バイク用 インカムレビューのカテゴリ記事一覧

バイク用品(インカム、ヘルメット等)、ウェアラブルカメラ、キャンプ道具を買いまくって、レビューのためにツーリングをする様子を公開するブログ。

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カテゴリ:バイク用 インカムレビュー

バイク用 インカムレビューのカテゴリ記事一覧。バイク用品(インカム、ヘルメット等)、ウェアラブルカメラ、キャンプ道具を買いまくって、レビューのためにツーリングをする様子を公開するブログ。

2017-12-10 その他インカム
アール・ダブリュー・シー社のX-RIDEブランドから、6台接続をサポートしたインカム S-1が発売された。以前から台湾メーカーが台湾国内で販売していたこのシリーズ、気になっていたところにX-RIDEブランドで発売となったので早速購入してみた。X-RIDEのインカムの概要現在X-RIDEには3つのインカムがラインナップにあり、今回試すのは2017年4月発売のミドルクラスにあたるS-1だ。残り2つのうちの1つは2013年9月発売のRM-XRBT100だが...

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2017-08-26 SENA
超ロングセラー SENA SMH102010年発売ながらBluetooth3.0を採用し、4台チェーン接続を可能にした先駆者。2017年現在でもファームのアップデートが継続するなど、息の長い製品。今更ながらSMH10をレビューする。SENA SMH10の位置づけ下位には1対1接続で通信距離の短いSMH5とSMH5-FMがあり、SMH10とあわせてBluetooth3.0世代のラインナップとなる。上位にはBluetooth4.X世代を採用し、音楽と通話の併用が可能になった20Sと、20Sか...

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2017-08-26 SENA
ヘルメットに内蔵させられる珍しいタイプのSENA 3Sを入手したのでレビューする。SENA 3Sの概要操作ボタン部分のみを外部に出してバッテリーや充電コネクター等は全てヘルメット内におさまる設計になっている。機能的にはローエンドのSMH5よりさらに少し下で、SENAの中では最も性能が低い。上位にはアライ、ショウエイの特定製品向けの専用設計となる10Uがあるが、ミドルクラスの性能で4.5万円前後と非常に高価。その点3Sは汎用の設...

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2017-07-10 バイク用 インカムレビュー
インカムの通話音質を左右する要素の一つにノイズリダクションがあるが、先日メールで、・B+comにノイズリダクションは無いというのは本当?・B+comのマイクは無指向性のためマフラーの音を拾って通話が困難というのは本当?・SENAは指向性が強いため環境音を拾いにくいというのは本当?と質問をいただいた。これまでいろんなインカムを使って走行し、それぞれ特徴はあれどB+com、SENA、デイトナの3社で実用で困るくらいの差を感じ...

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2017-07-02 B+com
日本国内では初となる、自動経路制御を可能にしたB+comシリーズの最新作SB6X海外では2015年に登場したスカラライダー Packtalkが自動経路制御を採用し、2016年にはSENAが30kを発表、2017年中の発売を目指して開発中。そこへ急遽サインハウスからSB6Xが発売された。新しいネットワーク規格のスカラライダーとSENAに対し、従来のBluetoothで自動経路制御を実現したSB6X自動経路制御インカム時代の幕開けだ。2017年8月4日発売日、予約...

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2017-06-08 B+com
B+comは標準スピーカーでも十分高音質だが、さらなる高音質を期待する人向けにオプションスピーカーが用意されている。どれくらいの音質差があるか標準スピーカーと比較する。概要簡単に製品の特徴を紹介。公式には以下のような記載がある。・中低音域を強化・外径Φ40mm×薄型11mmの小型形状・B+comは全機種対応、汎用品もラインナップあり SB5X用のMicroUSB SB4X、SB213evo用のMiniUSB(ストレート) SB213、SB203用のMiniUSB(...

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2017-06-06 MidLand
BT Proシリーズ対応の高音質スピーカーが発売されたので、さっそくラフロ川崎店で購入してきた。BT ProシリーズはBT NEXT Proのパブリックモードがとても優秀だが、スピーカーがあまり良くない上に汎用品が使えず、音質に劣ることが欠点だった。その欠点を知ってかどうか、高音質スピーカーがオプションで用意されたのだ。上記は公式画像だけど、バイクにヤマハを持ってくるのは当然のことだろうか(笑)尚、2017年8月に標準付属の...

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2017-06-04 SENA
SENAのインカムと接続して手元でインカム操作を可能にするハンドルバーリモコン。インカム操作のために手を離して耳元で操作することに不安な人や、少しでも便利さを追求する人に向けたオプションだ。概要特徴は以下の通り。・10cのカメラ操作を除けば基本的にインカム本体の操作は全て可・グリップに挟むだけの簡単設置・防水・内蔵バッテリーで3ヶ月程度使用可・充電はMicroUSBで行う・リモコンとインカム本体どちらでも操作可・...

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2017-05-30 MidLand
MidLand BT Proシリーズにあわせて登場した、スマホ通話アプリ BT Talkを紹介する。BT Talkと必須オプションのBTTボタンについて、公式にマニュアルは無いのでかなり手探り状態。サポートに問い合わせをすれば回答をもらえるが、全部聞いていられないので試してわかった範囲で記載している。BT Talkの概要必須条件は2つ■ グループの作成時にMidLandのインカムかBTTボタンをBluetoothで接続しておくこと。接続してないと弾かれる...

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2017-05-21 SENA
スマホを介して通信するSENA RideConnectedの操作やできること、できないことを確認したので紹介する。RideConnectedの概要必須条件は、RideConnected起動時にSENAのインカムがスマホと接続されている事。接続されてなければRideConnectedの操作ができないようになっている。今回は手元にあるSENA 20SとSENA 10Sで試したけど、SMH10等の古い製品でも利用可能。2016年末に各インカムで対応ファームが出ているので、必ずアップデート...

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2017-04-18 SENA
2017年9月時点の最新情報SENA待望の新型 30k革新的なメッシュネットワークを採用し、インカム業界を大きく変えそうな気配があるので、とても期待している。2017年9月現在、まだ開発中で随時詳細情報が公開されはじめているが、まだ具体的な発売日は好評されてない状況だ。SENA 公式サイト 30k製品ページ外観公式サイトに公開されている画像だ。トップの画像は東京モーターサイクルショーで撮影したモック。後方の突起がBluetooth...

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2017-03-22 その他インカム
中華最安値の6Ridersに続いてチェーン接続が可能な4Ridersを中古で入手したのでレビューする。購入した4Riders、少し古いバージョンのようでスピーカーの音質がかなり悪い。ネットで調べる限り、4Ridersの現行モデルは6Ridersのスピーカーと同じで高音質化しているので、今回は6Ridersのスピーカーを使ってチェックする。尚、スピーカーのモデルチェンジがあったのは2014年頃らしく、現在販売されているものは全て新モデルと見てい...

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2017-02-20 MidLand
2015年3月に発売されたMidLandのお手軽最安ローエンド、BT Cityを購入したのでレビューする。かわいい見た目に反して、外部音声入力が通話と併用可能と意外と侮れないやつ。本製品は名前の通り近場で使うことが想定されており、ジェットヘルメットに適したアームマイクのみの構成。通話距離200m、通話時間8時間と低スペックではあるけど、ミュージックシェアリング、有線外部入力を備えているので、ツーリングでも十分使えるように...

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2017-02-15 デイトナ
遅くなったけど2015年11月発売のデイトナ フラッグシップモデルのレビュー!クールロボGT2は、通話と音楽の併用ができ、4台チェーン、FMラジオ、通話距離1500mと、他社のハイエンドと対等に渡り合える性能を持っている。それでいて2.2万円と他社のミドルクラス並みの低価格な製品だ。他社は高級感を出しているのに対し、カジュアルなブランドイメージで実際に低価格で攻めるデイトナ。公式の画像がおばちゃん、しかもガキ使のキス...

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2017-02-08 その他インカム
2016年9月頃にアメリカや中国で発売された中国製デュアルチップインカム EJEAS-TTSブランドはExcelvan通話と音楽の併用に対応し、4台接続が可能な中国製ではハイエンドにあたる製品。インカムは同一メーカーで揃えたほうが安定性が高いので、いまさらEJEAS-TTSをツーリングメンバー全員で揃えなおすなんて事はまず無いのだけど、ふと中国製はどこまで進化したのか気になるから購入してみた次第だ。自分でもそれだけの理由で片っ端...

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6台接続をサポートする格安インカム 台湾製のX-RIDE S-1をレビュー

s-1-01.jpg
アール・ダブリュー・シー社のX-RIDEブランドから、6台接続をサポートしたインカム S-1が発売された。
以前から台湾メーカーが台湾国内で販売していたこのシリーズ、気になっていたところにX-RIDEブランドで発売となったので早速購入してみた。


X-RIDEのインカムの概要


Xride_logo.jpg
現在X-RIDEには3つのインカムがラインナップにあり、今回試すのは2017年4月発売のミドルクラスにあたるS-1だ。
残り2つのうちの1つは2013年9月発売のRM-XRBT100だが販売終了に向かっている。
最後の1つは2017年6月発売のM-1だ。
スピーカーが片側のみという極端に思い切った仕様の低価格簡易インカムで、試しに2台購入済みなのでそのうちレビューを書くのでしばしお待ちいただきたい。


S-1のスペック


・Bluetooth 4.1
・同時通話最大6人
・通信距離500m
・通話時間10時間
・有線オーディオ入力
・A2DP機器2台を同時利用可(自動切替)
・他社インカムと接続可
・バッテリー 600mAh
・充電時間 2.5時間
・防水性能 IPX5相当
・実売価格 1.5万円





S-1の製造元


scs-etc.jpg
X-RIDEブランドは他にもポータブルナビやドライブレコーダーなども取り扱っており、調べると台湾や中国の製品をローカライズする会社のようだ。
S-1については2016年に「SCS ETC社」がS-1を、「DIMTON社」がM1-Sというほぼ同じ製品を発売している。
どちらも台湾のメーカーでそれぞれ良く似た製品をラインナップしているので、どちらかがOEM元ではないかと推測している。
そしてX-RIDEのS-1は上記のどちらかをローカライズしたものだろう。

「SCS ETC社」
http://www.scsetc.com/index.aspx

「DIMTON社」
http://www.dimton.com/

所有していないためそれぞれ自社接続が可能かはわからないが、これまでの経験では可能ではないかと思う。
DIMTON社のM1-Sは8人接続をうたっている以外はほぼ同じ仕様。
アマゾンで販売されており1万円前後と破格だ。


ではレビューをしていこう。

本体、付属品確認


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付属品は、ワイヤーマイク、ブームマイク、両面テープ取り付けベース、クリップ式取り付けベース、スピーカー、MicroUSBケーブル、オーディオケーブル、他クッションや両面テープなど一式だ。



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本体後方のMiniUSB端子にスピーカー/マイクのコネクタを接続するようになっている。



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マイクはスピーカーケーブルから分岐する形となっており、ワイヤーかブームか切り替えることが可能。
コネクタがちょっと厚みがあるけど、取り付けには問題ない程度。



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左がSB5X/SB4X、中央がS-1、右がSENA 20Sのスピーカー。
スピーカーは直径がとても小さく、平均よりやや厚みがある。
このサイズでどれだけの音質になるのか気になるところ。
直径を小さくするのはいいけど、ケーブル部分がやたらと飛び出しており、しかも固く固定されている。
ショウエイの窪みには綺麗におさまりそうにない。



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ベースはクリップ式と両面テープのふたつがついている。
とても軽量薄型で必要最低限という感じだ。



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次は本体をみていこう。
側面には、前方下にインカムボタン、後方にファンクションボタン、上部にプラスとマイナスの4つで構成。ボタンはクリック感があり、ボタンの大きさも押した時のストロークも適度で操作しやすい。
押した時の感触がちょっと安っぽい。



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底面には2.5mmステレオ入力ポートと充電用のMicroUSBポートがある。



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各ポートの真ん中に防水用のキャップがはまっているので、使わない時はこのキャップをかぶせておく。
最初、真ん中の防水用キャップの取り付け口にも何かポートがあるのかと無理やり外そうとしてしまった。
ゴムが細いのでいつか千切れてしまいそうなことが不安なところ。



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後方はMiniUSB端子でスピーカーを接続する。
少し下を向いているので、差込が甘くてもすぐには浸水はしなさそうだ。
MiniUSBの5pinなので汎用品も流用できそうだが、防水の問題があるのであまり現実的ではない。



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ベースの取り付けは上からスライドさせるようになっている。
ベースもスライド用レールも薄型なので、ちょっとレールにはめこみにくいけど慣れれば気にならなくなった。


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最後までスライドさせるとカチっと音がしてロックがかかる。



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取り外しはベース上部を押して本体を上に持ち上げる。



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重量はなんとクリップ式ベース込みで68g!
内蔵型で特殊なSENA 3Sを除くと、最も軽い。
これまで一番軽かったイージートーク3と比べても、手に持った瞬間に軽いとわかるくらいの差だ。

■S-1          68g
■SB6X         111g
■SB5X         102g
■BT NEXT Pro     111g
■BT X2 Pro、X1 Pro  109g
■SENA 20S       153g
■GT2          100g
■イージートーク3    84g



ヘルメットへの取り付け


SHOEI Z7へ取り付け。
Z7はシェルとライナーの隙間が無くインカムの取り付けがしにくいのだが、S-1は本体後方からケーブルが延びていることと、ケーブル長に余裕があるので、取り付けはしやすかった。
Z7が大丈夫なら他のヘルメットでも大丈夫だろう。


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ベースはクリップ式を選択。
ちょっとすべってずれやすいので、念のため両面テープでも貼り付けておいたほうがいいと思う。
ケーブルは首の後ろからまわすように設置。
他製品だとケーブル長が足りないことが多く困るのだけど、S-1は問題ない。



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スピーカーはケーブルの付け根がやたら飛び出ていて邪魔だけど、スピーカーが小径なのでZ7の窪みにもぎりぎりはまった。
スピーカーに厚みがあるので窪みを利用せずに取り付けると、スピーカーの厚みがあるので人によっては耳を圧迫してしまうかもしれない。
僕は窪みにはめただけで耳の位置があった。



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マイクは口元に設置。
こちらも厚みがあるので、口元に近づけすぎると唇にあたってしまう。
当たるようなら少しずらそう。



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見た目は悪くない。
ちょっと厚みがあってでっぱり感が強いけど、Z7のデザインともよくあっている。
なんとなく、これぞ台湾の電子機器のデザイン!という感じ。
特別凝っているわけではなく、オシャレを気取るわけでもなく、でも古くも無い。
ちょうど良い感じに電子機器らしさが味わえるデザインだ。



操作関連


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インカム本体操作について、最低限必要な操作を記載する。
作は比較的簡単でわかりやすい。
音声案は日本語。
どことなく素人っぽさのある女性の声で、そこが可愛らしい感じで好きだったりする。
尚、電源オンの状態からなのか、オフの状態からなのかについては、何も記載が無ければ全て電源オンの状態からの操作とする。


操作性はそこそこ良い


各種ボタンは大きく、クリック感があってやや軽め。
少し安っぽさがあるけど操作はしやすい。
ハードウェア面は合格点だ。

ソフトウェア面はまずまず。
反応は早くてストレスは無いのだけど、このあと紹介するとおり、ペアリングリセットをしてペアリング情報が一切なくなると、自動的にペアリングモードに入ってしまうという謎仕様。
何度再起動しても勝手にA2DP/HFP/インカム(2台目)ペアリングモードなってしまい、別のペアリングモードにしたいと思った時にどうすればいいかわからない。
実際のところは無視して操作をすれば良いだけなのだけど、余計な動きだなと思う。
見た目だけSENA20Sの中国製インカムFreedconn T-Rexが同じ動作をするので、OSが同じなのかもしれない。

トータルで考えると、そこそこ良いという部類になる。



基本操作


■電源オン/オフ
ファンクションボタンとインカムボタンを同時3秒長押し

■音量調整
+ボタン、-ボタンを押す

■ペアリングリセット(全リセット)
+ボタンとファンクションボタンを5秒長押しで赤青同時点滅
※ペアリング情報が一切ない場合、自動的にファンクションボタン長押しのペアリングモードに入る
 そのままインカムボタン長押しをするとインカムペアリングモードに入れる


ペアリング操作


■インカムペアリング
1台目のインカム:インカムボタンを5秒長押しで、赤青ゆっくり交互点滅
2台目のインカム:ファンクションボタンを5秒長押しで赤青高速交互点滅

どちらかのインカムのインカムボタンをを1回押すとペアリング開始
数秒でペアリング完了

複数台で接続する場合は同様の手順でペアリングをする。
例えば次は、2台目インカムをインカムボタン3秒長押し、3台目インカムをファクションボタン3秒長押し。
というようにずらしていく。


■ユニバーサルペアリング
インカムボタンを5秒長押しで、赤青ゆっくり交互点滅 (インカムペアリングの1台目と同じ操作)
接続するインカムをHFPペアリングモードにする
数秒でペアリング完了
※マニュアル、仕様に記載無しだが接続可能なことを確認


■デバイス1(スマホ等1台目) ペアリング
ファンクションボタンを5秒長押しで赤青高速交互点滅 (インカムペアリングの2台目と同じ操作)
接続する機器でS-1を探し接続(PINコードを求められた場合は 0000 を入力)


■デバイス2(スマホ等2台目) ペアリング
デバイス1で接続した機器のBluetoothをオフにして切断する
インカムを再起動した後、ファンクションボタンを5秒長押しで赤青高速交互点滅
接続する機器でS-1を探し接続(PINコードを求められた場合は 0000 を入力)


インカム通話操作


■インカム開始/終了(ユニバーサル含む)
インカムボタンを押す


デバイス操作


■音楽の再生/停止
+ボタンを2回押す


■曲をスキップ
-ボタンを2秒長押し

■曲を戻す
+ボタンを2秒長押し
※もう一度すぐに+ボタンを2秒長押しすると前の曲へ


電話操作


■通話に応答/終了
ファンクションボタンを押す

■通話を拒否
着信中にファンクションボタンを2秒長押し

■リダイヤル
ファンクションボタンを2回押す(最後に発信した番号へかける)


スマホ接続の注意点


2台同時に接続は可能だが、同時に聴けるわけではなく排他利用となる。
同一プロファイルでの優先順位というのは無いようで、先にA2DPで音楽を流していたほうが優先される。
プロファイルごとの優先順位は他社製品と同じでHFPが最優先で切り替わるようになっている。


グループ通話の注意点


グループ通話をする場合、後ろから2番目から接続し、その際は他のインカムは電源をオフにする必要があるらしい。
走行中に切断されて、同様の手順で実施するのは困難だ。
操作の詳細はマニュアル参照していただきたい。

尚、電源が入った状態でブリッジ用のインカムのインカムボタンを押すと、前後にペアリングしたインカムと同時に3台接続された。(ユニバーサルを含めてテスト)
インカムボタンを押すとペアリングしたもの全てに発信するようだが、おそらく安定性の問題で1台ずつ接続する手順が記載されているものと推測する。



音質、安定性を確認する


本製品を使っての走行はまだ出来ていないので、手元での確認となることをご了承いただきたい。

まず全体的な話として、ホワイトノイズが大きい。
走行中なら騒音にかき消されて気になる程ではないくらいだが、もう少し小さくなって欲しいと思う。


スマホとA2DPで接続して音楽を再生


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音質は良い。
スピーカーが小型なわりには低音がそこそこ出ており、イージートーク3やGT2に近いバランスの良い音だ。
最大音量は多機種と比べてもかなり大きく、音割れすることなく大音量で音楽を聞くことができる。


ただし1点気になることがある。
今回、2台のAndroidスマホを接続して試したが、次の曲に飛ばす時などA2DPがオン/オフする瞬間にバチッ!とノイズが入る。
なかなか大きな音で耳にその音圧を感じ取れるくらいで不快に感じた。
問題の切り分けをするために、再生アプリをかえたりスマホも複数試したり、もう一台のS-1で試すなどした結果、S-1の固体差であることが確認できたのでメーカーサポートへ問い合わせ中だ。



インカム通話を試す


s-1-31.jpg
接続はとても早くて、インカムボタンを押したら1秒程度ですぐに繋がる。
通話音質は標準レベル。
スピーカーは良いのだがマイクがいまひとつでトータルでは普通。
ノイズリダクションはそこそこに効果があり、動作としては悪くは無い。
反応速度もノイズカット量も安定性も可もなく不可もなく。
部分的に下回っている部分はあるものの全体的にイージートーク3に近く、無難な感じだ。

通信距離は仕様上は500mとなっているが、自宅周りで確認する限りはSB4X等の一般的なミドルクラス製品と大差はなさそうだ。



遅延は非常に短く0.1秒程度。
かなり高速な部類になる。

BT Proシリーズ 0.05秒
SB6X 0.1秒
イージートーク3 0.1秒
S-1 0.1秒
SENA 20S 0.15秒
SB5X/SB4X 0.2秒
Line通話 0.5~0.8秒(混雑具合次第)


ユニバーサル接続を試す


s-1-41.jpg
マニュアルには記載がなく、仕様にも掲載されてないが、適当に試したら接続ができてしまった。
今回はS-1をユニバーサル、SENA 20SとSB5XをHFPにして接続。

走行はしてないけど自宅周りでどれくらいの通信距離があるか確認したところ、通常のインカム通話と大差ないくらいの距離は通話が可能だった。
音質も安定性も十分で、たまたま何かで繋がってしまったというものでもない感じだ。
仕様にはないけど普通にユニバーサルインターコムを搭載しているものと思われる。

また、以下のような構成で電源を落として一台ずつ接続してというマニュアルの手順ではなく、中央のS-1のインカムボタンを1回押して1発で3台接続をしてみた。

S-1(自社)-----(自社)S-1(ユニ)-----(HFP)SENA 20S

接続は一瞬で、安定性は高く、ノイズも少ない接続ができた。
もしかしたら4台接続となると何かと問題が出てくるのかもしれないが、少なくとも3台接続なら中央のインカムボタン押しの1発接続で十分だと思う。



インカム通話と外部有線入力を併用する


s-1-40.jpg
マニュアルには外部有線入力をすると、毎回+ボタンと-ボタンを押して認識させないといけないと記載があるが、何もせずに音楽を聞くことができた。
音質は有線入力だからといって特別なものはなく、スピーカーが良いのでそれなりに音質で音楽を聞ける。

インカム通話との併用は可能で、特にこれと言って操作は必要ない。
普通に音楽等を再生すればOK

併用してもノイズが増えるようなこともないので、普通どおり使えるものと思って良い。



S-1の評価


xride_s1.jpg
目立つ機能はないがバランスよく平均以上の性能を持っており、意外と良い。
実売1.5万円という事を考えれば高性能だ。
操作はしやすいし軽快な動きも良く、何より軽い。
つけている感じがしないくらい軽い。

ペアリング情報がないと勝手にペアリングモードに入る事と、ホワイトノイズが多いという2点は些細なことなので問題は無い。
ただ、ユニバーサルを搭載しているならマニュアルや仕様にはちゃんと書いておけばいいのにと思う。


惜しいと感じるのは、4台以上?の接続の方法が非常に面倒なこと。
あの手順を要するなら、少々厳しいものがあるが本当のところはどうなのだろうか。
手元で確認する限りでは、3台までなら手順は無視して中央1発接続で問題はなさそうなので、少人数で使うには十分だ。


まとめると、ツーリングは3人までがメインで外部入力が有線で良いならS-1はおすすめ。
A2DPでの音楽併用できるハイエンド製品の登場に期待したい。

10点満点評価
音楽の音質・・・・・・・・・7
インカム通話音質・・・・・・6
通話距離・・・・・・・・・・未検証
安定性・・・・・・・・・・・未検証
操作性・・・・・・・・・・・7
機能/拡張性・・・・・・・・5
取り付けやすさ・・・・・・・7
重さ・・・・・・・・・・・・10
コストパフォーマンス・・・・7
おすすめ度・・・・・・・7!


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超ロングセラー SENA SMH10をレビュー

  •  投稿日:2017-08-26
  •  カテゴリ:SENA
SMH10-013.jpg
超ロングセラー SENA SMH10
2010年発売ながらBluetooth3.0を採用し、4台チェーン接続を可能にした先駆者。
2017年現在でもファームのアップデートが継続するなど、息の長い製品。
今更ながらSMH10をレビューする。



SENA SMH10の位置づけ


SMH10-55.jpg
下位には1対1接続で通信距離の短いSMH5とSMH5-FMがあり、SMH10とあわせてBluetooth3.0世代のラインナップとなる。
上位にはBluetooth4.X世代を採用し、音楽と通話の併用が可能になった20Sと、20Sから音楽と通話の併用を無くした10Sの2機種がある。

後継として10Sが用意され徐々に価格差もつまってきたが、まだ主力モデルとして販売されており、特に2個セットモデルは割安に設定されているので、友達とあわせて購入したり、故障に備えた予備として持っておく等すれば、非常に安価に入手可能だ。


スペック


・同時通話最大4人
・通信距離900m
・通話時間12時間
・他社インカムと接続可
・有線オーディオ入力
※インカム通話、A2DPとの併用不可
・スマホ等を2台接続可能(排他 HFP優先切り替え式)
・実売価格 2.3万円



パッケージング


SMH10はマイクの種類によって型番が異なるので注意しよう。

■SMH10-10 ブームマイクのみ(ジェット向け)
■SMH10-11 ケーブル付きブームマイクとケーブルマイクの2つ(フルフェイス、ジェット両方)


価格差がなければ汎用性の高いSMH10-11を選んでおくといいが、だいたいブームマイクのみのほうが1割くらい安くなっている。
フルフェイスでもブームマイクを取り付けることは可能なので、値段と相談して決めよう。
今回僕が購入したのは SMH10-11 で、2つのマイクがついているタイプだ。

また、国内正規品と並行輸入の両方が販売されており、総じて平行輸入品のほうが2割程度安いことが多い。
平行輸入品のデメリットは国内SENAのサイトでユーザー登録ができないことと、保証が国内で受けられないことだ。
ユーザー登録をしないとマニュアル類の電子ファイルやアップデート用のアプリがダウンロードできないようになっている。
平行輸入品は基本的にアメリカからのものが多いので、アメリカのSENAサイトでユーザー登録をすればアップデート用アプリをダウンロードしてアップデートは可能だ。
また、アップデートを行う際に日本語化もできるので、中学1年生レベルの英語ができれば特に問題は無いだろう。
そのあたりについては他のブログで詳しく紹介されているので、確認していただければと思う。

3万円クラスの製品であれば故障時のことを考慮して国内正規品が良いと思うが、SMH10は平行輸入品のほうが大幅に安く、故障したら買い替えという運用も考えられるくらいの値段なので悩ましいところだ。


本体、付属品確認


SMH10-02.jpg
ケーブル類は全てベースに取り付けるようになっている。
マイクはコネクタで2つのマイクを入れ替えることが可能。



SMH10-07.jpg
ケーブル付きブームマイクは根元の部分を両面テープ等でヘルメットの外側に貼り付けて、ブーム部分を口元に持ってくるようになっている。
一応フルフェイスでも取り付けは可能だけど、どちらかというとジェット向けのマイクだ。
フルフェイスにはケーブルマイクを使ったほうが良い。
型番違いのSMH10-10に付属しているブームマイクはケーブル部分が一切なく、ベースから直接ブームが飛び出している。



SMH10-021.jpg
本体は大きなジョグダイヤルと後部のフォンボタンのみ。
ジョグダイヤルは、回す、押す、押したまま回すの3つのアクションが可能。
操作性についてはジョグダイヤルの形状が外側を押さえて回したいのに、傾斜がつきすぎて押さえにくいのでちょっと回しづらい。
動きが渋めなことが拍車をかけている。
上位の20Sや10Sでは平坦になって外側を押さえやすくなり、動きも良いのでだいぶ改善されている。
また出っ張りが大きいので、乗車姿勢やジャケットのパッドの形状等によっては振り向いた時に肩にあたって誤作動することがあるので要注意。
LEDは中央の前方に配置されている。



SMH10-06.jpg
後ろの上部にUSBポート(MicroUSB)があり、防水性はゴムのパッキンで確保。
パッキンを閉め忘れると簡単に浸水するので気をつけよう。
10S、20Sも同様のパッキンだが場所が下部に変更となり改善済み。
USBポートはファームのアップデートも兼ねている。
汎用のpinアサインなので100円ショップ等のUSBケーブルが利用可能だ。



SMH10-05.jpg
ベースの取り付けは挟み込むクランプと両面テープによる貼り付けタイプの二つ。
クリップ式は鉄製でやたら重いのはSENA共通。



SMH10-08.jpg
本体の取り付けは、ベース下部の差込口に本体をあてがって上部をパチンとはまるまで押し込む。
取り付け、取り外しは1秒あれば十分なほど簡単だ。



SMH10-04.jpg
ベースの後部に3.5mmステレオミニプラグがあり、有線での外部入力ができる。
ただし、他の機能との併用はほとんどできない。
動作は以下の通り。

・有線入力中にインカム通話を開始するとインカム通話のみになる
・有線入力中にHFPの電話などが開始されるとHFP通話のみになる
・有線入力中はA2DPの音楽は聴けない

インカム通話と併用できればかなり有用だったのだけど残念。



SMH10-01.jpg
クリップベース利用時の重量は153gで20Sや10Sとほぼ同じ。
全体的には最も重い部類に入る。
実際に取り付けると他社より重いのは感じるが、慣れてしまえばこんなものかなと思えるくらいなので、それほど心配はいらない。

■SENA SMH10     153g
■SENA 20S       153g
■SB6X         111g
■SB5X         102g
■BT NEXT Pro     111g
■BT X2 Pro、X1 Pro  109g
■GT2          100g
■イージートーク3    84g




10S、20Sとの外見比較


SMH10-027.jpg
ジョグダイヤルがかなり大きく出っ張っており、かなり厚みがある。
その点、10Sや20Sはジョグダイヤルのデザインが大幅に変更されており出っ張りが抑えられている。
ベースは外部スピーカー用端子以外は10Sと同じ構造。
感度の差はわからないが、SMH10のベースに10SをつけてFMラジオも聞けることは確認済み。

20Sは全く異なり互換性はない。



ヘルメットへの取り付け



SHOEI Z-7


SMH10-010.jpg
今回はクリップ式を利用して取り付け。
Z-7はネックパッドとシェルとの隙間が小さく、ケーブルがかなり強く折れ曲がってしまう。
前方もしくは後方から回しこんでつけるのだけど、SENAは左スピーカーのケーブルが短く、後方を回しこむことができない。
そこでマイクは前方から、右スピーカーは後方から、左スピーカーは仕方なくネックパッドとシェルの隙間に押し込んで設置した。
強く引っ張らなければ断線することはないと思うけど、ちょっと心配になる。



SMH10-011.jpg
配線が決まればシェルとライナーの隙間にクリップ部分を押し込んで、付属の六角レンチで締めこめばOK



SMH10-014.jpg
スピーカーは直径が小さいので、窪みにピッタリと収まった。



SMH10-015.jpg
マイクはコネクターが少し邪魔で設置に悩んだが、チークパッドの前方に両面テープで貼り付け。
ケーブルはチークパッドの下の方に押し込んで、マイクは口元に取り付け。



SMH10-012.jpg
ベースが下に飛び出ているけど、首の抉れている部分に設置すれば置く時に地面に当たらずに済む。
ただ抉れていないタイプのヘルメットが多く、地面に置いた時のバランスが少し悪くなるのはSENAに共通している。



SMH10-013.jpg
本体を取り付けるとこのような感じになる。
厚みがかなりあってぼってりしているが、デザインはそんなに悪くはない。
かっこよくもないけど。



操作


SMH10-021.jpg
概ねSENA 10S、20Sと同じ操作。
これらを使ったことある人ならすんなりと扱えるだろう。


全体操作


■電源オン、オフ
ジョグダイヤルとフォンボタンを同時押し
※オンは1秒、オフは一瞬

■ボリューム操作
ジョグダイヤルを回す

■音声案内音量調整
該当の音声が流れている最中にジョグダイヤルを回す
音声案内の音量設定は音声案内の内容によって異なるので、調整が必要だと思ったら都度調整する

■初期化(工場出荷時に戻す)
フォンボタンを12秒押し続けるとLEDが赤に点灯。
ジョグダイヤルを5秒押す。
※ペアリング情報を含めて設定も全て初期化


インカム関連操作


■インカムペアリング
ジョグダイヤルを5秒長押し
相手も同じくインカムペアリングモードにして、どちらかのインカムのジョグダイヤルを1回押す

■ユニバーサルペアリング
ジョグダイヤルを8秒長押し
相手をHFPペアリングモードにしてしばらく放置するとペアリング

■インカム発信
ジョグダイヤルを短く押す
1回押すと最後にペアリングした相手、2回連続で押すと最後から2番目にペアリングした相手へ発信する
最大記憶数は3台

デバイス関連操作


■デバイスペアリング
フォンボタンを5秒長押し(赤青点滅)
スマホ等をペアリングモードにする
自動的にペアリング完了

■音楽の再生、停止
ジョグダイヤルを1秒押す

■早送り、巻き戻し
ジョグダイヤルを押した状態で回す


設定モードへ入って設定


ジョグダイヤルを12秒押し続けると各種設定モードに入り、ジョグダイヤルをまわして希望の設定になったらフォンボタンを押す。
何の設定を選んでいるかは音声案内で確認できる。
設定モードでできることは以下の通り。


■ペアリングリセット
■ノイズ制御
■サイドトーン
自分のマイクから声を拾ってスピーカーに流す(使いどころ不明)
■音声プロンプト
■VOX(インカム通話)
■VOX(電話)
■スピードダイヤル


各モードにしてフォンボタンを押すと有効、ジョグダイヤルを押すと無効になる。
基本的にVOXとサイドトーンは無効、他は有効で良い。
詳細についてはマニュアルを参照していただきたい。

他社との接続については以下の記事もあわせてご参照ください。


HFPで音楽を聴きながらインカム通話ができるか?


B+com SB4Xにはスマホ等と接続して電話(HFP)を受けた状態でインカム通話を開始すると、電話をの内容を接続したインカムに転送するグループ通話withモバイルという機能がある。
これを応用するとスマホのアプリでHFPで強制的に発信させた状態で音楽を流すと、音質は低下するものの音楽を聴きながらインカム通話が可能という裏技があり、実際に走行したところ十分実用レベルであることがわかった。
本件の詳細については以下の記事を参照していただきたい。


そして、SMH10にも会議通話という機能があり動作は同じとなっているので試してみた。
試した内容は以下の通り。

・スマホにHFP縛りアプリをインストールし動作させる
 「BT mono」「BT talk」の二つでテスト
・SENA 10SとペアリングをしておいてSMH10から発信する

■結果
残念ながらSMH10では動作してくれなかった。
アプリでHFP縛りにすると音楽もHFPにのって音質の低下した状態で聴けるのだが、インカム通話を発信するとHFPが切断されてインカム通話のみとなってしまう。
試しに実際の電話を受けた状態であれば、仕様どおり電話を含めてインカム通話が可能だ。
どうやらHFP縛りにしてはいるがうまく動作してくれないらしい。

スマホ本体の差ではなく、おそらくHFP縛りをするアプリによるものと考えられるので、もっと他のアプリで試してみる価値はあると思うが、調査はここまでとした。
尚、HFP縛りをするには「BT mono」のようなBluetoothで双方向会話をする遊び用のBluetoothトランシーバーアプリがちょうど良い。
どうしてもやってみたい方はいくつかのアプリで試していただきたい。



インカム通話、各デバイスの音質確認



スマホとA2DPで接続して音楽を再生


SMH10-66.jpg
接続は簡単で、手順どおりに実施すればすぐに音楽を聴けた。
スピーカーがあまり良くなくて、低音から高音まで全体的にいまひとつ。
音質はともかく音量はそこそこ出ているので、高速でも音楽や会話をすることは可能だ。
また実際に走行してみると、他のインカムではほとんど気にならなかった風切り音が明らかに大きく、「ああ、インカムから風切り音が出てるな」とすぐにわかってしまった。
おそらく出っ張りが非常に大きいことと、上下にも大きいので風切り音を発生させる要素が強いのだと思う。



インカム同士の通話


SMH10-020.jpg
構成は以下の通りで確認。
20S---SMH10---10S

接続方法は20S等と手順が異なり、通話中のインカムに向けて発信するようになっている。

例えば上記の接続では最初に20SとSMH10で通話を開始。
※20S、SMH10どちらか発信してもOK
次に10SからSMH10に発信、と言う流れだ。

実走はしてないが手元で確認した限りでは、10Sや20S、現行の他社モデルと比較するとノイズリダクションの処理能力が弱く、風切り音等を拾いやすい傾向にある。(扇風機で確認)
ただプチプチというノイズは少なめで安定している。
3台接続で最も負荷の高いブリッジ機にして数十分放置したが、気になるノイズや不安定さはなかったので、実走行でも十分な通話ができそうだ。



SMH10の評価


2010年発売ながら現行モデルともしっかり互換性を確保している点は素晴らしい。
惜しいのはスピーカーが弱いこと、やや重いこと、スペック上の通信距離が短めなこと、10Sや20Sと複数人での接続の順序が異なるため混在した場合にどうするかわかりにくいことの4点。

価格は2.2万円程度で、2個パックなら2台で3.6万円と割安な価格設定だが、上位の10Sとの価格差が小さくなり、MidLandのBT X2 Proやデイトナ GT2といった高性能なモデルが同程度の価格になっているので、優位性は下がっている。

今更といった感じもあるが、ファームのアップデートが今でも積極的に行われているので安心感は強い
もし周りの人が既にSMH10やSMH5を持っていて、慣れている人が多いのであれば、SMH10を選んでも良いと思う。
特に2人でこれから購入ならお得な2個パックを別けることで、メジャーメーカー最安で4台接続が可能になるので検討してみてはいかがだろうか。


10点満点評価
音楽の音質・・・・・・・・・3
インカム通話音質・・・・・・5
通話距離・・・・・・・・・・未検証
安定性・・・・・・・・・・・未検証
操作性・・・・・・・・・・・5
機能/拡張性・・・・・・・・5
取り付けやすさ・・・・・・・4
重さ・・・・・・・・・・・・3
コストパフォーマンス・・・・5
おすすめ度・・・・・・・4!

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ヘルメットに内蔵できる小型、軽量インカム SENA 3Sのレビュー

  •  投稿日:2017-08-26
  •  カテゴリ:SENA
SENA3S-22.jpg
ヘルメットに内蔵させられる珍しいタイプのSENA 3Sを入手したのでレビューする。


SENA 3Sの概要


sena3s-00.jpgSENA3S-000.jpg
操作ボタン部分のみを外部に出してバッテリーや充電コネクター等は全てヘルメット内におさまる設計になっている。
機能的にはローエンドのSMH5よりさらに少し下で、SENAの中では最も性能が低い。
上位にはアライ、ショウエイの特定製品向けの専用設計となる10Uがあるが、ミドルクラスの性能で4.5万円前後と非常に高価。
その点3Sは汎用の設計で、概ね価格なりの性能となっていることが特徴だ。

尚、ジェット向けにブームタイプも用意されている。


スペック


■Bluetooth 3.0
■最大同時通話数 2
■通信距離 200m
■通話時間 8時間
■充電時間 2.5時間
■日本語音声案内
■充電 MicroUSB
■防水性能 有り
■実売価格
3S ブーム型マイク(3S-B) 1.3万円程度
3S ケーブル型マイク(3S-W) 1.5万円程度

注意点はユニバーサルインターコムを搭載してないこと。
HFPにはなれるので対抗がユニバーサルに対応していれば問題は無いが、近年は搭載していて当たり前の状態だったので、間違えないように注意しよう。

また、2015年発売だが20Sや10SではなくSMH10と同じ世代となる。
機能や音質など、全体的にSMH10に近いものと考えれば良い。



本体、付属品確認


SENA3S-02.jpg
本体はいたってシンプルで、スピーカー部分にリチウムポリマーバッテリーが内蔵されており、そこからリモコン、マイク、充電コネクターが分岐している。
いずれも取り外すことはできない。



SENA3S-05.jpg
スピーカーはバッテリーが内蔵されていることもあって他の製品と比較すると厚みがあるが、取り付けに困るほどではない。
直径はやや小型の部類。
左スピーカーにステータスLEDがついており、ペアリング等の操作状態を確認することができる。
利用者本人は音声案内で操作状態を確認できるので良いが、もし他の詳しい人が操作をしてくれた場合にLEDを確認できない。
価格を考えれば十分なのだが、そう難しくないはずなのでリモコン部分にLEDを搭載してもらいたかった。



SENA3S-04.jpg
裏側にはバッテリーの表記がある。



SENA3S-03.jpg
充電やファームアップデート等はMicroUSBのコネクターから行う。
通常このコネクターはネックパッドあたりに仕込んでおいて、必要な時だけ取り出すような運用になる。
また充電中か確認LEDもコネクター部分についている。
わざわざ取り出して確認するのは面倒だが、バッテリー残業はボタン操作でも日本語音声案内で確認できるようになっているので安心だ。



SENA3S-06.jpg
リモコンは小型、薄型でヘルメットに沿うよう少し曲がっている。
ケーブルもフラットタイプなのでヘルメットのネックパッド部分に這わせやすい。
ボタンは2つで + と - のみだが、一部の操作が長押しに変わっただけで、基本的な操作感は普通のモデルと同じなので、同社製品を利用したことある人ならすんなりと操作できるだろう。
操作の詳細は別の項目で紹介する。
リモコン全体がゴムで覆われており、ボタンはやや硬い。
小さいので操作しにくいかと思ったけど、しっかり起伏がつけられているので冬グローブをしていても、快適とまでは言えないものの操作に困るようなことはない。



SENA3S-07.jpg
マイクはSENA 10S等とほぼ同じサイズで、小さく薄いので取り付けは容易だ。



SENA3S-01.jpg
付属品もシンプルで、取り付け用の両面テープとスピーカーのスペーサー、USBケーブルとなっている。




SENA3S-08.jpg
重量は全インカム最軽量の50g
クレードルが無く、バッテリーが小さめではあるけどその分軽量になっている。
実際に手に持って比べるとその軽さがよくわかる。


■SENA 3S        50g
■SB6X         111g
■SB5X         102g
■BT NEXT Pro     111g
■BT X2 Pro、X1 Pro  109g
■SENA 20S       153g
■GT2          100g
■イージートーク3    84g



SENA 10S、SB4Xとのサイズ比較


SENA3S-10.jpg
ヘルメットの外に出るリモコン部分のみで比較した。
見ていただければわかるとおり、比較的小型なB+comよりも圧倒的に小さく薄い。
面積比でいけば1/10以下だろう。



SENA3S-11.jpg
写真撮影時にSB4Xのベースを付け忘れていたが、厚みも断然薄くてSB4Xの4/1くらいにおさまっている。



操作、機能紹介


sena3s-50.jpg
本製品はスマホアプリには対応しておらず、本体操作のみとなる。
概ね他のSENA製品と同じだが、一部操作が長押しに集約されているので、その部分だけ覚えればSENAに慣れた人なら簡単だろう。


基本操作


■電源オン
+ と - を同時に1秒長押し

■電源オフ
+ と - を同時に押す

■バッテリー残量確認
起動時 + と - を同時に3秒長押し

■音量調整
+ または - を押す


ペアリング操作


■インカムペアリング
- を5秒長押し(赤点滅)
対抗も同様にインカムペアリングモードにして、どちらか一方のインカムでペアリングボタンをもう一度押す
※3S以外の製品は基本的にジョグダイヤルを押しの操作

■スマホ等とのペアリング(チャンネル1)
+ を5秒長押し(赤青交互点滅)
スマホ等のBluetootuペアリング画面で 3S を検索しタップ(Pinコード0000)

■スマホ等とのペアリング(チャンネル2 HFP専用)
- を5秒長押し(赤点滅)
2秒以内に + を1秒長押し(青点滅)
スマホ等のBluetootuペアリング画面で 3S を検索しタップ(Pinコード0000)
※チャンネル2が優先されるので音楽等をチャンネル1、HFP機器をチャンネル2に登録する。


通常利用操作


■音楽の再生、停止
+ を1秒長押し

■音楽の早送り、巻き戻し
+ または - を2秒長押し

■電話をとる
コールなが鳴ったら + を押す

■電話応答拒否
コールが鳴ったら - を2秒長押し

■電話を終了する
+ を2秒長押し

■リダイヤル
- を3秒長押し
※一番最後にかけた番号へかけなおす

■Siri等の呼び出し
+ を3秒長押し

■インカム通話の開始、終了
- を1秒長押し


設定メニュー


■設定メニューへの入り方
+ を10秒長押し(青点灯)
+ を押して項目切り替え
- を押して決定または解除

■設定項目
・VOX電話設定
・音声プロンプト
※音声案内をするかしないかの設定
 一部はオフにできない
・全てのペアリング削除
・工場出荷状態へ初期化


改善してほしい点


全体的な操作は比較的早く、そこそこ快適に動いてくれるが1点、難のある部分がある。

曲の早送り、巻き戻しが入力されず、3秒長押しモードが作動することが多いという事だ。
例えば巻き戻しをする場合 - を2秒長押しするのだが、ビープ音がならずそのまま3秒長押しとなるとリダイヤルの動作をしてしまう。
2秒長押しの巻き戻しが入力される確率は低く50%程度。
慣れれば2秒長押しが入力されなかったと判断して3秒長押しに到達する前にボタンを離して、リダイヤルにならずに済む。
しかし走行中はそこまで気が回らず、3秒長押しのリダイヤルになってしまい、焦ることが多かった。

確実に2秒長押し入力ができるようになってほしい。



ヘルメットへの取り付け


ショウエイ Z-7


SENA3S-20.jpg
まずはリモコンを左下に設置する。
ネックパッドの隙間が少なく取り付けがしにくいZ-7だが、3Sのケーブルはフラットなので断線はしにくそうと判断し、ネックパッドとライナーの隙間に配線。
写真ではやや後方にケーブルを回しているが、もう少し前方を回したほうが取り付けしやすかった。



SENA3S-21.jpg
スピーカーは厚みがあり、直径はやや小さいもののケーブル接続部分の突起の影響ですっぽりとはおさまらない。
ただ、半分くらいは取り付け穴に入ってくれており、Z-7は比較的耳に余裕があるので、これで痛くなる人は少ないと思う。



SENA3S-60.jpg
USBコネクターはネックパッドの後ろの隙間に押し込んだが、被ったり脱いだりする時に少し異物感があり、場合によっては痛みを感じてしまう。
もう少し設置場所を工夫すれば良いのかもしれないが、コネクターをもう少し小型化して欲しかったと思う。



SENA3S-22.jpg
SENA3S-23.jpg
マイクは口元に両面テープで貼り付けて完成。
小さなリモコン部分が左下から出ているだけなのでとてもスマート。
角度によっては着いていることに気づかないくらい小さい。
実際に被ってみると、インカムをつけてないかのように軽い。
左右のバランスが崩れることもなく、とても自然な被り心地だ。



音質および各デバイス接続確認


まだインカムと接続して実走行で通話は試してないが、一人で走行していろいろ確認した。


スマホとA2DPで接続して音楽を再生


SENA3S-61.jpg
高音があまり綺麗に出ておらず、低音も出るのは出るのだけど安っぽくて音圧が足りない。
ただ最大音量は十分で、走行中も快適に音楽を聞くことができた。
20S、10Sより若干劣るがSMH10より良い、そんな立ち居地だ。
価格を考えれば及第点、悪くないという感じだ。


インカム同士の通話


SENA3S-62.jpg
SENA 10Sと接続してテストした。
世代としてはやはりSMH10と同じで、ノイズリダクションの効き方がかなり弱い。
巻き込み風やエンジン音等の軽減は必要最低限で、ノイズリダクションが聴いたり聴かなかったりを3秒間隔で繰り返すような感じだ。

マイクとスピーカーの音質は平均的でこれといって特徴が無いことが特徴。
安定性もごく普通で、しばらく接続しておいたが大きなノイズや切断されそうになるような不安定さは無い。
ただ上述したとおりノイズリダクションの効き方が一定ではなく、頻繁にノイズが上下する点が気になるところ。
使っている本人はわからないが、聞いている相手は少しわずらわしく感じるかもしれない。



SENA 3Sの評価 意外と良い


sena3s_2.jpg
値段からかなりちゃちいものを想像していたが、意外にもスピーカーは悪くなくスマートに取り付けられて軽い点がとても気に入った。

通話距離はスペック上200mなので、実際の市街地では50m~100m程度になると考えられる。
それでも2台で走行しながらあまり離れないようにすれば十分活用できるし、ノイズが増えたら後ろを気にするという使い方をすれば良いだろう。
ノイズリダクションと通話距離が低性能なので、インカム通話は実用最低限のレベルにはなってしまうが、ヘルメット内にほとんどが収まる点で需要はあると思う。

頻繁に音楽の巻き戻しをしたつもりがリダイヤルで認識されてしまう点は、ファームアップで修正してもらいたい。
これさえ改善されれば大きな欠点はなく、安価、スマート、軽いという3点でとても良い製品だ。
SENA 3Sはとても気に入っており、近場用ヘルメットに付けっぱなしで普段使いで利用中。
結構おすすめ!

10点満点評価
音楽の音質・・・・・・・・・4
インカム通話音質・・・・・・4
通話距離・・・・・・・・・・未検証
安定性・・・・・・・・・・・未検証
操作性・・・・・・・・・・・3
機能/拡張性・・・・・・・・3
取り付けやすさ・・・・・・・7
重さ・・・・・・・・・・・・10
コストパフォーマンス・・・・8
おすすめ度・・・・・・・8!

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バイク用インカム ノイズリダクションとマイクの指向性を比較

IMG_4548-2.jpg
インカムの通話音質を左右する要素の一つにノイズリダクションがあるが、先日メールで、

・B+comにノイズリダクションは無いというのは本当?
・B+comのマイクは無指向性のためマフラーの音を拾って通話が困難というのは本当?
・SENAは指向性が強いため環境音を拾いにくいというのは本当?


と質問をいただいた。
これまでいろんなインカムを使って走行し、それぞれ特徴はあれどB+com、SENA、デイトナの3社で実用で困るくらいの差を感じたことは無いが、気になったのでどれくらいの性能差があるか比較してみた。
※MidLandはまだ実走行ができていません。近々3人で試す予定です。

尚、ここではノイズキャンセル等も含めてノイズを低減する機能ということで、ひとまとめにして確認していく。



vlcsnap-2017-07-09-23h31m04s890.jpg
先に書いておくと、B+comにノイズリダクションはあって実際に走行中に体感することはできる。
例えば、マフラーを改造している人が停止状態からスタートすると、排気音がわずかに聞えるが2秒程度でかなり小さくなる。
回転数を一気に上げるとまた増えた排気音分くらいが聞えて、数秒で小さくなる。
他にも救急車両のサイレンも数秒で小さくなる。

機種によってノイズリダクションの処理方法や性能に差があることは実感しているが、中国製をのぞけば劇的な差はなくどれも実用範囲内の性能であると実際に使って感じている。

マイクの指向性はどのインカムもほとんど差を感じたことが無い。
風が直接あたらず口元に近ければどこでもOK という認識だ。


それでは、その認識が正しいのか、静止状態で比較してみよう。

比較


今回比較するのは以下の製品で、それぞれ同じ型番のインカムを接続し2台で確認をした。
※GT2とBT Proは1台ずつしかないため同社製品と接続してテスト
※6riders以外は全てワイヤーマイクを使用
※右に記載しているのはファームバージョン

SB4X v2.2
SB5X v1.4
SENA 10S v1.3
SENA 20S v1.7.2
イージートーク3 v2.30
イージートーク3 & GT2 v2.00
BT Next Pro & X2 Pro v08/04/2017
6riders

音響についてはあまり詳しくなく、自分なりに調べた上での確認方法なので間違っている点があるかもしれないが、あらかじめご了承いただきたい。


ノイズリダクションの確認方法


DSC02384.jpg
例えばSENA 10Sの場合、10S同士を1対1で接続し、片方のマイクにスマホから昔のテレビ放送終了後のざーーーという音を最大音量で流し、遠くから少しずつ近づけたり、一気に近づけたりを繰り返し行う。
音を拾ってから数秒でノイズと判断して低減されるので、以下の指標を10段階でチェックした。

①ノイズを拾う最大音量
人の声が同じくらいになるように対向インカムの音量を調整。
その上で最もノイズが大きくなるノイズを拾った瞬間の音量。

②低減後のノイズ音量
ノイズリダクションが効いて低減された状態の音量。

③何秒後にノイズが低減されるか

④ノイズリダクションの安定性
ノイズ音量の変化や処理されるまでの時間の一定性等。
ノイズを0にできなくても、十分低減された状態が安定して続くことのほうが大事だと思う。


経験則になるが、マイクに密着させる一歩手前の段階で結構大音量で、高速を普通に走行しているのと同じ程度のノイズ音。
完全密着はマイクがヘルメットの外に出たような状態だと思う。


ノイズリダクションの評価



動画については、機種によってスピーカーの音質が異なったり位置ズレで録音精度が変化するため、音を比較するのは難しい。
あくまで同じ機種の中でノイズリダクションがどういう具合で効くのか?
という観点で参考にしてほしい。

その他注意事項
・手作業のためスマホの位置が違っていたりするが、動画以外に何回もテストしているので気にしないでいただきたい。
・SB4XとSB5Xは動画では風切り音対策のスポンジをつけてないが、撮影時以外はスポンジをつけて確認している。
・動画の文字と以下の表では処理までの時間が異なるが、正しくは以下の表を参照。

ノイズ最大音量低減後の音量所要時間安定性備考
SB4X942秒7
SB5X721~2秒8
SENA 10S731~2秒6完全カット有り
SENA 20S721~2秒6完全カット有り
イージートーク3811秒9
GT2811秒9
BT Next Pro/X2 Pro55-10
6riders1010--


注意
実走行での評価も含めていますが、バイクの種類やマフラーの音量、ヘルメットへの取り付け方、接続台数等によって評価はかわります。
マフラーをかえて常識の範囲の音量のバイクもある中での評価です。


■SB4X
2013年発売の旧世代。
今となってはノイズリダクション性能は劣るけど、マイクとスピーカーがそこそこ良いので総合的には普通レベル。


■SB5X
処理速度や低減後のノイズ音量はイージートーク3に劣るが、ノイズの音量差が少なく安定している。
マイクもスピーカーもそこそこ良いので、総合的には良い。


■SENA 10S、20S
10S、20Sはほぼ同じだけど、わずかに20Sのほうが高性能のように感じる。
SENAは完全ノイズカット機能を搭載しているが、判定後も十秒くらいの間隔で小さいノイズが復活して消えるを繰り返し安定しない。
僕はこの動作が非常に気になって、SENAのサポートに完全ノイズカット機能を切れないか確認したができないらしい。
電子処理が過剰で不自然さはあるが、通常のノイズリダクションは良好で、総合的には良い。


■イージートーク3/GT2
ノイズを一瞬大きく拾ってしまうが、処理速度が速く、処理の質も良く、一度処理したノイズは多少の変化があっても安定して処理し続けてくれる。
マイクの性能がいまひとつで人の声が聞き取りにくいことがあるが、ノイズリダクションは優秀なのでトータルでは良い部類。
値段からすると驚異的。


■BT Next Pro/X2 Pro
ノイズを拾った時点でノイズリダクションが瞬間的に動作しているのだろうか。
他製品のノイズが低減された状態よりノイズは大きいが、ノイズ音量が一定で安定していることが特徴。
※3人での走行を近々予定しています。


■6riders
ノイズリダクションは機能してないのではないか。
それとも瞬間的に適用されているものの、機能として弱すぎるのか。
エンジン音をおもいっきり拾ってしまうので、回転数をあげるとかなり厳しい。
製品レビュー記事でも紹介したとおり下道なら快適ではないけど会話は可能というレベル。


■結果

6riders <<<< SB4X < その他機種

6ridersがダントツの最下位で、次に旧世代のSB4X。
他の機種については好みとか慣れの範囲で入れ替わると思う。

やはりイージートーク3のコスパはすごい。
2倍以上する他社と比較して全く引けを取らない。
個人的にはノイズ音量の上下幅が広かったり変動が激しいとストレスに感じるので、ほぼ一定のBT Proシリーズが好みかもしれない。
早く次のツーリングで試したいと思う。

尚、ノイズリダクションが働くとプツプツと電子ノイズが入る。
これは全ての機種で起こっていることなので、電子処理の副作用ということだろう。



マイクの指向性の確認方法


DSC02386.jpg
ノイズリダクション同様に1対1で接続。
対向のインカムのスピーカーを耳にあてながら、いろんな角度から「あっ!」「あっ!」と言って拾う音量に差異があるかを確認した。
※一定音量で「あーーーー」といい続けると、ノイズリダクションが働いてしまうことがあるため「あっ!」と言うことにした。

距離は様々で3cmから50cmくらい離し、声の大きさは普通に話す程度。
手に持って真後ろからもテストしている。
かなり頭おかしいやつだが、真夜中に全インカムのテストをやり遂げた。


マイクの指向性の結論


SB4Xのアームと6ridersを除けば、どのインカムも大差はなく、正面を10とすると側面で9、背面で6といったところ。
前方への単一指向性となっている。
ベストな位置は口元へ貼り付け。
狭くて貼り付けられない場合は、チークパッドの側面でもOK


■SB4Xのアームマイク
マニュアルに記載があるとおり無指向性で、背面の音もしっかりひろっている。
ただ、ツーリングメンバーにマフラーを改造したバイクでアームマイクを使っている人がいるけど、ノイズリダクションで処理されているせいか気になった事は無く、ワイヤーマイクと同程度の通話品質だ。
もしエンジン音や排気音を異常にひろってしまう場合は、あまり大きな差はないと思うけどワイヤーマイクを一度試してみてはいかがだろうか。


■6riders
無指向性のようで全方位しっかりひろう。
その上、ノイズリダクションが機能してないので、余計にエンジン音を拾ってしまったのだろう。



調査の結果



最初に書いたことと同じで、メジャーメーカーなら特徴の差はあっても総合的に大きな差はない。
旧世代のSB4Xは若干劣るが、実用上困るようなシーンは今までになかった。
6ridersは走行した時に真っ先に感じたのは、エンジンノイズを拾いまくってて、ノイズリダクションが動作しているとは思えなかったが、今回のチェックで合致していることを確認した。


・電子処理に不自然さがあるけど、完全ノイズカットを搭載するSENA 10S、20S
・オーソドックスなSB4X、SB5X、イージートーク3、GT2
・処理は弱めだけど安定性抜群のBT Proシリーズ
・マイクの指向性は大差無し

※SB4Xのアームと6ridersを除く

という認識で良いかなと思う。

実走行でも電波状況が極端に悪くなければほぼ同じ結果を得られるが、機種によって通信距離や安定性は異なるので、本記事での評価が実走行での総合評価というわけではない。
トータルで見る場合は、各製品のレビュー記事を参照していただきたい。

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自動経路制御搭載の次世代インカム B+com SB6Xをレビュー

  •  投稿日:2017-07-02
  •  カテゴリ:B+com
SB6Xtest4-1.jpg
日本国内では初となる、自動経路制御を可能にしたB+comシリーズの最新作SB6X
海外では2015年に登場したスカラライダー Packtalkが自動経路制御を採用し、2016年にはSENAが30kを発表、2017年中の発売を目指して開発中。
そこへ急遽サインハウスからSB6Xが発売された。
新しいネットワーク規格のスカラライダーとSENAに対し、従来のBluetoothで自動経路制御を実現したSB6X
自動経路制御インカム時代の幕開けだ。



SB6Xtest99.jpg
2017年8月4日発売日、予約していたラフ&ロード川崎店で当日中に2台購入した。
早速、走行もしてきたのでレビューをしていく。
ペアリング方式の名称が長く、メーカーによって表記が異なるので本記事では以下で統一する。

ユニバーサルインターコム = ユニバーサル または ユニ
ユニバーサルインターコムレシーブ = ユニバーサルレシーブ または ユニR



概要


SB6X-1.jpg
従来のインカムとは大きく異なるけど、理解すれば難しくないどころかとても簡単なので、まずはSB6Xを理解しよう。

■SB6Xから自社製品との接続はB+Linkを使う
従来のB+comペアリングとは違い、B+Link対応インカムであれば一回の操作で全インカムを一斉にペアリングが可能になった。
並び順や接続順等を考慮する必要はなく、一斉ペアリングしたグループ内であれば自動的に最適な並び順で接続し、切断されても近づけば自動で復帰する。
現時点では最大で4台接続だが、ハードウェア的には6台接続も可能のようだ。
今後のファームウェアアップデートで6台接続の安定性向上に期待がかかる。


■SB4X、SB5X、他社製品との接続はユニバーサルレシーブを利用する
B+comペアリングとユニバーサルを廃止しユニバーサルの対向となるHFPを発展させて、B+comペアリング相当の動作をするユニバーサルレシーブが搭載された。
ユニバーサルと聞くと身構えてしまうかもしれないが、意外と簡単で安定性も高く、むしろ他社との接続時の自由度が高くなる点でメリットが大きい。

現在販売されている製品は中国製の一部を除けばほぼ全てがユニバーサルに対応。
2013年に販売終了となったSB213evo以前の機種とは直接接続できなくなるが、SB4X/SB5Xを経由することで一応接続は可能だ。


スペック


■Bluetooth:4.1
■CSRデュアルチップ
■B+Link接続台数 最大6 推奨4
■ユニバーサルレシーブ接続台数 4?
■通信距離 1.4km
■通話時間 16時間
■バッテリー:Li-Po 3.7V 800mA
■充電時間 2時間
■日本語音声案内
■スピーカー/充電 USB Type-C
■防水性能 IP67相当
■価格
SB6X シングルユニット ¥34,800(税抜)
SB6Xペアユニット ¥67,500(税抜)



本体、付属品確認


SB6Xtest8.jpg
付属品は、ワイヤーマイクとブームマイク、取り付けベース、USBケーブル、スピーカー、スピーカー取り付け用のクッション等一式と一般的なセットだ。
B+comは本体にスピーカーとマイク取り付けるタイプでSB6Xも同様の形式となるため、取り付けベースはただのプラスチックとなる。
取り付けベースはSB5Xと同じ方式で、クリップと貼り付けの2パターンを一つのベースで使いまわす。
クリップタイプにする場合は、100円ショップのもので良いので小さい+ドライバーが必要。

スピーカー兼充電用のUSBポートは最近採用が増え始めたTypeCとなっている。
スピーカー、マイク、取り付けベース、いずれもSB5X以前の製品との互換性はない。



SB6Xtest9.jpg
クリップベースの取り付けはマニュアルがわかり難いので簡単に解説。
まず付属のラバーをヘルメット設置面に貼り付けよう。
後から貼り付けるのは困難なので要注意。
次に、ベース下部の赤丸部分に+のネジを外すと台座の一部が外れる。
奥に金属クリップを挿し込む穴があるので、黄色矢印のように下から上に挿し込んで、台座を+ネジで固定する。
これでクリップタイプの完成だ。
クリップは薄く、軽く、挟み込む力が強い。



SB6Xtest10.jpg
マイクはコネクターが従来とは異なり、MicroUSBとなっている。
防水は気にしないといけないが、pin配列が同じであれば汎用品も使えそうだ。
ブームタイプは走行中に脱落することがあったのを解決するために爪でカチっととまるようになっている。



SB6Xtest11.jpg
実際に取り付けるとこのような感じで、裏側の爪をおさえないと脱落するようなことはないと思う。
SB5Xでもだいぶ改善していたが、SB6Xではかなり強固になっている。



SB6Xtest55.jpg
本体のアンテナはSB5Xより少し補強されている。
ただ、走行中に操作することを考えると折れるかも?なんて気を遣わなくていいように、アンテナをもっと小型かつ強固にするか、MidLand BT Next Proのようにゴム製にしてほしかった。

インカム通話時には立てておくよう指定があり、スマホとの接続のみであれば閉まったままでもOK
アンテナを立てる時は真ん中の画像のところで一旦とまって、最後にもう一押しぐいっとするとロックがかかる。
折りたたみ携帯のようなぐいっとした感じが懐かしい。
余談になるが、あの折りたたみ携帯のスプリングは日本の町工場が特許を持っており、日本ならではの操作感が世界的に評価が高いと昔テレビでやっていたことを思い出した。
SB5Xまでは開発元が台湾だったのが、噂によるとSB6Xからは日本になったと聞いている。
カチっというノッチ音はしないが、日本製らしさが感じられる部分だ。



IMG_0875.jpg
本体下部のUSB TypeCのポートはスピーカーとUSB充電兼用だ。
ヘルメットを置いた際に地面にぶつからないよう、ベースが下方へ飛び出してガードしている。
USB TypeCは裏表がないので前方、後方どちらにも取り付けが可能だが、通常は後ろに向けて取り付け。



SB6Xtest61.jpg
各種ボタンは従来製品と同じ構成。

・電源やスマホとの接続、ボリュームなどを操作するデバイスボタン
・インカムとのペアリングに利用するB+comボタン1(上)とB+comボタン2(下)

LEDはB+comボタンのすぐ近く、上下に1つずつあるが、これらは常に同時に光るので二つに分かれている理由は特にない。
青、赤、緑(B+Link)の3色で、光り方のパターンは、点滅、点灯、ホタルのようなゆっくり点滅の3つ。

SB5Xのデバイスボタンは側面全体どこでも押すようになっていたが、SB6XはSB4Xと同じようにボタン部分だけに変更された。
SB5Xはヘルメットの脱ぎ着をする際に無駄にデバイスボタンを押してしまっていたので、この変更は有難い。
ただ、SB6XよりSB4Xのほうが操作しやすい。



SB6Xtest16.jpg
クリップベース利用時の重量は111gでSB5X(102g)よりわずかに重くなった。
全体的には平均レベルの重量だ。

■SB6X         111g
■SB5X         102g
■BT NEXT Pro     111g
■BT X2 Pro、X1 Pro  109g
■SENA 20S       153g
■GT2          100g
■イージートーク3    84g



SB5X、SB4Xとのサイズ比較


SB6Xtest30.jpg
本体の形状は似ているが大容量バッテリー搭載のため少し大型化している。
SB5X比では上下と厚みが1割り増し、SB4Xとは上下1割り増しくらい。
大型化したとは言え、他社と比較するとまだ小さい部類になるので特に問題は無い。



SB6Xtest31.jpg
スピーカーは直径が一回り小さくなり、少し厚くなった。
オプションの高音質スピーカーNeoとほぼ同じサイズ。
強力な磁石が採用されており、近づけると磁力でくっついてしまう。
耳周りのツボを刺激して、走れば走るほど健康になるなんて期待を0.1%くらいしてもいいかもしれない。
比較しやすいようスポインジを外しているが、SB6Xのスピーカーは磁力が強すぎてゴミをひきつけて壊れてしまうので、必ずつけたままにしておこう。
(1つ壊しました)


ヘルメットへの取り付け



アライ


SB6Xtest7.jpg
アライはインカムの取り付けが容易でSB6Xも簡単だ。
スピーカーはチークパッドの耳に仕込む。
僕は耳がどうしても痛くなってしまうので、自己責任で発泡スチロールを2cmほど削っている。



SB6Xtest6.jpg
口元設置でもいいけど、アライは狭めなので唇に当たってしまうので、チークパッドの前方に押し込んでいる。



SB6Xtest4.jpg
ベースはネック部分をめくってクリップタイプを使って設置した。
本体は厚みがあるけどベースが薄いので飛び出しは少なめ。
SB5Xより少し大きくなったがデザインは良く、すっきりしている。



操作紹介


SB6Xtest61.jpg
インカム本体操作について、最低限必要な操作を記載する。
公式のクイックマニュアルの出来が良いので、そちらも参照していただきたい。

全ての操作で日本語音声案内がつくので操作に悩むことは少ないと思う。


基本操作


■電源オン
デバイスボタンを押しながら上へ1秒間上げる

■電源オフ
デバイスボタンを押しながら上へ1秒間下げる

■音量調整
デバイスボタンを上または下へ回す
※インカム通話時はインカム通話の音量調整
※インカム通話と音楽併用時は両方の音量調整
※併用時にインカム通話のみ調整する場合はデバイスボタンを押して音楽を停止してから操作
※併用時に音楽のみ調整する場合はトークオフまたは切断してから操作

■全リセット
電源オフの状態でB+comボタン上下とデバイスボタンを3秒同時長押し(赤青点灯)

■部分リセット
電源オンの状態でB+comボタン上下とデバイスボタンを3秒同時長押し(赤青点灯)
リセットモードに入るのでリセットしたいものを以下の操作で選択する

・B+Linkペアリングのみリセット
B+comボタン上下を押す

・ユニバーサルレシーブのみリセット
B+comボタン上または下のどちらかを押す
※上下両方のペアリングがリセットされる
※ヘッドセット消去 と案内が流れる

・デバイスのみリセット
デバイスボタンを押す

・リセットモードキャンセル
デバイスボタンを上または下に回す


ペアリング操作


■B+Linkペアリング
全てのSB6X 電源オンの状態でB+comボタン上下を同時に3秒長押し(緑高速点滅)
そのうちの1台 B+comボタン上下を同時に押す(緑点灯)
15秒程度で全てのSB6Xがペアリング完了し通話開始

■ユニバーサルレシーブ ペアリング
電源オンの状態でB+comボタン上または下を3秒長押し(赤高速点滅)
接続するインカムをユニバーサルペアリングモードにする
5秒程度でペアリング完了

※B+Linkと併用する場合は先にB+Linkペアリングを済ませた上でB+comボタン2(下)をユニバーサルレシーブに割り当てる

※SB4X
電源オンの状態でB+comボタン上下とデバイスボタンを3秒長押しでインカムペアリングリセット(赤青点灯)
電源オンの状態でB+comボタン上または下を6秒長押し(青高速点滅)

※SB5X
電源オンの状態でB+comボタン上下とデバイスボタンを3秒長押しでインカムペアリングリセット(赤青点灯)
電源オンの状態でB+comボタン上または下を3秒長押しした後にもう一度3秒長押し(青点滅)

■デバイス1 ペアリング
電源オフの状態でデバイスボタンを押したまま上に4秒上げる(赤青高速点滅)
接続する機器をペアリングモードにする
5秒程度でペアリング完了

■デバイス2 ペアリング(1より優先)
電源オフの状態でデバイスボタンを押したまま上に4秒上げる(赤青高速点滅)
デバイスボタンを2回連続押し(赤緑高速点滅)
接続する機器をペアリングモードにする
5秒程度でペアリング完了


インカム通話操作


■B+Link開始/終了
B+comボタン上下を同時押し(開始すると緑ゆっくり点滅)
※誰か一人が実行すれば自動的に全員が接続される

■B+Link中にマイクとスピーカーミュート/解除(トークオフ、トークオン)
B+comボタン1(上)を1回押し
※自身のマイク、スピーカーがミュートになるが他インカムへのブリッジ通信はされている
※トークオフ状態でスマホ等の音量を個別調整可能
※B+Link構成時のみ利用可能 その際はユニバーサルレシーブも含めて全てミュート化する
※ユニバーサルレシーブ接続時のみでは利用不可

■B+Link強制呼び出し
B+comボタン1(上)を2秒長押し
※トークオフ状態のメンバーを強制的にトークオンにさせる

■マイクミュート/解除
B+comボタン1(上)を2回押し
※B+Linkのみ、ユニバーサルレイーブのみ、どちらでも利用可


デバイス操作


■音楽の再生/一時停止
デバイスボタンを押す

■曲のスキップ/戻し
デバイスボタンを上または下に1秒回す

■電話通話開始/終了
着信中にデバイスボタンを押す(開始)
通話中にデバイスボタンを押す(終了)

■電話発信(リダイヤル)
デバイスボタンを3秒長押し
※最後に発信した相手にリダイヤル

■Siri等の音声認識起動
デバイスボタンを2回押す


トークオフはすごく便利


操作をして感じたことは、全体的な動作が非常に早く快適なこと。
従来製品はワンテンポ待たないと入力を受け付けてくれず、気持ちばかりが焦ることが多かったが、それがなくなっている。

機能的にはB+Link中にブリッジはするけど自身は会話に参加しないトークオフ機能と、マイクミュート機能が良い。
SB4XやSB5Xにもマイクミュートはあったが、ミュート中にビープ音が鳴り続けるという仕様で使いづらかったり、切断してしまうと走行中に再接続は難しかった。
SB6Xではビープ音がしないので快適だし、トークオフは完全に会話から外れつつも裏では通信されていて、他メンバーから強制呼び出しも可能だ。
幅広いニーズに応える機能だと思う。


改善してほしい点


1つだけ改善してほしいのは、ユニバーサルレシーブペアリングの部分リセットがわかりにくいことだ。
音声案内が 「ヘッドセット消去」 では何のことかわからないし、B+comボタン上下どちらがリセットされたのかもわからない。
SB6XにはB+Link以外にユニバーサルレシーブしかないのだから
「B+comボタン1、2 双方のユニバーサルレシーブペアリング消去」
と案内しても良いのではないだろうか。



インカム接続のポイント


従来製品に慣れた人は最初は戸惑うかもしれないB+Linkとユニバーサルレシーブについて記載する。
以下のルールを難しく考えずに単純に理解すればOKだ

・B+Linkは対応機種でのみ接続できる。(現状はSB6Xのみ)
 B+Linkの実態は普通のBluetoothブリッジ接続だが、再接続や最適な経路選択を自動で行ったり、ペアリングは集まって一斉に行う点が異なる。

・B+Link非対応機種(SB4X/SB5Xや他社等)との接続はユニバーサルを使う。
 B+Link非対応機種をユニバーサル、SB6Xをユニバーサルレシーブにして接続。

・B+Linkをした上で2chのうちの1ch(下側のB+com2ボタン)をユニバーサルレシーブに割り当てて他インカムとブリッジ接続ができる。

・B+Link、ユニバーサルともに対応してない機種とSB6Xを直接接続することはできない。
 ただしSB5X等でブリッジすれば可能。

・どのような接続でもSB6Xはスマホ等との音楽併用が可能。


従来のユニバーサルとHFPで接続した時にHFP側のインカムはブリッジやスマホ接続が不可だったが、ユニバーサルレシーブはそれらの制限が取り払われて、何でもできるということだ。


■B+LinkとB+Link非対応機種を接続した場合の構成
2chともB+Linkに割り当てるか、B+Linkとユニバーサルレシーブに1つずつ割り当てるか、2chともユニバーサルレシーブに割り当てるかという3パターンあると理解しよう。


B+LinkとB+Link非対応機種を混ぜてグループ構成する場合、B+Link対応機種は最大6台、SB6Xに直接接続できるB+Link非対応機種は最大2台までということになる。
※B+Linkは6台まで構成可能だが現状では4台までを推奨している。
※B+Link非対応機種でチェーンすれば理論上は無制限だが非現実的。

例えばSB6X 4台のB+LinkグループにB+Link非対応機種(SB5X)を2台接続すると自動的に以下のような構成となる。

SB5X(ユニ)---(ユニR)SB6X(B+Link)---(B+Link)SB6X(B+Link)---(B+Link)SB6X(B+Link)---(B+Link)SB6X(ユニR)---(ユニ)SB5X

この場合、SB5Xと接続しているSB6Xは自動的にB+Linkグループの先頭もしくは最後尾となる。
自動再接続するとはいってもチェーン方式であることに変わりは無いので、SB5Xとユニバーサルレシーブで接続したSB6Xはペアとなって、先頭もしくは最後尾を走ると良い。
尚、SB5Xはユニバーサルを搭載するインカムであれば何でもOKで、他社インカムとも置き換えができる。



スマホ等のデバイス接続のポイント



・同時に2台のスマホをA2DP/HFPで接続できるが、実際に音楽等を聴けるのは1つだけの排他利用

・チャンネル2が優先され、音がなれば割り込んでくる

・両チャンネルともにインカム通話と併用可能

・両チャンネルともに最大4台までペアリング情報を記録できる


■SB6Xはスマホ等との接続用チャンネルは2つで排他利用
チャンネル2が優先されるので、優先度の低いほうをチャンネル1に登録しておけば良い。
例えばチャンネル1に音楽用のA2DPトランスミッター、チャンネル2にナビ用のスマホとしておくと以下のような動作をする。

・チャンネル1の音楽を聞いている状態
・ナビ音声が入るとチャンネル2に切り替わりナビ音声が聞える
・ナビ音声が終了すればチャンネル1に戻って音楽が聞える

接続する機器にもよるが、切り替えは0.5秒程度とそこそこ高速なので不便はなさそうだ。

また、それぞれのチャンネルにはペアリング情報を4台まで記録できてペアリングした順番が新しい方が優先的に接続される。
例えばチャンネル1にスマホをペアリング、次にトランスミッターをペアリングすると、まずはトランスミッターへ接続にいき、接続できなければ次にスマホへ接続しにいく。

多数の機器を利用している人には嬉しい機能だ。



B+Linkの動作を確認


B+Linkの動作を理解するため、いろいろな操作を試してみた。

B+Link 4台の接続テスト



ペアリング、自動接続、トークオフ、マイクミュート、強制呼び出しをテストしているので動画を参照していただきたい。
手順は以下の通りとなる。

手順 1:電源を入れる

手順 2:全てのSB6Xで上下ボタンを同時3秒長押しでB+Linkペアリングモードにする

手順 3:1台のSB6Xで上下ボタンを同時押しでサーチモードにする

手順 4: 30秒ほどでペアリングを完了し自動接続が開始される


自動接続を信用して待つ


動画ではペアリング完了後の自動接続で1台がすぐに接続できなかった。
この場合でも基本は自動接続が動作し続けるので放置でOK
10回ほど試して一発で接続できたのは7回。
2回は30秒~1分くらい放置して自動接続。
残る1回は1分経っても接続できなかったので、接続できてないインカムの上下ボタン同時押しでB+Linkを停止後にB+Linkを開始するとすぐに接続ができた。

この動作はペアリング直後に限らず、通常利用している時でも同じ。
例えばチェーン接続のブリッジ機が電源オフや調整する間もなく一気に離脱した場合、接続されている端のインカムは一旦B+Linkが終了したりするが、基本は自動再接続に任せて操作しなくて良い。
早ければ5秒程度、遅くとも1分以内に調整が完了する。
目視できる範囲にいるにも関わらず1分以上接続できない場合は、B+Linkをオフ、オンしよう。


通話音質は良く、遅延も少ない


動画にはないが喋ってテストしたところ、チェーン接続のどの位置にあっても音質の差はほとんどなく、快適だった。
ただ、音楽を併用すると若干人の声の音質が低下する。
音楽を停止、再生した瞬間に通話音質が切り替わることが確認できるくらいに違いはあるので、ファームアップでの改善に期待したい。

遅延はかなり短縮されており、MidLandとまではいかないがSENAより短くなっており、大幅な進歩が見られる。

BT Proシリーズ 0.05秒
SB6X同士 0.1秒
イージートーク3 0.1秒
SENA 20S同士 0.15秒
SB5X同士 0.2秒
Line通話 0.5~0.8秒(混雑具合次第)



B+Linkの要点

・B+Linkを開始したら基本は放置でOK
※経路によっては誰かの離脱でB+Linkが勝手に終了するが、自動復帰するので焦らず放置

・目視できる範囲にいるにも関わらず1分以上接続できなければ、接続できてないインカムのB+Linkを終了して開始する

・全員が接続されて安定しているにも関わらず、5回以上ポーンポーンという探索モードが続く場合は上下ボタン同時押しで探索キャンセルする
※不要な経路探索が動作している?

まだ4台のB+Linkで実走してないが、以上の3点だけ注意しておけば良さそうだ。



B+Link4台にユニバーサルで2台接続 合計6台で接続テスト


手順はB+Linkペアリングをした後に、SB6Xの下ボタンを使ってSB5Xとユニバーサル接続。
SB6Xを1台につきSB5Xを1台ペアリングする。
先にB+Linkを開始して4台で接続。
次にSB5Xから発信して接続すると、6台が接続できる。
※1回接続すればSB6X側からでも発信可能


接続は以下の通りとなっている。

SB5X(ユニ)---(ユニR)SB6X(B+Link)---(B+Link)SB6X(B+Link)---(B+Link)SB6X(B+Link)---(B+Link)SB6X(ユニR)---(ユニ)SB5X


接続はできたが、10分間で2回、約20秒のB+Linkの調整が入ってその間は通話ができなかった。
安定性に難があるが、B+Linkの自動再接続のお陰で手間はかからなかったので、とりあえずは使えそうな感じだ。
実走行でどれくらい使えるかは試したらまた報告する。



走行レビュー


日本語音声案内が立体的な感じで未来感がすごい。
アーマードコアとか攻殻機動隊のような感じでワクワクさせてくれる。
走行中は聞き取りにくいかと思ったが、むしろ頭の後ろ、別の場所から声がしてくるのでこの声は音声案内であると認識しやすい。
これが他の機種と比べて有利な要素というわけではないが、楽しいと感じることは大事なことだろう。

一通りチェックした動画をアップしたので確認していただきたい。
それでは各種音質をチェックしていく。

スマホとA2DPで接続して音楽を再生


SB6Xtest40.jpg
スマホとペアリングして音楽を聴いてみた。
普段PCを使う際は、オーディオテクニカのそこそこのオーバーイヤーヘッドホンを使っているが、それに近い臨場感がある。
ヘッドホンより密閉性の低い環境にも関わらずこれだけの音なのだから、いかにスピーカーとアンプが優れているかがよくわかる。
低音から高音までバランスが良くクリアで癖が無い。
これまで最高音質としていたオプションのNeoやデイトナのインカムを大きく上回る。



2人で会津若松ツーリングでチェック


SB6Xtest1.jpg
以下3パターンをツーリングでテストしてきたので紹介する。


SB6X 2台をB+Linkで接続(動画前半)


SB6Xtest101.jpg
2台接続なのであまり参考にならないが、とても安定している。
通信距離は最良の環境で1000m以上、見通しが悪くなった時点で切断された。
お互いが見えない状況で700mくらいまで近づくと自動再接続となった。
これが3台、4台で自動再接続、経路制御されるとなれば期待は膨らむ。

マイクはSB5Xと大差はないが人の声を自然に拾っており良い部類。
スピーカーが抜群に良いので小さい音量でも人の声が聞き取りやすい。

ノイズリダクションについては静止状態で比較するとSB4X以上、SB5X以下といったところ。
ノイズと認識するまでは早いけどノイズカット量がSB5Xには及ばず普通レベル。
先日、実際の走行時に誰もいない山中で吹かして確認したところ、最初の1秒くらい排気音を拾った後はほぼ聞えなくなった。
今後のファームアップでSB5Xくらいまでは引き上げて欲しいと思うが、現状でも常識的な範囲の音量であれば十分な効果が得られている。

気になったのは、A2DPの音楽併用をした場合に音楽がプツプツプツ・・・と定期的にノイズがのることと、人の声の音質がわずかに低下することだ。



SB6X 2台とSB4X、SB5Xをユニバーサルで接続(動画後半)


SB6Xtest105.jpg
構成は以下の通りで、今回は2人だったのでSB6Xをお互いがジグザグになるように持って、SB5X(自分)とSB4X(先輩)で通話をしている。
仮想的に4台で走行している状態で、1コーナー分はなれると4台全部がお互いに見えない状況となるためかなり劣悪な環境だ。


SB5X(ユニ)---(ユニR)SB6X(B+Link)---(B+Link)SB6X(ユニR)---(ユニ)SB4X


SB4Xの4台接続よりは良いがSENA 10S、20Sの4台よりはノイズが多い。
通信距離は400m程度離れても特に問題は無く、コーナーで隠れるとさすがに通話は不可となったが接続は維持されていたので、見える範囲までくれば普通に会話できるようになった。

尚、この接続の場合はSB6X間はB+Linkで構成されているので、この間が切断されても自動再接続してくれる。
逆にSB5XやSB4Xが切断された場合は手動での接続が必要だ。


SB4Xのファームアップも予定されているので、それでどこまで改善するか期待したい。
ユニバーサルということを気にする必要はなく、普通のB+comペアリングと同じと考えて良い。


別の日に6X---6X---5Xで接続したところ、中央のブリッジをした6Xで音楽を併用すると、人の声にノイズがのって聞き取りにくくなった。
ユニバーサルでブリッジしていることが原因と思われる。
音楽を停止すると快適なのだが、やはりフルに機能を使いたいので早急にファームアップで改善してもらいたい。
ブリッジをしない6Xはすこぶる音質が良かった。


SB6XとSENA20Sをユニバーサルで接続


SB6Xtest2.jpg
構成は以下の通り。

SB6X(ユニR)---(ユニ)20S

ノイズはほとんどなく非常に快適。
通信距離も高速で見通し500mくらい離れたけど全く問題なし。
ただ1点だけおかしな点があった。
最初のうちは問題なかったのだが、しばらくして20Sから発した声の音量が激しく上下し、SB6Xでの聞き取りが難しくなることがあり、最終的にはすさまじいノイズとともに20Sがハングアップして再起動もできなくなった。
自宅に帰って確認したところ20Sのマイクの接触が良くなかったように見えたが、これが原因かはわからない。
再度検証をしたいと思う。


SB6Xを5台で接続


IMG_2554.jpg
2017/12/3追記
ツーリングメンバーにお願いをして、SB6Xのテストを主目的としたツーリングを開催。
いつもわがままを聞いてもらってありがとうございます。

この日は海老名SAに集合して国道246号、三国峠、山中湖、道志道というルートでSB6X 5台接続でテストした。
残念ながら動画は録音ができてなかったので文字のみとなる。


ペアリングは1分で終わり


IMG_2536.jpg
朝一、SAに集合してペアリングを実施。
最初にB+Linkのリセットをして、5台一斉にペアリングを操作をすると、何のトラブルもなく30秒程度でペアリングが完了。
リセットから完了まで1分もあれば十分で、慣れれば40秒ってところだ。


初回の接続だけやや不安定


ペアリング直後に自動的にグループ通話が開始されるが、この時も、その後の休憩後の一斉接続時も5台が一発で繋がることは少ない。
だいたい4台接続ができて、1台だけ接続できないという感じになる。

ただ、B+Linkが優れているのはここからで、接続の順序を気にする必要が無いということは繋がってない1台が適当に操作すれば最適な接続形式になるということだ。
実際、このように4台接続できて1台がだめだった場合、だめな1台でB+Linkを終了、開始したり、それでもだめなら再起動してB+Linkを開始するとすぐ接続できる。

今回のツーリングでは、誰か一人がB+Linkを開始させて4台接続できて、そのまま出発。
走行しながら数分後に5台目が接続できるという感じで、接続のストレスは皆無だった。


通信距離は十分、安定性も高いが通話音質はまだまだ


僕が最後尾について300mほど離れても特にノイズが増えるようなことはなかった。
並び順がわからないので必ずしても最適な順番ではない可能性はあるが、実用十分なレベルの通信距離。
体感的にはSB4Xのチェーン接続くらいの通信距離は十分ある。

今回のツーリングではノイズが増えることはあっても数十秒で収まり、切断されるといったことは一度も無く、とても安定していた。

音質は3台接続時と比較すると5台接続時は通話にノイズがのりやすく、やや音質に劣る。
それでも高速でも市街地でも通話は十分できるので実用的には問題ない。
でもやっぱりもう少しがんばって快適にして欲しいと思う。

音楽併用時に通話音質が低下する点は早急に改善していただきたい。
※これは接続台数に関係なく発生


バッテリーの持ちはすさまじい


バッテリーアナウンスは80%以上、50%以上、30以下、要充電 の4つ。
今回のツーリングでは約4時間使って80%以上をキープ。
その前は音楽を併用し2日間で14時間使って30%未満になったところだった。
B+Link、ブリッジ、音楽併用とフルに機能を使っても16時間くらい使えそうだ。
B+comはもともとバッテリーの持ちが良いのだが、SB6Xはずば抜けている。


5台接続は実用レベルにあり


IMG_2561.jpg
仕様外の5台接続は想像以上に安定していた。
切断を繰り返して前に進まないことを考え、ツーリングルートはかなり余裕をもった短距離にしていたのだが、あまりにスムーズにいきすぎて予定時間より早く終わってしまったほど。

課題はあるもののこれならSB6Xの5台接続のツーリングは十分可能。
ペアリングも接続もあっけなさ過ぎて、今までの苦労は何だったのかと思うくらい楽だった。
SB4XやSENA、MidLand等、既存製品の一発グループ接続は設定や制限が何かとあって使い勝手がいまひとつだが、その点を払拭しているというのがB+Linkの強み。
適当で良いというのはこうも簡単なのか。
そう強く感じた。



SB6Xの課題


すべてが新しい機能なのに拍子抜けするほど普通に使えるレベルにまとまっているが、SB6Xの課題を5つ、厳しいことを書いておく。


B+Linkの6台接続の安定性


現時点で最大4台接続を推奨、実際に走行すると5台なら十分利用可能だったが、やはり6台接続へ向けてファームアップデートの期待がかかる。
SENA 30kのメッシュネットワークは16台接続をサポートする予定で開発が進んでいるので、次世代インカムとして最低でも6台接続を実用レベルの安定性で実現してほしい。


ノイズの改善


SB4X、SB5Xを含めた4台接続は従来の4台接続同等で、これはSB4XやSB5Xの限界で仕方ないと思う。
むしろユニバーサルを使ってここまで安定させられたのはすごいことだ。

しかしSB6X自身は音楽を併用した時に通話音質が若干低下することと、音楽にノイズがのることがあった。
全体的に動作が良いわりに期待値に届いていなく、もっと改善できるのではないかと期待してしまう。


ユニバーサルへの対応


SB6Xでユニバーサルも廃止となったことはインカム業界として決して良いことではない。
ユニバーサルを搭載することが標準となった今、自社ペアリング(B+Link)とユニバーサルレシーブの構成を採用するメーカーがサインハウス社のみであれば問題は無いが、他社も同様の構成で追従した場合どうなるか。
ユニバーサルができるインカムが減ればユニバーサルレシーブが役立たずとなり、ユーザーも他社と接続しにくい状況が生まれ、誰も得をしない可能性がある。
実際のところ他社がユニバーサルを廃止すれば自爆することになるので、そうはならないだろう。
しかし、他社にユニバーサルを押し付ける形となっているのは好ましくない。

ここはシェアNo1のメーカーらしく、自社ペアリング(B+Link)、ユニバーサル、ユニバーサルレシーブ、最低限この3つを搭載するよう強く望む。


B+Link対応機種の拡充


SB6Xの真価を発揮するにはB+Link対応インカムが普及する必要がある。
SB6Xの音質や音楽併用は魅力的だが、今後B+comの中核になるのはB+Linkだ。
他の機能を削ってでも2万円台前半でB+Linkに対応した下位モデルの発売を急いでもらいたい。


B+Linkグループの複数登録


6台でも十分だけど、7台以上となった場合の救済策が欲しい。
B+Linkグループを複数登録できるようにしておいて、2グループに分かれた場合にどっちにも参加できるメンバーがいれば、グループを行き来して連絡係りとなることができる。

例えば10人の場合、
グループ1 ABCDEFの6人でB+Linkペアリングをする
次に
グループ2 EFGHTJの6人でB+Linkペアリングをする。

EとFは上下ボタンを1回押しで最後にペアリングしたグループ2が起動し、上下ボタンを2回連続押しするとグループ1が起動する。

グループは最大で3つくらい登録できるようになっていれば完璧だと思う。
この運用はB+com Station 2台やメディアサーバーを混ぜて試したりしたが、とても便利なものだった。
B+Linkは適当な操作で簡単にグループ通話に参加できるので、複数登録をサポートすれば利用の幅が広がると思う。
強く実装して欲しいとメーカーへ要望している。



SB6Xの評価 高い汎用性・先進・異端


SB6Xtest100.jpg
何もかもが新しいのに、初期ファームにしてはまずまずの安定性。
新世代インカム登場に相応しいインパクトのある製品だ。
SB5X以前のB+comペアリングと決別し、B+Linkを主役に迎え入れ、ユニバーサルレシーブでB+comペアリング同等の安定性を確保し、メーカーの壁を取り払おうとする異端な存在。
SB5X初期の失敗が契機となったであろう思い切った戦略転換は、今回試した範囲では成功しているように見える。

他社接続の自由度の高さは唯一無二。
安定するかどうかは接続するインカムのユニバーサルの出来にも影響されるので、SB6Xがあれば100%の通話品質になるわけではないが、ツーリングメンバーのメーカーが統一されてない場合はSB6Xが最有力だ。

SENAも次世代となる30kの開発が進んでおり今後熾烈な争いになると思うが、現行モデルと比べると抜きん出た存在。
ファームアップで6台接続の安定性向上とノイズの減少に期待する。

10点満点評価
音楽の音質・・・・・・・・・10
インカム通話音質・・・・・・10
通話距離・・・・・・・・・・7
安定性・・・・・・・・・・・6
操作性・・・・・・・・・・・10
機能/拡張性・・・・・・・・10
取り付けやすさ・・・・・・・8
重さ・・・・・・・・・・・・6
コストパフォーマンス・・・・5
おすすめ度・・・・・・・10!
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インカムに最適 オプションスピーカー B+com NEOのレビュー

  •  投稿日:2017-06-08
  •  カテゴリ:B+com
bcom_neo1.jpg
B+comは標準スピーカーでも十分高音質だが、さらなる高音質を期待する人向けにオプションスピーカーが用意されている。
どれくらいの音質差があるか標準スピーカーと比較する。


概要


簡単に製品の特徴を紹介。
公式には以下のような記載がある。

・中低音域を強化
・外径Φ40mm×薄型11mmの小型形状
・B+comは全機種対応、汎用品もラインナップあり
 SB5X用のMicroUSB
 SB4X、SB213evo用のMiniUSB(ストレート)
 SB213、SB203用のMiniUSB(L字)
 汎用の3.5mmステレオミニプラグ

・実売価格4000円程度


汎用品はインピーダースが8Ω、B+com用は16Ωと異なるが、音質とは直接的に関係がないので同じものと考えられる。


外観


DSC02282-2.jpg
持っているのはSB4X、SB213evo用のMiniUSB(ストレート)
本来スピーカーユニットはスポンジで覆われているが、僕はチークパッド内に埋め込むために外してしまっている。
その点はご了承いただきたい。
また、もう5年くらい使っているのでケーブルの皮膜が裂けているが気にしないでいただきたい。



DSC02261.jpg
他社含め形状を比較。
B+com標準より一回り小さく、SENAとほぼ同じで最小クラス。



DSC02267.jpg
デイトナ、MidLandのオプションとほぼ同じ。
B+com標準やSENAよりは厚みがある。



DSC00330-5.jpg
SHOEIの耳の窪みは直径が小さく、唯一ピッタリはまるのが本製品のみだ。
SHOEIユーザーで耳に圧迫感がある人は試してみてほしい。



音質確認


DSC02279-2.jpg
SB4Xにつけて、スマホから音楽を流して確認した。
標準と比較するとそれなりに音質の差を実感できる。

・低音が30%増し
・中音が10%増し


B+com標準スピーカーは中音重視で人の声を聞きやすいようにチューニングされている。
低音も弱くはないが、NEOでは低音を強化することで中音偏重から中低音寄りになった。
高音はそれほど違いはないが、もともと十分出ていたので問題ない。

結果、高音は抑え気味にすることで耳が疲れにくく、低音強化で迫力が増している。
静かな場所で聞くには高音が弱めだが、バイクに乗って聞く分にはとてもバランスが良い。

もともと標準スピーカーの音質も良いので、バイクに乗るとそう大きな違いを感じることはないが、ズンドン低音を響かす音楽を聴いている時には、「NEO良いな」と感じることができる。


インカムにベスト


B+comの標準スピーカーは十分音質が良いので追加購入を強く推すわけではないが、インカムには最適なスピーカーだと思う。
B+comユーザーはもちろん、汎用のステレオミニプラグを使えばスピーカーがいまいちなSENA 20Sも良くなるかもしれない。
他にもインカムを使わず有線で利用する場合にもこの高音質は大きなメリットになる。

値段は少し高めだがそれに見合う音質。
購入して損は無いだろう。


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MdiLand オプション高音質スピーカー C1294.10のレビュー

  •  投稿日:2017-06-06
  •  カテゴリ:MidLand
mv07.jpg
BT Proシリーズ対応の高音質スピーカーが発売されたので、さっそくラフロ川崎店で購入してきた。
BT ProシリーズはBT NEXT Proのパブリックモードがとても優秀だが、スピーカーがあまり良くない上に汎用品が使えず、音質に劣ることが欠点だった。
その欠点を知ってかどうか、高音質スピーカーがオプションで用意されたのだ。
上記は公式画像だけど、バイクにヤマハを持ってくるのは当然のことだろうか(笑)

尚、2017年8月に標準付属のスピーカーが本製品Hifiスピーカーに変更となっている。
本体型番に Hi-fi とついているモデルは最初から本製品が同梱されているのでご注意いただきたい。

概要


公式サイトには以下のように記載がある。

・対応はBT Proシリーズのみ
(BT NEXT Pro、BT X2 Pro、BT X1 Pro)

・先端のコネクタ部分から付け替える

・標準より厚みと径が35%くらい大きい

・高品質Nd(ネオジム)磁石

・低音を強化

・実売3000円程度

二周りほど大きくなったが、標準が非常に小型なので、これでようやく他社と同じくらいのサイズになった程度だ。
また、インカム本体の記事にも記載したが、標準は低音がかなり弱かったので、それを補ったということが大きいだろう。



外観


DSC02237.jpg
セット内容はスピーカー左右と貼り付けようのマジックテープとなっている。



DSC02269.jpg
先端のコネクタ部分から取り替えることになる。
スピーカー本体にスポンジがしっかり貼り付けられているので、外すのは難しい。
標準スピーカーはカバーが非常に大きくて邪魔だったので外していたが、本製品はスピーカーユニットに最低限のスポンジが貼り付けられているのみだ。



DSC02272.jpg
背面はマジックテープになっている。
付属のものでもいいし、100円ショップのマジックテープ等でもいいので、ヘルメットの耳の部分に貼り付けるように使う。
僕は100円ショップのクッション両面テープで取り付けることが多い。



DSC02252.jpg
標準スピーカーと比較する。
左がオプション、中央が標準のスピーカーユニットを取り出した状態、右が標準スピーカーのカバーだ。
比較するといかに標準スピーカーのカバーが無駄に大きいかがわかるだろう。
逆に標準スピーカーユニットは小さすぎだ。
これでは低音が出ないのも無理は無い。



DSC02253.jpg
厚みも標準と比べるとかなりある。



DSC02261.jpg
他社と比較すると、デイトナのイージートーク3&GT2とほぼ同じ、B+comとSENAよりは若干大きい程度。
ただし、B+comはもともとスポンジがついていたのを剥がしているし、SENAはスポンジが最初から無いので、スピーカーユニットだけで見れば大差は無い。



DSC02267.jpg
厚みはデイトナより若干薄く、B+com NEOとほぼ同じ程度。
標準よりは大きくなったが、他社スピーカーと同程度のサイズのユニットになったと見るべきだろう。
取り付けには特に苦労するようなサイズではないので安心して良いと思う。



音質確認


DSC02274.jpg
インカムに接続して音質を確認する。
まず標準スピーカーと比較すると以下の違いを感じることができる。

・低音が30%増し
・高音がさらにはっきり聞える


音については素人なので表現が間違っているかもしれないが、低音の強化と、解像度が高くなり高音も良くなっている。
全体的に音質が改善しているので、これでBT Proシリーズの弱点の一つを潰せたのではないだろうか。


他メーカーのスピーカーとの比較は、同じアンプ(インカム本体)を使うことができないので純粋にスピーカーそのものを比べることはできないが、インカム本体を含めての評価ではかなり良い部類だと思う。



音質が気になったらこれは買い


イチオシのBT Proシリーズ、一番の欠点であったスピーカー音質を改善できる優れもの。
どのスピーカーでも同じことが言えるが、今のインカムスピーカーは一定の音質、音量は確保できているので、走行時に音質の差をすごく体感できるわけではない。
それでも、本製品の音質は良い方だし値段も安めなのでおすすめできる。

贅沢を言うと、ここまでとは言わないから標準スピーカーをもう少し大きなユニットにして、B+com標準スピーカーレベルにしておいて欲しかったかな。

それはともかく、もし少しでも音質を良くしたいと思ったなら購入して良いと思う。




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あったら便利 SENAハンドルバーリモコン SC-HR-01のレビュー

  •  投稿日:2017-06-04
  •  カテゴリ:SENA
SENAハンドルバーリモコン
SENAのインカムと接続して手元でインカム操作を可能にするハンドルバーリモコン。
インカム操作のために手を離して耳元で操作することに不安な人や、少しでも便利さを追求する人に向けたオプションだ。


概要


特徴は以下の通り。

・10cのカメラ操作を除けば基本的にインカム本体の操作は全て可
・グリップに挟むだけの簡単設置
・防水
・内蔵バッテリーで3ヶ月程度使用可
・充電はMicroUSBで行う
・リモコンとインカム本体どちらでも操作可
・対応モデル 20S, 10C, 10U, 10S
・実売価格 1.6万円程度

バッテリーが想像以上に持ちがよく、こんな小型製品で数ヶ月持つ上にMicroUSBですぐ充電できるという点が素晴らしい。
実際に使ってどれくらい快適に動作するのかを見ていきたい。



外観


DSC02233-2.jpg
ボタンは全部で3つ。
まずは前面から。
ジョイスティックはボリューム上下や音楽の頭だし、スマホ接続等。
前面ボタンはインカム接続や切断。
背面ボタンはインカムとのペアリングに使われる。



DSC02188-2.jpg
上部のLEDは青と赤に点灯するようになっており、バッテリー残量や電源オン/オフ等を確認することができる。
側面の防水キャップを開けると充電用のMicroUSBポート。
2時間程度で満充電が可能だ。



DSC02224.jpg
リモコン自体がワニ口のように広がるようになっており、このバネがかなり強力なので、操作時に空転することは皆無だった。
リモコンそのものが防水なので雨でもつけっぱなしOK
ただ、簡単に取り付けが可能ということは盗むのも簡単。
安いものではないので盗難がとても怖い。
鍵とまでは言わないけど、見えにくい位置からネジ止めできるような構造になっていれば良いのにと思う。



DSC02211.jpg
リモコンの分少し手が外にずれるので、ウインカーのスイッチ等が遠くなってしまう。
僕はあまり気にならなかったが手が小さい人にはちょっと操作がしにくくなるかもしれない。



操作


一通りの操作を記述する。


■リモコンの電源オン
前面ボタンを押す

■リモコンの電源オフ
前面ボタンとジョイスティックを同時2秒長押し

■インカムとのペアリング
背面ボタンを5秒長押しでペアリングモード
インカムもリモコンペアリングモードにすればOK

■初期化
ジョイスティック、前面ボタン、背面ボタンを1秒同時長押し

■ボリューム上下
ジョイスティックを上下に倒す

■音楽の頭だし
ジョイスティックを左右に1秒倒す

■音楽の再生、停止
ジョイスティックを1秒長押し
※インカム本体のフォーンボタンを押す操作がジョイスティックを押す操作と同じです。
 スマホとのペアリング等もジョイスティックの長押しでできます。

■インカム通話の開始/終了
前面ボタンを1回押す
※ジョグダイヤルのタップ操作が前面ボタンの操作と同じです。
 設定なども前面ボタンの長押しで入れます。


操作感


DSC02193.jpg
今回はSENA 20Sと接続してテストした。
インカム本体を操作するのとタイムラグはほとんどなく、動作は快適そのもの。
長押し時間も短めでちょうど良く、テンポ良く操作できた。

ただし、ジョイスティックは上下左右の倒す操作と押す操作があるので、倒したつもりが押しているということが発生しやすい。
例えばボリュームを上げたい場合、ジョイスティックを抑えて上に倒すのではなく、ジョイスティックの下方から押し上げるようにしよう。
そうすることで誤操作を減らすことができる。



もう少し安くして欲しい


動作は素晴らしい。
ハンドルに取り付けることで、細かなボリューム操作や音楽の早送り、巻き戻し等も気軽にできるようになるので、今まではまぁいっかと思っていた事も操作する事が増えた。
特に活躍するのは渋滞にはまっている時。
半クラの連続で左手をなかなか離すことができない上に、暇で暇で仕方ないという時に気軽に操作が出来れば渋滞のつらさも幾分緩和される。

別に左手を離すなんて大したことないから、無くても良いんだけどあったら便利だよ。
という感じだ。


ただやはり値段が高い。
今後インカムを買い換えてもしばらくは使えると思うので、長期的に見ればコストパフォーマンスは悪くないのかもしれないが、どれくらい便利かわからない状態で16000円を出すのは躊躇してしまうだろう。
アメリカアマゾンでは90ドル(1.1万円程度)で売られており、日本よりレビュー数もかなり多いのでそれなりに売れている様子。
技適等で費用がかかるのはわかるが、もう少し価格差をつめてもらいたい。

それとこれだけ高価なものなので、盗難対策は施して欲しい。
見えにくい位置でネジ止めできるだけでも全然違うと思う。
僕はかれこれ8年くらいインカムをヘルメットに付けたままメットホルダーにかけて離れて、今まで一度も盗難にあったことがないので多分大丈夫だとは思う。
でも、外そうと思えば1秒なので不安だ。

以上、欠点もあるけど便利なものに間違いは無い。
少しでも楽に操作できることを望む人にはおすすめできる製品だ。
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改善の余地多々あり MdiLandの通話アプリ BT Talkのレビュー

  •  投稿日:2017-05-30
  •  カテゴリ:MidLand
BTT1.jpg
MidLand BT Proシリーズにあわせて登場した、スマホ通話アプリ BT Talkを紹介する。
BT Talkと必須オプションのBTTボタンについて、公式にマニュアルは無いのでかなり手探り状態。
サポートに問い合わせをすれば回答をもらえるが、全部聞いていられないので試してわかった範囲で記載している。

BT Talkの概要



必須条件は2つ


■ グループの作成時にMidLandのインカムかBTTボタンをBluetoothで接続しておくこと。
接続してないと弾かれることがあった。
逆に言えば、グループさえ作られていればMidLand社製品は不要らしい。
ただ、MidLand製品を接続してなくてもグループが作成できる場合もあるので、確実な動作ではない。

■ SMSを受信できるスマホが必須。
電話番号で管理しているようなので、SIM無しでの運用はおそらく不可能。


SENAのRideConnectedより縛りは緩く、他メーカーインカムも比較的利用しやすい。


通話の仕様


グループ通話中、しゃべれるのは何と一人だけ。
トランシーバーのように話す時はオプションのBTTボタン(7000円)を押すかスマホ画面をタップすると通話モードになる。
その間、他の人はボタンを押しても通話モードにはならず、聞く専門という状態だ。

一度通話モードにしたらもう一回押すまで通話モードのままにするとか、一度通話モードにすると一定時間だけ通話モードが維持されるとか、押している間だけ通話モードにする、といった動作は選べる。
この仕様、一体どういう理由で実装したのだろうかと思いサポートに問い合わせたところ、パケットの使用量を減らすためらしい。
うーん、微々たる量のパケット使用量を気にしなくていいと思うけど。
イタリアのメーカーなので、イタリアでは通信費が高いのだろうか。

RideConnectedは常時全員が会話可能な状態を維持できる。
どっちが使いやすいかはこの後、操作を試して評価したい。


地図で現在地がわかる


通話以外の仕組みでは、グループに所属するメンバーがどこにいるかgoogleマップに表示させることが可能だ。
渋滞ではまっているとか迷っているとか、そういったのが一目瞭然となる。
通話だけでなく付加価値として搭載されている機能としはなかなか役に立ちそう。


BTTボタンのペアリング


DSC02174.jpg
オプションのBTTボタンはスマホと接続する。
BTTボタンの構成は上記のように2つに分かれており、本体とハンドルクランプスイッチの両方にボタンが配置されている。
どっちでもいいので1回押すと即起動し、ペアリングモードになる。
スマホのBluetooth設定でBTTボタンが表示されれば選択するとペアリングができる。
BTTボタンは一度ペアリングを記憶させると、消去するまでペアリングモードには入らない。
他のスマホとペアリングしたい場合は、ボタンをどっちでもいいので1回押して、その後5秒長押しで消去できる。

ちなみに、BTTボタンの仕様は公開されてなかったので、サポートへ確認したところ以下の通りとのこと。
・ボタン電池で動作している。
・裏蓋の三つのネジをあけて交換。
・通常使用で3ヶ月程度の持ち。


DSC02184.jpg
手元のBTTボタンは半年以上前に購入したものなので既にバッテリーが弱っているようで、ペアリングはできるけどボタンのオン/オフが反応しなくなっていた。
開けてみるとボタン電池はCR2032という100円ショップ等でもよく売っている、標準的なものが入っている。
だいたい2つで100円くらいなので、ランニングコストが高いというわけではないけど、3ヶ月ごとに入れ替えの手間があることと、汎用性の低いボタン電池を大量に買っておくということもそうそうないので、運用面では不便だ。

グリップのボタンを小型化することが目的であれば、本体はもっと大型化して容量も汎用性も高い単4電池を使えるようにして欲しい。
それと電池交換にドライバーを使わないでいいようにしてもらいたい。
改善すべきと判断する。


BTTボタン取り付け
設置すると上記のような感じになる。


インストール、初期設定


今回はAndroid端末でテスト。
少しメニュー表示が異なるがiOSでも概ね同じなので、参考になると思う。

btt01-2.jpg
まずはGooglePlayからBTTalkをインストール。



btt02-2.jpg
起動するとアクティベーションを求められるのでタップ。

電話番号を入力。
+81 とは日本の国際局番で、続きは頭の0を抜かして入力する。
例えば 090-AAAA-BBBBであれば入力するのは「90AAAABBBB」となる。

手元のスマホのみなのか、wifi接続ではBTTalkが起動しなかった。
wifiを無効にして携帯回線でのみ起動する。
サポートに問い合わせたがwifi接続でも可能とのことなので、スマホ(SHARP SHV33)との相性によるものと思われる。



btt03-2.jpg
入力してタップすると、SMSでアクティベーションコードが送られてくるので、コードを入力する。



btt04-2.jpg
次に名前とイメージを設定。
イメージは設定しなくてもOK

初期設定が終わるとヘルプが表示されるので適当に確認して終了。
細かな設定については公式サイトを・・・といいたいところだけど、残念ながらマニュアルが用意されてない。
アプリ上のヘルプを見ればだいたいわかるので、実際に見て確認していただきたい。



グループの作成、招待等


BTT30.jpg
メインが面に入ると初期はエコーテストというテスト用のグループに所属している。
また、上部に左右のスライドスイッチがあり、基本的にBT Talkを利用する時はスライドを右にして接続状態にしておく。

右上の縦3つの点をタップするとメニューが表示されるので、まずはグループの作成だ。



BTT31.jpg
グループをタップして右上の+をタップ。
既にグループが作成されているが無視していただきたい。
この時にMidLandインカムかBTTボタンが接続されてないと、グループが作成できないと弾かれる場合がある。
場合がある というのも、接続して無くても操作できる時があってよくわからない。



BTT323.jpg
グループの作成画面が出るので、グループ名とイメージ画像を指定する。
以前のブログ名を使ってグループを作成。
イメージ画像は指定しなくてもかまわない。
グループ名は日本語が使え、同じ名前のグループは作ろうとするとはじかれるので、名前でユニークなものか判別しているようだ。
この画面の通り複数のグループに所属することが可能で、実際に通話するのは所属したグループをさらに選択したグループということになる。



btt35.jpg
グループが作成できたら上部に現在joinしているグループ名が表示される。
次に右上のメニューからコンタクトリストをタップする。
コンタクトリストとは、アクティベートした電話番号とスマホ内の電話番号帳を使って、電話帳にいる人でかつBTTalkを利用している人が表示される仕組み。
該当ユーザーをタップしてグループに招待するという流れだ。

ただこの招待の動作も少し難しく、招待相手が招待されているよ!と表示されるタイミングがわかりにくい。
招待した上で、メニュー内のグループ内のユーザーで右上の+を押している間だけ?なのか、とにかくわからず適当にやって招待できたような状況だ。

マニュアルがないので適当にやって出来た方法を書いているので、間違っていても気にしないでいただきたい。



実際に通話確認


btt07-2.jpg
以前のブログタイトル「時々自転車で遠出しよう」という名前でグループを作成して参加した状態。
参加者は本スマホの「まさきち」と、セカンドスマホの「テスト」の2台。

まず、「まさきち」が中央のマイクのマークをタップするか、BTTボタンを押すと通話モードになる。
その間、「テスト」はいくらタップしても通話モードにはならず聞き専状態だ。

通話モードは、押している間だけ、1回押したら1分間だけ、1回おしたらもう1回押すまで、と3つのパターンで設定ができる。



2台のインカムを両耳に当てて、一人二役で独り言を言い続けたところ、やっぱり不便だと思った。

実走してみないとわからないが、全員が一斉に通話できる方が圧倒的に良いと思う。

SENAのRideConnectedはインカムの操作で自身のマイクをミュートにする機能があり、これをBTTボタンでも可能だよ。
というのであればまだ理解できる。
しかし、誰か一人しか通話ができないというのは不便だろう。
もし間違って誰かが常時通話モードにして放置すると、他の人は誰もしゃべれなくなるというトラブルも起き得る。

サポートへ聞いたところ、この仕様の理由はパケットを節約するためとのことだが、一般的にLine通話でもパケット使用量は非常に少なく、あまり負担にはならないはず。
200kbpsでも問題ないので、速度制限を手動でかけられるならパケット量は気にしなくて済む。
イタリアのメーカーなのでイタリアの通信事情はわからないが、少なくとも日本ではメリットらしいメリットが無い。

早速動作について辛口になってしまったが、これはこれで良いとして、全員が常時通話できるモードの追加を希望する。



通話音質、遅延は?


概ね、RideConnectedと同じで2秒程度の遅延があり、音質はLine等とほぼ同じくらい。

MidLand同士 0.05秒程度
SENA 20S同士 0.15秒程度
B+com同士 0.2秒程度
Line通話 0.5~0.8秒
RideConnected 2秒程度
BT Talk 2秒程度

インカム通話が0.2秒以下、Line通話が0.5~0.8秒くらいなので、それと比較するとかなり遅いと感じる。
遠方を走行中に会話をしたり、一緒に走っている時でも雑談なら良いけど、対向車や路面情報を伝えるには遅すぎるので厳しい。
集合場所までの間で使うものと割り切ったほうがいいだろう。


圏外になった場合の動作


携帯回線を意図的に切ってテストしてみたところ、自動でグループ会話に復帰した。
Line等では手動操作が必要になるので、この点はバイク用に助かる機能を持っている。


インカム通話にBT Talkは混ぜられるのか?


BT Next Proならパブリックモードを利用して、インカム通話とBT Talkを混ぜることができる。
BT Next Pro以外は不可だった。

注意点は、通話モードにしてないとインカム通話がBT Talkに流れないので、BT Next Proを持っている人がうまく操作をしないといけない。
例えば他社インカム利用者はBT Talkに接続してもらって、BT Next Proで通話モードにしたり解除したりをするか、若しくはどちらかを常時通話モードにして片方から垂れ流し、片方は聞き専になってもらう。
といったところだろうか。

全く接続できないよりは聞き専になれるだけでもマシという感じで考えておこう。


現在地表示機能は便利


BTTalktizu.jpg
メイン画面の上部にマイクと並んで世界地図が表示されている。
世界地図をタップするとgooglemapをベースにグループに参加しているメンバー全員の位置が表示される。
集合時や遅刻した人が追いかけるのに便利だ。
これはメーカー公式の画像だけど、青丸がユーザーの場所を示しており、接続したメンバー全員がこのように表示される。



多々、改善の余地あり


通話モードの問題が大きい。
せっかくスマホで双方向通話ができるのに、わざわざトランシーバーのような片方向通話で縛るメリットが日本ではほとんど無い。
全員常時通話か片方向通話か、選べるようにするべきだろう。

コスパに優れたMidLandインカムなのに、BTTボタンに別途7000円も出す必要があるというのは、強みを潰してしまっている。
ボタン電池の交換の手間や、電池の持ち、ボタン電池の汎用性の低さ等もあって、厳しい評価をせざるを得ない。


BT Next Proのパブリックモードが非常に優秀で、コスパもいいのに、目玉機能として売りにしているBT Talkがこれではつい厳しい事を言いたくなる。
今後の改善に期待したい。
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他社も可能!スマホ経由で通話できるアプリ SENA RideConnectedのレビュー

  •  投稿日:2017-05-21
  •  カテゴリ:SENA
ride11.jpg
スマホを介して通信するSENA RideConnectedの操作やできること、できないことを確認したので紹介する。

RideConnectedの概要


必須条件は、RideConnected起動時にSENAのインカムがスマホと接続されている事。
接続されてなければRideConnectedの操作ができないようになっている。
今回は手元にあるSENA 20SとSENA 10Sで試したけど、SMH10等の古い製品でも利用可能。
2016年末に各インカムで対応ファームが出ているので、必ずアップデートしよう。
接続人数は無制限になっているけど、風切り音等ノイズを考慮すると10台程度が限界かなと思う。
アプリはiOS向けとAndroid向けの両方が準備されている。

懸念していたメーカー縛りだけど、実はこれ回避する術がある。
そして、後述する機能のお陰で、Line等の通話アプリより実用性が高いということがわかった。
詳細については後ろに記載するので、その前に基本的な操作についてだ。

各インカムの操作方法は以下を参照していただきたい。

接続手順はいたって簡単。
アプリは日本語化されてないけど特に難しいことはない。

1 SENAのインカムとスマホを接続
2 RideConnectedを起動してチームを作成
 チーム名は自分でつけ、チーム番号4桁の数字は自動で発行
3 他のメンバーにチーム番号を教えて入ってもらう

という流れで、チャットルームを作成して各々がjoinするようになっている。
新規入室を制御するようにロックをかけることもできるので、一度メンバーがそろったらロックをかけてもいいかもしれない。


インストール


ride10.jpg
今回はAndroid端末3台でテストしたが、Freetel Priori2(Android5.0)ではハウリングが発生してだめだった。
SHARP SH-M02と、SHARP SHV33では問題なく接続できており、アプリの動作そのものは快適。
まずはGooglePlayからSENA RideConnectedを検索してインストール。



操作手順



詳細はSENAの公式サイトを参照。
ここでは実際に利用する際に主に使う機能だけをクイックマニュアル的に記載する。
SENA 公式ページ

プロフィールの作成


ride01.jpg
初回起動時にプロフィールを作成する。
名前はローマ字と数字が利用でき、他の人と重複しても作成は可能。
今回は、masakichi と masakichi2でそれぞれのスマホで作成した。
名前以外に画像もつけられる。

名前を入力してSTARTをタップするとメイン画面へ移動。
左上の 三 をタップするとメニュー画面に入る。


チームの作成


ride02.jpg
左上の 三 をタップして CreateTeam をタップする。
TeamName を適当に入力して、 Invite Teammates をタップ。
4桁のチーム番号が発行されるので、今後はこの番号を各自で入力して部屋に入るようになる。
START をタップすればチームの作成が完了だ。


ride03.jpg
その際、右上の + をタップすると、SMS等でURLを送信でき、受信者はURLから部屋へアクセスすることが出来るようになっている。


チームに入っている間の操作


ride04.jpg
左上の 三 をタップするとメニュー内容がかわる。
Dashboard をタップするとチームの利用状況を確認できる。
現在はまだ一人なので、メンバーは一人のみ表示されている状態だ。
上部のマイクやスピーカーのマークで、ミュートにするなどの操作が可能。
左のマークはリーダー(チーム作成者?)のみに表示されているもので、全体へのアナウンスというものらしいが、具体的にはよくわからない。

インカムでの操作
・マイクのオン・オフ ⇒ ジョグダイヤルを 1 回タップ
・スピーカーのオン・オフ ⇒ ジョグダイヤルを 2 回連続タップ
・チームリーダーのアナウンス ⇒ ジョグダイヤルを 3 回タップ
・インカム通話とRideConnectedの切り替え ⇒ グループインターコムの操作


他メンバーのチームへのjoin


ride05.jpg
では次は他のメンバーがチームへ入る手順。
左上の 三 をタップして、メニュー画面から JoinTeam をタップする。
4桁の番号を求められるので、チーム作成者からもらった番号を入力して Start をタップすると入室完了。
Dashboard でメンバーがjoinしたことが確認できる。
アプリを落とすとチームへのjoinが解除されるが、起動時に以前所属したチームへ参加するか選択肢が出てくるようになっている。

また、誰かが入ったり抜けたり、ミュートにしたりするとどうやら他のメンバーへ英語でアナウンスが流れる。
ちゃんと名前も読み上げてくれるのは面白い。

「マサキチtwo join」

といった具合で、慣れれば誰か聞き取ることができそう。


チームの番号確認とロックの方法


ride06.jpg
入室済みのメンバーなら誰でもこの操作は可能。
Dashboard から右上の鍵マークをタップすると、ロックがかかりその際にチーム番号も表示されるので確認ができる。
ロックがかかると右上の鍵マークが閉じられる。
この状態で他メンバーがjoinをしようとしても、ロックされてるよ。と表記されて入れなくなる。

解除も同じで鍵マークをタップすればOKだ。


チームからの退出方法と設定


ride07.jpg
左上の 三 をタップしてメニューを表示し、FinishRiding をタップすると部屋から退出する。
Settingsはスピーカーとマイクの音量調整ができる。
一番下の機能は不明。


気になる動作を確認する


SENAインカムが接続されてないとダメという仕様や、チームの扱いがどうなるのかとか、いろいろ気になったので検証してみた。
その中で気づいたことがあり、それがとても有用なものであるとわかったのでご紹介。


通話品質


2台のスマホのうち1台はAU回線(mineo)、もう一台はソフトバンク回線。
音質は結構良くて、スマホとインカム間もただのヘッドセット扱いなので特に気になる点はない。

ただ、やはり通話の遅延はかなりある。
時間帯にもよるだろうけど、試したのはそこそこ混雑するであろう22時~24時にかけて。
片方が固定回線なのにそれでも相当な遅延だ。

遅延は以下のような感じ。
MidLand同士 0.05秒程度
SENA 20S同士 0.15秒程度
B+com同士 0.2秒程度
Line通話 0.5~0.8秒
RideConnected 2秒程度


Line通話でもワンテンポ遅れてることは認識できると思うが、RideConnectedはさらに遅い。
コーナー中の凸凹や車が来てるよ!なんて即時伝えたい事は厳しいかもしれない。
世間話がメインであればすぐ慣れると思う。


誰も使わなくなったチームの扱いは?


まだ短時間でしか試してないけど、メンバーが0人になったチームもそのまま存続する。
チーム番号がわからなくなったら再度チーム作成から行うようになっている。
チーム作成時に過去に作成したチーム名がスマホに保存されており、そのまま作成すれば新たにチーム番号が発行され、以前のチーム番号では入室できなくなった。
なので、チーム名で管理されていて、チーム番号を新規発行しなおしたら過去のチーム番号は破棄されるということのようだ。

チーム番号は何時間保持されるかわからないが、もし自ら更新しなければずっと保持されるというのであれば、仲間内でずっと同じチーム番号を使えば、毎回チーム番号を連絡しあったりする必要がなくなる。
このあたりは後日、時間を置いて試してみようと思う。


スマホが圏外になるとどうなるのか?


電波が戻れば何もせずそのままチームに所属した状態で復帰する。
再joinするような動作をしているわけではなく、自主的にチームから脱退しない限りチームに残っているようだ。
なので、仮に圏外になっていた間にロックされたとしても関係なくチームにjoinした状態が維持される。

Lineなどの場合は通話が切れるとスマホの操作が必要になるので、この点はバイク向けに作りこまれていて有難い。
ただ、圏外からの復帰時にミュートになることが何度かあった。
できれば復帰時は強制的にミュートを解除する仕様にしてくれると嬉しい。


インカム通話にRideConnectedは混ぜられるか?


残念ながらインカム通話とRideConnectedの併用は不可。
30kではメッシュネットワークとRideConnectedの併用は可能なようだが、Bluetoothインカム通話とは不可なのだと思う。
少なくともSENA 20sではできない。


実は可能!RideConnectedを他社インカムで使う


DSC02050.jpg
マニュアルには以下のような記載があることに注目していただきたい。

・一度インターコムを Bluetooth 接続して RideConnected のグループ会話を起動後、インターコムをオフにすると、 スマホ側のマイク、スピーカーを通して会話を続けることができます。
・Ride Connected を入れたスマホに同時に 2 つのインターコムを Bluetooth 接続した場合、どちらのインターコムからでも会話が可能となります。
ただし、グループ会話を起動するには、セナのインターコムと Bluetooth 接続している必要があります。


ようは、チーム所属時にSENAのインカムが繋がっていればOKということだ。

そこで試したことは以下の通り。
1. SENA 20SをスマホAとHFPペアリング、SB4Xも同じくHFPペアリング。
2. SENA 20SをスマホAとHFP接続。
3. RideConnectedでチームへ参加。
4. SENA 20Sを切断(この状態ではスマホでチーム会話が可能)
5. SB4XをスマホAとHFP接続。

これでRideConnectedのチーム会話に他社インカムで参加できる。
さらに続けて、上記で利用したSENA 20SをスマホBとHFPペアリングして同じように操作すれば、RideConnectedが利用可能だ。
SENAのインカムの内部シリアル等を読んでいるようなことはなく、何でもいいからSENAのインカムが繋がった状態でチーム会話に参加すればいいということ。
SENAインカムが1台あれば、あとは全部他社でもいいという事になる。

ただ、マイクミュート等の操作はSENA以外のインカムからはできそうにないことは注意。
時々SB4Xを接続した時にアプリが落ちることがあったが、その時はまたSENA 20Sの接続からやりなおせば大丈夫だった。


インカム通話にRideConnectedを混ぜる技


DSC02057.jpg
SENAのインカム通話とRideConnectedを混ぜることはできそうにない。
では他社ならどうか?
B+com SB4Xにはグループ通話withモバイルという、HFPの電話等の通話をインカム通話に混ぜるという機能がある。
これまであまり注目してなかったが、可能そうだったので試してみた。
やり方は簡単で、前項で紹介した接続を行った後、RideConnectedを接続したSB4Xから、普通に別のB+comへインカム通話を発信するだけ。
順序が逆ではダメなので、先にRideConnectedを接続してそのインカムからインカム通話発信をしよう。
RideConnectedは単純にHFPで通信しているだけなので、普通の電話と同じ感覚で構成することができ、チェーン接続もそのまま可能で最大4台までできるが、さすがに4台目になるとかなり厳しい。
2台ならそこそこ快適、3台が実用限界といったところか。

ちなみに、グループ通話withモバイルはスマホ接続したインカムと接続できるインカムは1台なので、必ず先頭になる必要がある。
接続順序は、スマホ⇒インカムA⇒インカムB⇒インカムC という流れだ。


やってみたわけではないが、同様のことがMidLand BT NEXT Proのパブリックモードで可能なはず。
むしろMidLandのほうが先頭である必要はなく、チェーン接続の真ん中に配置できるので、安定性は高いかもしれない。

■どんな使い方ができる?
いろんなメーカーの利用者が多数いればRideConnectedで統一するのもいいけど、圏外になるような場所へ行くと全滅してしまう。

そこで、同じメーカーのユーザー同士でインカム通話をさせておいて、ジャンクションとなるメンバーだけRideConnectedを接続すれば、電波があるうちは全員が参加、圏外になれば同メーカー同士だけでインカム通話する、というような使い方も可能そうだ。

ただ、これには設定がかなり細かくなるので統率するのが大変なことと、うまく動作しないことも十分に考えられる。
RideConnectedで全員が参加できればラッキー。くらいで試してみる価値はありそうだ。



想定される利用シーン



■ SENAユーザーは自宅出発時にRideConnectedで会話をしながら集合する
渋滞で遅れるとか場所を確認とか、役に立ちそうなのと、全く違う場所で会話するのはちょっとワクワクする。
先に到着したメンバーはインカムの電源を落とせば普通にスマホで通話できるので、スマホ片手に用事が可能。
復旧もインカムを接続するだけで良いのは楽。

■ 他社ユーザーは到着したらRideConnectedに参加する
誰かのSENAインカムとスマホを接続してRideConnectedで会話に参加し、自分のインカムに切り替えればOK
アプリを落とさなければずっと参加した状態なので、エラーで落ちない限りはこの作業は1回だけでいいことになる。

■ ツーリングにいけなかった人は自宅からRideConnectedに乱入する
SENAインカムが手元にあればできるので、ちょっとツーリング気分を味わいに参加してみてもいいかもしれない。
僕なら育児しながらだろうか。


一緒に走るメンバーが4人以下でメーカーが2社だけであればユニバーサルインターコムを利用したほうがいいと思う。人数が多かったり3社以上で安定しない場合は、この方法を試してみてはいかがだろうか。



バイク向けによく考えられたアプリ


以上が本アプリの利用方法だ。
変則的ではあるけど仕様の隙を突いて他社インカムでも利用可能な点は大きい。
※SENAさん、紹介してしまったけどこの抜け道を潰さないでくださいね。

あくまでインカム通話がメインではあるけど、いざという時には融通のきく使い方ができるので、インストールしておいて損は無い。
あとは日本語化と圏外からの復帰時に微妙な動作をすることがあるので、その点の修正を期待したい。
仕様面では現状困るようなことはなく、あとは利用してみたユーザーからの要望で機能が追加されるのではないかと思う。

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新方式メッシュネットワーク採用のSENA 30kの情報を追う

  •  投稿日:2017-04-18
  •  カテゴリ:SENA
SENA30kモック
2017年9月時点の最新情報

SENA待望の新型 30k
革新的なメッシュネットワークを採用し、インカム業界を大きく変えそうな気配があるので、とても期待している。
2017年9月現在、まだ開発中で随時詳細情報が公開されはじめているが、まだ具体的な発売日は好評されてない状況だ。

SENA 公式サイト 30k製品ページ

外観


SENA30k外見3
公式サイトに公開されている画像だ。
トップの画像は東京モーターサイクルショーで撮影したモック。



SENA30k外見1
後方の突起がBluetoothアンテナ、前方のアンテナがメッシュネットワーク用になっている。
SENA特有のジョグダイヤルは継承されているので、操作感は従来製品同等のようだ。



SENA30k外見2
クレードルは20S互換。
10S、SMH10等のミドル以下の製品と、ハイエンド(20Sと30k)で分かれているようだ。
僕としてはどっちかに統一したほうが嬉しいのだけど。
主な違いはドッキング方法と端子の位置、下部にあるボタンの有無となっている。
下部のボタンは20Sではアンビエントモード(外部音を聞くモード)、30kではボイスコマンド用と記載されている。
クレードルの構造は同じだけど本体の動作が異なるということなのだろう。



29249-1-201707261406227.jpg
新しく公開された画像に上記のようなものがある。
特に説明がないが、おそらく充電用スタンドだろう。
USB接続での充電に加えて、自宅ではスタンドを使っても充電できるということだろうか。



機能紹介


基本的にBluetoothの性能はSENA 20Sとほぼ同じ。
インカム通話と音楽を併用するオーディオマルチタスクや、最大8人接続など。
ただしオーディオマルチタスクが改良されているので、オーディオマルチタスクの項目で解説する。


最も異なる点はBluetoothではなく新しい何かしらの無線規格を用いた、メッシュネットワークが搭載されたことだ。
日本では未発売だが、カルドシステム(イスラエル)のPackTalkで既に実装されている技術になる。
では詳細をみていこう。


現時点で判明しているスペック


SENA30kBluetooth.jpg
詳細スペックはまだ公表されていないが、Bluetoothについては20Sとほぼ同じとのこと。
それ以外でわかっている特長は以下の通り。

・30k独自のオーディオマルチタスク機能
・20分の急速充電でBluetooth5時間、メッシュ3時間 利用可能
・通話時間 Bluetooth 13時間 メッシュ 8時間
・待受時間 10日間
・Bluetooth4.1
・新通信規格メッシュネットワークの採用
・メッシュネットワークの最大接続数は16台
・通信距離 Bluetooth1.6km メッシュ2km
・FMラジオ



インカム通話と音楽等を併用するオーディオマルチタスクが進化


26236-1-20170321152920.png
公式サイトには以下の記述がある。

30Kオーディオマルチタスク技術は、Bluetooth通信と適応型メッシュネットワーク通信を同時に行います。
スマホのストリーミング音楽の再生、電話のおしゃべり、またはGPSナビの音声案内がお互いをさえぎることなく同時に聞こえてきます。
従来の割り込み型の音声優先順位に悩まされる必要はありません。全ての音源が綺麗に織り合わされ、あなたの耳元にここちよく届きます。

要約すると、
・インカム通話
・スマホの音楽(A2DP)
・電話orナビ音声(HFP)
この3つを完全同時に利用できるということのようだ。
従来製品ではHFPが割り込んできた場合に、他の通信は一旦停止してHFPを最優先にする、といったような動作。
これがHFPだからどうなって・・・と考える手間があるのだけどこの悩みを解消しているということと推測する。

似た機能としては、MidLand BT NEXT ProがA2DP&HFPの2台完全同時利用が可能なのだが、あくまでインカム通話をしてない時に2台完全同時が可能なのであって、インカム通話と併用すると1台になってしまう。

この点を考慮すると、SENA 30kは A2DPの2台完全同時ではないけど、インカム通話&A2DP&HFPの3つの完全同時というのは非常に使い勝手が良いのではないかと思う。



新規格メッシュネットワークの採用


Sena30kメッシュネットワーク
現行のインカムは1台のインカムから2台接続が可能で、これを数珠繋ぎにして台数を増やすチェーン接続方式をとっていた。
しかしこのチェーン接続には欠点があり、接続できる台数の限界が低く(通常4台 20Sで8台)、間で途切れると分断されるし、再接続も手間がかかる事が多い。

それを解決する目的で登場したのがメッシュネットワーク。
ネットワークの世界では昔からある考え方で、複数の接続をしておいて特定の経路のみを利用し、切断された場合は別経路から通信を行う、STP(スパイニングツリープロトコル)に似た動作をしていると思われる。
一度グループで接続をすれば走る順番や脱落を気にすることなく、自動で最適な経路が選択されて通話が可能と理解しておけばよい。

尚、接続最大数は16台。
メッシュの通信距離は最大2kmとかなり長距離で通信が可能になっている。


接続する通信規格はBleutoothではなく、何かしらの通信規格を応用して開発されており、公式ではないが海外のバイク用品通販サイト RevZilla には、

2.4 GHz Adaptive Mesh-Networking Technology

と記載がある。
2.4GHzというと無線LAN(802.11g、11n)やBluetoothと同じで、現在最も利用されている周波数だ。
個人的には干渉を少なくするために別の周波数のほうが良さそうだけど、許可やら最適化やらで2.4GHzになったのだろうか。




メッシュネットワークについて


公式に記載されている情報しかなく、またUSAサイトを翻訳したような説明のためどうも要領を得ないところがあるが、これまでの経験から推測して要約してみた。
以下の記載は確定情報ではないことをご留意いただきたい。


■メッシュネットワーク パブリックモード
人数無制限でペアリングも不要で通話ができるモードのようだ。
おそらく普通の無線機と同じで、チャンネルをあわせればその人を中心に電波の届く範囲の人に声が届くというものではないかと推測。
パブリックという名前からしてセキュリティーは無いと思っておいたほうが良いさそう。

チャンネルが多数(10以上)用意されていれば、混信は避けられるだろうし多少なりともセキュリティー性は向上するのだが、公式の説明を見る限りは1チャンネルしかなく、パブリックモードを起動した周囲の全ての30kと通話ができてしまうような感じだ。

セキュリティーの問題はあるが、イベント等の大人数で人の出入りが激しい場合は便利だろう。
人数無制限のパブリックモードとしか情報が無いので、詳細は公開され次第追記する。



■メッシュネットワーク プライベートモード
従来のBluetoothと同じようにペアリングをして特定のメンバー内だけで会話するモード。
最大接続台数は16台だが、会話を聞くだけのゲストであれば無制限にメッシュグループに参加可能となっている。



■30k以外のインカムはメッシュネットワークに参加できるのか?
東京モーターサイクルショーの時点では不可だったが、どうやら可能になったようだ。
例えば30kを5台でメッシュネットワークで接続し、そこに20Sが3台あったとするなら、30kのうちの1台に20SをBluetoothで接続してブリッジができる。
30kと20Sは極力ペアで近づいて走るようにすれば、あとは30kのメッシュで自動的にグループを構成してくれるので、メッシュ非対応機種が混じってもかなり便利だ。

Bluetoothでブリッジできる台数については詳細が公表されてないが、メッシュとBluetoothはそれぞれチップセットもアンテナも独立しているので、Bluetoothで4台接続までは可能ではないかと推測する。
ただ、Bluetoothで多段ブリッジをさせるより、30kからBluetoothで1台接続したほうが安定性は高そうに思われるので、30k 1台につき1台ずつBluetoothインカムを接続したほうが良さそうだ。

逆にBluetoothインカムより30kの台数が少ない場合は、30kからチェーン接続でBluetoothインカムを複数台つなげるような形になるだろう。


メッシュネットワークは最大16台、そこからさらにBluetoothインカムを最低1台は接続できるので、理論上は32台は少なくとも可能ということになりそうだ。

1点心配なのは、メッシュとBluetoothの両方を利用した場合、バッテリーの消耗が非常に激しいことになりそうだということ。
メッシュのみでも公式で8時間となっているので、併用すると半日程度で充電が必要になるかもしれない。

メッシュとBluetoothブリッジの併用については情報が公開され次第、追記する。



■メッシュネットワーク対応の他社製品と接続できるのか?
現状はPackTalkしか発売されてないし、SENA 30k次第なところだろうけど、これまでの経緯を考えるとできないと思う。(未確認)
そのうち、ユニバーサルインターコム相当の機能が搭載されることになれば良いのだけど。



■メッシュネットワーク利用時にスマホ等の音楽を併用できるのか?
これは先にも書いたけど可能だ。
Bluetooth接続と同じようにオーディオマルチタスク機能を利用できる。


価格は4万円前後?20Sの上位になるらしい


現時点での定価は349$(日本円で4万2000円程度)となっている。
SENA 20Sのさらに上位という位置づけで併売する予定とモーターサイクルショーで聞いた。

SENAは2010年発売のSMH10もラインナップに残していて選択肢が多くて良いと思うが、旧製品の値下がりは限定的で、新製品はどんどん高級化している。
オーディオマルチタスクを省いたりメッシュネットワーク機能を低下させてもいいから、メッシュネットワークに参加できるミドル、ローエンドが登場することにも期待。


個人的な話だけど、メッシュネットワークを試すには4台以上はないと実力を発揮できないことを考えると、全部自分で購入するのは無理。
もはや一人で揃えて試せるレベルではないので、今後どうするか悩んでいる。


発売は2017年末から2018年1月?


アメリカでは6月の時点で予約受付開始となり間もなく発売となっていたが、9月現在まだ詳細な仕様が発表されておらず、かなり延びているようだ。

日本でもライコランドで予約を受け付けているが、年末から年明けとのこと。
そんなに先の予約を受け付けて大丈夫なのだろうかと少し心配になってしまう。

しばらく時間がかかりそうなので、気長に待とう。

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中華インカム「4Riders Interphone V4」のレビュー 6Ridersとあわせて激安でグループ通話!

DSC01557.jpg
中華最安値の6Ridersに続いてチェーン接続が可能な4Ridersを中古で入手したのでレビューする。
購入した4Riders、少し古いバージョンのようでスピーカーの音質がかなり悪い。
ネットで調べる限り、4Ridersの現行モデルは6Ridersのスピーカーと同じで高音質化しているので、今回は6Ridersのスピーカーを使ってチェックする。
尚、スピーカーのモデルチェンジがあったのは2014年頃らしく、現在販売されているものは全て新モデルと見ていいのではないかな。

6Ridersと同じスピーカーであることや、基本性能がほぼ6Ridersと同じなので、6Ridersのレビューと同じ部分が多いのはご了承いただきたい。
また、少し古いため傷や汚れ、見た目の劣化があるけど、新しい製品はちゃんときれいなので気にしないで良いただきたい。


メーカーはどこ?


中国ブランドはLEXINが一番、次にBearidge、その次がExcelvanとESTGOのようだが、これらはメーカーではなく販売店独自のブランド名。
メーカーは中国シンセンにあるいろんなBluetoothインカムを製造している「シンセンEJEASテクノロジー株式会社」というところ。

シンセンEJEASテクノロジー株式会社
TTSメーカーサイト

取り扱っている製品は以下の通りで、うちV4、V6、V8、TTSの3つは日本にも輸入されている。

・ V4(4Riders)
・ V5
・ V6(6Riders)
・ V8(Vetphone V8)
・ E6(EJEAS-E6)
・ TTS(EJEAS-TTS)

4Riders、6Riders、TTSの3つを購入して試したところ、TTSのみインカムペアリングができなかった。
同一メーカーなのにそれくらいは出来て欲しいのだけど。
※TTSのユニバーサルインターコムを使えば通信は可能

4Ridersと6Ridersは完全互換のようなので、混ぜて使っても問題はない。
また、おそらくだけどブランド(販売店)が異なっても接続は可能と思われる。


4Riders Interphone V4の特徴


・4台チェーン接続が可能な製品では最安
1台9500円程度

・通話距離700m

・連続通話 8時間

・ペアリングできる相手は2台まで

ちょっと不便だけどまぁいいかな。

・FM内蔵
ワイドFMは非対応?

・6Ridersと互換性あり
通常のインカムペアリングが可能

・ユニバーサルインターコムは非対応
HFPで子機にはなれる

・2013年発売


6Ridersと比べると有線入力が無くなり、FMラジオが内蔵されたことと、4台チェーン接続が可能になったこと。
インカム通話と音楽やFMラジオの併用は出来ないので、有線入力とインカム通話の併用ができた6Ridersはなかなか優秀だったと思う。

若干値段は上がるものの1万円台前半で、4台チェーンにインカム通話と音楽/FMラジオの3つを同時に利用できるEJEAS-TTSが購入できるようになったので、ちょっと4Ridersの魅力はTTSに奪われている。
ただ、上記にも記載したとおり、TTSと4Riders/6Ridersはインカムペアリング不可なので、6Ridersを既に持っていて、3人以上で接続したい場合に4Ridersを追加で購入するといいのではないかと思う。

では早速中身をみていこう。


4Ridersの外観、拡張性


DSC01522.jpg
もう何も言うまい。
6Ridersと同じで、操作性?なにそれ?考える必要あるの? と言わんばかりのボタンだ。
6Ridersと比べるとボタンの数が減っているので多少はましだけど、冬用グローブで操作するのは少し難しい。
慣れればなんとか可能かな。
夏用なら大丈夫だけど、操作しやすいとは言いがたい。



DSC01522-3.jpg
そして二度目の同じネタ。
これを見ていただきたい。



nc25363.jpg
ではもう一度アップで。



DSC01522-2.jpg
6Riders同様、音量調整のボタンが上下逆という驚きの設計!
まぁいい、あまり深く考えても仕方ないので先に進もう。



DSC01539.jpg
底面には充電兼マイク&スピーカーの3.5mm 4極プラグがある。
6Ridersは充電ポートが別の2.5mm 4極プラグ(充電 兼 音楽入力)だったので充電ケーブルは互換性がない。

充電は付属のケーブルでUSBから可能。
普通にMicroUSB端子で充電できればいいのだけど、これは仕方ないところ。
無くしてもアクセサリーで販売はしているので心配はない。


付属品の確認


DSC00844-50.jpg
中古で入手したものが旧式でセット内容が現行モデルとは少し異なっているので、おそらく同じパッケージと思われる6Riders(現行モデル)のもので紹介する。
×印は6Ridersにしかないステレオミニプラグケーブルなので、4Ridersには付属してない。
本体以外を取り付けるためのベースは挟み込むクリップと貼り付ける両面テープが付属している。
本体とベースは非常に軽量なのだが、このクリップがやたら頑丈で重い。
SENAも同様にクリップが重いので、ここまで強度いらないから軽くして欲しいと思う。

スピーカーとマイクは4極端子から分岐という形になっている。
マイクはアーム式しかなく、アームが柔いので高速走行中に風圧で曲がらないよう適度に固定が必要そうだ。

充電器はUSBで1.5A出力のもの。
普通のUSBの口なのでわざわざ付属品を使う必要はない。


DSC00845.jpg
スピーカーの直径はやや大きめで、SB4X、5Xの標準より少し大きい。
厚みも少しあるけど、最近の耳にくぼみのあるヘルメットならなんとか大丈夫そう。
見た目はいかにも安物という感じが出ているが音質はどうだろうか。
左右どちらもコードの長さが同じなので、どっちが左右かわかりにくい。
ステレオなのは間違いないので、気にする人は音楽を聴いてどっちが左右かチェックする必要がある。


DSC01555.jpg
充電ケーブルは特殊でUSB⇒3.5mm 4pinという珍しいもの。
紛失した場合はヤフオクで単品販売されているので確認してみるといいだろう。



重量


DSC01541.jpg
6Ridersが136gだったので誤差程度。
本体は軽いけど、アームマイクとベースのクリップが非常に重くて全体で128g
うちクリップが22gもあるので、少しでも軽くするなら貼り付けタイプのほうがいいと思う。

全重量はSB4X(約100g)以上 SENA 20S(約150g)以下。
SENAと一緒でやたらとクリップが頑丈で重いのだがこれは流行だろうか?
B+comのクリップは非常に軽量で、それでも必要十分な強度がある。
もう少し軽量化してはどうだろうか。



ヘルメットへの取り付け



SHOEI Z-7に取り付け


DSC01528.jpg
Z-7はクリップを挟み込むスペースはないので、マジックテープを使って貼り付け。
マイクはアームのみ。
アーム固定部分だけでは走行中に落ちてしまいそうなので、口元のあたりでテープを使って固定したほうがいいだろう。
ワイヤー式マイクもオプションで用意してくれればいいんだけど、探した限りでは無いらしい。



DSC01535.jpg
ケーブルの長さもあまり余裕がなく、Z-7はネックパッドとシェルの隙間もないため、仕方なく後部からまわして取り付けた。
このままではブラブラしてしまうので、ちゃんと取り付けるにはどこかに挟み込むか、テープなどで固定したほうがいいだろう。



操作



付属の英語マニュアルを見ながら一通り確認してみた。
ペアリング情報のリセットは無いらしい。
一度ペアリングして変に情報が残ってややこしい事になる場合があるので、リセットは実装して欲しかった。

DSC01522-3.jpg
■起動
電源ボタン(メインボタン)を2秒長押しする。


■シャットダウン
電源ボタン(メインボタン)を5秒長押しする。
または、offボタンを押す。


■携帯電話やオーディオ機器とペアリング(A2DPとHFP)
①4Ridersの電源がoffの状態から電源ボタンを8秒長押しすると、赤と青に点滅
②スマホでBluetoothを探す PINコード入力を求められた場合は 0000 を入力。
③接続完了


■インカムペアリング
①2台の4Ridersの電源をonにする
②2台のAかBのいずれかを4秒くらい長押しすると赤青で点滅する。
※A Bのどちらを使うかは自由だけど、基本はAとA、BとBをペアリングする。
③上記と同じボタンを1台だけ1回短く押す
④ペアリング完了し接続


■インカム通話開始、終了
ペアリングをしたAかBのボタンを1回押す


■携帯電話との接続
本体起動時に自動接続。
または、メインボタンを押す。


■携帯電話に出る
呼び出し音がなったらメインボタンを押す


■音楽再生、停止
メインボタンを押すと、再生、停止の動作をする。


■音楽送り、戻し
プラス、マイナスボタンを2秒長押し


■音量操作
インカム通話や音楽再生中に音量ボタンを短く押す。



音質、安定性チェック



各シーンの音質や安定性を確認する。
ややホワイトノイズが大きく、スピーカー性能が少し低いことを除けばまずまずの音質だ。


音楽


DSC01562.jpg
スマホ(SHARP SHV32)とA2DPで接続し、音楽を再生してみる。
低音はそれなりに出るが高音は弱め。
全体的に音に厚みがなく薄っぺらい。
それでもスカスカというわけではなくそれなりに迫力のある音は出ており、スピーカー位置をちゃんと調整すれば十分音楽を楽しめる。
音量はやや小さめなので、4Riders本体とスマホの両方のボリュームを最大まで上げたところ、100km/hで走行して問題ない程度の音量を確保できた。

ただし、これがスピーカーの限界らしく音割れ寸前の感じがある。
B+comやSENAと比較すると2割くらい最大音量の限界値が低く、全体的に少し薄っぺらい。
TTSはかなりスピーカーの音質が良かったので、やはりここは年代の差だろうか。

ズボンの左前ポケットにスマホを入れて1時間ほど走行したけど、プチっと途切れることは一回もなく安定性はかなり高かった。



FMラジオ


受信感度はそこそこ良くて、走行中にも割りと問題なくラジオを聴ける。
スピーカー性能が低めなのでFMラジオの音質も相応に落ちてしまうが、チューナーそのものはそこそこ良いようだ。



4台チェーン接続して動画をとってみた


4dirdersを2台と、6Ridersを2台の合計4台でチェーン接続をしてきた。

■接続状況
6Riders----4Riders----4Riders----6Riders
M君    T先輩   まさきち  K先輩
静かな山の中を走行した動画は以下の通り。


■音質
人の声はそこそこクリアに聞こえるが、ノイズリダクションが弱く、風切り音やエンジン音をかなりインカム通話にのせてしまう。
動画ではそれほど気にならない程度でも、実際はB+comやSENAとはやはり全然ノイズリダクションの効きが違う。

60kmで走るのはOK、高速はたぶんかなり厳しい。
という感じだ。



■安定性
ペアリングのリセット機能を実装しておらず、いろんなところにペアリング情報が残ってしまっていた事が原因かもしれないが、4台接続はかなり不安定だった。
一番端のM君は全体の1/3しか繋がっておらず、繋がったとしてもK先輩の声はほとんど聞こえていない。
T先輩の声も少し小さめ。
逆に、僕とK先輩は非常に快適で、音質も安定性もかなり良かった。



■通話距離
あまり距離を離さなかったけど、安定している僕とK先輩の間は200m程度離れても全く問題なし。
T先輩とは100mくらい離れるとノイズがのりはじめて会話がやや困難。
離れすぎなければとりあえず会話は大丈夫だった。



■インカム通話はどうなのか
2台接続であれば安定性は十分。
3台ならなんとか。
4台はかなり厳しい。
という結果になった。
6Ridersも4Ridersもペアリングの仕方次第で改善される可能性はあるけど、なかなかコツをつかむのが難しいかもしれない。
テストした回数が少ないので断定はできないけど、3台までであれば大丈夫だと思う。



6Riders持ちなら拡張用に使える


それでは総合して良い点、悪い点をまとめる。

良い点


・3台接続なら会話可能なので6ridersとあわせて激安3台通話
・若干軽い
・FMラジオは実用レベル


悪い点


・4台接続は厳しそう
・ボタンが小さすぎ&多すぎて操作しにくい
・ボリュームの上下が逆という謎仕様
・スピーカーの音質、音量が少し低い
・マイクのアームがふにゃふにゃ
・充電ポートが特殊
・見た目がいかにも中国製
・生活防水しかうたってないので不安
・ファームのアップデートが無い


6Ridersが有線音声入力とインカム通話を併用できて5000円と安い事で使い道があるけど、4Ridersは単体ではいまいちだ。
4台接続が必要なら上位のTTSで揃えたほうが良さそう。
ただ6Ridersはコスパに優れており利用価値があるので、6Riders 2台と4Riders 1台の計3台で接続する分には、安さと実用性の面でありだと思う。

もし複数の友人が既に6Ridersを持っているなら、1台4Ridersを導入してみてはいかがだろうか。

満足できなければ、全員で思い切ってメジャーメーカーへ切り替えるのもありだろう。


10点満点評価
音楽の音質・・・・・・・・・4
インカム通話音質・・・・・・3
通話距離・・・・・・・・・・4
安定性・・・・・・・・・・・4
操作性・・・・・・・・・・・2
機能/拡張性・・・・・・・・4
取り付けやすさ・・・・・・・5
重さ・・・・・・・・・・・・6
コストパフォーマンス・・・・4
おすすめ度・・・・・・・4!

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ローエンド MidLand BT Cityレビュー BT NEXT Proとあわせて音楽共有用に!

  •  投稿日:2017-02-20
  •  カテゴリ:MidLand
BT cityヘルメット取り付け
2015年3月に発売されたMidLandのお手軽最安ローエンド、BT Cityを購入したのでレビューする。
かわいい見た目に反して、外部音声入力が通話と併用可能と意外と侮れないやつ。
本製品は名前の通り近場で使うことが想定されており、ジェットヘルメットに適したアームマイクのみの構成。

通話距離200m、通話時間8時間と低スペックではあるけど、ミュージックシェアリング、有線外部入力を備えているので、ツーリングでも十分使えるようになっている。

2016年発売のBT Proシリーズではなく一つ前の世代にあたり、現シリーズでは用意されてないX1よりも下のグレードに当たる。
BT Proシリーズとの接続は可能だが、少し傾向が異なるので注意が必要だ。




付属品チェック



付属品はスピーカーとアーム式マイク一体型のクレードル、音声外部入力用ケーブル、USBケーブル、AC-USBアダプター、マジックテープ。
最安製品なのにACアダプターを付属させるとは・・・。
たぶん、誰もがもう持っているものだし、ハイエンドならまだしもローエンドでは極力コストダウンのために省いていいと思う。




クレードルはスピーカーとマイク一体型。
スピーカーはコネクターで分離させられるものの、BT Proシリーズとは異なり互換性は無い。
クレードルそのものは両面テープかマジックテープでヘルメットと取り付けるようになっている。




スピーカーユニットはBT Proシリーズ同様かなり小型な割りにカバーが大きい。
もう少しカバーを小さくするとか、そもそもスピーカーユニットを一回り大きくしてほしいかな。



本体チェック



本体は見た目もサイズもかわいらしい。
パッケージにはスクーターで利用しているデザインになっているけど、本当にそんな感じ。
一番大きなボタンが操作のメインとなるコントロールボタンだ。


BT city 外見比較
他製品と比べてもかなり小型なことがわかる。
ただ、クレードルが縦長いので結構高さはあるほうだ。




底面に充電用のMiniUSBポート、スピーカーマイクポート、外部音声用の2.5mmステレオミニプラグの3つ。
外部音声入力はインカム通話と併用できる点が◎




側面にコントロールボタンと上部に-ボタン、+ボタンの計3つで操作するようになっている。
それぞれ凹凸もあるしクリック感も良いので、本体が小型な割りに操作はしやすい。




本体を上からスライドさせてクレードルにドッキングさせるだけ。
外す時は上部の爪を押して、上にスライドさせる。



BT city本体ドッキング
外部音声入力はスペースに余裕がないので付属のもの以外の汎用品は入らない場合がある。
また、かなり奥までぐっと挿し込まないと音声入力がうまくできないので要注意。
クレードルにつけたまま充電できなくはないけど、ケーブルの種類によっては干渉して接続できないかもしれない。
ケーブル類はそのままで少し上にずらせば充電できるので、特に問題はないんだけども。




ヘルメットへの取り付け


各ヘルメットにクリップタイプで取り付けてみた。

ショウエイ Z-7



スピーカーケーブルが短めなので、シェルとネックパッドに隙間のないZ7は仕方なく後方からまわすことにした。
BT Proシリーズは十分な長さがあるので前方から回りこませられるのだけど。




マイクは適当に口元に設置。



BT city ショウエイZ7取り付け
本体は左右のえぐれた部分に両面テープで取り付ければ上下に長いBT Cityでもちょうど良い感じに設置できた。




アライ アストラルX


BT city アライ取り付け
アライは取り付けが簡単なのでさくっと配線して取り付けOK
上下に長いので両面テープの位置を少し高めにしておかないと、地面に置いたときにクレードルが当たって不安定になるので注意しよう。



OGK ASAGI


BT city ASAGI取り付け
コンセプトどおりジェットヘルメットにも取り付け。
ASAGIはインナーバイザー開閉レバーの位置が悪くて、相変わらずインカムの設置に困る。
やや前方の下しか平坦で取り付けに適した場所がなかったので、仕方なくこの位置に。
本当はもう少し後ろがいいんだけど。
とりあえずインカム操作もインナーバイザー操作も問題はない。



各種操作


BT city操作方法
全ての操作はマニュアルを見てもらうとして、代表的な操作を抜粋する。
BT Proシリーズとボタン構成が異なるものの操作は概ね同じなので、BT Proシリーズ利用者にとっては操作は簡単だ。


■電源オン
「コントロール」を3秒長押し

■電源オフ
「コントロール」と「-」を3秒長押し

■インカムペアリング
電源オフの状態で「コントロール」を7秒長押しして設定モードへ入る(赤点灯)
「コントロール」を3秒長押し(青赤高速点滅)
対向機器も同じ操作をして5秒程度でペアリング完了
「コントロール」を2回短く押してペアリングモードを終了

■スマホペアリング
電源オフの状態で「コントロール」を7秒長押しして設定モードへ入る(赤点灯)
ボリュームの「-」を3秒長押し
LEDが赤青高速点滅すればペアリング相手待ち OK!

■ペアリングリセット
電源オフの状態で「コントロール」を7秒長押しして設定モードへ入る(赤点灯)
ボリュームの+と-を3秒長押しでリセット(青点灯)
「コントロール」を2回短く押してペアリングモードを終了

■外部入力端子の有効無効
「コントロール」を2回短く押す

■インカムモード、フォーンモード切替
「コントロール」を3秒長押し
※MidLand製品はモードを切り替えることでインカム接続かスマホ等との接続かを選択するようになっている。

■インカム通話開始、終了
「コントロール」を短く押す



音質チェック


まだ室内でのみのテストであることをご了承いただきたい。


スマホと接続して音楽を聴く



BT Proシリーズと同じ傾向だけど、低音がちょっと弱い。
高音はそこそこに出ているので女性ヴォーカルは聞き取りやすい。
最大音量は大きいので聞き取れないといことはないが、値段なりという印象だ。



インカム通話



BT Proシリーズとは通常のインカムとしてペアリングが可能なので、BT X2 Proと接続して試して確認。
BT Cityのマイクがいまひとつで、BT X2 Proで聞くと少し音が割れてしまう。
また、感度が高すぎるのでBT Proシリーズと1対1ならいいけどグループ通話にすると音量調整に困る。
逆に、BT X2 Proの声を聞く分にはスピーカー性能に問題はない。
極端に悪いわけではないけど、もう少しマイク性能は向上して欲しいところだ。

ここで本製品の一番の特徴とも言える、外部入力が併用できることを確認してみる。
まず付属のケーブルでスマホと接続。
インカムモード、フォーンモードにかかわらず外部入力が有効なことを確認。
※「コントロール」を2回短く押すことで外部入力を有効にしたり無効にできます。

次にインカム通話を開始すると、特につまずくこともなく通話と外部音声入力ができた。
有線で接続する手間はかかるけど、ナビ音声や音楽を聞きながらインカム通話ができるという点では非常に便利だ。



BT Proシリーズとの4台チェーン




接続方法はBT NEXT Proの記事をご参照いただきたい。

今回の目的はBT NEXT Proのパブリックモードで音楽を共有チェック。
BT Cityはブリッジ不可のため端に接続して確認してみた。
インカム通話に関してはちょっとノイズが多めだけど、B+com 4台と大差は無い程度。
スペック上、通話距離200mなので実際に走行するとおそらく100m程度が限界と思われる。
このあたりは実際に走行してテストするので、気長にお待ちいただきたい。


BT NEXT Proのパブリックモードで音楽を共有してみたところ、2つ離れて遠めの場所であるにもかかわらず、十分音楽を楽しめるくらいに聴くことができた。
やはりこのパブリックモード、面白い!!



BT Cityの評価


気軽に使えて安価。
それでいて有線外部入力とインカム通話が併用できるため、他の人とのツーリングでも活躍できる。
上位のBT Proシリーズよりスピーカーとマイクの性能が劣りFMラジオも無いので、MidLandで固める場合はBT X1 Proと迷うところ。

また、この価格帯はデイトナ イージートーク3という強力なライバルがいるのであわせて検討することになるだろう。
ソロなら音質の良さでイージートーク3、操作性の良さでBT cityという選び方になる。
タンデムもしくは2台なら、イージートーク3が圧倒的におすすめ。

値段なりで悪いわけではないけど、上位製品との価格差が小さいことと、イージートーク3が優秀なので微妙な製品だ。

10点満点評価
音楽の音質・・・・・・・・・3
インカム通話音質・・・・・・3
通話距離・・・・・・・・・・未検証
安定性・・・・・・・・・・・未検証
操作性・・・・・・・・・・・6
機能/拡張性・・・・・・・・4
取り付けやすさ・・・・・・・6
重さ・・・・・・・・・・・・8
コストパフォーマンス・・・・4
おすすめ度・・・・・・・3!


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 カテゴリ

最安ハイエンド デイトナ クールロボGT2のレビュー

デイトナ クールロボGT2
遅くなったけど2015年11月発売のデイトナ フラッグシップモデルのレビュー!
クールロボGT2は、通話と音楽の併用ができ、4台チェーン、FMラジオ、通話距離1500mと、他社のハイエンドと対等に渡り合える性能を持っている。
それでいて2.2万円と他社のミドルクラス並みの低価格な製品だ。
他社は高級感を出しているのに対し、カジュアルなブランドイメージで実際に低価格で攻めるデイトナ。

P1070486-5-5.jpg
公式の画像がおばちゃん、しかもガキ使のキスおばちゃん系という斬新な攻め方をするデイトナにすごく興味を持ち、試してみることにした次第だ。

残念ながらお金の都合でクールロボ GT2は1台しか購入できなかったので、同社のイージートーク3との接続でテストであることをご留意いただきたい。
走行テスト時にはもう一台買って本来の性能で試したいけどちょっと無理かも。


クールロボGTとGT2の違い


GTGT2tigai.jpg
最初わからなかったので調べてみた。
初期型クールロボGTはファームアップデートで機能面はGT2同等になるとのこと。
GT2へ型番を変更したのは、スピーカー性能を向上させて音質が良くなっているらしい。
あと、本体の見た目が少しだけ変わってシルバーのメタリックデザインが入っている。

なるほど、スピーカー変更のために律儀に型番を変えてきたのか。
この程度の変更であれば同一型番で済ませてしまう可能性もあるくらいなんだけど、まじめな会社だなぁと思った。

2017年2月時点でまだ旧バージョンのGTも売られているけど、価格はほぼ同じ。
せっかく最高レベルの高音質スピーカーへ変更されたので、GT2を購入することをおすすめする。



本体、付属品確認


DSC01368.jpg
付属品含め一式。
B+comと同じく本体からスピーカーやマイクを接続するタイプで、取り付けベースは本体の取り付けのみに利用する。
ベースは一つで両面テープでの張り付けと、金具をつけることでクリップ式となる、併用タイプ。

マイクはコネクターで接続されており、アームとワイヤーの両方が付属。
フルフェイスとジェットどちらにも取り付けが可能だ。

他はスピーカー位置調整用のスポンジと充電兼ファームアップデート用のMiniUSBケーブル、最近にしては珍しくAC-USBアダプターが付属している。
ACアダプタ無くして価格を下げた方がユーザーは喜ぶと思うけどいかがでしょうか、デイトナさん。


DSC01372-2.jpg
基本的な構造はイージートーク3に近く、ボリュームボタンが上下式になっている。
ボタン名称はちょっとわかりにくい。

・前方がFボタン FMラジオの操作や電源関連
・中央がCボタン インカム通話関連
・上下式は押すこともできてAボタン ボリューム調整やインカム通話関連
・後方上がMボタン スマホ等のデバイス関連

Mボタンは硬くストロークもクリック感もないため押しにくい。
他のボタンは操作感は悪くないが、冬用グローブではFとCの判別がつきにくい。
もう少しボタンデザインを工夫してほしいところだ。


DSC01373.jpg
後方にはMiniUSB(10pin)がある。
若干形が異なるけど、普通のMiniUSBで充電が可能だ。
MiniUSBである理由はおそらく、ステレオ出力とマイクを一つのポートで通信するために10pinとなっており、MicroUSBでは5pinしか確保できないためだと思われる。

イージートーク3はやや奥まったところにあり、普通のMiniUSBでは強く押し込む必要があるが、GT2は比較的浅いので特に気にしなくてOK

尚、充電しながらの利用はオプションの下記ケーブルが必要になる。
休憩中に充電しておけば十分なので、あまり必要性は高くないが、いざという時のために持っておくと便利そうだ、




DSC01413.jpg
後方のMiniUSBにスピーカーを取り付ける際はぐっと押し込もう。
防水キャップのような構造になっており、少しでも押し込み方ずれていたり足りなかったりすると、音楽が聞こえない事象が発生する。
防水もかねているので、ちゃんと押し込むよう注意しよう。



他機種との外見比較


DSC01152.jpg
見てくれはちょっと安っぽいかな。
MidLandが大幅にデザインを良くしてきたので、デイトナはデザイン面で少し取り残された感がある。
テープが貼られているのは複数台あって識別するためなのでお気になさらずに。



DSC01155.jpg
本体、ベース、ワイヤー式マイク込みで100gと軽量な部類になる。
ヘルメットはフルフェイスで1500g程度で、そこに100g~150gのインカムが取り付けられると、たかが50gの差でも違いを感じるものだ。
特に片側に取り付けるため違いを感じやすくなる。
ツーリングで一日被っても、SENA 20Sをつけたから明らかにしんどくなった。なんて事は無いけども、少しでも軽いに越したことは無い。

■BT NEXT Pro     111g
■BT X2 Pro、X1 Pro  109g
■SENA 20S       153g
■SB5X         102g
■GT2          100g
■イージートーク3    84g



DSC01377.jpg
ベースは最初から両面テープが取り付けられており、クリップで利用したい場合は金具をはめ込むようになっている。



DSC01382.jpg
本体を上からスライドさせて取り付け。
外す場合は上部のツメを押して上にスライドさせる。
着け外しとても簡単だ。



DSC01396-2.jpg
スピーカーはイージートーク3と互換性があり、入れ替えて利用が可能。
ちゃんとFMラジオも聴ける。
なのだけど・・・・。

上がGT2のもので下がイージートーク3のもの。
スピーカーの配線が異なり、GT2の左スピーカーケーブルがやたらと短い。
ちゃんと配線を考えないとヘルメットによっては短くて取り付けしにくそうだ。

ちなみに、マニュアルを見るとイージートーク3タイプの表記になっている。
購入したのは2016年11月なので最近のものはこのタイプが付属しているのだと思うけど、もし可能であればイージートーク3に付属していたタイプのもののほうが有難いな。



DSC01173.jpg
左がGT2、右がSB4Xのスピーカー。
スピーカーの直径はSB4Xよりわずかに小さく、厚みが少しある。
写真ではスポンジで少し大きく見えるけど、実際はわずかに小さい。
厚みに関しては特別分厚いわけではないので、特に問題になるほどではないだろう。



DSC01170.jpg
ワイヤーマイクも若干厚みがある。
ケーブルとの接続は専用のコネクターになっており、スピーカーとマイクではオスメスが逆になっているので間違えることは無い。



DSC01171.jpg
アームマイクはちょっと大きめ。
ジェット等で使うので邪魔にはならないだろうけど、もう少し小さくてもいいのでは?
取り付けは根元部分のフラップのような部分がマジックテープになっており、ヘルメットにもマジックテープを取り付けて固定するようになっている。


操作


基本的にイージートーク3の-ボタンをFボタンへ、+ボタンをCボタンに置き換えたものに近いので、イージートーク3から乗り換える人は慣れた操作だ。
ただ、無言時に通話を切るVOX等もろもろかなり調整できる項目が多いので、全部を覚えるのは大変。
細かな設定はマニュアルを見てもらうとして、出先で最低限必要な操作のみを抜粋する。

DSC01372-2.jpg

全体操作


■電源オン、オフ
FボタンとAボタンを同時2秒押し

■ボリューム操作
Aボタンを上下にする

■音声案内音量調整
FボタンとCボタンを押しながらAボタンを上下で調整

■リセット
電源オンの状態から・・・
FボタンとAボタンを同時に2秒長押しで電源オフにする(Aボタンは押したまま)
AボタンとCボタンを同時に5秒程度長押しするとLEDが5回赤点滅してリセット完了


インカム関連操作


■インカムペアリング
親機 : Aボタンを8秒長押しすると緑高速点滅
子機 : Mボタンを8秒長押しすると赤青高速点滅
10秒くらい放置するとペアリング完了。
※親機、子機という概念があり、親機はAボタン、子機はMボタンとなる。
 どっちがどっちでもOK
 
■インカム発信
Aボタンを押す
※1回押すと最後にペアリングした相手、2回押すと最後から2番目にペアリングした相手、3回押すと最後から3番目にペアリングした相手に発信する。

■グループ通話ペアリング
少し特殊なので解説。
グループ通話をするには各インカムにグループ番号を自身で割り当てる。
1、2、3、4をインカムそれぞれに割り当てた上で、それぞれを数珠繋ぎにペアリングする。
※グループ通話はクールロボGT/GT2のみ参加可能。
 イージートーク3やユニバーサルペアリングは参加不可。

①番号割り当て手順
CボタンとAボタンを同時8秒押しで緑点滅
Cボタンを押して番号を選択
Fボタンを押して番号決

これをグループ通話に参加するインカム全てで行う。

②チェーン方式でペアリング
1番インカム : Aボタンを8秒長押しすると青高速点滅
2番インカム : Mボタンを8秒長押しすると赤青高速点滅
10秒くらい放置するとペアリング完了。

次に
2番インカム : Aボタンを8秒長押しすると青高速点滅
3番インカム : Mボタンを8秒長押しすると赤青高速点滅
10秒くらい放置するとペアリング完了。

という流れで4番までペアリングをする。

■グループ通話発信
Cボタンを押すと自動的にグループ全体が接続

■ユニバーサルペアリング
GT2      : Aボタンを8秒長押しすると緑高速点滅
他社インカム  : HFPペアリングモードにする
10秒くらい放置するとペアリング完了。

■インカム通話、グループ通話切断
Aボタンを押す

■通話と音楽の併用
先にA2DP接続でスマホ等と接続した上で、インカム通話を開始する。


■VOX感度
スマホやインカムなど一切接続してない状態で
Aボタンを上または下に2秒で離す
感度は1~4とオフに設定可
※オフを強く推奨

各種デバイス関連操作


■A2DP/HFPペアリング
GT2      : Mボタンを8秒長押しすると赤青高速点滅にする
各種接続機器  : ペアリングモードにする
5秒ほど放置するとペアリング完了
※pinコードを求められた場合は 0000 を入力

■音楽操作
再生/停止 : Mボタンを2秒押す
曲送り : Aボタンを上にする
曲戻り : Aボタンを下にする
音量調整 : Aボタンを上下にする

■電話操作
自動着信、手動音声着信設定の切り替え : Aボタンを上に8秒で手動着信設定、下に8秒で自動着信設定
自動着信の動作 : 着信してから10秒で自動応答する。拒否する場合はMボタンを3秒押す。
手動音声着信の動作 : 着信してから「もしもし」と発話するか、Mボタンを押すと応答。16秒放置で拒否。

■リダイヤル
Mボタンを2回押すと最後に発信した相手にリダイヤル

■ボイスコントロール呼び出し
Mボタンを1回押して、siriやgoogleをマイクに向かって話して呼び出す

■ミュージックシェアリング
GT2同士でインカム通話を開始
音楽を聴いているインカムのMボタンを2秒押す

※A2DPの音楽をタンデム距離で共有
※インカム通話との併用は不可


FMラジオ関連


■FMラジオモード オン、オフ
Fボタンを2秒押す
※インカム通話との併用は不可

■手動、自動チャンネルスキャンモード切替
Cボタンを2回連続で押す

自動チャンネルスキャンモードで好きな周波数の時にFボタンを2回連続で押すとチャンネルが登録される。
その後、Cボタンを2回連続で押して手動モードにし、Aボタンを上下2秒でチャンネルを切り替える。

このチャンネル登録をしておかないと周波数を固定させることができず、ずっと切り替わってしまう。
登録が必須?なのかわからないが、この事についてマニュアルに書かれてなくてよくわからなかった。



ヘルメットへの取り付け


ベースのクリップは細くて取り付けが簡単だが、スピーカーケーブルが短いためショウエイ Z7への取り付けは少し不恰好になってしまった。
アライはネックパッドの隙間が大きいため難しくは無い。


アライ アストラルX


DSC01388.jpg
ベースはクリップ式を利用。
挟み込むだけでOKなので簡単。
ケーブル長が短いので、ネックパッドを外して隙間から耳元へダイレクトに配線した。
それでも結構きつきつ。
なんでイージートーク3と同じ長さのものにしないのだろうか。


DSC01392.jpg
スピーカーは若干大きめだけど問題は無い。
ちなみに僕は耳の部分に余裕がなくてすぐ痛くなるので、チークパッドは発泡スチロール部分を1cmくらい削っている。


DSC01394.jpg
マイクは口元のチークパッドに埋め込んでいる。
アライの場合はこのチークパッド内がベストポジションだと思う。


デイトナ クールロボGT2をアライ アストラルXへ取り付け
取り付け完了。
ちょっとケーブルが短い事が難点ではあるけど、すんなりと取り付けができた。
見た目は・・・うーんもう少しかっこいいといいね。


ショウエイ Z7


DSC01399.jpg
Z7はネックパッドに隙間がなくすごく折れ曲がるので、前方の顎近くを回りこませる必要があるのだけど、GT2のケーブルでは長さが足りない。
ここを通すといつか断線すると思う。



DSC01404.jpg
仕方ないのでネックパッド後方から回り込ませることにした。
長さはOKだけどやっぱり見栄えが良くない。
引っかかってケーブルに負担もかかりそうだしなぁ。
Z7のウイークポイントの一つだ。



DSC01136.jpg
スピーカーは初めてZ-7の窪みにジャストフィット!
専用品かと思うくらいに綺麗に収まってくれる。



デイトナ クールロボGT2 ショウエイZ7へ取り付け
とりあえず設置まで完了。
ベースはクリップタイプで簡単に取り付けOK



室内で音質チェック!


配線方法は異なるもののスピーカーやマイクはイージートーク3と同じなので、概ね同じ結果で非常に音質は良い。
毎度のごとくまだ走行できてないので、自宅内でのテストになることをご留意いただきたい。
それではそれぞれをチェックしていこう。

イージートーク3は実際に走行テストし動画もアップているので、あわせて確認していただきたい。

スマホと接続して音楽を聴く


DSC01415.jpg
音質はかなり良い。
他社のオプションスピーカー同等というレベル。
低音から高音まで偏りのないバランスの良い音で癖がない。
標準付属スピーカーでかつこの価格といことを考えれば、コストパフォーマンスは抜群だ。


インカム通話


DSC01195-2.jpg
GT2は1台しか購入していないので、今回は同社のイージートーク3と接続してテストする。
GT2とイージートーク3は通常の1対1 インカム接続が可能で、それぞれが音楽を併用できることを確認している。
※ユニバーサルとHFPでの接続ではなく、インカム同士のペアリングが可能という意味。

音質はそこそこ良い。
最大音量も十分。
少しだけ気になる点は、人の声が少し割れ気味なこと。
スピーカーは音楽を聴けば非常に良いので、マイクの問題と思われる。
安定性は少なくとも手元で確認した限りは切断されることはなく、ノイズもほとんど入らない。

また、遅延時間も短めで0.1秒程度。
MidLandのBT Proシリーズほどではないけど、SENA 10S/20S、B+com SB4X/SB5Xより高速。
十分評価に値するレベルだと思う。



インカム通話+スマホ音楽


目玉機能の通話と音楽併用機能。
先にスマホ等、A2DP接続をしてからインカム通話を開始するとすんなりと両方が同時に聞こえ、音質も全く問題ない。
インカム通話を開始すると音楽の音量が50%程度にダウンする仕組みになっている。
バックグラウンドで流すから音量は小さめにね!ということだろう。



GT2以外とグループ通話はできる?


試した構成は以下の通り。


■構成
イージートーク3 ⇔ GT2 ⇔ イージートーク3


GT2をグループ番号2に設定し、イージートーク3はグループ番号は設定不可。
擬似的にイージートーク3を1と3に見立てて、左から1、2、3という接続方法をしてみた。

結果・・・・残念!
GT2はどっちか1台としか接続ができない結果となった。
GT2が2台あれば状況は変わる可能性は無きにしも非ずだけど、まぁ無理だろうね。

また、上記のグループ番号割り当てができないことが原因か、GT2のグループ通話にはユニバーサル接続のインカムを混ぜることも不可。
この辺りについては後日、ユニバーサル接続検証記事に追記していきたい。

グループ通話をするにはGTシリーズ(GT2/GT1)のみで構成する必要があるってことかぁ。
イージートーク3を混ぜてグループ通話さえできれば、GT2をブリッジ機にしてイージートーク3を2台端に接続して超安価に4台接続&音楽の併用が実現したのになぁ。


FMラジオ


Fボタン2秒押しでFMラジオモードに入る。
自動チャンネルスキャンが開始され、順番にチャンネルが切り替わっていくので、好きな周波数のところでFボタンを2回連続で押すとチャンネルが登録される。
一通り必要なチャンネルを登録したら、Cボタン2回連続押しで手動モードにし、Aボタン上下2秒でチャンネルを切り替えてFMラジオを聴く。
という流れになっている。

チューナー感度については室内で確認する限り問題なし。
他社でバイクに乗りながら試して問題があったことは無いので、GT2もそれなりに快適に使えるだろう。


VOXは不要 常時オフで良い


VOX機能とは、一定時間会話がなければ切断し、声を発すると自動的に接続に行くというもの。
感度の設定が難しく、シールドを閉じる音やくしゃみ等でもインカム接続に行ってしまい、非常に邪魔なのでオフにすることを推奨する。
特にソロの場合は間違ってVOXを有効にしていると、頻繁にインカム接続に行き、その間は音楽等が聞えなくなる。
他メーカーにも搭載されているが、どのメーカーのインカムでも使い勝手が悪く、必要と感じない。
常時接続にしておくか、必要な時だけ手動で呼び出すので十分だろう。



クールロボ GT2の評価


DSC01402.jpg
スピーカー音質はイージートーク3同様に最高レベルで、インカム通話の遅延が非常に少なく、FMラジオも快適に聴ける。
音楽併用時の動作も快適かつ操作は簡単。
1台あたり2.2万円程度とハイエンドの中ではずば抜けて安いし、他社のミドルクラスよりも安価なので、GT2のみで構成してもコスト面では安くあがる。

その点においては素晴らしいのだけど、やはり既に同社の下位モデル イージートーク3や他社を持っている人がいる場合、GT2のグループ通話に入れない点が惜しい。
少なくとも、イージートーク3くらいは参加できるようにファームアップでがんばってほしいものだ。

毎度のことながら申し訳ないけど、実走テストについては気長にお待ちいただきたい。

クールロボGT2はこんな人におすすめ


・ツーリングメンバー全員がオーディオマルチが欲しいけど、できるだけ安く済ませたい!
・ソロでFMと音楽を高音質で楽しみたい!


と考えている方は、是非検討してみてはいかがだろうか。

10点満点評価
音楽の音質・・・・・・・・・7
インカム通話音質・・・・・・6
通話距離・・・・・・・・・・未検証
安定性・・・・・・・・・・・未検証
操作性・・・・・・・・・・・4
機能/拡張性・・・・・・・・6
取り付けやすさ・・・・・・・6
重さ・・・・・・・・・・・・8
コストパフォーマンス・・・・10
おすすめ度・・・・・・・7!


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Excelvan EJEAS-TTS 中華インカムもデュアルチップの時代へ

EJEAS-TTSの箱
2016年9月頃にアメリカや中国で発売された中国製デュアルチップインカム EJEAS-TTS
ブランドはExcelvan
通話と音楽の併用に対応し、4台接続が可能な中国製ではハイエンドにあたる製品。
インカムは同一メーカーで揃えたほうが安定性が高いので、いまさらEJEAS-TTSをツーリングメンバー全員で揃えなおすなんて事はまず無いのだけど、ふと中国製はどこまで進化したのか気になるから購入してみた次第だ。
自分でもそれだけの理由で片っ端から散在するなんて、バカだなぁと思う。



この記事を見ているあなたも好き者だねぇ。



※2017/11/1 TTSはV4、V6などのEJEAS製品と自社ペアリングが可能であると記載していましたが、V6とは不可能であることが判明しました。
V4とは自社ペアリングが可能です。
他製品についてはコメント欄より情報をいただいていますのでご参照ください。

中国製品の概要


中国ブランドはLEXINが一番、次にBearidge、その次がExcelvanという感じのようだが、これらはメーカーではなく販売店独自のブランド名。

実際のところはいくつかのメーカーが製造しているのだけど、調べてもなかなか情報が出てこない。
意地になって調べるとようやくメーカーサイトを発見。

シンセンEJEASテクノロジー株式会社
TTSメーカーサイト
バイクやスポーツの審判?とか、Bluetoothインカムを主に手掛けているようだ。
残念ながらファームアップデートの情報はなかったが、本製品はUSB接続ができるので今後に期待したい。
しかし、リンク切れになっているページが多い。
世界中でそこそこ売れているのだから、もう少しやる気を出しても良いのではないだろうか。
尚、同社が手掛ける製品で日本でもよく販売されている製品は以下の通り。

・ V4(4riders)
・ V5
・ V6(6riders)
・ V8(Vetphone V8)
・ E6(EJEAS-E6)
・ TTS(EJEAS-TTS)

前置きが長くなったけど、EJEAS-TTSを見ていこう。

EJEAS-TTSの特徴



■インカム通話と音楽(A2DP/HFP)を両立
なんとインカム通話、音楽、FMの3つ同時が可能という優れもの。
通話しながら、ナビの音声案内をA2DPで聴きながら、FMを聴く。なんてことができる。
Bluetooth4.1対応。

■4台チェーン接続可

■ユニバーサルインターコム対応

■FMラジオ搭載
ワイドFM対応

■通話距離1500m
Amazonには2700mとか書かれてるけど販売店が独自に適当に書いたものと思われる。
メーカー公式には1500mと記載あり。

■防水IPX6

■安い!
海外の通販サイトを見ると1台1.8万円前後で販売されているのに、なぜか日本AmazonではExcelvanから10000円前後で販売されている。

いろいろ突っ込めそうなところはあるけど、スペックは相当すごい。



本体、付属品チェック


EJEAS-TTSの付属品
本体、アームマイク、ワイヤーマイク、スピーカー、クリップ式マウント、貼り付け式マウント、説明書、ポーチ。
マイクとスピーカーは3.5mm 4極プラグで本体に接続する。
汎用ヘッドセットも利用できそうな感じだ。
中国製にしては珍しく、アームとワイヤーの両方のマイクが付属している。
だいたいアーム式のみなので、フルフェイス利用者には嬉しいところ。



DSC01306.jpg
マニュアルはグローバル製品らしく英語、中国語、日本語等、一通りの言語で記載されている。
日本語も若干怪しいところはあるけど、十分内容は理解できるレベルだ。



DSC01297.jpg
本体の見た目はちょっと残念。
もう少しかっこよくできなかったのだろうか。
操作性は悪くは無い。
側面のボタン3つと上部にボリューム等3つ。
側面ボタンは押しやすく、上部ボタンはやや硬くて押しにくいけど不便というほどではない。
ただもう少しボタンが大きく離れていればいいのになぁと思う。



DSC01301.jpg
後方には上から充電用MicroUSB、AUX入力 2.5mm、スピーカー&マイク3.5mm 4pinの3つのポートがある。
なんで充電用USBポートを上面に持ってきたかなぁ。
ステレオポートも後方の縦になってるし、カバーが閉まりきってなかったりするとすぐ浸水しそう。
こういったポートはインカム後方の斜め下がベストのはず。
この設計にした理由がわからないんだけど、中国製に理由を求めるのが間違いか?

ただ、このキャップの閉め具合は良好で、だいたいの位置にあわせて押し込むときちっと閉まってくれる。


DSC01311.jpg
付属スピーカーのコネクタはちゃんと防水仕様になっており、接続するとしっかりと水を止めてくれるようになっている。
2.5mm AUX入力ポートはケーブルを接続していると浸水するかもしれないので、雨天時は利用しないほうがいいかもしれない。



DSC01304.jpg
本体との接続は4pin 3.5mmタイプなので、一般的なヘッドセットが流用できなくもなさそう。
ただ、ヘルメットに仕込めるようなヘッドセットは見たことが無いので、本製品付属のものを利用する以外は、4riders等同じような形式のものを使う程度しか選択肢は無い。



DSC01327.jpg
マイクはワイヤータイプとアームタイプの2種類。
コネクターで付け替えが可能になっている。
スポンジがかなり大きく、中身のマイクも少し厚みがある。



DSC01321.jpg
スピーカーはやや厚みがあり、直径はやや変則的な形をしていてちょっとだけ大きめだけど、ヘルメットへの設置にはそれほど困らないレベル。


操作性


操作性はまずまず。
ボタンが少し小さく押しにくいことを除けば、動作は比較的軽快でさくさく操作できる。
長押し操作も時間が短めに設定されているのでストレスは少ない。
細かな操作方法は省くが、マニュアルの日本語がそこそこまともだし、複雑な操作も少ないのでメジャーメーカーのインカムに近い感覚でOKだ。

それと、若干何言ってるのかわからない事があるけど英語アナウンスもある。
やっぱりアナウンスがあるだけでも全然違ってくるので、これはとても助かる。



ヘルメットへの取り付け


中国製インカムEJEAS-TTSをアライ アストラルXへ取り付け
マウントはとても軽量かつ簡単に取り付けが可能。
特にクリップタイプは取り付けしやすく軽量なのに、そこそこがっちりついてくれる。
取ってをつけてクリップのように開いてヘルメットの隙間に取り付けた後、取ってを外して本体を上からスライドさせてつける。
というようなイメージなんだけど、取って部分は無くてもクリップを開くことができる。



DSC01320.jpg
取ってを外して本体を上からスライドさせてカチっとなったらOK



DSC01323.jpg
貼り付けタイプはちょっと座面が狭いかな?
いくら強力な両面テープでも外れてしまいそうで怖い。



アライ アストラルXに取り付け


中国製インカムをアライ アストラルXに取り付け
クリップタイプで取り付けてみた。
底が浮くことも無くさくっと取り付けが可能。
ケーブル長も十分なので特に不安なく取り付けができた。
取り付けベースは非常に扱いやすく優秀だけど、やっぱりインカム本体はもう少しデザインをがんばってほしいところ。



音質確認



インカムペアリングはどれと可能か?


EJEAS-TTSをインカムと接続
基本的にEJEAS製品であれば全て自社ペアリングが可能なようだ。
手元にはV4とV6しかないが、それぞれ自社ペアリングをしてブリッジ接続ができることを確認した。
さらにコメント欄よりセンニンさんからE6やV8との接続情報もいただいたので、参照していただきたい。

また、ユニバーサルインターコムもサポートしているので、SENAやB+comとも接続は可能だ。
ただし、組み合わせによっては接続できなかったり、片方の声が届かない等、正常に動作しない場合もあるので、こちらもコメント欄を参照してほしい。



スマホで音楽を聴く


音質はなかなか良い。
低音から高音までバランスの良い音。
4riders、6ridersより明らかに良く、SENAよりも上、B+comと同等といったところ。
最大音量もかなり大きく、音割れすることなく聞けるので高速でも十分聞けるレベル。

1時間ほど流し続けてみたけど、特にノイズが入るようなこともなく安定していた。
音楽とFMラジオを聴くことに関してはメジャーメーカーにも劣らない性能だ。



FMラジオを聴く


スピーカーが良いので音質はもちろん良い。
FMラジオのチューナー感度も良く、Dio110でぶらっと走った限りは快適に聞くことができた。
ワイドFMにも対応しているのでAM放送を聞くこともできる。



インカム通話


SB4Xとユニバーサルインターコム、6riders、4ridersとは自社ペアリングをして一通りテストしてみたが、いたって普通に通話できるレベル。
マイクの音質もそこそこ良くて通話も快適。

他社との接続についてはある程度仕方ないところはあるが、機種によっての接続はマイク音声が聞えなかったり、音量調整ができなかったりといろいろとあるので注意が必要。
ユニバーサルインターコムについてはメジャーメーカーと比べるとやや安定性に欠ける。
詳細はコメント欄を参照していただきたい。

ノイズリダクションがどれくらい効いてくれるかは走行しないとわからないけど、4riders、6ridersよりは良さそうな感じ。
走行しながらのチェックは気長にお待ちいただきたい。

で、ここで一つ不具合。
インカム通話(ユニバーサルインターコム接続)を終了させるとなんと本体の電源が落ちてしまう。
通常のインカム通話だったらどうなるのかはわからない。
公式サイトにはファームアップについて記載はあるもののまだアップされてないので、今後のアップデートに期待したい。


通話と音楽の併用


EJEAS-TTSをスマホと接続
さて、本製品の目玉機能、インカム通話とオーディオ同時を試してみた。
構成は、EJEAS-TTSをユニバーサル接続にし、6ridersをHFPで接続。
スマホとペアリングをして音楽を流すという形だ。

結果・・・・・
なんと、インカム通話、スマホの音楽、FMを同時起動するとなんと全部聴ける!
最高性能を誇るSENA 20Sでもインカムと音楽 or FM の排他だったのに本製品はなんと全部だ。
全部同時に必要か?と言われると微妙なんだけど、できるにこしたことはない。

用途としては、インカム通話しながらナビ等から案内音声を聞き、FMラジオを聴くという感じか。
こりゃあなかなかすごいぞ。
音質や安定性も単体で試した場合と変わりなくいたって快適だった。



ここまでの評価


相変わらずソロ走行で試しただけで、誰かとインカム通話しながらの走行テストがなかなかできなくて申し訳ないのだけど、現時点での評価をする。

■いいところ
基本性能が非常に高く、動作も快適。
インカム、A2DP/HFP、FMの3つが同時に使える。
高級機にも劣らない音質の良さ。
4台チェーン接続が可能。(試せてないけど)
ユニバーサルインターコムが可能。
英語のアナウンスがあるのでなんとなくわかる。
めちゃくちゃ安い。


■いまいちなところ
ユニバーサルインターコム切断時に電源が落ちるバグがあること。
見た目がかっこ悪い。
上を向いていてキャップ閉め不十分による浸水が怖いUSBポート。


ソロ主体で時々ペアで走る人に適したインカム


1.5万円でこの性能ならなかなか良い線をいっている。
中国製にしては高いが中国製にしてはかなり高性能で、何気にコストパフォーマンスは高い。
電源が落ちるバグがどこまで発生するかわからないが、動作が非常に快適で素性は良さそうなのでチェーン接続もそれなりに期待できそう。
同社製品の下位モデルと組み合わせることで安価に4台接続が可能な点は大きな利点だ。
ただ4riders、6ridersはノイズリダクションがほとんどきかず、エンジン音を拾って高速は厳しいので、できればTTSでそろえたいところ。
V8や新型ローエンドのE6は持ってないのでわからないが、ノイズリダクションがちゃんと動作しているならそれらとの組み合わせも良いだろう。


安価なモデルでは、
・何でもいいから最低価格なら6riders
・飛距離が短く2人でいいなら高音質+音楽併用が可能なデイトナ イージートーク3
という2つの選択肢が有力。
そこに本製品は以下のような使い方をしたい人にとって選択肢の一つになりうるのではないかと思う。

・普段はソロで思う存分、FMラジオと音楽やナビ音声を高音質を楽みたい。
・たまにペアツーリングする際はユニバーサルインターコムでインカム通話とFMラジオや音楽を併用したい。


10点満点評価
音楽の音質・・・・・・・・・6
インカム通話音質・・・・・・6
通話距離・・・・・・・・・・未検証
安定性・・・・・・・・・・・未検証
操作性・・・・・・・・・・・5
機能/拡張性・・・・・・・・7
取り付けやすさ・・・・・・・6
重さ・・・・・・・・・・・・6
コストパフォーマンス・・・・7
おすすめ度・・・・・・・7!


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