されてない状況だ。

SENA 公式サイト 30k製品ページ

外観


SENA30k外見3
公式サイトに公開されている画像だ。
トップの画像は東京モーターサイクルショーで撮影したモック。



SENA30k外見1
後方の突起がBluetoothアンテナ、前方のアンテナがメッシュネットワーク用になっている。
SENA特有のジョグダイヤルは継承されているので、操作感は従来製品同等のようだ。



SENA30k外見2
クレードルは20S互換。
10S、SMH10等のミドル以下の製品と、ハイエンド(20Sと30k)で分かれているようだ。
僕としてはどっちかに統一したほうが嬉しいのだけど。
主な違いはドッキング方法と端子の位置、下部にあるボタンの有無となっている。
下部のボタンは20Sではアンビエントモード(外部音を聞くモード)、30kではボイスコマンド用と記載されている。
クレードルの構造は同じだけど本体の動作が異なるということなのだろう。



29249-1-201707261406227.jpg
新しく公開された画像に上記のようなものがある。
特に説明がないが、おそらく充電用スタンドだろう。
USB接続での充電に加えて、自宅ではスタンドを使っても充電できるということだろうか。



機能紹介


基本的にBluetoothの性能はSENA 20Sとほぼ同じ。
インカム通話と音楽を併用するオーディオマルチタスクや、最大8人接続など。
ただしオーディオマルチタスクが改良されているので、オーディオマルチタスクの項目で解説する。


最も異なる点はBluetoothではなく新しい何かしらの無線規格を用いた、メッシュネットワークが搭載されたことだ。
日本では未発売だが、カルドシステム(イスラエル)のPackTalkで既に実装されている技術になる。
では詳細をみていこう。


現時点で判明しているスペック


SENA30kBluetooth.jpg
詳細スペックはまだ公表されていないが、Bluetoothについては20Sとほぼ同じとのこと。
それ以外でわかっている特長は以下の通り。

・30k独自のオーディオマルチタスク機能
・20分の急速充電でBluetooth5時間、メッシュ3時間 利用可能
・通話時間 Bluetooth 13時間 メッシュ 8時間
・待受時間 10日間
・Bluetooth4.1
・新通信規格メッシュネットワークの採用
・メッシュネットワークの最大接続数は16台
・通信距離 Bluetooth1.6km メッシュ2km
・FMラジオ



インカム通話と音楽等を併用するオーディオマルチタスクが進化


26236-1-20170321152920.png
公式サイトには以下の記述がある。

30Kオーディオマルチタスク技術は、Bluetooth通信と適応型メッシュネットワーク通信を同時に行います。
スマホのストリーミング音楽の再生、電話のおしゃべり、またはGPSナビの音声案内がお互いをさえぎることなく同時に聞こえてきます。
従来の割り込み型の音声優先順位に悩まされる必要はありません。全ての音源が綺麗に織り合わされ、あなたの耳元にここちよく届きます。

要約すると、
・インカム通話
・スマホの音楽(A2DP)
・電話orナビ音声(HFP)
この3つを完全同時に利用できるということのようだ。
従来製品ではHFPが割り込んできた場合に、他の通信は一旦停止してHFPを最優先にする、といったような動作。
これがHFPだからどうなって・・・と考える手間があるのだけどこの悩みを解消しているということと推測する。

似た機能としては、MidLand BT NEXT ProがA2DP&HFPの2台完全同時利用が可能なのだが、あくまでインカム通話をしてない時に2台完全同時が可能なのであって、インカム通話と併用すると1台になってしまう。

この点を考慮すると、SENA 30kは A2DPの2台完全同時ではないけど、インカム通話&A2DP&HFPの3つの完全同時というのは非常に使い勝手が良いのではないかと思う。



新規格メッシュネットワークの採用


Sena30kメッシュネットワーク
現行のインカムは1台のインカムから2台接続が可能で、これを数珠繋ぎにして台数を増やすチェーン接続方式をとっていた。
しかしこのチェーン接続には欠点があり、接続できる台数の限界が低く(通常4台 20Sで8台)、間で途切れると分断されるし、再接続も手間がかかる事が多い。

それを解決する目的で登場したのがメッシュネットワーク。
ネットワークの世界では昔からある考え方で、複数の接続をしておいて特定の経路のみを利用し、切断された場合は別経路から通信を行う、STP(スパイニングツリープロトコル)に似た動作をしていると思われる。
一度グループで接続をすれば走る順番や脱落を気にすることなく、自動で最適な経路が選択されて通話が可能と理解しておけばよい。

尚、接続最大数は16台。
メッシュの通信距離は最大2kmとかなり長距離で通信が可能になっている。


接続する通信規格はBleutoothではなく、何かしらの通信規格を応用して開発されており、公式ではないが海外のバイク用品通販サイト RevZilla には、

2.4 GHz Adaptive Mesh-Networking Technology

と記載がある。
2.4GHzというと無線LAN(802.11g、11n)やBluetoothと同じで、現在最も利用されている周波数だ。
個人的には干渉を少なくするために別の周波数のほうが良さそうだけど、許可やら最適化やらで2.4GHzになったのだろうか。




メッシュネットワークについて


公式に記載されている情報しかなく、またUSAサイトを翻訳したような説明のためどうも要領を得ないところがあるが、これまでの経験から推測して要約してみた。
以下の記載は確定情報ではないことをご留意いただきたい。


■メッシュネットワーク パブリックモード
人数無制限でペアリングも不要で通話ができるモードのようだ。
おそらく普通の無線機と同じで、チャンネルをあわせればその人を中心に電波の届く範囲の人に声が届くというものではないかと推測。
パブリックという名前からしてセキュリティーは無いと思っておいたほうが良いさそう。

チャンネルが多数(10以上)用意されていれば、混信は避けられるだろうし多少なりともセキュリティー性は向上するのだが、公式の説明を見る限りは1チャンネルしかなく、パブリックモードを起動した周囲の全ての30kと通話ができてしまうような感じだ。

セキュリティーの問題はあるが、イベント等の大人数で人の出入りが激しい場合は便利だろう。
人数無制限のパブリックモードとしか情報が無いので、詳細は公開され次第追記する。



■メッシュネットワーク プライベートモード
従来のBluetoothと同じようにペアリングをして特定のメンバー内だけで会話するモード。
最大接続台数は16台だが、会話を聞くだけのゲストであれば無制限にメッシュグループに参加可能となっている。



■30k以外のインカムはメッシュネットワークに参加できるのか?
東京モーターサイクルショーの時点では不可だったが、どうやら可能になったようだ。
例えば30kを5台でメッシュネットワークで接続し、そこに20Sが3台あったとするなら、30kのうちの1台に20SをBluetoothで接続してブリッジができる。
30kと20Sは極力ペアで近づいて走るようにすれば、あとは30kのメッシュで自動的にグループを構成してくれるので、メッシュ非対応機種が混じってもかなり便利だ。

Bluetoothでブリッジできる台数については詳細が公表されてないが、メッシュとBluetoothはそれぞれチップセットもアンテナも独立しているので、Bluetoothで4台接続までは可能ではないかと推測する。
ただ、Bluetoothで多段ブリッジをさせるより、30kからBluetoothで1台接続したほうが安定性は高そうに思われるので、30k 1台につき1台ずつBluetoothインカムを接続したほうが良さそうだ。

逆にBluetoothインカムより30kの台数が少ない場合は、30kからチェーン接続でBluetoothインカムを複数台つなげるような形になるだろう。


メッシュネットワークは最大16台、そこからさらにBluetoothインカムを最低1台は接続できるので、理論上は32台は少なくとも可能ということになりそうだ。

1点心配なのは、メッシュとBluetoothの両方を利用した場合、バッテリーの消耗が非常に激しいことになりそうだということ。
メッシュのみでも公式で8時間となっているので、併用すると半日程度で充電が必要になるかもしれない。

メッシュとBluetoothブリッジの併用については情報が公開され次第、追記する。



■メッシュネットワーク対応の他社製品と接続できるのか?
現状はPackTalkしか発売されてないし、SENA 30k次第なところだろうけど、これまでの経緯を考えるとできないと思う。(未確認)
そのうち、ユニバーサルインターコム相当の機能が搭載されることになれば良いのだけど。



■メッシュネットワーク利用時にスマホ等の音楽を併用できるのか?
これは先にも書いたけど可能だ。
Bluetooth接続と同じようにオーディオマルチタスク機能を利用できる。


価格は4万円前後?20Sの上位になるらしい


現時点での定価は349$(日本円で4万2000円程度)となっている。
SENA 20Sのさらに上位という位置づけで併売する予定とモーターサイクルショーで聞いた。

SENAは2010年発売のSMH10もラインナップに残していて選択肢が多くて良いと思うが、旧製品の値下がりは限定的で、新製品はどんどん高級化している。
オーディオマルチタスクを省いたりメッシュネットワーク機能を低下させてもいいから、メッシュネットワークに参加できるミドル、ローエンドが登場することにも期待。


個人的な話だけど、メッシュネットワークを試すには4台以上はないと実力を発揮できないことを考えると、全部自分で購入するのは無理。
もはや一人で揃えて試せるレベルではないので、今後どうするか悩んでいる。


発売は2017年末から2018年1月?


アメリカでは6月の時点で予約受付開始となり間もなく発売となっていたが、9月現在まだ詳細な仕様が発表されておらず、かなり延びているようだ。

日本でもライコランドで予約を受け付けているが、年末から年明けとのこと。
そんなに先の予約を受け付けて大丈夫なのだろうかと少し心配になってしまう。

しばらく時間がかかりそうなので、気長に待とう。

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OGKらしさ全開!激安インナーバイザー付きフルフェイス KAMUI2のレビュー

DSC01836-2.jpg
OGKの中でも安価な部類のKAMUI2
もともと期待値が低かったのだけど、使ってみると予想を上回る良い製品だということがわかった。
ショウエイのGT-Airに手が届かない人は、是非一度試してみてはいかがだろうか。

今回購入したのは、グラフィックモデル STINGERの青色。
OGKはグラフィックモデルとソリッドモデルの値段差があまりないので、悩まず好きなグラフィックを選べる点がありがたい。
グラフィック的にはCLEGANTシリーズが好きなのだけど、ASAGIで既に持っているので趣向を変えてみた。
グラフィック一覧は以下の記事に掲載しているのであわせてご参照いただきたい。

KAMUI2の特徴



インナーバイザーを採用
・下位製品向け素材 TPS帽体を採用
・ウェイクスタビライザーによる空力性能の向上
・曇りを軽減するピンロックシートをオプションで用意
・巻き込み風を低減する後付ウィンドシャッターを標準付属
・全ての内装を取り外し可
・ワンタッチで着け外しが可能なPATシールドシステム
・顎紐は着け外ししやすいマイクロラチェット式

・JIS2種
・2015年9月発売
・実売価格 2.2万~2.5万円

値段の割りに豪華装備なことが良い点。
気になるのは、安全規格がJIS2種のみであるということと、顎紐がDリングではなく好みの分かれるマイクロラチェットということ。
安全性についてはOGKという会社を信用する以外はないかな。



外観チェック



まず外観および各種機能を順番にチェックする。

正面


DSC01646.jpg
口元から耳にかけてラインが入っており、口元の造形もエッジがきいている。
インナーバイザー付きはどうしても前頭葉の部分が大きく出っ張ってしまうが、このデザインのおかげか結構スマートだ。
シールドは5段階で開くタイプ。
左側の上下スライドスイッチでバイザーを上下させることができる。
シールドの詳細は後ほど記載する。



DSC01647.jpg
口元のベンチレーションは左右のスライド式。
向かって右がオープン、左がクローズなのだけど、下から覗き込まないとどっちかわからない。
それにこのベンチレーション、シールドの曇りを取るデミスト効果をメインに考えられているようで、口元を抜けていくようなエアフローにはなっていない。
大したコストではないだろうから、口元へ抜けるように作っておいて欲しかったなと思う。




DSC01689.jpg
頭部のベンチレーションは前後のスライド式。
ベンチレーションの穴がすごく大きいので、効果は期待できるかも。




DSC01673.jpg
左側にはバイザー開閉のスイッチ。
位置的にインカムとの干渉はほぼ無さそう。
スイッチ自体は少し硬いけど操作性は悪くない。



DSC01678.jpg
ショウエイのZ-7同様、肩の部分がえぐれており、横を向いたり手を上げたりしたときにヘルメットと干渉しにくくなっている。
デザイン的にもアクセントになっていてかっこいい。



後ろ


DSC01682.jpg
大型の排気用ベンチレーションが中央に一つ。
前後のスライドスイッチで開閉操作するようになっているが、見た目ではどっちが開くほうなのか全くわからない。

前のベンチレーションから後頭部にかけてウェイクスタビライザーと言う気流をコントロールするようにエッジの効いたデザイン。
外見はZ-7に近いけど、これはおそらく空力特性を考えると自然とこういう形になっていくのだろう。



底面


DSC01702.jpg
エアロフラップのような機構はなく、口元はかなりひろい。
このまま走ると巻き込み風が多めになるので、快適性を向上させるためにウィンドシャッターが標準で付属している。
取り付けは簡単なんだけど、最初ちょっと戸惑ったので写真で解説。




DSC01713.jpg
ウィンドシャッターは裁縫が見えるほうが内側にくるようにする。
この写真で言うと右が内側にくるようになる。
説明書にもそれっぽいことが書かれているけど、どうもわかりにくい。



DSC01761.jpg
この周りの部分をぐっと広げて、ウィンドシャッターを強く押し込んでいく。
綺麗にはまれば後付というのがわからないくらいピッタリはまるが、最初は壊れるんじゃないかと思って中途半端な状態で取り付けていた。
見た目に違和感がないくらい押し込んでおけばOKだ。




DSC01767.jpg
取り付けるとアライのエアロフラップより少し大きめのウィンドシャッターができあがる。
顎や首とは少し余裕があり、適度に空気が抜けてくれるので夏も冬もこれをつけておけば快適そうだ。
アライの後付チンカバーには劣るけど、ショウエイのピッタリタイプより着け心地が良く、満足度は高い



DSC01733-2.jpg
顎紐は好みの分かれるラチェットバックル式。
操作は簡単で、プラスチック部分を挿しこんで好きな場所で止めるだけ。



DSC01729-2.jpg
外す時はフラップをぐっと引っ張るだけ。
するっと抜けてくれるので、気楽に被ったり脱いだりできる。



DSC01744.jpg
元の紐の長さは金具で調整ができるので、大体このあたり。という感じの長さにしておけば良い。
喉ぼとけに当たると痛いのだけど、紐の調整をいくらしても喉ぼとけにバックルかプラスチック部分がきてしまうのが欠点。
何か布などを巻いておけば緩和されるので、痛い人は試してみて欲しい。

個人的にはDリングに慣れているのでラチェットバックルの「簡単」というメリットをメリットと感じることが無い。
Dリングに変更するサービスを展開して欲しいと思う。



内装


DSC01753.jpg
この価格帯としては珍しく全てが取り外せるようになっている。
上質感はないけど値段の割にはしっかりしたつくり。



DSC01750.jpg
外すとベンチレーションで取り込んだ風を流すように堀がある。



DSC01870.jpg
耳にスピーカー埋め込み穴はなく、すぐ帽体になるので、痛い場合にちょっと削るということは難しい。
ただ、比較的空間に余裕はあるので大体の人は大丈夫だと思う。



DSC01774.jpg
額の上の部分はインナーバイザーが格納されている。
その分少し前に出ているので、信号に近づきすぎるとちょっと見えにくい事がある。
逆に走行している時は気にならず、帽子のツバのような感覚で若干ながら日よけにも使えなくもない。
特に気にする必要はないけど、時々欠点としてあげられるので書いておく。



DSC01746.jpg
一点残念なことがある。
頭部のインナーを取り外した際、額付近のボタン(プラスチック)が破損してしまった。
実はこれ2回目。
構造からして貧弱そうなことはKAZAMIやASAGIで重々承知しており、最初に届いたKAMUI2の時も丁寧に外したけど外した瞬間にパチっと嫌な感触がして割れていた。
OGKサポートに電話しで事情を説明すると、すぐに交換の了承をいただき交換。
そして2個目もまた同じ状態となってしまった。

プラスチックにも強度(粘り)の違いがある。
いじくり倒している中国製のウェアラブルカメラのプラ素材は、曲げると前触れも無く乾いた音と感触とともにあっさりと折れてしまう。
日本製は柔軟性があって加重に耐え、限界を超えたらぐちゃっと曲がって最後に折れる。

残念ながらKAMUI2のこの部分は、前者に相当するということを2回の破損から学んだ。

まぁ折れても取り付けに問題はないし、内装側なので安価に購入できるからいいんだけど。
やっぱりこういう細かな点で、高級品との差を感じる。



シールドの出来は上々


DSC01776.jpg
さて、お待ちかねのシールドについて。
まずは通常シールドを見ていこう。
色はクリアで一切スモークは入ってない。
これは夜間走行に適しており、昼間まぶしければインナーバイザーを使えばOKということだ。
シールドの質も非常によく、OGKではたびたびある歪みが全く無い。



DSC01777.jpg
シールドの開閉は全閉を0とすると5段階で全開になる。
ショウエイと同じでガクガクと段階を踏んで上下するのだけど、ちょっとだけ開けるという段階が存在しないことが難点。
全閉から1段でも大きく開いてしまい、曇りを取るデミストポジションにしては開きすぎになってしまう。
エアロブレード5でデミストポジションが導入されたらしいので、今後の改善に期待だ。



DSC01791.jpg
もう一つ気になる点は、段階を踏んで最後にバチンと閉まる割りにさっと閉めた時の密閉性が低いこと。
新品購入時はかなり隙間があって、雨の時に走行したらおもいっきりシールド上部から雨が流れ込んで、勢い良くシールド下部から流れ出ていった。
静音の観点からももう少し密閉性を高めたいので、ホルダー位置を調整してみる。
その前にシールドの着け外しについて。


シールドの着け外し


kamui2はCF-1というタイプのシールドホルダー。
RT-33やASAGIとは異なり、現行モデルではkamui2のみのようで、シールドもおそらく互換性は無い。
早速外してみよう。



OGK KAMUI2 シールドの外し方
シールドを全開にして、赤で囲ったレバーを下に引っ張る。
この時、全開にすると外れないので全開よりちょっとだけ閉めると緑で囲った部分がパチンと外れるようになっている。
あとはシールドを浮かせば取り外しOK
非常に簡単で慣れれば片側2秒で外せる。



OGK KAMUI2 シールドの付け方
取り付けはもっと簡単で緑で囲った部分を押し当ててはめ込んで、青で囲った部分をぐっと押さえると、レバーが自動的に下がってパチンとはまる。
慣れれば片側2秒だ。

非常に良く出来た仕組みで、脱着のしやすさはショウエイと同等だろう。


ホルダー位置の調整


DSC01813-2.jpg
シールドが浮いていたり、閉まりにくかったりする場合はホルダー位置を調整する。
シールドを外して赤で囲った二箇所をドライバーで緩める。
完全に外す必要はないので、緩めるだけでOK



DSC01813.jpg
遊びがあるので前後上下にずらしてドライバーで締めこむ。
この際、シールドを取り付けたまま調整することは難しいので、トライアンドエラーで何度も試して最適な場所を探していこう。
ちなみに僕はだいたいこういうときは、ホルダーを後方にずらして多少しまりにくくても密閉性を高めるように調整する事が多い。

今回は下方を後方へ、上方は中央で固定し、バランスよく密閉性が高まった。
完璧ではないものの、上も下も雨が滝のように流れることは無くなった。
ただやっぱりショウエイのように一発で密閉はされないので、シールドを締めたあとにシールド右側をぐっと押さえ込んで完全に密閉させている。



インナーバイザーの精度は良い


DSC01786.jpg
目玉機能のインナーバイザーだ。
左耳あたりにある上下のスライドスイッチを上にするとバイザーが降りてくる仕組み。
バイザーの動きは良く操作はしやすい。



OGK KAMUI2 インナーバイザー利用時の視界
超広角のウェアラブルカメラを突っ込んで撮影してみた。
人の視界に近い視野角なので参考になると思う。
視界の7割がバイザー、2割がクリア、1割がヘルメット内部といった具合で、重要な部分は光を和らげてくれるので十分効果がある。
バイザーは鼻のあたりがえぐれており、見る場所によっては左右でスモーク有り無しとなって見えづらい。
ただこれはジェットのASAGIの場合であって、フルフェイスの場合は顎の部分で見えないので、消極的な理由ではあるけどえぐれによる影響は小さい。



OGK KAMUI2のインナーバイザーを展開
バイザーの品質は非常に良く、これまで手にしたOGKの製品では最も歪みが少ない。
というかほぼ歪みが無く上出来だ。
スモーク具合は他社の普通のスモークとほぼ同じで丁度良い。
若干目が見えているけど、カメラのフラッシュの関係だと思う。
ちょっとだけ残念なのは、ASAGIやKAZAMIは普通のグレーだったのに、KAMUI2はわずかに黄色がかっている。
目の疲れを軽減するために青の波長をカットしているのだと思うけど、個人的には普通のグレーのほうが有難い。
というのも、黄色っぽいと「ああ、もう夕方か~」とツーリングが終わろうとしている気分になってしまうからだ。

ショウエイ程ではないけど、アライや他のOGK製品より黄色い。
ただのグレーでいいと思うけどね。


細かな点では不満はあるものの、価格以上に品質は良いと思う。
ウリの部分にしっかり注力しているこの感じ、OGKらしいなぁ。



被り心地は普通


DSC01818.jpg
僕はMサイズばかりなんだけど、KAMUI2はLサイズのほうが合うらしい。
帽体が2シェルしかなく、XS、S、Mが小さい帽体、L、XLが大きい帽体。
Lサイズになると急に深くなったような気がするのは帽体サイズのせいだろうか。

内装に高級感はなく肌触りはいまひとつだけど、フィット感はそこそこ。
頭部は良いのだけどチークパッドが直線的で、頬の上部は強く当たり、下方はフィット感が乏しい。
包み込む感じが少ない状態だ。
それでも価格を考慮すれば十分で悪くは無いけど、やはり上位製品やアライ、ショウエイに比べるといまひとつだ。

気になるのはシェルとライナーによる軋み音だ。
喋る程度ならしないけどガムを噛むなど力を入れると数ミリの圧迫で軋み音がしてしまう。
また走行中にもトラックの風圧を受けたりすると、その風圧の変化によって音がする。
このあたりは価格相応な部分だろう。


重量は1641gとバイザー付きとしては標準的で、フルフェイスとしては重い部類。
それでもフィット感が良かったのであまり重さを感じることはなかった。
というか、バイザーが付いていると認識しているが故に、思ったより重くないと感じているのかもしれない。

手持ちのヘルメットの重量は以下の通り。
KAMUI2以外は全てMサイズなのでその点はご留意いただきたい。

■アストラルX(グラフィック) 1625g
 ※プロシェード外してノーマルシールドの場合 1559g
■アストロTr 1500g
■Z-7(グラフィック) 1381g
KAMUI2(グラフィック Lsize) 1641g
■KAZAMI 1808g
■ASAGI(グラフィック) 1499g ※ジェット
■アヴァンド(グラフィック) 1320g ※ジェット
※グラフィックモデルは20g程度重くなっています。


インカムの取り付け



レバーの位置は製品によって少し邪魔にはなるけど特に問題ない。
シェルとライナーの隙間はかなり小さいので、クリップの厚みがあると入らないので、インカムによっては両面テープでの取り付けになる。

では手持ちのインカムで試してみる。

SB5X


OGK KAMUI2にSB5Xを取り付け
相変わらずB+comは取り付けがしやすい。
クリップ部分が細くて強度があるので、どんなヘルメットにもだいたいクリップで取り付けが可能だ。
KAMUI2も同じく隙間は狭いもののクリップでOK



DSC01870.jpg
スピーカーケーブル長に余裕があるので、前方の顎横から回して取り付け。
耳の部分はプラスチック素材なのでクッション両面テープで貼り付け。
耳との隙間に余裕があるので、耳が痛くなるようなことは無かった。
マイクはチークパッドに埋め込んだり、口元に両面テープで取り付ける等、好みで大丈夫そう。
口元のスペースが結構あるし、ウィンドストッパーのおかげで巻き込み風が少ないので、マイク接地の自由度が高い。



OGK KAMUI2にSB5Xを取り付け 外観確認
アンテナもレバーと干渉することは無く、デザイン的にもばっちりだ。



SENA 20S


DSC01880-2.jpg
SENA 20Sはスピーカーケーブルが短いという欠点があり、KAMUI2はチークパッドとシェルとの隙間が非常に狭く、ケーブルを通しにくいという欠点がある。
この組み合わせの場合は、何とかして配線するしかないので試行錯誤した結果、チークパッドのプラ部分の穴を通すことにした。
ここならシェルと挟まれることもあまり無いので、ケーブルに余計な負荷がかからず断線の心配はなさそうだ。



DSC01886-2.jpg
内側はシェルの隙間から伸びてくるような感じ。
たぶん、大丈夫。



OGK KAMUI2にSENA20Sを取り付け
SENA 20Sのクリップは非常に分厚くシェルと帽体の隙間に入らなかったので両面テープで固定。
首もとのデザインの影響でクレードルと帽体と接触面積が稼ぎにくく、ちょっと取り付けしにくかった。
大丈夫なんだけど、もう少しインカムへの配慮が欲しいところだ。
アンテナとレバーの干渉を考えるとここしかないと思う配置。



DSC01904.jpg
アーム式マイクはウィンドシャッターのあたりに潜り込ませておけば大丈夫。
もちろんワイヤーマイクでも適当に取り付けできる。
SENAの取り付けについては満点ではないけど、ぎりぎり合格ってところかな。


インカムについてはこちらの記事もご参照ください。


走行してみての感想



とりあえず近場をぐいぐいと走ってみた。
今後評価が変わるかもしれないが、一旦現状での評価をする。


■静音性能はいまいち
風切り音は大きめ。
音質はやや高音でコオオオオオ!って感じだ。
60km/hから煩いと感じ、80km/hくらいになると風圧の変化の影響を受けて軋み音まで発生し、結構気になってしまった。

ただ、ジェットに比べれば静かなので、静音に徹底的にこだわるような人でなければ問題はないと思う。


■空力性能は良い
速度を上げてもあまり持っていかれる感じは無い。
リフトしにくいのはやっぱりウェイクスタビライザーの効果だろうか。


■巻き込み風の制御は完璧
ウィンドシャッターをつければほぼ完璧に巻き込み風を押さえ込んでくれる。
また左右に少し隙間があるので、負圧で口元の息も排出するのに役立っているようだ。

ただ口元のベンチレーションがシールド方面にしか向かってないせいで、内側から強制的に排出しておらず、首元の負圧に頼るのみ。
もう少し口元の空気が滞留しないように工夫して欲しいかな。
速度が出ていれば全然気にならないが、のろのろ運転だと少し口元の快適性に劣る。


■ベンチレーションは良好
口元はいまいちなんだけど、頭部のベンチレーションはよく効いており、換気されていることが実感できる。
雨で前方のベンチレーションを閉じた場合、後頭部のベンチレーションは負圧を利用するような仕組みになってないようで、ほとんど効果を実感できなかった。
それほど問題は無いだろうけど、真夏の雨の快適性は若干劣るかもしれない。


■インナーバイザーは超便利
一日使ってみたけど、シーンによってクリアをスモークを切り替えられるのはとても便利。
品質も非常に良くて若干黄色いことを除けば完璧だ。
視界の下部がスモークから外れてクリアになってしまうけど、慣れれば全く問題なし。
それより状況に応じて切り替えられる点と、インナーなので汚れにくくメンテナンスが楽なことが大きなメリットになっている。


地味だけど万能!


kamui2全モデルresize
価格の割りに高機能なのにいまひとつ話題にあがらないKAMUI2
アライ、ショウエイに挑戦したRT-33と、軽量特化で注目度の高いエアロブレードシリーズが目立ちすぎて、存在感がちょっと薄い。

OGKの中でも廉価でシェルの素材も低グレードのものが使われているせいか、下に見られている感がする。
というか僕がそう思っていたわけだけど、気になって購入してみると、意外にもつくりがしっかりしていて、値段を考えると十分な性能だと思う。
※内装のプラ部分を除く

もしラチェットバックルで痛みを感じる場合は、布のようなものをバックルに巻いて対処しよう。
軋み音についてはこんなものかなとも思うけど、あまりにひどい場合はメーカーに相談してみるのも有りだと思う。
ショップで試したら軋み音が少ないものもあるので固体差が激しいようだ。
このあたりは価格相応と割り切っておいたほうがいいかもしれない。

安全性を確かめることはできないが、JIS2種はバランスのとれた規格なのでこれでも十分じゃないかとも考えられる。
廉価版向けの素材なんて・・・と思わず、一度被ってみてはいかがだろうか。

ツーリングではインナーバイザー、町乗りではインナーバイザーとラチェットバックルが活躍すること間違いなし。
欠点はあるけど、2万円程度と安価に一つで何でもこなせる便利屋的なヘルメット。
何を優先すればいいかわからない人や、保管スペースがない人、安価に一つで全てを賄いたい人におすすめだ。


個人的 10点満点評価
静音性・・・・・・・・・・3
軽さ・・・・・・・・・・・4
涼しさ・・・・・・・・・・4
被り心地・・・・・・・・・5
空力性能・・・・・・・・・6
品質・・・・・・・・・・・3
インカムの取付やすさ・・・7
機能・・・・・・・・・・・7
コストパフォーマンス・・・9
おすすめ度・・・・・・・6!

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ローエンド MidLand BT Cityレビュー BT NEXT Proとあわせて音楽共有用に!

  •  投稿日:2017-02-20
  •  カテゴリ:MidLand
BT cityヘルメット取り付け
2015年3月に発売されたMidLandのお手軽最安ローエンド、BT Cityを購入したのでレビューする。
かわいい見た目に反して、外部音声入力が通話と併用可能と意外と侮れないやつ。
本製品は名前の通り近場で使うことが想定されており、ジェットヘルメットに適したアームマイクのみの構成。

通話距離200m、通話時間8時間と低スペックではあるけど、ミュージックシェアリング、有線外部入力を備えているので、ツーリングでも十分使えるようになっている。

2016年発売のBT Proシリーズではなく一つ前の世代にあたり、現シリーズでは用意されてないX1よりも下のグレードに当たる。
BT Proシリーズとの接続は可能だが、少し傾向が異なるので注意が必要だ。




付属品チェック



付属品はスピーカーとアーム式マイク一体型のクレードル、音声外部入力用ケーブル、USBケーブル、AC-USBアダプター、マジックテープ。
最安製品なのにACアダプターを付属させるとは・・・。
たぶん、誰もがもう持っているものだし、ハイエンドならまだしもローエンドでは極力コストダウンのために省いていいと思う。




クレードルはスピーカーとマイク一体型。
スピーカーはコネクターで分離させられるものの、BT Proシリーズとは異なり互換性は無い。
クレードルそのものは両面テープかマジックテープでヘルメットと取り付けるようになっている。




スピーカーユニットはBT Proシリーズ同様かなり小型な割りにカバーが大きい。
もう少しカバーを小さくするとか、そもそもスピーカーユニットを一回り大きくしてほしいかな。



本体チェック



本体は見た目もサイズもかわいらしい。
パッケージにはスクーターで利用しているデザインになっているけど、本当にそんな感じ。
一番大きなボタンが操作のメインとなるコントロールボタンだ。


BT city 外見比較
他製品と比べてもかなり小型なことがわかる。
ただ、クレードルが縦長いので結構高さはあるほうだ。




底面に充電用のMiniUSBポート、スピーカーマイクポート、外部音声用の2.5mmステレオミニプラグの3つ。
外部音声入力はインカム通話と併用できる点が◎




側面にコントロールボタンと上部に-ボタン、+ボタンの計3つで操作するようになっている。
それぞれ凹凸もあるしクリック感も良いので、本体が小型な割りに操作はしやすい。




本体を上からスライドさせてクレードルにドッキングさせるだけ。
外す時は上部の爪を押して、上にスライドさせる。



BT city本体ドッキング
外部音声入力はスペースに余裕がないので付属のもの以外の汎用品は入らない場合がある。
また、かなり奥までぐっと挿し込まないと音声入力がうまくできないので要注意。
クレードルにつけたまま充電できなくはないけど、ケーブルの種類によっては干渉して接続できないかもしれない。
ケーブル類はそのままで少し上にずらせば充電できるので、特に問題はないんだけども。




ヘルメットへの取り付け


各ヘルメットにクリップタイプで取り付けてみた。

ショウエイ Z-7



スピーカーケーブルが短めなので、シェルとネックパッドに隙間のないZ7は仕方なく後方からまわすことにした。
BT Proシリーズは十分な長さがあるので前方から回りこませられるのだけど。




マイクは適当に口元に設置。



BT city ショウエイZ7取り付け
本体は左右のえぐれた部分に両面テープで取り付ければ上下に長いBT Cityでもちょうど良い感じに設置できた。




アライ アストラルX


BT city アライ取り付け
アライは取り付けが簡単なのでさくっと配線して取り付けOK
上下に長いので両面テープの位置を少し高めにしておかないと、地面に置いたときにクレードルが当たって不安定になるので注意しよう。



OGK ASAGI


BT city ASAGI取り付け
コンセプトどおりジェットヘルメットにも取り付け。
ASAGIはインナーバイザー開閉レバーの位置が悪くて、相変わらずインカムの設置に困る。
やや前方の下しか平坦で取り付けに適した場所がなかったので、仕方なくこの位置に。
本当はもう少し後ろがいいんだけど。
とりあえずインカム操作もインナーバイザー操作も問題はない。



各種操作


BT city操作方法
全ての操作はマニュアルを見てもらうとして、代表的な操作を抜粋する。
BT Proシリーズとボタン構成が異なるものの操作は概ね同じなので、BT Proシリーズ利用者にとっては操作は簡単だ。


■電源オン
「コントロール」を3秒長押し

■電源オフ
「コントロール」と「-」を3秒長押し

■インカムペアリング
電源オフの状態で「コントロール」を7秒長押しして設定モードへ入る(赤点灯)
「コントロール」を3秒長押し(青赤高速点滅)
対向機器も同じ操作をして5秒程度でペアリング完了
「コントロール」を2回短く押してペアリングモードを終了

■スマホペアリング
電源オフの状態で「コントロール」を7秒長押しして設定モードへ入る(赤点灯)
ボリュームの「-」を3秒長押し
LEDが赤青高速点滅すればペアリング相手待ち OK!

■ペアリングリセット
電源オフの状態で「コントロール」を7秒長押しして設定モードへ入る(赤点灯)
ボリュームの+と-を3秒長押しでリセット(青点灯)
「コントロール」を2回短く押してペアリングモードを終了

■外部入力端子の有効無効
「コントロール」を2回短く押す

■インカムモード、フォーンモード切替
「コントロール」を3秒長押し
※MidLand製品はモードを切り替えることでインカム接続かスマホ等との接続かを選択するようになっている。

■インカム通話開始、終了
「コントロール」を短く押す



音質チェック


まだ室内でのみのテストであることをご了承いただきたい。


スマホと接続して音楽を聴く



BT Proシリーズと同じ傾向だけど、低音がちょっと弱い。
高音はそこそこに出ているので女性ヴォーカルは聞き取りやすい。
最大音量は大きいので聞き取れないといことはないが、値段なりという印象だ。



インカム通話



BT Proシリーズとは通常のインカムとしてペアリングが可能なので、BT X2 Proと接続して試して確認。
BT Cityのマイクがいまひとつで、BT X2 Proで聞くと少し音が割れてしまう。
また、感度が高すぎるのでBT Proシリーズと1対1ならいいけどグループ通話にすると音量調整に困る。
逆に、BT X2 Proの声を聞く分にはスピーカー性能に問題はない。
極端に悪いわけではないけど、もう少しマイク性能は向上して欲しいところだ。

ここで本製品の一番の特徴とも言える、外部入力が併用できることを確認してみる。
まず付属のケーブルでスマホと接続。
インカムモード、フォーンモードにかかわらず外部入力が有効なことを確認。
※「コントロール」を2回短く押すことで外部入力を有効にしたり無効にできます。

次にインカム通話を開始すると、特につまずくこともなく通話と外部音声入力ができた。
有線で接続する手間はかかるけど、ナビ音声や音楽を聞きながらインカム通話ができるという点では非常に便利だ。



BT Proシリーズとの4台チェーン




接続方法はBT NEXT Proの記事をご参照いただきたい。

今回の目的はBT NEXT Proのパブリックモードで音楽を共有チェック。
BT Cityはブリッジ不可のため端に接続して確認してみた。
インカム通話に関してはちょっとノイズが多めだけど、B+com 4台と大差は無い程度。
スペック上、通話距離200mなので実際に走行するとおそらく100m程度が限界と思われる。
このあたりは実際に走行してテストするので、気長にお待ちいただきたい。


BT NEXT Proのパブリックモードで音楽を共有してみたところ、2つ離れて遠めの場所であるにもかかわらず、十分音楽を楽しめるくらいに聴くことができた。
やはりこのパブリックモード、面白い!!



BT Cityの評価


気軽に使えて安価。
それでいて有線外部入力とインカム通話が併用できるため、他の人とのツーリングでも活躍できる。
上位のBT Proシリーズよりスピーカーとマイクの性能が劣りFMラジオも無いので、MidLandで固める場合はBT X1 Proと迷うところ。

また、この価格帯はデイトナ イージートーク3という強力なライバルがいるのであわせて検討することになるだろう。
ソロなら音質の良さでイージートーク3、操作性の良さでBT cityという選び方になる。
タンデムもしくは2台なら、イージートーク3が圧倒的におすすめ。

値段なりで悪いわけではないけど、上位製品との価格差が小さいことと、イージートーク3が優秀なので微妙な製品だ。

10点満点評価
音楽の音質・・・・・・・・・3
インカム通話音質・・・・・・3
通話距離・・・・・・・・・・未検証
安定性・・・・・・・・・・・未検証
操作性・・・・・・・・・・・6
機能/拡張性・・・・・・・・4
取り付けやすさ・・・・・・・6
重さ・・・・・・・・・・・・8
コストパフォーマンス・・・・4
おすすめ度・・・・・・・3!


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最安ハイエンド デイトナ クールロボGT2のレビュー

デイトナ クールロボGT2
遅くなったけど2015年11月発売のデイトナ フラッグシップモデルのレビュー!
クールロボGT2は、通話と音楽の併用ができ、4台チェーン、FMラジオ、通話距離1500mと、他社のハイエンドと対等に渡り合える性能を持っている。
それでいて2.2万円と他社のミドルクラス並みの低価格な製品だ。
他社は高級感を出しているのに対し、カジュアルなブランドイメージで実際に低価格で攻めるデイトナ。

P1070486-5-5.jpg
公式の画像がおばちゃん、しかもガキ使のキスおばちゃん系という斬新な攻め方をするデイトナにすごく興味を持ち、試してみることにした次第だ。

残念ながらお金の都合でクールロボ GT2は1台しか購入できなかったので、同社のイージートーク3との接続でテストであることをご留意いただきたい。
走行テスト時にはもう一台買って本来の性能で試したいけどちょっと無理かも。


クールロボGTとGT2の違い


GTGT2tigai.jpg
最初わからなかったので調べてみた。
初期型クールロボGTはファームアップデートで機能面はGT2同等になるとのこと。
GT2へ型番を変更したのは、スピーカー性能を向上させて音質が良くなっているらしい。
あと、本体の見た目が少しだけ変わってシルバーのメタリックデザインが入っている。

なるほど、スピーカー変更のために律儀に型番を変えてきたのか。
この程度の変更であれば同一型番で済ませてしまう可能性もあるくらいなんだけど、まじめな会社だなぁと思った。

2017年2月時点でまだ旧バージョンのGTも売られているけど、価格はほぼ同じ。
せっかく最高レベルの高音質スピーカーへ変更されたので、GT2を購入することをおすすめする。



本体、付属品確認


DSC01368.jpg
付属品含め一式。
B+comと同じく本体からスピーカーやマイクを接続するタイプで、取り付けベースは本体の取り付けのみに利用する。
ベースは一つで両面テープでの張り付けと、金具をつけることでクリップ式となる、併用タイプ。

マイクはコネクターで接続されており、アームとワイヤーの両方が付属。
フルフェイスとジェットどちらにも取り付けが可能だ。

他はスピーカー位置調整用のスポンジと充電兼ファームアップデート用のMiniUSBケーブル、最近にしては珍しくAC-USBアダプターが付属している。
ACアダプタ無くして価格を下げた方がユーザーは喜ぶと思うけどいかがでしょうか、デイトナさん。


DSC01372-2.jpg
基本的な構造はイージートーク3に近く、ボリュームボタンが上下式になっている。
ボタン名称はちょっとわかりにくい。

・前方がFボタン FMラジオの操作や電源関連
・中央がCボタン インカム通話関連
・上下式は押すこともできてAボタン ボリューム調整やインカム通話関連
・後方上がMボタン スマホ等のデバイス関連

Mボタンは硬くストロークもクリック感もないため押しにくい。
他のボタンは操作感は悪くないが、冬用グローブではFとCの判別がつきにくい。
もう少しボタンデザインを工夫してほしいところだ。


DSC01373.jpg
後方にはMiniUSB(10pin)がある。
若干形が異なるけど、普通のMiniUSBで充電が可能だ。
MiniUSBである理由はおそらく、ステレオ出力とマイクを一つのポートで通信するために10pinとなっており、MicroUSBでは5pinしか確保できないためだと思われる。

イージートーク3はやや奥まったところにあり、普通のMiniUSBでは強く押し込む必要があるが、GT2は比較的浅いので特に気にしなくてOK

尚、充電しながらの利用はオプションの下記ケーブルが必要になる。
休憩中に充電しておけば十分なので、あまり必要性は高くないが、いざという時のために持っておくと便利そうだ、




DSC01413.jpg
後方のMiniUSBにスピーカーを取り付ける際はぐっと押し込もう。
防水キャップのような構造になっており、少しでも押し込み方ずれていたり足りなかったりすると、音楽が聞こえない事象が発生する。
防水もかねているので、ちゃんと押し込むよう注意しよう。



他機種との外見比較


DSC01152.jpg
見てくれはちょっと安っぽいかな。
MidLandが大幅にデザインを良くしてきたので、デイトナはデザイン面で少し取り残された感がある。
テープが貼られているのは複数台あって識別するためなのでお気になさらずに。



DSC01155.jpg
本体、ベース、ワイヤー式マイク込みで100gと軽量な部類になる。
ヘルメットはフルフェイスで1500g程度で、そこに100g~150gのインカムが取り付けられると、たかが50gの差でも違いを感じるものだ。
特に片側に取り付けるため違いを感じやすくなる。
ツーリングで一日被っても、SENA 20Sをつけたから明らかにしんどくなった。なんて事は無いけども、少しでも軽いに越したことは無い。

■BT NEXT Pro     111g
■BT X2 Pro、X1 Pro  109g
■SENA 20S       153g
■SB5X         102g
■GT2          100g
■イージートーク3    84g



DSC01377.jpg
ベースは最初から両面テープが取り付けられており、クリップで利用したい場合は金具をはめ込むようになっている。



DSC01382.jpg
本体を上からスライドさせて取り付け。
外す場合は上部のツメを押して上にスライドさせる。
着け外しとても簡単だ。



DSC01396-2.jpg
スピーカーはイージートーク3と互換性があり、入れ替えて利用が可能。
ちゃんとFMラジオも聴ける。
なのだけど・・・・。

上がGT2のもので下がイージートーク3のもの。
スピーカーの配線が異なり、GT2の左スピーカーケーブルがやたらと短い。
ちゃんと配線を考えないとヘルメットによっては短くて取り付けしにくそうだ。

ちなみに、マニュアルを見るとイージートーク3タイプの表記になっている。
購入したのは2016年11月なので最近のものはこのタイプが付属しているのだと思うけど、もし可能であればイージートーク3に付属していたタイプのもののほうが有難いな。



DSC01173.jpg
左がGT2、右がSB4Xのスピーカー。
スピーカーの直径はSB4Xよりわずかに小さく、厚みが少しある。
写真ではスポンジで少し大きく見えるけど、実際はわずかに小さい。
厚みに関しては特別分厚いわけではないので、特に問題になるほどではないだろう。



DSC01170.jpg
ワイヤーマイクも若干厚みがある。
ケーブルとの接続は専用のコネクターになっており、スピーカーとマイクではオスメスが逆になっているので間違えることは無い。



DSC01171.jpg
アームマイクはちょっと大きめ。
ジェット等で使うので邪魔にはならないだろうけど、もう少し小さくてもいいのでは?
取り付けは根元部分のフラップのような部分がマジックテープになっており、ヘルメットにもマジックテープを取り付けて固定するようになっている。


操作


基本的にイージートーク3の-ボタンをFボタンへ、+ボタンをCボタンに置き換えたものに近いので、イージートーク3から乗り換える人は慣れた操作だ。
ただ、無言時に通話を切るVOX等もろもろかなり調整できる項目が多いので、全部を覚えるのは大変。
細かな設定はマニュアルを見てもらうとして、出先で最低限必要な操作のみを抜粋する。

DSC01372-2.jpg

全体操作


■電源オン、オフ
FボタンとAボタンを同時2秒押し

■ボリューム操作
Aボタンを上下にする

■音声案内音量調整
FボタンとCボタンを押しながらAボタンを上下で調整

■リセット
電源オンの状態から・・・
FボタンとAボタンを同時に2秒長押しで電源オフにする(Aボタンは押したまま)
AボタンとCボタンを同時に5秒程度長押しするとLEDが5回赤点滅してリセット完了


インカム関連操作


■インカムペアリング
親機 : Aボタンを8秒長押しすると緑高速点滅
子機 : Mボタンを8秒長押しすると赤青高速点滅
10秒くらい放置するとペアリング完了。
※親機、子機という概念があり、親機はAボタン、子機はMボタンとなる。
 どっちがどっちでもOK
 
■インカム発信
Aボタンを押す
※1回押すと最後にペアリングした相手、2回押すと最後から2番目にペアリングした相手、3回押すと最後から3番目にペアリングした相手に発信する。

■グループ通話ペアリング
少し特殊なので解説。
グループ通話をするには各インカムにグループ番号を自身で割り当てる。
1、2、3、4をインカムそれぞれに割り当てた上で、それぞれを数珠繋ぎにペアリングする。
※グループ通話はクールロボGT/GT2のみ参加可能。
 イージートーク3やユニバーサルペアリングは参加不可。

①番号割り当て手順
CボタンとAボタンを同時8秒押しで緑点滅
Cボタンを押して番号を選択
Fボタンを押して番号決

これをグループ通話に参加するインカム全てで行う。

②チェーン方式でペアリング
1番インカム : Aボタンを8秒長押しすると青高速点滅
2番インカム : Mボタンを8秒長押しすると赤青高速点滅
10秒くらい放置するとペアリング完了。

次に
2番インカム : Aボタンを8秒長押しすると青高速点滅
3番インカム : Mボタンを8秒長押しすると赤青高速点滅
10秒くらい放置するとペアリング完了。

という流れで4番までペアリングをする。

■グループ通話発信
Cボタンを押すと自動的にグループ全体が接続

■ユニバーサルペアリング
GT2      : Aボタンを8秒長押しすると緑高速点滅
他社インカム  : HFPペアリングモードにする
10秒くらい放置するとペアリング完了。

■インカム通話、グループ通話切断
Aボタンを押す

■通話と音楽の併用
先にA2DP接続でスマホ等と接続した上で、インカム通話を開始する。


■VOX感度
スマホやインカムなど一切接続してない状態で
Aボタンを上または下に2秒で離す
感度は1~4とオフに設定可
※オフを強く推奨

各種デバイス関連操作


■A2DP/HFPペアリング
GT2      : Mボタンを8秒長押しすると赤青高速点滅にする
各種接続機器  : ペアリングモードにする
5秒ほど放置するとペアリング完了
※pinコードを求められた場合は 0000 を入力

■音楽操作
再生/停止 : Mボタンを2秒押す
曲送り : Aボタンを上にする
曲戻り : Aボタンを下にする
音量調整 : Aボタンを上下にする

■電話操作
自動着信、手動音声着信設定の切り替え : Aボタンを上に8秒で手動着信設定、下に8秒で自動着信設定
自動着信の動作 : 着信してから10秒で自動応答する。拒否する場合はMボタンを3秒押す。
手動音声着信の動作 : 着信してから「もしもし」と発話するか、Mボタンを押すと応答。16秒放置で拒否。

■リダイヤル
Mボタンを2回押すと最後に発信した相手にリダイヤル

■ボイスコントロール呼び出し
Mボタンを1回押して、siriやgoogleをマイクに向かって話して呼び出す

■ミュージックシェアリング
GT2同士でインカム通話を開始
音楽を聴いているインカムのMボタンを2秒押す

※A2DPの音楽をタンデム距離で共有
※インカム通話との併用は不可


FMラジオ関連


■FMラジオモード オン、オフ
Fボタンを2秒押す
※インカム通話との併用は不可

■手動、自動チャンネルスキャンモード切替
Cボタンを2回連続で押す

自動チャンネルスキャンモードで好きな周波数の時にFボタンを2回連続で押すとチャンネルが登録される。
その後、Cボタンを2回連続で押して手動モードにし、Aボタンを上下2秒でチャンネルを切り替える。

このチャンネル登録をしておかないと周波数を固定させることができず、ずっと切り替わってしまう。
登録が必須?なのかわからないが、この事についてマニュアルに書かれてなくてよくわからなかった。



ヘルメットへの取り付け


ベースのクリップは細くて取り付けが簡単だが、スピーカーケーブルが短いためショウエイ Z7への取り付けは少し不恰好になってしまった。
アライはネックパッドの隙間が大きいため難しくは無い。


アライ アストラルX


DSC01388.jpg
ベースはクリップ式を利用。
挟み込むだけでOKなので簡単。
ケーブル長が短いので、ネックパッドを外して隙間から耳元へダイレクトに配線した。
それでも結構きつきつ。
なんでイージートーク3と同じ長さのものにしないのだろうか。


DSC01392.jpg
スピーカーは若干大きめだけど問題は無い。
ちなみに僕は耳の部分に余裕がなくてすぐ痛くなるので、チークパッドは発泡スチロール部分を1cmくらい削っている。


DSC01394.jpg
マイクは口元のチークパッドに埋め込んでいる。
アライの場合はこのチークパッド内がベストポジションだと思う。


デイトナ クールロボGT2をアライ アストラルXへ取り付け
取り付け完了。
ちょっとケーブルが短い事が難点ではあるけど、すんなりと取り付けができた。
見た目は・・・うーんもう少しかっこいいといいね。


ショウエイ Z7


DSC01399.jpg
Z7はネックパッドに隙間がなくすごく折れ曲がるので、前方の顎近くを回りこませる必要があるのだけど、GT2のケーブルでは長さが足りない。
ここを通すといつか断線すると思う。



DSC01404.jpg
仕方ないのでネックパッド後方から回り込ませることにした。
長さはOKだけどやっぱり見栄えが良くない。
引っかかってケーブルに負担もかかりそうだしなぁ。
Z7のウイークポイントの一つだ。



DSC01136.jpg
スピーカーは初めてZ-7の窪みにジャストフィット!
専用品かと思うくらいに綺麗に収まってくれる。



デイトナ クールロボGT2 ショウエイZ7へ取り付け
とりあえず設置まで完了。
ベースはクリップタイプで簡単に取り付けOK



室内で音質チェック!


配線方法は異なるもののスピーカーやマイクはイージートーク3と同じなので、概ね同じ結果で非常に音質は良い。
毎度のごとくまだ走行できてないので、自宅内でのテストになることをご留意いただきたい。
それではそれぞれをチェックしていこう。

イージートーク3は実際に走行テストし動画もアップているので、あわせて確認していただきたい。

スマホと接続して音楽を聴く


DSC01415.jpg
音質はかなり良い。
他社のオプションスピーカー同等というレベル。
低音から高音まで偏りのないバランスの良い音で癖がない。
標準付属スピーカーでかつこの価格といことを考えれば、コストパフォーマンスは抜群だ。


インカム通話


DSC01195-2.jpg
GT2は1台しか購入していないので、今回は同社のイージートーク3と接続してテストする。
GT2とイージートーク3は通常の1対1 インカム接続が可能で、それぞれが音楽を併用できることを確認している。
※ユニバーサルとHFPでの接続ではなく、インカム同士のペアリングが可能という意味。

音質はそこそこ良い。
最大音量も十分。
少しだけ気になる点は、人の声が少し割れ気味なこと。
スピーカーは音楽を聴けば非常に良いので、マイクの問題と思われる。
安定性は少なくとも手元で確認した限りは切断されることはなく、ノイズもほとんど入らない。

また、遅延時間も短めで0.1秒程度。
MidLandのBT Proシリーズほどではないけど、SENA 10S/20S、B+com SB4X/SB5Xより高速。
十分評価に値するレベルだと思う。



インカム通話+スマホ音楽


目玉機能の通話と音楽併用機能。
先にスマホ等、A2DP接続をしてからインカム通話を開始するとすんなりと両方が同時に聞こえ、音質も全く問題ない。
インカム通話を開始すると音楽の音量が50%程度にダウンする仕組みになっている。
バックグラウンドで流すから音量は小さめにね!ということだろう。



GT2以外とグループ通話はできる?


試した構成は以下の通り。


■構成
イージートーク3 ⇔ GT2 ⇔ イージートーク3


GT2をグループ番号2に設定し、イージートーク3はグループ番号は設定不可。
擬似的にイージートーク3を1と3に見立てて、左から1、2、3という接続方法をしてみた。

結果・・・・残念!
GT2はどっちか1台としか接続ができない結果となった。
GT2が2台あれば状況は変わる可能性は無きにしも非ずだけど、まぁ無理だろうね。

また、上記のグループ番号割り当てができないことが原因か、GT2のグループ通話にはユニバーサル接続のインカムを混ぜることも不可。
この辺りについては後日、ユニバーサル接続検証記事に追記していきたい。

グループ通話をするにはGTシリーズ(GT2/GT1)のみで構成する必要があるってことかぁ。
イージートーク3を混ぜてグループ通話さえできれば、GT2をブリッジ機にしてイージートーク3を2台端に接続して超安価に4台接続&音楽の併用が実現したのになぁ。


FMラジオ


Fボタン2秒押しでFMラジオモードに入る。
自動チャンネルスキャンが開始され、順番にチャンネルが切り替わっていくので、好きな周波数のところでFボタンを2回連続で押すとチャンネルが登録される。
一通り必要なチャンネルを登録したら、Cボタン2回連続押しで手動モードにし、Aボタン上下2秒でチャンネルを切り替えてFMラジオを聴く。
という流れになっている。

チューナー感度については室内で確認する限り問題なし。
他社でバイクに乗りながら試して問題があったことは無いので、GT2もそれなりに快適に使えるだろう。


VOXは不要 常時オフで良い


VOX機能とは、一定時間会話がなければ切断し、声を発すると自動的に接続に行くというもの。
感度の設定が難しく、シールドを閉じる音やくしゃみ等でもインカム接続に行ってしまい、非常に邪魔なのでオフにすることを推奨する。
特にソロの場合は間違ってVOXを有効にしていると、頻繁にインカム接続に行き、その間は音楽等が聞えなくなる。
他メーカーにも搭載されているが、どのメーカーのインカムでも使い勝手が悪く、必要と感じない。
常時接続にしておくか、必要な時だけ手動で呼び出すので十分だろう。



クールロボ GT2の評価


DSC01402.jpg
スピーカー音質はイージートーク3同様に最高レベルで、インカム通話の遅延が非常に少なく、FMラジオも快適に聴ける。
音楽併用時の動作も快適かつ操作は簡単。
1台あたり2.2万円程度とハイエンドの中ではずば抜けて安いし、他社のミドルクラスよりも安価なので、GT2のみで構成してもコスト面では安くあがる。

その点においては素晴らしいのだけど、やはり既に同社の下位モデル イージートーク3や他社を持っている人がいる場合、GT2のグループ通話に入れない点が惜しい。
少なくとも、イージートーク3くらいは参加できるようにファームアップでがんばってほしいものだ。

毎度のことながら申し訳ないけど、実走テストについては気長にお待ちいただきたい。

クールロボGT2はこんな人におすすめ


・ツーリングメンバー全員がオーディオマルチが欲しいけど、できるだけ安く済ませたい!
・ソロでFMと音楽を高音質で楽しみたい!


と考えている方は、是非検討してみてはいかがだろうか。

10点満点評価
音楽の音質・・・・・・・・・7
インカム通話音質・・・・・・6
通話距離・・・・・・・・・・未検証
安定性・・・・・・・・・・・未検証
操作性・・・・・・・・・・・4
機能/拡張性・・・・・・・・6
取り付けやすさ・・・・・・・6
重さ・・・・・・・・・・・・8
コストパフォーマンス・・・・10
おすすめ度・・・・・・・7!


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Excelvan EJEAS-TTS 中華インカムもデュアルチップの時代へ

EJEAS-TTSの箱
2016年9月頃にアメリカや中国で発売された中国製デュアルチップインカム EJEAS-TTS
ブランドはExcelvan
通話と音楽の併用に対応し、4台接続が可能な中国製ではハイエンドにあたる製品。
インカムは同一メーカーで揃えたほうが安定性が高いので、いまさらEJEAS-TTSをツーリングメンバー全員で揃えなおすなんて事はまず無いのだけど、ふと中国製はどこまで進化したのか気になるから購入してみた次第だ。
自分でもそれだけの理由で片っ端から散在するなんて、バカだなぁと思う。



この記事を見ているあなたも好き者だねぇ。



※2017/11/1 TTSはV4、V6などのEJEAS製品と自社ペアリングが可能であると記載していましたが、V6とは不可能であることが判明しました。
V4とは自社ペアリングが可能です。
他製品についてはコメント欄より情報をいただいていますのでご参照ください。

中国製品の概要


中国ブランドはLEXINが一番、次にBearidge、その次がExcelvanという感じのようだが、これらはメーカーではなく販売店独自のブランド名。

実際のところはいくつかのメーカーが製造しているのだけど、調べてもなかなか情報が出てこない。
意地になって調べるとようやくメーカーサイトを発見。

シンセンEJEASテクノロジー株式会社
TTSメーカーサイト
バイクやスポーツの審判?とか、Bluetoothインカムを主に手掛けているようだ。
残念ながらファームアップデートの情報はなかったが、本製品はUSB接続ができるので今後に期待したい。
しかし、リンク切れになっているページが多い。
世界中でそこそこ売れているのだから、もう少しやる気を出しても良いのではないだろうか。
尚、同社が手掛ける製品で日本でもよく販売されている製品は以下の通り。

・ V4(4riders)
・ V5
・ V6(6riders)
・ V8(Vetphone V8)
・ E6(EJEAS-E6)
・ TTS(EJEAS-TTS)

前置きが長くなったけど、EJEAS-TTSを見ていこう。

EJEAS-TTSの特徴



■インカム通話と音楽(A2DP/HFP)を両立
なんとインカム通話、音楽、FMの3つ同時が可能という優れもの。
通話しながら、ナビの音声案内をA2DPで聴きながら、FMを聴く。なんてことができる。
Bluetooth4.1対応。

■4台チェーン接続可

■ユニバーサルインターコム対応

■FMラジオ搭載
ワイドFM対応

■通話距離1500m
Amazonには2700mとか書かれてるけど販売店が独自に適当に書いたものと思われる。
メーカー公式には1500mと記載あり。

■防水IPX6

■安い!
海外の通販サイトを見ると1台1.8万円前後で販売されているのに、なぜか日本AmazonではExcelvanから10000円前後で販売されている。

いろいろ突っ込めそうなところはあるけど、スペックは相当すごい。



本体、付属品チェック


EJEAS-TTSの付属品
本体、アームマイク、ワイヤーマイク、スピーカー、クリップ式マウント、貼り付け式マウント、説明書、ポーチ。
マイクとスピーカーは3.5mm 4極プラグで本体に接続する。
汎用ヘッドセットも利用できそうな感じだ。
中国製にしては珍しく、アームとワイヤーの両方のマイクが付属している。
だいたいアーム式のみなので、フルフェイス利用者には嬉しいところ。



DSC01306.jpg
マニュアルはグローバル製品らしく英語、中国語、日本語等、一通りの言語で記載されている。
日本語も若干怪しいところはあるけど、十分内容は理解できるレベルだ。



DSC01297.jpg
本体の見た目はちょっと残念。
もう少しかっこよくできなかったのだろうか。
操作性は悪くは無い。
側面のボタン3つと上部にボリューム等3つ。
側面ボタンは押しやすく、上部ボタンはやや硬くて押しにくいけど不便というほどではない。
ただもう少しボタンが大きく離れていればいいのになぁと思う。



DSC01301.jpg
後方には上から充電用MicroUSB、AUX入力 2.5mm、スピーカー&マイク3.5mm 4pinの3つのポートがある。
なんで充電用USBポートを上面に持ってきたかなぁ。
ステレオポートも後方の縦になってるし、カバーが閉まりきってなかったりするとすぐ浸水しそう。
こういったポートはインカム後方の斜め下がベストのはず。
この設計にした理由がわからないんだけど、中国製に理由を求めるのが間違いか?

ただ、このキャップの閉め具合は良好で、だいたいの位置にあわせて押し込むときちっと閉まってくれる。


DSC01311.jpg
付属スピーカーのコネクタはちゃんと防水仕様になっており、接続するとしっかりと水を止めてくれるようになっている。
2.5mm AUX入力ポートはケーブルを接続していると浸水するかもしれないので、雨天時は利用しないほうがいいかもしれない。



DSC01304.jpg
本体との接続は4pin 3.5mmタイプなので、一般的なヘッドセットが流用できなくもなさそう。
ただ、ヘルメットに仕込めるようなヘッドセットは見たことが無いので、本製品付属のものを利用する以外は、4riders等同じような形式のものを使う程度しか選択肢は無い。



DSC01327.jpg
マイクはワイヤータイプとアームタイプの2種類。
コネクターで付け替えが可能になっている。
スポンジがかなり大きく、中身のマイクも少し厚みがある。



DSC01321.jpg
スピーカーはやや厚みがあり、直径はやや変則的な形をしていてちょっとだけ大きめだけど、ヘルメットへの設置にはそれほど困らないレベル。


操作性


操作性はまずまず。
ボタンが少し小さく押しにくいことを除けば、動作は比較的軽快でさくさく操作できる。
長押し操作も時間が短めに設定されているのでストレスは少ない。
細かな操作方法は省くが、マニュアルの日本語がそこそこまともだし、複雑な操作も少ないのでメジャーメーカーのインカムに近い感覚でOKだ。

それと、若干何言ってるのかわからない事があるけど英語アナウンスもある。
やっぱりアナウンスがあるだけでも全然違ってくるので、これはとても助かる。



ヘルメットへの取り付け


中国製インカムEJEAS-TTSをアライ アストラルXへ取り付け
マウントはとても軽量かつ簡単に取り付けが可能。
特にクリップタイプは取り付けしやすく軽量なのに、そこそこがっちりついてくれる。
取ってをつけてクリップのように開いてヘルメットの隙間に取り付けた後、取ってを外して本体を上からスライドさせてつける。
というようなイメージなんだけど、取って部分は無くてもクリップを開くことができる。



DSC01320.jpg
取ってを外して本体を上からスライドさせてカチっとなったらOK



DSC01323.jpg
貼り付けタイプはちょっと座面が狭いかな?
いくら強力な両面テープでも外れてしまいそうで怖い。



アライ アストラルXに取り付け


中国製インカムをアライ アストラルXに取り付け
クリップタイプで取り付けてみた。
底が浮くことも無くさくっと取り付けが可能。
ケーブル長も十分なので特に不安なく取り付けができた。
取り付けベースは非常に扱いやすく優秀だけど、やっぱりインカム本体はもう少しデザインをがんばってほしいところ。



音質確認



インカムペアリングはどれと可能か?


EJEAS-TTSをインカムと接続
基本的にEJEAS製品であれば全て自社ペアリングが可能なようだ。
手元にはV4とV6しかないが、それぞれ自社ペアリングをしてブリッジ接続ができることを確認した。
さらにコメント欄よりセンニンさんからE6やV8との接続情報もいただいたので、参照していただきたい。

また、ユニバーサルインターコムもサポートしているので、SENAやB+comとも接続は可能だ。
ただし、組み合わせによっては接続できなかったり、片方の声が届かない等、正常に動作しない場合もあるので、こちらもコメント欄を参照してほしい。



スマホで音楽を聴く


音質はなかなか良い。
低音から高音までバランスの良い音。
4riders、6ridersより明らかに良く、SENAよりも上、B+comと同等といったところ。
最大音量もかなり大きく、音割れすることなく聞けるので高速でも十分聞けるレベル。

1時間ほど流し続けてみたけど、特にノイズが入るようなこともなく安定していた。
音楽とFMラジオを聴くことに関してはメジャーメーカーにも劣らない性能だ。



FMラジオを聴く


スピーカーが良いので音質はもちろん良い。
FMラジオのチューナー感度も良く、Dio110でぶらっと走った限りは快適に聞くことができた。
ワイドFMにも対応しているのでAM放送を聞くこともできる。



インカム通話


SB4Xとユニバーサルインターコム、6riders、4ridersとは自社ペアリングをして一通りテストしてみたが、いたって普通に通話できるレベル。
マイクの音質もそこそこ良くて通話も快適。

他社との接続についてはある程度仕方ないところはあるが、機種によっての接続はマイク音声が聞えなかったり、音量調整ができなかったりといろいろとあるので注意が必要。
ユニバーサルインターコムについてはメジャーメーカーと比べるとやや安定性に欠ける。
詳細はコメント欄を参照していただきたい。

ノイズリダクションがどれくらい効いてくれるかは走行しないとわからないけど、4riders、6ridersよりは良さそうな感じ。
走行しながらのチェックは気長にお待ちいただきたい。

で、ここで一つ不具合。
インカム通話(ユニバーサルインターコム接続)を終了させるとなんと本体の電源が落ちてしまう。
通常のインカム通話だったらどうなるのかはわからない。
公式サイトにはファームアップについて記載はあるもののまだアップされてないので、今後のアップデートに期待したい。


通話と音楽の併用


EJEAS-TTSをスマホと接続
さて、本製品の目玉機能、インカム通話とオーディオ同時を試してみた。
構成は、EJEAS-TTSをユニバーサル接続にし、6ridersをHFPで接続。
スマホとペアリングをして音楽を流すという形だ。

結果・・・・・
なんと、インカム通話、スマホの音楽、FMを同時起動するとなんと全部聴ける!
最高性能を誇るSENA 20Sでもインカムと音楽 or FM の排他だったのに本製品はなんと全部だ。
全部同時に必要か?と言われると微妙なんだけど、できるにこしたことはない。

用途としては、インカム通話しながらナビ等から案内音声を聞き、FMラジオを聴くという感じか。
こりゃあなかなかすごいぞ。
音質や安定性も単体で試した場合と変わりなくいたって快適だった。



ここまでの評価


相変わらずソロ走行で試しただけで、誰かとインカム通話しながらの走行テストがなかなかできなくて申し訳ないのだけど、現時点での評価をする。

■いいところ
基本性能が非常に高く、動作も快適。
インカム、A2DP/HFP、FMの3つが同時に使える。
高級機にも劣らない音質の良さ。
4台チェーン接続が可能。(試せてないけど)
ユニバーサルインターコムが可能。
英語のアナウンスがあるのでなんとなくわかる。
めちゃくちゃ安い。


■いまいちなところ
ユニバーサルインターコム切断時に電源が落ちるバグがあること。
見た目がかっこ悪い。
上を向いていてキャップ閉め不十分による浸水が怖いUSBポート。


ソロ主体で時々ペアで走る人に適したインカム


1.5万円でこの性能ならなかなか良い線をいっている。
中国製にしては高いが中国製にしてはかなり高性能で、何気にコストパフォーマンスは高い。
電源が落ちるバグがどこまで発生するかわからないが、動作が非常に快適で素性は良さそうなのでチェーン接続もそれなりに期待できそう。
同社製品の下位モデルと組み合わせることで安価に4台接続が可能な点は大きな利点だ。
ただ4riders、6ridersはノイズリダクションがほとんどきかず、エンジン音を拾って高速は厳しいので、できればTTSでそろえたいところ。
V8や新型ローエンドのE6は持ってないのでわからないが、ノイズリダクションがちゃんと動作しているならそれらとの組み合わせも良いだろう。


安価なモデルでは、
・何でもいいから最低価格なら6riders
・飛距離が短く2人でいいなら高音質+音楽併用が可能なデイトナ イージートーク3
という2つの選択肢が有力。
そこに本製品は以下のような使い方をしたい人にとって選択肢の一つになりうるのではないかと思う。

・普段はソロで思う存分、FMラジオと音楽やナビ音声を高音質を楽みたい。
・たまにペアツーリングする際はユニバーサルインターコムでインカム通話とFMラジオや音楽を併用したい。


10点満点評価
音楽の音質・・・・・・・・・6
インカム通話音質・・・・・・6
通話距離・・・・・・・・・・未検証
安定性・・・・・・・・・・・未検証
操作性・・・・・・・・・・・5
機能/拡張性・・・・・・・・7
取り付けやすさ・・・・・・・6
重さ・・・・・・・・・・・・6
コストパフォーマンス・・・・7
おすすめ度・・・・・・・7!


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MidLand BT NEXT Proのレビュー 初のグループ音楽共有機能搭載で2強を猛追!

  •  投稿日:2017-01-08
  •  カテゴリ:MidLand
BT NEXT Pro ショウエイZ7へ取り付け
MidLand BT Proシリーズのハイエンド、BT NEXT Proを購入したのでいろいろ試してみた。
性能の割りに価格が安い。ということ以外に特徴はない。

と思っていたら、僕の希望を適える素晴らしい機能を搭載していてびっくり!
インカム単体では不可能だろうと思っていたので、発見したときは本当におどろいた。

もったいぶっても仕方ないので先に書いておこう。

インカム通話と音楽/ナビ案内を併用している時、聴いている音楽/ナビ案内をインカム通話に乗せてグループ全体で共有することができる。
※自分だけって事ももちろん可能

B+comのオプション Stationとメディアサーバーではできていたけど、インカム単体でチェーン接続時にできるというのは初だと思う。
インカム通話に乗せるので少し音質は下がるものの十分聞けるレベル。
音楽の共有は嗜好の合う人でないといけないけど、ナビ音声の共有は先頭を入れ替わりながら走ったりルートについての話題が増えたりととても楽しいのだ。

詳細は後で記載するので早速みていこう。


BT Proシリーズの概要



前モデル BT○○ は中国製品かのような見た目でかなり損をしていたが、新製品ではデザインがだいぶよくなった。
オーソドックスな3クラスで構成されており、用途によって選ぶことができる。

■ハイエンド BT-NEXT-Pro
デュアルチップによってインカム通話と音楽を両立 & グループ内で音楽共有可
チェーン接続4台 + タンデム距離4台の合計8台
通話距離1600m
FMラジオ有り
スマホアプリ BT TALK と連携して距離人数無制限
インカム通話 20時間
外部音声入力
3万円程度

■ミドルクラス BT-X2-Pro
4台チェーン接続が可能
通話距離1000m
FMラジオ有り
スマホアプリ BT TALK と連携して距離人数無制限
インカム通話 20時間
外部音声入力
2万円程度

■ローエンド BT-X1-Pro
2台接続まで
通話距離300m
FMラジオ有り
スマホアプリ BT TALK と連携して距離人数無制限
インカム通話 20時間
外部音声入力
1.5万円程度

■ローエンド BT city
2台接続まで
通話距離200m
インカム通話 8時間
外部音声入力
1.1万円程度
※BT Proシリーズではなく、前モデルのBTシリーズ最下位モデル

今回、それぞれ1台ずつ合計4台を購入して接続テストをしてみる。


機能の紹介、比較は以下記事もご参照ください。



本体、付属品確認


DSC01204.jpg
箱を開けた瞬間目を引くのは、立派なキャリングポーチだ。
最近中国製のウェアラブルカメラなんかでもキャンリグポーチがついているものがあり、値段も1000円前後で売られているのでコストはさほどかかってないのだろう。
専用の梱包材と大して金額は変わらないのかな?


BT NEXT Proの付属品
BT ProシリーズはSENAと同じくクレードル式を採用している。
マイクやスピーカーはクレードルから出ているケーブルに接続するタイプ。
ケーブルは細くて柔らかく滑りの良い素材で覆われているので、扱いやすく高級感もある。
マイクはアーム式とケーブル式の両方が付属。
ヘルメットへの取り付けは両面テープとクリップの2タイプ。
充電用のUSBポートを使ってステレオ入力も可能だが、別途オプションで購入しなければならないらしい。
キャリングポーチのかわりに変換ケーブルを付属しておいてほしかったな。


MidLand BT NEXT Proのスピーカーを確認
スピーカーユニットの直径はかなり小さく厚みは普通。
小型ではあるけど、覆っているスポンジが無駄に大きいく、見た目が中国製品を彷彿とさせる。
気に入らなければスポンジを外すことはできるのでまぁいいか。



DSC01206.jpg
X1、X2には日本語、英語、中国語等、グローバルモデルの分厚いマニュアルが付属していたけど、NEXTは日本語のみの薄いマニュアルになっていた。
他はクイックマニュアル、クレードルとの取り付け時の注意書き、マニュアルアップデートの案内の計4つ。


見た目はまぁまぁかっこいい


MidLand BT NEXT ProとSENA20S、SB5Xの外見比較
本体はSENA20Sよりわずかに小さく、SB5Xより少し大きい。
X1やX2とはアンテナの分だけ大きくなっているけどほとんど差は無い。
BT Cityの小ささは群を抜いている。



MidLand BT NEXT Proのアンテナは折れにくそう
アンテナはSB5XやSENA 20Sはプラスチックで折れそうで怖いけど、本製品はゴムなので安心だ。



BT NEXT Proの重さ
クレードル、ワイヤーマイク、スピーカーを含めた一式の重さは111gで普通の部類。


■BT NEXT Pro     111g
■BT X2 Pro、X1 Pro  109g
■SENA 20S       153g
■SB5X         102g
■GT2          100g
■イージートーク3    84g




MidLand BT NEXT Proの外見
ボタンは全て側面にある。
左からフォワード、ミドル、バックワードという名称の3つが主要ボタンで主にインカム通話やFMラジオの操作等を行い、右上にある小さなボタン二つは音量や設定の時に少し使うようになっている。

主要ボタンは非常に大きくグローブをしていてもわかりやすいが、硬いしストロークが浅くクリック感が小さい。
その上、長押し操作が多く押している時間も長いので押している間に「本当に今押しているの?」と不安になってしまう。
操作性はまずまずといったところだ。



MidLand BT NEXT ProのUSBポート
本体右下にMicroUSBのポートから充電が可能。
ただ、よく売られているケーブルでは奥行きが足りないので付属のものか、ちょっと奥行きのあるケーブルを選ぶ必要がある。
また、このポートはステレオミニへの変換ケーブルを使うことでスマホやMP3プレーヤーから外部入力ができる。
インカム通話と外部音声入力の両立は可能だとマニュアルには記載があるが、変換ケーブルを持ってないので試せていない。
Gセンサー搭載でブレーキをかけてGがかかると後部のLEDが点灯する仕組みらしいが、まだ試していないので効果の程はよくわからない。
たぶん、いらないと思うw



DSC00933.jpg
クレードルへの取り付け取り外しは、わざわざ別途注意書きが入っている。
実際、ぱっと見ではよくわからず、ちょっと間違うと壊れそうな気配がする。
SENAが外しやすいのに比べるとちょっと難あり。



MidLand BT NEXT Proの本体裏側端子
本体裏の下の部分が端子で、これが何かちょっとひっかかっただけで折れてしまいそうな貧弱な感じなのがわかるだろうか。



MidLand BT NEXT Proのクレードル
クレードルはこのような形になっている。
今は両面テープ貼り付け用のプレートを取り付けている。



MidLand BT NEXT Proのクレードルのネジ
中央のネジ二本を外して、逆側からネジ二本でクリップタイプに付け替えが可能。



MidLand BT NEXT Proのクレードル取り付け方法
この隙間にヘルメットのシェル部分を挟み込むようになるが、ヘルメットによっては隙間がなくて取り付けできない場合もある。
僕はクリップタイプの方が好きだけど、両面テープは3Mの強力なやつがついているので、無理せず両面テープでも良いと思う。



MidLand BT NEXT Proとクレードルの接続方法
ドッキングは上からスライドさせるようにしてはめこむ。
つけるのも外すのも構造がわかれば簡単だけど、やはり本体にある貧弱なピンがむき出しになっているのはいただけない。
もしピンが折れたりしたら本体がだめになるので、せめてクレードルと本体の構造が逆だったら良かったと思う。



目玉機能 BT Talk


BTT1.jpg
距離、人数無制限と目玉にしているBT Talkについて。
実際にはスマホの通話アプリなので、革新的な機能でもなんでもないというのが本当のところ。
ここでは概要だけを説明するので、詳細は以下のBT Talkの記事を参照していただきたい。


BT Talkの概要


MidLand専用の通話アプリを使って、スマホと接続することで世界中の誰とでも会話できるよ!というもの。
じゃあLine使えばいいじゃん。ってところだけど、BT Talkにはバイク向けとして以下の仕組みが導入されている。


①BTTボタンを使うことで必要なときだけ音声発信ができるようになる。
※無線と同じで片方向通信となるため、誰かが話している間は他の人は聞き専となる。

②スマホの電波が入らなくなる等で切断されても自動再接続する。


BTT3.png
BTTボタンだがBT Talkを使うにあたって必須のオプションで7000円程度する。
BT Talkをインストールするとわかるが、通話をする時はボタンを押してないとダメという仕組みだ。

これは使えるのか?と疑問符がつくのでメリットデメリットをあげてみた。

メリット


スマホの電波が入れば世界中どこでも通話ができる。
人数がほぼ無制限。
BTTボタンで話したいときだけ話して、あとは自分の世界でいられる。

デメリット


電波が入らない山奥に行くと使えない。
片方向通話なのでみんなでわいわいが難しい。
インカム通話に比べるとかなり遅延が発生する。
スマホのバッテリーを結構使う。


想定される利用シーン


朝、自宅を出発する時にBT Talkでグループ通話を開始して各自と接続される。
集合場所まで通話しながら走る。「渋滞はまって遅れそう~」「近く着たけど場所わからん!」などなど。
到着したらペアリングをしてインカム通話に切り替える。
※4人以上の場合はとりあえずBT Talkを使っておいて、電波の入らない場所にきたら複数のグループにわかれてインカム通話に切り替える。


個人的には、BTTボタン無しで常時双方向通話という設定が用意されていてもいいのではないかな?と思う。
というのも、わざわざオプションで7000円も出してBTTボタンを購入する人が少ないだろうから普及を妨げる要因になりそうということと、インカム通話に慣れている人は離れた場所でも双方向通話でいいんじゃないかなと。
Line等の一般的な通話アプリと比較して、利点をあげるなら切断時の自動再接続くらい。

以上のことから現状の仕様では、BT Talkは使い勝手が悪く、利用価値が少ないと判断している。


操作、機能紹介


本製品はスマホアプリとPCからも設定が可能だ。
本体とスマホでは全ての設定ができないので、細かな調整はPCからすることになる。

インカム本体操作


簡単に必要最低限の操作方法を記載する。
B+comやSENAとは異なり、インカムモード、電話モードというように利用シーンにあわせてモードを切り替えるようになっているので、最初は少し慣れが必要かもしれない。
起動するとかっこいい起動音が流れるし、それぞれのモードでは日本語で音声案内が入るので迷う事は無いだろう。
初期ファームではガイダンス音声が素人的なものだったが、2017/04/08のベータ版からまともな音声に変更された。
ただし、X1、X2に比べてシステム音等がやたら大きく音が割れているので、正式版までに改善をサポートへ要望している。



DSC01226.jpg

基本操作とペアリング操作


VOXモードやAGC機能(音量自動調整)の設定等いろいろあるけど、とりあえず最低限利用する操作方法のみを記載。

■電源オン
ミドルを3秒長押し

■電源オフ
ミドルとリアを3秒長押し

■インカムペアリング
電源オフの状態でミドルボタンを7秒長押しして設定モードへ入る(赤点灯)
フォワード、ミドル、バックワードいずれかのボタンを3秒長押し(青赤高速点滅)
※X1はミドルのみ
対向機器も同じ操作をして5秒程度でペアリング完了
ミドルを2回短く押してペアリングモードを終了

■ユニバーサルペアリング
電源オフの状態でミドルボタンを7秒長押しして設定モードへ入る(赤青ゆっくり点滅)
フォワードを7秒長押し
LEDが赤青ゆっくり点滅すればペアリング相手待ち OK!
※ユニバーサルペアリングはフォワードボタンの1台のみペアリング可
ペアリング完了後、ミドルを2回短く押してペアリングモードを終了

■スマホ等とのペアリング
電源オフの状態でミドルボタンを7秒長押しして設定モードへ入る(赤点灯)
ボリュームの + または - を3秒長押し
※+ と - それぞれ1台ずつペアリング可
※+ と - どちらもA2DP、HFPでペアリング可
※通話と音楽の併用は - でペアリングした機器のみ利用可
LEDが赤青高速点滅すればペアリング相手待ち OK!
ペアリング完了後、ミドルを2回短く押してペアリングモードを終了

■ペアリングリセット
電源オフの状態でミドルボタンを7秒長押しして設定モードへ入る(赤点灯)
ボリュームの + と - を3秒長押しでリセット(青点灯)
ミドルを2回短く押してペアリングモードを終了

■AGCオン、オフ(自動音量調整)
電源の入った状態で + と - を3秒同時長押しでオン、オフを切替

ここからは通常利用の操作


■インカムモード、FMモード切替
ミドルを3秒長押し

■インカムモード(1対1)、グループモード(4台まで)切り替え
インカムモードの状態でフォワードを7秒長押し

■パブリックモード、プライベートモード切り替え
- ボタンを3秒長押し

■インカム通話開始、終了
接続で設定したボタンを短く押す

■ユニバーサル通話開始
フォワードを3秒長押し

■FM選局
フォワード又はリアを押す
※ラジオとインカム通話の併用は不可


PCからの設定


公式サイトから「BT UPDATER PRO」をダウンロードしてインストール。
MidLand公式 サポートページ

「BT UPDATER PRO」を起動してインカムをUSBで接続すると認識される。
尚、僕のPC(win7 64bit)だけかもしれないが、「BT UPDATER PRO」を起動してインカムを接続すると1/2くらいの確率でOSが完全停止してしまう。
このせいで本記事を2回書き直している。
winXP以降はそんな事はほとんど無く油断してたけど、やっぱり定期的な保存って大事だね。

では、それぞれの機能を紹介。
全て試したわけではないので間違っているかもしれないが、参考にしてほしい。

BTNEXTPro_PC設定画面

■VOX
マイクが音声を拾った時にだけインカム/電話と通信を開始し、一定時間無音になると切断する機能。
SENAにも同様の機能があり、最初の一声を拾って1秒くらいしてから接続されるため、会話の頭が切れてしまいとても不便に感じた。
くしゃみを感知して接続されてしまったりするため使い勝手が悪く、基本はオフでいいと思う。

■AGCコントロール(自動音量調整)
インカム本体で感知した騒音にあわせてボリュームを自動調整する。
後にも記載するが、感度が良すぎ、リニアに反応しすぎ、調整幅が広すぎて使い勝手が悪い。
音量はデフォルトで「中」となっているので、まだ試してないけど「最小」ならいいかもしれない。
インカム本体とスマホアプリからはオン/オフしかできないので、とりあえず「最小」にしておいて、試してだめなら「オフ」にするといいだろう。

■短縮ダイヤル
スマホから特定の電話番号に電話をかける設定

■バックラウンドモード
インカム通話中に音楽を聴くか聴かないかの設定
全体共有のパブリックモードか、自分だけのプライベートモードかはPCから設定不可。
スマホか本体で設定する。

■デバイス音量
インカム全体のベース音量設定

■通話中の外部入力端子
インカム通話と有線外部入力を併用するか否かの設定

■A2DP割込み許可
インカム通話中に接続機器のA2DP音声を拾うとインカム通話を中断してA2DPに切り替わり、一定時間無音になるとインカム通話に戻る設定。
A2DPでナビ音声を発する場合に併用するための設定だが、BT NEXT Proはそもそも併用が可能なので、X1/X2向けの設定と思われる。

■マイク感度
マイクの感度(音量)の設定

■ストップライト設定
ブレーキのGセンサーで感知してLEDを点灯して後続に知らせる機能

■FMラジオ
周波数をあらかじめプリセットできる

RDSは不明だが日本ではオフにするよう指示がある。
Japan76-108Mhzは はい にしておくとAM放送をFMで聴ける ワイドFM対応になる。

■ユピテルナビを使用する
ユピテル向けの設定らしい


その他にペアリング情報のリセットとファームの更新が可能だ。
ファームについては2017年3月時点ではまだ更新されていないので試した事はない。


スマホからの設定



GooglePlayから「BT SET」をインストールすると利用できるようになる。
「BT SET」だけで検索すると出てこないので、「MidLand BT SET」で検索しよう。
尚、2017年3月時点ではiPhone版は無い様子。

接続方法簡単で、インカムとスマホをペアリングして、「BT SET」を起動するとペアリングされたインカムがリストで見れるので、選択するだけでOK

BTNEXTPro_BTSETの設定画面

PC版より少し設定が省かれているのだけど、バックグラウンド機能だけは、全体で共有するパブリックモードと自分だけが聞くプライベートモードが選択できる。
もちろん本体からも設定は可能だ。


ヘルメットへの取り付け


各ヘルメットにクリップタイプで取り付けてみた。

ショウエイ Z-7


BT NEXT Pro ショウエイZ7取り付け
SENA同様にヘルメットの淵の下にはみ出すけど、Z7はちょうど取り付け部分がえぐれているのでなかなかスマートに取り付けができた。
本体がやや大きいので何かくっついている感は強いけどデザイン的には悪くは無い。

取り付けはクリップタイプを利用。
Z7の首周りはケーブルを通すと断線しそうなくらいキツキツなので、前方からまわすほうが良い感じに取り付けできる。
SENAは全般的にケーブルが短めなので取り付けしにくかったが、BT Proシリーズはケーブル長が十分あるので、前方から回り込んで取り付けができた。


BT NEXT Pro ショウエイZ7へのスピーカー取り付け
スピーカーは耳のくぼみへ設置。
ただZ7の窪みは直径が小さく、綺麗には収まってくれない。
幸い僕は耳まわりに余裕があるので問題なかったけど、もしきつい場合はスピーカーユニットを取り出して薄型小型にすれば少しは緩和されるかもしれない。


アライ アストラルX


BT NEXT Pro アライ アストラルXへの取り付け
アライはインカムの取り付けがしやすい。
クリップタイプで簡単に取り付けができた。
淵から下に少し飛び出すので地面に置いた際に少しバランスが悪いけど、気をつけておけばOKな程度だった。



音質および各デバイス接続確認


音質テストの前に全体的な設定について。
本製品にはインカム本体で感知した騒音をもとにボリュームを変動させる、AGC(オーディオゲインコントロール)機能がある。
標準では音量設定は「中」となっているのだが、感度が良い上に即座に反映され、さらにボリュームの幅が広いので、煩わしさを感じてしまう。
まだ試してないがAGCの音量設定を「最低」か「オフ」にすることを推奨する。
インカム本体では音量設定はできないので、使い勝手が悪いと感じたらとりあえずオフにすればいいだろう。

■AGCオン、オフ(自動音量調整)
電源の入った状態で + と - を3秒同時長押しでオン、オフを切替


スマホとA2DPで接続して音楽を再生


BT NEXT Proとスマホの接続方法
スピーカーユニットのサイズが影響しているのだろうか、低音はやはり少し弱くちょっと迫力に欠けるが、高音は非常にクリアでヴォーカルが非常に聞き取りやすく音量も十分。
ただちょっと高音が強調されすぎで、長時間聞いていると耳が疲れてくるのが難点かな。
走行中はそれほど気にならないけど。

BT Proシリーズ専用のオプションスピーカーが用意されており、音質が良くなっている。
もし音質で不満が出れば、3000円程度と比較的安価なので試してみてはいかがだろうか。




スマホは2台接続、同時利用が可能


音楽を聴くA2DPとヘッドセット用のHFPは別々の機器をペアリングして、HFPが優先されるため通話が割り込んでくる、というのはどのインカムでも概ね可能だ。
本製品も「+」と「-」にそれぞれに機器をペアリングすることができるが、こいつはその動作が一味違う。
なんと、A2DP/HFP構わず2台の機器とペアリング可能な上に、完全同時利用が可能なのだ。
※注意 インカム通話時は「-」にペアリングした1台の機器のみ併用可

同様の機能はSENA 20Sが搭載しているが、20Sは2台目の機器から音が発信されると自動的に2台目へ切り替わり、音が切れたら1台目に戻るという動作をする。
自動で切り替わるのであって同時ではない。

BT NEXT Proは同時利用が可能なので、1台目はA2DPで音楽を、2台目はA2DPでナビ音声を、なんて使い方が可能だったりする。
尚、A2DP接続機器の2台同時利用はBT NEXT Proのみで、下位のX1、X2はA2DP接続ができるのは1台のみで、もう1台はHFPとなる。



FMラジオ


少なくとも自宅内では快適にラジオを聞けたので、バイクの走行でも問題はないと思われる。
76-108MHz(ワイドFM)に対応しているので、AMも聞くことができるようだ。



インカム同士の通話


MidLand BT NEXT Proのインカム接続方法
X2とインカム通話で確認。
走行はしてなくて自宅内でのテストになることはご留意いただきたい。

BT Proシリーズの特徴は遅延時間が非常に短いこと。
ストップウォッチを見ながら目視での時間計測なので厳密ではないが、概ね参考になるとは思う。
X1-X2 0.05秒
SENA 20S同士 0.15秒
SB5X同士 0.2秒
Line通話 0.5~0.8秒(混雑具合次第)

※SB4X、SENA10Sも同社製品とほぼ同じ
※インカムでLine通話となるとさらに遅延が発生すると思われる

B+comでもそれほど遅延は気にならないけど、BT Proシリーズの遅延の少なさは素晴らしいものがある。
このダイレクト感は感動ものだ。


■音質
やはりスピーカーの性能の問題かやや低音が弱いが、音楽を聴いている時と比べれば気になるようなことはなかった。
人の声は聞き取りやすくいい感じ。

4台チェーン + 音楽併用(全共有)


そして僕にとって最大の目玉機能!
通話と音楽を併用しながら、音楽を他のインカムに共有するパブリックモードだ。
もちろんパブリックモードをオフにして自分だけ聞くということも可能なので安心してほしい。

MidLand BT NEXT Proと、BT X1 Pro、BT X2 Pro、BT Cityの4台接続テスト.jpg
■チェーン接続のペアリング手順
適当にやるとなかなか接続できなかったので、試行錯誤の末、以下の手順でバッチリできるようになった。

①全機器のペアリング情報をリセットする
電源オフの状態で7秒ミドルボタン押しで設定モード → +と-同時3秒押しでリセット

②各インカムをペアリング(X2とNEXTは前と後ろでペアリング必須)
電源オフの状態で7秒ミドルボタン押しで設定モード → 前中後のいずれかを3秒長押し

③NEXTとスマホをペアリング
電源オフの状態で7秒ミドルボタン押しで設定モード → - 3秒押しでペアリングモード
※ - にペアリングした機器だけ通話と音楽の併用が可能

④X1とBT cityをインカムモードにする
電源オンの状態で7秒ミドルボタン押しでインカムモードへ
※リセットするとFMモードになっているため

⑤X2とNEXTをグループモードにする
電源オンの状態で7秒ミドルボタン押しでインカムモード → フォワード7秒押し
※リセットするとFMモードになっているため

③NEXTをパブリックモードにする
電源オンの状態で「-」を2秒長押しでパブリックモードへ

以上で準備は完了。

■チェーン接続でオーディオ共有をする手順

①NEXTとスマホの通信を開始する。

②各インカムボタンを押して4台チェーン接続をする。
個別に接続をしてもいいけど、X2かNEXTのミドルボタンを一回押すと2秒程度で4台全てが自動で接続される。
どこか一つが切れてもX2かNEXTのミドルボタンを1回押すだけで瞬時にチェーン接続されるようになっていて、とても便利だ。
ただ時々接続に失敗するので、5秒過ぎて接続できなかったらもう一度ミドルボタンを押せばいいだろう。

音楽を共有するパブリックモード、音楽を自分だけにするプライベートモードの切り替えは接続中でも可能。
尚、MdiLandのチェーン接続は自社製品のみでなければならず、他社を混ぜることはできない。
B+comやSENAは可能なのでこの点はちょっと残念だけど、回避方法はあるので後で検証をする。


■音質確認
インカム通話に関してはちょっとノイズが多めだけど、B+com 4台と大差は無い程度。

共有される音楽の音質は以下の通りだ。
・オーディオデバイスを接続しているNEXT自身はA2DPで受信しているため高音質
・転送されている他のインカムは、インカム通話に音楽を乗せているので少し音質はダウン
 ステレオからモノラルになっているが、端っこのBT Cityまで十分音楽を楽しめる
 B+com Station、メディアサーバーと比較するとBT Proシリーズのほうが音楽の音質が良い。


パブリックモードは素晴らしい


結論としてはパブリックモードは期待以上だ。
メディアサーバーではちょっと音楽を楽しむのは難しいレベルだったけど、BT Proでは音楽を楽しめるレベルにある。
さらに遅延時間が非常に少ないので、全員で歌っても大丈夫ではないだろうかw
手元にNEXTが1台しかないので試せてないけど、グループ内にNEXTが複数台あった場合、それぞれパブリックモードにすることで複数のオーディオを共有することも可能だと思う。


BT NEXT Proのタンデム接続方法
ちなみに8人接続モードは今回の「-」ボタンでHFPペアリングしたデバイスをMidLandのインカムに置き換えているだけのものなので、接続手順はスマホの部分をインカムに置き換えればOKだ。

HFPペアリングかぁ・・・・
あれ?面白いことができそうだぞ?



タンデム用接続に他社インカムを接続する


MidLandを4台でチェーン接続をして「-」にHFPペアリングしたインカムで短距離通話が可能ということは、ユニバーサルインターコムで他社のインカムを接続して、さらにチェーンができたらMidLandのグループ通話に他社も混ぜられるんじゃないか?
と、仮説を立ててレッツチャレンジ!!
※ツイッターでご質問いただきましたが、NEXTとタンデム用接続をした1台目の他社インカムはタンデム距離(10m以下)、2台目以降は通常距離になります。

B+comを混ぜて接続テスト


DSC01232-2.jpg
①MidLandの4台は通常通りチェーンでペアリング
②NEXTの「-」にSB5X(A)をユニバーサルインターコムでペアリング
③SB5X(A) ⇔ SB5X(B) ⇔ SB4X(A) ⇔ SB4X(B)をペアリング
※SB4XはモードBにする
※B+comは上ボタンと上ボタン、下ボタンと下ボタンを順にペアリングする
 詳細はSB5Xの記事を参照してください

接続テスト!
①MidLandの4台をチェーンでペアリング
②SB5X(A)からNEXTへ発信→成功!
③SB5X(A)からSB5X(B)へ発信→成功!
④SB5X(B)からSB4X(A)へ発信→成功!
⑤SB4X(A)からSB4X(B)へ発信→成功!

なんと、B+com含めて8台接続成功!
さすがに8台も接続するとノイズは多めで、一番端のSB4X(B)は厳しいので無理だろうけど、B+com3台までならなんとかなるかも?という感じ。
接続順序を変えて、MidLandの4台チェーンとB+comの4台チェーンをした上でSB5X(A)からNEXTへの発信や、MidLand4台+SB5X(A)とB+com3台で接続した上で、SB5X(B)からSB5X(A)への接続もできた。

ということは、普段はMidLandグループとB+comグループに分けておいて、必要な時や郊外で電波の安定しそうな所だけ両グループを接続させるという運用も可能そうだ。


SENAを混ぜて接続テスト


MidLand BT NEXT ProとSENA 10Sと20Sの接続
①MidLandの4台は通常通りチェーンでペアリング
②NEXTの「-」にSENA 20S(A)をユニバーサルインターコムでペアリング
③SENA 20S(A) ⇔ SENA 20S(B) ⇔ SENA 10S(A) ⇔ SENA 10S(B)をペアリング

接続テスト!
①MidLandの4台をチェーンでペアリング
②SENA 20S(A)からNEXTへ発信→成功!
③SENA 20S(A)からSENA 20S(B)へ発信→成功!
④SENA 20S(B)からSENA 10S(A)へ発信→成功!
⑤SENA 10S(A)からSENA 10S(B)へ発信→失敗
 SENA10S(B)から発信して成功

一応成功したけど、やっぱり一番端のSENA 10S(B)は厳しく、B+comとの差はあまり感じない。
市街地は無理でも郊外でSENA3台ならなんとかなるかも?

ただし接続順序は上記のとおり、先にNEXTとSENA 20Sを接続してから、残りのSENAを繋いでいかなければならなかった。
例えば、SENA 20S(A)とNEXT若しくはSENA 20S(B)が切断されると再接続には一度SENAを全部切断して順番どおり接続しなおす必要がある。
B+comみたいにグループを分けておいて必要な時だけ接続というのは気軽にはできなさそうだ。

使い道は無限大?


MidLand主体のグループに他社を混ぜたい場合、一台余分に必要になるけど応急的に使えそうということがわかった。
SENAやB+comであれば4台チェーンの中に他社を混ぜられることを考えればメリットというわけではないが、車載動画をとっている人にはかなりいいかもしれない。
NEXTとHFP接続しているタンデム用インカムのスピーカー出力を3.5mmミニプラグとかに変換してウェアラブルカメラに入力すればタンデムで使って無くても有用に利用できる。

また、あまり台数を増やすのは厳しそうだけど、NEXTが複数あれば他社グループとのジャンクションにするNEXTと、音楽やナビ音声を共有するNEXTというように拡張する楽しみがある。

ちなみに、NEXTとHFP接続するインカムはユニバーサルインターコムとなってしまい、MdiLandはユニバーサルインターコムでブリッジは不可なので、B+comとSENAでしか実現できない仕組みだ。


タンデム用接続時の通話距離について


ツイッターからご質問いただいたので追記します。

NEXTからタンデム接続を使ってB+comやSENAを接続した場合の通信距離はどうなりますか?

NEXTとタンデム用接続をした1台目の他社インカムはタンデム距離、2台目以降は通常のインカム通話距離になります。
※バイクで走行はしていませんが徒歩で確認しました。

上記で、”一台余分に必要になる”と記載したのはそのためで、タンデマーがいなければNEXT持ちのバイクに他社インカム余らせた状態で持っておく必要があります。
その点を画像にも追記しました。

メーカー仕様外の接続方法で、MidLandグループ通話に無理やり他社インカムを混ぜる方法なので、常用は期待しない方がいいと思います。
尚、タンデム距離は本当に短距離(10m以下)なので、別バイクでの利用は現実的ではありません。


3人で実走行しながらテスト


構成は以下、2パターンで実施したがどちらも概ね同じ結果となった。
ファームは全て 08/04/2017 で2017年9月現在の最新バージョンで、AGCは最低、デバイス音量は中、マイク感度は最大としている。
後にも記載するが、全体的に音量が小さかったので、デバイス音量も「最大」にした方が良さそうだ。
※Nextはデバイス音量は何故か「大」が最も大きいので、「大」としておく。

パターン1
X2---Next---X1


パターン2
Next---X2---X1


■安定性
接続に関しては問題なく、一発ですんなりと接続ができる。
特にグループ通話モードにミドルボタンを押すと1秒以内に全てのインカムが接続される点は非常に楽で良い。

距離が離れて切断された場合、自動で再接続してくれる時もあるが、1/2くらいの確率で自動再接続はできず手動での操作が必要になった。
グループ通話一発接続があるので不便は感じないが、自動再接続機能の安定性はいまひとつだ。


■音質
残念ながら今回はデバイス音量設定を中にしていたせいで全体的に音量が小さくなって聞き取りずらかったが、高音が澄んでいるので低速走行時には人の声はとても聞き取りやすかった。
windows端末からしか設定できない項目のため、マイク感度とデバイス音量を事前に最も高い値にしておくことをおすすめする。

ノイズは全体的に多め。
ノイズリダクションの処理は安定しているものの、処理量が小さくノイズを拾いやすい。
走行中の風切り音やエンジン音等も全体的に大きいので、もう少しファームアップデートで改善してもらいたいと思う。

また、X1は聞く方も話す方も音量が小さめとなってしまったが、設定は同じにしてあるのでスピーカー位置やマイクの位置調整が不十分だったのかもしれない。
次回、もう一度確認をしたい。


■通話距離
見通しの良い郊外でスペックの1/2、市街地で1/5程度までなら会話が可能だ。
概ね他社と同じ傾向と考えて良い。
例えばNextとX2なら山間部で300m程度離れた上に1コーナー挟んで見えなくなったところでも、なんとか会話ができるくらいで、実用十分。

ただりX1のスペック距離300mは実用ギリギリ。
間に普通車が1台入る程度ならなんとか会話できるが、大型トラックが入るとノイズだらけとなり、会話が困難だった。
価格を考えるとあと数千円出してX2にしたほうが良いだろう。


■パブリックモード(音楽共有)
今回は時間がなく、音質が安定しなかったためテストしなかった。
自宅で確認する限りは安定しているので、次回は事前に設定しておきたい。


BT NEXT Proの評価


P1070486-4.jpg
パブリックモードが非常に優秀!
まだ実走してないけど、いろんなことができるので夢が広がる機能だ。
ナビ音声や音楽の共有はもちろん、制約はあるものの他社インカム利用者グループとMidLandグループを繋げるジャンクション的な使い方もできるし、インカム通話の録音も簡単にできる。
他社でも是非実装して欲しいと思う。

マイク感度とデバイス音量の設定をあらかじめツーリングメンバー内で統一しておかないと、当日集まってから苦労することになるので、この点は注意が必要。
おそらくどちらも最大の設定にしておけば良いと思うが、可能であればツーリング前に一度集まって確認しておきたいところ。

全部をNEXTで揃えるとさすがにお金がかかるので、NEXT1~2台にX2、X1、BT Cityを混ぜればかなり安価に抑えられる。
それぞれ価格の割に性能が良いので、ツーリングメンバーで新たに揃えるならMidLandで統一するとやれる事が増えて面白そう。
詳細な評価は実走までしばらくお待ちを!


10点満点評価
音楽の音質・・・・・・・・・5
※オプションスピーカー・・・7
インカム通話音質・・・・・・6
通話距離・・・・・・・・・・7
安定性・・・・・・・・・・・5
操作性・・・・・・・・・・・5
機能/拡張性・・・・・・・・8
取り付けやすさ・・・・・・・6
重さ・・・・・・・・・・・・6
コストパフォーマンス・・・・8
おすすめ度・・・・・・・9!

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ローエンド最強!通話と音楽を併用可能なイージートーク3をレビュー

ショウエイZ7にイージートーク3を取り付け
国内で販売されている最後の主要メーカー デイトナのイージートーク3を購入。
試走はまだだけど、とりあえず室内で一通り試したのでレビューする。
まず最初に言っておきたいのは、こいつはすごい!
1台1.2万円、2台セットなら2.3万円前後なのにとんでもない性能を秘めているので、是非、最後まで見てもらえればと思う。



ロゴ_デイトナ
Bluetoothインカムでは後発にあたるデイトナ。
基本的に同じ会社同士の製品のほうが接続性が良いので、既に大きなシェアを獲得しているB+comとSENAに割ってはいるのはなかなか難しいところ。
それでもデイトナは高機能なものを中国製品並みの価格で販売しており、上位を食って掛かろうとする意気込みが見える。


デイトナのインカムを簡単に紹介


ローエンドにイージートークシリーズ、ハイエンドにクールロボGTシリーズの2機種を展開している。
ハイエンドのクールロボGT2は2万円ちょっとの価格ながら、4台チェーンと通話と音楽の併用を可能にしたコスパ抜群なモデル。
SENA 20SやSB5Xが3万円以上することを考えると破格の安さだ。


ローエンドのイージートークは2までは乾電池だったりBluetoothでなかったりと、かなり古い設計だったが2015年8月発売のイージートーク3でBluetoothと内蔵バッテリーに変更されて一気に近代化。
通話距離はスペック上で200mと抑えられており、その他の機能は他社のローエンドとほぼ互角で、チェーン接続不可で1対1、他社との接続が可能なユニバーサルインターコム対応、FMラジオは非対応というなんかとっても普通なスペックだなぁ。。。
まぁ1台あたり1.2万円とコスパは良いのね・・・。


と思って通り過ぎることなかれ!!

なんとこいつ・・・

インカム通話と音楽を両立した通話と音楽の併用機能を搭載というとんでもないヤツだ。
初期のころの情報では片方だけ音楽も聴けるような情報があったけど、試したらちゃんと両方で音楽が聞こえた。
ファームのアップデートで対応したのかな?
調べてみたけど現在の最新はv2.3で安定性の向上のみ。
それ以前のファームアップ履歴が公式サイトに掲載されてないので本当のところはわからない。


まぁそんなわけで、いろいろ試してみようと思う。


本体、付属品チェック


イージートーク3付属品確認
すっごい小さな箱に入っており、緩衝材も必要最低限。
1台1.3万円という低価格にも関わらず、アームマイクとワイヤーマイクの両方が入っている。
ヘルメットへの取り付けはクリップタイプはなく両面テープかマジックテープでの張り付けのみ。



DSC01176.jpg
本体は+ボタン、-ボタン、Aボタン、Mボタンの4で構成されている。
後方にはマイク&スピーカー取り付けと、充電併用のMiniUSBポートが一つ。
それぞれの操作性については次の項目で紹介する。



DSC01178.jpg
後方にはMiniUSBポート。
ちょっと形状が違うけど普通のMiniUSBで充電が可能。
ただし少し奥行きがあるので、強めに差し込む必要がある。
これだけスマホでMicroUSBが広まったのだから、思い切ってMicroUSBにしてくれれば良かったのにな。
よくよく見ると、MiniUSBといっても両面を使って10pinで通信しているみたい。
GoProなんかもそうだけど、マイクとスピーカーを一つのUSBポートにまとめると片面5pinでは間に合わないのかな?
MicroUSBは小さすぎて5pinまでしか実装できないだろうから、MiniUSBになるのは仕方ないところか。

尚、充電しながらの利用はオプションの下記ケーブルが必要になる。
休憩中に充電しておけば十分なので、あまり必要性は高くないが、いざという時のために持っておくと便利そうだ、




DSC01122.jpg
マイクとスピーカーはMiniUSBで接続するようになっており、防水性を確保するためか本体への取り付けはやや硬い。
ぐっと押し込まないと接触不良で片方のスピーカーからしか音が出なくなるので要注意。


イージートーク3とSB4Xのスピーカー比較
スピーカーの直径はSB4Xよりわずかに小さく、厚みが少しある。
写真ではスポンジで少し大きく見えるけど、実際はわずかに小さい。
厚みに関しては特別分厚いわけではないので、特に問題になるほどではないだろう。



DSC01170.jpg
ワイヤーマイクも若干厚みがある。
ケーブルとの接続は専用のコネクターになっており、スピーカーとマイクではオスメスが逆になっているので間違えることは無い。



DSC01171.jpg
アームマイクはちょっと大きめ。
ジェット等で使うので邪魔にはならないだろうけど、もう少し小さくてもいいのでは?
取り付けは根元部分のフラップのような部分がマジックテープになっており、ヘルメットにもマジックテープを取り付けて固定するようになっている。

ちなみに、スピーカー&マイクは上位のクールロボGT2と互換性があるようだ。



DSC01123.jpg
ヘルメットへの取り付けベースは両面テープorマジックテープでの取り付けのみ。
個人的にはクリップタイプが好きなのでオプションででも用意してくれるといいんだけどね。
ベースは柔軟性のあるプラスチックなので、曲面にしっかり貼り付けられそうだ。

本体とのドッキングは上からスライドさせるようになっている。
着け外しは容易な点が素晴らしい。


他機種との外見比較


イージートーク3、SENA20S、SB5X等と外見を比較

高級感はないけど、形状が横長でスマートな形をしているのでかっこ悪くはない。
上位のGT2のほうがちょっと野暮ったい感じがするw
大きさはSB5Xよりわずかに大きいけど、小さい部類に入る。



DSC01145.jpg
重さはワイヤーマイク、スピーカー、ベースを含めてなんと84g!
これまで最軽量だったSB5Xより20gも軽く、持った瞬間に軽いとわかるほどだ。

■BT NEXT Pro     111g
■BT X2 Pro、X1 Pro  109g
■SENA 20S       153g
■SB5X         102g
■GT2          100g
■イージートーク3    84g


たかが20g、されど20g
ヘルメットに取り付けると20gでも違いを感じられる。
実際に走行するとSENA 20Sでも特に気にならないので絶対的な差ではないけど、少しでも軽いものを希望する人にはいいと思う。


操作性


イージートーク3の操作方法

+ボタン、-ボタン、Aボタン、Mボタンで構成されている。
ボタンは全体的に硬めでクリック感はあるけど押しにくい。
Mボタンはクリック感もストロークもほとんど無いので、押しているのか押してないのかが非常にわかりにくい。
かなり強めにぐっと押し込まないといけない。
B+comやSENAと比べるとちょっと操作性は悪いかな。

また、かなり多機能で全部の操作を覚えるのは大変なので、必要そうな代表的な操作だけ抜粋する。

全体操作


■電源オン、オフ
-ボタンとAボタンを同時に2秒長押し

■リセット
電源オンの状態から・・・
-ボタンとAボタンを同時に2秒長押しで電源オフにする(Aボタンは押したまま)
Aボタンと+ボタンを同時に5秒程度長押しするとLEDが5回赤点滅してリセット完了



インカム関連操作


【2016年12月の最新Ver2.30】
■インカムペアリング
親機 : Aボタンを8秒長押しすると青高速点滅
子機 : Mボタンを8秒長押しすると赤青高速点滅
10秒くらい放置するとペアリング完了。
※親機、子機という概念があり、親機はAボタン、子機はMボタンとなる。
 どっちがどっちでもOK

■ユニバーサルペアリング
イージートーク3 : Aボタンを8秒長押しすると青高速点滅
他社インカム   : HFPペアリングモードにする
10秒くらい放置するとペアリング完了。

■インカム発信
Aボタンを押す
※1回押すと最後にペアリングした相手、2回押すと最後から2番目にペアリングした相手、3回押すと最後から3番目にペアリングした相手に発信する。
※チェーン接続は不可で1対1のみ

■インカム通話終了
Aボタンを1回押す

■通話と音楽の併用
先にA2DP接続でスマホ等と接続した上で、インカム通話を開始する。

■VOX感度
-ボタンまたは+ボタンを2回早押し
感度1~4とオフに設定可能

各種デバイス関連操作


■A2DP/HFPペアリング
イージートーク3 : Mボタンを8秒長押しすると赤青高速点滅にする
各種接続機器   : ペアリングモードにする
5秒ほど放置するとペアリング完了
※pinコードを求められた場合は 0000 を入力

■音楽操作
再生/停止 : Mボタンを2秒押す
曲送り : +ボタンを2回押す
曲戻り : -ボタンを2回押す
音量調整 : +または-ボタンを1回押す(連続して押さないこと)

■電話操作
自動着信、手動音声着信設定の切り替え : -ボタンとMボタンを同時に8秒押す
自動着信の動作 : 着信してから10秒で自動応答する。拒否する場合はMボタンを3秒押す。
手動音声着信の動作 : 着信してから「もしもし」と発話するか、Mボタンを押すと応答。16秒放置で拒否。

■リダイヤル
Mボタンを2回押すと最後に発信した相手にリダイヤル

■ボイスコントロール呼び出し
Mボタンを1回押して、siriやgoogleをマイクに向かって話して呼び出す

■ミュージックシェアリング
イージートーク3同士でインカム通話を開始
音楽を聴いているインカムのMボタンを2秒押す

※A2DPの音楽をタンデム距離で共有
※インカム通話との併用は不可



ヘルメットへの取り付け


ヘルメットへの取り付けは比較的容易な部類。
左スピーカーのコードが短めでZ-7には取り付けしにくかったけど、それ以外のヘルメットには十分な長さだ。


ショウエイ Z-7


ショウエイZ7にイージートーク3のベースを取り付け
まずはベースの貼り付け。
両面テープでつけるだけなので、テープ部分がしっかりヘルメットに張り付くよう位置を考えながらつける。
Z-7はネック部分のパッドと帽体との隙間がほとんど無く、無理やり突っ込むと断線しそうなので前方の口元からケーブルを回り込ました結果、左耳スピーカーがギリギリの長さになってしまったので、もう少しベースを前に取り付けたらよかったかな。



ショウエイZ7にイージートーク3のスピーカーを取り付け
スピーカーは初めてZ-7の窪みにジャストフィット!
専用品かと思うくらいに綺麗に収まってくれる。



DSC01183-3.jpg
本体をドッキングして完成。
ケーブルはもう少しどこかに固定させるとか工夫したほうが良さそうだ。
全体的な見た目としては悪くは無いけど、ベースが上部に飛び出して見えてしまうのが残念。
もう少しおさまりがよければいいんだけどね。



アライ アストラルX


アライ アストラルXにイージートーク3を取り付け
アライはインカムの取り付けが容易なのでぱぱっと簡単に。
やっぱりベースのはみ出しがかっこ悪いなw



実走テスト!


配線方法は異なるもののスピーカーやマイクは上位のGT2と同じなので、概ね同じ結果で非常に音質は良い。
それではそれぞれをチェックしていこう。


スマホと接続して音楽を聞く


イージートーク3とスマホを接続して音質確認
あまり期待してなかったが、意外なことに音質は良い。
少し迫力に欠けるけど低音から高音までバランスが良く、B+comオプションのNeoやMidLandオプションのHifiスピーカー(2017年8月から標準化)と肩を並べられるくらいだ。
癖の無い普通でクリアな音だと思う。



インカム通話


イージートーク3同士の通話確認
まずはイージートーク3同士でインカムペアリングをして確認。
音質はそこそこ良い。
最大音量も十分。
少しだけ気になる点は、人の声が少し割れ気味なこと。
音楽を聴くと良い音を出しているので、マイクの問題と思われる。
安定性は少なくとも手元で確認した限りは切断されることはなく、ノイズもほとんど入らない。

また、遅延時間も短めで0.1秒程度。
MidLandのBT Proシリーズほどではないけど、SENA 10S/20S、B+com SB4X/SB5Xより高速。
他社の高級品と比べても上回っており大健闘だ。



インカム通話+スマホ音楽


目玉機能の通話と音楽の併用機能だ。
先にスマホ等、A2DP接続をしてからインカム通話を開始するとすんなりと両方が同時に聞こえ、音質も全く問題ない。
インカム通話を開始すると音楽の音量が50%程度にダウンする仕組みになっている。
バックグラウンドで流すから音量は小さめにね!ということだろう。

ちなみに通話と音楽を併用している時にボリュームボタンを押すと、音楽のボリュームが変更できるようになっている。
あれ?インカム通話の音量調整の仕方がわからないぞ。
マニュアルを見てもそこには言及されてないけど、多分どうにかしたらできるはずだけど、なかなか見つからず。
デイトナの人と話す機会があれば確認しよう。



VOXは不要 常時オフで良い


VOX機能とは、一定時間会話がなければ切断し、声を発すると自動的に接続に行くというもの。
感度の設定が難しく、シールドを閉じる音やくしゃみ等でもインカム接続に行ってしまい、非常に邪魔なのでオフにすることを推奨する。
特にソロの場合は間違ってVOXを有効にしていると、頻繁にインカム接続に行き、その間は音楽等が聞えなくなる。
他メーカーにも搭載されているが、どのメーカーのインカムでも使い勝手が悪く、必要と感じない。
常時接続にしておくか、必要な時だけ手動で呼び出すので十分だろう。



市街地を走ってきた


2017/2/11追記
お待たせしました。
先輩に手伝ってもらって2人で市街地を走行してきたので、そのときの動画をyoutubeにアップ。
カメラが下向きすぎててすみません。
二人ともスマホと接続して音楽を聴きながら走行している。


■インカム通話音質
若干人の声が割れやすいという傾向があり、聞き取りやすさで言うとB+comより低くSENA 20Sよりは良いという感じ。
マイクの感度が高すぎることが原因かもしれないので、マイクの位置は少し離し気味でも良いかもしれない。
ノイズリダクションは高級機と比べても遜色は無く十分だ。

■インカム通話距離/安定性
かなり電波の多い悪条件の市街地を走行している。
動画にあるけど、50km/hで走行中に50mくらい離れて間にミニバン1台が入ると、近距離の時よりノイズが増えたけど通話には支障は無い。
カメラのバッテリー切れで動画が用意できなかったけど、間に車が入らなければ60km/hで60mくらい離れてもノイズはなく快適だった。
逆に、渋滞の中、大きめの車を5台はさんで50m離れると通話は厳しい。

市街地であれば、間に車がいなくて100m、車が入ると60m程度が限界だろう。
通話距離200mというスペックから考えると十分健闘している。
郊外であればスペック通りの距離が可能ではないだろうか。

■スマホ音楽の音質
期待通りの高音質+安定度
途切れることもノイズが入ることもなく、自宅内で試したとおりの快適具合だった。



上位機種GT2とのインカムと接続は?



ここまで試してあまりの高性能ぶりに驚きの連続だったが、こうなってくるとやはり気になるのがGT2と接続して4台チェーンが可能かどうかだ。
本製品はブリッジすることはできず1対1での接続となる。
そこで上位機種で4台接続が可能なクールロボGT2のチェーン接続に加われたらマジすげぇ!と思う。


まずGT2のグループ通話の仕様を確認。
・各インカムにグループ番号を設定し①②③④を割り振る
・割り振られたインカム同士を順番にペアリングしてグループで接続する


うむ・・・イージートーク3にはグループ番号の割り振り機能が無い。
これは無理かもなぁ。
というわけで、気になったのでGT2も購入してテストしてみた。


イージートーク3とGT2の接続確認
GT2とイージートーク3のペアリングはどっちも操作は同じ。
親機がAボタン長押しで子機がMボタン長押し。
親子入れ替えてテストしたけどどっちも同じ結果が得られた。

わかった事は、GT2とイージートーク3はそれぞれ自社インカムとして認識しており、1対1で使う分にはどっちも通話と音楽の併用が正常に動作する。
※ユニバーサルとHFPでの接続ではなく、自社インカム同士のペアリングが可能という意味。

じゃあグループ通話はどうだ!?
GT2は1台しか購入してないため、試した構成は以下の通り。


■構成
イージートーク3 ⇔ GT2 ⇔ イージートーク3


GT2をグループ番号2に設定し、イージートーク3はグループ番号は設定不可。
擬似的にイージートーク3を1と3に見立てて、左から1、2、3という接続方法をしてみた。

結果・・・・残念!
GT2はどっちか1台としか接続ができない結果となった。
GT2が2台あれば状況は変わる可能性は無きにしも非ずだけど、まぁ無理だろうね。


また、上記のグループ番号割り当てができないことが原因か、GT2のグループ通話にはユニバーサル接続のインカムを混ぜることも不可。
この辺りについては後日、ユニバーサル接続検証記事に追記していきたい。

グループ通話をするにはGTシリーズ(GT2/GT1)のみで構成する必要があるということだ。
イージートーク3を混ぜてグループ通話さえできれば、GT2をブリッジ機にしてイージートーク3を2台端に接続して超安価に4台接続&音楽の併用が実現したのだけど不可能だった。



イージートーク3の評価



2台セットが2万円と非常に安価な上に、軽くてバランスの良い最高レベルの音質と通話と音楽の併用を実現した画期的なインカム。
200mという距離の短さとGT2のグループ通話に入れないという事、マイク性能が平凡なことを除けば全製品中最高の評価だ。

ただ、GT2に混ぜてグループ通話ができないという点が惜しい。
GT2自体が非常に安価なので、GT2で揃えるのも良いけど、やはり自社ペアリングで縛りがあるのであれば、上位、下位の製品でグループ通話を構成できてほしいなとは思う。


というわけで、
接続は2台でOK!
タンデムorあまり距離をあけずに走る!

という人には、イージートーク3がすごくオススメ!


10点満点評価
音楽の音質・・・・・・・・・7
インカム通話音質・・・・・・6
通話距離・・・・・・・・・・3
安定性・・・・・・・・・・・8
操作性・・・・・・・・・・・4
機能/拡張性・・・・・・・・6
取り付けやすさ・・・・・・・8
重さ・・・・・・・・・・・・10
コストパフォーマンス・・・・10
おすすめ度・・・・・・・10!

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OGK ASAGIレビュー!インナーバイザー付きジェットは街乗りに最適

OGK ASAGIとアヴァンドの比較
2015年に発売されたOGK kabutoのASAGI
ツーリングはフルフェイス、ちょい乗りはジェットと使い分けていて、OGK AVAND(1の古いほう)を愛用していたのだけど、街乗りこそバイザー付きだ!と思い買い替えを決意した。


ASAGIの特徴


■インナーバイザー付き
側面のレバーでインナーバイザーが出たり引っ込んだりする。
これのおかげで昼も夜も快適!
ただレバーの場所が悪い。
インカムつくのか?これ。

■コスパに優れる
OGK全般に言えることだけど品質/性能の割に安い。
ソリッドモデルで1.7万円、グラフィックモデルで1.9万円。
コスパの観点ではかなりすぐれている。

■ウェイクスタビライザーで高速走行も安定
空力特性がすごく考えられているらしい。


上記3点を重点的に見ながらレビューしていきたい。
なお、OGKで同様のコンセプトとなるアフィードのレビューもあわせて参照していただきたい。

■アフィードのレビューはこちら
OGK アフィードJのレビュー



外見確認


正面


OGK ASAGIの前面
シールドの長さは標準レベル。
AVANDと同じくらい。
アライのSZシリーズなんかはシールドがかなり長くて、顎までしっかりと覆うらしい。
ただ僕が使う分には短いとは特に思わないかな。



OGK ASAGIのベンチレーション
ベンチレーションは一か所で開閉は前後スライド式。
やや硬くて操作しにくい。



DSC00755.jpg
左のレバーを後ろにスライドするとインナーバイザーが降りてくる。
インナーバイザーは鼻のあたりまでなので、全面がスモーク状態になるわけではなく下1/4くらいがスモーク無し。
最初これが気になるかと思ったけど意外と大丈夫。
ただし、インナーバイザーは鼻の部分がカットされたような形になっており、これがちょっと曲者。


OGK ASAGIのインナーバイザー確認
正面を見ている時は問題ないが、ナビやメーターを見るために少し目線を下げると片目はバイザーにかかって、片目はバイザーにかからず、左右で明暗のバランスが崩れてしまう。
利目を考慮してナビの位置左右に調整すれば改善するので、気になる人は調整してみるといいだろう。
メーターはどうしようもないかな。
まぁこれも慣れれば問題ない程度だけど。



OGK ASAGIのインナーバイザーの視界確認
超広角のウェアラブルカメラを突っ込んで実際の目線に近い写真をとってみた。
メーターやナビはスモークがかからず見えやすいというレビューもあるけど、個人的には眩しさを感じることがあるのでメリットだとは思わない。
インナーバイザーで全体を覆うのは構造上難しいので仕方ないところだ。
スモーク具合はアライのスモークとほぼ同じで、適度な透過率かつ色も素直なグレーで違和感が少ない。

シールドの品質は非常に良好で歪みが少ない。
逆にインナーバイザーはいまいちでそこそこ歪みがあり、気にしてみると結構気になってしまう。
KAZAMIはシールドもインナーバイザーもいまいちだったことを考えるとマシだけど、もう少しがんばって欲しいところ。
KAMUI2はかなり品質が良かったので、ちょっと製品によってバラツキが大きすぎるのではないかと思う。



側面


DSC00768.jpg
左側の下にインナーバイザー用のレバーがあるのだが、なんでここにしたかなぁ?
これだけインカムが普及しているというのに、インカムの取り付け位置にどうどうとレバーを配置。
とっても残念な仕様だと思う。
実際にインカムの取り付けが可能かは次の項目でチェックする。

後ろ=バイザーが降りる 前=バイザーが上がる なんだけど、前後のスライドというのはわかりにくい。
上下なら直感で、下にすればバイザーが上がり、上にすればバイザーが下がる。とわかりやすいんだけどな。

レバーそのものの動きは良くて、前後のスライドという事を除けば操作性は良好。
レバーの飛び出しが少ないのは風切り音を考慮してのものだと思う。



背面


DSC00770.jpg
高速走行時に気流を安定させるというウェイクスタビライザーのでっぱりが特徴。



DSC00770 - コピー
ベンチレーションは前後のスライド式。
前と同じでやや硬め。
アライは雨の日は排気側だけは開けられるように穴の上部を覆っているのに対して、ASAGIは直で中が見える状態なので雨の日は閉じるしかなさそう。
排気側だけ開けても大して効果が無いのでどっちでもいいけど、閉め忘れで濡れるのだけは注意が必要かな。



底面


OGK ASAGIの内装
とっても普通な形で特別な何かは無いけど、顎紐はOGK特有のマイクロラチェットバックル。
AVANDは普通のバックルで、その後からこのマイクロラチェットバックルへ移行している。


OGK ASAGIのバックル
使い方は簡単で、プラスチック部分を挿しこんで、好きな場所で止めるだけ。
ちょっとプラスチック部が首にあたって違和感があるけど慣れの範囲。


DSC01041.jpg
外す時はこの部分を引っ張るだけ。
するっと抜けてくれるので、気楽に被ったり脱いだりできる。



内装


DSC01033.jpg
頭部、頬、顎紐の3つが付け外し可能。
※写真にはうつってないけど顎紐部分は別途外れます。
値段の割にはがんばっているほうかな。



DSC01034.jpg
外すとベンチレーションで取り込んだ風を流すように堀がある。



耳の部分は特にスピーカーを仕込めるような工夫はないが、スペースに余裕はあるので取り付けは可能。
設置場所はちょっと悩ましくて、チークパッドに1/3ほど潜り込ます位置で、両面テープで張り付けるとちょうど良かった。




アヴァンドと大きさの比較


OGK ASAGIとアヴァンドの大きさ比較
OGK ASAGIとアヴァンドを上からみた時のサイズ
AVANDはバイザー無しのジェットとして標準的な大きさ。
インナーバイザーがついた分、額のあたりが一回り大きくなっている。
特に前後長はかなり長くなっており、スクーターのメットインに入るか微妙な感じ。


被り心地はやや重めだけど普通のジェット



手に持った瞬間に「ちょっと重いな」と思った。
ジェットは軽いという思い込みがあるので余計に重さを感じてしまう。
計測した重さは以下のとおり。
全てMサイズで僕はだいたいサイズがあっている状態だ。

■アストラルX(グラフィック) 1625g
 ※プロシェード外してノーマルシールドの場合 1559g
■アストロTr 1500g
■Z-7(グラフィック) 1381g
■KAZAMI 1808g
■ASAGI(グラフィック) 1499g ※ジェット
■アヴァンド(グラフィック) 1320g ※ジェット



サイズ感はアヴァンドとほぼ同じ。
OGKは左右を少し広げる内装が用意されており、横幅の広い人向けに調整できるようになっている。
僕は後頭部の左右がちょっとライナーにあたる感じがあるけど、パッドが馴染めばちょうどよくなる。

頭の形次第なところがあるけど、同じMサイズでも、
kazami>>アストラルX=アストロTr>Z7>ASAGI=アヴァンド という感じ。

僕はアストラルXからアヴァンドまでMでOKだけど、人によっては1サイズかわるかもしれない。

ASAGIのシェルはXS~Lが小さい帽体、XL~XXが大きい帽体の2シェル。
Mサイズできついなら内装交換でLサイズになるし、内装がわりと安価なので気軽に調整できるところは◎




シールドの付け外し


OGK ASAGIのシールド交換方法
シールドの構造ははOGKの標準的なタイプでAVANDと同じ構造。
ただしシールドそのものは直径が異なるため互換性はない。
シールドを上げた状態でシールドにあるボタンを押して上にずらすだけ。
すごく簡単。



OGK ASAGIのシールド取り付け方法
取り付けはシールドをホルダーの位置にあてがって、下にずらすとパチン!と音がして綺麗にはまってくれる。




シールドホルダーの品質がイマイチ


購入したASAGIはシールドの動きが良すぎて全開にした状態で頭を上下にふるとすぐにシールドが下がってきてしまう。
軽くうなづいただけでほぼ全閉まで下がってくるので、非常にストレスを感じる。
AVANDではそんなことは無かったのでASAGI特有か品質のバラツキか?


気になったらレッツ調査!
近所のバイク用品店に行き展示品を確認したところ、ホールド力が弱いものと強いものが混在していることがわかった。
品質のばらつきが大きいらしい。
お客さんの手元にとって体感してもらうための展示品でここまで差があるのはいかがなものだろうか。


■OGKのサポートに電話してみた
ASAGI担当の女性の方にかわり、状況を伝えると初期不良の可能性があると示唆しつつ以下の提案をいただいた。

①シールドを外してグリスをふき取ると直るかもしれない。
②時間に余裕があればOGKで見るのでヘルメットをに送ってください。(着払いでOK)
ホルダー部分が不良品の可能性があります。



対応してくれた方は終始丁寧で好印象。
グリスのふき取りもやり方がわからなければ送ってもらえればOGKで調整します。とのこと。


長年愛用しているので悪く言いたくはないけど、アライのサポートとは大違い。
こういう姿勢だから、OGKが躍進してアライのシェアが落ちたんじゃないでしょうか。
気になる方は以下の記事もご参照ください。

■アストラルXレビュー記事
アライ アストラルX(ASTRAL-X)レビュー ツーリング特化は伊達じゃない!



で、結局どうしたか。
実は電話する前にホルダーまわりの掃除やらなんやらは既にしていて、グリスはほとんどついてないことを確認済み。
送ってもいいけどちょっと面倒だなぁと思って、AVANDと同じならAVANDのホルダーを付け替えたらどうなるんだろう?
ホルダーの問題かシールドの問題か、自分で切り分けてみよう!とやってみた結果。

やっぱりホルダーの問題だった。
もともとAVANDのシールドの動きは少し悪かったけど、そんなもんだろうと思って使っていた。
それをAVANDとASAGIで交換したところ・・・・

AVAND→ちょうど良くなった
ASAGI→ちょうど良くなった


結果オーライ!
もうこれでいいや!


OGK ASAGIのシールドホルダー調整
せっかくなのでホルダーの調整手順。
プラスドライバーでホルダーの二箇所のネジをゆるめて、左右上下にずらしながらシールドの上部がヘルメットの淵と密着するように調整する。
ジェットの場合は完全に密着してなくてももともと巻き込み風がたくさんあるので隙間風はほとんど気にならないが、密着させておくとシールド内側へ雨が入ってこなくなるので、一度調整しておくといいだろう。




インカムの取り付け



シェルとライナーに隙間はあるけど、はまる部分の真上にバイザーのスイッチがきてしまう。
前方にずらすとシェルとライナーの隙間がなくクリップタイプは取り付け不可。
インカムによってクリップが使えたり使えなかったりするので試してみた。


SB5X


OGK ASAGIにSB5Xを取り付け
ぎりぎりだけどクリップタイプで取り付けができた。
なんとかレバー操作も可能。
ただすぐ近くにアンテナがあるので、レバー操作時にアンテナを折ってしまわないか不安だな。
SB4Xもほぼ同じ構造なのでクリップ式で取り付けはできそう。


OGK ASAGIにSB5Xのベースを取り付け
下から見るとこんな感じ。
B+comのクリップは非常に細いのに強度があるので取り付けしやすくていいね。



SENA 20S


OGK ASAGIにSENA 20Sを取り付け
SENAのクリップは厚みがあるので取り付け不可。
仕方なく両面テープで取り付けてみた。
なんとかスイッチ操作できるけど、やっぱりアンテナを壊しそうで怖い。
B+comより上下に大きいのでかなり威圧感があるw
アンテナを立て忘れていたので、赤の線でアンテナのラインを引いている。


インカムについてはこちらの記事もご参照ください。

重くて大きくなってもバイザーのメリットが上回る


OGK ASAGIを被ってバイクにまたがる

バイクにまたがった感じでは、帽体が大きくなったような印象は受けない。
もとがすっきりしているジェットだから当然っちゃぁ当然かな。
デザイン的にも白黒赤(キャンディーレッド系)でスマートな感じなので、スポーツバイクに合わないことはない。
まぁこれでVFRに乗るつもりは無いけど。

さて走ってみた感想は・・・


■基本性能は平凡
すごくうるさいということもなければ、特別に静かということもない。
ベンチレーションはあまり効いてなくて、ほんのり涼しい程度。
高速走行時はジェットにしては安定性があるかな?
ウェイクスタビライザーの効果かもしれないけど、プラシーボの可能性もふんだんにあるw



こういった基本性能は良くも悪くもなく特徴がないんだけど、むしろ、1万8000円程度で飛びぬけて悪い点が無いというのは頑張っている証拠だと思う。
しかしそんな程度の製品ならここまで売れてないだろう。


■インナーバイザーは素晴らしい

鼻の部分がえぐれているせいでナビやメーターが少し見づらいという欠点はあるが、とにかく便利!
昼に出発した時はバイザーを下してスモークにし、帰りは夜になってバイザーをあげて走行するような感じ。
ツーリングなら途中でシールドを替えるけど、街乗りではわざわざシールドを持ち歩いてもないし、持ってきていても面倒でまずやらないしね。
昼か夜かどっちか我慢していたのに比べると遥かに快適。



長距離でも使えるけどやはりASAGIの本領は街乗りで発揮される。
インナーバイザー付きでこの価格、この性能はコストパフォーマンス抜群。
10年前に比べるとOGKも少しずつ高価格帯へシフトしてきているけど、2万円前後の中価格帯で頑張ってほしい。

ASAGIは今のOGKらしい良さが良く出ており、迷わず買いと言える製品だ。

色は単色モデルが1.7万円、グラフィックモデルが1.9万円と価格差が非常に少ない。
グラフィックは全般的に無難にかっこいいモデルが多いので価格差を考えれば迷わず手が出せるのはOGKのありがたいところ。


あ、でもシールドホルダーの品質は改善して欲しいけどね。
あとショップに並んでいる展示品を営業さんは一度チェックしたほうが良いと思う。
シールドのホールド性が悪くて落ちてくるやつだけを被ったら、買わないんじゃないかな?


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MidLand BT X2 ProとBT X1 Proのレビュー!コスパ抜群、期待の新製品!

  •  投稿日:2016-10-27
  •  カテゴリ:MidLand
DSC00979.jpg
熱くなってきたインカム界隈に乗せられてあっつあつになってきた気持ちを抑えきれずに、とうとうMidLandの新型にまで手を出してしまった。
BT-X2-ProとBT-X1-Proを購入したのであわせてレビューする。


製品、会社の概要


MidLandの概要



MidLnad社はイタリアの老舗無線メーカー。
バイク用インカムはBTシリーズ(Bluetoothという意味かな?)という名前で販売されており、前モデルは「BT○○」という名称だった。
2016年夏から新シリーズの「BT○○Pro」の販売を開始しており、SENAとB+comを追撃する立場にいる。
世界的なシェアはおそらくSENAに次いで2番目。
日本のシェアは、B+com、SENAに次いで3番目でデイトナといい勝負をしていると思われる。

B+comやSENAに近い性能だが値段は安め。
バイク用インカムへの参入は遅かったので、まだまだこれからという感じだ。


BT Proシリーズの概要



前モデル BT○○ は中国製品かのような見た目でかなり損をしていたが、新製品ではデザインがだいぶよくなった。
4製品で構成されており、用途によって選ぶことができる。

■ハイエンド BT-NEXT-Pro
デュアルチップによってインカム通話と音楽を両立 & グループ内で音楽共有可
チェーン接続4台 + タンデム距離4台の合計8台
通話距離1600m
FMラジオ有り
スマホアプリ BT TALK と連携して距離人数無制限
インカム通話 20時間
外部音声入力
3万円程度

■ミドルクラス BT-X2-Pro
4台チェーン接続が可能
通話距離1000m
FMラジオ有り
スマホアプリ BT TALK と連携して距離人数無制限
インカム通話 20時間
外部音声入力
2万円程度

■ローエンド BT-X1-Pro
2台接続まで
通話距離300m
FMラジオ有り
スマホアプリ BT TALK と連携して距離人数無制限
インカム通話 20時間
外部音声入力
1.5万円程度

■ローエンド BT city
2台接続まで
通話距離200m
インカム通話 8時間
外部音声入力
1.1万円程度
※BT Proシリーズではなく、前モデルのBTシリーズ最下位モデル


ハイエンド BT NEXT Proのパブリックモードが非常に優秀で、グループ通話内にナビやスマホの音楽/音声を共有する機能があり、さらにイレギュラーな接続をすることで他社をグループ通話に混ぜたりも可能だ。
グループ内に1台でもNEXTがいれば相当遊べるので、メインになる一人はNEXT、あとはX2とX1、Cityで揃えると安価に抑えられる。
この記事ではX1とX2をあわせて書いておくが、違いは上記に記載したとおり、通話距離と接続台数の二つのみ。
操作は同じで見た目も色が違うくらいでほぼ同じなので、画像はすべてX2を利用するがX1に置き換えて考えてもらえればOKだ。

機能の紹介、比較は以下記事もご参照ください。


付属品確認


DSC00917.jpg
X1とX2の見た目の違いはボタン周囲の色が青かオレンジという点のみなので、ここではX2の画像で紹介する。
箱を開けた瞬間目を引くのは、立派なキャリングポーチだ。
最近中国製のウェアラブルカメラなんかでもキャンリグポーチがついているものがあり、値段も1000円前後で売られているのでコストはさほどかかってないのだろう。
専用の梱包材と大して金額は変わらないのかな?



DSC00922.jpg
BT-X2-ProはSENAと同じくクレードル式を採用している。
マイクやスピーカーはクレードルから出ているケーブルに接続するタイプ。
ケーブルは細くて柔らかく滑りの良い素材で覆われているので、扱いやすく高級感もある。
マイクはアーム式とケーブル式の両方が付属。


DSC00936.jpg
スピーカーユニットの直径はかなり小さく厚みは普通。
小型ではあるけど、覆っているスポンジが無駄に大きいく、見た目が中国製品を彷彿とさせる。
気に入らなければスポンジを外すことはできるのでまぁいいか。

ヘルメットへの取り付けは両面テープとクリップの両方。
充電用のUSBポートを使ってステレオ入力も可能だが、別途オプションで購入しなければならないらしい。
キャリングポーチのかわりに変換ケーブルを付属しておいてほしかったな。

DSC00963.jpg
クイックマニュアルは日本語、通常のマニュアルは日本語含め数か国語で書かれている。
世界的に展開しているだけあってグローバルな感じひしひしと伝わってくる通り、日本語の印字がズレていたり・・・。


見た目はまぁまぁかっこいい



DSC00940.jpg
本体はSENA20Sよりわずかに小さく、SB5Xより少し大きい。


DSC00957.jpg
クレードル、ワイヤーマイク、スピーカーを含めた一式の重さは109gで普通の部類。

<
■BT NEXT Pro     111g
■BT X2 Pro、X1 Pro  109g
■SENA 20S       153g
■SB5X         102g
■GT2          100g
■イージートーク3    84g



DSC00924.jpg
ボタンは全て側面にある。
左からフォワード、ミドル、バックワードという名称の3つが主要ボタンで主にインカム通話やFMラジオの操作等を行い、右上にある小さなボタン二つは音量や設定の時に少し使うようになっている。

主要ボタンは非常に大きくグローブをしていてもわかりやすいが、硬いしストロークが浅くクリック感が小さい。
その上、長押し操作が多く押している時間も長いので押している間に「本当に今押しているの?」と不安になってしまう。
操作性はまずまずといったところだ。



DSC00931.jpg
本体右下にMicroUSBのポートから充電が可能。
ただ、よく売られているケーブルでは奥行きが足りないので付属のものか、ちょっと奥行きのあるケーブルを選ぶ必要がある。
このポートはステレオミニへの変換ケーブルを使うことでスマホやMP3プレーヤーから外部入力ができる。
インカム通話と外部音声入力の両立は可能だとマニュアルには記載があるが、変換ケーブルを持ってないので試せていない。
Gセンサー搭載でブレーキをかけてGがかかると後部のLEDが点灯する仕組みらしいが、まだ試していないので効果の程はよくわからない。
たぶん、いらないと思う。



DSC00933.jpg
クレードルへの取り付け取り外しは、わざわざ別途注意書きが入っている。
実際、ぱっと見ではよくわからず、ちょっと間違うと壊れそうな気配がする。
SENAが外しやすいのに比べるとちょっと難あり。


DSC00926.jpg
本体裏の下の部分が端子で、これが何かちょっとひっかかっただけで折れてしまいそうな貧弱な感じなのがわかるだろうか。


DSC00942.jpg
クレードルはこのような形になっている。



DSC00944.jpg
で、ドッキングは上からスライドさせるようにしてはめこむ。
つけるのも外すのも構造がわかれば簡単だけど、やはり本体にある貧弱なピンがむき出しになっているのはいただけない。
もしピンが折れたりしたら本体がだめになるので、せめてクレードルと本体の構造が逆だったら良かったと思う。



目玉機能 BT Talk


BTT1.jpg
距離、人数無制限と目玉にしているBT Talkについて。
実際にはスマホの通話アプリなので、革新的な機能でもなんでもないというのが本当のところ。
ここでは概要だけを説明するので、詳細は以下のBT Talkの記事を参照していただきたい。


BT Talkの概要


MidLand専用の通話アプリを使って、スマホと接続することで世界中の誰とでも会話できるよ!というもの。
じゃあLine使えばいいじゃん。ってところだけど、BT Talkにはバイク向けとして以下の仕組みが導入されている。


①BTTボタンを使うことで必要なときだけ音声発信ができるようになる。
※無線と同じで片方向通信となるため、誰かが話している間は他の人は聞き専となる。

②スマホの電波が入らなくなる等で切断されても自動再接続する。


BTT3.png
BTTボタンだがBT Talkを使うにあたって必須のオプションで7000円程度する。
BT Talkをインストールするとわかるが、通話をする時はボタンを押してないとダメという仕組みだ。

これは使えるのか?と疑問符がつくのでメリットデメリットをあげてみた。

メリット


スマホの電波が入れば世界中どこでも通話ができる。
人数がほぼ無制限。
BTTボタンで話したいときだけ話して、あとは自分の世界でいられる。

デメリット


電波が入らない山奥に行くと使えない。
片方向通話なのでみんなでわいわいが難しい。
インカム通話に比べるとかなり遅延が発生する。
スマホのバッテリーを結構使う。


想定される利用シーン


朝、自宅を出発する時にBT Talkでグループ通話を開始して各自と接続される。
集合場所まで通話しながら走る。「渋滞はまって遅れそう~」「近く着たけど場所わからん!」などなど。
到着したらペアリングをしてインカム通話に切り替える。
※4人以上の場合はとりあえずBT Talkを使っておいて、電波の入らない場所にきたら複数のグループにわかれてインカム通話に切り替える。


個人的には、BTTボタン無しで常時双方向通話という設定が用意されていてもいいのではないかな?と思う。
というのも、わざわざオプションで7000円も出してBTTボタンを購入する人が少ないだろうから普及を妨げる要因になりそうということと、インカム通話に慣れている人は離れた場所でも双方向通話でいいんじゃないかなと。
Line等の一般的な通話アプリと比較して、利点をあげるなら切断時の自動再接続くらい。

以上のことから現状の仕様では、BT Talkは使い勝手が悪く、利用価値が少ないと判断している。



操作、機能紹介


本製品はスマホアプリとPCからも設定が可能だ。
本体とスマホでは全ての設定ができないので、細かな調整はPCからすることになる。


インカム本体操作


簡単に必要最低限の操作方法を記載する。
B+comやSENAとは異なり、インカムモード、電話モードというように利用シーンにあわせてモードを切り替えるようになっているので、最初は少し慣れが必要かもしれない。
起動するとかっこいい起動音が流れるし、それぞれのモードでは日本語で音声案内が入るので迷う事は無いだろう。
ただ日本語音声はなんかちょっと安物感というか適当な感じがすごくする。
録音環境が悪かったのかな?

DSC00924.jpg

基本操作とペアリング操作


VOXモードやAGC機能(音量自動調整)の設定等いろいろあるけど、とりあえず最低限利用する操作方法のみを記載。

■電源オン
ミドルを3秒長押し

■電源オフ
ミドルとリアを3秒長押し

■インカムペアリング
電源オフの状態でミドルボタンを7秒長押しして設定モードへ入る(赤点灯)
フォワード、ミドル、バックワードいずれかのボタンを3秒長押し(青赤高速点滅)
※X1はミドルのみ
対向機器も同じ操作をして5秒程度でペアリング完了
ミドルを2回短く押してペアリングモードを終了

■ユニバーサルペアリング
電源オフの状態でミドルボタンを7秒長押しして設定モードへ入る(赤点灯)
フォワードを7秒長押し
LEDが赤点滅すればペアリング相手待ち OK!
※ユニバーサルペアリングはフォワードボタンの1台のみペアリング可

■HFPペアリング
電源オフの状態でミドルボタンを7秒長押しして設定モードへ入る(赤点灯)
ボリュームの+または-を3秒長押し
※+はA2DPとHFPペアリング、-はHFPペアリング どちらででもペアリング可
LEDが赤青高速点滅すればペアリング相手待ち OK!

■ペアリングリセット
電源オフの状態でミドルボタンを7秒長押しして設定モードへ入る(赤点灯)
ボリュームの+と-を3秒長押しでリセット(青点灯)
ミドルを2回短く押してペアリングモードを終了

■AGCオン、オフ(自動音量調整)
電源の入った状態で + と - を3秒同時長押しでオン、オフを切替

ここからは通常利用の操作


■インカムモード、FMモード切替
ミドルを3秒長押し

■インカムモード(1対1)、グループモード(4台まで)切り替え
インカムモードの状態でフォワードを7秒長押し
※X2Proのみ

■インカム通話開始、終了
接続で設定したボタンを短く押す

■ユニバーサル通話開始
フォワードを3秒長押し

■FM選局
フォワード又はリアを押す
※ラジオとインカム通話の併用は不可

PCからの設定


公式サイトから「BT UPDATER PRO」をダウンロードしてインストール。
http://www.midlandradio.jp/support/dl.html

「BT UPDATER PRO」を起動してインカムをUSBで接続すると認識される。
尚、僕のPC(win7 64bit)だけかもしれないが、「BT UPDATER PRO」を起動してインカムを接続すると1/2くらいの確率でOSが完全停止してしまうので、気をつけたほうがいいかも。

では、それぞれの機能を紹介。
全て試したわけではないので間違っているかもしれないが、参考にしてほしい。

BTx1Pro_PC設定画面

■VOX
マイクが音声を拾った時にだけインカム/電話と通信を開始し、一定時間無音になると切断する機能。
SENAにも同様の機能があり、最初の一声を拾って1秒くらいしてから接続されるため、会話の頭が切れてしまいとても不便に感じた。
くしゃみを感知して接続されてしまったりするため使い勝手が悪く、基本はオフでいいと思う。

■AGCコントロール(自動音量調整)
インカム本体で感知した騒音にあわせてボリュームを自動調整する。
後にも記載するが、感度が良すぎ、リニアに反応しすぎ、調整幅が広すぎて使い勝手が悪い。
音量はデフォルトで「中」となっているので、まだ試してないけど「最小」ならいいかもしれない。
インカム本体とスマホアプリからはオン/オフしかできないので、とりあえず「最小」にしておいて、試してだめなら「オフ」にするといいだろう。

■短縮ダイヤル
スマホから特定の電話番号に電話をかける設定

■バックラウンドモード
インカム通話中に音楽を聴くか聴かないかの設定
全体共有のパブリックモードか、自分だけのプライベートモードかはPCから設定不可。
スマホか本体で設定する。

■デバイス音量
インカム全体のベース音量設定

■通話中の外部入力端子
インカム通話と有線外部入力を併用するか否かの設定

■A2DP割込み許可
インカム通話中に接続機器のA2DP音声を拾うとインカム通話を中断してA2DPに切り替わり、一定時間無音になるとインカム通話に戻る設定。
電話や一部のナビ音声で使われるHFPはインカム通話より優先されて割り込んでくるけど、A2DPはインカム通話より優先度が低いため割り込まない。
ナビ音声がA2DPで転送する機器の場合はこの設定を許可にすることで、HFPと同じように割り込んでくれるようになる。
はずだが、試したところ動作したりしなかったりと安定しなかった。
また切替には3~5秒程度かかるのであまり使える機能ではない。

■マイク感度
マイクの感度(音量)の設定

■ストップライト設定
ブレーキのGセンサーで感知してLEDを点灯して後続に知らせる機能

■FMラジオ
周波数をあらかじめプリセットできる

RDSは不明だが日本ではオフにするよう指示がある。
Japan76-108Mhzは はい にしておくとAM放送をFMで聴ける ワイドFM対応になる。

■ユピテルナビを使用する
ユピテル向けの設定らしい


その他にペアリング情報のリセットとファームの更新が可能だ。


スマホからの設定


GooglePlayから「BT SET」をインストールすると利用できるようになる。
「BT SET」だけで検索すると出てこないので、「MidLand BT SET」で検索しよう。
尚、2017年3月時点ではiPhone版は無い様子。

接続方法簡単で、インカムとスマホをペアリングして、「BT SET」を起動するとペアリングされたインカムがリストで見れるので、選択するだけでOK

BTX1Pro_BT SETの設定画像
PC版より少し設定が省かれているのだけど、バックグラウンド機能だけは、全体で共有するパブリックモードと自分だけが聞くプライベートモードが選択できる。
もちろん本体からも設定は可能だ。


ヘルメットへの取り付け


各ヘルメットにクリップタイプで取り付けてみた。

ショウエイ Z-7


DSC00965.jpg
SENA同様にヘルメットの淵の下にはみ出すけど、Z7はちょうど取り付け部分がえぐれているのでなかなかスマートに取り付けができた。
本体がやや大きいので何かくっついている感は強いけどデザイン的には悪くは無い。

取り付けはクリップタイプを利用。
Z7の首周りはケーブルを通すと断線しそうなくらいキツキツなので、前方からまわすほうが良い感じに取り付けできる。
SENAは全般的にケーブルが短めなので取り付けしにくかったが、BT Proシリーズはケーブル長が十分あるので、前方から回り込んで取り付けができた。


DSC00970.jpg
スピーカーは耳のくぼみへ設置。
ただZ7の窪みは直径が小さく、綺麗には収まってくれない。
幸い僕は耳まわりに余裕があるので問題なかったけど、もしきつい場合はスピーカーユニットを取り出して薄型小型にすれば少しは緩和されるかもしれない。


アライ アストラルX


DSC00979.jpg
アライはインカムの取り付けがしやすい。
クリップタイプで簡単に取り付けができた。
淵から下に少し飛び出すので地面に置いた際に少しバランスが悪いけど、少し気をつけておけばOKな程度だった。



音質および各デバイス接続確認


音質テストの前に全体的な設定について。
本製品にはインカム本体で感知した騒音をもとにボリュームを変動させる、AGC(オーディオゲインコントロール)機能がある。
標準では音量設定は「中」となっているのだが、感度が良い上に即座に反映され、さらにボリュームの幅が広いので、煩わしさを感じてしまう。
まだ試してないが音量設定を「最低」か「オフ」にすることを推奨する。
インカム本体では音量設定はできないので、使い勝手が悪いと感じたらとりあえずオフにすればいいだろう。

■AGCオン、オフ(自動音量調整)
電源の入った状態で + と - を3秒同時長押しでオン、オフを切替


スマホとA2DPで接続して音楽を再生


スピーカーユニットのサイズが影響しているのだろうか、低音はやはり少し弱くちょっと迫力に欠けるが、高音は非常にクリアでヴォーカルが非常に聞き取りやすく音量も十分。
ただちょっと高音が強調されすぎで、長時間聞いていると耳が疲れてくるのが難点かな。
まぁ走行中はそれほど気にならないけど。

BT Proシリーズ専用のオプションスピーカーが用意されており、音質が良くなっている。
もし音質で不満が出れば、3000円程度と比較的安価なので試してみてはいかがだろうか。




インカム同士の通話


まずはX1とX2でインカム通話をさせてみた。

通常インカム同士の通話というのは安定性や音質に注目するところだが、それとは違う何かを感じたが何が違うのかすぐにはわからなかった。
ちょっと遊んでみてその違和感の正体がわかる。

■遅延時間が極めて少ない
そう、今までBluetoothインカムはある程度遅延があって当然という思い込みがあったので、気づくのが一瞬遅れてしまったのだ。

実際にどれくらいの遅延が発生するものなのか、ざっくり比較してみた。
ストップウォッチを見ながら目視での時間計測なので厳密ではないが、概ね参考になるとは思う。

X1-X2 0.05秒
SENA 20S同士 0.15秒
SB5X同士 0.2秒
Line通話 0.5~0.8秒(混雑具合次第)


※SB4X、SENA10Sも同社製品とほぼ同じ
※インカムでLine通話となるとさらに遅延が発生すると思われる

Line通話はワンテンポ遅れての会話でちょっと慣れが必要なのは利用したことのある人ならわかるだろう。
それと比べればSB5XやSENA 20Sの遅延はかわいいもので、確かに若干のズレは感じるが会話のタイミングが合わないといったほどではない。
Stationやメディアサーバーを使って全員で同じ音楽を聴きながら歌うと、わずかなズレで混乱する程度だw
それでもやはり直接話しているのと比べればわずかでも遅延しており、慣れるまでは違和感を感じる場合もある。

対してBT-X○-Proは圧倒的なレスポンスで遅延を感じないレベルにまで高速化されている。
スペックには表記されない点ではあるが、素晴らしい性能を持っているようだ。


3人で走行しながらテスト


構成は以下、2パターンで実施したがどちらも概ね同じ結果となった。
ファームは全て 08/04/2017 で2017年9月現在の最新バージョンで、AGCは最低、デバイス音量は中、マイク感度は最大としている。
後にも記載するが、全体的に音量が小さかったので、デバイス音量も「最大」にした方が良さそうだ。
※Nextはデバイス音量は何故か「大」が最も大きいので、「大」としておく。

パターン1
X2---Next---X1


パターン2
Next---X2---X1


■安定性
接続に関しては問題なく、一発ですんなりと接続ができる。
特にグループ通話モードにミドルボタンを押すと1秒以内に全てのインカムが接続される点は非常に楽で良い。

距離が離れて切断された場合、自動で再接続してくれる時もあるが、1/2くらいの確率で自動再接続はできず手動での操作が必要になった。
グループ通話一発接続があるので不便は感じないが、自動再接続機能の安定性はいまひとつだ。


■音質
残念ながら今回はデバイス音量設定を中にしていたせいで全体的に音量が小さくなって聞き取りずらかったが、高音が澄んでいるので低速走行時には人の声はとても聞き取りやすかった。
windows端末からしか設定できない項目のため、マイク感度とデバイス音量を事前に最も高い値にしておくことをおすすめする。

ノイズは全体的に多め。
ノイズリダクションの処理は安定しているものの、処理量が小さくノイズを拾いやすい。
走行中の風切り音やエンジン音等も全体的に大きいので、もう少しファームアップデートで改善してもらいたいと思う。

また、X1は聞く方も話す方も音量が小さめとなってしまったが、設定は同じにしてあるのでスピーカー位置やマイクの位置調整が不十分だったのかもしれない。
次回、もう一度確認をしたい。


■通話距離
見通しの良い郊外でスペックの1/2、市街地で1/5程度までなら会話が可能だ。
概ね他社と同じ傾向と考えて良い。
例えばNextとX2なら山間部で300m程度離れた上に1コーナー挟んで見えなくなったところでも、なんとか会話ができるくらいで、実用十分。

ただりX1のスペック距離300mは実用ギリギリ。
間に普通車が1台入る程度ならなんとか会話できるが、大型トラックが入るとノイズだらけとなり、会話が困難だった。
価格を考えるとあと数千円出してX2にしたほうが良いだろう。


■パブリックモード(音楽共有)
今回は時間がなく、音質が安定しなかったためテストしなかった。
自宅で確認する限りは安定しているので、次回は事前に設定しておきたい。


FMラジオ


少なくとも自宅内では快適にラジオを聞けたので、バイクの走行でも問題はないと思われる。
76-108MHz(ワイドFM)に対応しているので、AMも聞くことができるようだ。


BT X2 Proのここまでの評価


4台チェーンができるミドルクラスとしては2万円と安いし、FMラジオに通話と併用可能な外部入力も搭載しているのでソロでもグループでも使いやすい。
またスペック上ではあるがバッテリーが20時間と他社製品の1.5倍程度なので2日間くらいなら充電無しでもいけるかもしれない。
性能的にはSB4X以上、SENA 10S以下で価格を考えれば大健闘。

そして、何よりハイエンドBT NEXT Proのパブリックモードを活かしてこそのX2だと思う。
グループに1~2台NEXTがあれば十分なので、NEXTが足りない分のブリッジ用にX2を選ぶといいだろう。

全体的にノイズが多めという欠点はあるが、X2とNextの通話はまずまず。
マイク感度とデバイス音量を最大にしておくことを忘れないように。


10点満点評価
音楽の音質・・・・・・・・・5
※オプションスピーカー・・・7
インカム通話音質・・・・・・6
通話距離・・・・・・・・・・6
安定性・・・・・・・・・・・5
操作性・・・・・・・・・・・5
機能/拡張性・・・・・・・・5
取り付けやすさ・・・・・・・6
重さ・・・・・・・・・・・・6
コストパフォーマンス・・・・8
おすすめ度・・・・・・・7!

BT X1 Proのここまでの評価


15000円と安価ながらFMラジオとBT Talkに対応する面白い製品。
複数台で走る機会がありそうならX2をおすすめするが、ソロ主体で稀に2人以上であればX1でも事足りる。
メインヘルメットにはX2を、チョイ乗り用ヘルメットにはX1で音楽とラジオを、なんて使い方もいいかもしれない。

そして、ハイエンドのBT NEXT Proのパブリックモードを活かせば、X1の存在意義が非常に高くなる。
チェーン接続内の端っこ用またはペアorタンデム用として安価に入手できるので、是非NEXTを中心に考えて残りをX1で補うというように検討してみてはいかがだろうか。
ただ、X2との価格差があまりないので、4台接続と通話距離を考えるとX2をおすすめしたい。


10点満点評価
音楽の音質・・・・・・・・・5
※オプションスピーカー・・・7
インカム通話音質・・・・・・6
通話距離・・・・・・・・・・3
安定性・・・・・・・・・・・5
操作性・・・・・・・・・・・5
機能/拡張性・・・・・・・・4
取り付けやすさ・・・・・・・6
重さ・・・・・・・・・・・・6
コストパフォーマンス・・・・6
おすすめ度・・・・・・・5!


BT Proシリーズの評価


日本ではシェアNo1のB+comと猛追するSENAの2強でMidLandが割ってはいる隙間がなかなか無いが、パブリックモードの実装で大逆転もありえるかも?
こんなに面白い製品はB+com Station以来だ。

欠点は他社と比べるとノイズが大きく快適性の面では一歩遅れをとっていること、デバイスやマイクの感度をwindows端末からでなければ設定変更できないことの2点。
特に後者については集合したメンバーによって設定にばらつきがあると調整に苦労するので、スマホからも設定変更できるように早急に改善していただきたい。
おそらく、デバイス、マイクともに最も高い設定にしておけば良いと思うが、中途半端に設定ができてしまえる上にwindows端末のみという点が問題を大きくしている。
可能であればツーリング前に一度接続して試しておいたほうが良いだろう。


実走行ではX1の通話はかなり悪かったが、ちゃんと設定すれば改善すると思われる。
時間不足で細かな調整ができなかったので、再度検証をしたい。


コストパフォーマンスに優れているのので、これからグループで揃えるという人にはNEXTを中心に他を安価にX1、X2で揃えてみてはいかがだろうか。
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ユニバーサルインターコム(他社接続)の手順!理解すればすごく簡単

インカムで他社と接続する方法 ユニバーサルインターコムとHFPの設定手順

バイク用インカムは基本的に同じ会社の製品同士で接続するようプロファイルがチューニングされているが、汎用プロファイルのHFPを利用して他社でも接続するユニバーサルインターコム機能がある。
ただこのユニバーサルインターコムは通常のインカムと異なる動作をするため、チェーン接続のブリッジができたりできなかったり、接続順序が重要だったり非常にややこしいので手元でいろいろテストしてみた。


尚、スマホ経由で通話するSENAのRideConnectedも裏技的ではあるけど他社接続に活用ができる。
ユニバーサルインターコムで安定して接続できることが一番だが、だめだった場合に役に立つかもしれない。

※さっさと接続したい!って人は、読み飛ばしてOK
 少し下に接続例、さらに下にペアリング操作を記載しています。

ユニバーサルインターコムの仕組み


ユニバーサルインターコムは片側をユニバーサルペアリング、片側をHFPペアリングで登録。
ユニバーサルペアリングの機器から発信する場合は通常のインカム発信操作、HFPの機器から発信する場合はリダイヤル操作で接続可。
ユニバーサルペアリングの機器はブリッジやオーディオマルチタスク、スマホペアリングができるが、HFPペアリングをした機器は不可。
※一部例外あり


その特性の上で、チェーン接続をした上でユニバーサルペアリングが可能なのか?
結論をずばっと!

■自社インカムグループにユニバーサルで他社インカムを加えられるのは?
■SB5X(HFP) ⇔ (ユニ)20S(インカム) ⇔ (インカム)10Sサンプル
この例で言うところの真ん中のインカムのように、片方を自社と接続、片方をユニバーサルで他社と接続するのは、
SB4X、SB5X、20S、10Sは可
BT Proシリーズ、GT2は不可
※BT NEXT Proは無理やりの荒技有り
 詳細はBT NEXT Proの記事参照


■異なる3社で接続ができるのは?
■20S(HFP) ⇔ (ユニ)SB5X(ユニ) ⇔ (HFP)6riders - コピーOK例
この例で言うところの真ん中のインカムのように、両方ともユニバーサルで接続するのは、
SB5Xのみ可能


という結果になった。
SB5Xが一番ユニバーサルペアリングの柔軟性があり、次にSB4XとSENA 20S、10S
逆にMidLandとクールロボGT2はチェーン接続時はユニバーサル接続不可。
ユニバーサル接続するなら1対1のみとなる。

例えば、クールロボGT2が2台、SB4Xが2台なら、
GT2 ⇔ SB4X ⇔ SB4X ⇔ GT2
というように、SB4Xを中央にして接続すればOKだ。

SB4X ⇔ GT2 ⇔ GT2 ⇔ SB4X という接続はできないので注意しよう。



ユニバーサル接続時に音楽の併用や受電は?


ユニバーサルペアリングであれば通常通り可能で、HFPになっている機器はNGなので、音楽や受電を必要とする人がユニバーサル側になるようにしよう。

例えば、20S 1台とSB5X 1台だったとして、20Sの人がナビ音声を聞きたい場合は、
20Sをユニバーサル、SB5XをHFPにすればOK

また、SB5Xでユニバーサル × ユニバーサル接続をすると、SB5Xでは音楽も受電も不可になってしまった。



接続方法および結果


だいたい仕組みはわかったので、後は試した構成を記載していく。
※以下文字列が長くなるのでユニバーサルペアリングはユニバーサル、インカムペアリングはインカムと表記する。

3台までならブリッジ機はB+comでもSENAでも問題はないが、4台になるとブリッジ機がB+comの場合は最初と最後の機器の音量が小さくなって聞き取りづらいので、極力SENAをブリッジ機にする構成をおすすめする。
また接続順序はペアリング後の通話開始呼び出し順番を示している。
複数の呼び出しパターンで試したがそもそも接続不可だったり、接続できてもかなり不安定だったりする事が多いが、表記している接続順序で行えば比較的安定していた。


※あくまで手元で試した結果で、走行中に安定するとは限りません。
※どの機種も(特にB+com)ペアリング前にリセットすると安定性が高くなります
※20Sと10Sはオーディオマルチタスク以外の動作は同じなので20Sと10Sを置き換え可
※SMH10にはシステムが大幅に違うっぽいので20SをSMH10に置き換えるのは無理そう
※4Risersはブリッジ可能な製品だけどHFPにしかなれないので、ユニバーサル接続時は6Riders同等ということで6ridersと置き換え可
※ユニバーサル機器から発信してHFP機器へ接続するよう図には記載していますが、HFP機器からリダイヤルで接続したほうが安定する場合が多々あります。


4台チェーンの接続例


■SB5X(HFP) ⇔ (ユニ)20S A(インカム) ⇔ (インカム)20S B(ユニ) ⇔ (HFP)SB4X
■SB5X、20S(A)、20S(B)、SB4Xをユニバーサルインターコムで接続
※呼び出し順序に注意!
①20S A→SB5X ②20S A→20S B ③20S B→SB4X

割と安定して端から端まで音量が極端に小さくなるようなことは無かった。
逆にB+comをブリッジに持ってくると安定性がいまいちだった。


■20S(HFP) ⇔ (ユニ)SB5X(インカム) ⇔ (インカム)SB4X A(インカム) ⇔ (インカム)SB4X B
20S(HFP) ⇔ (ユニ)SB5X(インカム) ⇔ (インカム)SB4X A(インカム) ⇔ (インカム)SB4X Bをユニバーサルインターコムで接続
※ペアリングに利用するボタンに注意!
B+comは上下のボタンをあわせないとチェーン接続時の安定性が低下する。
例えばSENA 20SとSB5Xの下ボタンをペアリングさせたなら、SB5Xの上ボタンとSB4Xの上ボタン、次はSB4Xの下ボタンとSB4Xの下ボタン というようにB+com同士のペアリングは上下ボタンを統一する必要がある。

※呼び出し順序に注意!
①SB5X→20S ②SB5X→SB4X(A) ③SB4X(A)→SB5X(B)

割と安定して端から端まで音量が極端に小さくなるようなことは無かった。
B+com4台接続並みと感じた。


■SB4X(HFP) ⇔ (ユニ)20S(インカム) ⇔ (インカム)20S(インカム) ⇔ (インカム)10S
■SB4X(HFP) ⇔ (ユニ)20S(インカム) ⇔ (インカム)20S(インカム) ⇔ (インカム)20Sをユニバーサルインターコムで接続
接続はどの順番でもOK
10Sはブリッジに持ってきても特に問題は無いと思われる。
安定しており、音質も良かった。


■6riders(HFP) ⇔ (ユニ)20S A(インカム) ⇔ (インカム)20S B(ユニ) ⇔ (HFP)SB5X
■6riders(HFP) ⇔ (ユニ)20S A(インカム) ⇔ (インカム)20S B(ユニ) ⇔ (HFP)SB5Xをユニバーサルインターコムで接続
※呼び出し順序に注意!
①20S A→6riders ②20S A→20S B ③20S B→SB5X
先に20SからSB5Xにつなぐと、6ridersへの接続がうまくできなかったので先に6ridersと接続しておく必要がありそうだった。

音質はいまいち。
実用的には少し厳しいかも?


■20S(HFP) ⇔ (ユニ)SB5X(インカム) ⇔ (インカム)SB4X(ユニ) ⇔ (HFP)6riders
■20S(HFP) ⇔ (ユニ)SB5X(インカム) ⇔ (インカム)SB4X(ユニ) ⇔ (HFP)6ridersをユニバーサルインターコムで接続
※ペアリングに利用するボタンに注意!
B+comは上下のボタンをあわせないとチェーン接続時の安定性が低下する。
例えばSENA 20SとSB5Xの下ボタンをペアリングさせたなら、SB5Xの上ボタンとSB4Xの上ボタン、次はSB4Xの下ボタンとSB4Xの下ボタン というようにB+com同士のペアリングは上下ボタンを統一する必要がある。
※呼び出し順序に注意!
①SB5X→20S ②SB5X→SB4X ③SB4X→6riders
音質はいまいち。
実用的には少し厳しいかも?



3台チェーンの接続例


■20S(HFP) ⇔ (ユニ)SB5X(ユニ) ⇔ (HFP)6riders
■20S(HFP) ⇔ (ユニ)SB5X(ユニ) ⇔ (HFP)6riders
※呼び出し順序に注意!
①SB5X→20S ②SB5X→6riders

3台がすべて別会社の場合はユニバーサル×2のブリッジが可能なSB5Xが不可欠。
20S含め他機種ではユニバーサル×2のブリッジ不可。
安定しており、音質も良かった。


■SB4X A(インカム) ⇔ (インカム)SB4X B(ユニ) ⇔ (HFP)4riders
■SB4XA(インカム) ⇔ (インカム)SB4X B(ユニ) ⇔ (HFP)4riders2
※ペアリングに利用するボタンに注意!
B+comは上下のボタンをあわせないとチェーン接続時の安定性が低下する。
例えばSENA 20SとSB5Xの下ボタンをペアリングさせたなら、SB5Xの上ボタンとSB4Xの上ボタン、次はSB4Xの下ボタンとSB4Xの下ボタン というようにB+com同士のペアリングは上下ボタンを統一する必要がある。
※呼び出し順序に注意!
①SB4X(B)→4riders ②SB4X(B)→SB4X(A)
安定しており、音質も良かった。


■4riders(HFP) ⇔ (ユニ)SB5X(ユニ) ⇔ (HFP)6riders
■4riders(HFP) ⇔ (ユニ)SB5X(ユニ) ⇔ (HFP)6riders
SB5Xから発信すればどっちを先に接続してもOK
安定しており、音質も良かった。
4ridersはHFP接続にしかならないためブリッジ不可。
ユニバーサル×2のブリッジが可能なSB5Xが必須となる。


■SB5X(HFP) ⇔ (ユニ)20S(インカム) ⇔ (インカム)10S
■SB5X(HFP) ⇔ (ユニ)20S(インカム) ⇔ (インカム)10S
※呼び出し順序に注意!
①20S→SB5X ②20S→10S
安定しており、音質も良かった。


■20S(HFP) ⇔ (ユニ)SB4X A(インカム) ⇔ (インカム)SB4X B
■20S(HFP) ⇔ (ユニ)SB4X A(インカム) ⇔ (インカム)SB4X B
※ペアリングに利用するボタンに注意!
B+comは上下のボタンをあわせないとチェーン接続時の安定性が低下する。
例えばSENA 20SとSB5Xの下ボタンをペアリングさせたなら、SB5Xの上ボタンとSB4Xの上ボタン、次はSB4Xの下ボタンとSB4Xの下ボタン というようにB+com同士のペアリングは上下ボタンを統一する必要がある。
※呼び出し順序に注意!
①SB4X(A)→20S ②SB4X(A)→SB4X(B)



SB5Xのペアリング操作


DSC00898-2.jpg

リセット手順


電源オフの状態でインカムボタン上下とデバイスボタンを同時に5秒長押しすると赤青点灯して完了。
※ユニバーサル又はHFPペアリングする時はオールリセット、インカムペアリングのみであれば電源オンで実施すればインカムリセットとなる。

インカムペアリングの手順


電源オンの状態でインカムボタン上又は下を3秒長押し
LEDが赤高速点滅した状態でペアリング相手待ち OK!
※相手も同じ状態になったらどちらかのインカムボタンを1回押す

ユニバーサルインターコムペアリングの手順


電源オンの状態でインカムボタン上又は下を3秒長押し
LEDが赤高速点滅した状態でペアリング相手待ちとなった状態で、再度同じインカムボタンを3秒長押し
LEDが青点滅した状態でペアリング相手待ち OK!

HFPペアリングの手順


電源オフの状態でデバイスボタンを押したままレバーを上げて5秒。
※起動状態になってもそのまま押したまま上げ続ける。
LEDが赤青高速交互点滅になればペアリング相手待ち OK!

リダイヤル操作


デバイスボタンを3秒長押し


SB4Xのペアリング操作


DSC00899-2.jpg

リセット手順


電源オフの状態でインカムボタン上下とデバイスボタンを同時に5秒長押しすると赤青点灯して完了。
※ユニバーサル又はHFPペアリングする時はオールリセット、インカムペアリングのみであれば電源オンで実施すればインカムリセットとなる。

モードBへの変更手順


電源オンの状態でデバイスボタンを押しながらレバーを上に5秒
自動的に電源が落ちるので、起動した時にモードB!とアナウンスされていればOK

インカムペアリングの手順


電源オンの状態でインカムボタン上又は下を3秒長押し
LEDが青高速点滅した状態でペアリング相手待ち OK!
※相手も同じ状態になったらどちらかのインカムボタンを1回押す

ユニバーサルインターコムペアリングの手順


電源オンの状態でインカムボタン上又は下を6秒長押し
※通常のインカムペアリングモード(赤高速点滅)になってもそのまま押し続ける
LEDが赤高速点滅した状態でペアリング相手待ち OK!

HFPペアリングの手順


電源オフの状態でデバイスボタンを押したままレバーを上げて5秒。
※起動状態になってもそのまま押したまま上げ続ける。
LEDが赤青高速交互点滅になればペアリング相手待ち OK!

リダイヤル操作


デバイスボタンを3秒長押し


SENA 20S、10Sのペアリング操作


DSC00902-2.jpg
※外見は違うが20S、10Sどちらも操作は同じ

リセット手順


電源オンの状態でジョグダイヤルを12秒長押して設定モードへ入る。
※途中赤点滅のインカムペアリングモードになるが無視して押し続ける。

ジョグダイヤルを回して4つモードを移動すると「全てのペアリングを削除する」とアナウンスされるので、フォンボタンを押す。

インカムペアリングの手順


電源オンの状態でジョグダイヤルを6秒長押し
LEDが赤高速点滅した状態でペアリング相手待ち OK!
※相手も同じ状態になったらどちらかのジョグダイヤルを1回押す

ユニバーサルインターコムペアリングの手順


電源オンの状態でジョグダイヤルを12秒長押しして設定モードへ入る。
※途中赤点滅のインカムペアリングモードになるが無視して押し続ける。

ジョグダイヤルを回してモードを2つ移動すると「ユニバーサルインタコムモード」とアナウンスが流れるので、フォンボタンを押す。
LEDが青高速点滅すればペアリング相手待ち OK!

HFPペアリングの手順


電源オンの状態でフォンボタンを5秒長押し
赤青高速交互点滅にすればペアリング相手待ち OK!

リダイヤル操作


フォンボタンを1回押し


クールロボ GT2 / イージートーク3


DSC01176-10-2-3.jpg
※見た目が異なるが操作は同じ

リセット手順


電源オンの状態で -ボタンと Aボタンを同時に2秒長押しで電源オフにする(Aボタンは押したまま)
Aボタンと+ボタンを同時に5秒程度長押しするとLEDが5回赤点滅してリセット完了

インカムペアリングの手順


親機 : 電源オンの状態でAボタンを8秒長押しすると緑高速点滅
子機 : 電源オンの状態でMボタンを8秒長押しすると赤青高速点滅
10秒くらい放置するとペアリング完了。
※親機、子機という概念があり、親機はAボタン、子機はMボタンとなり、どっちがどっちでもOK
※GT2実装のグループ通話はグループ番号という概念があり、GT2でのみ構成する必要がある。
 詳細はGT2の記事を参照してください。

ユニバーサルインターコムペアリングの手順


電源オンの状態でAボタンを8秒長押し
LEDが緑高速点滅するとペアリング相手待ちOK!

HFPペアリングの手順


電源オンの状態でMボタンを8秒長押し
LEDが赤青高速点滅するとペアリング相手待ちOK!

リダイヤル操作


Mボタン2回押し


BT NEXT Pro / X2 Pro / X1 Pro


DSC01226-2.jpg
※外見は違うがNEXT、X2、X1の操作は同じ

リセット手順


電源オフの状態でミドルボタンを7秒長押しして設定モードへ入る(赤点灯)
ボリュームの + と - を3秒長押しでリセット(青点灯)
ミドルを2回短く押してペアリングモードを終了

インカムペアリングの手順


電源オフの状態でミドルボタンを7秒長押しして設定モードへ入る(赤点灯)
フォワード、ミドル、バックワードいずれかのボタンを3秒長押し(青赤高速点滅)
※X1はミドルのみ
対向機器も同じ操作をして5秒程度でペアリング完了
ミドルを2回短く押してペアリングモードを終了

ユニバーサルインターコムペアリングの手順


電源オフの状態でミドルボタンを7秒長押しして設定モードへ入る(赤点灯)
フォワードを7秒長押し
LEDが赤点滅すればペアリング相手待ち OK!
※ユニバーサルペアリングはフォワードボタンの1台のみペアリング可

HFPペアリングの手順


電源オフの状態でミドルボタンを7秒長押しして設定モードへ入る(赤点灯)
ボリュームの+または-を3秒長押し
※X2とX1 +はA2DPとHFPペアリング、-はHFPペアリング どちらででもペアリング可
※NEXT +も-もどちらもA2DPとHFPペアリングでどちらでも可
LEDが赤青高速点滅すればペアリング相手待ち OK!

リダイヤル操作


ペアリングをした+または-を3秒長押し


4Riders V4のペアリング操作


DSC00908-2.jpg
※ユニバーサルペアリングモードは無い
※スマホ接続する手順とは異なりインカムペアリングとほぼ同じ手順

インカムペアリングの手順


電源オンの状態でA又はBのボタンを5秒長押し
LEDが赤高速点滅した状態でペアリング相手待ち OK!
※相手もペアリングモードになれば、"どちらか"の同じボタンを短く押す

HFPペアリング(ユニバーサル用)の手順


電源オフの状態で電源ボタンを8秒長押し
LEDが赤高点滅した状態でペアリング相手待ち OK!
※相手がユニバーサルペアリングモードになれば自動的にペアリングされる。

リダイヤル操作


Phone/Play(電話)ボタンを3秒長押し


6Ridersのペアリング操作


DSC00906-2.jpg
※ユニバーサルペアリングモードは無い
※スマホ接続する手順とは異なりインカムペアリングとほぼ同じ手順

インカムペアリングの手順


電源オンの状態でA~Fのいずれかのボタンを5秒長押し
LEDが赤高速点滅した状態でペアリング相手待ち OK!
※相手もペアリングモードになれば、双方の同じボタンを短く押す
 ただし相手が4Ridersの場合は"どちらか"のボタンを押す。

HFPペアリング(ユニバーサル用)の手順


電源オフの状態で電源ボタン(メインボタン)を8秒長押し
LEDが赤高点滅した状態でペアリング相手待ち OK!
※相手がユニバーサルペアリングモードになれば自動的にペアリングされる。

リダイヤル操作


電源ボタン(メインボタン)を3秒長押し


20Sをユニバーサル、SB4XをHFPで接続する手順例


①SENA 20Sをユニバーサル接続モードにする
電源を入れる→ジョグダイヤルを12秒長押し→ジョグダイヤルをまわしてユニバーサルペアリングモードにあわせる→フォンボタンを押す

②SB4XをHFPペアリングモードにする
電源をオフにする→インカム上下ボタン+デバイスボタンを5秒長押しして全リセット→デバイスボタンを押したままレバーを上げて5秒でHFPペアリングモード

③二つを近づけて5秒程度でペアリング
※SENA 20Sの反応が遅い事が多いので、SB4Xが接続されたならSENAはしばらく放置しておけばOK




以上、ユニバーサルインターコムの接続方法と接続の組み合わせを検証した結果でした。
出先で他社の人と一緒になった時にこのページを見ればとりあえず何とか接続くらいはできると思うので、参考にしてもらえればと。


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中華インカム「6Riders」はどれくらい使えるのか?最安インカムレビュー!

6ridersのレビュー

最近増えつつある中国製インカムの代表格、6ridersを入手したのでさわってみた。
全然ダメだろうと思っていた部分が意外と良かったり、え?そこ!?って部分がだめだったり、なかなか面白い製品ということがわかったので、それらを書いいく。




6Ridersの特徴


・とにかく安い!
 アマゾンで一台6000円程度で販売されている。

・ペアリングできる相手は6台までだが、通話できるのは1対1。
 6Ridersという名称から6台チェーン接続可能と勘違いしそうだが要注意。
 ちなみに4Ridersは4台チェーン接続が可能な上位モデルという位置づけ。
 すっごくわかりにくいぞ!

・スペックはかなりすごい
 通話距離1200mとミドルクラス級だ・・・が、いったいどれくらい性能を発揮するのか楽しみながらテストをしてみた。



当ブログでもよく取り上げるウェアラブルカメラでも同じだが、中国製品は使ってみないとどんなものか全くわからない。
時々大当たりの製品が存在するので興味がわいたので試しに購入してみた次第だ。

といっても6Ridesr、4Ridersは中国製品の中でメジャーな売れ筋モデルなので、全く使えないというものではない事はわかっている。
値段の割りに使える!という評判なので、使える!がどれくらい使えるのかを見てみよう。


6Ridersの外観、拡張性


6ridersの本体
いかにも中国製w
ここまで見た目のかっこよさも操作性も無視したものもすごい。
何か全く別の機器の部品を流用したらこうなった、みたいなものだろうか。

まず何がすごいって、このボタンの小ささ。
薄手のグローブならともかく冬グローブでの操作は非常にやりにくい。
ボタンの数が多いだけに、どのボタンを触っているのか感触を確かめながらでないとボタンの配置がわからない。



6ridersのボタン
そしてこれを見ていただきたい。



nc25363.jpg
ではもう一度アップで。


DSC00849-2.jpg
音量調整のボタンが上下逆という驚きの設計wwww
さすが中国!
いくら中国製品をさわっても新鮮な驚きとネタを提供し続けてくれるぜ!




6ridersの外部入力ポートと充電、スピーカーポート
底面には充電用としては非常に珍しい2.5mm 4極プラグと、マイク&スピーカー用の3.5mm 4極プラグがある。
充電用プラグは特殊ではあるが、USBから電源をとれるのは救い。
うーん、MicroUSBにしてくれればいいんだけど、コスト的な問題なのだろう。
ケーブルは2台セットには2本ついている。
もし無くしてしまったら店舗ではそう手に入らないだろうから、補修部品として購入しなければならなさそうだ。



6ridersで外部音声入力を試す
2.5mmポートなんて変換が面倒だなぁと思っていたがふと付属のステレオケーブルが気になって接続してみると、なんと有線オーディオ入力も兼ねていた。
しかもインカム通話と併用が可能。


付属のケーブルは2.5mm⇔3.5mm オスオスステレオケーブルなので、汎用性がある。
ケーブルは硬めで扱いにくく長さは80cm。
お好みで汎用ケーブルを用意してもいいだろう。

尚、マイク&スピーカーは普通の3.5mm 4極プラグなので汎用品が利用可能だ。
ヘルメットに仕込むのに適したものはなかなか見つからないが、バイク以外ならPC用やスマホ用のヘッドセットを使えばハンズフリーで会話ができそうな感じ。
また、聞く専用であれば普通の3.5mmステレオミニプラグが利用可能。
ただし、オーディオテクニカのヘッドフォンはNGでソニーのイヤホンはOKだったので、配列に癖があるようだ。
iphone向けの変換ケーブルらしいものが販売されていたので、利用するヘッドセットやスピーカーによってはこれで解決できるかもしれない。





付属品一式


6ridersの付属品一式確認

本体以外を取り付けるためのベースは挟み込むクリップと貼り付ける両面テープが付属している。
本体とベースは非常に軽量なのだが、このクリップがやたら頑丈で重い。
SENAも同様にクリップが重いので、ここまで強度いらないから軽くして欲しいと思う。

※コメントでベースのプラスチックがもろくてすぐ割れると情報をいただいた。
 中国製品のプラスチックはとにかくしなりがなくて、すぐパキっと割れるが本製品も同類のようだ。

※2016/9/26 さらに追記
割れるのは旧式タイプのクリップで、現在の鉄製クリップであればマウントが割れるような事象は無さそうだ。
クリップ部分がプラスチック製で割れるらしく、実際古いタイプの4ridersはプラ製であることを確認済み。



スピーカーとマイクは4極端子から分岐という形になっている。
マイクがアーム式しかなく、このアームが柔いので走行中に風圧で曲がりそうだなぁ。

充電器はUSBで1.5A出力のもの。
普通のUSBの口なのでわざわざ付属品を使う必要はない。




6ridersのスピーカー
スピーカーの直径はやや大きめで、SB4X、5Xの標準より少し大きい。
厚みも少しあるけど、最近の耳にくぼみのあるヘルメットならなんとか大丈夫そう。
見た目はいかにも安物という感じが出ているが音質はどうだろうか。
左右どちらもコードの長さが同じなので、どっちが左右かわかりにくい。
ステレオなのは間違いないので、気にする人は音楽を聴いてどっちが左右かチェックする必要がある。




6ridersの充電ケーブル
充電ケーブルは特殊でUSB⇒2.5mm 4pinという初めて見るタイプ。
一般的な電気店ではまず売ってなさそうで、アマゾンで調べたところ4riders用ではないが、形状は一致してそうなケーブルを発見。
使えそうな感じはするが、もし中の結線が違っていたら壊れるだろうし微妙だなぁ。
そんなリスクを犯すくらいなら、もう1つ購入したほうがいいかもと思う。




重量


6ridersの重さ
本体は軽いけど、アームマイクとベースのクリップが非常に重くて136gある。
全重量はSB4X(約100g)以上 SENA 20S(約150g)以下。
SENAと一緒でやたらとクリップが頑丈で重いのだがこれは流行だろうか?
B+comのクリップは非常に軽量で、それでも必要十分な強度がある。
もう少し軽量化してはどうだろうか。



ヘルメットへの取り付け


ジェットとフルフェイスにそれぞれ取り付けてみた。


OGK ASAGIに取り付け


6ridersをOGK ASAGIに取り付け
帽体に隙間がないのでベースを両面テープで貼り付けて、本体を接続。
マイクのアームが柔いので○印のあたりを両面テープか何かで固定したほうが良さそうだ。



スピーカーの埋め込み位置
マイクとスピーカーのケーブルが一体となっているので取り回しにくい。
特に左スピーカーはケーブルが短いのでまず左スピーカーを設置してから、右スピーカーとマイクを設置するとやりやすい。




アライ アストラルXに取り付け


クリップの取り付け方法
クリップタイプで取り付けをした。
取り付け方法はSENAとほぼ同じで、帽体の隙間にクリップを突っ込んで、ベースとネジ止めするようになっている。




6ridersをアライ アストラルXに取り付け
がっちりくっついて良い感じなんだけど、ケーブルのコネクタ部分がはみ出して地面にあたってしまう。
スピーカーのコネクタはL字なのでまだいいが、オーディオ入力のケーブルはストレートなのですぐ断線してしまいそう。




マイクの位置
アームマイクしかないのでフルフェイスの取り回しは少し面倒。
顎の下から巻き込んで、口元あたりで両面テープとかを使って貼り付けておくしかな。
マイクはかなり厚みがあってフルフェイスでは邪魔になりやすいのが難点。
ワイヤー式マイクもオプションで用意してくれればいいんだけど、探した限りでは無いらしい。





操作


一応ついている日本語マニュアルを見ながら一通りテストをしてみたが、日本語が怪しかったり間違いがあったりしたので、手元で試した操作一式を書き起こす。
どうやらペアリングのリセット機能は無いらしい。
過去のペアリング情報が残って面倒なことになるので、最低限実装して欲しいところだけど仕方ない。


6ridersの操作方法

■起動、シャットダウン
電源ボタン(メインボタン)を6秒長押しする。
押す時間が長いよ!
一日のツーリングであれば電源は入れっぱなしにするだろうから特に問題は無いだろうけど、ちょっと30分くらい走るなんて時に使いたいと思わない。
気軽さを失ってしまうのは残念なところだ。




■携帯電話やオーディオ機器とペアリング(A2DPとHFP)
①6Ridersの電源がoffの状態から電源ボタンを8秒長押しすると、赤と青に点滅
②スマホでBluetoothを探す PINコード入力を求められた場合は 0000 を入力。
③接続完了


■インカムペアリング
①2台の6Ridersの電源をonにする
②2台のA~Fのいずれかを4秒くらい長押しすると赤青で点滅する。
※A~Fのどれを使うかは自由。
③上記と同じボタンを2台とも1回だけ短く押す
④ペアリング完了し接続



■インカム通話開始、終了
ペアリングをしたA~Fのボタンを1回押す



■携帯電話との接続
本体起動時に自動接続。
または、Phoneボタンを押す。



■携帯電話に出る
呼び出し音がなったらPhoneボタンを押す又は4秒で自動受話



■音楽操作
プレイヤーを操作して音楽を再生。
Phoneボタンを押すと、再生、停止の動作をする。
※AVRCP非対応のようで曲の早送り、戻しは不可。


■音量操作
インカム通話や音楽再生中に音量ボタンを押す。
※それぞれ独立して音量設定が可能。




起動シャットダウンの操作が6秒長押しと異様に長いことと、音量ボタンが上下逆な事を除けばわりとまとも。
インカム接続もボタンを押してから4秒程度とそこそこ早い。
音声案内はないけど多機能というわけでもないのでビープ音だけで十分判断できる。



音質、安定性チェック


それでは各シーンでの音質や安定性をチェックしていく。
どの接続でも共通して言えるのは、スピーカー性能が少し低いことと、ホワイトノイズが少し大きいこと。
いずれも走行していればそれほど気にならないが、ふとちゃんと聞き入った時は気になってしまう。
B+comやSENAと比べたらというレベルで決して不満足というわけではないことは留意していただきたい。




インカム通話


6Ridesrs同士、SB4XやSENA 20Sととユニバーサル接続をして室内で試したところ、マイクとスピーカーの性能不足で少し音質、音量ともに落ちるが十分実用的なレベル。
全く面白みが無いが1時間くらい安定して接続されており、高級機となんらかわりはなかった。
走行すればまた状況は変わってくるので、試し次第結果を記載する。



音楽


Asus Zenfone2 LaserとA2DPで接続し、動画プレイヤー VLCで音楽を再生してみた。
低音はそれなりに出るが高音は弱め。
全体的に音に厚みがなく薄っぺらい。
それでもスカスカというわけではなくそれなりに迫力のある音は出ており、スピーカー位置をちゃんと調整すれば十分音楽を楽しめる。
音量はやや小さめなので、6Riders本体とスマホの両方のボリュームを最大まで上げたところ、100km/hで走行して問題ない程度の音量を確保できた。
mp3の音量(Gain)は89dBと標準値にしている。

ただし、これがスピーカーの限界らしく音割れ寸前の感じがある。
B+comやSENAと比較すると2割くらい最大音量の限界値が低く、全体的に少し薄っぺらいが、思ったよりは音質が良くて値段を考えると大健闘だ。

試しにソニーのミドルクラスにあたるカナル型イヤフォンを接続してみるとかなり良い音が出ていたので、Bluetoothの受信機能は問題なくてスピーカーの限界のようだ。
また、ズボンの左前ポケットにスマホを入れて3時間ほど走行したけど、プチっと途切れることは一回もなく安定性はかなり高かった。

4台チェーン接続して動画をとってみた


おそばせながら4dirdersを2台と、6ridersを2台の合計4台でチェーン接続をしてきた。

■接続状況
6riders----4riders----4riders----6riders
M君    T先輩   まさきち  K先輩
静かな山の中を走行した動画は以下の通り。


■音質
人の声はそこそこクリアに聞こえるが、ノイズリダクションが弱く、風切り音やエンジン音をかなりインカム通話にのせてしまう。
動画ではそれほど気にならない程度でも、実際はB+comやSENAとはやはり全然ノイズリダクションの効きが違う。

60kmで走るのはOK、高速はたぶんかなり厳しい。
という感じだ。



■安定性
リセットができず、いろんなところにペアリング情報が残ってしまっていた事が原因かもしれないが、4台接続はかなり不安定だった。
一番端のM君は全体の1/3しか繋がっておらず、繋がったとしてもK先輩の声はほとんど聞こえていない。
T先輩の声も少し小さめ。
逆に、僕とK先輩は非常に快適で、音質も安定性もかなり良かった。



■通話距離
あまり距離を離さなかったけど、安定している僕とK先輩の間は200m程度離れても全く問題なし。
T先輩とは100mくらい離れるとノイズがのりはじめて会話がやや困難。
離れすぎなければとりあえず会話は大丈夫だった。



■結局のところ・・・
2台接続であれば安定性は十分で、ノイズリダクションが弱いことを除けば合格点。
一般道ならOK、高速は厳しい。

チェーン接続となると3台ならぎりぎり一般道はOK、高速はNG、4台は非現実的という感じだ。
ただ、先にも書いたけどペアリング情報が残っていたことが悪さをしている可能性がある。


お試し機、サブ機としては十分合格点!


それでは総合して良い点、悪い点をまとめる。


良い点


・6000円というとんでもない安さ
・若干軽い
・音声入力有線ポートがあってしかもインカム通話と併用可


イマイチな点


・電源on/offが6秒も長押ししなければならない
・ボタンが小さすぎ&多すぎて操作しにくい
・ボリュームの上下が逆という謎仕様
・スピーカーの音質、音量が少し低い
・マイクのアームがふにゃふにゃ
・充電ポートが特殊
・見た目がいかにも中国製
・生活防水しかうたってないので不安
・ファームのアップデートが無い


悪い点のほうが多いが、なんといっても1台あたり6000円という安さがすべてを吹き飛ばしている。
また音声入力有線ポートがインカム通話と併用可能なのは素晴らしい。
有線ケーブルの接続の手間はあるけども、ナビ音声や音楽を聴きながらインカム通話ができるというのは大きなメリットだ。
ソロでラジオや音楽中心だったり、ペアでちょっと会話できればいいという程度であれば十分使える。
逆にチェーン接続をすることが目的となる4ridersは現実的な接続は3台までとなるので、メリットがあまり無い。

少し高くなるけど、デイトナのイージートーク3が非常にすばらしいので、有線入力が必要なければイージートーク3もあわせて検討するといいだろう。


10点満点評価
音楽の音質・・・・・・・・・4
インカム通話音質・・・・・・3
通話距離・・・・・・・・・・4
安定性・・・・・・・・・・・5
操作性・・・・・・・・・・・2
機能/拡張性・・・・・・・・4
取り付けやすさ・・・・・・・5
重さ・・・・・・・・・・・・6
コストパフォーマンス・・・・6
おすすめ度・・・・・・・6!

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バイク用インカムの全てがわかる!製品を徹底比較

インカムメーカーのロゴ
2017年8月時点最新版 2009年頃に登場しバイクライフを劇的に変えたインカムの魅力にはまって早8年。
店員よりメーカー社員よりインカム選びの適切なアドバイスができると思うので、本記事がその一助になればと思う。

本記事で取り上げるメーカーは、サインハウス B+com、SENA、MidLand、デイトナ、中国系の5つ。


※スマホの場合、目次表示が遅くなることがあります。

インカム選び6つのポイント


選び方で迷ったなら、6つポイントが自分にとって必要か考えてみよう。
メーカー、同時接続数、通話距離、通話と音楽の併用、ラジオチューナー、有線外部入力の6点と、その他意外と重要視されない点について、興味のある方は以下をクリックして確認してください。

■メーカーはできる限りそろえよう
既にツーリング仲間がいずれかを持っていて、買い換えてまで乗り換える予定がないなら無理をせず同じメーカーにしておいた方が無難。
ユニバーサルインターコムで他社とも接続できるけど、同メーカーのほうが安定する事が多い。
機種によっては他社と接続すると複数台接続に制限がかかる。
ユニバーサルインターコムについては以下の記事を参照していただきたい。

■スペックの通話距離はあてにならない
目安としては、市街地は1/5、郊外や高速は1/2と見込んでおくといいだろう。
製品にもよるがスペック上1000mあれば十分、200mが実用最低ライン。
例えば200mの製品であれば市街地は40m程度まで、つまり間に車が一台も入らなければ快適に通話ができ、1台入るとノイズが入る。
1000mの商品であれば市街地は200m程度まで、間に車が3台入るとノイズが入る。という感じだ。


■同時接続台数はツーリングメンバーに合わせて
ローエンドは2台まで、ミドルとハイエンドは4台までが大半を占めており、一部ハイエンド製品に8台接続が可能なものがある。
よく走りにいく人数で何台必要かを考えよう。
同時接続は基本的に数珠繋ぎとなる。
最初は接続方法に戸惑うかもしれないが、この場合はこのボタンを押す!というようにルール決めさえできれば、電子機器が苦手な人でも大丈夫。


■通話と音楽の併用機能は先頭を走る人に最適
インカム通話をしながらスマホ等の音楽やナビ音声を同時に聴く機能。
基本的に音楽等は自分だけが聴けるので、ほかの人との趣味は考えなくてOK
先頭を走る人はナビ音声が聞ける点が最大のメリット。
これができるだけでナビを見る回数が減って、安全かつ楽しいツーリングができるようになる。
有線外部入力は有線接続の手間がかかることを考えると、電子機器に慣れている人ならBluetooth接続で通話と音楽の併用機能を利用のほうがスムーズで良いと思う。


■ラジオは普段聴かない人にも役立つ
通話と音楽の併用機能を持つ機種ならインカム通話と同時にラジオが聴ける場合がある。
バイクでもそれなりに聴けるので、ラジオ好きな人は要チェック。
普段ラジオを聴かない人でも、ソロでずっと音楽を聴いていると飽きてくるため気分転換にラジオがあるとすごく便利。
スマホのラジオアプリ(ラジコ)は地域の切り替わり時に自動で切り替わらず聴けなくなる等、スマホ操作をよく考えておかないといけない。
スマホに長けている人であればラジオチューナー無しでも良いし、苦手な人ならラジオチューナー内蔵のほうが良い。


■有線外部入力は電子機器が苦手な人に便利
Bluetoothではなく、一般的なイヤホン等と同じ有線ステレオミニプラグのポートを備えているインカムがあり、通話と音楽の併用機能非対応機種でもインカム通話と併用できる場合がある。
併用できない製品ではメリットが少ない。
有線接続をするのが少々面倒ではあるが、安価なことが利点。
簡単とは言えBluetooth接続機器が増えてうまく繋がらない場合もあるため、電子機器が苦手な人は有線のほうが気楽で良い。


■その他 あまり気にしなくていい事
・バッテリーの持ち時間
基本的にスペックどおりの利用が可能で、概ねどの製品も10~20時間となっている。
休憩時もインカム同士をつなぎっぱなしにしているとまる一日は持たないが、休憩時に切断しておけば大丈夫。
充電し忘れてもスマホと同じようにモバイルバッテリーから簡単に充電できるため、製品比較時はあまり気にしなくても良い項目。
リチウムポリマーが搭載されていることが多く、ヘビーに毎日何時間も使うと2~3年でバッテリーがへたってしまうが、週末の利用程度であれば製品寿命まで持つことが多い。

・防水性能
中国製を除けばどの製品もそこそこの防水性があり、通常の利用では心配する必要はない。
ただ、土砂降りの中、何時間も走り続けると浸水してだめになる場合がある。
スマホと同じように、浸水による動作不良が発生したら起動せずに完全に乾くまで放置させよう。
袋にインカムとシリカゲルや米を入れて閉じると、内部の水分をすばやく吸収して故障を防いでくれる事があるので、試してみてはいかがだろうか。



そのほか、インカムの疑問点を最下部にまとめたので、そちらも参照してもらえればと思う。


インカムの紹介


製品は以下の4カテゴリーに分けて紹介する。
・インカム通話と音楽の同時利用が可能な3万円程度のハイエンド
・4台チェーンが可能な2万円台のミドルクラス
・1対1接続で1万円台のローエンド
・玉石混交の中国製
スペックリストはあくまでマニュアルや仕様表などから読み解いたもので確実とは言えないので、必ず公式サイトで仕様を確認して欲しい。



ハイエンド  SB6Xの登場で新時代の幕開け


主に3万円前後の価格帯でインカム通話とスマホ接続(音楽/通話)の同時利用を可能にした機種をハイエンドと位置づけた。

最も発売が早くアップデートで不具合を潰し続けて熟成に域に入っているSENA 20S、グループ内でオーディオを共有する新機能を搭載したBT NEXT Pro、音質の良さとオプション併用で拡張性抜群のSB5X、激安のクールロボGT2
独走していたSENA 20Sにようやく他社が追いついて、選びがいがある状態となってきた。

さらに、経路を自動制御して切断されても近づけば自動復帰する新しい仕組みを導入した新世代の製品が登場しはじめている。
国内ではまず第一弾としてB+com SB6Xが発売。
B+Linkの便利さと快適な操作性で一気に巻き返しを図る。

●ハイエンドでオススメの機種
・次世代の自動経路制御を搭載した B+com SB6X
・初のインカム通話&オーディオ共有の併用を実現した MidLand BT NEXT Pro



SENA 20S


SENA 20S
基本スペック&製品の特徴
・同時通話最大8人
・通信距離2km
・通話時間13時間
・騒音にあわせて自動ボリューム調整
・他社インカムと接続可
・インカム通話と音楽の同時利用可
・A2DP機器2台を同時利用可(自動切替)
・有線オーディオ入力
・FMラジオ内蔵
・音声で操作するボイスコマンド
・スマホアプリで設定可
・ハンドルリモコン、GoPro接続機(OP)
・実売価格 3.2万円


安定の万能製品
2014年発売ながら2017年現在いまだに最高性能を誇るSENAのフラッグシップ機。
インカム通話とスマホ接続(音楽/通話)を両立させた最初の機種。
価格は3.2万円程度と最高級の部類ではあるが、性能を考えれば安いほうだ。
安定性、飛距離はNo1で長年市場トップの座を維持し続けてきた。
新世代SB6Xともまだ張り合えるほど高い性能を持っている。
欠点は本体が大きい、重い、値段が高い、音質がやや劣る事くらい。
とても良くできた製品なので、是非レビュー記事を参照していただきたい。


B+com SB6X 2017年8月発売 注目


SB6X-2.jpg
基本スペック&製品の特徴
・チェーン接続最大6人(現時点では推奨4台)
・通信距離1.4km
・通話時間16時間
一発ペアリング、自動接続、自動経路制御のB+Link搭載
・他社インカムと接続可(ユニバーサルレシーブ)
・インカム通話と音楽の同時利用可
・大出力アンプと高音質スピーカー採用
・実売価格 3.7万円


B+Linkで自動化した新世代モデル
SENAの採用する別規格のメッシュネットワークとは異なり、Bluetoothで自動接続、自動経路制御を実現。
集まって一斉にペアリング、あとは放置で自動的に接続し、距離が離れて切断されても近づけば自動でグループ通話に復帰する。
B+Link非対応機種とは、従来のユニバーサルインターコムの対向となるHFPを発展させたユニバーサルレシーブで接続。
ユニバーサルインターコムに対応したSB4X、SB5X、他社と接続することが可能で、その際にSB6XはB+comペアリング相当の動作をし、音楽併用やブリッジ接続も可能となっている。
他社との接続性が大幅に向上しており、他社にとっても非常に有難い存在になりそうだ。

初回出荷で2台購入し早速ロングツーリングで使用したが、懸念されていたユニバーサル接続は問題なく、B+Linkは革新的でずっと使っていたいと思わせる程に便利。
安定性も初期ファームとしては及第点。
段違いに高音質なスピーカーに、攻殻機動隊やアーマードコアのような近未来的な日本語音声案内など、わくわくさせる要素と、気遣いのある機能も盛り込まれている。
ファーストレビューの記事をアップしたので参照していただきたい。



Midland BT NEXT Pro Hi-Fi オススメ!


Midland BT NEXT Pro
基本スペック&製品の特徴
・同時通話最大8人(うち4人はタンデム距離)
・通信距離1.6km
・通話時間20時間
・騒音にあわせて自動ボリューム調整
・他社インカムと接続可
・インカム通話と音楽の同時利用可
・音楽をインカムグループで共有
・A2DP機器2台を同時利用可
・有線オーディオ入力
・FMラジオ内蔵
・音声で操作するボイスコマンド
・スマホアプリで設定可
・ハンドルリモコンがオプションで有り
・実売価格 2.8万円


音楽共有が超便利 遊び心満載
2016年11月発売のコスパ抜群 BT Proシリーズのハイエンド機。
インカム通話とスマホ接続(音楽/通話)を両立。
さらにSENAにもB+comにもない、スマホ等を接続して聞いている音楽やナビ音声を、グループ通話中のインカムに転送して共有する機能を持っている。
インカム通話に音楽を乗せるため音質はやや下がるけど十分なレベル。

8人接続のイメージはこんな感じ。
P1070486-3.jpg
タンデム用接続を他社インカムにしてさらにチェーン接続するという荒業で他社を含めて7台くらい接続ができたり、車載動画で録音に利用したりと夢の広がる機能を備える。

スマホアプリBT TALKを利用するとスマホ経由で人数無制限で通話ができるようになっている。(トランシーバーのようにオプションのスイッチを利用)
最後発らしく他社を上回る機能を盛り込んでおり、非常に面白い製品なので是非レビューを見ていただきたい。
2017年7月にオプションだったHi-Fiスピーカーを標準装備したHi-Fi型番へ切り替わっている。


デイトナ COOLROBO GT2


デイトナ COOLROBO GT2
基本スペック&製品の特徴
・同時通話最大4人
・通信距離1.5km
・通話時間12時間
・他社インカムと接続可
・インカム通話と音楽の同時利用可
・FMラジオ内蔵
・実売価格 2.2万円


安価に音楽併用をしたい人におすすめ
2015年11月発売のデイトナのフラッグシップモデル。
2万円でインカム通話とスマホ(音楽/ナビ音声)を両立するというのはすごい。
ローエンド最強の同社製品イージートーク3とグループ通話ができないが、そもそも本製品が非常に安価なのでGT2だけで揃えても十分安価に抑えられる。
また、イージートーク3と並んでスピーカーが全機種で一番良いので音楽の音質を求めるなら本製品がおすすめ。

しかし、この公式画像、タンデマーが若い女の子ではなく現実に即したオバチャンであることにすごく好感を覚える。
リターンライダー多いもんね。

ハイエンド機 スペック比較表


機種名20SSB6XBT NEXT ProGT2
メーカーSENAサインハウスMidLandデイトナ
自動経路制御×B+Link××
最大同時通話台数8 ※144 ※64
1対1通話距離2000m1400m1600m1500m
待受時間240h---
連続通話時間13h16h20h12h
充電しながら利用×○ ※7
Blutoothバージョン4.04.14.24.1
ノイズリダクション
インカム通話と音楽併用
グループオーディオ共有×××
ペアリング記憶数92 ※23
オートグループコール×
他社インカム接続○ ※3
タンデム音楽共有×
A2DP 2台同時利用×
FMラジオチューナー×
自動音量調整××
有線オーディオ入力×○ ※7×
社外スピーカー取り付け××
音声案内日本語日本語日本語日本語
音声操作××
防水性能○IP67○IPX6○IP67
スマホ設定アプリ××
発売時期2014年4月2017年8月2016年11月2015年11月
実売価格3.2万円3.7万円3万円2.2万円
個人的 10点満点評価 (詳細はレビュー記事を参照してください)
音楽の音質51077
インカム通話音質61066
通話距離977
安定性965
操作性81054
機能/拡張性71086
取り付け4866
重さ3668
コストパフォーマンス65810
おすすめ度810!97
AmazonリンクSENA 20SSB6XBT NEXT ProGT2

※1 20Sのみで構成した場合。他機種が混在した場合は4台
※2 ユニバーサルレシーブもしくはB+Linkで合計2つ記憶
※3 ユニバーサル非対応 HFP発展版のユニバーサルレシーブで自社接続相当の動作
※4 オプション利用で可能
※5 要変換ケーブル
※6 通常距離では最大4台、タンデム距離を含めると最大8台接続可
※7 別途専用ケーブルが必要


ミドルクラス B+com SB4Xがオススメ


2万円台で主に4人接続が可能な製品をミドルクラスと位置づけた。
定番のB+com SB4Xはユーザーが多く、音質も良い。
さらにオプションを使わなくても、裏技でインカム通話と音楽/ナビ音声の併用(他メンバーへも共有)が可能だ。
デイトナのハイエンド GT2が2万円とかなり安価なため、一緒に検討する価値がある。


●ミドルクラスのオススメ機種

・利便性、音質、ユーザーの多さで B+com SB4X


B+com SB4X Lite オススメ!


B+com SB4X Lite
基本スペック&製品の特徴
・同時通話最大4人
・通信距離1.4km
・通話時間16時間
・他社インカムと接続可
・インカム通話と音楽の同時利用可(OP or 裏技)
・グループで音楽共有可(OP or 裏技)
・実売価格 2.6万円


裏技で大化け!安定の定番インカム
2013年発売当時のフラッグシップモデルが、2015年に付属品を簡素化してミドルクラスとして再デビュー。
スピーカーとマイクが優れていて音質が良く、特に人の声は非常に聞き取りやすく疲れにくいので、まったり喋りながら走り続ける事に長けている。

オプションで6人接続ハブ方式のB+com Stationと音声出力を備えた3人接続ハブ方式のメディアサーバーが利用可能。
音質は悪いが外部入力端子がありメンバー全員で音楽やナビ音声を聴くこともできる。
詳細は次項のオプション項目で紹介する。
そして「グループ通話withモバイル」を応用すれば、SB4X単体でインカム通話と音楽/ナビ音声の併用とグループメンバーへの共有が可能。
仕様外だが実際に試して実用レベルにあることを確認できたので、詳細は製品記事を参照していただきたい。

ユーザーが圧倒的に多く接続しやすい点も大きなメリット。
ミドルクラスNo1おすすめ製品だ。


SENA 10S


SENA 10S
基本スペック&製品の特徴
・同時通話最大4人
・通信距離1.6km
・通話時間12時間
・騒音にあわせて自動ボリューム調整
・他社インカムと接続可
・A2DP機器2台を同時利用可(自動切替)
・有線音声入力(通話と併用不可)
・FMラジオ内蔵
・スマホアプリで設定可
・ハンドルリモコン、GoPro接続機(OP)
・実売価格 2.7万円


基本性能の向上を求める人におすすめ
2016年5月発売のSMH10の後継機。
SENA 20S譲りの基本性能で快適な動作をする。
ミドルクラスとして欠点らしい欠点が無い優等生。
ライバルのSB4Xとほぼ同額ながら、性能はSENA 20Sに肉薄する高性能っぷりが特徴。
音楽併用の要否でハイエンドの20Sか10Sかを選ぼう。


SENA 10C


SENA 10C
基本スペック&製品の特徴
・同時通話最大4人
・通信距離1.6km
・通話時間17時間
・カメラ撮影可
・騒音にあわせて自動ボリューム調整
・他社インカムと接続可
・A2DP機器2台を同時利用可(自動切替)
・FMラジオ内蔵
・音声で操作するボイスコマンド
・スマホアプリで設定可
・ハンドルリモコン、GoPro接続機(OP)
・実売価格 5万円


車載動画をする人におすすめ
インカムにウェアラブルカメラ相当の広角カメラを内蔵させた付加価値モデル。
基本的な性能はSENA 10Sより少し低い程度。
カメラはそこそこ広角で臨場感があり、FullHD 30fpsと標準的な解像度。
youtubeを見る限りは本ブログでも取り上げているコスパ抜群のSJCAM SJ4000程度の画質がありそうだ。
動画撮影をするとバッテリーは約2時間。
撮影した動画はインカム通話も録音されるので、グループでツーリングをして動画編集をしている人に最適な製品だ。


SENA 10U


SENA 10U
基本スペック&製品の特徴
・同時通話最大4人
・通信距離1.6km
・通話時間10時間
・他社インカムと接続可
・インカム通話と音楽の同時利用可
・A2DP機器2台を同時利用可(自動切替)
・FMラジオ内蔵
・音声で操作するボイスコマンド
・スマホアプリで設定可
・ハンドルリモコン付属
・実売価格 4万円


スマートに取り付けたい人におすすめ
アライとショウエイ向けにカスタマイズされており、ヘルメット内部におさまるよう設計されている。
標準でハンドルリモコンも付属しており、外部からは全くインカムが見えない。
スマートに取り付けたい人におすすめ。


SENA SMH10


SENA SMH10
基本スペック&製品の特徴
・同時通話最大4人
・通信距離900m
・通話時間12時間
・他社インカムと接続可
・有線オーディオ入力
・実売価格 2.3万円


周りの人と型番をあわせたいなら
2010年発売の超ロングセラー。
2年遅れで発売した同世代のSB4X同等の性能を持つなど、他社を数年先取りした画期的な製品。
上位の10Sが価格を下げてきており、徐々にコストパフォーマンスの優位性も下がってきたが、まだまだ現役。
SMH10ユーザーはおそらくSB4Xに次いで多いと思われるので、操作に不安な人は周りの人からアドバイスを受けやすい点が良いところだ。

パッケージによってマイクの付属品が異なるので注意しよう。
SMH10-10はアームマイクのみ。
SMH10-11はアームとワイヤー両方がついている。
SMH10-11のデュアルパックの並行輸入品は割安でお得感が強い。
平行輸入品は国内サポートが受けられないが、USAサイトからアップデートして日本語化も可能なので、海外サイトを見る事に抵抗が無ければ選択肢に入れても良いだろう。

MidLand BT X2 Pro Hi-Fi


MidLand BT X2 Pro
基本スペック&製品の特徴
・同時通話最大4人
・通信距離1.0km
・通話時間20時間
・騒音にあわせて自動ボリューム調整
・他社インカムと接続可
・有線オーディオ入力
・FMラジオ内蔵
・音声で操作するボイスコマンド
・スマホアプリで設定可
・ハンドルリモコンがオプションで有り
・実売価格 2万円


メンバーにNEXT持ちがいる人におすすめ
2016年7月に発売されたMidLandの新製品。
安価な割りに高性能なことは本製品の特徴だが、音楽/音声共有が可能なハイエンドのNEXTとあわせることで真価を発揮する。
NEXTはグループ内に1台あれば十分なので、他をX2で固めれば楽しいグループツーリングができるだろう。
また、BT NEXT Pro同様にスマホアプリで通話ができるBT Talkと、ブレーキを感知してLEDを点滅させる機能も搭載している。
遊び心と実用性を兼ねているMidLandはイチオシ!

2017年7月にオプションだったHi-Fiスピーカーを標準装備したHi-Fi型番へ切り替わっている。


ミドルクラス スペック比較表


機種名SB4XLite10S10C10USMH10BT X2 Pro
メーカーサインハウスSENASENASENASENAMidLand
自動経路制御××××××
最大同時通話台数4 ※144444
1対1通話距離1400m1600m1600m1600m900m1000m
待受時間500h240h240h-
連続通話時間16h12h17h※注10h12h20h
充電しながら利用××
Blutoothバージョン3.04.14.04.03.04.2
ノイズリダクション
インカム通話と音楽併用○ ※2×××××
グループオーディオ共有○ ※2×××××
ペアリング記憶数293333
オートグループコール×××
他社インカム接続
タンデム音楽共有×
A2DP 2台同時利用×××
FMラジオチューナー××
自動音量調整×
有線オーディオ入力×○ ※4××○ ※4
社外スピーカー取り付け○ ※3××××
音声案内英語日本語日本語日本語日本語日本語
音声操作××
防水性能○IP6○IPX6
スマホ設定アプリ××
発売時期2013年4月2016年5月2015年7月2015年7月2010年2016年8月
実売価格2.6万円2.7万円5万円4万円2.3万円2.2万円
個人的 10点満点評価 (詳細はレビュー記事を参照してください)
音楽の音質65--37
インカム通話音質86--56
通話距離78--6
安定性69--5
操作性68--55
機能/拡張性65--55
取り付け94--46
重さ83--36
コストパフォーマンス57--58
おすすめ度77--47
AmazonリンクSB4XSENA 10SSENA 10CSENA 10uSMH10BT X2 Pro

※1 オプション利用で最大6台
※2 オプション利用 or 裏技でSB4X単体で可能
※3 インカム通話との併用不可
※4 オプションの変換ケーブルが必要


ローエンド  イージートーク3がすごい


2万円以下で主にチェーン接続不可の製品をローエンドと位置づけた。

どのモデルも上位機種に比べて通話距離が短い。
大人数だと切断されないようにペースを合わせるのが大変だけど、1対1であれば車が入ってきてノイズが増えたら後ろを気にして調整する。という具合で走れば問題は無い。
以前はタンデム用で数メートルの製品もあったりしたが、現在はスペック上200mくらいでぎりぎり二人走行で使えるものが最低ラインとなっている。


●ローエンドのオススメ

・タンデム or 2台なら通話+音楽が併用可能な デイトナ 「イージートーク3」


デイトナ クールロボ イージートーク3 オススメ!


デイトナ クールロボ イージートーク3
基本スペック&製品の特徴
・同時通話最大2人
・通信距離200m
・通話時間12時間
・他社インカムと接続可
・インカム通話と音楽の同時利用可
・実売価格 1.3万円


全機種でNo2おすすめ!安価に音楽併用したい人へ
2015年8月に発売したローエンドモデルの最新版。
なのだがなんと!インカム通話と音楽を同時に利用できるという物凄いヤツ!
1台1.2万円とメジャーメーカー最安クラスで、さらにインカム通話と音楽を両立させるのは驚き。
マイク性能は標準的だけどスピーカーの音質は良く、音楽を楽しむのに適している。

全機種の中でも、タンデム+二人 という条件においてはコストを考えれば間違いなく最強。
二台でもあまり距離が離れなければ十分使えるので、最初の一台に最適。
もしかしたら最初で最後の一台になるかもしれない、そんなポテンシャルが備わっている。

使用状況によってはハイエンドをも凌駕する製品なので、是非以下の詳細レビューを参照していただきたい。


SENA SMH5


SENA SMH5
基本スペック&製品の特徴
・同時通話最大2人
・通信距離400m
・通話時間8時間
・他社インカムと接続可
・実売価格 1.7万円


SENAを安価に使いたい人におすすめ
SMH10の廉価版として2011年に発売されたローエンドの代表格。
価格は並行輸入品で1.7万円程度でインカムデビューに最適なモデル。
価格の安さと小型軽量であることが最大の武器。
公式では上位機種とのチェーン接続について言及されてないが、接続順番を工夫すると上位機種を中核に3台まで接続ができるらしい。

利用者が増えつつあるSENAにしておけば今後誰かとツーリングに行く際に接続できる可能性も高くなる点においてメリットがある。
並行輸入品が安価に出回っているが、ジェット向けのアームマイクタイプのみ。
アームタイプでもフルフェイスで利用はできるが、ワイヤータイプも1500円と安価に販売されているので別途購入しても良い。


SENA SMH5-FM


SENA SMH5-FM
基本スペック&製品の特徴
・同時通話最大2人
・通信距離700m
・通話時間7時間
・他社インカムと接続可
・実売価格 2万円


SENAでラジオを聴きたい人におすすめ
SMH5をベースにFMラジオ追加と通信飛距離を伸ばしたモデル。

国内正規品でアームマイクとワイヤーマイクのセットで価格は2万円。
最新モデルに比べると見劣りする面が多くなってきているが、ユーザー数が増えているSENAなので接続しやすいという事は大きなメリット。
FMラジオが不要であればSMH10、FMラジオが必要かつ安価にSENAのインカムということであれば本製品になる。


SENA 3S


sena3s_2.jpg
基本スペック&製品の特徴
・同時通話最大2人
・通信距離200m
・通話時間8時間
・実売価格 1.5万円


スマートに取り付けたい人におすすめ
必要最低限の機能にとどめて小型化した特殊な製品。
操作部分以外は全てヘルメット内におさまるようになっているので見た目がスマート。
アームタイプとケーブルタイプが用意されている。
ヘルメット専用設計ではなく汎用品で、取り付けは非常に容易なのでほとんどのヘルメットに難なく取り付けができる。
通信距離とバッテリー、ノイズリダクションの性能が最低限レベルだが、安価な割りに動作や音質は悪くない。
普段はタンデムまたはソロで、一応マスツーリングでも使えて、安価にスマートに取り付けたい人におすすめ。


MidLand BT X1 PRO Hi-Fi


MidLand BT X1 PRO
基本スペック&製品の特徴
・同時通話最大2人
・通信距離300m
・通話時間20時間
・騒音にあわせて自動ボリューム調整
・他社インカムと接続可
・有線オーディオ入力
・FMラジオ内蔵
・音声で操作するボイスコマンド
・スマホアプリで設定可
・ハンドルリモコンがオプションで有り
・実売価格 1.6万円


メンバーにNEXT持ちがいる人におすすめ
2016年7月に発売したBT Proシリーズのローエンド。
「BT X2 PRO」との違いはインカム接続台数が1対1になることと、最大通信距離が短くなることの2点。
単体でも優秀だけど、ハイエンドのBT NEXT Proがインカム単体では初のグループ通話にオーディオ共有の併用を実現しているため、NEXTとX1、X2、Cityで安価に新しい体験ができる点が最大のオススメポイントだ。

ローエンド製品の中では、通話と音楽の併用機能に特化して突き抜けた「イージートーク3」に対して満遍なく高機能かつハイエンドと組み合わせて真価を発揮する 「BT X1 PRO」という位置づけ。

2017年7月にオプションだったHi-Fiスピーカーを標準装備したHi-Fi型番へ切り替わっている。


MidLand  BT City


MidLand  BT City
基本スペック&製品の特徴
・同時通話最大2人
・通信距離200m
・通話時間8時間
・有線オーディオ入力
・音声で操作するボイスコマンド
・実売価格 1.2万円


気軽に使いたい人におすすめ
2015年4月発売のBT Proシリーズではなく独立した製品のローエンド。

名称からわかるとおり街乗りでちょっと使うことを想定しており、ジェット向けのアームマイクのみ標準で付属。
フルフェイス用のワイヤーマイクはオプションとなっている。
スピーカーの音質はBT Proシリーズより劣るけど音量は十分で高速でも使えるレベル。
BT Proシリーズの4台チェーン接続に入ることもできるし、BT NEXT Proの音楽共有機能も利用可能。
普段はソロで使いながらいざという時はグループ通話にも参加できる優秀さを持っている。
NEXT持ちがいれば安価にグループ通話に参加したいという人におすすめ。



ローエンド スペック比較表


機種名イージートーク3SMH5SMH5 FM3SBT X1 ProBT City
メーカーデイトナSENASENASENAMidLandMidLand
自動経路制御××××××
最大同時通話台数222222
1対1通話距離200m400m700m200m300m200m
待受時間-168h144h168h--
連続通話時間12h8h7h8h20h8h
充電しながら利用○ ※1×
Blutoothバージョン4.03.03.03.04.23.0
ノイズリダクション
インカム通話と音楽併用×××××
グループオーディオ共有××××××
ペアリング記憶数33322
オートグループコール------
他社インカム接続××
A2DP 2台同時利用××××××
タンデム音楽共有×
FMラジオチューナー××××
自動音量調整×××××
有線オーディオ入力××××○ ※1
社外スピーカー取り付け××××××
音声案内日本語日本語日本語日本語日本語日本語
音声操作××××
防水性能○IPX6○IPX4
スマホ設定アプリ××××
発売時期2015年8月2011年2012年2015年5月2016年8月2015年4月
実売価格1.3万円1.7万円2万円1.5万円1.6万円1.2万円
個人的 10点満点評価 (詳細はレビュー記事を参照してください)
音楽の音質7--473
インカム通話音質6--463
通話距離3--3
安定性8--5
操作性4--356
機能/拡張性6--344
取り付け8--766
重さ10--1065
コストパフォーマンス10--864
おすすめ度10!--853
Amazonリンクイージートーク3SMH5SMH5 FM3SBT X1 ProBT City

※1 別途専用ケーブルが必要


中国製    冒険者向け!


メジャーメーカーに比べると作りがチープだったりするけど、圧倒的な安さとスペック上の高性能ぶりで徐々にシェアを伸ばしている中国製品。
メーカーは複数あるようだけど、一番売れているのは6riders等を製造する「EJEAS」という深センにあるBluetoothヘッドセットのメーカー。

激安なので高級機を買う前にインカムを体験しってみたいという人や、ただ単に興味がわいただけという探究心のあるマゾ向けだ。
ちなみに僕は紹介する3製品とも購入したマゾである。
同価格帯にイージートーク3という飛びぬけて優秀な製品があるので、メジャーメーカーとも比較してみると良いだろう。

EJEAS TTS


EJEAS TTS
基本スペック&製品の特徴
・同時通話最大4人
・通信距離1.5km
・通話時間15時間
・他社インカムと接続可
・インカム通話と音楽の同時利用可
・有線オーディオ入力
・FMラジオ内蔵
・実売価格 1.5万円


冒険したい人におすすめ
中国製品初と思われる通話と音楽の併用機能を搭載。
それどころか、全製品初?のインカム通話&スマホ接続&FMラジオの3つを同時に利用可能だ。
さらにスピーカーの音質が高級機並みに良く、英語の音声案内もついているのでメジャーメーカー並みの素性を持っている。
時々不明な動作があるけど思ったより安定していて拍子抜けした。

同じEJEAS社製品と組み合わせることで、コストをおさえて複数接続が可能な上に、音楽併用ができることは特筆に価する。
ただし、 6ridersとは自社ペアリングができないので要注意。


EJEAS 4Riders Interphone-V4


EJEAS 4Riders Interphone-V4
基本スペック&製品の特徴
・同時通話最大4人
・通信距離700m
・通話時間8時間
・FMラジオ内蔵
・実売価格 1万円


時々3台で走る人におすすめ
2013年に発売された中国製品の上位モデル。
正式なメーカー名おそらくEJEASで、販売店が自社ブランドで販売しているようだ。
ブランドはLEXIN、Excelvan、Bearidge、ESTGO等がある。
おそらく4Riders、6Ridersならどのブランドでもインカムペアリングは可能と思われる。

防水性や本体強度などは価格なりで故障しやすいが、壊れることを前提の使い捨て感覚で利用する人も多い。
サポートや保証は販売店によってことなるので、気になる人は事前に確認を。

ノイズリダクションがあまり効いてなくノイズを拾ってしまうため高速では厳しい。
一応4台接続はできるものの安定させるのが難しい。
下道で3台までならギリギリ利用可能という感じだ。
スピーカーの音質はそこそこ良いので、ソロで音楽やナビ、FMラジオを聴くことがメインで、6riders持ちと2~3人でツーリングすることがあるという人におすすめ。


EJEAS 6Riders


EJEAS 6Riders
基本スペック&製品の特徴
・同時通話最大2人
・通信距離700m
・通話時間7時間
・FMラジオ内蔵
・有線オーディオ入力
・実売価格 6000円


ソロか2台で安さを追求する人におすすめ
名前からすると「4Riders」の上位版で6台まで接続できそうな感じだが実は逆の下位製品。
ペアリングを6台までできるというだけで、接続できるのは1台のみ。
同一メーカー(EJEAS)の「4Riders」ともインカムペアリングが可能で、4台チェーンの端に接続できる。
また、ステレオ有線入力がありインカム通話と併用できるという、値段の割りに多機能な点は特筆に価する。

4Ridersとあわせて導入すればかなり安価にグループ通話が可能なことが利点。
1対1でかつ高速を走らなければそれなりの音質で安定して通話は可能。
インカム通話と外部音声入力の併用もできるしソロならFMも聞けるので、シーンによってなかなか使える。
ただし、同一メーカーのTTSとは自社ペアリングができないので要注意。



中国製スペック比較表


機種名TTS4Riders6Riders
メーカーEJEASEJEASEJEAS
自動経路制御×××
最大同時通話台数442
1対1通話距離1500m700m700m
待受時間300h240h120h
連続通話時間15h8h7h
充電しながら利用×
Blutoothバージョン4.13.03.0
ノイズリダクション
インカム通話と音楽併用××
グループオーディオ共有×××
ペアリング記憶数226
オートグループコール×-
他社インカム接続××
A2DP 2台同時利用×××
タンデム音楽共有×××
FMラジオチューナー
自動音量調整×××
有線オーディオ入力×
社外スピーカー取り付け
音声案内英語××
音声操作×××
防水性能○IPX6△生活防水△生活防水
スマホ設定アプリ×××
発売時期2016年10月2013年2012年
実売価格1.5万円1万円6000円
個人的 10点満点評価 (詳細はレビュー記事を参照してください)
音楽の音質644
インカム通話音質633
通話距離44
安定性45
操作性522
機能/拡張性744
取り付け655
重さ666
コストパフォーマンス746
おすすめ度746
AmazonリンクEJEAS TTS4riders6Riders


販売終了製品


過去の製品を確認したい方はクリックしてください。

B+com SB5X


B+com SB5X
基本スペック&製品の特徴
・チェーン接続最大4人
・通信距離1.4km
・通話時間16時間
・他社インカムと接続可
・インカム通話と音楽の同時利用可
・グループで音楽共有可(OP)
・実売価格 3.7万円
高い拡張性と音質を求める人におすすめ
2015年5月に発売した、インカム通話とスマホ接続(音楽/通話)を両立させたサインハウス B+comシリーズのフラッグシップ機。
2017年7月公開のファーム v1.5でオートグループコール、Station/メディアサーバーへの対応、ユニバーサル強化等、ようやくハードウェアの性能を最大限に引き出せるようになった。
オプションのStation/メディアサーバーの有線入力でナビ音声や低音質ながら音楽を全員で共有しながら、SB5Xではインカム通話と音楽の併用も可能となり、拡張性はNo1
惜しむらくはStationが既に廃盤となっているので、拡張性を高めるなら3人までながら音声入力2ポートと動画撮影に便利な出力を持つメディアサーバーを利用しよう。

そしてB+comシリーズ全般の最大の特徴は音質の良さ。
特に人の声は非常に聞き取りやすく耳が疲れにくいため、長時間利用で威力を発揮する。




シチュエーション別インカムの選び方


機能比較だけではわかりにくいと思うので、シチュエーションごとのおすすめを紹介。

ソロメインならデイトナ イージートーク3


安さと音質の面でずば抜けており他の追従を許さない。
ラジオが無い点だけが少しマイナスではあるが、スマホのラジオアプリを利用すればOK


タンデムメインならデイトナ イージートーク3


安くて高音質、さらに通話と音楽併用が可能というタンデム最強のインカム。
通話距離の短さもタンデムなら気にならない。
イージートーク3に死角なし!


バイク2~4台ならMidLand BT NEXT Pro


ナビ音声の共有が便利すぎて手放せない。
BT NEXT Proが1台あればあとはBT X2 ProでもOK
通話距離を考えてX1よりはX2のほうが無難だ。
さらにBT NEXT Pro1台につき1台のタンデム用接続(パブリックモード)が可能なので、バイク4台合計8人まで通話可能。
拡張性の高さと安さが最大の武器。


バイク5台以上ならSENA 20S


全員がSENA 20Sでなければならず費用がかかってしまうが、他に選択肢がほぼ無い状況なので思い切って全員で導入しよう。
大人数で話しながら音楽も同時に聴ける、最高性能インカムの名に恥じない高機能モデルだ。


決め切れなければSB6Xで決まり!


ツーリングメンバーが流動的だったり、いろんなツーリングチームと走ったり、誰と走るか想像がつかない等、そういう人も多いと思う。
ユニバーサルレシーブという新しい機能を搭載したSB6Xは、あらゆる他社との接続に抜群の自由度でなんでもできてしまう最強の汎用性を持っている。
唯一の欠点は、ユニバーサルインターコムを搭載しないインカムと接続ができないことだが、今では搭載してないインカムがほとんど無いのでそれほど問題にはならないと思う。
高いがそれに見合った性能なので買って損は無い。



受信専用機の紹介


双方向で通話のできるインカムに対し、スマホ等と接続して音楽やナビ音声を聴くのみの機能に絞った機種。
同メーカーのインカムに近い音質を確保しつつ安価なことが特徴。

バイク専用品


デイトナ 聴くだけブルートゥース2


聴くだけブルートゥース2
基本スペック&製品の特徴
・使用時間12時間
・単4乾電池仕様(1本)
・通信距離 10m
・実売価格 7000円


乾電池仕様最後の生き残り
スマホの普及と共にリチウムポリマーへ移行し乾電池仕様最後の1台となった。
電池のランニングコストが気になるところだけど、100円ショップの5本入り単4電池は意外と容量が多く優秀なのでこれで十分。
今は僕もモバイルバッテリーを持ち歩くのが当たり前になってリチウムバッテリーの方が利便性が高いと思うようになったけど、実は子供の頃から今でも乾電池収集癖があって電池駆動の製品は好きだったりする。
こんな遠いところで作られて運ばれてくるのか~と、made in インドネシアの電池を見てわくわくしたものだ。
そんな乾電池好きな人は、おそらく最後になるであろう本製品を今のうちに購入しておいてはいかがだろうか。
乾電池タイプのメリットは、入れ替えればすぐに使えることと、どこでも簡単に入手できること。

尚、BluetoothプロファイルはA2DP、AVRCPに対応しているためスマホ等の音楽操作が可能。
また、HFP、HSPにも対応しているので音声発信はできないけど、ナビ音声はちゃんと聴くことができる。


サインハウス B+com music


BcomMusic1.jpg
基本スペック&製品の特徴
・使用時間10時間
・通信距離 10m
・実売価格 1.5万円


B+comの音質で音楽を聴きたい人へ
SB213evoと同世代で古いけど、基本的にスピーカー性能は現在と変わらず当時から音質が良かったので、本製品もSB4X相当と思われる。
ボタンはダイヤルのみで操作は簡単。

尚、BluetoothプロファイルはA2DP、AVRCPに対応しているためスマホ等の音楽操作が可能。
また、HFP、HSPにも対応しているので音声発信はできないけど、ナビ音声はちゃんと聴くことができる。


オプション、拡張製品の紹介


本体とは別に用意することで利用の幅を広げられる製品を紹介する。

通話アプリ


スマホとインカムをHFPで接続して通話アプリで会話するという手段がある。
一般的なLine等でもできるが、SENA、MidLandから通話アプリが提供されており、それらを使う場合のメリット、デメリットは以下の通り。

■メリット
・人数、距離が無制限

■デメリット
・圏外になると通話できない

・自社製品のインカムがなければ機能が制限される
※SENA、MidLandの通話アプリの場合

・無視できないレベルの遅延がある
※インカム同士0.15秒 Line0.8秒 専用通話アプリ2秒
 Lineはスマホ同士の場合。インカムで使う場合はさらに遅延して1秒程度になる。

・インカム通話にアプリ通話を混ぜられるかはインカム次第


圏外になった場合、Line等の一般的な通話アプリはグループ通話から切断されて復旧には手動操作が必要になるが、バイク用通話アプリならグループ通話に参加した状態が維持されるため自動で復旧する。
遅延については2秒というと、路面の状況や車来てるよ!というのを伝えるのは難しく、雑談であれば問題ない程度。
また、ツーリングの醍醐味である山奥で圏外になって通話できなくなるのは大きなデメリット。

以上を考慮すると、一緒に走っていてインカムで直接繋げられる人数であればインカム通話を、人数が多かったり集合場所までであれば通話アプリを使う。
というように、基本はインカム通話、だめならアプリと使い分けることになる。


SENA RideConnected


ride11.jpg
特徴
・自社インカムが1台あればあとは他社でOK
・圏外からの復旧時は手動操作不要
・遅延は2秒程度

現状では一番使い勝手が良い
グループに参加する時に必ず自社インカムが必要になってしまう縛りはあるが、総じて普通の通話アプリをバイク向けにちょっとカスタマイズしたようなアプリ。
余計なことをしてなく、いたって普通の使い勝手だ。
Lineと比較すると、遅延が2倍程になるが再接続の手間がないという事になる。
SENAユーザーのみであればRideConnected、SENA以外のユーザーがいて集合前に接続するならLineという使い方が良いだろう。


MidLand BT Talk


BTT1.jpg
特徴
・自社インカムが1台あればあとは他社でOK
・圏外からの復旧時は手動操作不要
・遅延は2秒程度
・別途BTTボタン(7000円)がほぼ必須
・トランシーバーのように片方向通話
・グループメンバーの場所を地図で共有する機能有り

通話機能に難点あり
地図機能は面白く、集合場所に迷う人や遅刻者にとってはすごく有難い機能だ。
しかし肝心の通話機能を利用するには別途BTTボタンがほぼ必須で、トランシーバーのように片方向通話のみと、使い勝手が悪い。
通信量節約のためとのことだが、手動で200kbpsに制限できる通信事業体なら気にする必要は無いためメリットが感じられない。
設定で選べるようになることを強く要望している。
MidLandユーザーのみであってもBTTボタンの購入が高い壁となるので、それなら集合場所まではLineで良いかなと思う。


B+com インカム拡張製品


B+comはチェーン接続ではなくハブ方式で複数人を接続する独自オプションを用意している。
主流にはなれなかったが優れた仕組みなので、興味のある方は検討してみてはいかがだろうか。


B+com Station GTS216 廃盤


B+com Station GTS216
2011年11月発売と古く2017年に廃盤となってしまったが、未だに現役バリバリで使っている。
予備機まで持っているくらい、本製品は素晴らしいものだった。

最大6台の接続が可能で、外部音声入力も可能で、通信距離は100mだが・・・・
これだけいろんな製品を試しながら結局Stationに落ち着くのは理由がある。

①有線音声入力が便利
音質はしょぼくてAMラジオ並となってしまうが、ナビの音声を共有できることが非常に大きなメリットとなる。
ある程度先頭を走れる人なら共有されるナビ音声だけで先導も可能だし、他の人とルートについて話がなら走れるというのはとても楽しい。
また、スマホと接続してラジオを共有したり、取り締まり情報を流したりすれば、長時間のツーリングでも話のネタが尽きない。
一応音楽も音質が悪いながらも知っている曲ならみんなで歌いながら走ることはできる。

②通話距離を数倍に伸ばせる
いろいろあるので詳しくは書かないけどちょっとだけ。
・Bluetoothは2.4GHz
・wifiも2.4GHz
・端子はRP-SMA。
・付属の物は1DBI(利得)くらい

以上の条件を満たした物に付け替えるとカタログスペックの5倍くらいに跳ね上がって、おどろくほど伸びる。
6人で走行しても全く不都合が無いくらいの通話距離だ。


③旧製品 SB213Evo、SB213にも対応
買い替えをしなくても6人まで接続が可能になるというのは大きい。

④抜群の安定性
以下のルールを守っておけば一日のツーリングで切断されることは1回あるか無いか。
・ペアリング前にStationと各インカムをリセットする
・SB4XはモードBにする
・SB5Xはファームv1.5必須(聴きトーク可)


車体から電力を供給する場合は専用の電源ケーブルが必要だが、5000mAhのモバイルバッテリーひとつでまる一日持つのでケーブルは不要。
リアボックスとかタンクバッグに突っ込んで、アンテナだけどこかに立てて常時電源入れっぱなしでOK
もし余っている旧式のB+com等があればStationに接続して、インカムの出力を3.5mmステレオミニプラグに変換して、カメラで会話を録音するという方法もある。

結局オプションで別途購入するというのがうけなくて主流になり損ねたが超名機だと思っている。




B+com メディアサーバー


B+com メディアサーバー
Stationが最大6台に対してメディアサーバーは最大3台。
そのかわり外部入力音声の音質が少し向上したことと、メディアサーバーから音声を出力できるので、カメラで会話を録音しやすくなった。
価格は2.4万円。

Bluetooth3.0が導入されたおかげかStationのノーマルより飛距離はあって3台で使う分には不自由はしない。
音楽を共有することが目的であれば音質的に満足のいくものではないので注意が必要。
ナビ音声の共有と録音が目的なら非常に使い勝手の良い製品だ。

使い道は、車体電源連動の車載カメラ(Git2)の外部音声入力を使って、メディアサーバーの音声を常に録音。
手間無しで常に走行中の動画はすべて録画している。
帰宅した後、ツーリングブログを書くときに音声を聞きながら思い起こして記事を書いていく。
日帰りならともかくロングになるとせっかくの爆笑話も忘れてしまったりするので、ボイスレコーダー的な使い方でとっても役に立っている。




Bluetoothトランスミッター


Bluetoothに対応していない機器を接続させたい場合は、別途Bluetoothトランスミッターを使えば可能だ。
インカムメーカーも販売しているし、一般製品でも問題なく利用できる。
A2DPペアリングは相性問題はほとんど発生しないので、同社製品に限定する必要性は低い。
他メーカーでもいいので、機能面で合致しているものを選ぼう。
利用方法は簡単で、トランスミッターとインカムをA2DPでペアリングし、機器の3.5mmステレオミニプラグに有線接続するだけ。
再生、停止等の操作はできないので、機器本体を操作する必要がある。
通信距離はClass2(10m)が基本なので、2台接続できる機種はタンデム用と割り切ろう。


B+com BC-DAT01M


BC-DAT01M一つで2つのインカムとペアリングし同時に聴くことができる。
バッテリーを内蔵しており最大12時間。
MiniUSBから充電ができるので、モバイルバッテリー等があれば充電切れを心配する必要が無い。
1.1万円とやや高価ではあるが、オプションのケーブル(3000円)で車体から電源を取って、付属のケーブルをかませばイグニッションに連動してトランスミッターの電源もオン/オフさせることも可能。
起動時にインカムへ自動接続してくれるので、操作無しで接続してくれるのはとても便利。
車体から電源をとる場合、汎用品ではノイズが入るので必ずオプションケーブルを利用しよう。
購入から7年がたち、時々動作が怪しいがまだ現役で活躍している。


SENA SM10


SM10一つで2つのインカムとペアリングし同時に聴くことができる。
さらに、入力ポートが二つあるので、MP3プレーヤーとナビというように2台の機器を接続してミックスしてくれるようになっている。
内蔵バッテリーは最大8時間。
二人同時で聞くとおそらく8時間は持たないだろうから、モバイルバッテリーを持っておくと良いだろう。
2万円と高価ではあるが、ミキサー内蔵タイプは非常に珍しいので、複数機器を利用したい人にはおすすめ。
ちなみに、ポータブルミキサーを積んでユピテルのナビとスマホをミックスして何やらしようと試行錯誤したが、車体から電源をとっているせいでグランドループしてしまったことがある。
スマホの電源をモバイルバッテリーからとればOKになったので、SM10で同様の事象が発生した場合は電源まわりと見直すと良いと思う。


JPRiDE JPT1


インカムメーカーではない一般的なメーカーで評判の良い製品。
2台のインカムと接続が可能な上に、送信機にも受信機にもなれる優れもの。
インカムと接続する場合は基本的に送信機(TX)にして利用することになる。
受信機(RX)にする機会はあまり無いと思うが、僕くらいの変態になるとこれを使って何ができるか妄想して楽しむことができる。
バッテリー時間が13時間と長く、充電しながらの使用もサポートしているので、タンクバッグ等に入れてモバイルバッテリーと常時接続しておけばバッテリーを気にしなくて済む。
MicroUSBで充電が可能。




主要4メーカーの特色


それぞれBluetoothインカム市場への参入背景が異なるためメーカーによってかなり特色がある。
面白いので一読してもらえればと思う。


ロゴ_SENA
親会社はBluetooth通信機を開発する大手企業。
アメリカ、ヨーロッパで大きなシェアを持つ。
いろいろなタイプを多数販売しており、豊富なオプションと頻繁かつ長期的にファームのアップデートを行う傾向が強い。
2010年発売の超ロングセラーとなったSMH10はチェーン接続、20Sは通話と音楽の併用機能を、他社より2年も早く実現する等、最先端の技術を持つ。
当初は激安路線だったけどSENA 20Sから性能でも他社を圧倒しはじめ、現在は高機能高価格製品へ切り替わっている。
日本のシェアはB+comが一番だがSENAが猛追する状況だ。

並行輸入品は国内代理店のサポートは無く販売店独自保証のみとなるし、ファームのアップデートも基本的にできないようになっている(USサイトからは可能)が、国内版より安価なので検討する価値がある。


ロゴ_サインハウス
パーツの輸入代理店だったが自社ブランドを立ち上げてインカム市場に参戦し、インカム黎明期に日本メーカーらしく充実したサポートでシェアを獲得した。
開発は自社ではなく台湾メーカーへ委託していたが、SB6Xからは国内メーカーとの開発となっている。
比較的小型で軽量なためヘルメットに取り付けても違和感が少ないことが特徴。

SB6Xは国内初の自動経路制御を搭載するなど、開発スピードが速くなってきている。
チェーン接続ではなくハブ方式のB+com Stationやメディアサーバー等のオプションで複数接続や音楽共有、録音を実現する等、独自路線を行くことも多い。
主流になり損ねたがハブ方式は非常に便利で僕は未だに愛用しているので、B+com Station2の発売をいつまでも待っている。

ロゴ_Midland
親会社は無線機を開発する大手企業。
ヨーロッパでシェアを持っており、日本国内ではB+com、SENAに次いで3番目と思われる。
性能の割に安価なことが特徴。
2016年11月に通話と音楽の併用機能に対応した上に、インカム単体で初のグループで音楽/音声案内共有のできるBT NEXT Proを投入し上位2社を追撃する。
SENAの独走にまったをかけられるポテンシャルを持つメーカーで、今後の展開次第では日本国内シェアも大きく伸ばす可能性がある。


ロゴ_デイトナ
パーツの製造や輸入代理店がメインの会社で、昔から有線式のタンデム用インカム等も販売していた老舗メーカー。
開発はおそらくどこかへ委託しているのだと思うが詳細は不明。
カジュアルなブランドイメージで非常に安価なことが特徴だが、とんでもない性能を秘めていたりするので良い意味で油断できない。
オプション品が少く拡張性もあまりないので、インカム単体で事を済ませられる人向け。


■その他
過去にはスカラライダーやintephoneといったブランドも存在した。
※interphoneは現在も最新版が国内発表されてはいるが、日本での販売に力が入ってないため対象外とした。

徐々に淘汰されて現在の4メーカーに絞られたが、1万円以下の激安価格帯で謎の中国製が大量に出回っている。
スペックはかなり高いけど、音質や安定性、防水性能に難があるため、お試しでと考えている人向けになるだろう。

現時点では主要4メーカーを強くオススメする。



Bluetoothインカム FAQ


Bluetoothってよくわからない、扱えるか心配、インカムでいったい何ができるの?
バッテリーの持ちは?充電は?距離は?
旅先でインカムについていろいろ聞かれた経験を元に、FAQを作りました。
興味はあるけどよくわからないから買ってない、というのは勿体無いので、そういう方は是非見てもらえればと思います。


参考に、いろんなインカムを使ってテストツーリングした時の動画です。
他愛なくネタも無い会話ですが、気心知れたメンバーとまったりツーリングです。
通話が切れた時どんな感じかをお伝えするために、わざと切れた時の動画を入れています。
B+comやSENA等のメジャー製品であれば、一日のツーリングで切れることは1回程度で、とても安定しています。

Q : Bluetoothインカムはみんなが同時に通話可能?


A : はい、携帯電話のような感覚で通話できます。

Bluetoothインカムは電話と同じで参加者全員が自由に通話できるので、ストレス無く普通に会話している感覚です。
一般的なトランシーバーは片方向通信で、PTTスイッチを押している間だけ話ができ、その間は他の人の通話を聞くことはできません。
※最近は双方向同時通話が可能なトランシーバーもあります。


Q : トランシーバーかBluetoothインカムか、どっちが良い?


A : 用途によりますがバイクにはBluetoothインカムのほうが適している面が多いです。

Bluetoothは事前にペアリングが必要ですが、盗聴されないセキュリティー性の高さや、小型軽量でヘルメットに取り付けができること、音質が良い、スマホと連携させてナビ音声や音楽が聴ける等、使い勝手が非常に良いです。

アマチュア無線の免許を持っている方であれば大出力のトランシーバーで長距離通話ができる点でトランシーバーのほうがメリットがあります。
免許不要の特定小電力トランシーバーはBluetoothインカムと同程度の通話距離のようなので、あまりメリットは無いでしょう。


Q : 本体のヘルメットへの取り付け方法は?


A : シェルの隙間に挟み込むクリップタイプか、両面テープorマジックテープで取り付けます。

半帽以外は取り付けできないというヘルメットはほぼありませんが、念のため取り付けできそうか確認してみましょう。

1. 本体取り付け用にスペースがあるか?
ヘルメットの左サイドに取り付けをするので、○の位置あたりに突起物などがないか確認。
最近流行りのインナーバイザー用のレバーが干渉する場合がありますが、レバーの位置が悪いと言われるKAZAMIとASAGIでも設置は可能です。
インカムの取り付け例

2. スピーカーケーブルの通し位置を確認
頭頂部の内装を外せる場合は簡単です。
内装が外せない場合は首周り等ケーブルが垂れてこないように挟み込めるか確認しましょう。

3. マイクの取り付け位置を確認
基本的にフルフェイスはワイヤーマイク、ジェットはアームタイプを利用しますが、逆でも設置は可能です。
両方付属する機種とアームタイプのみの機種があるので、どのヘルメットに取り付けるかを考えて選ぶと良いでしょう。
フルフェイスの場合は口元か横の頬パッド付近に設置する事が多いです。

4. スピーカー取り付け位置を確認
アライは頬パッドのカバーを外して発泡スチロール部分に両面テープで取り付けます。
スピーカー埋め込み用の窪みはありますが、耳に余裕が無く痛くなる場合は発泡スチロールを1cm程度削る場合が多いです。
※自己責任です
インカムスピーカーをヘルメットに取り付ける

ショウエイは耳の部分が見えており、プラスチック素材のスピーカー埋め込み用の窪みに両面テープで取り付けます。
比較的耳に余裕があるのでそのままで大丈夫でしょう。
OGKも同様に耳に余裕のあるものが多いので設置は比較的余裕です。
以上を確認しておけば安心して購入できると思います。


Q : ヘルメットにスピーカーを埋め込むと耳が痛くならない?


A : 痛くなる場合はありますが、工夫すれば大丈夫です。

全然痛くならないという人も多いので、ヘルメットの種類や個人差によるところが大きいです。
僕はアライのヘルメットを使っていますが、すぐ痛くなるので耳パッドの発泡スチロールを1cm程削って埋め込んでいます。
※自己責任です

アライの場合は交換可能な耳パッドなので気軽に削れます。
ショウエイは交換不可なプラスチックですが耳部分はかなり余裕があるので、そうそう痛くなることはないでしょう。


Q:バイクを離れる時に盗難にあいそう


A : 今のところ僕は盗まれたことはありません。
約7年、1年あたり20日程度のツーリングで、最も狙われやすいB+comをヘルメットにつけてメットホルダーにかけた状態です。
一応インカムが真上に来ないように横向けてはいますが、それ以上のことはしていません。
2~3年で1個くらい盗まれるかなと覚悟していましたが、意外と盗まれていません。
僕の仲間内も全員インカムを使っていますが、盗難は0件です。
日本って治安がいいなーとつくづく思います。
ただ、ネットでは盗まれたって話はあるので、心配な方は本体を外して持ち運ぶと良いです。


Q : Bluetoothって何?


A : Bluetoothは2003年頃から普及し始めた、省電力な小型デバイス向けの無線規格です。

1994年、スウェーデンを代表する通信機器世界大手メーカー エリクソン社がBluetoothを提唱しました。
乱立する無線規格を統合したいという願いをこめて、スウェーデンの隣国ノルウェーとデンマークを無血統合したハーラル王の愛称「青歯王」からとられたそうです。
消費電力の小さいBluetoothはスマホとの相性が良く、スマホの普及とともに爆発的に普及しました。
バイク用インカムに転用されたのもスマホと同時期の2009年からで、登場以降、急速に性能を向上させながら今日に至ります。

Bluetoothの消費電力が小さい=バッテリーの小型化が可能という点が、ヘルメットに取り付けるという使い方にマッチし、さらにスマホと通信が容易になったことで、スマホの普及と共にBluetoothインカムも普及しました。
以上のことから、Bluetoothとインカムは非常に親和性が高いということがわかります。


Q : Bluetoothプロファイルって何?


A : 機器同士を接続する際の取り決めです。

プロファイルは多数あり、用途によってプロファイルを選択して利用することになります。
例えば、高音質な音楽を転送するA2DP、電話のヘッドセットとしてマイクとスピーカー出力を兼ねるHFP等があります。
尚、インカム同士の通話は各社が独自チューニングしているため、プロファイル規格には当てはまりません。

Q : Bluetoothプロファイルが複雑でわからない


A : 特にプロファイルを意識する必要はありません。

手順書に沿って設定をすれば、自動的に適切なプロファイルで接続されます。
尚、インカムで利用する主なプロファイルは以下の4つです。

HSP(Headset Profile)
スピーカー出力とマイク入力の双方向通信をモノラルで行うプロファイル。
一部のナビで利用する事がある程度。

HFP(Hand-Free Profile)
スピーカー出力とマイク入力の双方向通信をモノラルで行い、さらにスマホの着信や受話等の操作も可能にした、HSPの拡張プロファイル。
SiriやOK googleの呼び出し等も制御している。
インカムとスマホとのペアリング時は自動的にHFPが選択されるので、HSPとの違いを意識する必要がない。
他社と接続するユニバーサルインターコムはHFPを利用する。

A2DP(Advanced Audio Distribution Profile)
ステレオの高音質なオーディオを転送するプロファイル。
有線とほぼ同じ音質で転送されるので、あとはインカム本体とスピーカー次第でかなり音質が良くなる。
スマホやBluetoothトランスミッター、ナビ等とのペアリングに利用する。

AVRCP(Audio Video Remote Control Profile)
接続した機器で再生中の音楽の再生、停止、曲送り戻し、早送り等の操作が可能なプロファイル。
A2DPとセットと考えれば良い。
一部のナビやBluetoothトランスミッターはA2DPのみサポートしているので音楽再生のみとなる。

※インカム同士の通話は各社独自チューニングのプロファイルを利用しています。


Q : Bluetoothインカムを使うのって難しくない?


A : 基本的な操作をいくつか覚えるだけなので、すぐ慣れると思います。

上位機種には非常に機能が多いので全ての操作を覚えるのは時間がかかりますが、インカム通話をする&スマホの音楽を聴く という基本となる2つに関してだけならとても簡単です。

■よく利用する機能
インカムペアリング:2台のインカムをペアリングモードにしてペアリングする
※複数台ある場合はこの操作を続けて数珠繋ぎにペアリングする
※一度行うとリセットor上書きしなければいつでも接続可能な状態になる

インカムを接続する:ボタンを押すとペアリング相手に接続されて会話が可能になる

インカムを切断する:ボタンを押して切断する

スマホペアリング:インカムをスマホとのペアリングモードにし、スマホのBluetooth設定からインカムを選択する
※一度行うとリセットor上書きしなければいつでも接続可能な状態になる

スマホを接続する;スマホのBluetoothを有効にし、インカムのボタンを押すと接続されて音楽やナビが聴けるようになる

機種によって操作は異なりますが、いずれも上記の基本操作は簡単にできるようになっているので、一度マニュアルを見て試せばすぐ慣れるでしょう。


Q : Bluetooth非対応のナビやMP3プレーヤーを接続できる?


A : はい、Bluetoothトランスミッターを別途購入すれば可能です。

MP3プレーヤーの3.5mmステレオミニプラグにBluetoothトランスミッターを接続し、インカムと接続をします。
この場合はスマホのようにMP3プレーヤー操作はできませんが、音楽の転送はA2DPプロファイルを使うので非常に高音質です。
Bluetoothトランスミッターはリチウムバッテリーで動作しているものが多く、概ね10時間程度バッテリーが持ちます。

B+com BC-DATO1Mは2台同時にインカムと通信可能なので、タンデムをしている場合は二人で同じ音楽を聴くことができます。

バイク用ではないですが、3000円程度の一般製品でも十分使えます。


Q : 複数のスマホ等と接続できるの?


A : 機種により可能です。

HSP/HFP と A2DP/AVRCPの全てをあわせて、2つの機器をペアリングできるインカムがあります。
※SENA 20S等
2台同時に音楽を聴いたりナビ音声や取締り警告を聞いたりできます。

完全2台同時をサポートしてない製品でも、HSP/HFP と A2DP/AVRCPは分けてペアリングができます。
電話(HFP)はスマホ、音楽(A2DP)はトランスミッターというようにします。
この場合機種によって、A2DPで音楽を聴きながらHFPのナビ音声が割り込んでくる場合もあれば、手動での切り替えの場合もあります。
尚、スマホ側がHSP/HFP と A2DP/AVRCPを占有する場合は分けられません。(iPhone等)


Q : 他社のインカムとも接続できるの?


A : はい、接続可能ですが同社製品同士と比較すると安定性が若干低下します。

インカムはそれぞれ自社製品同士の接続時に最も性能を発揮するようにチューニングされています。
規格されているプロファイル(HFP)では力不足なので各社が独自に作りこんでいるようです。
逆に言えば規格プロファイル(HFP)であれば他社との接続は可能で、これをユニバーサルインターコムと言います。
2017年現在のメジャーメーカー製品は全てユニバーサルインターコムに対応しています。
機種によって接続台数が減る等の制限があるので万全ではないですが、応急的に利用することは可能です。

Q : 実際どれくらい距離が離れても通話できるの?


A : 機種と環境によりますが、100m~1000m程度離れても通話できます。

スペック表記はハイエンドが1500~2000m、ローエンドが200~500m程度のものが多いです。
郊外の見通しの良い道や高速道路のように干渉する電波が少なければスペック表記の1/2程度。
市街地のように遮蔽物や電波が多ければスペック表記の1/5程度。
北海道の郊外でかつ平原であればスペック通りの距離で通話可能です。

ローエンドでも2台で離れず普通に走る分には通話は可能ですが、ミドルクラス以上のほうが余裕があって良いです。


Q : 高速でも会話できる?


A : はい、十分会話できます。

ローエンドでは飛距離がぎりぎりですが間に車が入らなければ会話はでき、ミドルクラス以上であれば余裕があります。
風切り音やエンジン音が一般道より増えますが、ノイズリダクションで軽減されるのでそこそこ快適です。
もし高速で風切り音が増えて聞こえにくい場合は、マイクの設置位置を見直しましょう。

ただ、中国製はノイズリダクションが弱いので高速は厳しいです。

Q : 雨の中走っても大丈夫なの?


A : そこそこの防水性はあるので心配はいりません。

JISの防水規格は以下のようになっています。
・IP1~IP3
 機器へ一定方向から水をかけて浸水しないこと
・IP4~IP6
 機器へ全方向から水をかけて浸水しないこと
・IP7~IP8
 水没させても浸水しないこと

例えばIP6レベルの全方向からの水圧に耐える & IP7レベルの水没に耐える という機器の場合、IP67と表記されます。
同一条件内であれば数値が高い方が防水性能は高くなりますが、それぞれ用途が異なりIPX6よりIPX7のほうが優れているというわけではないので注意しましょう。
また、IPX6 のようにXが入っている場合は、防塵テストを行ってないことをさしています。

インカムは概ねどの製品もIP4~6程度の防水機能をもっています。
実際のところ、僕は7年以上どんな豪雨でもお構いなしにインカムを利用しましたが一度も故障はありません。
特に初期のころのB+com SB213(IPX3相当)はかなりヘビーに使いましたが、手放すまでとても元気でした。
ただ、ネットでは豪雨で走行した後に壊れたという報告もあるので100%ではありません。

尚、IP5”相当” となっているのは、JIS規格を取得せずに自社テストで同等試験をクリアしたという意味になります。
JIS規格取得には費用がかかるため同等試験を行って表記するのはよくあります。


Q : バッテリーの持ちはどれくらい?


A : 概ねスペック通りで8~20時間程度です。

一日の走行時間は6~10時間、ひたすら走り続けても12時間程度だと思います。
一部10時間以下のバッテリー容量の少ない製品では、途中で一度充電が必要になるかもしれませんが、概ねどの製品も一日は十分に持ってくれます。
複数台接続する際は、中央に位置するインカムのバッテリーは消耗が激しいので、スペックの7割程度と見込んでおくと良いでしょう。
尚、どの機器もUSBで充電が可能なので、スマホの充電も兼ねてモバイルバッテリーを持っておくと便利です。
休憩中等にちょっと充電するだけですぐ回復してくれます。
インカムのバッテリーは600mAh程度と非常に小さいので、小型のモバイルバッテリーでも十分です。


Q : リチウムバッテリーがすぐ劣化しそう


A : 劣化しますが気にする程ではありません。

一般的な話ですが、インカムに利用されているリチウムポリマーは400回程度充電すると徐々に劣化すると言われています。
毎日充電するスマホが1年程度でバッテリーが弱り始めると言われるのと同じです。
インカムをそこまでヘビーに使う人なら1~2年で劣化が始まりますが、週末ツーリング程度であれば5年くらいは問題ないでしょう。
また、過放電が最も劣化を早め、継ぎ足し充電には強いという特性から、気が向いたときに充電しておけばOKです。
厳密には過充電も良くないのでシビアに考えれば50~80%を維持することが望ましいのですが、そこまで神経質にならずに、充電したまま何日も放置しないという程度で十分です。

月1程度のツーリングですが、購入から6年が経過し最も使い込んだ上に今でも時々利用しているSB213Evoでさえ、劣化したと感じることはありません。
現役バリバリです。
どうしても気になる方はバッテリーを有償交換してくれるメーカーもあるので、問い合わせてみてはいかがでしょうか。


Q : リチウムポリマーって危険じゃないの?


A : 確実なことは言えませんが、大丈夫だと思います。

ほとんどのインカムは、軽量小型化のためにリチウムポリマーを使用しています。
よくリチウムポリマーは爆発すると言われますが、それは制御がきちんとできてない粗悪品の場合です。
いろいろな所で情報を得ていますが、インカムでそのような話は聞いたことがありません。
(個人レベルの情報収集です)


Q : 乾電池タイプのほうが良いのでは?


A : バッテリータイプで特に困ることは無いと思います。

スマホの普及でモバイルバッテリーが1000円~2000円程度で購入できるようになったので、乾電池利用のメリットが少なくなりました。
安価なモバイルバッテリーでいいので、一つ持っておくと何かと便利です。
また、容量あたりの大きさや重量でもリチウムバッテリーのほうが有利です。


Q : インカムを利用しながら充電はできるの?


A : 機種によります。

SENA、MidLand、デイトナは概ねどの製品も可能、B+comは不可です。
詳細については製品比較のスペック表に記載していますのでご参照ください。

個人的には、走行しながらの充電する機能は重要ではないと思っています。
前日に充電しておけば一日持ちます。
もし、充電し忘れたりブリッジ機で消耗が激しい場合は休憩中に30分も充電すれば、2~4時間くらい通話できます。
必要とするシーンがほとんど無いので、あまり気にしなくて良いでしょう。


疑問は解決しましたか?


もしまだ不明な点があればコメントいただければと思います。
育児に忙しいため返事は遅くなりますが、わかる範囲でお答えします。

どんな物かわかったら、製品紹介に戻って検討してみてください。
▲製品紹介に戻る▲

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OGK KAZAMIのレビュー!格安フル装備システムヘルメットの使い心地

OGK kazamiのレビュー

何かスイッチが入ってしまった怒涛のヘルメットレビュー 第三弾!
2016年7月に発売されたOGKのシステムヘルメット KAZAMIを購入したので書き留めておく。


OGKはジェットのアヴァンドを4年前に購入して以来、OGKも悪くないね。という印象を持っていた。
15年くらい前はアライかショウエイの2択だったが、ここ数年でOGKの品質、性能が飛躍的に向上しており、そろそろジェット以外の何かを試してみたいと思っていたところに発見。
システムヘルメットってショウエイのネオテックが有名だが、ちょっと被ってみたいというにしては4万円は高い。

対してKAZAMIはインナーバイザーまで装備して28000円という激安っぷりに惹かれて購入してみた。
前モデルなのか、上位なのか微妙な位置にいるイブキと比べて、5000円近く実売価格を下げた上に各部のブラッシュアップが行われており、OGKの本気が見て取れる。

正面


OGK kazamiの正面画像

見た目はザクだ。
正面だけじゃなく360度ザクを髣髴とさせる。
購入したのは赤なのでシァア専用ってところか。



OGK kazamiのインナーバイザーレバー位置

インナーバイザーは左下のレバーで操作できるようになっており上げ下げはやりやすい。
すいすいとストレスなく動いてくれる。





OGK kazami 頭部のベンチレーション

ベンチレーションは頭部と口元の2箇所で、どちらも全開、全閉のどちらか。




OGK kazami 口元のベンチレーション

口元のベンチレーションは顎のほうに抜けるような仕組みになっておらず、シールドの曇りを取る方向にだけ出ている。
顎のほうにも抜けるくらいやってくれても良かったな。





DSC00817.jpg

黒のプラスチック部分がアクセントになっており、ザクである。




後ろ


DSC00693.jpg

後部のベンチレーションは開閉式ではなく常時開きっぱなし。
わかりにくいけど、黒いプラスチック部分の左右に小さな穴がある。



底面


OGK kazamiのラチェットバックル

一般的なDリングではなくOGKでは主流のラチェットバックルとなっている。
着ける時は単に差し込むだけ。
ガチガチと段階式で入っていくのでちょうど良い締め具合のところで止めれば良い。


バックルの外し方

外すときは赤い紐の部分を引っ張ると抜けるようになっている。
被ったときに首元にプラスチック部分が当たるので少し違和感がある。
着け外しは楽なので短距離走行を繰り返すにはいいけど、ツーリングでは恩恵を受けにくいのでDリングのほうが適しているかなと思う。



OGK kazamiのチンオープン方法

顎の部分には巻き込み風防止のフラップがついている。
外したり引っ張り出したりは出来ないが、これだけでも十分な効力を発揮しそう。

顎の先端の赤いレバーを引っ張るとチンオープンとなる。
動作はスムーズで引き上げるのに力は要らない。




DSC00706.jpg

引き上げると頬の部分にチン部分を引っ掛ける金具がある。



内装はよくがんばっている


OGK kazamiの内装

OGK kazamiの内装を取り外す

この価格にしてこれだけ取り外しができるのはなかなかがんばっている。
各種パッドも安めなのでサイズ調整もしやすい。




DSC00716.jpg

内装を外した帽体。
頭部に風を流すための堀がある。






OGK kazamiにインカムのスピーカーを埋め込む

耳にはスピーカーをつけるくぼみがあるのだが・・・・直径が小さい。
ショウエイと同じでB+comのオプション スピーカーNeo以外は全然はまってくれない。
SENA 20S、SB5Xの純正はどちらも微妙にだめだった。
とは言え、耳の部分に隙間はそれなりにあるので適当にくぼみをクッション両面テープとかマジックテープとかでうめて取り付ければOK
うーん、結局のところこのくぼみ、あんまり意味ないんじゃない?




シールドの着け外しは簡単だけど、シールドの歪みが多め


OGKのシールド交換方法

OGKのシールドシステムはよく考えられており、シールドを全開にした状態でレバーを引くとかぱっと外れる簡単設計。
イメージ的にはショウエイとほぼ同じ。



シールド交換方法2

取り付けは上部のほうを先にはめて、下部を押し込めばカチっとはまるようになっている。
とっても簡単!



DSC00820.jpg

シールドの品質はいまいちだ。
写真ではわからないが、少し波打っている感じがする。
アヴァンドやASAGIではそうでもないので、KAZAMI特有なのかな?
ただ走っている分にはそれほど気にならないレベル。
インナーバイザーは取り外しできなさそうな感じがするけどうどうなんだろう。




インカムの取り付け


OGK kazamiにSB5Xを取り付け

帽体に隙間があるのでクリップタイプで取り付けが可能。
SB5Xはクリップが薄いので取り付けやすい。
バイザー用のレバーとアンテナが干渉するかと思ったけどなんとか大丈夫。




DSC00800.jpg

マイクはアーム式がありまり好きではないので、ワイヤータイプをチークパッドに埋め込んでいる。





OGK kazamiにSENA20Sを取り付け

SENA 20Sのクリップタイプは分厚いので少し手間取ったが、なんとか取り付けは可能だ。
まぁだめなら両面テープでいいんだけど、個人的にはクリップタイプのほうが好き。
アンテナもなんとかレバーと干渉せず取り付け可能。


インカムについてはこちらの記事もご参照ください。

被り心地はジェットに近い


KAZAMI10.jpg

公式の写真はこう。
シャアかと思うようなイケメンが被ればさまになる。
しかし諸君!
現実はこうだ!
イケメンが被らなければこうなるということをよく見ておくがいい!




OGK kazamiを被る

マクベ

シャアなんて幻想は捨てて、マクベにでもなれたら幸運なほうだろう。
というか、アゴがなくなるくらい太ってるのがショックだ。



OGK kazamiインナーサンシェードを下ろす

チンオープンした状態でインナーサンシェードを下ろすこともできる。
なかなか怪しい感じだけど。




DSC00722.jpg

インナーサンシェードと目の間は結構余裕があって、メガネをつけたままでも問題なし。
またメガネスリットがちょうどよくて、テンプルを適度に圧迫してくれるので、どんな位置でもそれなりに固定してくれる。


僕は概ねどのメーカーでもMサイズが合うのだけど、OGKのジェットはMサイズがかなりぎりぎりで、KAZAMIは頬に少し余裕がある。
サイズ感が違うので注意が必要だ。
チークパッドは3000円程度とショウエイより安くてアライとほぼ同額。
厚みで調整が出来るので、ゆるいと感じた人は変更してみるといいだろう。


手元にあるヘルメットと重量を比較。
すべてMサイズで多少の違いはあるものの、概ね僕がそのまま使って問題ないのでサイズ感はかなり近いと思う。

■アストラルX(グラフィック) 1625g
 ※プロシェード外してノーマルシールドの場合 1559g
■アストロTr 1500g
■Z-7(グラフィック) 1381g
■KAZAMI 1808g
■ASAGI(グラフィック) 1499g ※ジェット
■アヴァンド(グラフィック) 1320g ※ジェット

※注意事項 グラフィックモデルはソリッドカラーより比べると20g程度重くなるので、差し引いてみてください。

重量はかなりあって持った瞬間に重い!というのがわかる。
被ってもそれなりの重さを感じるけど、慣れれば問題は無いかな?



巻き込み風は少ないが、風切り音はかなり大きい


OGK kazamiを被ってバイクにまたがる

DSC00791.jpg
わかってはいたけどかなり頭でっかちだ。
横から見ると後ろの深さが足りてないような感じ?
でもサイズ感はちょうどいいので、こういうデザインなんだろう。

※追記
少し前に深く被りすぎているみたいで、だいぶ不格好な写真になってます。
ちゃんと被れば3倍はイケメンのはず!







OGK kazamiを被ってチンオープンしてバイクにまたがる

チンオープンすると重心が思いっきり前にいって重い。
このまま走行はできなくはないだろうけどまずやらないかな。
まぁ安全面からもナシだと思う。



■ベンチレーションはいまひとつ
走り出してすぐ感じたことは、ベンチレーションがあまり効いてないw
頭部のベンチレーションは一応ぎりぎり風が入っているとわかる程度。
口元はシールドの曇りを取る方向にしか風が入らないので当然か。



■巻き込み風はかなり少ないけど・・・
巻き込み風は非常に少なく、正面を向いている限りはほとんどない。
チンガードが結構効いているようだが、これが口元ベンチレーションがシールド方面にしか風が流れないために、口元の空気が滞留しやすくなっている。
50km/h以上で走っていれば換気されて気にならないが、50km/h以下では息苦しさを感じてしまう。
巻き込み風の制御をしっかりしたのに、機構的には難しくないであろう口元へ抜ける通路を導入しなかったのは少し残念だ。
ただこれは真夏の昼間に限っての話なので、涼しくなれば影響は少ないだろう。

特に問題は無いが、横を向くと顎の端から結構巻き込み風が発生する。




■インナーバイザーは良好!
インナーバイザーは非常に良好で、適度な透過率でまぶしさを軽減してくれる。
アライのスモークと同じくらいかな。

DSC00825.jpg

同社のインナーバイザー付ジェットのASAGIで少し不満となる、インナーバイザーの中央部分がえぐれている件も、顎の部分があってどうせそのあたりは見えなくてナビ等は下を向いて両目ともバイザーを通して見ることになるため、消極的な理由ではあるがインナーバイザーの形状に不満は少ない。

ASAGIでの不満とは、インナーバイザーの中央下がえぐれているせいで、下を見たときに左右の目がバイザーにかかったりかからなかったりするため、非常に見えづらいということ。
ナビを見ようとした時に片目はサングラス、もう片方の目はサングラス無しで見ているような状態になるのだ。
えぐる必要はなくてまっすぐにしてくれれば良いのになぁ。



■風切り音はかなり大きい
60km/hを越えたあたりから大きな風切り音がして、速度を上げれば上げるほどそのまま大きくなる。
音質は高くも無く低くも無く、ヒューーーーー!という感じ。
まぁシステムヘルメットなので仕方ないかな。
高速を連続して走り続けるにはちょっと煩いと感じる。





■ツーリングより近場利用におすすめ!
初のシステムヘルメットなので比較ができないが、値段の割りによくできている。
通常なら4万円を超えそうな豪華な装備にもかかわらず28000円という値段はかなり挑戦的。
シールドは今ひとつだったが全体的な品質は値段の割りに良い。
安全性はおそらくジェットに近いレベルだけどこれは致し方なし。
重くて風切り音が大きいため長時間被り続けたり高速は苦手だけど、ラチェット式で着け外しが楽だったりインナーバイザーやチンオープンがあらゆるシーンに対応できるため使い勝手は良い。


メットをかぶったままタバコやコーヒーを飲みたい。
それでいて少しでも防御面で優れていることとバイザーも欲しい、さらに安価なこと!
という欲張りな人にはうってつけのヘルメットだ。
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SENA 10S 国内シェア拡大の起爆剤になれるか? 売れ筋ミドルクラスのレビュー

  •  投稿日:2016-08-27
  •  カテゴリ:SENA
SENA 10Sのレビュー
SENAのベストセラーSMH10の後継機で2016年5月に発売されたSENA 10Sを購入したのでレビューをする。

2016年8月時点のバイク用インカム業界の様相は以下のような状態だ。

世界ではSENAがシェアNo1で、特に最高級機のSENA20Sは発売から2年以上がたった今でも圧倒的な実力を持っている。
日本市場ではBlustoothインカム黎明期の爆発的な普及に一躍買ったB+comが現時点でも一番の売れ筋。
価格帯は最高級機のSB5XとSENA20Sがスペック上は良く似た感じではあるが、安定性はSENA20Sに軍配。
ミドルクラスは良い感じにこなれたSB4Xに対し、SENAは2010年発売でありながら4台接続が可能な超ロングセラーのSMH10。
機能は良いし安価だったが音質が悪かったようでSB4Xの後塵を拝した形になる。


そのSMH10発売から6年の歳月を経て新モデルSENA10Sが登場した。
SMH10の弱点を克服したであろう新製品の実力はいかに?

最上位機種 20S、SMH10との違いは?



20Sから見ると、
・チェーン接続台数が8台から4台になった
・デュアルチップからシングルチップとなりインカム通話と音楽等の同時利用ができなくなった
・外部の音を聞くアンビエントモードがなくなった
・ミュージックシェアリング(タンデム用A2DP音楽共有)がなくなった


SMH10から見ると、
・スピーカーとHDオーディオ対応で音質が良くなった
・通話距離が900mから1600mに伸びた
・ワンタッチでグループ接続するグループインターコム追加
・ラジオ(FM)追加


他に細かな点で違いはあるが、代表的な機能としては上記の通り。
今後は20Sと10Sのラインナップになるが選ぶポイントは、
インカム通話をしながら音楽やナビをBluetoothで接続したいか?
チェーン接続が8台必要か?

この2点でどちらかを選ぶことになるだろう。
なお、発売当初は値段が高かったがようやく値下がりしはじめて、2016年11月時点で2.5万円。
20Sが3.2万円、SMH10が2.2万円なのでSMH10と置き換わるころあいになってきた。

SENA 10S外観チェック



SENA 10Sの本体

本体のボタンは2つしかなく、ジョグダイヤル左のLEDが状況に応じて青、赤、緑の3色に光るようになっている。
SMH10よりは見た目がよくなったが、もう少しかっこよくデザインできないものだろうか。




SENA 10Sの付属品一式

付属品は相変わらず豊富で、本体、クレードル(クリップタイプと両面タイプ有り)、スピーカー、ワイヤーマイク&アームマイク、スピーカー位置調整スポンジ、写真には写ってないけど2.5mmステレオミニプラグケーブル、USBケーブル、シガーソケット電源となっている。
クレードルは雨で誤動作を起こしやすい20Sタイプから、接続端子が縦面にあって水没しにくいSMH10と同じ形状になった。
SMH10を持っていないので試せないが互換性があるらしい。
また、スピーカーやマイクがクレードル本体から出ている短いケーブルに接続するタイプに変更となっている。



SENA 10Sのクレードル取り付け方法

SENA 10Sのクレードル取り外し方法

クレードルへの取り付けは簡単で上からスライドさせて、上部を抑えてパチンとはめ込む。
外すときは上部のツメを押さえて取り外すだけ。
20Sはクレードルのボタンを押すと外れるんだけど、10Sのほうがやりやすい。



SENA 10Sと20S、SB4X、SB5Xの外見比較

20S、SB5X、SB4Xと本体およびクレードルの比較。
B+comより左右は短いがクレードルで上下はかなり大きくなる。
アンテナが外に出てない分すっきりしているが、20Sとほぼ同サイズだ。



本体操作とクレードルの拡張性


SENA 10Sの本体側面

本体は後ろ側のフォンボタンと、ジョグダイヤルの二つだけ。
ジョグダイヤルとフォンボタンを同時に押すと起動、シャットダウンだけど、長押し時間が0.5秒くらいでいいので非常に操作しやすい。
B+comが長押し3秒とかなのに比べるとはるかに快適だ。
ジョグダイヤルを押すとインカム通話開始/切断、音楽停止/開始、Enterに相当する選択、まわすと音量調整/曲の早送りやラジオの選局など。
フォンボタンはFM起動やペアリング、各種設定メニューに入る。


押す回数や長押し時間によって制御しているので覚えるのが難しいが、必要な機能に絞って覚えればすぐに快適に利用できる。

■操作例
ジョグダイヤルを1回押すと最後にペアリングした相手にインカム接続、もう1回押すと最後にペアリングした相手とのインカム切断、2回押すとと最後から2番目にペアリングした相手に・・・・・
3回目以降は音声アナウンスによって何番目のペアリング相手か確認しながら操作する。
インカムペアリングは9台まで記録できるので、とりあえずペアリングするだけしておいて、走りながら接続相手を切り替えることができる。

チェーン接続の場合は、1回押して最後の相手と接続、次に2回押して最後から2番目の相手と接続。
というように操作を繰り返すようになる。

インカム呼び出しは20Sと同じで非常に接続が早い。
B+comは押してから3~5秒程度かかるが、20Sや10Sは押してから1秒程度で接続できてとてもスムーズだ。


グループメンバーを一気に接続するグループインターコムは、ジョグダイヤルを3秒間長押し。
手元にある10S 2台と20S 2台の合計4台でグループインターコムを試そうとスマホのアプリで設定をしようとしたが、グループインターコムの項目に10Sが表示されず設定ができない。
よくよくマニュアルを読むと、どうやら10Sと20Sのグループインターコムは別物で設定できないらしい・・・。
20Sはユーティリティーから事前に設定をしておく、10Sはおそらく最後と最後から2番目にペアリングした相手に接続に行くのかな?
20Sとは無理なことがわかったのであまりよく調べてないけど・・・。



DSC00621.jpg

DSC00623.jpg

クレードルの前には3.5mmステレオミニプラグがついていて汎用のスピーカーが利用できる。
後ろには2.5mmステレオミニプラグがあり付属のケーブルで音声入力が可能。
ただし、20Sはインカム通話をしながら有線入力の音声を聞くことができるが、10Sではできない。

うーん、音声入力は大半の人がBluetoothを使うだろうからあまり意味はないなぁ。
デュアルチップでないとBluetooth通話と音楽の同時ができないのは当然だけど、有線くらいは通話と同時にできるようにしても良かったのでは?


本体の後ろのMicroUSBポートは、充電とPCと接続してファームアップデートをするのに利用する。
B+comではできないが、SENAはシリーズ通して充電しながらインカムを利用可能だ。
基本的に最近のインカムはいずれも満充電から10時間以上使えるので、よっぽど走りっぱなしでない限り、一日持たないということはない。
充電を忘れたら休憩中にモバイルバッテリーから30分も充電しておけば数時間は持つが、万が一ということを考えれば充電しながら利用できるのは便利かもしれない。



ヘルメットへの取り付け


10Sはクレードルから出るケーブルが全部後ろに向かっている。
これが少し曲者で取り付けしにくい場合があるので要注意だ。


をアライ アストラルXに取り付け。クレードルの着け方。

アライ アストラルXに取り付け。
B+comだと前方に出ていて顎のあたりからケーブルを組み込んでいるが、同じようにするとスピーカーのケーブル長が足りない。
仕方なくネックパッドの丸い穴にケーブルを通してそのまま押し込んで取り付けた。
特に変なテンションはかかってないので断線などは大丈夫だろう。

クレードルはクリップタイプ。
帽体の間に挟みこんで付属の六角レンチでネジ二本を締め込んで取り付け完了。



SENA 10Sをアライ アストラルXに取り付け

SENA 10Sをアライ アストラルXに取り付け。前後からの見た目

クレードルがかなり下に出っ張っているので少し浮いてしまうのが難点だけど、不安定というほどでもないでのまぁOKかな。



SENA 10Sのマイクをアライ アストラルXに取り付ける位置

マイクは広くなった口元の下のほうに取り付けたけど、真正面は唇が当たることがあるのでやっぱりチークパッド側面に埋め込んだほうがいいと思う。



SENA 10SをSHOEI Z7に取り付け。ケーブルの取り回しが難しい

ショウエイ Z-7に取り付け。
これが曲者で、やはりクレードルから後ろに出ているケーブルの取り回しがやりにくい。
アライはネックパッドと帽体の隙間があるので取り付けやすいが、Z-7はかなりぎちぎちでネック部分の穴にケーブルを通して無理やり押し込んだ。
ただしいつか断線しそうで怖い。
前方の顎横をまわすとケーブル長が足りないので、ちょっと補強してネック部分を通すか、綺麗にしまうのは諦めてパッドの下をはわしておくか、2択となりそうだ。



SENA 10SをSHOEI Z7に取り付け

マイクのケーブルは細くて本当にすぐ断線しそうなので、首周りの帽体とパッドの間をはわして前方へ持っていく。



ショウエイ Z7は口元に余裕がある

マイクは適当に口元あたりに貼り付け。
この位置はちょっと口に当たるのでもう少し下のほうがいいかな。



SENA 10Sをショウエイ Z7に取り付け。全体像

取り付け完了。
左右がえぐれているおかげでクレードル下部が地面に接触せず、ちょうど良く収まってくれている。
ケーブルの取り回しが少し不安だけど、スマートに見えて良い感じ。



なお、SENAは伝統的にクレードルが頑丈で重く、10Sも同様にインカムの中では重量級の部類に入る。
計りが壊れていて計測できないが、クレードルやスピーカーも含めた重量は20Sとほぼ同じ150g程度と思われる。
B+comが100gと軽量なことを考えると、もう少し軽くして欲しいなぁ。



音質チェック


ファームは2016年8月時点最新の1.1.1
20Sも最新の1.6.2

スピーカーは低音重視


SENA 10Sをスマホと接続して音質チェック

まずはA2DP接続で音楽を聴いてみる。
SENA SMH10はかなり音質が悪いと不評で、SENA 20Sは少し改善したのか音質が悪いとまでは感じなかったが、SENA 10Sも20S同等の音質のようだ。
低音重視のドンシャリスピーカーでズンドン強烈に低音を響かせられる反面、高音が破綻しやすく耳が疲れやすい。
個人的にはドンシャリは好きなんだけど、もう少し高音が出るようになればいいのになぁと思う。



インカム同士の通話音質はかなり良い


SENA 10S インカム同士の接続テスト
10S同士の接続、10Sと20Sの接続、どちらも安定している。
まぁ1対1であれば当然のことなのでここからが本番。
SENA 4台でチェーン接続をしてみた。



SENA 10Sと20Sを4台でチェーン接続する

10S----20S----20S----10S

10Sと20S混合ではグループインターコムの一斉接続はできないので、少し手間ではあるが一台ずつ接続をしていく。
メーカーマニュアルには、前方から順番に接続していくことを推奨しているようだが、さほど順番を気にすることなく接続はできた。

中心にいる20Sはどのインカムともかなり高音質で通話でき、4台目となる10S同士でも快適。

メーカーの案内では5台以上の接続をサポートしているのは20Sのみで、一台でも10Sが混じるとだめらしい。
だめというのも全くできないという意味ではなく、安定性や音質が低下して利用できるレベルではないということだと思う。
試してみたいけどこれ以上持ってないので試しようが無いw

ちなみに順番をかえて10Sを真ん中にしてみたりもしたが、有意義な差は感じられなかったので、チェーン4台についてはどう組み合わせても問題なさそうだった。



FMラジオの音質、感度も良い



バイクのノイズが少し心配だったが、車体と頭部で距離があるおかげか結構ちゃんと受信して車ほどではないけど十分楽しめる。
一般的なラジオと同じでスピーカーケーブルがアンテナの役割をしているので、右のスピーカーの取り回し次第で受信感度が変わるのではないかと思う。
ケーブル長は十分あるので頭頂部を通って設置して試した。
実際に走行しながらも快適に聞くことができたので、ソロのときは気分転換にちょうど良いだろう。


SENAのFMラジオをワイドFMに対応させる

なお、SENAユーティリティーの受信設定を日本ではなく全世界にしておくと、90MHz以上も受信できるようになり、>AMをワイドFMで受信できる。
実際試してみたところ、みごとAMを受信して野球中継を楽しむことができた。
FMはFMでいいんだけど、やっぱりAMが聞けるのは楽しみが増えていいね。



バッテリーの持ちは良さそうだけど・・・



製品スペックは以下の通り。

通話時間 12時間
待受時間 10日間
通話距離 1.6km
充電時間 3時間
Bluetooth 4.1

20Sもほぼ同等で、実際の使用時間もおおむねスペック通りだが、まだまる一日使ってないので詳しいところはわかってない。

一点気になること。
20S、10Sともに電源offにしてもかなりの速さでバッテリーを消費してしまう現象が発生している。
例えばB+com(SB213evo、SB4X、SB5X)なら満充電から3ヶ月放置しても、気になるほどバッテリーを消費しないが、10S、20Sともに2ヶ月程度で起動しなくなるくらいバッテリーを消費する。
何もしなくても電力を消費しているのか、バッテリーの自然放電が早すぎるのかはわからない。

10Sは6月下旬に入手したのでまだそういう経験は一回しかないけど、20Sも過去に何度か同様の現象が発生しているので、SENAの傾向ということになるだろう。
基本的にツーリングに行くときは前日に必ず充電するのでかまわないのだけどね。



オプション ハンドルバーリモコン


DSC02211.jpg
インカム本体の操作をグリップに取り付けたリモコンで操作が可能になる、オプションのハンドルバーリモコン SC-HR-01も用意されている。
価格は高めで16000円程度するが、操作が楽になるので興味のある方は以下の記事も参照していただきたい。

4台チェーン接続して動画をとってみた


おそばせながらSENA 10S、20Sを含めた4台チェーン接続でツーリングをしてきた。
主な設定は以下の通り

20S
ファーム:1.6.3
HDインターコムオン
8方向オフ

10S
ファーム:1.2
HDインターコムオン

※20SのマニュアルにHDインターコムはオンでも良いと解釈できる記載があったが、本当はタンデム以外ではオフにすることを推奨している。
詳細はSENA 20Sのレビュー記事を参照してください。

接続状況


10S------20S------20S------10S
T先輩  K先輩  まさきち  M君
交通量が非常に多く大半が市街地という悪条件と、静かな山の中を走行した動画は以下の通り。
オーディオマルチタスク(通話と音楽併用機能)以外はほぼSENA 20S同等の性能なので、評価もほぼ同じだ。
切断された時の状況をお伝えするために切断時の動画を入れているが、一日走ってこういったことは1回程度で、非常に安定しているので安心してほしい。

■音質
風切り音やエンジン音はしっかりとノイズリダクションで排除されており、マイクに風が直接当たらなければ非常に快適。
トンネル内での反響音も軽減されている。
電子ノイズはやや多めではあるが気にならないレベル。

人の声はクリアな音声だけど高音が強く、ちょっと耳が疲れるかな?
これは音楽を聴いた時も同じでスピーカーの限界と思う。


■安定性
一発で接続OK、切断は1回だけ山中を走行中にあったけど再接続はあまり手がかからない。
一応先頭から順番に接続することが推奨されているけど、間が切れた場合は2対2の状態からでも接続ができた。
ただし、接続した時に呼び出し音や接続音が鳴らないのは不便。
接続されたのかされてないのか判断しにくい。


■通話距離
市街地で間に車が多数入って全く見えない悪条件で、200m離れても「信号でとまった」「その前で待ってる」というのを伝えるのが精一杯なレベルながら、ギリギリ通話は可能だった。
しかも接続順序的にジグザグに二つに分断されたので、総距離は600m離れていたことになる。
この通話距離はB+comをはるかに上回っている。

逆に比較的車が少なく見通しが良ければ300mくらいでもほとんどノイズは入らない。
北海道とかなら見通し1000mはいけそうだ。


スマホ経由で通話するRideConnected


別途以下の記事を参照していただきたい。
裏技的に他社インカムでも使うこともできるので、一読しておくと何かと役に立つかもしれない。

総合評価 ハイエンド SENA 20S譲りの高性能インカム!


安定性、通話距離は抜群で動作も快適。

強いてイマイチな点をあげると、
・耳が疲れやすい
・接続音がわかりにくい
・大きくて重い
・ベースの取り付けがしにくい

という程度でいずれもクリティカルな問題では無い。


基本性能はハイエンド20Sそのもので、オーディオマルチタスクやアンビエントモードを省いた程度。
FMも快適だし操作性も良くてインカム通話性能は高い。
価格もこなれてお買い得感も出てきた。
SENAユーザーもかなり増えてきたので接続できる人も増えてくるであろう状況を考えると、周りのメンバーが他社で固めてなければ、とりあえずSENA10Sにしておけば間違いは無いだろう。

10点満点評価
音楽の音質・・・・・・・・・5
インカム通話音質・・・・・・6
通話距離・・・・・・・・・・8
安定性・・・・・・・・・・・9
操作性・・・・・・・・・・・8
機能/拡張性・・・・・・・・5
取り付けやすさ・・・・・・・4
重さ・・・・・・・・・・・・3
コストパフォーマンス・・・・7
おすすめ度・・・・・・・7!


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アライ アストラルX(ASTRAL-X)レビュー ツーリング特化は伊達じゃない!

アライ アストラルX カーブのレビュー

アライから最高級ラインナップ初のツーリング特化型ヘルメット アストラルXが今年の6月に発売になった。
アウターバイザーのプロシェードに巻き込み風防止の後付チンカバーも付属する充実ぶり。
インナーバイザーといったギミックを許容しないSNELLを重視する姿勢のため、アウターとなったプロシェードの実力を知りたく購入を決意。
これが意外と良くて、Z7やKAMUI2とも比較した上でメインとなったので、是非おすすめしたい。



アライ アストラルXをラフロで購入

早めに入手したかったため、新グラフィックのカーブがラフアンドロード川崎店に入荷した当日、仕事を定時で切り上げてお店へダッシュ!
あ、店員さんいないように見えるけど、すぐ横にいるよw

ここ半年くらい定時で帰宅なんて考えられず、毎日日付が変わってようやく会社を出られる日々だったことを思うと、店が開いている時間に趣味のために会社を出られるなんて夢のようだ。
社畜自慢ではないけど、立派な社畜に成長したと思う。



P_20160817_200114.jpg

早速いつもの3Fフロアで出してもらってグラフィックを確認。
後ろのグラフィックがいまいちだけどわりと普通でよさげ。
弊店間際、30分くらい迷って購入決定!




アライ各製品の位置づけ


レビューの前にまずアライのラインナップからアストラルXの位置づけを確認しよう。
アライのフルフェイスは4グレード5製品で構成されていることが多いが、アストラルXの追加で4グレード6製品となった。


・2万円台中盤 ローエンド
HR-MONOシリーズ(簡略内装、CLC帽体)

・2万円台後半 ミドルクラス
QUANTUMシリーズ(名称不定 やや簡略内装、CLC帽体)

・3万円台前半 アッパーミドル
アストロと同グレードでモデルの違うラパイドシリーズ(上位内装、PB-CLC帽体)

・4万円台中盤 ハイエンド
レース向けのRX-7シリーズと、ツーリング向けのアストラルX(上位内装、PB-SNC2帽体)


RX-7シリーズだけレース向けのベンチレーションを装備し、それ以外は通常利用にあわせたベンチレーションを採用している。
アストラルXはプロシェードやチンカーテンが標準装備されており、ツーリング特化モデルとなっている。
なお、プロシェードが気に入らなければRX-7Xと同じVASタイプの普通のシールドが利用可能だ。



外観チェック!


まず外観および各種機能を順番にチェックする。

正面


アライ アストラルXの前面

相変わらず数十年前から変わらないこの感じ。
良くも悪くも一発でわかるアライの形。
前頭部に新型のベンチレーション二つと、口元と、シールド上部のブローシャッターの合計5箇所から空気を取り込めるようになっている。





アライ アストラルXのブローシャッター

アストロIQ等と大きく違う点は、ブローシャッターの風の流れが変わったこと。
シャッターはプロシェードタイプだと上下にスライドさせるタイプになっているが、プロシェードではないVASノーマルシールドは従来どおり開くタイプ。
プロシェードが気に入らなければパーツ不要で交換可能だ。





asutoraruXnagare.jpg

DSC00578.jpg

従来製品は額に直で当たって局地的に額が冷えるだけで、快適どころかむしろ煩わしく感じていたが、アストラルXでは左右に回り込んでこめかみあたりに流れるようになっている。
と公式には書かれているが、実際どこに風が流れているのか気になったので内装をめくってみたところ、パーツ自体はただのストレート構造で、メッシュ部分にゴムシートが配置されており、左右のこめかみ方向に行くと青いメッシュ部分からゴムシートがなくなって風が出てくるようだ。




DSC00390.jpg

頭部の新型ベンチレーションはレバーを前後にスライドさせて開閉する仕組み。
アストロの次期モデルもおそらくこれになるのかな?




アライ アストラルX 口元のベンチレーション

口元のベンチレーションは全閉、半開=口元への風の流れ、全開=口元とシールドの曇り解消 の3パターン。
全開にすると目にも風がきて長時間高速を走ると目が乾くので、基本は半開、どうしても暑かったり曇った時は全開にするような使い方だ。

シールドについては別項目で記載する。




DSC00430.jpg

新型のVASシールド採用によってシールドホルダーが一回り小さくなっている。
不要な突起物を極力少なくして転倒時にひっかかりにくいようにするという思想らしいが、それがどれくらいの意味を持つのかは不明。
また、出っ張りも抑えられているので静音性は少し向上したかもしれない。





後ろ


DSC00568.jpg

うーん、この青の横ラインはちょっとかっこ悪い。
もうちょっと縦か斜めにラインを入れられなかったのだろうか。




DSC00428.jpg

まぁそれは置いておくとして、排気用のベンチレーションは中央のレバーを左右にスライドさせることで、全開、半開、全閉に設定できる。
どっちがどっちかいつもわからなくなるけど。
空力性能を向上する効果もちょっとありそうだ。




DSC00573.jpg

下部にはサイドと中央に排気ダクトがある。
中央はどこから空気が抜けるのだろうか?
ネックパッド内やすぐ上の帽体には空気の通り道はないので、ネックパッド内のスポンジ部分を抜けていくのかな?
効果があるようには見えないけど、何かしらあるのだろう。たぶん。




DSC00585.jpg

サイドのダクトは実際にどこから空気が抜けているのか息を吹きかけて確認してみたところ、チークパッドの外側にダクトを発見。
後方のダクトから負圧を利用してシールド内の空気を排出する仕組みのようだ。
また、ブローシャッターから入ってきた空気も逃していると思われる。





底面 エアロフラップと脱着式チンカバーが優秀


アライ アストラルX エアロフラップ

特に新しくなった部分はないが、エアロフラップによる巻き込み風防止は非常に優れている。
しまった状態でも効果を発揮し、引き出せばさらに巻き込み風を低減できる。




アライ アストラルX 標準付属のチンカバー

さらにプラスして、脱着式のチンカバーが標準で付属。
取り付けは簡単でエアロフラップを引き出して隙間から差し込むだけ。
差し込み場所が少しわかりにくいが、除くと縦のラインが見えるの一度マニュアルを読みながらやると良いだろう。
このチンカバーとても良くできていて、立体的な形をしている。
顎とわずかに隙間を作ることで吐き出した息がその隙間と左右から抜けていくようになっている。




チンカバー取り付け方法

多少息苦しさはあるものの、ショウエイのチンカバーに比べると快適だ。
また巻き込み風もほぼ完全にシャットアウトした上にわずかな隙間から空気が流れて抜けていくのがわかる。

夏はエアロフラップだけで十分だが、冬はネックウォーマーが引き出したエアロフラップにあたって引っ込んでしまうことがあるので、チンカバーを使うと良いのではないかと思う。





DSC00424.jpg

また、従来製品では口元が狭いと不評だったが、本製品は口元のベンチレーションから下の部分が広くなっている。
上唇は相変わらず当たりそうになるが、下唇は広々としていて息苦しさが軽減している。





内装


アライ アストラルXの内装

アライ アストラルXスピーカー取り付け位置

チーク、ネック、頭頂部、顎紐カバーが取り外し可能。
スピーカーはチークパッドに埋め込むようになっていて、カバーを外して丸くくりぬかれたスポンジを外せばOK
発泡スチロールが深さ1cmくらいくりぬかれている。
直径は大きめですごく大きいスピーカーでも埋め込み可能だ。

深さが足りない場合、チークパッドはオプションで販売しているものだし発泡スチロールをちょっと削ればいいだろう。
※自己責任で!




アライ アストラルXにSB4X、SENA20Sのスピーカーを取り付ける

DSC00365.jpg

ためしに各種インカムのスピーカーを埋め込んでみたけど、なかなかいい感じに収まる。
ケーブルの取り回しは裏側を通して取り出す。
もしケーブルが短い場合は帽体にセットする際にカバーの部分を少し引っ張ってケーブルを引き出してからセットすると良い。





アライ アストラルX 内装調整方法

それともうひとつ優れた点は、きつかった場合にチークや頭頂部のパッドからスポンジを外しが可能。
数箇所に取り外し可能なスポンジが入っているので、外すと1mm程度大きくなるようなイメージ。
これでも調整しきれない場合はオプションの内装を購入して調整する。



被り心地


DSC00448.jpg

アストロTrという3世代前の製品と比較すると、チークパッドが若干緩くなっている。
アストロIQから採用されたチークパッド下部の張り出しによって、頬は緩く顎をきつくというコンセプトらしい。
そうかもしれないけど、ちょっと緩すぎる気がするので、チークパッドを標準の20mm厚から25mm厚に変更したところちょうどよくなった。
僕は頬や顎は細めなので、一般的な頭の形の人は標準でちょうどいいかもしれない。

重さを量ったみた。
すべてMサイズで多少の違いはあるものの、概ね僕がそのまま使って問題ないのでサイズ感はかなり近いと思う。

■アストラルX(グラフィック) 1625g
 ※プロシェード外してノーマルシールドの場合 1559g
■アストロTr 1500g
■Z-7(グラフィック) 1381g
■KAZAMI 1808g
■ASAGI(グラフィック) 1499g ※ジェット
■アヴァンド(グラフィック) 1320g ※ジェット


※注意事項 グラフィックモデルはソリッドカラーより比べると20g程度重くなるので、差し引いてみてください。


Z-7と比べるとやはり持った瞬間に重さの違いを感じるレベル。
とは言え、サンシェード付きのフルフェイスではGT-Air(グラフィック)が1525g(公式情報)なので、100g差と考えればまずまずか。
ただやはりもう少し軽くあってほしいとは思う。
実際に被っても数値くらいの差は十分に感じた。


プロシェードの視界は良好


VAS版プロシェード

VAS版プロシェードを半開にする

アウターのシェードは全開、半開、全閉の3つ。
もとのシールドを開けてさらにアウターも開けるとさすがに見慣れない姿に違和感を覚える。



VAS版プロシェードの視界
VAS版プロシェードを半開にした場合の視界
VAS版プロシェードを全閉にした場合の視界

超広角のウェアラブルカメラを突っ込んで実際の視界に近いような写真を撮ってみた。
上から全開、半開、全閉。
全開だとわずかに視界に入るがほぼシェード無しと思って良い。

半開の日よけモードはとても便利。
普段スモークに慣れているので景色もスモーク越しに見ているのだけど、やはり本当に素晴らしい景色の時はクリアで見たくなるときがある。
そういった時にシェードを半開にすると視界はクリアで日差しだけ50%カットしてくれて、非常に見やすいのだ。
半開時はやや風切り音が大きいが、景色を見たい時は速度が遅いので特に問題にはならなかった。


全閉では80%くらいがシェードに覆われた状態となる。
下のほうのシェードが無いのは慣れれば問題は無い。
それより購入前に気になっていたのはブローシャッター部分の隙間だ。
写真でもわかるとおり、1mm程度の隙間があってそこは明るい光が入ってくる。
すごく気になりそうだったが実際に走ってみると意外と気にならなかった。
ただ個人的にはブローシャッターなんてやめて全部シェードで覆ってくれればいいのに。と思う。



新型シールドVASで交換は楽になったが密閉性は改善されず


VASシールドの外し方1

長いことアライの欠点といわれてきたシールドのシステム。
プロシェードを使う場合は交換することがあまり無いが手順を確認。
シールドを開けて黒いレバーを押すと、ホルダーがパカンと外れてシールドがさらに押し出されて浮く。
ホルダーはワイヤーでつながっているので気にせずレバーを押せばOK


VASシールドの外し方2

そのままシールドを少し下げると、本来であれば金色の金具がヘルメット後方に行くところを上の赤丸へ向かって滑り出す。
赤丸まできたらシールドを取り外す。



VASシールドの取り付け方

次は取り付け。
丸で囲った2箇所がはまるようにシールドを配置して、少し抑えながらシールドを開けると金の金具がレバーの位置まですべる。
パチンと金具がレールにはまれば取り付け完了。
最後にホルダー上部の爪を上から下にスライドさせるように引っ掛けて、ホルダー下部を押すとパチンと音がしてはまる。

ショウエイと比較すると、シールドの開け閉めとホルダーを取り付ける作業があるので若干工数は多いが、以前の壊れそうな恐怖感を覚えながらの作業と比べればかなり簡単になった。



VASシールドでも隙間ができてしまう

そして一番気にしていたシールドの密閉性問題について。
アライはシールドを下げてロックした時、ロックの逆側が微妙に浮いてしまって風が入り込んで目が乾いたり、風切り音が発生したりする。
残念ながら今回のVASも改善されていないことを確認した。
写真は息を吹きかけてどれくらい内部に漏れているか、ロックのみとロックして押さえつけた時の比較。
シールドを下げてロックさせた後、右下を抑えて密閉させる必要があるのだが、新型シールドVASになってもこれは同じだった。
シールドホルダーの位置を修正して直るかと試行錯誤したがやっぱりだめ。
非常に残念だ。


ショウエイは一定の位置で左右が同じように動き、最後左下をロックすると右側も密閉するところまでガクっと押さえ込まれるため一発で密閉される。
それに対してアライは最後のロック時の数ミリが右側は下りてないのと、ロックするために押さえ込んだ分、右側が浮いてしまう。
わずかなので大きな影響はないんだけど、真冬は冷たい風が入ってくるのがわかる。
密閉するためには真ん中から右を少し下へ抑えてやる必要がある。


シールドホルダーの位置調整は簡単


VASシールドの位置調整

結論としては密閉性に問題ありということなのだが、これで終わっては面白くない。
極力良い状態に持っていくためにホルダー位置の調整を行う。

丸の部分、2箇所がネジ止めされていて1円玉でまわせるようになっている。
これを左右両方を緩めて動かしながらベストな位置を探っていく。

まず、隙間がなぜ発生するかだが理由は3つ。
1つ目はロックが左にあって左だけ淵ゴムに押し付けられること。
これは左にしかロックがないのだから仕方が無い。


2つ目は左を最後ロックするまで下げた時に右は最後まで下がりきらないということ。
先ほど書いたとおり最後まで下ろした時に自動で押さえ込まれる力が弱いらしい。
ショウエイはかなりこの力が強いので密閉が簡単にできるようになっている。


3つ目はロックするために押し付けた反動で右が浮いてしまうということ。
ホルダー位置の調整でみっちりくっつければくっつけるほど、ロックが硬くなって強く押し付けた結果右が浮く、という悪循環になってしまう。
ということは、シールドをおろしたらさくっとロックされて、その位置で全周が淵ゴムに触れている状態になることが望ましい。

少しでも改善するために3つ目を考えて調整する。



DSC00604.jpg

で、数時間格闘した結果・・・・ギブアップ!!
ビニールテープを貼り付けてみたけど、数日後には剥がれるし、これはあきらめるところかな。



アライのサポートに電話してみた


シールドの密閉性問題について、メーカーに問い合わせたけど顛末がとても長いので興味のある方は開いてみてください。
結論としてはこの状態が製品として正常であるとのことです。


結論は先ほども書いた通り、今の状態が正常であるということと、アライのサポート対応には不満が残る結果になった。


僕が熱烈なアライユーザーになったのは2000年頃、まだ大学生の時のこと。
ネックパッド破損の修理を依頼した際、返却時に発送ではなく興味があったので埼玉のアライ本社に取りに行ってみた。
フロントで対応してくれた方がとても丁寧で、「少し休憩していってください」と言ってコーヒー、お菓子、発売前のバイク雑誌を出してくれたり、雑談でいろいろ話をしてくれたり、アライのステッカーもいただいた。
神奈川から大宮だから片道2時間くらいだし、確か時期は真冬で結構大変だったので労わってくれたのかなと思う。
事務的にささっと渡されて終わるかと思っていたところだったのでとても嬉しかった。

もう一つは、ナップスのイベントでアライの人がきてメンテナンスを受け付けていたので、アストロJのボトムのゴムが劣化して剥がれたのを修理してもらおうと預けたところ、ゴムを貼り付けるだけかと思っていたらゴム自体を交換して直してくれた上に、動きの悪かったベンチレーションまで新品に交換してくれていた。
サービスいいなぁと感心したものだ。


しかし、今回の問い合わせではサポート対応に問題ありだと思う。
まず他の製品はシールドに隙間ができるものなのか確認するため、近所の用品店へ出向き調べてみたところ、同じVAS採用のヘルメットでも大半で隙間ができていた。
ただし7個くらい見た中で2個だけ理想的な動きをするものがあった。

メーカーはどういう設計で作っているのか確認するためにサポートへ電話。
------------------------------
私:
シールドを下ろしてロックをかけると右下が少し浮いてしまうが、これは製品仕様上そういうものですか?
回答:
そんなことないはずですけどね。
ロックをかけたら全周がきっちり密着する設計になっていて、右下を押さえ込む必要はありません。

私:
購入時からこの状態で、マニュアルにあるとおり調整を数時間してみたがどうやっても密着しません。どうしたらいいですか?
回答:
調整が不十分なのでちゃんと調整すればできます。
お客様で調整ができないなら送料元払いでアライへ送ってくれれば調整するので送ってください。

私:
送料負担しなければなりませんか?
回答:
はい。若しくは近くにアライ プロショップがあれば持ち込んで調整してもらえれば改善します。
------------------------------

個人の担当者レベルの話なんだけど、購入者が調整しきれないのが悪いという感じで話をされた。
印象って大事だよね。

それはおいておくとして、具体的におかしいと思った事は・・・

・ロックをかけるだけで密着する設計というなら、調整して出荷すべきでは?
・購入した初期状態から隙間があり、調整してもできないなら初期不良の可能性を考えて送料はアライ持ちにしてくれてもいいのでは?
・展示品の大半は隙間ができているけどそれってどうなの?



電話では伝わりにくいし意思疎通がうまくいってない可能性はある。
けれども、この対応は無いんじゃないかなぁ。
OGKの対応はすごく良かったですよ・・・。

まぁ隙間は致命的なほどではないし、ちょっと面倒だけど右側を押さえ込めば密閉されるのでこのままでも良いんだけど・・・・
ここで終わらせたら(ブログ的に)ツマラナイ!!!

ってことでもうちょっとがんばってみることに。


アライ プロショップのナップスへ持ち込んで相談


購入店ではないので少し申し訳ないと思うが、これもプロショップの役割らしいので問題ないとのこと。
店員さんに伺ったところ、やはりロックをかけるだけで全周が密着するように調整が可能なはずとのことで、シールドの調整をしてもらうが、やっぱり無理。お手上げ!となる。
プロショップで調整しきれないなら初期不良の可能性もあるのでアライへ送って検査してもらうしかないとのこと。
アライへ送るのは定期便があるので無料で送ってくれるらしいけど、とりあえず一回アライに電話してみようということでこの日は持ち帰る。


翌日アライのサポートへ電話すると別の担当者の方が出て対応してくれた。
その方は終始丁寧だったけど、やっぱり送料は購入者負担らしい。
プロショップでだめなら初期不良の可能性を考えて送料負担してくれていいんじゃないかなぁ?
ちょっと時間がたってしまったけど、最初に問い合わせをしたのは製品購入から1週間後くらいなんだし。

P_20161022_112842.jpg

ナップスは近いとは言え20分くらいかかるのでもう送料負担して送ろうか迷ったけど、なんか悔しいので後日ナップスから送ってもらう。
4営業日くらいでナップスから電話がきたんだけど、
戻ってきましたがこれで直ったかどうか・・・一度確認してもらっていいですか?」
となにやら不穏な感じ。

そして取りに行ったら・・・・

やっぱり全然直ってない・・・。
何がどう問題なのか意思疎通がちゃんとできてないとしか思えない。

でもこの状態で送ってきたということは、
「アライのシールドはロックしただけでは密閉されず右下が浮く」
ということ。

これは仕様ということらしい。
進歩ないなぁ・・・。

まぁこれだけ不満を持ちつつも、プロシェードが便利すぎてメインはアストラルXなんだけどね。


インカムを取り付け


アライ アストラルXにSB5Xを取り付け

SB5Xを取り付けてみた。
帽体とネックパッドの間に隙間があるのでクリップ式で取り付け。
アライらしく従来と変わりは無いので普通につけられたし特に問題は無い。



アライ アストラルXにSENA 20Sを取り付ける

SENA20Sはベースの下が出っ張っているので、地面に置くとどうしても片側が浮いてしまう。
丁寧に扱えば転がったりすることはないけど、少し気をつけたほうが良いだろう。

ちなみにマイクはチークパッドの前方に下から埋め込むと邪魔にならずに風切り音も拾いにくくなって良い感じになる。

インカムについてはこちらの記事もご参照ください。

実走しての観想 プロシェードがすごく便利


アライ アストラルXを被ってバイクにまたがる

VASシールドの開閉をしながらバイクにまたがる

やや前傾のVFR800とDio110で走ってみた。
プロシェードはちょっとダサイと思っていたけど、案外普通?
確かにツーリングにきてます!感が強いけどそんなに悪くないような気もする。



それでは走ってみた感想を。

静音性はまずまず


シールドの右下にわずかな隙間があるため、高速に乗ると風切り音が少し聞こえてくる。
一般道を走っている限りはほとんど気にならないので、高速の時はぐっとシールドを抑えて密閉させると疲れが違う。

また、プロシェードの取り付け用部品のせいか風切り音は少し大きめ。
プロシェードの位置は中間の場合はわずかに風切り音が大きいが、不快というほどではない。
各種ベンチレーションを開けても閉めても同じ程度で、どんな状態でも一定で、総合的に言うとやや風切り音が大きめ。という感じ。

音の大きさは
(静か)Z-7の口元ベンチを閉める < アストラルX < Z-7の口元ベンチを開ける (煩い)
風切り音は低音でボオオオオ!となる。
Z-7は高音のピュルルルル!という感じで音質が異なる。




空力特性は意外と優秀


100km/hで走行したところプロシェードを上げても下げてもほとんど差を感じない。
上げたまま横向くと少し押される感じはあるがプロシェードの有無による差異はごくわずかだ。
悪化することを覚悟していた分、ちょっと嬉しい結果となった。



ベンチレーションは標準的だがブローシャッターが良くなった


劇的な進化はないものの、今までまったく使う気になれなかったブローシャッターが、これなら開けてもいいな。と思えるくらいによくなっている。
額に直にあたるわけではなくこめかみに向けて流れており、それがまたサイドダクトから負圧で抜けているような感じで、目は乾かず顔面が換気されている。
従来製品やZ-7に比べての話ではあるが、全体がまんべんなく換気されることで全体がクールダウンされるような感じだ。



欠点はあるがツーリング特化は伊達じゃない



シールドの密閉性問題は何年後になるかわからないけど、次のシステムへの課題として真剣に取り組んでもらいたい。
ライバルのショウエイは密閉性を売りにして静音をアピールしているし、実際Z-7の密閉性はすばらしいものがあった。

そろそろSNELL固執をやめたり、シールドシステムの大転換等、思い切った策に出てもらいたいものだ。
まぁショウエイはショウエイでいつまでも巻き込み風対策が不十分だったりするので、一概にどちらが良いとか悪いとかではないけど。
特許とかいろいろあると思うけど、お互いに良い所を認めて自社製品に活かしてほしいと思う。

このままではOGKや海外勢に追い抜かれてしまうのではないかと、老婆心ながら長年のアライユーザーとして心配になってしまう次第だ。


結構辛口なことを書いたが、プロシェードやチンカバーが非常に良く出来ているので、ついつい惜しい!という気持ちで書きたくなってしまう。
プロシェード半開の日よけが予想以上に便利で、ツーリング先の景色を堪能できる点が特に気に入った。
4.5万円と最高級の部類だが、これひとつで夏も冬も、朝も夜も適応できるのは大きなアドバンテージ。
ツーリングがメインならおすすめだ。
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