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バイク用品(インカム、ヘルメット等)、ウェアラブルカメラ、キャンプ道具を買いまくって、レビューのためにツーリングをする様子を公開するブログ。

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2017-09-19 フルフェイス
OGKの主力製品 エアロブレード3がフルモデルチェンジをしてエアロブレード5となって登場。早速グラフィックモデルを購入したのでレビューをする。エアロブレードシリーズの概要何かしらに特化した製品を出し続けるOGKの主力モデル、エアロブレードシリーズ。2012年発売のエアロブレード3は圧倒的に軽さがセールスポイントで、OGK躍進の原動力となった。ショウエイの軽量モデルZ-7が1400g、アライの一般モデル1550gで、概ね1400g~...

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2017-04-16 フルフェイス
OGKの中でも安価な部類のKAMUI2もともと期待値が低かったのだけど、使ってみると予想を上回る良い製品だということがわかった。ショウエイのGT-Airに手が届かない人は、是非一度試してみてはいかがだろうか。今回購入したのは、グラフィックモデル STINGERの青色。OGKはグラフィックモデルとソリッドモデルの値段差があまりないので、悩まず好きなグラフィックを選べる点がありがたい。グラフィック的にはCLEGANTシリーズが好きな...

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2017-03-20 バイク用 ヘルメットレビュー
インカム記事を書くためにアライ、SHOEI、OGKのヘルメットも購入して試してみたので、この経験を活かしてヘルメットの特長をまとめる。フルフェイス、システムヘルメット、ジェットの3項目に分けて記載する。形状はどれを選ぶか?ヘルメットの形状は一般的に6種類に分けられ、それぞれメリット、デメリットがあるので紹介する。尚、近年はアウターもしくはインナーのバイザーがついた製品が増えてきている。フルフェイス、システム...

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2016-11-08 ジェット
2015年に発売されたOGK kabutoのASAGIツーリングはフルフェイス、ちょい乗りはジェットと使い分けていて、OGK AVAND(1の古いほう)を愛用していたのだけど、街乗りこそバイザー付きだ!と思い買い替えを決意した。ASAGIの特徴■インナーバイザー付き側面のレバーでインナーバイザーが出たり引っ込んだりする。これのおかげで昼も夜も快適!ただレバーの場所が悪い。インカムつくのか?これ。■コスパに優れるOGK全般に言えることだ...

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2016-09-01 システム
何かスイッチが入ってしまった怒涛のヘルメットレビュー 第三弾!2016年7月に発売されたOGKのシステムヘルメット KAZAMIを購入したので書き留めておく。OGKはジェットのアヴァンドを4年前に購入して以来、OGKも悪くないね。という印象を持っていた。15年くらい前はアライかショウエイの2択だったが、ここ数年でOGKの品質、性能が飛躍的に向上しており、そろそろジェット以外の何かを試してみたいと思っていたところに発見。シス...

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2016-08-26 フルフェイス
アライから最高級ラインナップ初のツーリング特化型ヘルメット アストラルXが今年の6月に発売になった。アウターバイザーのプロシェードに巻き込み風防止の後付チンカバーも付属する充実ぶり。インナーバイザーといったギミックを許容しないSNELLを重視する姿勢のため、アウターとなったプロシェードの実力を知りたく購入を決意。これが意外と良くて、Z7やKAMUI2とも比較した上でメインとなったので、是非おすすめしたい。早めに...

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2016-08-23 フルフェイス
ショウエイのメインストリームにあたるZシリーズで、2014年に発売された現行モデルとなるZ7を購入したので、今更ながらレビューをする。ヘルメットの使用暦はざっと・・・2000年 アライ   フルフェイス アストロM → 数ヶ月で盗まれる2000年 アライ   フルフェイス ラパイドM2001年 アライ   フルフェイス アストロJ2002年 アライ   ジェット     SZ-M2009年 アライ   フルフェイス アストロTr2013年...

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軽くて静かなフルフェイス OGK エアロブレード5のレビュー

エアロブレード5_102
OGKの主力製品 エアロブレード3がフルモデルチェンジをしてエアロブレード5となって登場。
早速グラフィックモデルを購入したのでレビューをする。


エアロブレードシリーズの概要


エアロブレード5_00
何かしらに特化した製品を出し続けるOGKの主力モデル、エアロブレードシリーズ。
2012年発売のエアロブレード3は圧倒的に軽さがセールスポイントで、OGK躍進の原動力となった。

ショウエイの軽量モデルZ-7が1400g、アライの一般モデル1550gで、概ね1400g~1600gが一般的なフルフェイスの重量となるが、エアロブレード3は1300gとずば抜けて軽量。
欠点は隙間が多く巻き込み風や風切り音が大きく、かなりうるさかったらしい。

2017年7月に後継となるエアロブレード5(4は欠番)を発売し、アライ、ショウエイとの差をさらに縮めようとしている。
1400g程度にまで重くなったが、シールドシステムの変更でデミストポジション(曇り防止)の対応と密閉性がよくなって静音性が向上している。

価格は2万円台中盤でエアロブレード3と同価格帯。

これは期待できると踏んでグラフィックモデルのLサイズを購入したのでレビューをしていく。


エアロブレード5の特徴


・超軽量フルフェイス
・上位製品向け素材 ACT帽体を採用
・ウェイクスタビライザーによる空力特性の向上
・曇りを軽減するピンロックシートをオプションで用意
・巻き込み風を低減する後付ウィンドシャッターを標準付属
・全ての内装を取り外し可
・シェルをサイズごとに4つに分けフィッティングを強化
・ワンタッチで着け外しが可能なDAFシールドシステム
・顎紐は着け外ししやすいマイクロラチェット式

・JIS2種
・2017年6月発売
・実売価格 2.7万~3万円



外観


エアロブレード5_01
頭頂部と口元に開閉式のベンチレーション。
シールドは一般的に左下にロック機構があるが、本製品は珍しく中央に位置している。



エアロブレード5_101
シェルサイズは4つ。
XSとS、M、L、XLとXXLに別けられており、売れ筋のMとLを分離するという力の入れよう。
これにより被り心地や重量が最適化されている。
尚、購入した製品はLサイズだ。



エアロブレード5_02
頭頂部のベンチレーションは開けるか閉めるかの2択。



エアロブレード5_099
口元のベンチレーションは全閉、半開、全開の3段階。
ベンチレーション部分がかなり大きく、上下しやすいように指が引っかかるので操作性は良い。



エアロブレード5_03
特徴的なのはその後部に張り出したウェイクスタビライザーと、Z7のように抉れたボトムの下がゴムで覆われていることだ。



エアロブレード5_097
このゴムで覆われた部分に穴があるのは負圧を使って耳元、頬からの内部の熱気を排出する仕組みらしい。
デザインとしてはかっこいいのだが、これがちょっと曲者でインカムの取り付けに苦労する。
詳細は後ほど紹介する。



エアロブレード5_04
後部には排出用のベンチレーションが一つ。
これは開閉はできず常時全開。



エアロブレード5_05
上から見るとウェイクスタビライザーが大きく出っ張っているのがわかる。
kamui2やZ7と比べてもかなり大きく、X-14ほどではないがかなり異型の部類だ。
前後が長くなったので、スクーターのシート下に入れる場合は、予めサイズを測ったほうがいいだろう。
ちなみにリアボックスならだいたいのものに入るので問題は無い。



エアロブレード5_13
底面はチークパッド一体型で、概ねフラットになっている。
口元は狭い部類で、アライとほぼ同じ。

顎紐は近年OGKが力を入れているラチェット式となった。
ラチェットの良いところは着け外しが楽なことだが、Dリングに慣れているので不便を感じたことはなく、ラチェットの恩恵をいまひとつ体感できない。



エアロブレード5_20
まずは一度被って顎紐を締めてみよう。
単純に挿し込んでいくだけで、ガチガチガチ・・・と段階を踏んで閉めこんでいく。
好みの位置でとめればOKだ。
外す時は赤い紐をぐっとひっぱると、するっと抜けるようになっている。



エアロブレード5_21
顎紐を締めた状態で緩かったりきつかったりすれば、銀の金具を使って長さを調整する。
この銀の金具が中央にきていると喉仏にあたってすごく痛いので、ちょうど良い長さにした上で金具ができるだけ根元のほうへ行くように調整した。



エアロブレード5_17
OGKとショウエイは口元の巻き込み風が多く、目が乾きやすい。
近年は取り外し式のチンガードが付属するようになり、これを装着すればかなり改善する。
僕は目が乾きやすいので、チンガードは必須。
取り付け方法は底面のゴムと内装の間を広げて、グイグイと押し込んでいく。



エアロブレード5_18
ちゃんと取り付けできればフラットになるので、そこまでぐっと押し込もう。



アストラルX、Z7との比較


アストラルXとZ7はMサイズ、エアロブレード5はLサイズ。
僕の頭では、アストラルX(M)とエアロブレード5(L)がほぼ同じきつさで、Z7は少し小さめ。

頭の形によるけど概ねこんな感じと推測される。
Z7(L)≧ アストラルX(M)= エアロブレード5(L)> Z7(M)



エアロブレード5_23
エアロブレード5_22
Z7と比較するとかなり前後に長く、幅も少し大きく、高さはほぼ同じ。
ウェイクスタビライザーの分以上にエアロブレード5のほうが大きい。
被り比べても一回り大きく見える。
Z7はやや小型で、エアロブレード5は平均よりやや大きい。



エアロブレード5_25
エアロブレード5_24
写真は前方が揃ってなくて申し訳ないが、アストラルXと比べると、前後にエアロブレード5のほうが大きく、幅も若干だけど大きい。
アライは被り深い傾向があるので、高さはアストラルXのほうが少し高くなっている。
アストラルXというかアライ全般的にやや小型なので、やはりエアロブレード5は一回り大きく見える。


Lサイズは専用帽体だが、エアロブレード5自体が標準かやや大きい部類になるので、それなりの大きさとなっている。
ただ、前後に長い分には正面から見てもわからないし、高さは低めで幅も標準くらいなので、被った時の見た目で大きく見えるという程ではない。



重量


実測で1433gだった。
グラフィックモデルはだいたい20gくらい重くなるらしいので、単色ならLサイズで1410g程度のようだ。
Z7の単色Lサイズは1375g程度(公式)となり、35gくらい重くなる。
ちなみに持っているZ7はMサイズのグラフィックモデルで1381gで、被り比べると52gの差を感じることはできるが、その場で手元で比べなければどっちが軽いかは判別できない。

アストラルXはアウターバイザーがついていることもあって1625gかなり重いが、さすがに手に持った瞬間に違いを感じられるくらいにエアロブレード5は軽い。

1300g台前半のエアロブレード3より重くなってしまったが、それでもまだトップクラスに軽いので、その名に恥じない製品だ。


■アヴァンド(グラフィック M) 1320g ※ジェット
■Z-7(グラフィック M) 1381g
■エアロブレード5(グラフィック L) 1433g
■ASAGI(グラフィック M) 1499g ※ジェット
■アストロTr(単色 M) 1500g
■アストラルX(グラフィック M) 1625g
 ※ノーマルシールドの場合 1559g
■KAMUI2(グラフィック L) 1641g
■KAZAMI(単色 M) 1808g

※グラフィックモデルは単色に比べて20g程度重くなっています



シールドシステム


エアロブレード5_09
シールドのロックは中央にある珍しいタイプ。

ショウエイは段階を踏んで閉じるノッチタイプで、最後のノッチ作動時にぐっと押し込まれるような仕組みで、シールドの密閉性を確保している。
ロック機構は左下にあるが、ノッチの動きが良いのでロックをしても密閉性が確保される。

アライも左下にロック機構があるが、ロックをすると逆側が浮いてしまい、手動で逆側を押し込まなければ密閉されない。
アライの不満点の一つなのだが、詳細については以下の記事を参照していただきたい。

OGKはショウエイと同じノッチタイプだったが、密閉性は低く、最初の1段階目が大きいため曇りをとるちょい開け(デミストポジション)ができなかった。
さらにロック機構もないため事故時の防御性も若干落ちてしまうという欠点もあった。
そこでエアロブレード5では中央にロック機構を備えることで左右バランスよく密閉され、事故時の防御面とデミストポジションも搭載する等、従来製品の問題点を一気に解消している。



エアロブレード5_10
操作は今までにないタイプで、ロックの下側を指で押すとシールドが数ミリ浮く。
そしてそのままぐいっと上に持ち上げるようになっている。
ボタンを押して上にスライドさせる操作に最初は戸惑ったが、すぐに慣れてしまった。
また、公式にはかかれてないが、ボタンを押して数ミリ押し上げた状態にすると、隙間風が入ってくるので、冬場にすぐにでも曇りをとりたい場合には有効そうだ。
従来のOGK製品は1段階目から大きく開いてしまい、このデミストポジションが無かったので、これは歓迎したい機能だ。



エアロブレード5_999
少し気になる点もある。
中央のロック機構が全開にしても視界に入ってしまい、上の写真のような感じで景色が見えてしまうのだ。
初めは邪魔かなと思ったが、しばらく使ってみると特に気にならなくなったので一安心。
ただせっかくなのでもう少しロック部分を小さくするか、視界に入らないくらいにシールドを上げられれば良かったと思う。



シールドの着脱はとても簡単


エアロブレード5_11
ジェットのASAGIと同じ方式でワンタッチで取り外しができる。
ちなみにkamui2とは異なる方式となっている。



エアロブレード5_12
シールドを9割のところまで開いて、中央のボタンを押しながら前方斜め上にスライドさせる。
それだけでパチンとシールドが外れるようになっている。
所要時間は3秒程度。

取り付けはもっと簡単で、同じ場所にあてがってぐっと押さえて、シールドを下ろすだけ。
取り付け、取り外し、どちらも10秒もかからない。



内装


エアロブレード5_14
内装は基本的な部分は全て取り外し可能だ。
質感は下位グレードのkamui2と比べると良い。
特にチークパッドは頬に沿うように立体的なつくりとなっている。



エアロブレード5_15
kamui2と比べて改善している点のひとつは、頭部パッド前方、額付近のプラスチックパーツの形状がかわっており、折れにくくなった。
kamui2は取り付けには問題ないもののパキパキ折れてしまうので、頭部パッドの取り外しはかなり慎重にならざるをえなかった。
そういった余計な心配が少なくなったのは嬉しいところ。



エアロブレード5_16
ライナーには前後にベンチレーションの穴があり、空気の流れを作るように溝が掘られている。



エアロブレード5_19
イヤーカップはマジックテープで取り付けられているので簡単に着け外しが可能。
防音効果もあるので、スピーカーを取り付けないのなら着けておこう。



インカムの取り付け


エアロブレード5_097
先にも書いたとおり、ボトムの抉れた部分の下がゴムで覆われているので、インカムの取り付けが結構難しい。
特にSENAは取り付けできるか不安だったので、20Sで試してみた。
まず、両面テープの貼り付けタイプは不可。
下のほうにしすぎるとゴムの部分は接着力が低くなり、上のほうにするとゴムの部分が邪魔をして十分な設置面を得られない。



エアロブレード5_30
シェルとライナーの隙間が少なくクリップタイプも厳しいと思っていたけど、なんとか取り付け可能だった。
上に押し込みすぎるとゴム部分がたわんでしまうので、たわむ直前でネジ止めをすると、ぎりぎりシェルにまで到達してがっちり固定。


エアロブレード5_31
SENAのスピーカーケーブルは短いので、チークパッド前方を回りこますことは難しい。
幸い、チークパッドとシェル、ライナーの隙間はややあるので、スピーカーケーブルを通すことができた。
これくらい余裕があれば断線の心配は無いだろう。


エアロブレード5_32
イヤーパッドを外すと比較的直径の大きなスピーカー埋め込み穴が出てくる。
Z7は小さすぎてきれいにはまらず、アライは直径は十分なものの浅すぎてあまり意味が無い。
それと比べるとエアロブレード5はスピーカーの設置がとても容易だ。

しかもマジックテープでそのまま貼り付けられる素材なので、スピーカーにマジックテープを貼るだけで簡単にしっかり取り付けられる。
何十回も着け外しをするとだんだん毛羽立ってきてしまうが、この容易さは素晴らしいと思う。



エアロブレード5_34
エアロブレード5_35
左右の抉れた部分に取り付けをしたものの、下方ギリギリなのでインカムのクレードルが地面に当たってしまい、ななめに置くことになってしまう。
もう少しインカム設置のことを考慮しておいてほしかった。
ただ、SENA以外ならここまで下に飛び出ることがないので気にする必要はない。



被り心地は上々


エアロブレード5_41
アストロTr等2000年代のアライに近い被り心地で僕としてはかなり好み。
異なるのはOGKらしく入り口部分がアライより緩めということくらいで、チークや頭頂部のフィット感は旧アライに似た傾向だ。



エアロブレード5_40
なぜ昔のアライを思い出したか。
嫁が使っていたラパイドOrをまじまじと観察したところわかったので比較する。
左が2006年頃に発売されたラパイドOrで、真ん中がエアロブレード5、右が2016年発売のアストラルX。
赤いラインをみてもらえれば、チークパッドがどこまで前方に伸びているか一目瞭然。

近年のアライは、顎下を張り出すことでフィット感を高め、その分口元は広めに確保することで話しやすいようになっている。
ただそうすると走行風で前から押された時にヘルメットが後方へずれやすい。
実際のところ高速走行中でもずれることはないのだけど、フィット感が弱いと感じる。

その点、エアロブレード5は安定しており、さらにチークの上下も包み込むような形状になっているので、kamui2のような直線的な荒っぽさもなく、とても快適な被り心地を実現している。
トータルでアストラルX、Z7よりも被り心地が良いと感じた。



エアロブレード5_42
問題は顎をひいた時に金具が喉ぼとけに当たって痛くなるラチェットバックル。
よく観察すると、銀の金具が中央にくると喉ぼとけに当たって痛くなるので、できるだけ根元のほうになるように調整しよう。
調整すればDリングよりは着け心地に劣るが、ツーリングにも十分使えそうだ。
ただ僕はDリングに慣れているので面倒と感じたことが無く、ラチェットの「簡単」という恩恵をいまひとつ味わうことができない。
近場でちょっと被って脱いでを繰り返すならラチェットは便利だが、ツーリング向けのモデルは着け心地重視でDリングにして欲しい。
ショウエイのように別料金でDリングへ替えてくれるサービスをしてもらえないだろうか。


気になる軋み音


それともう一つ気になるのは、シェルとライナーの隙間あたりで軋み音がすること。
kamui2、kazami、asagi、今まで評価したOGK製品は大小あるにしても軋み音が発生している。
例えばガムを噛んで顎に力が入るとその数ミリの動きで軋んだり、ヘルメットを脱着するときにも音がする。
音量は小さいけど耳元なので、それなりに聞えてしまうのが難点だ。
インカムで喋る程度なら軋まない。

購入したエアロブレード5の軋み音は小さいほうだけど、気になったので店頭で試着したところ軋まない固体もあるので、固体差が大きいようだ。
ツーリングに使いたいと思うくらい気に入っているので、メーカーサポートに相談してみようかと思う。

少なくともアライ、ショウエイでは耳に付くようなライナーの軋みはなく快適。
値段差を考えれば仕方ないところもあるけど、もう少しがんばってもらいたい。



走行評価


チンガードをつけた状態でテストした。


静音性はかなり良い


遮音性は普通レベルなので、他の車などが出す音の遮音性が高いというわけではない。
静かな理由は風切り音が少ないということだ。
ベンチレーションは開けても閉めても風切り音はほとんど変わらず、トータルでZ7より静か。
kamui2とは雲泥の差でかなり快適。

シールドの密閉性の高さと、全体的に風切り音を発生させないように工夫されているのだろう。
軽くすれば遮音性は下がるので静音の観点では不利になるはずだが、シェルの形状を工夫することで克服しているようだ。
軋みについては着脱とガムを噛んだ時くらい。
気になるかといわれれば僕はちょっと気になるかな。



軽くて被り心地も良い


エアロブレード3より重くなったとは言え、主要メーカーの中では最軽量の部類で、実際に走行すればその軽さを体感できる。
Z7より若干重いが、被り心地が良い分エアロブレード5のほうが疲れにくいと感じた。

ただやはりラチェットバックルが多少なりとも喉に当たるので、ツーリングに出る前に調整して、それでもだめならラチェット部分に布等を巻いておこう。
対処できるとはいえ、ツーリングモデルなのだからDリングにして欲しいものだ。



ベンチレーションはまずまず


涼しさも重視したシリーズではあるけど、特別に涼しいということはない。
頭部のベンチレーションもボトムの負圧を利用したベンチレーションも劇的な効果はなく、Z7やアストラルXとほぼ同じで平均レベル。

エアロブレード5_098-2
逆に口元のベンチレーションについてはいまひとつだ。
開けると風は入ってくるのだが、ほぼ全ての風がシールドに向いて上に抜けてくる。
内側の口元にも一応ベンチレーションっぽい穴はあるものの、ほとんど風が入ってこないので、40km/h以下の低速走行時には口元の空気が滞留してしまう。
シールドを少し開けて走ればいいけど、もう少し口元の換気はして欲しい。

ところでこの穴は本当にベンチレーション用なのだろうか。



巻き込み風はチンガードで防ぐ


アライのエアロフラップのような巻き込み風を防止するような仕組みはないので、チンガード無しで走ると結構下から風が入ってきて目が乾く。
なのでツーリングの際はチンガードを着けておいたほうが良いだろう。
チンガードの出来は良く、顎に密着しすぎず空きすぎず、ちょうど良い隙間があって負圧で滞留した空気が抜けてくれる。

問題は上にも書いたとおり口元のベンチレーションはほぼ全部がシールド方向に向いて出ているので、負圧の少ない低速時は息苦しさを感じてしまうことだ。

チンガード自体の出来は良いので、まずは一度取り付けた状態で走行してみて欲しい。



空力性能はまぁまぁ良い


まだ本格的に高速道路を長時間走ってないが、現時点ではそこそこ良いかなと思う。
ただ日本の交通事情では正直なところ空力性能の差を感じるシーンは少ない。
バイクにもよるので一概に論ずるのは難しいが、よっぽどひどいヘルメットでない限りは大差は無いだろう。



Z7より良いかも?買う価値大!


エアロブレード5全モデルresize
静かで軽くて各部の動きも良く巻き込み風も少ない。
軋み音と顎紐以外はZ7を上回っており、性能だけで見ると互角、価格を考慮すると上回っているとさえ感じる。
長らくZ7がフルフェイスNo1の座を守ってきたが、正面からぶつかって十分対抗できているのだからOGKの躍進はすごい。

ラチェットについては体型や乗車姿勢に大きく影響されるので、試して問題ないならOKだし、痛いなら布を巻く等の工夫をしてみるのも良いだろう。

街乗りからツーリングまで幅広くおすすめできる製品。
アライ、ショウエイユーザーもこれなら納得できるのではないだろうか。

個人的 10点満点評価
軽さ・・・・・・・・・・・9
大きさ・・・・・・・・・・4
静音性・・・・・・・・・・7
涼しさ・・・・・・・・・・5
被り心地・・・・・・・・・9
空力性能・・・・・・・・・7
品質・・・・・・・・・・・4
インカムの取付やすさ・・・3
機能・・・・・・・・・・・4
コストパフォーマンス・・・8
おすすめ度・・・・・・・9!

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OGKらしさ全開!激安インナーバイザー付きフルフェイス KAMUI2のレビュー

DSC01836-2.jpg
OGKの中でも安価な部類のKAMUI2
もともと期待値が低かったのだけど、使ってみると予想を上回る良い製品だということがわかった。
ショウエイのGT-Airに手が届かない人は、是非一度試してみてはいかがだろうか。

今回購入したのは、グラフィックモデル STINGERの青色。
OGKはグラフィックモデルとソリッドモデルの値段差があまりないので、悩まず好きなグラフィックを選べる点がありがたい。
グラフィック的にはCLEGANTシリーズが好きなのだけど、ASAGIで既に持っているので趣向を変えてみた。
グラフィック一覧は以下の記事に掲載しているのであわせてご参照いただきたい。

KAMUI2の特徴



インナーバイザーを採用
・下位製品向け素材 TPS帽体を採用
・ウェイクスタビライザーによる空力性能の向上
・曇りを軽減するピンロックシートをオプションで用意
・巻き込み風を低減する後付ウィンドシャッターを標準付属
・全ての内装を取り外し可
・ワンタッチで着け外しが可能なPATシールドシステム
・顎紐は着け外ししやすいマイクロラチェット式

・JIS2種
・2015年9月発売
・実売価格 2.2万~2.5万円

値段の割りに豪華装備なことが良い点。
気になるのは、安全規格がJIS2種のみであるということと、顎紐がDリングではなく好みの分かれるマイクロラチェットということ。
安全性についてはOGKという会社を信用する以外はないかな。



外観チェック



まず外観および各種機能を順番にチェックする。

正面


DSC01646.jpg
口元から耳にかけてラインが入っており、口元の造形もエッジがきいている。
インナーバイザー付きはどうしても前頭葉の部分が大きく出っ張ってしまうが、このデザインのおかげか結構スマートだ。
シールドは5段階で開くタイプ。
左側の上下スライドスイッチでバイザーを上下させることができる。
シールドの詳細は後ほど記載する。



DSC01647.jpg
口元のベンチレーションは左右のスライド式。
向かって右がオープン、左がクローズなのだけど、下から覗き込まないとどっちかわからない。
それにこのベンチレーション、シールドの曇りを取るデミスト効果をメインに考えられているようで、口元を抜けていくようなエアフローにはなっていない。
大したコストではないだろうから、口元へ抜けるように作っておいて欲しかったなと思う。




DSC01689.jpg
頭部のベンチレーションは前後のスライド式。
ベンチレーションの穴がすごく大きいので、効果は期待できるかも。




DSC01673.jpg
左側にはバイザー開閉のスイッチ。
位置的にインカムとの干渉はほぼ無さそう。
スイッチ自体は少し硬いけど操作性は悪くない。



DSC01678.jpg
ショウエイのZ-7同様、肩の部分がえぐれており、横を向いたり手を上げたりしたときにヘルメットと干渉しにくくなっている。
デザイン的にもアクセントになっていてかっこいい。



後ろ


DSC01682.jpg
大型の排気用ベンチレーションが中央に一つ。
前後のスライドスイッチで開閉操作するようになっているが、見た目ではどっちが開くほうなのか全くわからない。

前のベンチレーションから後頭部にかけてウェイクスタビライザーと言う気流をコントロールするようにエッジの効いたデザイン。
外見はZ-7に近いけど、これはおそらく空力特性を考えると自然とこういう形になっていくのだろう。



底面


DSC01702.jpg
エアロフラップのような機構はなく、口元はかなりひろい。
このまま走ると巻き込み風が多めになるので、快適性を向上させるためにウィンドシャッターが標準で付属している。
取り付けは簡単なんだけど、最初ちょっと戸惑ったので写真で解説。




DSC01713.jpg
ウィンドシャッターは裁縫が見えるほうが内側にくるようにする。
この写真で言うと右が内側にくるようになる。
説明書にもそれっぽいことが書かれているけど、どうもわかりにくい。



DSC01761.jpg
この周りの部分をぐっと広げて、ウィンドシャッターを強く押し込んでいく。
綺麗にはまれば後付というのがわからないくらいピッタリはまるが、最初は壊れるんじゃないかと思って中途半端な状態で取り付けていた。
見た目に違和感がないくらい押し込んでおけばOKだ。




DSC01767.jpg
取り付けるとアライのエアロフラップより少し大きめのウィンドシャッターができあがる。
顎や首とは少し余裕があり、適度に空気が抜けてくれるので夏も冬もこれをつけておけば快適そうだ。
アライの後付チンカバーには劣るけど、ショウエイのピッタリタイプより着け心地が良く、満足度は高い



DSC01733-2.jpg
顎紐は好みの分かれるラチェットバックル式。
操作は簡単で、プラスチック部分を挿しこんで好きな場所で止めるだけ。



DSC01729-2.jpg
外す時はフラップをぐっと引っ張るだけ。
するっと抜けてくれるので、気楽に被ったり脱いだりできる。



DSC01744.jpg
元の紐の長さは金具で調整ができるので、大体このあたり。という感じの長さにしておけば良い。
喉ぼとけに当たると痛いのだけど、紐の調整をいくらしても喉ぼとけにバックルかプラスチック部分がきてしまうのが欠点。
何か布などを巻いておけば緩和されるので、痛い人は試してみて欲しい。

個人的にはDリングに慣れているのでラチェットバックルの「簡単」というメリットをメリットと感じることが無い。
Dリングに変更するサービスを展開して欲しいと思う。



内装


DSC01753.jpg
この価格帯としては珍しく全てが取り外せるようになっている。
上質感はないけど値段の割にはしっかりしたつくり。



DSC01750.jpg
外すとベンチレーションで取り込んだ風を流すように堀がある。



DSC01870.jpg
耳にスピーカー埋め込み穴はなく、すぐ帽体になるので、痛い場合にちょっと削るということは難しい。
ただ、比較的空間に余裕はあるので大体の人は大丈夫だと思う。



DSC01774.jpg
額の上の部分はインナーバイザーが格納されている。
その分少し前に出ているので、信号に近づきすぎるとちょっと見えにくい事がある。
逆に走行している時は気にならず、帽子のツバのような感覚で若干ながら日よけにも使えなくもない。
特に気にする必要はないけど、時々欠点としてあげられるので書いておく。



DSC01746.jpg
一点残念なことがある。
頭部のインナーを取り外した際、額付近のボタン(プラスチック)が破損してしまった。
実はこれ2回目。
構造からして貧弱そうなことはKAZAMIやASAGIで重々承知しており、最初に届いたKAMUI2の時も丁寧に外したけど外した瞬間にパチっと嫌な感触がして割れていた。
OGKサポートに電話しで事情を説明すると、すぐに交換の了承をいただき交換。
そして2個目もまた同じ状態となってしまった。

プラスチックにも強度(粘り)の違いがある。
いじくり倒している中国製のウェアラブルカメラのプラ素材は、曲げると前触れも無く乾いた音と感触とともにあっさりと折れてしまう。
日本製は柔軟性があって加重に耐え、限界を超えたらぐちゃっと曲がって最後に折れる。

残念ながらKAMUI2のこの部分は、前者に相当するということを2回の破損から学んだ。

まぁ折れても取り付けに問題はないし、内装側なので安価に購入できるからいいんだけど。
やっぱりこういう細かな点で、高級品との差を感じる。



シールドの出来は上々


DSC01776.jpg
さて、お待ちかねのシールドについて。
まずは通常シールドを見ていこう。
色はクリアで一切スモークは入ってない。
これは夜間走行に適しており、昼間まぶしければインナーバイザーを使えばOKということだ。
シールドの質も非常によく、OGKではたびたびある歪みが全く無い。



DSC01777.jpg
シールドの開閉は全閉を0とすると5段階で全開になる。
ショウエイと同じでガクガクと段階を踏んで上下するのだけど、ちょっとだけ開けるという段階が存在しないことが難点。
全閉から1段でも大きく開いてしまい、曇りを取るデミストポジションにしては開きすぎになってしまう。
エアロブレード5でデミストポジションが導入されたらしいので、今後の改善に期待だ。



DSC01791.jpg
もう一つ気になる点は、段階を踏んで最後にバチンと閉まる割りにさっと閉めた時の密閉性が低いこと。
新品購入時はかなり隙間があって、雨の時に走行したらおもいっきりシールド上部から雨が流れ込んで、勢い良くシールド下部から流れ出ていった。
静音の観点からももう少し密閉性を高めたいので、ホルダー位置を調整してみる。
その前にシールドの着け外しについて。


シールドの着け外し


kamui2はCF-1というタイプのシールドホルダー。
RT-33やASAGIとは異なり、現行モデルではkamui2のみのようで、シールドもおそらく互換性は無い。
早速外してみよう。



OGK KAMUI2 シールドの外し方
シールドを全開にして、赤で囲ったレバーを下に引っ張る。
この時、全開にすると外れないので全開よりちょっとだけ閉めると緑で囲った部分がパチンと外れるようになっている。
あとはシールドを浮かせば取り外しOK
非常に簡単で慣れれば片側2秒で外せる。



OGK KAMUI2 シールドの付け方
取り付けはもっと簡単で緑で囲った部分を押し当ててはめ込んで、青で囲った部分をぐっと押さえると、レバーが自動的に下がってパチンとはまる。
慣れれば片側2秒だ。

非常に良く出来た仕組みで、脱着のしやすさはショウエイと同等だろう。


ホルダー位置の調整


DSC01813-2.jpg
シールドが浮いていたり、閉まりにくかったりする場合はホルダー位置を調整する。
シールドを外して赤で囲った二箇所をドライバーで緩める。
完全に外す必要はないので、緩めるだけでOK



DSC01813.jpg
遊びがあるので前後上下にずらしてドライバーで締めこむ。
この際、シールドを取り付けたまま調整することは難しいので、トライアンドエラーで何度も試して最適な場所を探していこう。
ちなみに僕はだいたいこういうときは、ホルダーを後方にずらして多少しまりにくくても密閉性を高めるように調整する事が多い。

今回は下方を後方へ、上方は中央で固定し、バランスよく密閉性が高まった。
完璧ではないものの、上も下も雨が滝のように流れることは無くなった。
ただやっぱりショウエイのように一発で密閉はされないので、シールドを締めたあとにシールド右側をぐっと押さえ込んで完全に密閉させている。



インナーバイザーの精度は良い


DSC01786.jpg
目玉機能のインナーバイザーだ。
左耳あたりにある上下のスライドスイッチを上にするとバイザーが降りてくる仕組み。
バイザーの動きは良く操作はしやすい。



OGK KAMUI2 インナーバイザー利用時の視界
超広角のウェアラブルカメラを突っ込んで撮影してみた。
人の視界に近い視野角なので参考になると思う。
視界の7割がバイザー、2割がクリア、1割がヘルメット内部といった具合で、重要な部分は光を和らげてくれるので十分効果がある。
バイザーは鼻のあたりがえぐれており、見る場所によっては左右でスモーク有り無しとなって見えづらい。
ただこれはジェットのASAGIの場合であって、フルフェイスの場合は顎の部分で見えないので、消極的な理由ではあるけどえぐれによる影響は小さい。



OGK KAMUI2のインナーバイザーを展開
バイザーの品質は非常に良く、これまで手にしたOGKの製品では最も歪みが少ない。
というかほぼ歪みが無く上出来だ。
スモーク具合は他社の普通のスモークとほぼ同じで丁度良い。
若干目が見えているけど、カメラのフラッシュの関係だと思う。
ちょっとだけ残念なのは、ASAGIやKAZAMIは普通のグレーだったのに、KAMUI2はわずかに黄色がかっている。
目の疲れを軽減するために青の波長をカットしているのだと思うけど、個人的には普通のグレーのほうが有難い。
というのも、黄色っぽいと「ああ、もう夕方か~」とツーリングが終わろうとしている気分になってしまうからだ。

ショウエイ程ではないけど、アライや他のOGK製品より黄色い。
ただのグレーでいいと思うけどね。


細かな点では不満はあるものの、価格以上に品質は良いと思う。
ウリの部分にしっかり注力しているこの感じ、OGKらしいなぁ。



被り心地は普通


DSC01818.jpg
僕はMサイズばかりなんだけど、KAMUI2はLサイズのほうが合うらしい。
帽体が2シェルしかなく、XS、S、Mが小さい帽体、L、XLが大きい帽体。
Lサイズになると急に深くなったような気がするのは帽体サイズのせいだろうか。

内装に高級感はなく肌触りはいまひとつだけど、フィット感はそこそこ。
頭部は良いのだけどチークパッドが直線的で、頬の上部は強く当たり、下方はフィット感が乏しい。
包み込む感じが少ない状態だ。
それでも価格を考慮すれば十分で悪くは無いけど、やはり上位製品やアライ、ショウエイに比べるといまひとつだ。

気になるのはシェルとライナーによる軋み音だ。
喋る程度ならしないけどガムを噛むなど力を入れると数ミリの圧迫で軋み音がしてしまう。
また走行中にもトラックの風圧を受けたりすると、その風圧の変化によって音がする。
このあたりは価格相応な部分だろう。


重量は1641gとバイザー付きとしては標準的で、フルフェイスとしては重い部類。
それでもフィット感が良かったのであまり重さを感じることはなかった。
というか、バイザーが付いていると認識しているが故に、思ったより重くないと感じているのかもしれない。

手持ちのヘルメットの重量は以下の通り。
KAMUI2以外は全てMサイズなのでその点はご留意いただきたい。

■アストラルX(グラフィック) 1625g
 ※プロシェード外してノーマルシールドの場合 1559g
■アストロTr 1500g
■Z-7(グラフィック) 1381g
KAMUI2(グラフィック Lsize) 1641g
■KAZAMI 1808g
■ASAGI(グラフィック) 1499g ※ジェット
■アヴァンド(グラフィック) 1320g ※ジェット
※グラフィックモデルは20g程度重くなっています。


インカムの取り付け



レバーの位置は製品によって少し邪魔にはなるけど特に問題ない。
シェルとライナーの隙間はかなり小さいので、クリップの厚みがあると入らないので、インカムによっては両面テープでの取り付けになる。

では手持ちのインカムで試してみる。

SB5X


OGK KAMUI2にSB5Xを取り付け
相変わらずB+comは取り付けがしやすい。
クリップ部分が細くて強度があるので、どんなヘルメットにもだいたいクリップで取り付けが可能だ。
KAMUI2も同じく隙間は狭いもののクリップでOK



DSC01870.jpg
スピーカーケーブル長に余裕があるので、前方の顎横から回して取り付け。
耳の部分はプラスチック素材なのでクッション両面テープで貼り付け。
耳との隙間に余裕があるので、耳が痛くなるようなことは無かった。
マイクはチークパッドに埋め込んだり、口元に両面テープで取り付ける等、好みで大丈夫そう。
口元のスペースが結構あるし、ウィンドストッパーのおかげで巻き込み風が少ないので、マイク接地の自由度が高い。



OGK KAMUI2にSB5Xを取り付け 外観確認
アンテナもレバーと干渉することは無く、デザイン的にもばっちりだ。



SENA 20S


DSC01880-2.jpg
SENA 20Sはスピーカーケーブルが短いという欠点があり、KAMUI2はチークパッドとシェルとの隙間が非常に狭く、ケーブルを通しにくいという欠点がある。
この組み合わせの場合は、何とかして配線するしかないので試行錯誤した結果、チークパッドのプラ部分の穴を通すことにした。
ここならシェルと挟まれることもあまり無いので、ケーブルに余計な負荷がかからず断線の心配はなさそうだ。



DSC01886-2.jpg
内側はシェルの隙間から伸びてくるような感じ。
たぶん、大丈夫。



OGK KAMUI2にSENA20Sを取り付け
SENA 20Sのクリップは非常に分厚くシェルと帽体の隙間に入らなかったので両面テープで固定。
首もとのデザインの影響でクレードルと帽体と接触面積が稼ぎにくく、ちょっと取り付けしにくかった。
大丈夫なんだけど、もう少しインカムへの配慮が欲しいところだ。
アンテナとレバーの干渉を考えるとここしかないと思う配置。



DSC01904.jpg
アーム式マイクはウィンドシャッターのあたりに潜り込ませておけば大丈夫。
もちろんワイヤーマイクでも適当に取り付けできる。
SENAの取り付けについては満点ではないけど、ぎりぎり合格ってところかな。


インカムについてはこちらの記事もご参照ください。


走行してみての感想



とりあえず近場をぐいぐいと走ってみた。
今後評価が変わるかもしれないが、一旦現状での評価をする。


■静音性能はいまいち
風切り音は大きめ。
音質はやや高音でコオオオオオ!って感じだ。
60km/hから煩いと感じ、80km/hくらいになると風圧の変化の影響を受けて軋み音まで発生し、結構気になってしまった。

ただ、ジェットに比べれば静かなので、静音に徹底的にこだわるような人でなければ問題はないと思う。


■空力性能は良い
速度を上げてもあまり持っていかれる感じは無い。
リフトしにくいのはやっぱりウェイクスタビライザーの効果だろうか。


■巻き込み風の制御は完璧
ウィンドシャッターをつければほぼ完璧に巻き込み風を押さえ込んでくれる。
また左右に少し隙間があるので、負圧で口元の息も排出するのに役立っているようだ。

ただ口元のベンチレーションがシールド方面にしか向かってないせいで、内側から強制的に排出しておらず、首元の負圧に頼るのみ。
もう少し口元の空気が滞留しないように工夫して欲しいかな。
速度が出ていれば全然気にならないが、のろのろ運転だと少し口元の快適性に劣る。


■ベンチレーションは良好
口元はいまいちなんだけど、頭部のベンチレーションはよく効いており、換気されていることが実感できる。
雨で前方のベンチレーションを閉じた場合、後頭部のベンチレーションは負圧を利用するような仕組みになってないようで、ほとんど効果を実感できなかった。
それほど問題は無いだろうけど、真夏の雨の快適性は若干劣るかもしれない。


■インナーバイザーは超便利
一日使ってみたけど、シーンによってクリアをスモークを切り替えられるのはとても便利。
品質も非常に良くて若干黄色いことを除けば完璧だ。
視界の下部がスモークから外れてクリアになってしまうけど、慣れれば全く問題なし。
それより状況に応じて切り替えられる点と、インナーなので汚れにくくメンテナンスが楽なことが大きなメリットになっている。


地味だけど万能!


kamui2全モデルresize
価格の割りに高機能なのにいまひとつ話題にあがらないKAMUI2
アライ、ショウエイに挑戦したRT-33と、軽量特化で注目度の高いエアロブレードシリーズが目立ちすぎて、存在感がちょっと薄い。

OGKの中でも廉価でシェルの素材も低グレードのものが使われているせいか、下に見られている感がする。
というか僕がそう思っていたわけだけど、気になって購入してみると、意外にもつくりがしっかりしていて、値段を考えると十分な性能だと思う。
※内装のプラ部分を除く

もしラチェットバックルで痛みを感じる場合は、布のようなものをバックルに巻いて対処しよう。
軋み音についてはこんなものかなとも思うけど、あまりにひどい場合はメーカーに相談してみるのも有りだと思う。
ショップで試したら軋み音が少ないものもあるので固体差が激しいようだ。
このあたりは価格相応と割り切っておいたほうがいいかもしれない。

安全性を確かめることはできないが、JIS2種はバランスのとれた規格なのでこれでも十分じゃないかとも考えられる。
廉価版向けの素材なんて・・・と思わず、一度被ってみてはいかがだろうか。

ツーリングではインナーバイザー、町乗りではインナーバイザーとラチェットバックルが活躍すること間違いなし。
欠点はあるけど、2万円程度と安価に一つで何でもこなせる便利屋的なヘルメット。
何を優先すればいいかわからない人や、保管スペースがない人、安価に一つで全てを賄いたい人におすすめだ。


個人的 10点満点評価
静音性・・・・・・・・・・3
軽さ・・・・・・・・・・・4
涼しさ・・・・・・・・・・4
被り心地・・・・・・・・・5
空力性能・・・・・・・・・6
品質・・・・・・・・・・・3
インカムの取付やすさ・・・7
機能・・・・・・・・・・・7
コストパフォーマンス・・・9
おすすめ度・・・・・・・6!

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バイク用ヘルメット アライ、SHOEI、OGKを徹底比較

アライ、ショウエイ、OGKフルフェイスの比較
インカム記事を書くためにアライ、SHOEI、OGKのヘルメットも購入して試してみたので、この経験を活かしてヘルメットの特長をまとめる。
フルフェイス、システムヘルメット、ジェットの3項目に分けて記載する。


形状はどれを選ぶか?


ヘルメットの形状は一般的に6種類に分けられ、それぞれメリット、デメリットがあるので紹介する。
尚、近年はアウターもしくはインナーのバイザーがついた製品が増えてきている。
フルフェイス、システム、ジェットいずれにもあるので、バイザーに興味のある方は次の項目も参照していただきたい。


フルフェイス


DSC00506.jpg
顎の部分まで覆ったタイプ。
レースではフルフェイスが標準だけど公道でもフルフェイスを着用している人は多く、年々比率が上がってきているように思う。
見た目どおり防御性能はダントツNo1、見た目によらず快適性もNo1。
顎下からの巻き込み風や風切り音が少なく、長時間走行すればするほど疲労の蓄積具合に差が出てくる。
そのため、趣味性の高いマニュアルトランスミッションや、長距離移動を前提としたバイクに乗る人はほとんどがフルフェイスを利用している。

反面、下方への視界が狭いため、圧迫感が嫌な人はフルフェイスを快適だと思わない場合がある。
また少し重めの製品が多いこと、夏場の渋滞では息苦しさを感じること、ヘルメットを被ったままコンビニ等に入ることは防犯上の問題で不可なので気軽さにかける。

僕はツーリングはもちろんフルフェイスだけど、最近ではスクーターで買い物に出るのにもフルフェイスを利用する事が多い。
たまにクルーザー(アメリカン)やスクーターはジェット(オールドルック)や半帽がかっこいい、フルフェイスはダサイという話を聞くけど、全くそんなことはない。
安全性を重視してフルフェイスを選択する姿はかっこいいと僕は思う。
※他の形状を否定するわけではありません。

一度慣れてしまえばどうってことはないので、もしまだフルフェイスを持ってない人がいれば試しに購入してみてはいかがだろうか。


オフロード向けフルフェイス


オフ用メット
普通のフルフェイスに近い防御性能を持たせつつ、前車の泥跳ねが付着しないようにするバイザーがついていたり、口元に余裕があって巻き上げた土を吸い込まないようマスクをつけられたり、オフロード向けの装備となっている。
オンロードではやはり普通のフルフェイスのほうが快適なので、オンロードがメインのツーリング時にはオフ車でも普通のフルフェイスを被って来る人も多い。


ジェット


DSC01016.jpg
一般的なジェットヘルメット。
上下の視界が広く開放感があり、フルフェイスより軽いという特徴がある。
被ったまま軽く飲食したりタバコを吸ったりコンビニに入ったりできるので、近場用のサブヘルメットで使う場合も多い。
欠点は顎の防御性能が低いことと、巻き込み風や風切り音や多く長時間の走行では疲労がたまりやすいこと。
ツーリング用としても使えるが、近場利用に割り切ったほうが無難かもしれない。


システムヘルメット


DSC00723.jpg
見た目はフルフェイスに近いけど、顎の部分から持ち上げられるタイプ。
フルフェイスとジェットの良い所取りをしたもので、一応被ったままコンビに等に入れなくも無い。
ただ、顎の部分の防御性能はジェット並みで、重量もフルフェイスよりさらに重い。
※ショウエイ NEOTECのみフルフェイスレベルの防御性能有り

見た目はフルフェイスがいいけど、被ったままコンビニに入りたい、コーヒーを飲みたい、タバコを吸いたい。
そういう人に向いている。


ジェット(オールドルック)


shoei_freedom.jpg
アライ、SHOEIからも発売されているが、帽体とライナーの構造が一般的なジェットと異なり薄いため軽量かつ小型だが、その分防御性能が低い。
バイク用ヘルメットとしての利用はできない装飾品として売られているものもあるので、必ずJISを取得しているか確認しよう。
クラシック(SR400等)、クルーザー(アメリカン)等に乗っている人がよく好んで使っている。
シールドはボタンでとめて、固定式のものが多い。
シールド無しで走る人もいるけど、高速走行時は飛び石や虫アタックで顔を怪我する事もあるので、あまりおすすめはできない。


半帽


半ヘル
50cc未満の原付1種で利用可能なヘルメット。
気軽さの反面、防御性能は最低限。
50cc未満なら法律上OKだけど、やめておいたほうが無難だと思う。


一個だけ買うならフルフェイス


買うならフルフェイス
どうしても閉塞感が嫌だとか、被ったままタバコを吸いたいという特定の条件が無ければ、フルフェイスのみで良いと思う。
二つ目を購入するなら買い物用にジェットがあれば良いかな。
フルフェイスを被っていたから怪我が大きくなったという可能性は0ではないけど、フルフェイスを被っていたから軽減できた、という可能性のほうが遥かに大きいはず。
バイクに乗る者として、少しでも安全性の高いものを選んでもらいたいと思う。


二人乗り用としてバイクのリアシートにジェット(オールドルック)や半帽を括り付けている人を見かけるけど、自身のことは良いとして、大事な彼女や家族にはフルフェイスを用意してあげて欲しい。
簡易的でもいいので、できれば胸部と膝パッドも準備しておきたいところ。
30km/hでもアスファルトに頬ずりすれば、とんでもない怪我になることは想像できるだろう。
その怪我の責任は事故相手にあるかもしれないが、装備で防げたかもしれない怪我ならあなたも彼女も一生後悔することになると思う。

以前リハビリセンターに勤める友人から聞いた話で、20代前半の若いカップルが軽装でタンデム中に転倒。
男性は運良く大きな怪我は無かったが、女性は顔面をアスファルトに打ち付けて滑ったらしく、整形手術をしても元の顔には程遠くリハビリ以上に辛そうだったと。
フルフェイスを被っていれば顔は無事だったんじゃないかな。という事故は多いとのこと。
その後その二人がどうなったかはわからないが、悔やむところはあったと想像するのは難しくない。

そこまで気にするならバイクに乗るな。というのは、そもそも家から出ること自体が危険。
という極論と同類なので無視するとして、バイクのタンデムだって一つの楽しみでもあるので、万が一があった場合でも後悔しない装備を整えておこう。

プロテクターについては以下の記事も参照していただきたい。



ヘルメット選び6つのポイントとあまり気にしないで良いこと


ここでは公道での利用を想定して僕なりの選び方についてまとめる。
初めて購入する人は見てもらえればと思う。



基本的なこと


サイズ、形が自分の頭にがあっているか?


DSC00599-22.jpg
何よりこれが一番大事。
同じサイズでもメーカーごと、型番ごとに微妙にサイズも形も異なるので必ず被って確認しよう。
さらに同じシリーズでも内装の世代が変わるとサイズ感もかわってくるので、店舗で被り心地を確かめよう。

一般的には面長な人はSHOEI、丸顔な人はアライといわれているけど、メーカー公認プロショップなら内装の微調整をしてくれるので、あまり気にしなくて良い。
また、頬パッドは少しずつへたってくるので、購入時はちょっときついくらいを選ぶ。
逆に頭部はパッドの厚みがあまりなく、へたっても大差が無いので、最初からちょうど良いくらいを目安にしている。
店で3分くらい被らせてもらって、特定の部分に圧迫痛が出なければだいたいOKかな。

ちなみに、メーカー公認プロショップは、メーカーの講座を受けた店員がアドバイザーとして認定され、名札のようなものをつけている。
サイズ選びや非売品アイテムで内装の微調整をしてくれるので、心配な人は相談してみよう。

プロショップリストは以下をご確認いただきたい。
アライ プロショップリスト
SHOEI プロショップリスト



安全性をどう考えるか


次の項目にも記載するが、アライ派、SHOEI派による論争は永遠に続くのではないかと思うくらい判断材料に困るテーマだ。
個人的には、アライ、SHOEIの製品とOGKで一部ECEを明記している製品であれば、フルフェイスやジェットといった各カテゴリー内では最高レベルの安全性がある。と、会社そのものを信用して判断している。
詳細は次の項目をご参照いただきたい。



重量は少しでも軽いほうがいい?


もし同じ防御力を持つのであれば、少しでも軽いほうが良いのは間違いない。
傾向としてはSHOEIやOGKは軽く、アライは重い。
フルフェイスで1300g~1700g、ジェットで1200g~1500g、システムで1600g~1900gとなっている。
100g程度の差でも被った瞬間に違いを感じられるくらいなので、一日走ってみると首の疲れが違ってくる。
ただし、慣れれば案外平気なものなので、被り心地や機能性を優先したほうがいいだろう。
ちなみに、インカムの重量は80g~150g程度だ。



ベンチレーション


DSC00390-22.jpg
サーキット向けは前傾姿勢が強くて速度域の高いところで効果を発揮し、公道向けモデルはアップライトな姿勢で公道を走る速度域で効果を発揮するようになっている。

例えばサーキット向けモデルのRX-7Xは長いディフューザー部分を風が通り抜ける際に、負圧を利用して後頭部から空気を強制的に排出するような仕組みで、速度が遅ければ負圧はあまり期待できないので性能を発揮しきれない。
またその大きなディフューザーは風切り音を発生させやすい。

価格、低速域での性能、静音性を考えると、公道向けモデルのほうが良いかもしれない。



静音性はどうか


アライ、OGKはうるさい、SHOEIは静かと一般的には言われている。
が、僕が被り比べた限りでは、アライ(アストラルX)とSHOEI(Z-7)の差は微々たるものだった。
むしろアストラルXはアウターバイザーをつけておいてよくこれだけ静かにできたなと思う。
OGKはちょっとまだまだかな。
発表されたエアロブレード5に期待したい。

ちなみに、2000年頃に発売されたアストロJと2004年発売のアストロTrの二つでは、雲泥の差があった。
アストロJはボトム部分を覆うネックパッドがなく、チークパッドと後部のシェル部分の段差が丸見えで、ここで乱気流が発生。
しかも耳元だったので高速ではかなりうるさく感じた。
アストロTrは現モデルでも踏襲されている平らなネックパッドによって乱気流が発生せず、また密閉性が高まった事で音が入り込みにくくなっており、初めて被ったときは感動したことを覚えている。



付加機能


バイザーの使い勝手は?


DSC00392-22.jpg
ここ数年、インナーまたはアウター式のバイザーがついたヘルメットが多くなってきている。
バイザーがつけばシールドの交換が不要になるし、トンネルに入った時等にもすぐに対応できてとても便利だ。逆に100g程度重くなるし、ヘルメットが大きくなったりするというデメリットもある。

アライのアストラルXでアウターバイザーを使ってみたけど、正直なところ、めっちゃ便利。
とってもおすすめ。
では、インナーかアウターかどっちがいいのか?

インナータイプのメリット
見た目がスマート
汚れにくい

インナータイプのデメリット
帽体が大きくなる
二重に曇るので視界が悪くなりやすい


アウタータイプのメリット
曇りを気にしなくていい
オプションで後付にしやすいので対応製品が多い
不要な場合ノーマルにできる製品が多い

アウタータイプのデメリット
見た目がちょっと不評(僕はかっこ悪いとは思わないけど)
風切り音が増えやすい
汚れやすい


インナータイプはメガネが利用できるか気になるところだけど、僕が試した限りではどれも問題なし。
アウタータイプは風圧が気になるところだけど、アライのアストラルXは常識的な速度で使う分にはほとんど影響を感じなかった。
というわけで、アライ、SHOEI、OGKであればちゃんと考えられているので問題ないと思う。



インカムの取り付けはできるか


ここ数年で爆発的に普及したインカム。
ヘルメットメーカーもインカムの取り付けには気を遣っているようで、最近のモデルはほぼ問題ないけど、念のため以下の事は確認しておこう。

①スピーカー取り付け位置
DSC00326-22.jpg
アライは交換式のチークパッドの発泡スチロール部分が耳にきていて、若干窪みがある。
それでも痛くなる人は思い切って発泡スチロールを削ろう。
※自己責任で

SHOEI、OGKは基本的に耳の部分はプラスチック素材なのだけど、かなりスペースに余裕があるので痛くなることは少ないと思う。


②インカム本体位置
DSC01045-22.jpg
インカムはヘルメット左のボトム付近に取り付けることになる。
だいたいどのインカムもシェルに挟み込むクリップベースと両面テープでの貼り付けベースが付属。
アライはシェルとネックパッドにスペースがあるためクリップベース、SHOEI/OGKは貼り付けベースで取り付ける事が多い。

インナーバイザーつきの製品はレバーが干渉しないか心配なところだけど、僕が確認した限りでは、最も取り付けにくい、場所が悪いと言われるOGK ASAGI(ジェット)でも、インカムの取り付けは問題なかった。


③ケーブルの取り回し
インカムのケーブルの長さとヘルメットの首周りのつくりによっては取り付けが不恰好になることもあるので、そのへんは以下のインカム記事を参照していただきたい。



その他あまり気にしなくても良さそうなこと


・空力性能ってどこまで実感できる?
確かにヘルメットによって違いはあるし、わずかでも優れているにこしたことは無い。
ただ、空力性能が良いといわれるSHOEI(Z-7)と、悪いと言われるアライ(アストラルX)でも、常識的な速度で走っている限りはほとんど感じられなかった。
僕が鈍感なだけとか、バイクによって違うというのはあると思うけど。
数パーセントの違いはあるにしても、日本の道路事情では気にしなくて良いと思う。

それより自分の頭にフィットしているかのほうがはるかに重要なので、フィット感を優先することをおすすめする。



安全性について


安全規格ロゴ
論争の絶えない、SNELL(アライ) 対 SHARP/ECE(SHOEI)について、気になったので自分なりに調べて考えてみた。
結論としては、アライ、SHOEIなら何でも良いんじゃない?と身もふたもないものだけど、そこにいたるまでの経緯に興味のある方はクリックしてみてください。
あとOGKも一部ECEを明記しているので、安全性はかなり良さそうだ。



■国内販売製品によく採用される規格
PSC(日本) 日本で販売する乗車用ヘルメットに必須の規格 JIS同等の安全性
SG(日本) 製品欠陥の場合の対人賠償が付帯される JIS同等の安全性
JIS 1種/2種(日本) そこそこの防御性を必要とする規格 1種は125cc以下、2種は無制限
MFJ公認(日本) SNELLまたはJIS 2種同等 MFJ主催のレースで利用可能になる
SNELL(アメリカ) 民間団体による耐貫通に重きをおく最高レベルの試験

※PSC、SG、JISは基本全製品取得しているレベル

■国内販売製品ではほとんど採用されない規格/評価
ECE22-05(EU) 衝撃吸収に重きをおく最高レベルの試験
SHARP(イギリス) 衝撃吸収に重きをおく最高レベルの安全性評価
※メーカー持込ではなく、市販製品を適当に購入してテストするらしい。
DOT(アメリカ) 耐貫通に重きをおく国の規格でJISレベルらしい

この中でアメリカのSNELL陣営とヨーロッパのSHARP&ECE陣営で意見が真っ二つに分かれる。
SNELLは強固なライナーで頭部への外傷を減らす、SHARP&ECEは衝撃を吸収して脳へのダメージを減らす、という方向性で評価している。
安全性に対する考え方が違っており、僕のような素人にはどっちが安全性が高いのかはわからない。
昔はSNELLが最高といわれていたけど、ここ数年はSHARPが最も信頼できるという話をよく聞く。
ただし、注意点がある。


SHARPテストは英国内の製品を評価している


sharp-logo.jpg
SHARPは英国内で販売されている製品を評価しているものであり、英国と日本で販売されている製品が同一か否かメーカーは公式に発表していない。

つまり、SHARPの評価は日本で販売されている製品に当てはまるかは不明。
名前が同じでも地域によって仕様が異なる事はままあるので、公式発表が無い限りはSHARPの評価を直接製品に当てはめるわけにはいかない。
ということで、SHARPテストのサイトだけ紹介しておくので、興味のある方は各自で調べていただければと思う。
SHARPテストへのリンク

ちなみに、アライは側頭部が非常に弱く評価が低かったが、アストロプロシェードで5点満点中4点、RX-7Xは満点に評価を上げている。


安全性はどう判断するか?


JIS2種をとれていればOKだと思うけど、プレミアムヘルメットを買うからにはもうワンランク上の安全性がどうなっているのかを知りたいところ。
MFJは日本の主要なレースでの使用を公認するもので安全性的にはJIS2種レベルなので、日本ではSNELL以外に参考になる指標は無い。

で、結局のところ僕の判断基準は、アライ、SHOEIとOGKのECEを明記している製品なら安全性は最高レベル。
と、なんとも玉虫色の結果になった。



メーカーの傾向



SHOEI

SHOEIのロゴ

・欧州のSHARP/ECEを重視した防御性
 ※車のバンパーのようにぶつかって潰れることで衝撃を緩和することを重視しているため軽い
・帽体が大きい
 ※衝撃緩和のスペース確保のためかな?
・インナーバイザー等のギミックが多くモデルによって特色がある
 ※SHARP/ECEには形状の制約が少ないため自由に作れる

プレミアヘルメットシェア世界No1といわれる日本が世界に誇るメーカーの一つ。
MotoGPでの採用もアライ、AGVと互角で実績、ブランド力ともに最高峰。
アライとは長年ライバル関係にあり幾度と無くやりあっている。

全体的に軽い事とギミックが多くて多種多様な製品を販売している事がSHOEIの魅力。
ターゲットを絞って特化した製品が多いので、最適な製品が見つかるだろう。
人気No1を不動のものにしているZ-7のみ持っているけど驚くほど軽く快適なので、一度試してみると良いと思う。


アライ

アライのロゴ

・アメリカの民間団体SNELL規格を重視した防御性
 ※大きな衝撃や複数回の打撃に耐えられるよう硬く作られているため重い
・R75という独自の概念で丸みのあるフォルム
・帽体が小さい
・ギミックが少なくモデル毎による違いが小さい

 ※変わり映えしないので古いモデルでも古さを感じにくいのはある意味メリット

国内ではプレミアヘルメットシェアNo1、世界ではNo2、MotGPではアライ、SHOEI、AGV(伊)の3社が強く、実績、ブランド力ともに世界最高峰。
1989年にスクエアから発売された魔界塔士Sa・Ga(ゲームボーイ)に登場する最強の防具「アライのメット」は、本当にアライのことをさしていたそうだ。

僕はバイクに乗り始めてから17年間ずっとアライがメイン。
制約の多いSNELLを重視しているがために、どれも似通った製品ばかりで選び甲斐が無い事と、重い事が不満。
それでもアライのフィット感ほど僕の頭にバッチリあっているものは無く、結局アライに戻ってきてしまう。

アストロ、ラパイド、ベクター、Quantamで見た目が好きなものを選んでおけばOK
ただし2017年3月現在では唯一ベクターXが新システムを採用し、他は旧式化しつつあるので、どれでも良ければまもなく発売されるベクターXが良いと思う。


OGK kabuto

ogk-ロゴ

・欧州のSHARP/ECEを重視した防御性
 ※ただし英国ではあまり販売されてないせいかSHARPで評価対象になってないものが多い
・機能の割りに安い
・スタビライザーやインナーバイザー、システムヘルメット等のギミックが多くモデルによって特色がある
・静音性がやや劣る


2000年頃はOGKなんて論外と思っていたけど、2010年頃には性能と品質を向上させつつ低価格を貫いて、第3メーカーとしてシェアを急速に伸ばしている。
SHOEIの廉価版のような位置付けではあるが、SHOEIよりも先に空力特性と軽量化に特化する方向性を歩み始め、上位2社に追いつこうと挑戦している。
OGKは4製品を持っていたけど、どれもアライ、SHOEIの一歩手前の品質と性能で4割安という感じだ。
ソリッドモデルとグラフィックモデルの価格差が小さいので、迷わず好きなデザインを選べるのは嬉しいところ。
僕はアライメインだけど、ちょい乗り用はOGK
意外と良いよ。
でも、なんでブランド名をkabutoにしたのだろうか。
OGKのほうがかっこいいのに・・・。



では製品を紹介。
長くなるので下記をクリックすればその項目までジャンプします。

・フルフェイスの一覧
・ジェットヘルメットの一覧
・システムヘルメットの一覧



フルフェイスの紹介


メーカーごとに分けて紹介する。
システムヘルメットは次の項目で紹介。

アライのグラフィックモデルは代理店オリジナルが大量に発売されており、これを一括で見ることができなくて不便を感じていたので、一念発起してかき集めてみたら予想以上に時間がかかってしまった。
※廃盤カラーは掲載してないものがあります。
※抜けがあると思います。

サーキット向けのモデルは200km/hオーバーの高速走行、SS並みの前傾ポジション時に整流効果やベンチレーションが最大限発揮されるように調整されている。
もちろん公道でも快適に使えるので気に入ったものがあれば購入して問題はないけど、価格が高いことと静音性に劣る事が多い。
公道向けモデルは前傾からアップライト、一般道から高速道路まで幅広いシチュエーションで性能を発揮するようになっており、値段も安めなものが多い。


SHOEI


Z-7は超名品だと思う。
迷ったらZ-7にしておけばOK!

SHOEI X-Fourteen 空力特性重視のサーキット特化モデル


X-14全モデル2resize
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特徴/安全規格
・上位製品向け素材 AIM+帽体を採用
・密閉性、メンテナンス性、視界を向上させたCWR-Fシール/QR-Eドシステム
・曇りを防ぐPINLOCK EVO lensを標準付属
・巻き込み風を軽減する後付けチンカーテン Dを標準付属
・全ての内装を取り外し可
・頬パッドも冷却する新ベンチレーション
・スピーカー設置の窪み有り

・SNELL2015
・MFJ
・JIS2種
・2016年4月発売
・実売価格 5万~6万円

前傾ポジションに特化したハイエンドモデル
SHOEIはSNELLよりもECEを重視した製品をラインナップしているが、サーキット向けモデルとして本製品はSNELL2015にも適合している。
高速、前傾ポジションでのヘルメットのブレを抑えるよう空力特性の向上に力を入れており、気流を良くするために後頭部のフラップが飛び出した独特のデザインとなった。
また新ベンチレーションの導入で、口元からの空気が頬パッド内を通るようになり、暑さを軽減する仕組みも取り入れている。
前傾のバイクでサーキットや高速道路が多い人におすすめ。



SHOEI Z-7 歴史に残る超名品


Z7全モデル2resize
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特徴/安全規格
・普及価格帯のメイン素材 AIM帽体を採用
・密閉性もメンテナンス性も良好なCWR-1シールドシステム
・曇りを防ぐPINLOCK EVO lensを標準付属
・巻き込み風を軽減する後付けチンカーテン Dを標準付属
・全ての内装を取り外し可
・シェルをサイズごとに4つに分けフィッティングを強化
・SHOEIの中では帽体は小さめ
・全フルフェイスの中でもトップクラスに軽い
・スピーカー設置の窪み有り

・JIS2種
・2014年4月発売
・実売価格 3.5万~4.5万円

軽量、快適、小さい、超人気!
発売以来、圧倒的な人気で独走する主力ヘルメット。
SHOEIは帽体が大きくずんぐりとした印象が強いが、Z-7はアライよりわずかに大きい程度にまで小型化している。
当ブログでもレビューしている通り、軽くてシールドの密閉性が高く、少し息苦しさを感じるもののチンカーテンを取り付ければ最高レベルの快適性だ。

価格的にハイエンド一歩手前ではあるけどそれだけの価値があるので、3万円前後で検討している人はもう少し予算をあげてZ-7も候補に入れてはいかがだろうか。


SHOEI GT-Air ツーリング特化モデル


GTAir全モデル2resize
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特徴/安全規格
・インナーバイザーを採用
・上位製品向け素材 AIM+帽体を採用
・密閉性もメンテナンス性も良好なCNS-1シールドシステム
・曇りを防ぐPINLOCK EVO lensを標準付属
・巻き込み風を軽減する後付けチンカーテン Dを標準付属
・全ての内装を取り外し可
・顎紐は着け外ししやすいラチェット式
・スピーカー設置の窪み有り

・JIS2種
・2013年4月発売
・実売価格 3.7万~4.7万円

ツーリングユーザーから熱烈な支持
SHOEIのフルフェイスで初となるインナーバイザー採用製品。(システム除く)
本製品は1500g程度で、アライのノンバイザーとほぼ同じ、プロシェードより100gも軽い。
ラチェットは慣れれば非常に簡単なのだけど、プレミアムヘルメットではDリングに慣れている人が多く賛否両論。
僕はOGKでマイクロラチェットも使っていて、最初は不便に感じたけど慣れれば便利で良いと思う。
曇りを防ぐピンロックシールドやチンカーテン等、ツーリングに欲しいオプションを標準で付属されている。
価格は少し高めだけど、追加購入するものが無いのでトータルで考えると安価だ。



SHOEI RYD 圧倒的超軽量?


shoei_ryd.jpg
特徴/安全規格
・上位製品向け素材 AIM+帽体を採用
・密閉性もメンテナンス性も良好なCWR-1シールドシステム
・曇りを防ぐPINLOCK EVO lensを標準付属
・巻き込み風を軽減する後付けチンカーテン Dを標準付属
・全ての内装を取り外し可
・シェルをサイズごとに4つに分けフィッティングを強化
・SHOEIの中では帽体は小さめ
・全フルフェイスの中でもトップクラスに軽い
・スピーカー設置の窪み有り

・JIS2種
・2017年12月発売予定
・実売価格 3.2万~4万円

大幅に進化したベーシックモデル
2000年頃のRFDの後継として2010年に発売されたQWESTが7年ぶりにモデルチェンジをし、RDシリーズのネーミングが復活。
国内仕様の重量はまだ公開されていないが、EU仕様は1300g前後と主要メーカーでは最軽量でZ7よりも軽い。
内装は全て取り外しが可能となり、シェルを細分化して4つになるなど、QWESTの後継というよりはZ7に近い位置づけとなる。
価格は定価でQWESTより4000円上がり、ローエンドではなくミドルクラスに入ってきているが、4000円の上昇でこれだけ高機能化したのは驚いた。
OGKのエアロブレード5が非常に良いのだが、RYDの登場でまたSHOEIが引き離しそうな勢いだ。



SHOEI QWEST 質実剛健万人向けモデル


Qwest全モデルresize
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特徴/安全規格
・普及価格帯のメイン素材 AIM帽体を採用
・密閉性もメンテナンス性も良好なQ.R.S.A.シールドシステム
・曇りを防ぐPINLOCK EVO lensを標準付属
・巻き込み風を軽減する後付けチンカーテン Dを標準付属
・頬のみ内装を取り外し可

・JIS2種
・2010年12月発売
・実売価格 2.7万~3.7万円

SHOEIのベーシックモデル
機能は最低限で、静音性と快適性の向上に努めた安価な製品。
飛びぬけて良い部分や悪い部分がなく、SHOEIの基準がQWESTにある。
ピンロックシートとチンカーテンを標準で付属しツーリングで必要な一式がそろっている。
SHOEIなら軽量に特化したZ-7がおすすめだけど、そこまで費用を捻出できない場合はQWESTでも十分ではないだろうか。



アライ


アストラルXのできはかなり良いがちょっと高い。
早く3万円前後でVAS-Vシールドとプロシェード、チンカバーを標準付属したモデルを出して欲しい。

アライ RX-7X フラッグシップ サーキット向けモデル


RX7X全モデル5resize
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特徴/安全規格
・オプションでアウターバイザー装着可
・上位製品向け素材 PB-SNC2帽体を採用
・高速走行時に通気性が向上する新型ディフューザー
・高速走行時の安定性を向上させるエアロフィン
・シールドの曇りを軽減するエアーチャンネル
・曇りを軽減するピンロックシート(オプション)
・巻き込み風を低減するエアロフラップと後付ESチンカバーV(オプション)
・スピーカー設置の窪み有り
・全ての内装を取り外し可
・2015年から採用のVAS-Vシールドシステム

・SNELL2015
・MFJ
・JIS2種
・2015年5月発売
・実売価格 4.6万~5.6万円


アライ最高峰RXシリーズ
前作から新帽体の採用で大きくモデルチェンジ。
シールドの仕組みはスーパーアドシスIからVASとなり、シールド交換が楽になったり操作性が向上している点が大きい。
アウターバイザーのプロシェードにもオプションで対応。

本製品は所持していないが、兄弟製品にあたるアストラルXを所持しているので同等機能を簡単にレビューする。
・巻き込み風を低減するエアロフラップは非常に優秀で目が乾きにくい
・後付のESチンカバーVは立体構造で非常に高い整流効果を持ち口元が快適
・エアーチャンネルによる換気で走行中は顔面が快適
・ブローシャッターが改良されて顔面が快適
まとめると、顔がとても快適。ということだ。

高速道路を走る事が多い人や、サーキットでの走行も視野に入れている人におすすめ。



アライ アストラルX ハイエンドツーリングモデル


アストラルX全モデル4resize
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特徴/安全規格
・アウターバイザー標準装備
・上位製品向け素材 PB-SNC2帽体を採用
・静音性を重視した新型ディフューザーQVF
・シールドの曇りを軽減するエアーチャンネル
・曇りを軽減するピンロックシート(オプション)
・巻き込み風を低減するエアロフラップ
・エアフローを改善した後付ESチンカバーVを標準付属
・スピーカー設置の窪み有り
・全ての内装を取り外し可
・2015年から採用のVAS-Vシールドシステム搭載

・SNELL2015
・MFJ
・JIS2種
・2016年5月発売
・実売価格 4.6万~5.6万円

ツーリング特化は伊達じゃない
おそらくフラッグシップモデルではアライ初となるツーリング特化型。
基本的な構造はRX-7Xと同じでベンチレーションを一般走行レベルに適した形状に変更し、静音性も向上している。
実際のところ、VASシールドにかわったこともあってアウターバイザーの割りには静音性は高い。
プロシェードは見た目がかっこ悪いとの評判が多いけど、使ってみると半開のひさしとしての利用がとても便利で、直射日光を避けつつクリアな色で景色を堪能できる。

最上位の素材を使っているため高価だが、一年通してどんなシーンでも活躍できるのでおすすめ。
詳細はレビュー記事を参照してください。


アライ XD ゴストラッカー復活


arai_xd.jpg
特徴/安全規格
・オプションでアウターバイザー装着可
・普及価格帯のメイン素材 PB-cLc帽体を採用
・巻き込み風を低減する固定式エアロフラップ
・シールドの曇りを軽減するエアーチャンネル
・曇りを軽減するピンロックシート(オプション)
・エアフローを改善した後付ESチンカバーV(オプション)
・スピーカー設置の窪み有り
・全ての内装を取り外し可
・2015年から採用のVAS-Vシールドシステム搭載

・SNELL2015
・JIS2種
・2017年12月発売予定
・実売価格 4万~4.5万円

懐かしのトラッカー風デザイン
2000年頃に発売され、販売終了してから長らくたつゴストラッカーの後継とも言うべきXDが発売となった。
無骨な見た目にRX-7Xシリーズから始まる最新の機能を詰め込んで、現代的なモデルへ変貌している。
素材はベクターXと同じミドルクラス、機能はアストラルXと同じハイエンドとなっており、価格も少し高めだが見た瞬間に目を引くデザインで存在感がある。



アライ アストロIQ theスタンダード


アストロIQ全モデル3resize
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特徴/安全規格
・オプションでアウターバイザー装着可
・普及価格帯のメイン素材 PB-cLc帽体を採用
・巻き込み風を低減するエアロフラップ
・全ての内装を取り外し可
・2008年から採用のスーパーアドシスI シールドシステム

・SNELL2010
・MFJ
・JIS2種
・2010年11月発売
・実売価格 3.3万~4.3万円

フルフェイスの標準と言えばアストロ
ツーリング、街乗り、レースとマルチに使えるオールラウンダー。
形状、性能、機能、どれをとってもオーソドックスで迷ったらアストロにしておけばOK
内装は全て取り外しが可能で、頭の形に合わせて調整ができて洗うのも簡単。
巻き込み風を軽減するエアロフラップは非常に優秀。
一つ目のヘルメットに最適。
個人的にKALENの黒がすごく好きだったりする。



アライ ラパイドIR 伝統デザインモデル


ラパイドIR全モデル4resize
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特徴/安全規格
・オプションでアウターバイザー装着可
・普及価格帯のメイン素材 PB-cLc帽体を採用
・曇りを軽減するピンロックシート(オプション)
・巻き込み風を低減するエアロフラップ
・全ての内装を取り外し可
・2008年から採用のスーパーアドシスI シールドシステム

・SNELL2010
・MFJ
・JIS2種
・2013年2月発売
・実売価格 3.3万~4.3万円

アライで少し見た目を変えたい人におすすめ
基本的にアストロIQと構造は同じだが、口元がラパイド伝統の3本スリットだったりベンチレーションの形状が異なっている等、アライの中では見た目に特徴がある。
1980年代に峠小僧からWGP(現MotoGP)のトップを目指す漫画「バリバリ伝説」の主人公 グン がラパイドを被っていたが、未だにグン モデル(自家塗装)が流通している程、熱狂的なファンが多い。



アライ ベクターX VAS採用普及モデル


ベクターX全モデル4resize
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特徴/安全規格
・オプションでアウターバイザー装着可
・普及価格帯のメイン素材 PB-cLc帽体を採用
・アップ、前傾どちらでも効果の高い新型ディフューザー採用
・曇りを軽減するピンロックシート(オプション)
・巻き込み風を低減する固定ミニフラップ
・エアフローを改善した新型の後付ESチンカバーVを標準付属
・スピーカー設置の窪み有り
・全ての内装を取り外し可
・2015年から採用のVAS-Vシールドシステム搭載

・SNELL2015
・MFJ
・JIS2種
・2017年3月発売
・実売価格 3.5万~4.5万円

ツーリングとレースを普及価格帯で両立
安価な固定内装タイプのOMNIシリーズを引き継ぎ登場したVectorも、2010年頃に廃盤となってから途絶えていたOMNI Vectorシリーズ。
アストロ、ラパイドシリーズに先駆けてRX-7X/アストラルXと同じVAS-Vシールドと全パッド取り外し可能なFCS内装を採用して発売。
帽体はアストロIQやラパイドIRと同じ普及価格帯のPB-clc、ベンチレーションは前作Vector同様のフロント1つのタイプ。
アップ姿勢はもちろん、前傾時にも負圧を利用して喚起効率を高める工夫がされているので、幅広いポジション、速度域で効果を得られるとのこと。
アライ内でのグレードは、 
NR/HR < OMNI/Vector < Quantum/Profile < Astro/Rapide << RX7/ASTRAL
だったが、Vector-XはQuantumクラスになっているようだ。
まだ発売したてで価格が高めだけど、これでようやくVAS-Vシールドが普及価格帯で手に入るようになるので、これから購入する人はVector-Xがおすすめ。



アライ Quantum-J コスパ重視モデル


Quantum-J全モデル2resize
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特徴/安全規格
・オプションでアウターバイザー装着可
・下位製品向け素材 cLc帽体を採用
・曇りを軽減するピンロックシート(オプション)
・巻き込み風を低減する固定式エアロフラップ
・全ての内装を取り外し可
・2008年から採用のスーパーアドシスI シールドシステム

・SNELL2010
・MFJ
・JIS2種
・2012年1月発売
・実売価格 2.9万~3.9万円

必要最低限かつ十分な機能を備えた売れ筋モデル
アストロIQの廉価版だけど、ポイントはしっかり抑えコストパフォーマンスに優れている。
例えば上位製品はエアロフラップを引き出すことができるが、実際のところ格納した状態でも十分な効力を発揮するし、それでいて値段はアストロやラパイドより1割ほど安価。
グラフィックモデルが大量に発売されている点も大きなポイント。
アストロ同様、ヘルメットの標準的なポジションにいるので誰にでもオススメできる製品。



アライ HR innovation (山城オリジナル)


kbc-mart_hri_2resize.jpg
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特徴/安全規格
・オプションでアウターバイザー装着可
・下位製品向け素材 cLc帽体を採用
・曇りを軽減するピンロックシート(オプション)
・頬のみ内装を取り外し可
・2008年から採用のスーパーアドシスI シールドシステム

・SNELL2010
・MFJ
・JIS2種
・2014年2月発売
・実売価格 2.6万円

ローエンドでもSNELL2010取得
アライのグラフィックモデルを販売している販売店 山城が、アライからOEMを受けて販売している。
内装はチークパッドのみ取り外し可能で、エアロフラップが省かれ、ローエンド素材のclcが採用されている。
それでもSNELL2010を取得し、価格はアライ最安値。
アライで最も優れていると思うエアロフラップが省かれているので、高速を走るなら上位製品を選びたい。
逆に原付で安物ヘルメットを被っていた人には最適なステップアップ製品だと思う。



OGK kabuto


エアロブレード3とRT33で上位2社に接近していたが、2017年夏に発売されたエアロブレード5のできが良く、肩を並べられるところまできた感のあるOGK
勢いがありすぎてどこまで躍進するのか楽しみだ。

OGK FF-5V 渾身のサーキット向けモデル


ff5v全モデル2resize
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特徴/安全規格
・上位製品向け素材 ACT帽体を採用
・ウェイクスタビライザーによる空力特性の向上
・曇りを軽減するピンロックシートを標準付属
・巻き込み風を低減する後付ウィンドシャッターを標準付属
・全ての内装を取り外し可
・ワンタッチで着け外しが可能なSAFシールドシステム

・SNELL2010
・MFJ
・JIS2種
・2010年6月発売
・実売価格 3.3万~4.5万円

空力特性に特化したOGK最高峰モデル

OGKでは唯一SNELLを取得し、ウェイクスタビライザーで高速走行時の安定性を重視するなど、サーキットでアライ、SHOEIに迫るハイエンド製品。
ウィンドシャッターやピンロックシートを標準で付属しており、公道でも快適に使えるように配慮されている。
高速道路の走行が多い人におすすめ。



OGK RT-33 トータルバランス良好モデル


RT33全モデル3resize
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特徴/安全規格
・上位製品向け素材 ACT帽体を採用
・ウェイクスタビライザーによる空力特性の向上
・曇りを軽減するピンロックシートを標準付属
・巻き込み風を低減する後付ウィンドシャッターを標準付属
・全ての内装を取り外し可
・ワンタッチで着け外しが可能なPATシールドシステム
・超軽量カーボンモデル有り(RT-33R VELLIO 5.5万円)

・ECE22-05
・MFJ
・JIS2種
・2014年7月発売
・実売価格 2.9万~5.5万円

サーキットと公道の両立を目指したOGKの主力モデル
サーキット向けのFF-5V、超軽量エアロブレード5、ツーリング向けカムイの3製品はいずれも極端に特化させることでピンポイントにユーザーニーズを満たして大きく評価をあげてきたOGKが満を持して投入した製品がRT-33だ。
自信がついたからスタンダードな製品でアライ、SHOEIに挑もう!という姿勢が見て取れる。
ただ、1点だけここだけはという特徴は、EUの最高規格 ECE22-05を取得し明記していること。
EU販売モデルと同じと思われ、SHARPテストも5点中4点と高評価を得ている事は心強い。
尚、エアロブレードほどではないけどZ7と同じくらいの重さのようなので、安全性と軽さを両立している点はすごい。



OGK エアロブレード5 軽くて静か!打倒 王者Z7の本命


エアロブレード5全モデルresize
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特徴/安全規格
・超軽量フルフェイス
・上位製品向け素材 ACT帽体を採用
・ウェイクスタビライザーによる空力特性の向上
・曇りを軽減するピンロックシートをオプションで用意
・巻き込み風を低減する後付ウィンドシャッターを標準付属
・全ての内装を取り外し可
・シェルをサイズごとに4つに分けフィッティングを強化
・ワンタッチで着け外しが可能なDAFシールドシステム
・顎紐は着け外ししやすいマイクロラチェット式

・JIS2種
・2017年6月発売
・実売価格 2.7万~3万円

軽さと静かさを両立させたツーリングモデル
OGKの躍進を支えたエアロブレード3が6年ぶりにモデルチェンジ。
4が飛ばされたのはマイナーチェンジではなく、フルモデルチェンジを意味してるとのこと。
旧製品の欠点をことごく解消し、シールドのちょい開け(デミスト)、静音化、密閉性向上で隙間風をブロックするなど、着実に改良が進んでいる。
重量は1400g程度で前作より100gほど重くなったが、それでもZ-7とほぼ同じで最軽量モデルに恥じない重量だ。
性能だけならZ7と同等、価格を考慮すればZ7を上回っていると思う。



OGK KAMUI 2 格安インナーバイザー付き


kamui2全モデル2resize
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特徴/安全規格
・インナーバイザーを採用
・下位製品向け素材 TPS帽体を採用
・ウェイクスタビライザーによる空力特性の向上
・曇りを軽減するピンロックシートをオプションで用意
・巻き込み風を低減する後付ウィンドシャッターを標準付属
・全ての内装を取り外し可
・ワンタッチで着け外しが可能なPATシールドシステム
・顎紐は着け外ししやすいマイクロラチェット式

・JIS2種
・2015年9月発売
・実売価格 2.2万~2.5万円

インナーバイザーでツーリングにも街乗りにも活躍
コストのかかるインナーバイザーを採用しながら2万円台前半と圧倒的な安さが魅力。
ウィンドシャッターも付属しているので、迷ったらこれ一つ持っておけば何でもこなしてくれる便利な製品。
安全規格がJIS2種のみとやや劣るものの、価格と機能を考えれば非常に魅力的だ。
OGKは顎紐にラチェットバックルを積極的に採用しており改良が進んでいるので、Dリングに慣れた人でも使い心地は悪くないと思う。


OGK FF-R3


FF-R3全モデルresize
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特徴/安全規格
・下位製品向け素材 TPS帽体を採用
・全ての内装を取り外し可
・ワンタッチで着け外しが可能なC-1Kシールドシステム
・顎紐はワンタッチバックル

・JIS2種
・2010年4月発売
・実売価格 1.4万円

メジャーメーカー最安フルフェイス
なんと実売1.4万円。
ホームセンターのフルフェイスを被るくらいならもう少し出して、本製品を選んでみてはいかがだろうか。
OGKというネームバリューと信頼性を考えれば、ウインドウシャッターやピンロックシートが取り付けできなくても十分価値があると思う。
本格的にツーリングをするには不便なことが出てきてしまいそうなので、メジャーメーカーを試したい場合や近場用サブヘルメットにもってこいだ。




ジェットヘルメットの紹介


各メーカーそれなりの数を揃えており、フルフェイス並みに力を入れていることがわかる。
ちょい乗りからツーリングまで幅広い守備範囲なので、それらにあわせた豊富なラインナップが魅力。


SHOEI



SHOEI J-FORCE4 高性能ジェット


mainimg.jpg
特徴/安全規格
・普及価格帯のメイン素材 AIM帽体を採用
・密閉性もメンテナンス性も良好なCJ-2シールドシステム
・曇りを防ぐCJ-2 PINLOCK EVO lensを標準付属
・全ての内装を取り外し可
・スピーカー設置の窪み有り

・JIS2種
・2015年1月発売
・実売価格 3.5万~4.3万円

空力性能を向上させたスポーツジェット
SHOEIのベースモデル。
ジェットながらスポーツ性に振っており、空力性能を向上させて高速走行もこなせる設計になっている。
重量は1300g程度でジェットの中では標準的。
シールドシステムはフルフェイス同様に密閉性が高く、ロック機構により不意なシールド開放を防ぐ仕組み。
高速走行の多い人でジェットを選びたい人に最適。



SHOEI J-Cruise バイザー付きジェットの火付け役


JCruise.jpg
特徴/安全規格
・インナーバイザーを採用
・普及価格帯のメイン素材 AIM帽体を採用
・密閉性もメンテナンス性も良好なCJ-2シールドシステム
・曇りを防ぐCJ-2 PINLOCK EVO lensをオプションで用意
・全ての内装を取り外し可
・顎紐は着け外ししやすいラチェット式
・スピーカー設置の窪み有り

・JIS2種
・2012年9月発売
・実売価格 3.3万~4万円

バイザー付き快適ジェット
ラチェットとインナーバイザーで普段使いの快適性を高めたモデル。
発売以降爆発的な売れ行きで、インナーバイザーを世に広めた名品。
ツーリングから買い物まで幅広く活躍する。



アライ



アライ SZ-RAM4 スポーツモデル


SZRAM4.jpg
特徴/安全規格
・普及価格帯のメイン素材 PB-cLc帽体を採用
・全ての内装を取り外し可
・高速走行向けディフューザー
・スーパーアドシスZR シールドシステム

・SNELL2010
・JIS2種
・2011年6月発売
・実売価格 3.3万~4万円

高速走行で本領を発揮
RX-RR5譲りのベンチレーションを採用し、高速走行時に効力が高くなる仕組み。
フルフェイスは圧迫感があって嫌だけど、高速道路はたくさん利用したいという人におすすめ。



アライ MZ 防御性重視


MZ10.jpg
特徴/安全規格
・普及価格帯のメイン素材 PB-cLc帽体を採用

・全ての内装を取り外し可
・ロングチークガードで防御性能を向上
・高速走行向けディフューザー
・スーパーアドシスMZ シールドシステム

・SNELL2010
・JIS2種
・2010年3月発売
・実売価格 3.3万~4万円

ツーリング向けジェット
頬の防御範囲が広く安全性が高く、高速走行向けのディフューザーを採用。
ジェットの中ではツーリング向けの特色を持つ。
被り心地は顎部分を広く覆うことでフルフェイスに近く、安心感が高い。
MZ、MZ-Fはベンチレーションの違いのみ。
CT-ZはMZ-Fのシールドを日よけバイザーに変更したモデルでそれぞれ互換性があり、後から日よけバイザーを取り付ける事も可能だ。



アライ MZ-F 防御性重視


mzf50.jpg
特徴/安全規格
・普及価格帯のメイン素材 PB-cLc帽体を採用
・全ての内装を取り外し可
・ロングチークガードで防御性能を向上
・スーパーアドシスMZ シールドシステム

・SNELL2010
・JIS2種
・2011年4月発売
・実売価格 2.9万円

MZのベンチレーション違い
ベンチレーションを中低速向けにすることで公道に適した速度域で効力を発揮。
基本はMZと同じなので、高速道路が多ければMZ、そうでなければMZ-Fという選び方になる。



アライ CT-Z 日よけバイザー付き


ctz55.jpg
特徴/安全規格
・普及価格帯のメイン素材 PB-cLc帽体を採用
・全ての内装を取り外し可
・ロングチークガードで防御性能を向上
・日よけバイザーを装備
・CT-M シールドシステム

・SNELL2010
・JIS2種
・2012年5月発売
・実売価格 3.3万~4万円

ツーリング向けジェット
MZ-Fをベースに日よけバイザーを装着した、アライにしては珍しい異型モデル。
プロシェードのできが良いので本製品のバイザーも風圧の影響は受けにくいよう調整されていると思われるが、風切り音はどうしても大きくなるので高速道路が多い場合には不向き。
下道でのんびり走る分にはとても便利そうだ。
気に入らなければシールドベースから交換してMZ-Fに変更可能なので、お試しの気持ちでもOK



アライ SZ-G スタンダードジェット


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特徴/安全規格
・普及価格帯のメイン素材 PB-cLc帽体を採用
・頬のみ内装を取り外し可
・スーパーアドシスZR シールドシステム

・SNELL2010
・JIS2種
・2013年2月発売
・実売価格 2.7万円

固定内装の廉価モデル
RZ-RAM4から中低速向けのベンチレーションに、頭部内装を固定式に変更。
固定式内装の利点はサイズさえあえば被り心地が良いこと。
MZ-Fと金額差があまりなく、頬の防御範囲を考えると悩ましいところ。



OGK kabuto



OGK ASAGI 格安インナーバイザー付きジェット


OGK_ASAGI555.jpg
特徴/安全規格
・インナーバイザーを採用
・下位製品向け素材 TPS帽体を採用
・ウェイクスタビライザーによる空力特性の向上
・曇りを軽減するピンロックシートをオプションで用意
・全ての内装を取り外し可
・ワンタッチで着け外しが可能なPATシールドシステム
・顎紐は着け外ししやすいマイクロラチェット式

・JIS2種
・2014年12月発売
・実売価格 2万円

J-Cruiseの対抗馬
OGKらしく2万円前後と安価な割りに、各部の品質はそこそこ良い。
バイザーのレバー位置が悪く、インカムはぎりぎりまで前方にずらして設置する必要がある。
それを除けば概ね満足できる機能、品質なので、J-Cruiseほど予算に余裕がない場合は本製品でも十分満足できるレベルにあると思うのであわせて検討してみて欲しい。



OGK AVAND2 スタンダードジェット


avand2_55.jpg
特徴/安全規格
・下位製品向け素材 TPS帽体を採用
・ウェイクスタビライザーによる空力特性の向上
・曇りを軽減するピンロックシートをオプションで用意
・全ての内装を取り外し可
・ワンタッチで着け外しが可能なPATシールドシステム
・顎紐は着け外ししやすいマイクロラチェット式

・JIS2種
・2012年3月発売
・実売価格 1.7万円

ホムセンメットからのステップアップに
小型軽量でスクーターのメットインにも入れやすく、普段使いに最適なモデル。
前モデルを持っていたけどギミックはなくてもそれなりの品質で安心感があるので、ホームセンターヘルメットからステップアップした場合に十分高級感を味わえ。
購入に迷ったならとりあえずAVAND2を選べばOKだと思う。



OGK AFFID-J アウターバイザー付き


affid_J555.jpg
特徴/安全規格
・アウターサンシェードを採用
・下位製品向け素材 TPS帽体を採用
・全ての内装を取り外し可
・顎紐は着け外ししやすいマイクロラチェット式

・SG規格
・2014年1月発売
・実売価格 1.4万円

サンシェード以外は優秀
帽体やその他の品質は値段の割りにかなり良いのに、ウリのサンシェードはくすみがあっていまいち。
惜しい。
あと7000円出せば上位のASAGIが買えるので、予算に余裕があるならASAGIをおすすめする。



OGK VENIRE


venire55.jpg
特徴/安全規格
・アウターサンシェードを採用
・下位製品向け素材 TPS帽体を採用
・顎紐はワンタッチバックル式

・SG規格
・2011年6月発売
・実売価格 8000円

ホムセンメットの上位製品
ホームセンターに並ぶ製品の中では高級品。
残念ながら1サイズしかない。
ヘルメットはサイズ選びが重要だと考えているので、サイズが少しでも合わないと思ったなら諦めてAVAND2やASAGIを検討しよう。




システムヘルメットの紹介


アライはSNELL重視でSNELLはシステムヘルメットを許容してないため該当製品無し。
SHOEIとOGKのみとなる。
唯一、SHOEIのNEOTECは顎の部分が防御性能を兼ねられるような構造となっており、他の製品は顎の部分の防御性はうたわれておらずジェット同等と考えられる。
防御性能も欲しいなら高価ではあるがNEOTEC一択だ。


SHOEI


最高級にして最先端の機能を盛り込んだNEOTECはおすすめ。

SHOEI NOTEC 全てを盛り込んだ多機能モデル


neotec1.jpg
特徴/安全規格
・チンガードはフルフェイス並みの防御性能
・インナーバイザーを採用
・上位製品向け素材 AIM+帽体を採用
・曇りを防ぐPINLOCK EVO lensを標準付属
・巻き込み風を軽減する後付けチンカーテン Fを標準付属
・全ての内装を取り外し可
・顎紐は着け外ししやすいマイクロラチェット式
・スピーカー設置の窪み有り

・JIS2種
・2012年4月発売
・実売価格 4.5万~5.6万円

価格と重量以外の全てを兼ね備えたハイスペック
Mサイズで1700g程度と重いが、バイザーとチンオープンが可能な機構を備えていることを考えれば軽い。
※アライは1550g程度、Z-7は1350g程度。
特徴はなんといってもシステムヘルメットで唯一、チンカバーではなくチンガードと呼び、顎部分の防御性を売りにしている。
実際のところフルフェイスよりは劣るけど、それに順ずるレベルにあるということらしい。
インナーバイザーまで備えているので本当にフル装備だ。
システムヘルメットが欲しいけど防御性能も極力高くしたいという人におすすめ。



OGK kabuto


高級品のIBUKI、中価格品のKAZAMI、低価格品のAFFIDとなんと3ラインナップという布陣。
力を入れているとおり、製品も特徴があって気合が入っているので検討の価値あり。

OGK IBUKI 妥当NEOTECの急先鋒


IBUKI1.jpg
特徴/安全規格
・インナーバイザーを採用
・上位製品向け素材 ACT帽体を採用
・ウェイクスタビライザーによる空力特性の向上
・曇りを軽減するピンロックシートを標準付属
・巻き込み風を低減する後付ウィンドシャッターを標準付属
・全ての内装を取り外し可
・顎紐は着け外ししやすいマイクロラチェット式

・SG規格
・2015年5月発売
・実売価格 3.5万~4.1万円

NEOTECに迫る性能と品質を低価格で
OGK最高級製品。
それもそのはず、NEOTECに照準をあわせて開発されており、OGKの中ではトップクラスの品質。
唯一スペック面で劣るのは顎の防御性能。
本製品は防御性はうたっておらずあくまでカバーであるということだ。
手に持った限りではかなり重いので、重さと顎の防御性を気にしなければ良い製品だと思う。



OGK KAZAMI お手軽でも堅実


KAZAMI555.jpg
特徴/安全規格
・インナーバイザーを採用
・下位製品向け素材 TPS帽体を採用
・ウェイクスタビライザーによる空力特性の向上
・曇りを軽減するピンロックシートをオプションで用意
・巻き込み風を低減する後付ウィンドシャッターを標準付属
・全ての内装を取り外し可
・顎紐は着け外ししやすいマイクロラチェット式

・SG規格
・2016年7月発売
・実売価格 2.7万円

売れ筋標準モデル
2万円台後半でフル装備のシステムヘルメット。
IBUKIと比べると各部の品質が少し低めで、帽体が下位製品向けのTPSとなっている。
重さはほぼ同じ1800gでNEOTECより100g程度重い。
その分、実売2.7万円とシステムヘルメットではかなり安い。
デザインが特徴的で2色構成となっており、すごくザクっぽい。
好き嫌いの分かれるところだけどこういう遊び心がOGKの良いところ。
風切り音が大きめで、口元へのベンチレーションが無いせいで篭り気味だけど、価格を考えれば大健闘。
システムヘルメットなら、NEOTECかKAZAMIの2択だと思っている。


OGK AFFID 激安!


affid566.jpg
特徴/安全規格
・アウターバイザーを採用
・下位製品向け素材 TPS帽体を採用
・巻き込み風を低減する後付ウィンドシャッターを標準付属
・全ての内装を取り外し可
・顎紐は着け外ししやすいマイクロラチェット式

・SG規格
・2013年9月発売
・実売価格 2万円

激安システムヘルメット
なんと2万円でアウターバイザー付きという圧倒的な低価格が武器。
兄弟製品となるジェットのAFFID-Jを持っているけど、アウターバイザーの品質がいまいちな事を除けば、価格の割りに物は良い。
もう少し出してKAZAMIを選びたいところだけど、予算が限られるならAFFIDを購入しても良いかなと思う。

以下の記事は兄弟製品のAFFID-Jになるが、参考になると思うので参照していたきたい。



ヘルメット購入のついでにインカムも


インカムは全メジャーメーカーを試してきたけど、ヘルメットはまだまだだなぁと思いつつ本記事を書きました。
これから少しずつ気になる製品を購入して試していく予定です。
本記事のついでにインカムの記事も見ていただければ、新しいバイクライフがより楽しいものになると思います。
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OGK ASAGIレビュー!インナーバイザー付きジェットは街乗りに最適

OGK ASAGIとアヴァンドの比較
2015年に発売されたOGK kabutoのASAGI
ツーリングはフルフェイス、ちょい乗りはジェットと使い分けていて、OGK AVAND(1の古いほう)を愛用していたのだけど、街乗りこそバイザー付きだ!と思い買い替えを決意した。


ASAGIの特徴


■インナーバイザー付き
側面のレバーでインナーバイザーが出たり引っ込んだりする。
これのおかげで昼も夜も快適!
ただレバーの場所が悪い。
インカムつくのか?これ。

■コスパに優れる
OGK全般に言えることだけど品質/性能の割に安い。
ソリッドモデルで1.7万円、グラフィックモデルで1.9万円。
コスパの観点ではかなりすぐれている。

■ウェイクスタビライザーで高速走行も安定
空力特性がすごく考えられているらしい。


上記3点を重点的に見ながらレビューしていきたい。
なお、OGKで同様のコンセプトとなるアフィードのレビューもあわせて参照していただきたい。

■アフィードのレビューはこちら
OGK アフィードJのレビュー



外見確認


正面


OGK ASAGIの前面
シールドの長さは標準レベル。
AVANDと同じくらい。
アライのSZシリーズなんかはシールドがかなり長くて、顎までしっかりと覆うらしい。
ただ僕が使う分には短いとは特に思わないかな。



OGK ASAGIのベンチレーション
ベンチレーションは一か所で開閉は前後スライド式。
やや硬くて操作しにくい。



DSC00755.jpg
左のレバーを後ろにスライドするとインナーバイザーが降りてくる。
インナーバイザーは鼻のあたりまでなので、全面がスモーク状態になるわけではなく下1/4くらいがスモーク無し。
最初これが気になるかと思ったけど意外と大丈夫。
ただし、インナーバイザーは鼻の部分がカットされたような形になっており、これがちょっと曲者。


OGK ASAGIのインナーバイザー確認
正面を見ている時は問題ないが、ナビやメーターを見るために少し目線を下げると片目はバイザーにかかって、片目はバイザーにかからず、左右で明暗のバランスが崩れてしまう。
利目を考慮してナビの位置左右に調整すれば改善するので、気になる人は調整してみるといいだろう。
メーターはどうしようもないかな。
まぁこれも慣れれば問題ない程度だけど。



OGK ASAGIのインナーバイザーの視界確認
超広角のウェアラブルカメラを突っ込んで実際の目線に近い写真をとってみた。
メーターやナビはスモークがかからず見えやすいというレビューもあるけど、個人的には眩しさを感じることがあるのでメリットだとは思わない。
インナーバイザーで全体を覆うのは構造上難しいので仕方ないところだ。
スモーク具合はアライのスモークとほぼ同じで、適度な透過率かつ色も素直なグレーで違和感が少ない。

シールドの品質は非常に良好で歪みが少ない。
逆にインナーバイザーはいまいちでそこそこ歪みがあり、気にしてみると結構気になってしまう。
KAZAMIはシールドもインナーバイザーもいまいちだったことを考えるとマシだけど、もう少しがんばって欲しいところ。
KAMUI2はかなり品質が良かったので、ちょっと製品によってバラツキが大きすぎるのではないかと思う。



側面


DSC00768.jpg
左側の下にインナーバイザー用のレバーがあるのだが、なんでここにしたかなぁ?
これだけインカムが普及しているというのに、インカムの取り付け位置にどうどうとレバーを配置。
とっても残念な仕様だと思う。
実際にインカムの取り付けが可能かは次の項目でチェックする。

後ろ=バイザーが降りる 前=バイザーが上がる なんだけど、前後のスライドというのはわかりにくい。
上下なら直感で、下にすればバイザーが上がり、上にすればバイザーが下がる。とわかりやすいんだけどな。

レバーそのものの動きは良くて、前後のスライドという事を除けば操作性は良好。
レバーの飛び出しが少ないのは風切り音を考慮してのものだと思う。



背面


DSC00770.jpg
高速走行時に気流を安定させるというウェイクスタビライザーのでっぱりが特徴。



DSC00770 - コピー
ベンチレーションは前後のスライド式。
前と同じでやや硬め。
アライは雨の日は排気側だけは開けられるように穴の上部を覆っているのに対して、ASAGIは直で中が見える状態なので雨の日は閉じるしかなさそう。
排気側だけ開けても大して効果が無いのでどっちでもいいけど、閉め忘れで濡れるのだけは注意が必要かな。



底面


OGK ASAGIの内装
とっても普通な形で特別な何かは無いけど、顎紐はOGK特有のマイクロラチェットバックル。
AVANDは普通のバックルで、その後からこのマイクロラチェットバックルへ移行している。


OGK ASAGIのバックル
使い方は簡単で、プラスチック部分を挿しこんで、好きな場所で止めるだけ。
ちょっとプラスチック部が首にあたって違和感があるけど慣れの範囲。


DSC01041.jpg
外す時はこの部分を引っ張るだけ。
するっと抜けてくれるので、気楽に被ったり脱いだりできる。



内装


DSC01033.jpg
頭部、頬、顎紐の3つが付け外し可能。
※写真にはうつってないけど顎紐部分は別途外れます。
値段の割にはがんばっているほうかな。



DSC01034.jpg
外すとベンチレーションで取り込んだ風を流すように堀がある。



耳の部分は特にスピーカーを仕込めるような工夫はないが、スペースに余裕はあるので取り付けは可能。
設置場所はちょっと悩ましくて、チークパッドに1/3ほど潜り込ます位置で、両面テープで張り付けるとちょうど良かった。




アヴァンドと大きさの比較


OGK ASAGIとアヴァンドの大きさ比較
OGK ASAGIとアヴァンドを上からみた時のサイズ
AVANDはバイザー無しのジェットとして標準的な大きさ。
インナーバイザーがついた分、額のあたりが一回り大きくなっている。
特に前後長はかなり長くなっており、スクーターのメットインに入るか微妙な感じ。


被り心地はやや重めだけど普通のジェット



手に持った瞬間に「ちょっと重いな」と思った。
ジェットは軽いという思い込みがあるので余計に重さを感じてしまう。
計測した重さは以下のとおり。
全てMサイズで僕はだいたいサイズがあっている状態だ。

■アストラルX(グラフィック) 1625g
 ※プロシェード外してノーマルシールドの場合 1559g
■アストロTr 1500g
■Z-7(グラフィック) 1381g
■KAZAMI 1808g
■ASAGI(グラフィック) 1499g ※ジェット
■アヴァンド(グラフィック) 1320g ※ジェット



サイズ感はアヴァンドとほぼ同じ。
OGKは左右を少し広げる内装が用意されており、横幅の広い人向けに調整できるようになっている。
僕は後頭部の左右がちょっとライナーにあたる感じがあるけど、パッドが馴染めばちょうどよくなる。

頭の形次第なところがあるけど、同じMサイズでも、
kazami>>アストラルX=アストロTr>Z7>ASAGI=アヴァンド という感じ。

僕はアストラルXからアヴァンドまでMでOKだけど、人によっては1サイズかわるかもしれない。

ASAGIのシェルはXS~Lが小さい帽体、XL~XXが大きい帽体の2シェル。
Mサイズできついなら内装交換でLサイズになるし、内装がわりと安価なので気軽に調整できるところは◎




シールドの付け外し


OGK ASAGIのシールド交換方法
シールドの構造ははOGKの標準的なタイプでAVANDと同じ構造。
ただしシールドそのものは直径が異なるため互換性はない。
シールドを上げた状態でシールドにあるボタンを押して上にずらすだけ。
すごく簡単。



OGK ASAGIのシールド取り付け方法
取り付けはシールドをホルダーの位置にあてがって、下にずらすとパチン!と音がして綺麗にはまってくれる。




シールドホルダーの品質がイマイチ


購入したASAGIはシールドの動きが良すぎて全開にした状態で頭を上下にふるとすぐにシールドが下がってきてしまう。
軽くうなづいただけでほぼ全閉まで下がってくるので、非常にストレスを感じる。
AVANDではそんなことは無かったのでASAGI特有か品質のバラツキか?


気になったらレッツ調査!
近所のバイク用品店に行き展示品を確認したところ、ホールド力が弱いものと強いものが混在していることがわかった。
品質のばらつきが大きいらしい。
お客さんの手元にとって体感してもらうための展示品でここまで差があるのはいかがなものだろうか。


■OGKのサポートに電話してみた
ASAGI担当の女性の方にかわり、状況を伝えると初期不良の可能性があると示唆しつつ以下の提案をいただいた。

①シールドを外してグリスをふき取ると直るかもしれない。
②時間に余裕があればOGKで見るのでヘルメットをに送ってください。(着払いでOK)
ホルダー部分が不良品の可能性があります。



対応してくれた方は終始丁寧で好印象。
グリスのふき取りもやり方がわからなければ送ってもらえればOGKで調整します。とのこと。


長年愛用しているので悪く言いたくはないけど、アライのサポートとは大違い。
こういう姿勢だから、OGKが躍進してアライのシェアが落ちたんじゃないでしょうか。
気になる方は以下の記事もご参照ください。

■アストラルXレビュー記事
アライ アストラルX(ASTRAL-X)レビュー ツーリング特化は伊達じゃない!



で、結局どうしたか。
実は電話する前にホルダーまわりの掃除やらなんやらは既にしていて、グリスはほとんどついてないことを確認済み。
送ってもいいけどちょっと面倒だなぁと思って、AVANDと同じならAVANDのホルダーを付け替えたらどうなるんだろう?
ホルダーの問題かシールドの問題か、自分で切り分けてみよう!とやってみた結果。

やっぱりホルダーの問題だった。
もともとAVANDのシールドの動きは少し悪かったけど、そんなもんだろうと思って使っていた。
それをAVANDとASAGIで交換したところ・・・・

AVAND→ちょうど良くなった
ASAGI→ちょうど良くなった


結果オーライ!
もうこれでいいや!


OGK ASAGIのシールドホルダー調整
せっかくなのでホルダーの調整手順。
プラスドライバーでホルダーの二箇所のネジをゆるめて、左右上下にずらしながらシールドの上部がヘルメットの淵と密着するように調整する。
ジェットの場合は完全に密着してなくてももともと巻き込み風がたくさんあるので隙間風はほとんど気にならないが、密着させておくとシールド内側へ雨が入ってこなくなるので、一度調整しておくといいだろう。




インカムの取り付け



シェルとライナーに隙間はあるけど、はまる部分の真上にバイザーのスイッチがきてしまう。
前方にずらすとシェルとライナーの隙間がなくクリップタイプは取り付け不可。
インカムによってクリップが使えたり使えなかったりするので試してみた。


SB5X


OGK ASAGIにSB5Xを取り付け
ぎりぎりだけどクリップタイプで取り付けができた。
なんとかレバー操作も可能。
ただすぐ近くにアンテナがあるので、レバー操作時にアンテナを折ってしまわないか不安だな。
SB4Xもほぼ同じ構造なのでクリップ式で取り付けはできそう。


OGK ASAGIにSB5Xのベースを取り付け
下から見るとこんな感じ。
B+comのクリップは非常に細いのに強度があるので取り付けしやすくていいね。



SENA 20S


OGK ASAGIにSENA 20Sを取り付け
SENAのクリップは厚みがあるので取り付け不可。
仕方なく両面テープで取り付けてみた。
なんとかスイッチ操作できるけど、やっぱりアンテナを壊しそうで怖い。
B+comより上下に大きいのでかなり威圧感があるw
アンテナを立て忘れていたので、赤の線でアンテナのラインを引いている。


インカムについてはこちらの記事もご参照ください。

重くて大きくなってもバイザーのメリットが上回る


OGK ASAGIを被ってバイクにまたがる

バイクにまたがった感じでは、帽体が大きくなったような印象は受けない。
もとがすっきりしているジェットだから当然っちゃぁ当然かな。
デザイン的にも白黒赤(キャンディーレッド系)でスマートな感じなので、スポーツバイクに合わないことはない。
まぁこれでVFRに乗るつもりは無いけど。

さて走ってみた感想は・・・


■基本性能は平凡
すごくうるさいということもなければ、特別に静かということもない。
ベンチレーションはあまり効いてなくて、ほんのり涼しい程度。
高速走行時はジェットにしては安定性があるかな?
ウェイクスタビライザーの効果かもしれないけど、プラシーボの可能性もふんだんにあるw



こういった基本性能は良くも悪くもなく特徴がないんだけど、むしろ、1万8000円程度で飛びぬけて悪い点が無いというのは頑張っている証拠だと思う。
しかしそんな程度の製品ならここまで売れてないだろう。


■インナーバイザーは素晴らしい

鼻の部分がえぐれているせいでナビやメーターが少し見づらいという欠点はあるが、とにかく便利!
昼に出発した時はバイザーを下してスモークにし、帰りは夜になってバイザーをあげて走行するような感じ。
ツーリングなら途中でシールドを替えるけど、街乗りではわざわざシールドを持ち歩いてもないし、持ってきていても面倒でまずやらないしね。
昼か夜かどっちか我慢していたのに比べると遥かに快適。



長距離でも使えるけどやはりASAGIの本領は街乗りで発揮される。
インナーバイザー付きでこの価格、この性能はコストパフォーマンス抜群。
10年前に比べるとOGKも少しずつ高価格帯へシフトしてきているけど、2万円前後の中価格帯で頑張ってほしい。

ASAGIは今のOGKらしい良さが良く出ており、迷わず買いと言える製品だ。

色は単色モデルが1.7万円、グラフィックモデルが1.9万円と価格差が非常に少ない。
グラフィックは全般的に無難にかっこいいモデルが多いので価格差を考えれば迷わず手が出せるのはOGKのありがたいところ。


あ、でもシールドホルダーの品質は改善して欲しいけどね。
あとショップに並んでいる展示品を営業さんは一度チェックしたほうが良いと思う。
シールドのホールド性が悪くて落ちてくるやつだけを被ったら、買わないんじゃないかな?


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OGK KAZAMIのレビュー!格安フル装備システムヘルメットの使い心地

OGK kazamiのレビュー

何かスイッチが入ってしまった怒涛のヘルメットレビュー 第三弾!
2016年7月に発売されたOGKのシステムヘルメット KAZAMIを購入したので書き留めておく。


OGKはジェットのアヴァンドを4年前に購入して以来、OGKも悪くないね。という印象を持っていた。
15年くらい前はアライかショウエイの2択だったが、ここ数年でOGKの品質、性能が飛躍的に向上しており、そろそろジェット以外の何かを試してみたいと思っていたところに発見。
システムヘルメットってショウエイのネオテックが有名だが、ちょっと被ってみたいというにしては4万円は高い。

対してKAZAMIはインナーバイザーまで装備して28000円という激安っぷりに惹かれて購入してみた。
前モデルなのか、上位なのか微妙な位置にいるイブキと比べて、5000円近く実売価格を下げた上に各部のブラッシュアップが行われており、OGKの本気が見て取れる。

正面


OGK kazamiの正面画像

見た目はザクだ。
正面だけじゃなく360度ザクを髣髴とさせる。
購入したのは赤なのでシァア専用ってところか。



OGK kazamiのインナーバイザーレバー位置

インナーバイザーは左下のレバーで操作できるようになっており上げ下げはやりやすい。
すいすいとストレスなく動いてくれる。





OGK kazami 頭部のベンチレーション

ベンチレーションは頭部と口元の2箇所で、どちらも全開、全閉のどちらか。




OGK kazami 口元のベンチレーション

口元のベンチレーションは顎のほうに抜けるような仕組みになっておらず、シールドの曇りを取る方向にだけ出ている。
顎のほうにも抜けるくらいやってくれても良かったな。





DSC00817.jpg

黒のプラスチック部分がアクセントになっており、ザクである。




後ろ


DSC00693.jpg

後部のベンチレーションは開閉式ではなく常時開きっぱなし。
わかりにくいけど、黒いプラスチック部分の左右に小さな穴がある。



底面


OGK kazamiのラチェットバックル

一般的なDリングではなくOGKでは主流のラチェットバックルとなっている。
着ける時は単に差し込むだけ。
ガチガチと段階式で入っていくのでちょうど良い締め具合のところで止めれば良い。


バックルの外し方

外すときは赤い紐の部分を引っ張ると抜けるようになっている。
被ったときに首元にプラスチック部分が当たるので少し違和感がある。
着け外しは楽なので短距離走行を繰り返すにはいいけど、ツーリングでは恩恵を受けにくいのでDリングのほうが適しているかなと思う。



OGK kazamiのチンオープン方法

顎の部分には巻き込み風防止のフラップがついている。
外したり引っ張り出したりは出来ないが、これだけでも十分な効力を発揮しそう。

顎の先端の赤いレバーを引っ張るとチンオープンとなる。
動作はスムーズで引き上げるのに力は要らない。




DSC00706.jpg

引き上げると頬の部分にチン部分を引っ掛ける金具がある。



内装はよくがんばっている


OGK kazamiの内装

OGK kazamiの内装を取り外す

この価格にしてこれだけ取り外しができるのはなかなかがんばっている。
各種パッドも安めなのでサイズ調整もしやすい。




DSC00716.jpg

内装を外した帽体。
頭部に風を流すための堀がある。






OGK kazamiにインカムのスピーカーを埋め込む

耳にはスピーカーをつけるくぼみがあるのだが・・・・直径が小さい。
ショウエイと同じでB+comのオプション スピーカーNeo以外は全然はまってくれない。
SENA 20S、SB5Xの純正はどちらも微妙にだめだった。
とは言え、耳の部分に隙間はそれなりにあるので適当にくぼみをクッション両面テープとかマジックテープとかでうめて取り付ければOK
うーん、結局のところこのくぼみ、あんまり意味ないんじゃない?




シールドの着け外しは簡単だけど、シールドの歪みが多め


OGKのシールド交換方法

OGKのシールドシステムはよく考えられており、シールドを全開にした状態でレバーを引くとかぱっと外れる簡単設計。
イメージ的にはショウエイとほぼ同じ。



シールド交換方法2

取り付けは上部のほうを先にはめて、下部を押し込めばカチっとはまるようになっている。
とっても簡単!



DSC00820.jpg

シールドの品質はいまいちだ。
写真ではわからないが、少し波打っている感じがする。
アヴァンドやASAGIではそうでもないので、KAZAMI特有なのかな?
ただ走っている分にはそれほど気にならないレベル。
インナーバイザーは取り外しできなさそうな感じがするけどうどうなんだろう。




インカムの取り付け


OGK kazamiにSB5Xを取り付け

帽体に隙間があるのでクリップタイプで取り付けが可能。
SB5Xはクリップが薄いので取り付けやすい。
バイザー用のレバーとアンテナが干渉するかと思ったけどなんとか大丈夫。




DSC00800.jpg

マイクはアーム式がありまり好きではないので、ワイヤータイプをチークパッドに埋め込んでいる。





OGK kazamiにSENA20Sを取り付け

SENA 20Sのクリップタイプは分厚いので少し手間取ったが、なんとか取り付けは可能だ。
まぁだめなら両面テープでいいんだけど、個人的にはクリップタイプのほうが好き。
アンテナもなんとかレバーと干渉せず取り付け可能。


インカムについてはこちらの記事もご参照ください。

被り心地はジェットに近い


KAZAMI10.jpg

公式の写真はこう。
シャアかと思うようなイケメンが被ればさまになる。
しかし諸君!
現実はこうだ!
イケメンが被らなければこうなるということをよく見ておくがいい!




OGK kazamiを被る

マクベ

シャアなんて幻想は捨てて、マクベにでもなれたら幸運なほうだろう。
というか、アゴがなくなるくらい太ってるのがショックだ。



OGK kazamiインナーサンシェードを下ろす

チンオープンした状態でインナーサンシェードを下ろすこともできる。
なかなか怪しい感じだけど。




DSC00722.jpg

インナーサンシェードと目の間は結構余裕があって、メガネをつけたままでも問題なし。
またメガネスリットがちょうどよくて、テンプルを適度に圧迫してくれるので、どんな位置でもそれなりに固定してくれる。


僕は概ねどのメーカーでもMサイズが合うのだけど、OGKのジェットはMサイズがかなりぎりぎりで、KAZAMIは頬に少し余裕がある。
サイズ感が違うので注意が必要だ。
チークパッドは3000円程度とショウエイより安くてアライとほぼ同額。
厚みで調整が出来るので、ゆるいと感じた人は変更してみるといいだろう。


手元にあるヘルメットと重量を比較。
すべてMサイズで多少の違いはあるものの、概ね僕がそのまま使って問題ないのでサイズ感はかなり近いと思う。

■アストラルX(グラフィック) 1625g
 ※プロシェード外してノーマルシールドの場合 1559g
■アストロTr 1500g
■Z-7(グラフィック) 1381g
■KAZAMI 1808g
■ASAGI(グラフィック) 1499g ※ジェット
■アヴァンド(グラフィック) 1320g ※ジェット

※注意事項 グラフィックモデルはソリッドカラーより比べると20g程度重くなるので、差し引いてみてください。

重量はかなりあって持った瞬間に重い!というのがわかる。
被ってもそれなりの重さを感じるけど、慣れれば問題は無いかな?



巻き込み風は少ないが、風切り音はかなり大きい


OGK kazamiを被ってバイクにまたがる

DSC00791.jpg
わかってはいたけどかなり頭でっかちだ。
横から見ると後ろの深さが足りてないような感じ?
でもサイズ感はちょうどいいので、こういうデザインなんだろう。

※追記
少し前に深く被りすぎているみたいで、だいぶ不格好な写真になってます。
ちゃんと被れば3倍はイケメンのはず!







OGK kazamiを被ってチンオープンしてバイクにまたがる

チンオープンすると重心が思いっきり前にいって重い。
このまま走行はできなくはないだろうけどまずやらないかな。
まぁ安全面からもナシだと思う。



■ベンチレーションはいまひとつ
走り出してすぐ感じたことは、ベンチレーションがあまり効いてないw
頭部のベンチレーションは一応ぎりぎり風が入っているとわかる程度。
口元はシールドの曇りを取る方向にしか風が入らないので当然か。



■巻き込み風はかなり少ないけど・・・
巻き込み風は非常に少なく、正面を向いている限りはほとんどない。
チンガードが結構効いているようだが、これが口元ベンチレーションがシールド方面にしか風が流れないために、口元の空気が滞留しやすくなっている。
50km/h以上で走っていれば換気されて気にならないが、50km/h以下では息苦しさを感じてしまう。
巻き込み風の制御をしっかりしたのに、機構的には難しくないであろう口元へ抜ける通路を導入しなかったのは少し残念だ。
ただこれは真夏の昼間に限っての話なので、涼しくなれば影響は少ないだろう。

特に問題は無いが、横を向くと顎の端から結構巻き込み風が発生する。




■インナーバイザーは良好!
インナーバイザーは非常に良好で、適度な透過率でまぶしさを軽減してくれる。
アライのスモークと同じくらいかな。

DSC00825.jpg

同社のインナーバイザー付ジェットのASAGIで少し不満となる、インナーバイザーの中央部分がえぐれている件も、顎の部分があってどうせそのあたりは見えなくてナビ等は下を向いて両目ともバイザーを通して見ることになるため、消極的な理由ではあるがインナーバイザーの形状に不満は少ない。

ASAGIでの不満とは、インナーバイザーの中央下がえぐれているせいで、下を見たときに左右の目がバイザーにかかったりかからなかったりするため、非常に見えづらいということ。
ナビを見ようとした時に片目はサングラス、もう片方の目はサングラス無しで見ているような状態になるのだ。
えぐる必要はなくてまっすぐにしてくれれば良いのになぁ。



■風切り音はかなり大きい
60km/hを越えたあたりから大きな風切り音がして、速度を上げれば上げるほどそのまま大きくなる。
音質は高くも無く低くも無く、ヒューーーーー!という感じ。
まぁシステムヘルメットなので仕方ないかな。
高速を連続して走り続けるにはちょっと煩いと感じる。





■ツーリングより近場利用におすすめ!
初のシステムヘルメットなので比較ができないが、値段の割りによくできている。
通常なら4万円を超えそうな豪華な装備にもかかわらず28000円という値段はかなり挑戦的。
シールドは今ひとつだったが全体的な品質は値段の割りに良い。
安全性はおそらくジェットに近いレベルだけどこれは致し方なし。
重くて風切り音が大きいため長時間被り続けたり高速は苦手だけど、ラチェット式で着け外しが楽だったりインナーバイザーやチンオープンがあらゆるシーンに対応できるため使い勝手は良い。


メットをかぶったままタバコやコーヒーを飲みたい。
それでいて少しでも防御面で優れていることとバイザーも欲しい、さらに安価なこと!
という欲張りな人にはうってつけのヘルメットだ。
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アライ アストラルX(ASTRAL-X)レビュー ツーリング特化は伊達じゃない!

アライ アストラルX カーブのレビュー

アライから最高級ラインナップ初のツーリング特化型ヘルメット アストラルXが今年の6月に発売になった。
アウターバイザーのプロシェードに巻き込み風防止の後付チンカバーも付属する充実ぶり。
インナーバイザーといったギミックを許容しないSNELLを重視する姿勢のため、アウターとなったプロシェードの実力を知りたく購入を決意。
これが意外と良くて、Z7やKAMUI2とも比較した上でメインとなったので、是非おすすめしたい。



アライ アストラルXをラフロで購入

早めに入手したかったため、新グラフィックのカーブがラフアンドロード川崎店に入荷した当日、仕事を定時で切り上げてお店へダッシュ!
あ、店員さんいないように見えるけど、すぐ横にいるよw

ここ半年くらい定時で帰宅なんて考えられず、毎日日付が変わってようやく会社を出られる日々だったことを思うと、店が開いている時間に趣味のために会社を出られるなんて夢のようだ。
社畜自慢ではないけど、立派な社畜に成長したと思う。



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早速いつもの3Fフロアで出してもらってグラフィックを確認。
後ろのグラフィックがいまいちだけどわりと普通でよさげ。
弊店間際、30分くらい迷って購入決定!




アライ各製品の位置づけ


レビューの前にまずアライのラインナップからアストラルXの位置づけを確認しよう。
アライのフルフェイスは4グレード5製品で構成されていることが多いが、アストラルXの追加で4グレード6製品となった。


・2万円台中盤 ローエンド
HR-MONOシリーズ(簡略内装、CLC帽体)

・2万円台後半 ミドルクラス
QUANTUMシリーズ(名称不定 やや簡略内装、CLC帽体)

・3万円台前半 アッパーミドル
アストロと同グレードでモデルの違うラパイドシリーズ(上位内装、PB-CLC帽体)

・4万円台中盤 ハイエンド
レース向けのRX-7シリーズと、ツーリング向けのアストラルX(上位内装、PB-SNC2帽体)


RX-7シリーズだけレース向けのベンチレーションを装備し、それ以外は通常利用にあわせたベンチレーションを採用している。
アストラルXはプロシェードやチンカーテンが標準装備されており、ツーリング特化モデルとなっている。
なお、プロシェードが気に入らなければRX-7Xと同じVASタイプの普通のシールドが利用可能だ。



外観チェック!


まず外観および各種機能を順番にチェックする。

正面


アライ アストラルXの前面

相変わらず数十年前から変わらないこの感じ。
良くも悪くも一発でわかるアライの形。
前頭部に新型のベンチレーション二つと、口元と、シールド上部のブローシャッターの合計5箇所から空気を取り込めるようになっている。





アライ アストラルXのブローシャッター

アストロIQ等と大きく違う点は、ブローシャッターの風の流れが変わったこと。
シャッターはプロシェードタイプだと上下にスライドさせるタイプになっているが、プロシェードではないVASノーマルシールドは従来どおり開くタイプ。
プロシェードが気に入らなければパーツ不要で交換可能だ。





asutoraruXnagare.jpg

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従来製品は額に直で当たって局地的に額が冷えるだけで、快適どころかむしろ煩わしく感じていたが、アストラルXでは左右に回り込んでこめかみあたりに流れるようになっている。
と公式には書かれているが、実際どこに風が流れているのか気になったので内装をめくってみたところ、パーツ自体はただのストレート構造で、メッシュ部分にゴムシートが配置されており、左右のこめかみ方向に行くと青いメッシュ部分からゴムシートがなくなって風が出てくるようだ。




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頭部の新型ベンチレーションはレバーを前後にスライドさせて開閉する仕組み。
アストロの次期モデルもおそらくこれになるのかな?




アライ アストラルX 口元のベンチレーション

口元のベンチレーションは全閉、半開=口元への風の流れ、全開=口元とシールドの曇り解消 の3パターン。
全開にすると目にも風がきて長時間高速を走ると目が乾くので、基本は半開、どうしても暑かったり曇った時は全開にするような使い方だ。

シールドについては別項目で記載する。




DSC00430.jpg

新型のVASシールド採用によってシールドホルダーが一回り小さくなっている。
不要な突起物を極力少なくして転倒時にひっかかりにくいようにするという思想らしいが、それがどれくらいの意味を持つのかは不明。
また、出っ張りも抑えられているので静音性は少し向上したかもしれない。





後ろ


DSC00568.jpg

うーん、この青の横ラインはちょっとかっこ悪い。
もうちょっと縦か斜めにラインを入れられなかったのだろうか。




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まぁそれは置いておくとして、排気用のベンチレーションは中央のレバーを左右にスライドさせることで、全開、半開、全閉に設定できる。
どっちがどっちかいつもわからなくなるけど。
空力性能を向上する効果もちょっとありそうだ。




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下部にはサイドと中央に排気ダクトがある。
中央はどこから空気が抜けるのだろうか?
ネックパッド内やすぐ上の帽体には空気の通り道はないので、ネックパッド内のスポンジ部分を抜けていくのかな?
効果があるようには見えないけど、何かしらあるのだろう。たぶん。




DSC00585.jpg

サイドのダクトは実際にどこから空気が抜けているのか息を吹きかけて確認してみたところ、チークパッドの外側にダクトを発見。
後方のダクトから負圧を利用してシールド内の空気を排出する仕組みのようだ。
また、ブローシャッターから入ってきた空気も逃していると思われる。





底面 エアロフラップと脱着式チンカバーが優秀


アライ アストラルX エアロフラップ

特に新しくなった部分はないが、エアロフラップによる巻き込み風防止は非常に優れている。
しまった状態でも効果を発揮し、引き出せばさらに巻き込み風を低減できる。




アライ アストラルX 標準付属のチンカバー

さらにプラスして、脱着式のチンカバーが標準で付属。
取り付けは簡単でエアロフラップを引き出して隙間から差し込むだけ。
差し込み場所が少しわかりにくいが、除くと縦のラインが見えるの一度マニュアルを読みながらやると良いだろう。
このチンカバーとても良くできていて、立体的な形をしている。
顎とわずかに隙間を作ることで吐き出した息がその隙間と左右から抜けていくようになっている。




チンカバー取り付け方法

多少息苦しさはあるものの、ショウエイのチンカバーに比べると快適だ。
また巻き込み風もほぼ完全にシャットアウトした上にわずかな隙間から空気が流れて抜けていくのがわかる。

夏はエアロフラップだけで十分だが、冬はネックウォーマーが引き出したエアロフラップにあたって引っ込んでしまうことがあるので、チンカバーを使うと良いのではないかと思う。





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また、従来製品では口元が狭いと不評だったが、本製品は口元のベンチレーションから下の部分が広くなっている。
上唇は相変わらず当たりそうになるが、下唇は広々としていて息苦しさが軽減している。





内装


アライ アストラルXの内装

アライ アストラルXスピーカー取り付け位置

チーク、ネック、頭頂部、顎紐カバーが取り外し可能。
スピーカーはチークパッドに埋め込むようになっていて、カバーを外して丸くくりぬかれたスポンジを外せばOK
発泡スチロールが深さ1cmくらいくりぬかれている。
直径は大きめですごく大きいスピーカーでも埋め込み可能だ。

深さが足りない場合、チークパッドはオプションで販売しているものだし発泡スチロールをちょっと削ればいいだろう。
※自己責任で!




アライ アストラルXにSB4X、SENA20Sのスピーカーを取り付ける

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ためしに各種インカムのスピーカーを埋め込んでみたけど、なかなかいい感じに収まる。
ケーブルの取り回しは裏側を通して取り出す。
もしケーブルが短い場合は帽体にセットする際にカバーの部分を少し引っ張ってケーブルを引き出してからセットすると良い。





アライ アストラルX 内装調整方法

それともうひとつ優れた点は、きつかった場合にチークや頭頂部のパッドからスポンジを外しが可能。
数箇所に取り外し可能なスポンジが入っているので、外すと1mm程度大きくなるようなイメージ。
これでも調整しきれない場合はオプションの内装を購入して調整する。



被り心地


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アストロTrという3世代前の製品と比較すると、チークパッドが若干緩くなっている。
アストロIQから採用されたチークパッド下部の張り出しによって、頬は緩く顎をきつくというコンセプトらしい。
そうかもしれないけど、ちょっと緩すぎる気がするので、チークパッドを標準の20mm厚から25mm厚に変更したところちょうどよくなった。
僕は頬や顎は細めなので、一般的な頭の形の人は標準でちょうどいいかもしれない。

重さを量ったみた。
すべてMサイズで多少の違いはあるものの、概ね僕がそのまま使って問題ないのでサイズ感はかなり近いと思う。

■アストラルX(グラフィック) 1625g
 ※プロシェード外してノーマルシールドの場合 1559g
■アストロTr 1500g
■Z-7(グラフィック) 1381g
■KAZAMI 1808g
■ASAGI(グラフィック) 1499g ※ジェット
■アヴァンド(グラフィック) 1320g ※ジェット


※注意事項 グラフィックモデルはソリッドカラーより比べると20g程度重くなるので、差し引いてみてください。


Z-7と比べるとやはり持った瞬間に重さの違いを感じるレベル。
とは言え、サンシェード付きのフルフェイスではGT-Air(グラフィック)が1525g(公式情報)なので、100g差と考えればまずまずか。
ただやはりもう少し軽くあってほしいとは思う。
実際に被っても数値くらいの差は十分に感じた。


プロシェードの視界は良好


VAS版プロシェード

VAS版プロシェードを半開にする

アウターのシェードは全開、半開、全閉の3つ。
もとのシールドを開けてさらにアウターも開けるとさすがに見慣れない姿に違和感を覚える。



VAS版プロシェードの視界
VAS版プロシェードを半開にした場合の視界
VAS版プロシェードを全閉にした場合の視界

超広角のウェアラブルカメラを突っ込んで実際の視界に近いような写真を撮ってみた。
上から全開、半開、全閉。
全開だとわずかに視界に入るがほぼシェード無しと思って良い。

半開の日よけモードはとても便利。
普段スモークに慣れているので景色もスモーク越しに見ているのだけど、やはり本当に素晴らしい景色の時はクリアで見たくなるときがある。
そういった時にシェードを半開にすると視界はクリアで日差しだけ50%カットしてくれて、非常に見やすいのだ。
半開時はやや風切り音が大きいが、景色を見たい時は速度が遅いので特に問題にはならなかった。


全閉では80%くらいがシェードに覆われた状態となる。
下のほうのシェードが無いのは慣れれば問題は無い。
それより購入前に気になっていたのはブローシャッター部分の隙間だ。
写真でもわかるとおり、1mm程度の隙間があってそこは明るい光が入ってくる。
すごく気になりそうだったが実際に走ってみると意外と気にならなかった。
ただ個人的にはブローシャッターなんてやめて全部シェードで覆ってくれればいいのに。と思う。



新型シールドVASで交換は楽になったが密閉性は改善されず


VASシールドの外し方1

長いことアライの欠点といわれてきたシールドのシステム。
プロシェードを使う場合は交換することがあまり無いが手順を確認。
シールドを開けて黒いレバーを押すと、ホルダーがパカンと外れてシールドがさらに押し出されて浮く。
ホルダーはワイヤーでつながっているので気にせずレバーを押せばOK


VASシールドの外し方2

そのままシールドを少し下げると、本来であれば金色の金具がヘルメット後方に行くところを上の赤丸へ向かって滑り出す。
赤丸まできたらシールドを取り外す。



VASシールドの取り付け方

次は取り付け。
丸で囲った2箇所がはまるようにシールドを配置して、少し抑えながらシールドを開けると金の金具がレバーの位置まですべる。
パチンと金具がレールにはまれば取り付け完了。
最後にホルダー上部の爪を上から下にスライドさせるように引っ掛けて、ホルダー下部を押すとパチンと音がしてはまる。

ショウエイと比較すると、シールドの開け閉めとホルダーを取り付ける作業があるので若干工数は多いが、以前の壊れそうな恐怖感を覚えながらの作業と比べればかなり簡単になった。



VASシールドでも隙間ができてしまう

そして一番気にしていたシールドの密閉性問題について。
アライはシールドを下げてロックした時、ロックの逆側が微妙に浮いてしまって風が入り込んで目が乾いたり、風切り音が発生したりする。
残念ながら今回のVASも改善されていないことを確認した。
写真は息を吹きかけてどれくらい内部に漏れているか、ロックのみとロックして押さえつけた時の比較。
シールドを下げてロックさせた後、右下を抑えて密閉させる必要があるのだが、新型シールドVASになってもこれは同じだった。
シールドホルダーの位置を修正して直るかと試行錯誤したがやっぱりだめ。
非常に残念だ。


ショウエイは一定の位置で左右が同じように動き、最後左下をロックすると右側も密閉するところまでガクっと押さえ込まれるため一発で密閉される。
それに対してアライは最後のロック時の数ミリが右側は下りてないのと、ロックするために押さえ込んだ分、右側が浮いてしまう。
わずかなので大きな影響はないんだけど、真冬は冷たい風が入ってくるのがわかる。
密閉するためには真ん中から右を少し下へ抑えてやる必要がある。


シールドホルダーの位置調整は簡単


VASシールドの位置調整

結論としては密閉性に問題ありということなのだが、これで終わっては面白くない。
極力良い状態に持っていくためにホルダー位置の調整を行う。

丸の部分、2箇所がネジ止めされていて1円玉でまわせるようになっている。
これを左右両方を緩めて動かしながらベストな位置を探っていく。

まず、隙間がなぜ発生するかだが理由は3つ。
1つ目はロックが左にあって左だけ淵ゴムに押し付けられること。
これは左にしかロックがないのだから仕方が無い。


2つ目は左を最後ロックするまで下げた時に右は最後まで下がりきらないということ。
先ほど書いたとおり最後まで下ろした時に自動で押さえ込まれる力が弱いらしい。
ショウエイはかなりこの力が強いので密閉が簡単にできるようになっている。


3つ目はロックするために押し付けた反動で右が浮いてしまうということ。
ホルダー位置の調整でみっちりくっつければくっつけるほど、ロックが硬くなって強く押し付けた結果右が浮く、という悪循環になってしまう。
ということは、シールドをおろしたらさくっとロックされて、その位置で全周が淵ゴムに触れている状態になることが望ましい。

少しでも改善するために3つ目を考えて調整する。



DSC00604.jpg

で、数時間格闘した結果・・・・ギブアップ!!
ビニールテープを貼り付けてみたけど、数日後には剥がれるし、これはあきらめるところかな。



アライのサポートに電話してみた


シールドの密閉性問題について、メーカーに問い合わせたけど顛末がとても長いので興味のある方は開いてみてください。
結論としてはこの状態が製品として正常であるとのことです。


結論は先ほども書いた通り、今の状態が正常であるということと、アライのサポート対応には不満が残る結果になった。


僕が熱烈なアライユーザーになったのは2000年頃、まだ大学生の時のこと。
ネックパッド破損の修理を依頼した際、返却時に発送ではなく興味があったので埼玉のアライ本社に取りに行ってみた。
フロントで対応してくれた方がとても丁寧で、「少し休憩していってください」と言ってコーヒー、お菓子、発売前のバイク雑誌を出してくれたり、雑談でいろいろ話をしてくれたり、アライのステッカーもいただいた。
神奈川から大宮だから片道2時間くらいだし、確か時期は真冬で結構大変だったので労わってくれたのかなと思う。
事務的にささっと渡されて終わるかと思っていたところだったのでとても嬉しかった。

もう一つは、ナップスのイベントでアライの人がきてメンテナンスを受け付けていたので、アストロJのボトムのゴムが劣化して剥がれたのを修理してもらおうと預けたところ、ゴムを貼り付けるだけかと思っていたらゴム自体を交換して直してくれた上に、動きの悪かったベンチレーションまで新品に交換してくれていた。
サービスいいなぁと感心したものだ。


しかし、今回の問い合わせではサポート対応に問題ありだと思う。
まず他の製品はシールドに隙間ができるものなのか確認するため、近所の用品店へ出向き調べてみたところ、同じVAS採用のヘルメットでも大半で隙間ができていた。
ただし7個くらい見た中で2個だけ理想的な動きをするものがあった。

メーカーはどういう設計で作っているのか確認するためにサポートへ電話。
------------------------------
私:
シールドを下ろしてロックをかけると右下が少し浮いてしまうが、これは製品仕様上そういうものですか?
回答:
そんなことないはずですけどね。
ロックをかけたら全周がきっちり密着する設計になっていて、右下を押さえ込む必要はありません。

私:
購入時からこの状態で、マニュアルにあるとおり調整を数時間してみたがどうやっても密着しません。どうしたらいいですか?
回答:
調整が不十分なのでちゃんと調整すればできます。
お客様で調整ができないなら送料元払いでアライへ送ってくれれば調整するので送ってください。

私:
送料負担しなければなりませんか?
回答:
はい。若しくは近くにアライ プロショップがあれば持ち込んで調整してもらえれば改善します。
------------------------------

個人の担当者レベルの話なんだけど、購入者が調整しきれないのが悪いという感じで話をされた。
印象って大事だよね。

それはおいておくとして、具体的におかしいと思った事は・・・

・ロックをかけるだけで密着する設計というなら、調整して出荷すべきでは?
・購入した初期状態から隙間があり、調整してもできないなら初期不良の可能性を考えて送料はアライ持ちにしてくれてもいいのでは?
・展示品の大半は隙間ができているけどそれってどうなの?



電話では伝わりにくいし意思疎通がうまくいってない可能性はある。
けれども、この対応は無いんじゃないかなぁ。
OGKの対応はすごく良かったですよ・・・。

まぁ隙間は致命的なほどではないし、ちょっと面倒だけど右側を押さえ込めば密閉されるのでこのままでも良いんだけど・・・・
ここで終わらせたら(ブログ的に)ツマラナイ!!!

ってことでもうちょっとがんばってみることに。


アライ プロショップのナップスへ持ち込んで相談


購入店ではないので少し申し訳ないと思うが、これもプロショップの役割らしいので問題ないとのこと。
店員さんに伺ったところ、やはりロックをかけるだけで全周が密着するように調整が可能なはずとのことで、シールドの調整をしてもらうが、やっぱり無理。お手上げ!となる。
プロショップで調整しきれないなら初期不良の可能性もあるのでアライへ送って検査してもらうしかないとのこと。
アライへ送るのは定期便があるので無料で送ってくれるらしいけど、とりあえず一回アライに電話してみようということでこの日は持ち帰る。


翌日アライのサポートへ電話すると別の担当者の方が出て対応してくれた。
その方は終始丁寧だったけど、やっぱり送料は購入者負担らしい。
プロショップでだめなら初期不良の可能性を考えて送料負担してくれていいんじゃないかなぁ?
ちょっと時間がたってしまったけど、最初に問い合わせをしたのは製品購入から1週間後くらいなんだし。

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ナップスは近いとは言え20分くらいかかるのでもう送料負担して送ろうか迷ったけど、なんか悔しいので後日ナップスから送ってもらう。
4営業日くらいでナップスから電話がきたんだけど、
戻ってきましたがこれで直ったかどうか・・・一度確認してもらっていいですか?」
となにやら不穏な感じ。

そして取りに行ったら・・・・

やっぱり全然直ってない・・・。
何がどう問題なのか意思疎通がちゃんとできてないとしか思えない。

でもこの状態で送ってきたということは、
「アライのシールドはロックしただけでは密閉されず右下が浮く」
ということ。

これは仕様ということらしい。
進歩ないなぁ・・・。

まぁこれだけ不満を持ちつつも、プロシェードが便利すぎてメインはアストラルXなんだけどね。


インカムを取り付け


アライ アストラルXにSB5Xを取り付け

SB5Xを取り付けてみた。
帽体とネックパッドの間に隙間があるのでクリップ式で取り付け。
アライらしく従来と変わりは無いので普通につけられたし特に問題は無い。



アライ アストラルXにSENA 20Sを取り付ける

SENA20Sはベースの下が出っ張っているので、地面に置くとどうしても片側が浮いてしまう。
丁寧に扱えば転がったりすることはないけど、少し気をつけたほうが良いだろう。

ちなみにマイクはチークパッドの前方に下から埋め込むと邪魔にならずに風切り音も拾いにくくなって良い感じになる。

インカムについてはこちらの記事もご参照ください。

実走しての観想 プロシェードがすごく便利


アライ アストラルXを被ってバイクにまたがる

VASシールドの開閉をしながらバイクにまたがる

やや前傾のVFR800とDio110で走ってみた。
プロシェードはちょっとダサイと思っていたけど、案外普通?
確かにツーリングにきてます!感が強いけどそんなに悪くないような気もする。



それでは走ってみた感想を。

静音性はまずまず


シールドの右下にわずかな隙間があるため、高速に乗ると風切り音が少し聞こえてくる。
一般道を走っている限りはほとんど気にならないので、高速の時はぐっとシールドを抑えて密閉させると疲れが違う。

また、プロシェードの取り付け用部品のせいか風切り音は少し大きめ。
プロシェードの位置は中間の場合はわずかに風切り音が大きいが、不快というほどではない。
各種ベンチレーションを開けても閉めても同じ程度で、どんな状態でも一定で、総合的に言うとやや風切り音が大きめ。という感じ。

音の大きさは
(静か)Z-7の口元ベンチを閉める < アストラルX < Z-7の口元ベンチを開ける (煩い)
風切り音は低音でボオオオオ!となる。
Z-7は高音のピュルルルル!という感じで音質が異なる。




空力特性は意外と優秀


100km/hで走行したところプロシェードを上げても下げてもほとんど差を感じない。
上げたまま横向くと少し押される感じはあるがプロシェードの有無による差異はごくわずかだ。
悪化することを覚悟していた分、ちょっと嬉しい結果となった。



ベンチレーションは標準的だがブローシャッターが良くなった


劇的な進化はないものの、今までまったく使う気になれなかったブローシャッターが、これなら開けてもいいな。と思えるくらいによくなっている。
額に直にあたるわけではなくこめかみに向けて流れており、それがまたサイドダクトから負圧で抜けているような感じで、目は乾かず顔面が換気されている。
従来製品やZ-7に比べての話ではあるが、全体がまんべんなく換気されることで全体がクールダウンされるような感じだ。



欠点はあるがツーリング特化は伊達じゃない



シールドの密閉性問題は何年後になるかわからないけど、次のシステムへの課題として真剣に取り組んでもらいたい。
ライバルのショウエイは密閉性を売りにして静音をアピールしているし、実際Z-7の密閉性はすばらしいものがあった。

そろそろSNELL固執をやめたり、シールドシステムの大転換等、思い切った策に出てもらいたいものだ。
まぁショウエイはショウエイでいつまでも巻き込み風対策が不十分だったりするので、一概にどちらが良いとか悪いとかではないけど。
特許とかいろいろあると思うけど、お互いに良い所を認めて自社製品に活かしてほしいと思う。

このままではOGKや海外勢に追い抜かれてしまうのではないかと、老婆心ながら長年のアライユーザーとして心配になってしまう次第だ。


結構辛口なことを書いたが、プロシェードやチンカバーが非常に良く出来ているので、ついつい惜しい!という気持ちで書きたくなってしまう。
プロシェード半開の日よけが予想以上に便利で、ツーリング先の景色を堪能できる点が特に気に入った。
4.5万円と最高級の部類だが、これひとつで夏も冬も、朝も夜も適応できるのは大きなアドバンテージ。
ツーリングがメインならおすすめだ。
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軽いは正義!人気独走中のショウエイ Z-7のレビュー

shoei z-7を被って確認

ショウエイのメインストリームにあたるZシリーズで、2014年に発売された現行モデルとなるZ7を購入したので、今更ながらレビューをする。
ヘルメットの使用暦はざっと・・・

2000年 アライ   フルフェイス アストロM → 数ヶ月で盗まれる
2000年 アライ   フルフェイス ラパイドM
2001年 アライ   フルフェイス アストロJ
2002年 アライ   ジェット     SZ-M
2009年 アライ   フルフェイス アストロTr
2013年 OGK     ジェット    アヴァンド
2014年 OGK     ジェット    アフィードJ
2016年 ショウエイ フルフェイス Z-7
2016年 アライ   フルフェイス アストラルX


という感じでアライ一辺倒だったが、最近のアライはちょっと面白みが無いしショウエイも被ってみたいなぁと。
インナーバイザー付きのGT-Airか、軽量なZ-7か・・・・。
バイザーの使い勝手はなんとなく想像できたが、軽量さは走ってみないとわからないと思い今回はZ-7を選んだ。
2014年発売でもう2年が経過しており、ちょっと時期を逃した感はあるけど気になったのだから特攻するしかないな!

ということで、赤のVFRに乗っているのにライムグリーンをチョイスしたので感想を書いてみる。


プレミアヘルメットメーカーの傾向を簡単に


506849ta-45-motorsports-arai.jpg

・アメリカのSNELL規格を重視した防御性
 ※大きな衝撃や複数回の打撃に耐えられるよう硬く作られているため重い
 ※急な角度をつけず滑らかで丸みのあるフォルムは転倒時に引っかからず滑る

・帽体が小さい

・ギミックが少なくモデル毎による違いが小さい



shoueirogo.jpg

・欧州のSHARP規格を重視した防御性
 ※車のバンパーのようにぶつかって潰れることで衝撃を緩和することを重視しているため軽い

・帽体が大きい
 ※衝撃緩和のスペース確保のためかな?

・スタビライザーやインナーバイザー、システムヘルメット等のギミックが多くモデルによって特色がある



どっちが安全か?なんてのは僕にはわからないけどよく言われるのは、
パッシブセーフティーは重装備のアライ
※事故った場合の安全性

アクティブセーフティーは軽量なショウエイ
※疲れを軽減して事故を回避するという安全性

という方向らしい。

プレミアムヘルメット市場を二分する2社であれば安全性はどちらも問題ないだろから、あとは被り心地や使い勝手の好みで良いだろう。
もちろん、最近急成長しているOGKにも良い製品はたくさんある。


尚、Z-7はショウエイ製品の中でも特に軽量なモデルで、Mサイズで1400g前後とSNELLを通した製品より150gくらい軽い。
この差がどれほどのものなのか・・・。
評判は、すごく軽い、すごく静か、すごく涼しい、となにやらとんでもなく高い。
比較対象は13年前に発売したアストロTrと、2016年登場で最上位クラスのアストラルXになるので、同ランクでもないし同世代でもない点と、やたらと評判が良すぎて期待値が高いところからスタートしているが、それを踏まえて読んで欲しい。



外観チェック


正面


shoei z-7の正面

shoei z-7のベンチレーション

shoei z-7の口元のベンチレーション

アライと比べるとシールドが一回り大きくて帽体の全体を覆っている。
オーソドックスに額と左右の3箇所にベンチレーションを配置。
口元は3段階で、全閉、口元へ流れるタイプ、シールド&口元に流れるタイプの3つ。






DSC00264.jpg

首元の下の部分が大きくえぐれているのが特徴。
顔を横に向けた時に肩に当たりにくいようにという配慮だ。
通常であればあまり意味は無いがごつい肩プロテクターを着けると時々あたることがあるので多少は意味があるかな?という程度。
後方は控えめなスタビライザーが少し出っ張っている。



後ろ


shoei z-7の後方のベンチレーション

排気用のベンチレーションは左右にスライドさせるスイッチは3段階で全閉、半開、全開となっている。



底面はチンカーテンに改良の余地あり


shoei z-7の口元

ショウエイは伝統的に口元が広いく、アライのエアロフラップのようなものもないため開放感が強い。
ただしこのままでは巻き込み風が多めで、長時間の高速走行では目が乾きやすくなる。



shoei z-7のチンカーテン取り付け

そこでZ-7ではチンカーテンが標準で付属しており、シェルと内装との隙間に差し込んむようになっている。
ちょっと狭いけどチンカーテンはつけたままでもヘルメットを被ったり脱いだりできる。
取り付け、取り外しはとても簡単。





shoei z-7のチンカーテン

このチンカーテン、良い点と悪い点がはっきりしている。
チンカーテンをつけると巻き込みは大幅に軽減できるため目は乾かなくなるが、顎下全体を覆う上にかなり密着するため息の抜けがすごく悪く、夏の停車時はシールドをあけても息苦しさを感じる。

夏場は外しておいて高速は少し我慢が必要、つけたら息苦しい、夏以外はつけっぱなしでOKという感じだが、夏も快適に走りたいので僕はこの中間的なチンカーテンがほしい。
この点はアライのほうが優れているなぁ。



内装は秀逸だけどせっかくのスピーカー穴が小さすぎる


shoei z-7にスピーカー取り付け

頬(首周り含む)、頭頂部、ベルト部分といった基本的なものすべての内装が取り外し可能で、インカムのスピーカーを埋め込む穴もある。
標準では穴をふさぐスポンジが取り付けられているが爪で引っかかっているだけなので、簡単に外せる。




shoei z-7にSB4X、NEO、SENA20Sのスピーカーを取り付け

ただこの穴のサイズが小さくてほとんどのインカム用スピーカーが綺麗にはまらない。
SB4XのオプションスピーカーNeo、SB5X/SB4Xの標準スピーカー、SENA20Sの標準スピーカーを試したところ、きれいにはまったのはNeoだけで他は微妙にはまらない。
必ずしも穴にはまらなければらないわけではなく、耳が痛くならない程度の場所に取り付けができればいいのだが、人によっては耳周りに余裕がなくて痛くなるかもしれない。
せっかく穴をあけるのであればもう少し大きくしておいて欲しかった。
ショウエイの場合は耳の部分はチークパッドではなく帽体になるので、そうやすやすと削って穴を広げるわけにもいかないしなぁ。
幸い僕は綺麗にはまらなくても耳に余裕があるので大丈夫だったけど。



かぶり心地は頬で支える感じが強い


shoei z-7の被り心地

ショウエイはMサイズが57cmで頭部周りはドンピシャ。
ショウエイのほうが頬がきつくて頬で支えている感じが強いがこれはこれで良い感じ。
頬がこんな感じでアライより押しつぶされる。
帽体サイズによるけど内装を変更することで多少の調整はできるのだが、別売りの内装が高い。
チークが実売4500円、頭部が実売が4000円程度。(アライは3000円程度)
ほか小物含めて同一サイズの全セットだと8000円くらいだけど、サイズ調整で個別に別サイズを購入すると割高になってしまう。


被る前の手に持った時点でもう軽いというのがわかる。
実際に重さをはかってみたところ、Z-7は1381g、アストラルXは1625gだった。(いずれもMサイズ)
アストラルXはアウターサンシェードがついているので、これを普通のシールドに交換すると1559gとなり、Z7との差は138gとなる。
フルフェイス最軽量はおそらくOGKエアロブレード3で1300g程度らしいが、Z-7も良い勝負をしている。

ちなみに、OGKのジェットヘルメット アバンドは1320g、同じくOGKのインナーサンシェード付きジェット ASAGIは1499g、ジェットと比較できるくらいフルフェイスとしてはかなり軽い部類になる。




メガネはテンプルの張り出し具合が重要!


shoei z-7を被ってメガネをつける場合の注意点

うーん、、、なんでこうなる?
メガネを下げてもしばらく走っているとメガネが眉の辺りに固定されてしまうのだ。



DSC00476.jpg

そこで複数のメガネを試したところメガネによって違うことが判明!
何度もメガネと内装を見比べたところどうやら原因はここらしい。
写真はもうテンプルを調整した後だが、イメージ的には赤のラインにあったような感じ。



shoei z-7のメガネスリットを確認

テンプルが外に向かっていたり幅のあるメガネだと、チークパッド上部のスリットにはまってしまい上にビョン!ってあがってしまう。
このメガネが使えないのは困るので、ちょちょっとテンプルを曲げて顔に密着するようにしてみると改善した。
良かった良かったw
試着した際にメガネがこうやって上に固定される場合は、メガネのテンプルを確認してみよう。

ちなみにアライはこのチークパッド上部のスリットの幅が広くて、メガネの形状にほとんど影響されないようになっている。





シールドシステムは非常に優れている


シールドはZ-7から採用されたCWR-1という現行タイプ。
このシールドは以下2点において非常に優れている。

①シールド交換がすごく楽
shoei z-7のシールド交換方法

シールドを最大にまで開けて、レバーを後ろへ引っ張ってシールドを浮かせるだけ。
5秒もあればシールドを外せるという簡単設計。



shoei z-7のシールド取り付け手順

取り付けはもっと楽で、○の部分をあわせて上から押すだけでOKだ。
アライの2015年以降のモデルはVASシステムで大幅に改善されているが、まだ主力として販売されているアストロIQやラパイドIRは旧システムで少し面倒。
僕は最初からずっとアライだったので作業も慣れいるが、ショウエイのほうが圧倒的に楽であることは間違いない。




②ロックをかけた際の密閉性が非常に高い
shoei z-7はシールドの密閉性が高い

ショウエイは伝統的にシールドを稼動すると左右が同じようにガクガクと段階を踏んで動く。
シールドのロックはアライもショウエイも左にあるのだが、アライは左右が均一に動かないためロックをしても右側の一部がちゃんと密閉されず、隙間ができてしまう。
密閉させようとするとロックをかけた後に右側を押してやらないといけない。

それに対してショウエイは左右が同じポジションで動くようになっているおかげで、左のロックをかけるだけで右まで全てが密閉される。
密閉性が高ければ隙間風で目が乾くこともないし、風切り音が入ってくるのも大幅に軽減できる。





shoei のスモークシールドの色味

とても優れたシールドシステムだが、不満がひとつ。
スモークの色がどうも気に入らない。
アライやOGKのスモークはただグレーにしただけだが、ショウエイはやや黄色がかっている。
ダークスモーク、メロースモーク、いずれも同じ傾向だ。
推測だけど、最近流行のPCメガネみたいに青の波長をカットすることで目の負担を下げているのだと思うが、夕焼けっぽく見えてしまって「もう夕方か~」なんて気分にさせられてしまう。
ネットで調べてもそんな事を書いている人はいないので僕だけだとは思うけど、気分というものはとても大事なので書いておくw
残念ながらミラー以外の社外品がないため、現状では黄色がかったスモークしか選択肢が無いので我慢するしかないのだろう。

ショウエイのダークスモークはアライのスモークより薄めではあるが、外からはぎりぎり顔が見えないくらいにはきいている。



インカムの取り付けイメージ


shoei z-7にSB5Xを取り付ける

B+com SB5Xを取り付けてみたが、なかなかかっこいい。
デザインと調和が取れているなぁ。
淵に隙間があるのでクリップタイプを使っている。
チンカーテン無しでは巻き込み風が酷すぎるのでチンカーテン有りがデフォルト。
で、チンカーテン有りなら巻き込み風がほぼ無いのでマイクは口元の適当な場所に両面テープで固定すればOKだ。



shoei z-7にSENA 20Sを取り付ける

SENA 20Sを取り付けてみた。
アンテナが帽体に近いのでシールドに干渉するかと心配したがなんとか大丈夫。
下端のカットラインのお陰でSENA20Sのベース下の出っ張りが地面にあたらずバランス良く置けるようになった。



shoei z-7へのSENA20Sのベース取り付け方法

ただし取り付け、取り外し時のネジ止めは少しやりにくくて、チークパッドを外してある程度差し込んだ状態で締めて、最後はぐっとベースを押し込んで取り付けている。
ちゃんとやれば問題は無い。


インカムについては以下の記事もご参照ください。

ベンチ性能、静音性は手堅く標準レベルだが、その軽さは想像以上!


shoei z-7を被ってバイクにまたがる

バイクはやや前傾のVFR800とスクーターのDio110の二台で走ってみた。
色は・・・思ったより悪くないかな?

軽さは想像以上
やはり真っ先に感じたのは軽くて疲れない!ということ。
首を左右にふるのも楽だし、まっすぐ向いているだけでも楽に感じる。
この後実際に一日被ってみたけど、疲労を感じることはほとんどなく、たかだか200gの差でこんなにも違うのか・・・・と実感した。


■空力特性、ベンチレーションは標準レベル
空力特性についてはアライと大きな差はなく、公道で出す程度の速度では誤差の範囲。
頭部のベンチレーションの効きはまずまず。
局地的に風が当たる感じが強いのは、頭頂部に風を流すラインが彫られている影響だろう。
口元のベンチレーションはよく効いており、全開にすると目が乾くので、基本は半開がいいかな。


■巻き込み風はチンカーテンで防ごう
顎下からの巻き込み風はやはりあまり制御できているとは言えない。
角度によっては目が乾いてしまうことがあった。
チンカーテン有りでは信号でとまるとシールドをあけても息苦しく、逆にチンカーテン無しは巻き込み風が多め。
夏以外なら息苦しさは軽減されるだろうが、ツーリングシーズンである夏の快適性が劣るのは少々残念。
何度も書くが僕はこの中間的なチンカーテンが欲しい。
不要な部分をカットして少し隙間を作ってみようかなと考えている。


■静音はそこそこ
バイクや乗車姿勢によって風の流れが違うため相性はあるが普通レベルだと思う。
特に口元のベンチレーションを開けると風切り音がかなりする。
優れているのは、シールドをさっと閉めるだけで密閉されることだろう。
アライの場合はロックした後に右側を押さえないと密閉されず、そこから隙間風や風切り音が発生するという欠点がある。

端的に言うと、ショウエイは手軽に密閉されて静かになる、アライは一手間かけたら密閉されて静かになる、つまるところショウエイのほうが楽。
ということだ。

Z-7の評価


Z7gazou-2.jpg

ソリッドカラーで実売3.5万円程度。
巻き込み風の制御は甘いが、驚異的な軽さと良くできたシールドシステムは素晴らしい。
無難でそつのないアライに対して、ターゲットを絞って挑戦的なショウエイという企業姿勢を体現している。

Z-7は2014年4月発売に対し、アライも2016年から続々と新システムを採用したヘルメットを発売してきているが、軽量コンセプトのモデルは用意されてないので、同系統のヘルメットはZ-7一択という状況に変わりはない。
OGKのRT-33やエアロブレードの新型が出てくるまではまだまだ独走しそうだ。

少しでも軽く、首や肩への負担が少ないことを望む人はZ-7しかない。
それと、初めてのヘルメットで迷っている人はとりあえずZ-7にしておけばOK!と言えるくらい、出来が良い名品だ。

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