SENAのタグ記事一覧

バイク用品(インカム、ヘルメット等)、ウェアラブルカメラ、キャンプ道具を買いまくって、レビューのためにツーリングをする様子を公開するブログ。

タグ:SENA

SENAのタグが付いた記事一覧。バイク用品(インカム、ヘルメット等)、ウェアラブルカメラ、キャンプ道具を買いまくって、レビューのためにツーリングをする様子を公開するブログ。

2017-08-26 SENA
ヘルメットに内蔵させられる珍しいタイプのSENA 3Sを入手したのでレビューする。SENA 3Sの概要操作ボタン部分のみを外部に出してバッテリーや充電コネクター等は全てヘルメット内におさまる設計になっている。機能的にはローエンドのSMH5よりさらに少し下で、SENAの中では最も性能が低い。上位にはアライ、ショウエイの特定製品向けの専用設計となる10Uがあるが、ミドルクラスの性能で4.5万円前後と非常に高価。その点3Sは汎用の設...

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2017-07-10 バイク用 インカムレビュー
インカムの通話音質を左右する要素の一つにノイズリダクションがあるが、先日メールで、・B+comにノイズリダクションは無いというのは本当?・B+comのマイクは無指向性のためマフラーの音を拾って通話が困難というのは本当?・SENAは指向性が強いため環境音を拾いにくいというのは本当?と質問をいただいた。これまでいろんなインカムを使って走行し、それぞれ特徴はあれどB+com、SENA、デイトナの3社で実用で困るくらいの差を感じ...

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2017-06-04 SENA
SENAのインカムと接続して手元でインカム操作を可能にするハンドルバーリモコン。インカム操作のために手を離して耳元で操作することに不安な人や、少しでも便利さを追求する人に向けたオプションだ。概要特徴は以下の通り。・10cのカメラ操作を除けば基本的にインカム本体の操作は全て可・グリップに挟むだけの簡単設置・防水・内蔵バッテリーで3ヶ月程度使用可・充電はMicroUSBで行う・リモコンとインカム本体どちらでも操作可・...

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2017-05-21 SENA
スマホを介して通信するSENA RideConnectedの操作やできること、できないことを確認したので紹介する。RideConnectedの概要必須条件は、RideConnected起動時にSENAのインカムがスマホと接続されている事。接続されてなければRideConnectedの操作ができないようになっている。今回は手元にあるSENA 20SとSENA 10Sで試したけど、SMH10等の古い製品でも利用可能。2016年末に各インカムで対応ファームが出ているので、必ずアップデート...

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2016-08-27 SENA
SENAのベストセラーSMH10の後継機で2016年5月に発売されたSENA 10Sを購入したのでレビューをする。2016年8月時点のバイク用インカム業界の様相は以下のような状態だ。世界ではSENAがシェアNo1で、特に最高級機のSENA20Sは発売から2年以上がたった今でも圧倒的な実力を持っている。日本市場ではBlustoothインカム黎明期の爆発的な普及に一躍買ったB+comが現時点でも一番の売れ筋。価格帯は最高級機のSB5XとSENA20Sがスペック上は良...

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2015-10-25 バイク用 インカムレビュー
※それぞれの個別レビューは以下のBluetoothカテゴリから参照してください。Bluetootインカムカテゴリーこの二つで購入を迷っている方は多いだろうし、この記事をみていただいている方は少なくとも気になっていると思う。そんな方向けの最高峰インカムの直接比較レビュー記事だ。まずは外観や操作、機能等のスペック的なところから比較する。外観横の長さはほぼ同じでSENA 20Sのほうが縦に大きく奥行きも1.5倍くらいある。同じアス...

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2015-10-25 SENA
日本ではサインハウス(B+com)のシェアが大きいが、世界ではおそらくSENAがシェアNo1SENAの特徴は防水/品質/性能はそれなりで安価、シェアを一番とれるポイントを突いたそこそこのメーカー。という印象が強かったが、2014年7月発売のフラッグシップ SENA 20Sで一気に多機能高性能モデルへ変貌している。そのSENAを劇的にかえた主力ハイエンドモデル、SENA20Sのレビューをする。SENA(セナ) バイク用インカム Bluetooth インターコ...

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ヘルメットに内蔵できる小型、軽量インカム SENA 3Sのレビュー

  •  投稿日:2017-08-26
  •  カテゴリ:SENA
SENA3S-22.jpg
ヘルメットに内蔵させられる珍しいタイプのSENA 3Sを入手したのでレビューする。


SENA 3Sの概要


sena3s-00.jpgSENA3S-000.jpg
操作ボタン部分のみを外部に出してバッテリーや充電コネクター等は全てヘルメット内におさまる設計になっている。
機能的にはローエンドのSMH5よりさらに少し下で、SENAの中では最も性能が低い。
上位にはアライ、ショウエイの特定製品向けの専用設計となる10Uがあるが、ミドルクラスの性能で4.5万円前後と非常に高価。
その点3Sは汎用の設計で、概ね価格なりの性能となっていることが特徴だ。

尚、ジェット向けにブームタイプも用意されている。


スペック


■Bluetooth 3.0
■最大同時通話数 2
■通信距離 200m
■通話時間 8時間
■充電時間 2.5時間
■日本語音声案内
■充電 MicroUSB
■防水性能 有り
■実売価格
3S ブーム型マイク(3S-B) 1.3万円程度
3S ケーブル型マイク(3S-W) 1.5万円程度

注意点はユニバーサルインターコムを搭載してないこと。
HFPにはなれるので対抗がユニバーサルに対応していれば問題は無いが、近年は搭載していて当たり前の状態だったので、間違えないように注意しよう。

また、2015年発売だが20Sや10SではなくSMH10と同じ世代となる。
機能や音質など、全体的にSMH10に近いものと考えれば良い。



本体、付属品確認


SENA3S-02.jpg
本体はいたってシンプルで、スピーカー部分にリチウムポリマーバッテリーが内蔵されており、そこからリモコン、マイク、充電コネクターが分岐している。
いずれも取り外すことはできない。



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スピーカーはバッテリーが内蔵されていることもあって他の製品と比較すると厚みがあるが、取り付けに困るほどではない。
直径はやや小型の部類。
左スピーカーにステータスLEDがついており、ペアリング等の操作状態を確認することができる。
利用者本人は音声案内で操作状態を確認できるので良いが、もし他の詳しい人が操作をしてくれた場合にLEDを確認できない。
価格を考えれば十分なのだが、そう難しくないはずなのでリモコン部分にLEDを搭載してもらいたかった。



SENA3S-04.jpg
裏側にはバッテリーの表記がある。



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充電やファームアップデート等はMicroUSBのコネクターから行う。
通常このコネクターはネックパッドあたりに仕込んでおいて、必要な時だけ取り出すような運用になる。
また充電中か確認LEDもコネクター部分についている。
わざわざ取り出して確認するのは面倒だが、バッテリー残業はボタン操作でも日本語音声案内で確認できるようになっているので安心だ。



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リモコンは小型、薄型でヘルメットに沿うよう少し曲がっている。
ケーブルもフラットタイプなのでヘルメットのネックパッド部分に這わせやすい。
ボタンは2つで + と - のみだが、一部の操作が長押しに変わっただけで、基本的な操作感は普通のモデルと同じなので、同社製品を利用したことある人ならすんなりと操作できるだろう。
操作の詳細は別の項目で紹介する。
リモコン全体がゴムで覆われており、ボタンはやや硬い。
小さいので操作しにくいかと思ったけど、しっかり起伏がつけられているので冬グローブをしていても、快適とまでは言えないものの操作に困るようなことはない。



SENA3S-07.jpg
マイクはSENA 10S等とほぼ同じサイズで、小さく薄いので取り付けは容易だ。



SENA3S-01.jpg
付属品もシンプルで、取り付け用の両面テープとスピーカーのスペーサー、USBケーブルとなっている。




SENA3S-08.jpg
重量は全インカム最軽量の50g
クレードルが無く、バッテリーが小さめではあるけどその分軽量になっている。
実際に手に持って比べるとその軽さがよくわかる。


■SENA 3S        50g
■SB6X         111g
■SB5X         102g
■BT NEXT Pro     111g
■BT X2 Pro、X1 Pro  109g
■SENA 20S       153g
■GT2          100g
■イージートーク3    84g



SENA 10S、SB4Xとのサイズ比較


SENA3S-10.jpg
ヘルメットの外に出るリモコン部分のみで比較した。
見ていただければわかるとおり、比較的小型なB+comよりも圧倒的に小さく薄い。
面積比でいけば1/10以下だろう。



SENA3S-11.jpg
写真撮影時にSB4Xのベースを付け忘れていたが、厚みも断然薄くてSB4Xの4/1くらいにおさまっている。



操作、機能紹介


sena3s-50.jpg
本製品はスマホアプリには対応しておらず、本体操作のみとなる。
概ね他のSENA製品と同じだが、一部操作が長押しに集約されているので、その部分だけ覚えればSENAに慣れた人なら簡単だろう。


基本操作


■電源オン
+ と - を同時に1秒長押し

■電源オフ
+ と - を同時に押す

■バッテリー残量確認
起動時 + と - を同時に3秒長押し

■音量調整
+ または - を押す


ペアリング操作


■インカムペアリング
- を5秒長押し(赤点滅)
対抗も同様にインカムペアリングモードにして、どちらか一方のインカムでペアリングボタンをもう一度押す
※3S以外の製品は基本的にジョグダイヤルを押しの操作

■スマホ等とのペアリング(チャンネル1)
+ を5秒長押し(赤青交互点滅)
スマホ等のBluetootuペアリング画面で 3S を検索しタップ(Pinコード0000)

■スマホ等とのペアリング(チャンネル2 HFP専用)
- を5秒長押し(赤点滅)
2秒以内に + を1秒長押し(青点滅)
スマホ等のBluetootuペアリング画面で 3S を検索しタップ(Pinコード0000)
※チャンネル2が優先されるので音楽等をチャンネル1、HFP機器をチャンネル2に登録する。


通常利用操作


■音楽の再生、停止
+ を1秒長押し

■音楽の早送り、巻き戻し
+ または - を2秒長押し

■電話をとる
コールなが鳴ったら + を押す

■電話応答拒否
コールが鳴ったら - を2秒長押し

■電話を終了する
+ を2秒長押し

■リダイヤル
- を3秒長押し
※一番最後にかけた番号へかけなおす

■Siri等の呼び出し
+ を3秒長押し

■インカム通話の開始、終了
- を1秒長押し


設定メニュー


■設定メニューへの入り方
+ を10秒長押し(青点灯)
+ を押して項目切り替え
- を押して決定または解除

■設定項目
・VOX電話設定
・音声プロンプト
※音声案内をするかしないかの設定
 一部はオフにできない
・全てのペアリング削除
・工場出荷状態へ初期化


改善してほしい点


全体的な操作は比較的早く、そこそこ快適に動いてくれるが1点、難のある部分がある。

曲の早送り、巻き戻しが入力されず、3秒長押しモードが作動することが多いという事だ。
例えば巻き戻しをする場合 - を2秒長押しするのだが、ビープ音がならずそのまま3秒長押しとなるとリダイヤルの動作をしてしまう。
2秒長押しの巻き戻しが入力される確率は低く50%程度。
慣れれば2秒長押しが入力されなかったと判断して3秒長押しに到達する前にボタンを離して、リダイヤルにならずに済む。
しかし走行中はそこまで気が回らず、3秒長押しのリダイヤルになってしまい、焦ることが多かった。

確実に2秒長押し入力ができるようになってほしい。



ヘルメットへの取り付け


ショウエイ Z-7


SENA3S-20.jpg
まずはリモコンを左下に設置する。
ネックパッドの隙間が少なく取り付けがしにくいZ-7だが、3Sのケーブルはフラットなので断線はしにくそうと判断し、ネックパッドとライナーの隙間に配線。
写真ではやや後方にケーブルを回しているが、もう少し前方を回したほうが取り付けしやすかった。



SENA3S-21.jpg
スピーカーは厚みがあり、直径はやや小さいもののケーブル接続部分の突起の影響ですっぽりとはおさまらない。
ただ、半分くらいは取り付け穴に入ってくれており、Z-7は比較的耳に余裕があるので、これで痛くなる人は少ないと思う。



SENA3S-60.jpg
USBコネクターはネックパッドの後ろの隙間に押し込んだが、被ったり脱いだりする時に少し異物感があり、場合によっては痛みを感じてしまう。
もう少し設置場所を工夫すれば良いのかもしれないが、コネクターをもう少し小型化して欲しかったと思う。



SENA3S-22.jpg
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マイクは口元に両面テープで貼り付けて完成。
小さなリモコン部分が左下から出ているだけなのでとてもスマート。
角度によっては着いていることに気づかないくらい小さい。
実際に被ってみると、インカムをつけてないかのように軽い。
左右のバランスが崩れることもなく、とても自然な被り心地だ。



音質および各デバイス接続確認


まだインカムと接続して実走行で通話は試してないが、一人で走行していろいろ確認した。


スマホとA2DPで接続して音楽を再生


SENA3S-61.jpg
高音があまり綺麗に出ておらず、低音も出るのは出るのだけど安っぽくて音圧が足りない。
ただ最大音量は十分で、走行中も快適に音楽を聞くことができた。
20S、10Sより若干劣るがSMH10より良い、そんな立ち居地だ。
価格を考えれば及第点、悪くないという感じだ。


インカム同士の通話


SENA3S-62.jpg
SENA 10Sと接続してテストした。
世代としてはやはりSMH10と同じで、ノイズリダクションの効き方がかなり弱い。
巻き込み風やエンジン音等の軽減は必要最低限で、ノイズリダクションが聴いたり聴かなかったりを3秒間隔で繰り返すような感じだ。

マイクとスピーカーの音質は平均的でこれといって特徴が無いことが特徴。
安定性もごく普通で、しばらく接続しておいたが大きなノイズや切断されそうになるような不安定さは無い。
ただ上述したとおりノイズリダクションの効き方が一定ではなく、頻繁にノイズが上下する点が気になるところ。
使っている本人はわからないが、聞いている相手は少しわずらわしく感じるかもしれない。



SENA 3Sの評価 意外と良い


sena3s_2.jpg
値段からかなりちゃちいものを想像していたが、意外にもスピーカーは悪くなくスマートに取り付けられて軽い点がとても気に入った。

通話距離はスペック上200mなので、実際の市街地では50m~100m程度になると考えられる。
それでも2台で走行しながらあまり離れないようにすれば十分活用できるし、ノイズが増えたら後ろを気にするという使い方をすれば良いだろう。
ノイズリダクションと通話距離が低性能なので、インカム通話は実用最低限のレベルにはなってしまうが、ヘルメット内にほとんどが収まる点で需要はあると思う。

頻繁に音楽の巻き戻しをしたつもりがリダイヤルで認識されてしまう点は、ファームアップで修正してもらいたい。
これさえ改善されれば大きな欠点はなく、安価、スマート、軽いという3点でとても良い製品だ。
SENA 3Sはとても気に入っており、近場用ヘルメットに付けっぱなしで普段使いで利用中。
結構おすすめ!

10点満点評価
音楽の音質・・・・・・・・・4
インカム通話音質・・・・・・4
通話距離・・・・・・・・・・未検証
安定性・・・・・・・・・・・未検証
操作性・・・・・・・・・・・3
機能/拡張性・・・・・・・・3
取り付けやすさ・・・・・・・7
重さ・・・・・・・・・・・・10
コストパフォーマンス・・・・8
おすすめ度・・・・・・・8!

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バイク用インカム ノイズリダクションとマイクの指向性を比較

IMG_4548-2.jpg
インカムの通話音質を左右する要素の一つにノイズリダクションがあるが、先日メールで、

・B+comにノイズリダクションは無いというのは本当?
・B+comのマイクは無指向性のためマフラーの音を拾って通話が困難というのは本当?
・SENAは指向性が強いため環境音を拾いにくいというのは本当?


と質問をいただいた。
これまでいろんなインカムを使って走行し、それぞれ特徴はあれどB+com、SENA、デイトナの3社で実用で困るくらいの差を感じたことは無いが、気になったのでどれくらいの性能差があるか比較してみた。
※MidLandはまだ実走行ができていません。近々3人で試す予定です。

尚、ここではノイズキャンセル等も含めてノイズを低減する機能ということで、ひとまとめにして確認していく。



vlcsnap-2017-07-09-23h31m04s890.jpg
先に書いておくと、B+comにノイズリダクションはあって実際に走行中に体感することはできる。
例えば、マフラーを改造している人が停止状態からスタートすると、排気音がわずかに聞えるが2秒程度でかなり小さくなる。
回転数を一気に上げるとまた増えた排気音分くらいが聞えて、数秒で小さくなる。
他にも救急車両のサイレンも数秒で小さくなる。

機種によってノイズリダクションの処理方法や性能に差があることは実感しているが、中国製をのぞけば劇的な差はなくどれも実用範囲内の性能であると実際に使って感じている。

マイクの指向性はどのインカムもほとんど差を感じたことが無い。
風が直接あたらず口元に近ければどこでもOK という認識だ。


それでは、その認識が正しいのか、静止状態で比較してみよう。

比較


今回比較するのは以下の製品で、それぞれ同じ型番のインカムを接続し2台で確認をした。
※GT2とBT Proは1台ずつしかないため同社製品と接続してテスト
※6riders以外は全てワイヤーマイクを使用
※右に記載しているのはファームバージョン

SB4X v2.2
SB5X v1.4
SENA 10S v1.3
SENA 20S v1.7.2
イージートーク3 v2.30
イージートーク3 & GT2 v2.00
BT Next Pro & X2 Pro v08/04/2017
6riders

音響についてはあまり詳しくなく、自分なりに調べた上での確認方法なので間違っている点があるかもしれないが、あらかじめご了承いただきたい。


ノイズリダクションの確認方法


DSC02384.jpg
例えばSENA 10Sの場合、10S同士を1対1で接続し、片方のマイクにスマホから昔のテレビ放送終了後のざーーーという音を最大音量で流し、遠くから少しずつ近づけたり、一気に近づけたりを繰り返し行う。
音を拾ってから数秒でノイズと判断して低減されるので、以下の指標を10段階でチェックした。

①ノイズを拾う最大音量
人の声が同じくらいになるように対向インカムの音量を調整。
その上で最もノイズが大きくなるノイズを拾った瞬間の音量。

②低減後のノイズ音量
ノイズリダクションが効いて低減された状態の音量。

③何秒後にノイズが低減されるか

④ノイズリダクションの安定性
ノイズ音量の変化や処理されるまでの時間の一定性等。
ノイズを0にできなくても、十分低減された状態が安定して続くことのほうが大事だと思う。


経験則になるが、マイクに密着させる一歩手前の段階で結構大音量で、高速を普通に走行しているのと同じ程度のノイズ音。
完全密着はマイクがヘルメットの外に出たような状態だと思う。


ノイズリダクションの評価



動画については、機種によってスピーカーの音質が異なったり位置ズレで録音精度が変化するため、音を比較するのは難しい。
あくまで同じ機種の中でノイズリダクションがどういう具合で効くのか?
という観点で参考にしてほしい。

その他注意事項
・手作業のためスマホの位置が違っていたりするが、動画以外に何回もテストしているので気にしないでいただきたい。
・SB4XとSB5Xは動画では風切り音対策のスポンジをつけてないが、撮影時以外はスポンジをつけて確認している。
・動画の文字と以下の表では処理までの時間が異なるが、正しくは以下の表を参照。

ノイズ最大音量低減後の音量所要時間安定性備考
SB4X942秒7
SB5X721~2秒8
SENA 10S731~2秒6完全カット有り
SENA 20S721~2秒6完全カット有り
イージートーク3811秒9
GT2811秒9
BT Next Pro/X2 Pro55-10
6riders1010--


注意
実走行での評価も含めていますが、バイクの種類やマフラーの音量、ヘルメットへの取り付け方、接続台数等によって評価はかわります。
マフラーをかえて常識の範囲の音量のバイクもある中での評価です。


■SB4X
2013年発売の旧世代。
今となってはノイズリダクション性能は劣るけど、マイクとスピーカーがそこそこ良いので総合的には普通レベル。


■SB5X
処理速度や低減後のノイズ音量はイージートーク3に劣るが、ノイズの音量差が少なく安定している。
マイクもスピーカーもそこそこ良いので、総合的には良い。


■SENA 10S、20S
10S、20Sはほぼ同じだけど、わずかに20Sのほうが高性能のように感じる。
SENAは完全ノイズカット機能を搭載しているが、判定後も十秒くらいの間隔で小さいノイズが復活して消えるを繰り返し安定しない。
僕はこの動作が非常に気になって、SENAのサポートに完全ノイズカット機能を切れないか確認したができないらしい。
電子処理が過剰で不自然さはあるが、通常のノイズリダクションは良好で、総合的には良い。


■イージートーク3/GT2
ノイズを一瞬大きく拾ってしまうが、処理速度が速く、処理の質も良く、一度処理したノイズは多少の変化があっても安定して処理し続けてくれる。
マイクの性能がいまひとつで人の声が聞き取りにくいことがあるが、ノイズリダクションは優秀なのでトータルでは良い部類。
値段からすると驚異的。


■BT Next Pro/X2 Pro
ノイズを拾った時点でノイズリダクションが瞬間的に動作しているのだろうか。
他製品のノイズが低減された状態よりノイズは大きいが、ノイズ音量が一定で安定していることが特徴。
※3人での走行を近々予定しています。


■6riders
ノイズリダクションは機能してないのではないか。
それとも瞬間的に適用されているものの、機能として弱すぎるのか。
エンジン音をおもいっきり拾ってしまうので、回転数をあげるとかなり厳しい。
製品レビュー記事でも紹介したとおり下道なら快適ではないけど会話は可能というレベル。


■結果

6riders <<<< SB4X < その他機種

6ridersがダントツの最下位で、次に旧世代のSB4X。
他の機種については好みとか慣れの範囲で入れ替わると思う。

やはりイージートーク3のコスパはすごい。
2倍以上する他社と比較して全く引けを取らない。
個人的にはノイズ音量の上下幅が広かったり変動が激しいとストレスに感じるので、ほぼ一定のBT Proシリーズが好みかもしれない。
早く次のツーリングで試したいと思う。

尚、ノイズリダクションが働くとプツプツと電子ノイズが入る。
これは全ての機種で起こっていることなので、電子処理の副作用ということだろう。



マイクの指向性の確認方法


DSC02386.jpg
ノイズリダクション同様に1対1で接続。
対向のインカムのスピーカーを耳にあてながら、いろんな角度から「あっ!」「あっ!」と言って拾う音量に差異があるかを確認した。
※一定音量で「あーーーー」といい続けると、ノイズリダクションが働いてしまうことがあるため「あっ!」と言うことにした。

距離は様々で3cmから50cmくらい離し、声の大きさは普通に話す程度。
手に持って真後ろからもテストしている。
かなり頭おかしいやつだが、真夜中に全インカムのテストをやり遂げた。


マイクの指向性の結論


SB4Xのアームと6ridersを除けば、どのインカムも大差はなく、正面を10とすると側面で9、背面で6といったところ。
前方への単一指向性となっている。
ベストな位置は口元へ貼り付け。
狭くて貼り付けられない場合は、チークパッドの側面でもOK


■SB4Xのアームマイク
マニュアルに記載があるとおり無指向性で、背面の音もしっかりひろっている。
ただ、ツーリングメンバーにマフラーを改造したバイクでアームマイクを使っている人がいるけど、ノイズリダクションで処理されているせいか気になった事は無く、ワイヤーマイクと同程度の通話品質だ。
もしエンジン音や排気音を異常にひろってしまう場合は、あまり大きな差はないと思うけどワイヤーマイクを一度試してみてはいかがだろうか。


■6riders
無指向性のようで全方位しっかりひろう。
その上、ノイズリダクションが機能してないので、余計にエンジン音を拾ってしまったのだろう。



調査の結果



最初に書いたことと同じで、メジャーメーカーなら特徴の差はあっても総合的に大きな差はない。
旧世代のSB4Xは若干劣るが、実用上困るようなシーンは今までになかった。
6ridersは走行した時に真っ先に感じたのは、エンジンノイズを拾いまくってて、ノイズリダクションが動作しているとは思えなかったが、今回のチェックで合致していることを確認した。


・電子処理に不自然さがあるけど、完全ノイズカットを搭載するSENA 10S、20S
・オーソドックスなSB4X、SB5X、イージートーク3、GT2
・処理は弱めだけど安定性抜群のBT Proシリーズ
・マイクの指向性は大差無し

※SB4Xのアームと6ridersを除く

という認識で良いかなと思う。

実走行でも電波状況が極端に悪くなければほぼ同じ結果を得られるが、機種によって通信距離や安定性は異なるので、本記事での評価が実走行での総合評価というわけではない。
トータルで見る場合は、各製品のレビュー記事を参照していただきたい。

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あったら便利 SENAハンドルバーリモコン SC-HR-01のレビュー

  •  投稿日:2017-06-04
  •  カテゴリ:SENA
SENAハンドルバーリモコン
SENAのインカムと接続して手元でインカム操作を可能にするハンドルバーリモコン。
インカム操作のために手を離して耳元で操作することに不安な人や、少しでも便利さを追求する人に向けたオプションだ。


概要


特徴は以下の通り。

・10cのカメラ操作を除けば基本的にインカム本体の操作は全て可
・グリップに挟むだけの簡単設置
・防水
・内蔵バッテリーで3ヶ月程度使用可
・充電はMicroUSBで行う
・リモコンとインカム本体どちらでも操作可
・対応モデル 20S, 10C, 10U, 10S
・実売価格 1.6万円程度

バッテリーが想像以上に持ちがよく、こんな小型製品で数ヶ月持つ上にMicroUSBですぐ充電できるという点が素晴らしい。
実際に使ってどれくらい快適に動作するのかを見ていきたい。



外観


DSC02233-2.jpg
ボタンは全部で3つ。
まずは前面から。
ジョイスティックはボリューム上下や音楽の頭だし、スマホ接続等。
前面ボタンはインカム接続や切断。
背面ボタンはインカムとのペアリングに使われる。



DSC02188-2.jpg
上部のLEDは青と赤に点灯するようになっており、バッテリー残量や電源オン/オフ等を確認することができる。
側面の防水キャップを開けると充電用のMicroUSBポート。
2時間程度で満充電が可能だ。



DSC02224.jpg
リモコン自体がワニ口のように広がるようになっており、このバネがかなり強力なので、操作時に空転することは皆無だった。
リモコンそのものが防水なので雨でもつけっぱなしOK
ただ、簡単に取り付けが可能ということは盗むのも簡単。
安いものではないので盗難がとても怖い。
鍵とまでは言わないけど、見えにくい位置からネジ止めできるような構造になっていれば良いのにと思う。



DSC02211.jpg
リモコンの分少し手が外にずれるので、ウインカーのスイッチ等が遠くなってしまう。
僕はあまり気にならなかったが手が小さい人にはちょっと操作がしにくくなるかもしれない。



操作


一通りの操作を記述する。


■リモコンの電源オン
前面ボタンを押す

■リモコンの電源オフ
前面ボタンとジョイスティックを同時2秒長押し

■インカムとのペアリング
背面ボタンを5秒長押しでペアリングモード
インカムもリモコンペアリングモードにすればOK

■初期化
ジョイスティック、前面ボタン、背面ボタンを1秒同時長押し

■ボリューム上下
ジョイスティックを上下に倒す

■音楽の頭だし
ジョイスティックを左右に1秒倒す

■音楽の再生、停止
ジョイスティックを1秒長押し
※インカム本体のフォーンボタンを押す操作がジョイスティックを押す操作と同じです。
 スマホとのペアリング等もジョイスティックの長押しでできます。

■インカム通話の開始/終了
前面ボタンを1回押す
※ジョグダイヤルのタップ操作が前面ボタンの操作と同じです。
 設定なども前面ボタンの長押しで入れます。


操作感


DSC02193.jpg
今回はSENA 20Sと接続してテストした。
インカム本体を操作するのとタイムラグはほとんどなく、動作は快適そのもの。
長押し時間も短めでちょうど良く、テンポ良く操作できた。

ただし、ジョイスティックは上下左右の倒す操作と押す操作があるので、倒したつもりが押しているということが発生しやすい。
例えばボリュームを上げたい場合、ジョイスティックを抑えて上に倒すのではなく、ジョイスティックの下方から押し上げるようにしよう。
そうすることで誤操作を減らすことができる。



もう少し安くして欲しい


動作は素晴らしい。
ハンドルに取り付けることで、細かなボリューム操作や音楽の早送り、巻き戻し等も気軽にできるようになるので、今まではまぁいっかと思っていた事も操作する事が増えた。
特に活躍するのは渋滞にはまっている時。
半クラの連続で左手をなかなか離すことができない上に、暇で暇で仕方ないという時に気軽に操作が出来れば渋滞のつらさも幾分緩和される。

別に左手を離すなんて大したことないから、無くても良いんだけどあったら便利だよ。
という感じだ。


ただやはり値段が高い。
今後インカムを買い換えてもしばらくは使えると思うので、長期的に見ればコストパフォーマンスは悪くないのかもしれないが、どれくらい便利かわからない状態で16000円を出すのは躊躇してしまうだろう。
アメリカアマゾンでは90ドル(1.1万円程度)で売られており、日本よりレビュー数もかなり多いのでそれなりに売れている様子。
技適等で費用がかかるのはわかるが、もう少し価格差をつめてもらいたい。

それとこれだけ高価なものなので、盗難対策は施して欲しい。
見えにくい位置でネジ止めできるだけでも全然違うと思う。
僕はかれこれ8年くらいインカムをヘルメットに付けたままメットホルダーにかけて離れて、今まで一度も盗難にあったことがないので多分大丈夫だとは思う。
でも、外そうと思えば1秒なので不安だ。

以上、欠点もあるけど便利なものに間違いは無い。
少しでも楽に操作できることを望む人にはおすすめできる製品だ。
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他社も可能!スマホ経由で通話できるアプリ SENA RideConnectedのレビュー

  •  投稿日:2017-05-21
  •  カテゴリ:SENA
ride11.jpg
スマホを介して通信するSENA RideConnectedの操作やできること、できないことを確認したので紹介する。

RideConnectedの概要


必須条件は、RideConnected起動時にSENAのインカムがスマホと接続されている事。
接続されてなければRideConnectedの操作ができないようになっている。
今回は手元にあるSENA 20SとSENA 10Sで試したけど、SMH10等の古い製品でも利用可能。
2016年末に各インカムで対応ファームが出ているので、必ずアップデートしよう。
接続人数は無制限になっているけど、風切り音等ノイズを考慮すると10台程度が限界かなと思う。
アプリはiOS向けとAndroid向けの両方が準備されている。

懸念していたメーカー縛りだけど、実はこれ回避する術がある。
そして、後述する機能のお陰で、Line等の通話アプリより実用性が高いということがわかった。
詳細については後ろに記載するので、その前に基本的な操作についてだ。

各インカムの操作方法は以下を参照していただきたい。

接続手順はいたって簡単。
アプリは日本語化されてないけど特に難しいことはない。

1 SENAのインカムとスマホを接続
2 RideConnectedを起動してチームを作成
 チーム名は自分でつけ、チーム番号4桁の数字は自動で発行
3 他のメンバーにチーム番号を教えて入ってもらう

という流れで、チャットルームを作成して各々がjoinするようになっている。
新規入室を制御するようにロックをかけることもできるので、一度メンバーがそろったらロックをかけてもいいかもしれない。


インストール


ride10.jpg
今回はAndroid端末3台でテストしたが、Freetel Priori2(Android5.0)ではハウリングが発生してだめだった。
SHARP SH-M02と、SHARP SHV33では問題なく接続できており、アプリの動作そのものは快適。
まずはGooglePlayからSENA RideConnectedを検索してインストール。



操作手順



詳細はSENAの公式サイトを参照。
ここでは実際に利用する際に主に使う機能だけをクイックマニュアル的に記載する。
SENA 公式ページ

プロフィールの作成


ride01.jpg
初回起動時にプロフィールを作成する。
名前はローマ字と数字が利用でき、他の人と重複しても作成は可能。
今回は、masakichi と masakichi2でそれぞれのスマホで作成した。
名前以外に画像もつけられる。

名前を入力してSTARTをタップするとメイン画面へ移動。
左上の 三 をタップするとメニュー画面に入る。


チームの作成


ride02.jpg
左上の 三 をタップして CreateTeam をタップする。
TeamName を適当に入力して、 Invite Teammates をタップ。
4桁のチーム番号が発行されるので、今後はこの番号を各自で入力して部屋に入るようになる。
START をタップすればチームの作成が完了だ。


ride03.jpg
その際、右上の + をタップすると、SMS等でURLを送信でき、受信者はURLから部屋へアクセスすることが出来るようになっている。


チームに入っている間の操作


ride04.jpg
左上の 三 をタップするとメニュー内容がかわる。
Dashboard をタップするとチームの利用状況を確認できる。
現在はまだ一人なので、メンバーは一人のみ表示されている状態だ。
上部のマイクやスピーカーのマークで、ミュートにするなどの操作が可能。
左のマークはリーダー(チーム作成者?)のみに表示されているもので、全体へのアナウンスというものらしいが、具体的にはよくわからない。

インカムでの操作
・マイクのオン・オフ ⇒ ジョグダイヤルを 1 回タップ
・スピーカーのオン・オフ ⇒ ジョグダイヤルを 2 回連続タップ
・チームリーダーのアナウンス ⇒ ジョグダイヤルを 3 回タップ
・インカム通話とRideConnectedの切り替え ⇒ グループインターコムの操作


他メンバーのチームへのjoin


ride05.jpg
では次は他のメンバーがチームへ入る手順。
左上の 三 をタップして、メニュー画面から JoinTeam をタップする。
4桁の番号を求められるので、チーム作成者からもらった番号を入力して Start をタップすると入室完了。
Dashboard でメンバーがjoinしたことが確認できる。
アプリを落とすとチームへのjoinが解除されるが、起動時に以前所属したチームへ参加するか選択肢が出てくるようになっている。

また、誰かが入ったり抜けたり、ミュートにしたりするとどうやら他のメンバーへ英語でアナウンスが流れる。
ちゃんと名前も読み上げてくれるのは面白い。

「マサキチtwo join」

といった具合で、慣れれば誰か聞き取ることができそう。


チームの番号確認とロックの方法


ride06.jpg
入室済みのメンバーなら誰でもこの操作は可能。
Dashboard から右上の鍵マークをタップすると、ロックがかかりその際にチーム番号も表示されるので確認ができる。
ロックがかかると右上の鍵マークが閉じられる。
この状態で他メンバーがjoinをしようとしても、ロックされてるよ。と表記されて入れなくなる。

解除も同じで鍵マークをタップすればOKだ。


チームからの退出方法と設定


ride07.jpg
左上の 三 をタップしてメニューを表示し、FinishRiding をタップすると部屋から退出する。
Settingsはスピーカーとマイクの音量調整ができる。
一番下の機能は不明。


気になる動作を確認する


SENAインカムが接続されてないとダメという仕様や、チームの扱いがどうなるのかとか、いろいろ気になったので検証してみた。
その中で気づいたことがあり、それがとても有用なものであるとわかったのでご紹介。


通話品質


2台のスマホのうち1台はAU回線(mineo)、もう一台はソフトバンク回線。
音質は結構良くて、スマホとインカム間もただのヘッドセット扱いなので特に気になる点はない。

ただ、やはり通話の遅延はかなりある。
時間帯にもよるだろうけど、試したのはそこそこ混雑するであろう22時~24時にかけて。
片方が固定回線なのにそれでも相当な遅延だ。

遅延は以下のような感じ。
MidLand同士 0.05秒程度
SENA 20S同士 0.15秒程度
B+com同士 0.2秒程度
Line通話 0.5~0.8秒
RideConnected 2秒程度


Line通話でもワンテンポ遅れてることは認識できると思うが、RideConnectedはさらに遅い。
コーナー中の凸凹や車が来てるよ!なんて即時伝えたい事は厳しいかもしれない。
世間話がメインであればすぐ慣れると思う。


誰も使わなくなったチームの扱いは?


まだ短時間でしか試してないけど、メンバーが0人になったチームもそのまま存続する。
チーム番号がわからなくなったら再度チーム作成から行うようになっている。
チーム作成時に過去に作成したチーム名がスマホに保存されており、そのまま作成すれば新たにチーム番号が発行され、以前のチーム番号では入室できなくなった。
なので、チーム名で管理されていて、チーム番号を新規発行しなおしたら過去のチーム番号は破棄されるということのようだ。

チーム番号は何時間保持されるかわからないが、もし自ら更新しなければずっと保持されるというのであれば、仲間内でずっと同じチーム番号を使えば、毎回チーム番号を連絡しあったりする必要がなくなる。
このあたりは後日、時間を置いて試してみようと思う。


スマホが圏外になるとどうなるのか?


電波が戻れば何もせずそのままチームに所属した状態で復帰する。
再joinするような動作をしているわけではなく、自主的にチームから脱退しない限りチームに残っているようだ。
なので、仮に圏外になっていた間にロックされたとしても関係なくチームにjoinした状態が維持される。

Lineなどの場合は通話が切れるとスマホの操作が必要になるので、この点はバイク向けに作りこまれていて有難い。
ただ、圏外からの復帰時にミュートになることが何度かあった。
できれば復帰時は強制的にミュートを解除する仕様にしてくれると嬉しい。


インカム通話にRideConnectedは混ぜられるか?


残念ながらインカム通話とRideConnectedの併用は不可。
30kではメッシュネットワークとRideConnectedの併用は可能なようだが、Bluetoothインカム通話とは不可なのだと思う。
少なくともSENA 20sではできない。


実は可能!RideConnectedを他社インカムで使う


DSC02050.jpg
マニュアルには以下のような記載があることに注目していただきたい。

・一度インターコムを Bluetooth 接続して RideConnected のグループ会話を起動後、インターコムをオフにすると、 スマホ側のマイク、スピーカーを通して会話を続けることができます。
・Ride Connected を入れたスマホに同時に 2 つのインターコムを Bluetooth 接続した場合、どちらのインターコムからでも会話が可能となります。
ただし、グループ会話を起動するには、セナのインターコムと Bluetooth 接続している必要があります。


ようは、チーム所属時にSENAのインカムが繋がっていればOKということだ。

そこで試したことは以下の通り。
1. SENA 20SをスマホAとHFPペアリング、SB4Xも同じくHFPペアリング。
2. SENA 20SをスマホAとHFP接続。
3. RideConnectedでチームへ参加。
4. SENA 20Sを切断(この状態ではスマホでチーム会話が可能)
5. SB4XをスマホAとHFP接続。

これでRideConnectedのチーム会話に他社インカムで参加できる。
さらに続けて、上記で利用したSENA 20SをスマホBとHFPペアリングして同じように操作すれば、RideConnectedが利用可能だ。
SENAのインカムの内部シリアル等を読んでいるようなことはなく、何でもいいからSENAのインカムが繋がった状態でチーム会話に参加すればいいということ。
SENAインカムが1台あれば、あとは全部他社でもいいという事になる。

ただ、マイクミュート等の操作はSENA以外のインカムからはできそうにないことは注意。
時々SB4Xを接続した時にアプリが落ちることがあったが、その時はまたSENA 20Sの接続からやりなおせば大丈夫だった。


インカム通話にRideConnectedを混ぜる技


DSC02057.jpg
SENAのインカム通話とRideConnectedを混ぜることはできそうにない。
では他社ならどうか?
B+com SB4Xにはグループ通話withモバイルという、HFPの電話等の通話をインカム通話に混ぜるという機能がある。
これまであまり注目してなかったが、可能そうだったので試してみた。
やり方は簡単で、前項で紹介した接続を行った後、RideConnectedを接続したSB4Xから、普通に別のB+comへインカム通話を発信するだけ。
順序が逆ではダメなので、先にRideConnectedを接続してそのインカムからインカム通話発信をしよう。
RideConnectedは単純にHFPで通信しているだけなので、普通の電話と同じ感覚で構成することができ、チェーン接続もそのまま可能で最大4台までできるが、さすがに4台目になるとかなり厳しい。
2台ならそこそこ快適、3台が実用限界といったところか。

ちなみに、グループ通話withモバイルはスマホ接続したインカムと接続できるインカムは1台なので、必ず先頭になる必要がある。
接続順序は、スマホ⇒インカムA⇒インカムB⇒インカムC という流れだ。


やってみたわけではないが、同様のことがMidLand BT NEXT Proのパブリックモードで可能なはず。
むしろMidLandのほうが先頭である必要はなく、チェーン接続の真ん中に配置できるので、安定性は高いかもしれない。

■どんな使い方ができる?
いろんなメーカーの利用者が多数いればRideConnectedで統一するのもいいけど、圏外になるような場所へ行くと全滅してしまう。

そこで、同じメーカーのユーザー同士でインカム通話をさせておいて、ジャンクションとなるメンバーだけRideConnectedを接続すれば、電波があるうちは全員が参加、圏外になれば同メーカー同士だけでインカム通話する、というような使い方も可能そうだ。

ただ、これには設定がかなり細かくなるので統率するのが大変なことと、うまく動作しないことも十分に考えられる。
RideConnectedで全員が参加できればラッキー。くらいで試してみる価値はありそうだ。



想定される利用シーン



■ SENAユーザーは自宅出発時にRideConnectedで会話をしながら集合する
渋滞で遅れるとか場所を確認とか、役に立ちそうなのと、全く違う場所で会話するのはちょっとワクワクする。
先に到着したメンバーはインカムの電源を落とせば普通にスマホで通話できるので、スマホ片手に用事が可能。
復旧もインカムを接続するだけで良いのは楽。

■ 他社ユーザーは到着したらRideConnectedに参加する
誰かのSENAインカムとスマホを接続してRideConnectedで会話に参加し、自分のインカムに切り替えればOK
アプリを落とさなければずっと参加した状態なので、エラーで落ちない限りはこの作業は1回だけでいいことになる。

■ ツーリングにいけなかった人は自宅からRideConnectedに乱入する
SENAインカムが手元にあればできるので、ちょっとツーリング気分を味わいに参加してみてもいいかもしれない。
僕なら育児しながらだろうか。


一緒に走るメンバーが4人以下でメーカーが2社だけであればユニバーサルインターコムを利用したほうがいいと思う。人数が多かったり3社以上で安定しない場合は、この方法を試してみてはいかがだろうか。



バイク向けによく考えられたアプリ


以上が本アプリの利用方法だ。
変則的ではあるけど仕様の隙を突いて他社インカムでも利用可能な点は大きい。
※SENAさん、紹介してしまったけどこの抜け道を潰さないでくださいね。

あくまでインカム通話がメインではあるけど、いざという時には融通のきく使い方ができるので、インストールしておいて損は無い。
あとは日本語化と圏外からの復帰時に微妙な動作をすることがあるので、その点の修正を期待したい。
仕様面では現状困るようなことはなく、あとは利用してみたユーザーからの要望で機能が追加されるのではないかと思う。

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SENA 10S 国内シェア拡大の起爆剤になれるか? 売れ筋ミドルクラスのレビュー

  •  投稿日:2016-08-27
  •  カテゴリ:SENA
SENA 10Sのレビュー
SENAのベストセラーSMH10の後継機で2016年5月に発売されたSENA 10Sを購入したのでレビューをする。

2016年8月時点のバイク用インカム業界の様相は以下のような状態だ。

世界ではSENAがシェアNo1で、特に最高級機のSENA20Sは発売から2年以上がたった今でも圧倒的な実力を持っている。
日本市場ではBlustoothインカム黎明期の爆発的な普及に一躍買ったB+comが現時点でも一番の売れ筋。
価格帯は最高級機のSB5XとSENA20Sがスペック上は良く似た感じではあるが、安定性はSENA20Sに軍配。
ミドルクラスは良い感じにこなれたSB4Xに対し、SENAは2010年発売でありながら4台接続が可能な超ロングセラーのSMH10。
機能は良いし安価だったが音質が悪かったようでSB4Xの後塵を拝した形になる。


そのSMH10発売から6年の歳月を経て新モデルSENA10Sが登場した。
SMH10の弱点を克服したであろう新製品の実力はいかに?

最上位機種 20S、SMH10との違いは?



20Sから見ると、
・チェーン接続台数が8台から4台になった
・デュアルチップからシングルチップとなりインカム通話と音楽等の同時利用ができなくなった
・外部の音を聞くアンビエントモードがなくなった
・ミュージックシェアリング(タンデム用A2DP音楽共有)がなくなった


SMH10から見ると、
・スピーカーとHDオーディオ対応で音質が良くなった
・通話距離が900mから1600mに伸びた
・ワンタッチでグループ接続するグループインターコム追加
・ラジオ(FM)追加


他に細かな点で違いはあるが、代表的な機能としては上記の通り。
今後は20Sと10Sのラインナップになるが選ぶポイントは、
インカム通話をしながら音楽やナビをBluetoothで接続したいか?
チェーン接続が8台必要か?

この2点でどちらかを選ぶことになるだろう。
なお、発売当初は値段が高かったがようやく値下がりしはじめて、2016年11月時点で2.5万円。
20Sが3.2万円、SMH10が2.2万円なのでSMH10と置き換わるころあいになってきた。

SENA 10S外観チェック



SENA 10Sの本体

本体のボタンは2つしかなく、ジョグダイヤル左のLEDが状況に応じて青、赤、緑の3色に光るようになっている。
SMH10よりは見た目がよくなったが、もう少しかっこよくデザインできないものだろうか。




SENA 10Sの付属品一式

付属品は相変わらず豊富で、本体、クレードル(クリップタイプと両面タイプ有り)、スピーカー、ワイヤーマイク&アームマイク、スピーカー位置調整スポンジ、写真には写ってないけど2.5mmステレオミニプラグケーブル、USBケーブル、シガーソケット電源となっている。
クレードルは雨で誤動作を起こしやすい20Sタイプから、接続端子が縦面にあって水没しにくいSMH10と同じ形状になった。
SMH10を持っていないので試せないが互換性があるらしい。
また、スピーカーやマイクがクレードル本体から出ている短いケーブルに接続するタイプに変更となっている。



SENA 10Sのクレードル取り付け方法

SENA 10Sのクレードル取り外し方法

クレードルへの取り付けは簡単で上からスライドさせて、上部を抑えてパチンとはめ込む。
外すときは上部のツメを押さえて取り外すだけ。
20Sはクレードルのボタンを押すと外れるんだけど、10Sのほうがやりやすい。



SENA 10Sと20S、SB4X、SB5Xの外見比較

20S、SB5X、SB4Xと本体およびクレードルの比較。
B+comより左右は短いがクレードルで上下はかなり大きくなる。
アンテナが外に出てない分すっきりしているが、20Sとほぼ同サイズだ。



本体操作とクレードルの拡張性


SENA 10Sの本体側面

本体は後ろ側のフォンボタンと、ジョグダイヤルの二つだけ。
ジョグダイヤルとフォンボタンを同時に押すと起動、シャットダウンだけど、長押し時間が0.5秒くらいでいいので非常に操作しやすい。
B+comが長押し3秒とかなのに比べるとはるかに快適だ。
ジョグダイヤルを押すとインカム通話開始/切断、音楽停止/開始、Enterに相当する選択、まわすと音量調整/曲の早送りやラジオの選局など。
フォンボタンはFM起動やペアリング、各種設定メニューに入る。


押す回数や長押し時間によって制御しているので覚えるのが難しいが、必要な機能に絞って覚えればすぐに快適に利用できる。

■操作例
ジョグダイヤルを1回押すと最後にペアリングした相手にインカム接続、もう1回押すと最後にペアリングした相手とのインカム切断、2回押すとと最後から2番目にペアリングした相手に・・・・・
3回目以降は音声アナウンスによって何番目のペアリング相手か確認しながら操作する。
インカムペアリングは9台まで記録できるので、とりあえずペアリングするだけしておいて、走りながら接続相手を切り替えることができる。

チェーン接続の場合は、1回押して最後の相手と接続、次に2回押して最後から2番目の相手と接続。
というように操作を繰り返すようになる。

インカム呼び出しは20Sと同じで非常に接続が早い。
B+comは押してから3~5秒程度かかるが、20Sや10Sは押してから1秒程度で接続できてとてもスムーズだ。


グループメンバーを一気に接続するグループインターコムは、ジョグダイヤルを3秒間長押し。
手元にある10S 2台と20S 2台の合計4台でグループインターコムを試そうとスマホのアプリで設定をしようとしたが、グループインターコムの項目に10Sが表示されず設定ができない。
よくよくマニュアルを読むと、どうやら10Sと20Sのグループインターコムは別物で設定できないらしい・・・。
20Sはユーティリティーから事前に設定をしておく、10Sはおそらく最後と最後から2番目にペアリングした相手に接続に行くのかな?
20Sとは無理なことがわかったのであまりよく調べてないけど・・・。



DSC00621.jpg

DSC00623.jpg

クレードルの前には3.5mmステレオミニプラグがついていて汎用のスピーカーが利用できる。
後ろには2.5mmステレオミニプラグがあり付属のケーブルで音声入力が可能。
ただし、20Sはインカム通話をしながら有線入力の音声を聞くことができるが、10Sではできない。

うーん、音声入力は大半の人がBluetoothを使うだろうからあまり意味はないなぁ。
デュアルチップでないとBluetooth通話と音楽の同時ができないのは当然だけど、有線くらいは通話と同時にできるようにしても良かったのでは?


本体の後ろのMicroUSBポートは、充電とPCと接続してファームアップデートをするのに利用する。
B+comではできないが、SENAはシリーズ通して充電しながらインカムを利用可能だ。
基本的に最近のインカムはいずれも満充電から10時間以上使えるので、よっぽど走りっぱなしでない限り、一日持たないということはない。
充電を忘れたら休憩中にモバイルバッテリーから30分も充電しておけば数時間は持つが、万が一ということを考えれば充電しながら利用できるのは便利かもしれない。



ヘルメットへの取り付け


10Sはクレードルから出るケーブルが全部後ろに向かっている。
これが少し曲者で取り付けしにくい場合があるので要注意だ。


をアライ アストラルXに取り付け。クレードルの着け方。

アライ アストラルXに取り付け。
B+comだと前方に出ていて顎のあたりからケーブルを組み込んでいるが、同じようにするとスピーカーのケーブル長が足りない。
仕方なくネックパッドの丸い穴にケーブルを通してそのまま押し込んで取り付けた。
特に変なテンションはかかってないので断線などは大丈夫だろう。

クレードルはクリップタイプ。
帽体の間に挟みこんで付属の六角レンチでネジ二本を締め込んで取り付け完了。



SENA 10Sをアライ アストラルXに取り付け

SENA 10Sをアライ アストラルXに取り付け。前後からの見た目

クレードルがかなり下に出っ張っているので少し浮いてしまうのが難点だけど、不安定というほどでもないでのまぁOKかな。



SENA 10Sのマイクをアライ アストラルXに取り付ける位置

マイクは広くなった口元の下のほうに取り付けたけど、真正面は唇が当たることがあるのでやっぱりチークパッド側面に埋め込んだほうがいいと思う。



SENA 10SをSHOEI Z7に取り付け。ケーブルの取り回しが難しい

ショウエイ Z-7に取り付け。
これが曲者で、やはりクレードルから後ろに出ているケーブルの取り回しがやりにくい。
アライはネックパッドと帽体の隙間があるので取り付けやすいが、Z-7はかなりぎちぎちでネック部分の穴にケーブルを通して無理やり押し込んだ。
ただしいつか断線しそうで怖い。
前方の顎横をまわすとケーブル長が足りないので、ちょっと補強してネック部分を通すか、綺麗にしまうのは諦めてパッドの下をはわしておくか、2択となりそうだ。



SENA 10SをSHOEI Z7に取り付け

マイクのケーブルは細くて本当にすぐ断線しそうなので、首周りの帽体とパッドの間をはわして前方へ持っていく。



ショウエイ Z7は口元に余裕がある

マイクは適当に口元あたりに貼り付け。
この位置はちょっと口に当たるのでもう少し下のほうがいいかな。



SENA 10Sをショウエイ Z7に取り付け。全体像

取り付け完了。
左右がえぐれているおかげでクレードル下部が地面に接触せず、ちょうど良く収まってくれている。
ケーブルの取り回しが少し不安だけど、スマートに見えて良い感じ。



なお、SENAは伝統的にクレードルが頑丈で重く、10Sも同様にインカムの中では重量級の部類に入る。
計りが壊れていて計測できないが、クレードルやスピーカーも含めた重量は20Sとほぼ同じ150g程度と思われる。
B+comが100gと軽量なことを考えると、もう少し軽くして欲しいなぁ。



音質チェック


ファームは2016年8月時点最新の1.1.1
20Sも最新の1.6.2

スピーカーは低音重視


SENA 10Sをスマホと接続して音質チェック

まずはA2DP接続で音楽を聴いてみる。
SENA SMH10はかなり音質が悪いと不評で、SENA 20Sは少し改善したのか音質が悪いとまでは感じなかったが、SENA 10Sも20S同等の音質のようだ。
低音重視のドンシャリスピーカーでズンドン強烈に低音を響かせられる反面、高音が破綻しやすく耳が疲れやすい。
個人的にはドンシャリは好きなんだけど、もう少し高音が出るようになればいいのになぁと思う。



インカム同士の通話音質はかなり良い


SENA 10S インカム同士の接続テスト
10S同士の接続、10Sと20Sの接続、どちらも安定している。
まぁ1対1であれば当然のことなのでここからが本番。
SENA 4台でチェーン接続をしてみた。



SENA 10Sと20Sを4台でチェーン接続する

10S----20S----20S----10S

10Sと20S混合ではグループインターコムの一斉接続はできないので、少し手間ではあるが一台ずつ接続をしていく。
メーカーマニュアルには、前方から順番に接続していくことを推奨しているようだが、さほど順番を気にすることなく接続はできた。

中心にいる20Sはどのインカムともかなり高音質で通話でき、4台目となる10S同士でも快適。

メーカーの案内では5台以上の接続をサポートしているのは20Sのみで、一台でも10Sが混じるとだめらしい。
だめというのも全くできないという意味ではなく、安定性や音質が低下して利用できるレベルではないということだと思う。
試してみたいけどこれ以上持ってないので試しようが無いw

ちなみに順番をかえて10Sを真ん中にしてみたりもしたが、有意義な差は感じられなかったので、チェーン4台についてはどう組み合わせても問題なさそうだった。



FMラジオの音質、感度も良い



バイクのノイズが少し心配だったが、車体と頭部で距離があるおかげか結構ちゃんと受信して車ほどではないけど十分楽しめる。
一般的なラジオと同じでスピーカーケーブルがアンテナの役割をしているので、右のスピーカーの取り回し次第で受信感度が変わるのではないかと思う。
ケーブル長は十分あるので頭頂部を通って設置して試した。
実際に走行しながらも快適に聞くことができたので、ソロのときは気分転換にちょうど良いだろう。


SENAのFMラジオをワイドFMに対応させる

なお、SENAユーティリティーの受信設定を日本ではなく全世界にしておくと、90MHz以上も受信できるようになり、>AMをワイドFMで受信できる。
実際試してみたところ、みごとAMを受信して野球中継を楽しむことができた。
FMはFMでいいんだけど、やっぱりAMが聞けるのは楽しみが増えていいね。



バッテリーの持ちは良さそうだけど・・・



製品スペックは以下の通り。

通話時間 12時間
待受時間 10日間
通話距離 1.6km
充電時間 3時間
Bluetooth 4.1

20Sもほぼ同等で、実際の使用時間もおおむねスペック通りだが、まだまる一日使ってないので詳しいところはわかってない。

一点気になること。
20S、10Sともに電源offにしてもかなりの速さでバッテリーを消費してしまう現象が発生している。
例えばB+com(SB213evo、SB4X、SB5X)なら満充電から3ヶ月放置しても、気になるほどバッテリーを消費しないが、10S、20Sともに2ヶ月程度で起動しなくなるくらいバッテリーを消費する。
何もしなくても電力を消費しているのか、バッテリーの自然放電が早すぎるのかはわからない。

10Sは6月下旬に入手したのでまだそういう経験は一回しかないけど、20Sも過去に何度か同様の現象が発生しているので、SENAの傾向ということになるだろう。
基本的にツーリングに行くときは前日に必ず充電するのでかまわないのだけどね。



オプション ハンドルバーリモコン


DSC02211.jpg
インカム本体の操作をグリップに取り付けたリモコンで操作が可能になる、オプションのハンドルバーリモコン SC-HR-01も用意されている。
価格は高めで16000円程度するが、操作が楽になるので興味のある方は以下の記事も参照していただきたい。

4台チェーン接続して動画をとってみた


おそばせながらSENA 10S、20Sを含めた4台チェーン接続でツーリングをしてきた。
主な設定は以下の通り

20S
ファーム:1.6.3
HDインターコムオン
8方向オフ

10S
ファーム:1.2
HDインターコムオン

※20SのマニュアルにHDインターコムはオンでも良いと解釈できる記載があったが、本当はタンデム以外ではオフにすることを推奨している。
詳細はSENA 20Sのレビュー記事を参照してください。

接続状況


10S------20S------20S------10S
T先輩  K先輩  まさきち  M君
交通量が非常に多く大半が市街地という悪条件と、静かな山の中を走行した動画は以下の通り。
オーディオマルチタスク(通話と音楽併用機能)以外はほぼSENA 20S同等の性能なので、評価もほぼ同じだ。
切断された時の状況をお伝えするために切断時の動画を入れているが、一日走ってこういったことは1回程度で、非常に安定しているので安心してほしい。

■音質
風切り音やエンジン音はしっかりとノイズリダクションで排除されており、マイクに風が直接当たらなければ非常に快適。
トンネル内での反響音も軽減されている。
電子ノイズはやや多めではあるが気にならないレベル。

人の声はクリアな音声だけど高音が強く、ちょっと耳が疲れるかな?
これは音楽を聴いた時も同じでスピーカーの限界と思う。


■安定性
一発で接続OK、切断は1回だけ山中を走行中にあったけど再接続はあまり手がかからない。
一応先頭から順番に接続することが推奨されているけど、間が切れた場合は2対2の状態からでも接続ができた。
ただし、接続した時に呼び出し音や接続音が鳴らないのは不便。
接続されたのかされてないのか判断しにくい。


■通話距離
市街地で間に車が多数入って全く見えない悪条件で、200m離れても「信号でとまった」「その前で待ってる」というのを伝えるのが精一杯なレベルながら、ギリギリ通話は可能だった。
しかも接続順序的にジグザグに二つに分断されたので、総距離は600m離れていたことになる。
この通話距離はB+comをはるかに上回っている。

逆に比較的車が少なく見通しが良ければ300mくらいでもほとんどノイズは入らない。
北海道とかなら見通し1000mはいけそうだ。


スマホ経由で通話するRideConnected


別途以下の記事を参照していただきたい。
裏技的に他社インカムでも使うこともできるので、一読しておくと何かと役に立つかもしれない。

総合評価 ハイエンド SENA 20S譲りの高性能インカム!


安定性、通話距離は抜群で動作も快適。

強いてイマイチな点をあげると、
・耳が疲れやすい
・接続音がわかりにくい
・大きくて重い
・ベースの取り付けがしにくい

という程度でいずれもクリティカルな問題では無い。


基本性能はハイエンド20Sそのもので、オーディオマルチタスクやアンビエントモードを省いた程度。
FMも快適だし操作性も良くてインカム通話性能は高い。
価格もこなれてお買い得感も出てきた。
SENAユーザーもかなり増えてきたので接続できる人も増えてくるであろう状況を考えると、周りのメンバーが他社で固めてなければ、とりあえずSENA10Sにしておけば間違いは無いだろう。

10点満点評価
音楽の音質・・・・・・・・・5
インカム通話音質・・・・・・6
通話距離・・・・・・・・・・8
安定性・・・・・・・・・・・9
操作性・・・・・・・・・・・8
機能/拡張性・・・・・・・・5
取り付けやすさ・・・・・・・4
重さ・・・・・・・・・・・・3
コストパフォーマンス・・・・7
おすすめ度・・・・・・・7!


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2015年 最新インカム対決!B+com SB5X VS SENA 20S 操作、機能編

P1070716.jpg

※それぞれの個別レビューは以下のBluetoothカテゴリから参照してください。
Bluetootインカムカテゴリー



この二つで購入を迷っている方は多いだろうし、この記事をみていただいている方は少なくとも気になっていると思う。
そんな方向けの最高峰インカムの直接比較レビュー記事だ。

まずは外観や操作、機能等のスペック的なところから比較する。



外観



横の長さはほぼ同じでSENA 20Sのほうが縦に大きく奥行きも1.5倍くらいある。
P1070722.jpg




同じアストロTRに取り付けた状態。
特に問題になるわけではないが、SENAはクランプが大きく張り出しているため、ヘルメットが浮いてしまう。
見た目はSB5Xのほうがスマートでかっこいい。
P1070709.jpg

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重さはヘルメットに取り付ける際のクランプ込み、標準スピーカーとワイヤーマイクをつけた状態で。
※アームマイクにするともう少し重くなります。

SB5X   102g
SENA 20S 153g




フルフェイスは、OGKエアロブレード等の軽量モデルで1400g、アライ等のSNELL適合重量モデルで1600g程度。
重量モデルのアストロTRで被り比べたが、わずかにSENA 20Sのほうが重いと感じた。
軽量モデルならもう少し違いを感じるかもしれない。

インカム単体では1.5倍も差があるが、ヘルメット全体で考えれば50gは3%程度の差なのでそれ程気になるものではない。
ただ、長時間被り続けることになるので、ツーリングでは少なからず影響はあるだろう。

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操作性



SB5Xは上下のインカム通話ボタンと、上下+押しのメインボタンの3つ
SENA 20Sは回す+押しのジョグダイヤルと、背面のPhoneボタン、クランプ下のアンビエントモードボタンの3つ


後述するがSENA 20Sのほうが多機能なため、同じボタン数で操作するのは回す、押す時間、押す回数を相当数覚えなければならない。
消極的な捉え方だが、SB5Xは機能が少ないため3つのボタンで簡潔な操作で済ませられる。





■SB5X
・インカム通話の発信/停止は上下ボタンのみで操作可能で、上下で一台ずつペアリングされているためわかりやすい。

・メインボタンは小さくても操作しやすい。

・音声案内は英語のみ。
 普段は聞かない音声案内(バッテリーが少ない)が流れた時、とっさにわからないので日本語化してほしい。

・SB4Xに比べると長押し操作(電源on/offや曲の送り/戻し)の時間が短くなったがもっと短くて良い。

初めて利用する人でも最低限の操作は直感的にすぐ覚えられる。






■SENA 20S
・ジョグダイヤルは大きく扱いやすいが、ここまで大きくしなくても良いのではないかと思う。

・ジョグダイヤルの操作性は良く、ボリュームの上げ下げがスムーズ。

日本語音声案内があるためわかりやすく、ほぼ全ての操作に案内がある。
 ただ、どうしても操作後の音声案内開始がワンテンポ遅れるため焦るとなかなか思うように操作ができない。
 落ち着いた操作を心がけよう。

・ジョグダイヤルを押す時間によって操作が大きく変わるが、押している時間に応じてビープ音で知らせてくれるためわかりやすい。
 例えば、押した瞬間=プ!(ここで離せばインカム通話開始) 2秒押す押し続ける=ピピ! 3秒押し続ける=ピピピ!=ミュージックシェ このタイミングで離すとミュージックシェアを音声案内が流れて操作される。
 今何秒押したか押している間にビープ音でわかるのは良い。

・ボイズコマンドは日本語英語では通じないw

・起動やシャットダウンの操作が長押しではないためすぐに起動できて便利。

・ジョグダイヤルをぐりぐり回しても、過度に反応することなく良い意味でラフに認識してモードを切り替えてくれる。

・慣れは必要だが操作性は非常に良い。







SB5Xのほうがわかりやすいが、慣れるとSENA 20Sも良く考えられていて快適だ。
一概にどちらが優れているということはないので、どちらを選んでも問題ないだろう。






機能


わかりやすくするためリストにした。


SB5X20S補足
最大同時通話台数48チェーン接続。数が多くなると端同士の音質が悪くなる。
1対1 通話距離1.4km2.0km理論値。環境、障害物の有無によって大幅に短くなる。
待受時間500時間240時間
インカム通話連続使用時間16時間13時間
Bluetoothバージョン4.04.02015年10月現在の最新。次は4.1が登場する。
オーディオマルチタスクインカム通話と音楽/FMラジオを同時に聴く機能。
グループオーディオ共有×グループ全員で同じ音源を聴く機能。B+com Station又はメディアサーバーを別途必要。ファームV1.2現在不具合有り。
ペアリング記憶数29SB5X 上下ボタンで一つずつのみ記憶。過去のペアリング情報は削除される。
ペアリング済み機器発信可能数29SB5Xは上下ボタンに最後に記憶した機器へのみ発信可。20Sは押した回数とジョグダイヤル操作で記憶している9台どれに対しても発信可。
オートグループコール1台の操作で設定されたインカムを自動で接続する。SB5Xは対応予定だが現時点では未対応。
ユニバーサルインターコム他社製品とのペアリング。
ミュージックシェア×A2DPの高音質な音楽を共有する機能。距離が短いためタンデム用。
FMラジオチューナー×使用時間は10時間程度
iPhone Siri
Bluetooth A2DPスマホ等とステレオ高音質で接続する。
Bluetooth AVRCPA2DPで接続した機器を停止、再生、スキップ、頭出しの操作をする。
Bluetooth HSP/HFPスマホ等とハンズフリー接続。電話はもちろんLine通話も可能。
Bluetooth リダイヤルSB5Xは最後に電話かかってきた相手へ S20は事前に設定した電話番号へ可能
ボイスコマンド×20S 声で操作する機能
アンビエントモード×外音を拾ってガソリンスタンド等で会話しやすくする機能
有線オーディオ入力×20S 標準より小さい2.5mmステレオ入力ポート有り
社外スピーカー取り付けSB5X 変換コネクタを利用。 20S 3.5mmステレオ出力ポート有り
防水性SB5XはIP67で最高レベルの防塵防水。20Sは不明だが防水。
操作アプリ×20S Android/iOSで専用アプリから設定可能。
ファームアップデート


20Sの多機能ぶりは圧倒的だ。

機能的に無いものは仕方ないにしても、ソフトウェアでコントロールできるところはB+comにも改善してもらいたい。
特に思ったのは、ペアリング記憶数と発信可能相手の数。
2つでもそれ程不便を感じてないが、20Sが9つも可能だとわかるともっと多数に接続にいけるといいなとは思う。
オートグループコールとの兼ね合いもあるだろうが、上下のB+comボタンを押す回数で以前にペアリングした相手に発信できるようにできないものだろうか。
せめて上下2台ずつ、合計4台の発信先を選べたらいいのになぁ。




価格


どちらもフラッグシップであり、価格は最も高い部類に入る。
SB5Xが1台3.7万円程度、20Sが1台3.5万円程度だ。

20Sは国内代理店の正規品と、若干安い平行輸入品が混在してネットで売られているので要注意。
並行輸入でもファームアップデートや音声案内の日本語化は可能だが少し手間がかかる。
それと平行輸入品は販売店の保証のみで、保証期間は店により異なる。

購入前に販売店に問い合わせたほうが良いだろう。






ここまでの感想


見た目や軽さはSB5X、機能は20S、操作性はほぼ互角といったところ。
正直なところ、実際にさわってみて20Sの高性能多機能ぶりと、軽快な動作には驚かされている。
ここまですごいとは思わなかったなぁ。


あとは音質や安定性がどうなるかは試してまたレビューするので少しお待ちを。




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圧倒的!?熟成された最高性能インカム SENA 20S レビュー

  •  投稿日:2015-10-25
  •  カテゴリ:SENA
SENA 20sのレビュー
日本ではサインハウス(B+com)のシェアが大きいが、世界ではおそらくSENAがシェアNo1
SENAの特徴は防水/品質/性能はそれなりで安価、シェアを一番とれるポイントを突いたそこそこのメーカー。
という印象が強かったが、2014年7月発売のフラッグシップ SENA 20Sで一気に多機能高性能モデルへ変貌している。

そのSENAを劇的にかえた主力ハイエンドモデル、SENA20Sのレビューをする。


外観、付属品チェック


接続ケーブル類は本体で完結するB+comとは違い、SENAは本体と各種ケーブルが接続されるクランプキットが別になっている。
隣のSDカードはサイズ比較用。
大柄だけど本体は軽い。
SENA 20sの本体確認


インカム通話用のアンテナを取り出す。
SB5X程ではないがあんまり乱暴に扱うと折れそう。
本体には側面に大きなジョグダイヤルと、後方にPhoneボタンの二つのみ。
ジョグダイヤルはクリックと360度回転の2アクション。
大きくて操作しやすいが、ここまで大きくなくてもいいなw
半分くらいにして本体を小型化してほしいところ。
SENA 20sのアンテナは丈夫

SENA 20sのボタン操作



本体とは別にクランプキットに各種ケーブルが接続されるような仕組みになっている。
クレードルとスピーカーマイク



マイク、スピーカーの接続と、他に音楽入力用の2.5mmステレオミニプラグ、社外スピーカー接続用3.5mmステレオミニプラグ、外部音を拾うためのアンビエントモードボタン、本体取り外しボタンがついている。
それぞれの機能については別で紹介するが、あらゆる機能をカバーしているなぁ。
クレードルの各種ボタン

SENA 20sのクレードルと本体取り外しボタン



ヘルメットへのクランプキットは、背面のネジを付属の6角レンチで外してマイクをアーム式やワイヤー式に変更できる。
取り付けもこのネジを緩めてヘルメットの脇に挟むことになるが、挟み込めないヘルメット用に両面テープで取り付けるためのベースも付属する。
難点としてはヘルメットの付け替えに6角レンチが必要なことと、がっちりと挟むためなんだろうけど、鉄でできていて重いことだ。
クレードル取り付け方法

SENA 20sのクレードルとスピーカー、マイク接続方法



クランプキットに対し本体を上からスライドさせると取り付けできるようになっている。
付けたり外したりはスムーズで簡単だ。
SENA 20s 本体とクレードルのドッキング

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写真は本体以外の1セット分になる。
マイクは3種類と豪華。
フルフェイス用ワイヤーマイク、ジェット用のワイヤー+アームマイクと、クランプキットで直接支えるアームマイクの合計3つ。
もちろん、専用というわけではないので好みで3つとも使える。
他はスピーカー位置の調整用パッドや充電用USBアダプター、3.5mm⇔2.5mm変換ステレオケーブル。
シガーソケット(12v)のUSBアダプターはいらないんじゃないかなw
SENA 20s 付属品一式



ヘルメットへの取り付け


とりあえずアライのフルフェイス アストロTRに取り付けてみた。
さきほどのクランプのネジを外して、マイクを好みのものに変更。
画像はワイヤー+アームになっているが、この後ワイヤー式にしている。
SENA 20s クレードルをヘルメットへ取り付け



こんな感じでメットの端に挟みこんでネジを締めるだけ。
隙間がなければ両面テープ取り付け用キットに変更すればOKだ。
アライにはクリップタイプで簡単に取り付け可能



10年以上前のヘルメットなのでスピーカー取り付け用の窪みはない。
適当にチークパッドの耳のあたりをがっつり削って、適度に耳へ当たるように車の防音に使ったエプトシーラーを貼り付けた上にスピーカーを設置。
といってもB+com取り付け用に昔からやってることなんだけど。
スピーカーの位置は重要だけど一発で場所が決まるわけではない。
とりあえずチークパッドは削らず一回だいたいの位置で設置してみよう。
スピーカーをヘルメットへ埋め込む



次は右のスピーカー。
ケーブルの長いほうのスピーカーを後頭部あたりの内装の内側に入れて逆まで持ってくる。
こちらもチークパッドの耳のあたりに取り付け。
IMG_3282.jpg



マイクはチークパッドの前方に埋め込み。
いろいろ試した結果、口元だけど吐息も鼻息もあたらない場所としてここがベストだと思う。
SENA 20sのマイクを口元のチークパッドへ埋め込む



本体をドッキング。
他社と比べると一回り大きいな。

そして一番大事なスピーカー位置のチェックだ。
これをやらずして快適なインカムライフは送れない。
A2DPの接続設定は次の設定項目を見て欲しい。
A2DP接続をしたら音楽を流しながら、メットを上下左右にずらして均等に聞こえる位置を探る。
だいたいの場所が決まったら必要に応じてチークパッドを削り、最終的な位置決めをする。
スピーカーはマジックテープになっていて布には引っかかるが発泡スチロールにはひっかからないので、少しのでこぼこに対応できるクッション両面テープ等を使って固定しよう。
ガッチリ固定できなくても自然に落ちたりしない程度についていれば十分だ。
尚、最近のヘルメットはスピーカー取り付け用の窪みがあるので、痛くならなければ削ったりする必要はない。
SENA 20sをアライ アストロへ取り付け



クランプがヘルメットの下に大きく張り出しているので、地面に置くと左側が浮いてしまう。
ただクランプは頑丈なので特に気を遣う必要はないし、置いた時の安定性も悪くないので気にすることはない。
クレードルが地面にあたって少し浮いてしまう



操作方法


本体のジョグダイヤルとPhoneボタンの二つで操作することになるのだが、押す回数や時間によって操作がかわるため慣れが必要だ。
とりあえず代表的な操作だけ記載する。
操作してから反応するまで少し時間はかかるが、各種操作時には音声案内があるので落ち着いて操作しよう。
※音声案内は平行輸入品でも日本語化可能。


■電源on/off
  ジョグダイヤルとPhoneボタンを同時押し

■ボリューム
  ジョグダイヤルを回す

■ペアリング
 ・スマホ等のデバイスとのペアリング
  20S電源on Phoneボタン5秒長押しでLED赤青交互点滅
  スマホ/音楽プレイヤーでBluetooth検索し20Sを選択(PINコードを求められたら 0000)
  ※NFC対応なら20Sの背面にスマホを接触させるだけでOK
  このペアリングは電話(HFP)や音楽(A2DP)等、接続可能なプロファイル全てがペアリングされる。
  HFPやA2DPを個別にペアリング等もできるが、種類が多い上に操作が複雑なのであとは公式サイトを参照していただきたい。

 ・SENAインカム同士のペアリング
  2台のインカムを電源on 
  双方のジョグダイヤル6秒長押し 又は 双方をクランプユニットから外して本体を振ると、緑に点滅。
  どちらかのジョグダイヤルを1回押す
  ペアリング完了

 ・ユニバーサルインターコム(他社とのペアリング)
  2台の電源on
  20Sペアリングモード=ジョグダイヤル12秒押しで設定メニューに入る
  ユニバーサルインターコムまでダイヤルを回す
  対向機器をHFPペアリングモードにして接続
  ※HFPで接続するため電話機能が利用できなくなる。

■インカム通話開始/終了
  最後にペアリングしたインカムがペアリング1、その前にペアリングしたインカムがペアリング2 というようになり、最大9台までペアリングを記憶しておくことができる。
  ペアリング1へ接続、切断=ジョグダイヤルを1回押し
  ペアリング2へ接続、切断=ジョグダイヤルを2回押し
  ペアリング3以上へ接続=ジョグダイヤルを3回押してジョグダイヤルを回して選択
  ※上記要領で最大8台までのチェーン接続が可能

■音楽を聴く
  20S電源onと同時にペアリング済みのデバイスへ自動的に接続に行く。
  音楽の再生/停止=ジョグダイヤルを1秒押し
  曲の進む、戻る=ジョグダイヤルを押して回す
  停止したまま開始されない場合=ジョグダイヤルを押して回すと再生開始

■ミュージックシェアリング(音楽共有)
  20S間をA2DPでデータ転送し二人で同じ音楽を聴くことができる。
  ※ただし距離は10m程度なのでタンデムでの利用のみ。
  ※0.2秒くらいのラグがあるため二人で歌うとズレてやばいw
  インカム通話開始後にジョグダイヤル3秒長押し=音楽共有開始/停止

■FMラジオを聴く
  FMラジオモードに入る=Phoneボタンを2秒押し
  自動選曲=デバイスボタン押したまま回す
  プリセット選択=Phoneボタンを押す

■オーディオマルチタスク(インカム通話しながら音楽/ラジオを聴く)
  音楽/FMラジオを聴きながらインカム通話を開始するだけでOK
  インカム通話開始後でも音楽/FMラジオを切り替え可能

■アンビエントモード(クランプキット内のマイクから外音を拾う)
  アンビエントモードon/ff=アンビエントモードボタンを2回押し

■ボイスコマンド(音声で操作)
  ボイスコマンド受付1=スタンバイモード時に HelloSENA と言う
  ボイスコマンド受付2=本体を手のひらで2回タップ
  ボイスコマンド受付3=アンビエントボタンを1回押す

  可能な操作は、FMラジオ起動や次トラック/FM局、リダイヤル等だが、日本語英語ではなかなか通じないのが難点。

■設定モード
  ジョグダイヤルを12秒長押しで設定モードにし、ジョグダイヤルを回して各メニューに入る。


設定モードについてはわかりずらいので、本体で操作することはほとんど無いだろう。
かわりにスマホをペアリングしておけば、専用アプリから設定ができる。
また、アプリで複数会話用のグループ設定をしておけば複数同時接続が楽になる。


一通り操作してみて思ったのは、ジョグダイヤルとPhoneボタンの二つと簡略化されすぎて、何秒押したら、何回押したらという条件ばかりなので、覚えづらいということ。
せめて本体のボタンは3つ欲しかったと思う。
ただし機能が非常に多いが故の話なので、利用する機能に絞って覚えればそれほど苦労することはない。


オプション ハンドルバーリモコン


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インカム本体の操作をグリップに取り付けたリモコンで操作が可能になる、オプションのハンドルバーリモコン SC-HR-01も用意されている。
価格は高めで16000円程度するが、操作が楽になるので興味のある方は以下の記事も参照していただきたい。

手元で音質/距離チェック


とりあえず1対1での接続でチェックしてみた。

全体的な音質


SENA SMH10はかなり音質が悪いと不評で、SENA 20Sは少し改善したのか音質が悪いとまでは感じない。
低音重視のドンシャリスピーカーでズンドン強烈に低音を響かせられる反面、高音が破綻しやすく耳が疲れやすい。
個人的にはドンシャリは好きなんだけど、もう少し高音が割れずに出るようになればいいのになぁと思う。


SENA 20S同士の通話


木造2階建ての自宅の1Fと2Fで通話をしてみたがさすがにこの程度であれば全くノイズは乗らない。
音質もクリアで双方の会話は快適そのもの。
マイクの感度も良い。


ミュージックシェアリング(音楽を転送する機能)


スマホと20SをA2DPで接続し、20S同士をA2DPで転送しているのだと思われるため、ステレオで非常に高音質だ。
障害物が全くなければ20m程度は問題なく、30mくらいで半分くらいがブチブチと切れる状態になる。
1台でも車が間に入るとどんなに距離が近くてもブチブチ切れて聴けない。
ただし、これはA2DPのみの話で、同時にしているインカム通話に影響はない。

原付2台でゆっくりと近くを走るくらいなら利用できなくは無いが、もともとタンデム向けの機能なので当然か。


Bluetoothの仕組み上仕方ないことではあるが0.2秒くらいのラグがあるので、A2DPの転送で0.2秒の上にインカム通話で0.2秒のずれが発生し、二人で一緒に歌うと相当なずれが出てやばいことになるw
もし二人で歌いながら走りたい場合は、音源を二つに分岐してBluetoothで飛ばすような機器(B+comデュアルオーディオトランスミッター)か、単純にオーディオ分岐してトランスミッターを二つ接続するか、2台同時接続が可能なスマホ(あるのか?)を利用したほうが幾分ましだろう。


オーディオマルチタスク時(インカム通話+音楽 or FMラジオ)


非常に安定しており、音質の劣化は全く無い。
インカム通話とA2DP又はラジオの二つを起動することでノイズが増えることもなく、それぞれが全く別物として動いているようだ。


FMラジオ


PCに囲まれた環境ではあるが感度は非常によく、一通りのラジオを快適に聴くことができた。
選局もオートでばっちり。
実際に走行してみてもすごく快適。
車ほどではないけどそれに近いくらいのラジオは聞ける。


スマホ経由で通話するRideConnected


別途以下の記事を参照していただきたい。
裏技的に他社インカムでも使うこともできるので、一読しておくと何かと役に立つかもしれない。

4台チェーン接続して動画をとってみた


おそばせながらSENA 10Sを含めた4台チェーン接続でツーリングをしてきた。
主な設定は以下の通り

20S
ファーム:1.6.3
HDインターコムオン
8方向オフ

10S
ファーム:1.2
HDインターコムオン

HDインターコムは1対1の時に効力がありチェーン接続をすると自動的に無効化されるとマニュアルに記載があり、FAQにはチェーン接続時にはオフを推奨している。
今回はマニュアルにそってオンでもOK!という認識のもとオンにしたが、SENAに問い合わせたところオフにすることを推奨と正式に回答をいただいた。
それでも安定性は良かったのでオフにしたらもっと良くなるかも?

尚、条件によってオンやらオフやらにするといいんだけど、わかりにくかったので以下の通りまとめる。

■条件
・HDインターコム対応機種同士で近距離(タンデム)で2台接続の場合のみ双方のHDインターコムをオンにする。
・20Sのみで構成した5台以上のチェーン接続時のみ8方向インターコムをオンにする。
・上記以外の条件では全て、HDインターコムと8方向インターコムはオフにする。

■接続環境例
接続2台(タンデム)    接続機種20S, 10S, 10U, 10C  =HDインターコムオン 8wayオフ
接続2台(タンデム)    接続機種上記以外        =HDインターコムオフ 8wayオフ
接続2~4台(バイク複数) 接続機種他社含め全て     =HDインターコムオフ 8wayオフ
接続5台以上(バイク複数) 接続機種20Sのみ        =HDインターコムオフ 8wayオン


いろいろ面倒だから、基本はどっちもオフにしておけばOK!!


接続状況


10S------20S------20S------10S
T先輩  K先輩  まさきち  M君
交通量が非常に多く大半が市街地という悪条件と、静かな山の中を走行した動画は以下の通り。
切断された時の状況をお伝えするために切断時の動画を入れているが、一日走ってこういったことは1回程度で、非常に安定しているので安心してほしい。

■音質
風切り音やエンジン音はしっかりとノイズリダクションで排除されており、マイクに風が直接当たらなければ非常に快適。
トンネル内での反響音も軽減されている。
電子ノイズはやや多めではあるが気にならないレベル。

人の声はクリアな音声だけど高音が強く、ちょっと耳が疲れるかな?
これは音楽を聴いた時も同じでスピーカーの限界と思う。


■安定性
一発で接続OK、切断は1回だけ山中を走行中にあったけど再接続はあまり手がかからない。
一応先頭から順番に接続することが推奨されているけど、間が切れた場合は2対2の状態からでも接続ができた。
ただし、接続した時に呼び出し音や接続音が鳴らないのは不便。
接続されたのかされてないのか判断しにくい。


■通話距離
市街地で間に車が多数入って全く見えない悪条件で、200m離れても「信号でとまった」「その前で待ってる」というのを伝えるのが精一杯なレベルながら、ギリギリ通話は可能だった。
しかも接続順序的にジグザグに二つに分断されたので、総距離は600m離れていたことになる。
この通話距離はB+comをはるかに上回っている。

逆に比較的車が少なく見通しが良ければ300mくらいでもほとんどノイズは入らない。
北海道とかなら見通し1000mはいけそうだ。


■オーディオマルチタスク
20Sの2台ともスマホと接続して音楽を流すとノイズがひどかったので、1台だけにすると音質が良くなった。
1台だけであればすこぶる快適。
2台とも接続するのは1度しか試してないので、何度かやり直せば直りそうな感じ。
ちょっと癖があるかも?



SENA 20Sの評価


安定性、通話距離は抜群で動作も快適。
2014年発売ながら、未だに最高レベルの性能で息の長いモデル。
2017年は自動経路制御を搭載した次世代モデルが登場する転換期だが、もともとの性能が高かったので次世代機とも勝負できてしまう。

強いてイマイチな点をあげると、
・耳が疲れやすい
・オーディオマルチタスクが少し不安定
・接続音がわかりにくい
・大きくて重い
・ベースの取り付けがしにくい

という程度でいずれもクリティカルな問題では無い。

ここまで完成度をあげたにも関わらずまだまだファームアップされるその姿勢は素晴らしい。
不具合らしい不具合は既に存在せず、熟成の域に達しているので安定を重視する人におすすめ。

10点満点評価
音楽の音質・・・・・・・・・5
インカム通話音質・・・・・・6
通話距離・・・・・・・・・・9
安定性・・・・・・・・・・・9
操作性・・・・・・・・・・・8
機能/拡張性・・・・・・・・7
取り付けやすさ・・・・・・・4
重さ・・・・・・・・・・・・3
コストパフォーマンス・・・・6
おすすめ度・・・・・・・8!

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