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バイク用品(インカム、ヘルメット等)、ウェアラブルカメラ、キャンプ道具を買いまくって、レビューのためにツーリングをする様子を公開するブログ。

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2018-04-04 その他インカム
2012年発売のEJEAS 6ridersもだいぶ旧式化し、その割りに値段はあまり変わらず後継も発売されることなく未だに6ridersが主力となっているEJEAS。結果、メジャーメーカー製品の進化で性能差が大きく開き6ridersや4ridersを積極的に購入する理由が無いくらい優位性が低下。何か良い製品が発売されてないかAmazonを眺めてT9Sに興味を持っていたところに、ヤフオクで販売をされている anyroadcoldさん より製品の動作検証の依頼をい...

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2017-12-10 その他インカム
アール・ダブリュー・シー社のX-RIDEブランドから、6台接続をサポートしたインカム S-1が発売された。以前から台湾メーカーが台湾国内で販売していたこのシリーズ、気になっていたところにX-RIDEブランドで発売となったので早速購入してみた。X-RIDEのインカムの概要現在X-RIDEには3つのインカムがラインナップにあり、今回試すのは2017年4月発売のミドルクラスにあたるS-1だ。残り2つのうちの1つは2013年9月発売のRM-XRBT100だが...

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2017-03-22 その他インカム
中華最安値の6Ridersに続いてチェーン接続が可能な4Ridersを中古で入手したのでレビューする。購入した4Riders、少し古いバージョンのようでスピーカーの音質がかなり悪い。ネットで調べる限り、4Ridersの現行モデルは6Ridersのスピーカーと同じで高音質化しているので、今回は6Ridersのスピーカーを使ってチェックする。尚、スピーカーのモデルチェンジがあったのは2014年頃らしく、現在販売されているものは全て新モデルと見てい...

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2017-02-08 その他インカム
2016年9月頃にアメリカや中国で発売された中国製デュアルチップインカム EJEAS-TTSブランドはExcelvan通話と音楽の併用に対応し、4台接続が可能な中国製ではハイエンドにあたる製品。インカムは同一メーカーで揃えたほうが安定性が高いので、いまさらEJEAS-TTSをツーリングメンバー全員で揃えなおすなんて事はまず無いのだけど、ふと中国製はどこまで進化したのか気になるから購入してみた次第だ。自分でもそれだけの理由で片っ端...

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2016-09-13 その他インカム
最近増えつつある中国製インカムの代表格、6ridersを入手したのでさわってみた。全然ダメだろうと思っていた部分が意外と良かったり、え?そこ!?って部分がだめだったり、なかなか面白い製品ということがわかったので、それらを書いいく。6Ridersの特徴・とにかく安い! アマゾンで一台6000円程度で販売されている。・ペアリングできる相手は6台までだが、通話できるのは1対1。 6Ridersという名称から6台チェーン接続可能と勘...

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最安6ridersに置き換わる中国製インカム T9Sシリーズのレビュー

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2012年発売のEJEAS 6ridersもだいぶ旧式化し、その割りに値段はあまり変わらず後継も発売されることなく未だに6ridersが主力となっているEJEAS。
結果、メジャーメーカー製品の進化で性能差が大きく開き6ridersや4ridersを積極的に購入する理由が無いくらい優位性が低下。

何か良い製品が発売されてないかAmazonを眺めてT9Sに興味を持っていたところに、ヤフオクで販売をされている anyroadcoldさん より製品の動作検証の依頼をいただいたのでサンプルを提供、貸し出していただいた。
レビュー記事を書く予定は無かったが使ってみたところ意外と良かったので記事にまとめる。
anyroadcoldさんのショップページ

尚、T9Sシリーズは接続台数によって4種類あり、今回は1対1接続のT9S、最大8台接続のT9S-8の2機種だ。
若干操作に違いはあるが、基本的な動作は同じなのでT9Sをベースにして両方をあわせて記載する。

先に書いておくと、EJEASという看板はつけていないが、EJEASのインカムと自社接続ができたりOSがTTSとほぼ同じであることからEJEAS開発の製品と推測している。



T9Sシリーズのスペック


毎度のごとく価格の割りにスペックは凄まじい。
真に受けてはいけないという前提で読んでいただきたい。


T9Sのスペック


・Bluetooth 3.0
・同時通話最大2人
・通信距離1200m
・通話時間15時間
・他社インカムと一応接続可?
・充電時間 3時間
・防水性能 生活防水?
・FMラジオ有り
・実売価格 6000円



T9S-8のスペック


・Bluetooth 3.0
・同時通話最大8人 ※後述
・通信距離1200m
・通話時間15時間
・他社インカムと一応接続可?
・充電時間 3時間
・防水性能 生活防水?
・FMラジオ有り
・実売価格 1.1万円
2018年4月現在、国内で取り扱っているのはヤフオクのanyroadcoldさんのみ。



本体、付属品確認


DSC03010.jpg
付属品は、ワイヤーマイク、ブームマイク、両面テープ取り付けベース、クリップ式取り付けベース、スピーカー、MicroUSBケーブル、クッションや両面テープなど一式だ。



DSC03016.jpg
マイクは2種類でジェットで使いやすいブームと、フルフェイス向けのワイヤータイプ。
スピーカーケーブルから分岐してコネクターを付け替えることで切り替えられる。
ワイヤーマイクのマイク部分は厚みがあり、口元が狭い場合は少し設置しにくい。
もう少し薄型にしてほしい。



DSC03015.jpg
スピーカーサイズは平均的だが、ケーブル部分が出っ張っており楕円形となっているため、SHOEIのスピーカー埋め込み穴にははまらない。
厚みは普通なので特別耳を圧迫するようなことはないだろう。



DSC03018.jpg
ベースはクリップ式と両面テープのふたつがついている。
両面テープのほうは必要最低限で構成されておりとても軽量だ。



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クリップ式は珍しい構造をしており、手持ち部分をつけてからヘルメットのシェルにはめ込み、その後手持ち部分を外すようになっている。
クリップのバネは強力だが手持ち部分が無くても指で広げてつけられなくもない。
一応手でもつけられるが、万が一落下した場合に備えて手持ち部分も持ち歩いた方が良いだろう。



DSC03040.jpg
ベースと本体の取りつけは簡単で、上から下へスライドさせるとロックがかかって固定される。
取り外しは少し力が必要で、ぐっと上にスライドさせるようになっている。



DSC03028.jpg
次は本体をみていこう。
側面には、インカムボタン、+ボタン、-ボタン、電源ボタンの4つが配置されており、それぞれ薄い溝によって仕切られている。
夏用グローブなら触ると境界がわかるが冬用グローブだとボタンの位置がわかりにくい。
ボタンを押した時のクリック感はそこそこにある。
6ridersと比べたらボタンが大きくなったが、位置がわかりにくくなった分プラスマイナス0で操作性はいまひとつ。
もう少しボタンの境界がわかるように、深く広くとっておいてほしい。



DSC03030.jpg
本体下部に充電用のMicroUSB端子がある。
中国製はファームアップデートはほとんど期待できないが、一応windowsPCに接続するとUSB端末として認識しているのでファームアップデート自体は可能なように設計されているようだ。



DSC03035.jpg
後方にはスピーカー&マイク用の3.5mm 5極コネクター。
通常ステレオスピーカーとマイクで4極だが、マニュアルを見るともうPTTスイッチにも対応しているようなので、残り1極はPTTスイッチ用と推測している。
EJEAS TTSのスピーカー&マイクと全く同じであり、入れ替えても正常に動作することを確認した。
またマイクまで利用できるかはわからないが、手元にあるヘッドフォンで音楽は聞けたので、汎用品を流用できる可能性はある。



DSC02987.jpg
クリップベースとワイヤーマイクを装着した状態で重量は109gとやや軽量な部類。


ヘルメットへの取り付け


SHOEI Z7へ取り付け


DSC03000.jpg
Z7はシェルとライナーの隙間が無くインカムの取り付けがしにくく、スピーカーケーブルが短いT9Sの場合は前方から回りこますことができず、後方からとなってしまう。
このあたりの隙間に埋め込んで設置した。



DSC03004.jpg
スピーカー形状が楕円形っぽい感じで、ケーブルを出す部分がスピーカー埋め込み用の窪みにはまらず、少し浮いてしまう。
ほとんどのスピーカーがうまくはまらないので、これはZ7の窪みの問題だ。
ただZ7は比較的余裕があるので、窪みを利用しなくても耳が圧迫される確率は低い。


DSC03005.jpg
マイクは適当に口元に設置。
厚みがあるので唇にあたりそうになるのが難点。
直径は大きくても良いから、もう少し薄くして欲しい。



DSC03073.jpg
中国製の中ではデザインは良い。
クリップベースが飛び出している分インカムが外に出っ張ってしまうが、Z7のスマートな見た目を崩さないデザインだ。



操作関連


DSC03028-sousa.jpg
インカム本体操作について、最低限必要な操作を記載する。
T9Sは1対1でペアリングはインカムボタンのみを使うのに対し、T9S-8は + と - を使う。
ペアリング操作についてのみT9SとT9S-8に分けておく。

全体的な動作は快適でさくさくと動くが、時々よくわからない動作をする。
例えば新しくペアリングをしたいのに、ペアリングモードにすると相手をペアリングモードにしてないので数秒でペアリング成功のアナウンスが流れて、ペアリングモードが解除されてしまう等だ。
とりあえずよくわからなければ再起動すれば良い。

また英語ではあるがなんとなく理解できるくらいの音声案内がある。
音声はTTSと同じで、全体的な動作もTTSそっくり。
後で記載するがEJEASのインカムと概ね自社ペアリングが可能なので、EJEASが製造元だと思われる。


基本操作


■電源オン/オフ
電源ボタンを3秒長押し

■音量調整
+ボタン、-ボタンを押す

■ペアリングリセット(T9S-8のみ)
+ボタンと-ボタンを同時に3秒長押し
※T9Sには無いので注意


ペアリング操作


■インカムペアリング (T9S)
2台のインカムボタンを2秒長押しして、赤青高速交互点滅(ペアリング受けモード)
うち1台のインカムボタンを1回押して、青ゆっくり点滅(ペアリングサーチモード)
※マニュアルには1回押すと書いてあるが、押さなくてもペアリングできてしまう
しばらくするとペアリング完了


■インカムペアリング (T9S-8)
1台目のインカム:インカムボタンと+ボタンを同時2秒長押しして、赤青高速交互点滅(ペアリング受けモード)
2台目のインカム:インカムボタンと-ボタンを同時2秒長押しして、赤青高速交互点滅(ペアリングサーチモード)
しばらくするとペアリング完了

2台目と3台目をペアリングする場合は、2台目を+ボタン、3台目を-ボタンというように+と-を交互にして数珠繋ぎにペアリングする。


■HFPヘッドセットペアリング (T9S)
インカムボタンを2秒長押しして、赤青高速交互点滅
対向機器もHFPペアリングモードにする
インカムボタンを1回押して青点滅
しばらくするとペアリング完了

ユニバーサル相当だがペアリングできる効きが少なく、SB6XのHFPは接続可、ユニバーサルレシーブは不可、SENAのHFPも不可。


■HFPヘッドセットペアリング (T9S-8)
インカムボタンを6秒長押しして、赤青高速交互点滅
対向機器もHFPペアリングモードにする
しばらくするとペアリング完了

ユニバーサル相当で使えそうだがSB6X、SENAいずれもペアリング不可。
ユニバーサルは搭載してないと判断する。


■デバイス(スマホ等)ペアリング
電源オフから電源ボタンを8秒長押しして赤青高速交互点滅
スマホのBluetooth設定でT9Sを選択


■デバイス(スマホ等)ペアリング(T9S-8)
インカムボタンを6秒長押しして青高速点滅
スマホのBluetooth設定でT9Sを選択


インカム通話操作


■インカム開始/終了
インカムボタンを1回押すと最後にペアリングした相手に発信
※T9S-8はどれか1台のインカムボタン押すだけで自動的に全て接続される
※発信はうまくできないが受ける側なら過去数台分を記憶して接続可

デバイス操作


■音楽の再生/停止
電源ボタンを押す


■曲をスキップ、戻す
音楽再生中に+または-ボタンを2回押し
※音楽を再生してない時に+ボタンを2回押すとリダイヤルになるので注意

電話操作


■通話に応答
電源ボタンを押す


■通話を切る
電源ボタンを2回押す


■通話を拒否
着信中に電源ボタンを2回押す


■リダイヤル
+ボタンを2回押す


ラジオ操作関連


■FMラジオ オン/オフ
+または-ボタンを2秒長押し

■FMラジオ 選局
+また-ボタンを2回押す


音質、接続性を確認


本製品を使っての走行は、一人で音楽やFMラジオを聴きながらの走行のみ。
2台での通話はできておらず、手元での確認のみとなることをご了承いただきたい。


スマホとA2DPで接続して音楽を再生


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TTSと同じスピーカーだけあって安価な割りに音質は良い。
4ridersや6ridersとは比べ物にならないくらいで、十分音楽を楽しめる。
ホワイトノイズが少ない点は○
これといって不具合や問題も無いので合格点だ。



FMラジオはインカム通話と併用可能


TTSと同じくFMラジオとインカム通話を併用可能という珍しい特徴を備えている。
FMラジオの感度はやや低めで聞けるチャンネルは多くは無い。
そこで考えたのが、FMトランスミッターでナビ音声や音楽を飛ばしてインカム通話をしながらFMラジオで受信すれば良いかも?と思い、早速FMトランスミッターを購入した。
FMトランスミッターはあまり詳しくないのでアマゾンで適当に良さそうなものを選択。


DSC03069.jpg
早速、スマホにFMトランスミッターを接続してFMラジオで受信し、相手がいないのでポケットにT9Sをもう一台入れて走行。
結果、インカム通話とFMラジオを併用しても双方にノイズが増えるようなことはなく、独立して快適に動作し、音楽やナビ音声を聴きながらポケットと会話することができた。
アンテナはスピーカーケーブルと人体が担っているので、ケーブルの取りまわしを工夫すればノイズも少なくすごく快適。
音質そのものはBluetoothのA2DPより若干劣るがイコライザーを効かせてズンドン重低音も楽しめる。
ただし、T9Sだと音量は大きめ、T9S-8は音量はかなり小さい傾向があるので、出力側での調整が必要だ。

欠点は、振り向いたりして少しでも電波状況が悪くなると凄まじく大きなノイズが発生すること。
対処方法はインカム通話とFMラジオの音量は独立して調整できるので、スマホ等の音量を最大にしてFMラジオの音量を抑え気味にしておくと突然のノイズ音量も少しは抑えられる。
ノイズの欠点はあるものの、十分使えるレベルと判断した。

尚、A2DPとFMラジオの併用はできないので注意してほしい。



インカム通話を試す


T9Sを2台で接続


DSC03044.jpg
メジャーメーカーの上位機種と比べると距離は短い。
自宅まわりで試した範囲で推測すると、イージートーク3よりは長いけど、ミドルクラスの製品と比べると短い。
おそらく市街地で200m程度かと思われる。
音声処理については、6ridersのようにノイズをまるまる転送させてしまうようなことは無さそうで、それなりにノイズリダクションがきいている。
風切り音等は数秒でノイズと認識して50%くらいカットしてくれるイメージ。
6ridersが全くといっていいほどノイズリダクションが効いてなかったのに比べればかなり良い。



T9S-8を4台以上で接続


DSC03047.jpg
期待はしてないが8台接続を試す。
ペアリング自体はマニュアルどおり実施して完了。
台数が多いと1台ずつ設定するのは大変だし、どっちがどっちかわからなくなるので、これを朝みんなで集まってペアリングするのはちょっと厳しいだろう。
手元で順番に並べて慎重に行ってようやくペアリングできた。

誰か一人のインカム通話開始でグループ全体で通話が開始される点は便利だ。
しかし8台は全く実用レベルではない。
接続はできるもののノイズが多く、数分するとどこかが切断されてしまう。
何度繰り返しても3分ともたないので、実際に走行すると数秒で切断されそうだ。

そこで台数を減らしてみる。
T9S-8を6台
ノイズは大幅に改善するものの、実走行ではおそらく不可能なくらい切断が発生する。

T9S-8を5台
切断される回数が極端に減るが、ノイズはまだまだ多い。

T9S-8を4台
音質は良い。
しかし、5分に1回程度チェックモードに入って再接続という流れを繰り返す。
放っておいても自動的に再接続されるので、気にせず放置して走行し続ければかまわないので、気にならなければ使えるかもしれない。

T9S-8を3台
音質、安定性ともに向上し、これなら快適に使えそうだ。


T9S-8の動作で特徴的なのは、ペアリング後の初回接続または再起動後の初回接続の時に、端から端までをチェックするような動作をしている。
一度先頭から最後尾まで順番にビープ音が鳴るが接続はされない。
最後尾までビープ音がいけばその次に先頭から順番に接続される。

これが曲者で、例えば3番目のインカムが再起動をした場合、そのインカムはチェックがクリアされているため、先頭から再接続をすると3番目のインカムへの接続ができない。
チェックモードを動作させるためにはチェックがクリアされたインカムでインカム接続操作をし、また全部のインカムでチェックが走らせる必要がある。

ややこしいので、再起動したら再起動したインカムから接続を試みる。というルールを作っておけば良いだろう。

音質では4台でも問題ないのだが、どうもチェックモードに強制的に入る事が多いので、安定して使えるのは3台までと考えておいたほうが無難だ。



T9SとT9S-8で接続


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T9S-8をブリッジ機にして端っこにT9Sを配置したら安価に構成できるので試してみた。
4台接続はやはり安定性が低いので、台数を減らして3台で接続する限りは安定性、音質、距離いずれも問題無さそうだ。



一部を除いてEJEASと自社接続が可能


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まずはTTSとT9Sで接続をした。
TTSの自社ペアリングは、インカムボタンを2秒長押し。
T9Sも操作は同じでインカムボタンを2秒長押しすると、10秒程度でペアリング完了。
初回接続時はT9S-8と同じで最初にチェックモードが働くので、10秒ほど待とう。
その後自動で接続されなければ、どちらかのインカムボタンを再度押せば接続できる。
通話の安定性等は1対1なら良好だ。



DSC03060.jpg
※2018/4/9 修正
 TTSでブリッジができないと記載していましたが、可能でしたので修正します。

TTSを中央にしてブリッジ接続も可能。
TTSはインカムボタン2秒長押しがサーチモード、5秒長押しがペアリング受けモードになる。
T9S及びT9S-8もそれぞれ対になるようにサーチモード、ペアリング受けモードにしてペアリング。
TTSもT9S-8も、サーチモードで1機器、受けモードで1機器登録しており、ブリッジさせる場合は順番にサーチと受けモードでペアリングしないといけない。
言葉では伝えにくいが、例えば左のT9Sを受けモード、TTSをサーチモードでペアリングしたら、右のT9S-8はサーチモード、TTSを受けモードにする。
そうするとTTSはサーチモードの相手と受けモードの相手をブリッジできるようになる。
ペアリングさえできれば接続は簡単で、TTSのインカムボタンを1回押してしばらくすると、3台の接続が完了する。



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次はT9S-8をブリッジ機にしてTTSとT9Sをペアリングし、接続できることを確認した。
T9SシリーズのインカムペアリングはEJEASの自社接続と同じと見て良いだろう。
TTSを4ridersに置き換えても同様の結果が得られたが、4ridersそのものの音質が悪いので、4ridersに引っ張られて音質は低下する。



DSC03063.jpg
さてここで問題になるのが6ridersだ。
理由ははっきりしないが、6ridersはTTSとペアリングができない。
6ridersは普及率が高いのに自社製品との互換性が低い。
という状況で、試したところT9Sと6ridersは接続可能、T9S-8と6ridersは接続不可となった。

ペアリング操作は以下の通り
①T9Sのインカムボタン2秒長押しした後に1回押す
②6ridersをインカムペアリングモードにする


あらゆる組み合わせからプロファイルがどうなっているか推測しようとしても法則が見出せないので、とりあえず試してみる以外は無さそうだ。

少なくとも僕の手元で確認した限りでは以下の結果となった。
 ※T9Sシリーズを自社orユニバーサル?にした場合に接続できるかの結果です。
 対向をユンバーサルにし、T9SシリーズをHFPにすればだいたい何でも接続は可能です。
 T9Sシリーズを自社ペアリングにした場合は(自社) ユニバーサルにした場合は(ユニ) と記載しています。
 ただしT9Sは自社ペアリングとユニバーサルの操作が同じなので、どちらで接続されているかは判別できません。

■T9Sとペアリングできるインカム
6riders、4riders、T9S-8、TTS、SB6XのHFP

■T9Sとペアリングできないインカム
SENA10S/30kのHFP、SB6XのユニR


■T9S-8とペアリングできるインカム
4riders (自社) 、T9S (自社) 、TTS (自社)

■T9S-8とペアリングできないインカム
6riders (自社、ユニ) 、SENA10S/30kのHFP (ユニ) 、SB6XのユニR (ユニ)



T9Sの評価 TTS世代の廉価版、6ridersの後継と見て良い


DSC03080.jpg
6riders、4ridersは初期の中国製インカムで、全体的にかなり音質が悪くノイズリダクションもほとんど動作せず、下道でのんびり1対1で通話するなら使えるというレベルのものだった。
その後、音楽併用が可能になり、ノイズリダクションもそれなりに動作して英語アナウンスもついたTTSが登場し、TTSの廉価版として登場したのがT9Sシリーズということのようだ。
T9SはTTS世代とあって6ridersより音質、安定性ともに向上したのに値段はあまり変わらない。
FMトランスミッターでナビ音声を飛ばして併用もできるので主に2人までで、とにかく安価に済ませたいなら良い選択肢だ。
これでようやく6ridersを積極的に購入する理由はなくなった。

10点満点評価
音楽の音質・・・・・・・・・6
インカム通話音質・・・・・・6
通話距離・・・・・・・・・・未検証
安定性・・・・・・・・・・・未検証
操作性・・・・・・・・・・・6
機能/拡張性・・・・・・・・6
取り付けやすさ・・・・・・・7
重さ・・・・・・・・・・・・6
コストパフォーマンス・・・・7
おすすめ度・・・・・・・7!



T9S-8の評価


スペック上は8台接続をサポートしているはずだが、残念ながら快適に使えそうなのは3台まで。
単体ではぱっとしないけど、優秀な弟分T9Sをブリッジできる点に価値がある。
T9Sを既に2台持っていて1台追加して3台で通話したい場合におすすめ。


10点満点評価
音楽の音質・・・・・・・・・6
インカム通話音質・・・・・・6
通話距離・・・・・・・・・・未検証
安定性・・・・・・・・・・・未検証
操作性・・・・・・・・・・・5
機能/拡張性・・・・・・・・6
取り付けやすさ・・・・・・・7
重さ・・・・・・・・・・・・6
コストパフォーマンス・・・・5

おすすめ度・・・・・・・5!

anyroadcoldさんのショップページ

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他社接続の柔軟性No1!台湾製 X-RIDE S-1(BlueRider M1-S)をレビュー

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アール・ダブリュー・シー社のX-RIDEブランドから、6台接続をサポートしたインカム S-1が発売された。
以前から台湾メーカーが台湾国内で販売していたこのシリーズ、気になっていたところにX-RIDEブランドで発売となったので早速購入してみた。


X-RIDEのインカムの概要


Xride_logo.jpg
現在X-RIDEには3つのインカムがラインナップにあり、今回試すのは2017年4月発売のミドルクラスにあたるS-1だ。
残り2つのうちの1つは2013年9月発売のRM-XRBT100だが販売終了に向かっている。
最後の1つは2017年6月発売のM-1だ。
スピーカーが片側のみという極端に思い切った仕様の低価格簡易インカムで、試しに2台購入済みなのでそのうちレビューを書くのでしばしお待ちいただきたい。


S-1のスペック


・Bluetooth 4.1
・同時通話最大6人
・通信距離500m
・通話時間10時間
・有線オーディオ入力
・A2DP機器2台を同時利用可(自動切替)
・他社インカムと接続可
・バッテリー 600mAh
・充電時間 2.5時間
・防水性能 IPX5相当
・実売価格 1.5万円


S-1の製造元


scs-etc.jpg
X-RIDEブランドは他にもポータブルナビやドライブレコーダーなども取り扱っており、調べると台湾や中国の製品をローカライズする会社のようだ。
S-1については2016年に「SCS ETC社」がS-1を、「DIMTON社」がM1-Sというほぼ同じ製品を発売している。
どちらも台湾のメーカーでそれぞれ良く似た製品をラインナップしているので、どちらかがOEM元ではないかと推測している。

「SCS ETC社」
http://www.scsetc.com/index.aspx

「DIMTON社」
http://www.dimton.com/



DIMTON社のM1-Sは8人接続をうたっている以外はほぼ同じ仕様。
アマゾンで販売されており1万円前後と破格だ。
僕が購入した販売店は「ENKLOV」というところでファームで日本語化されていたが、「FODSPORTS」のものは日本語化されていないらしい。
尚、X-RIDEのS-1は品切れ状態が続いている。


DSC02815.jpg
せっかくなので上記の「Enklov」販売 DIMTON M1-Sも購入して確認したところ、取り付けベースとスピーカー裏のマジックテープの貼り方、日本語音声案内の声が違うが、それ以外は全く同じ動作をしている。
X-RIDEよりしっかりした日本語マニュアルも用意されているのには驚いた。


ではレビューをしていこう。
X-RIDEのS-1をベースに紹介し、大きく異なる部分だけM1-Sについて記載する。
細かな部分は違うかもしれないが、ご了承いただきたい。

本体、付属品確認


s-1-02.jpg
付属品は、ワイヤーマイク、ブームマイク、両面テープ取り付けベース、クリップ式取り付けベース、スピーカー、MicroUSBケーブル、オーディオケーブル、他クッションや両面テープなど一式だ。



s-1-06.jpg
本体後方のMiniUSB端子にスピーカー/マイクのコネクタを接続するようになっている。



s-1-30.jpg
マイクはスピーカーケーブルから分岐する形となっており、ワイヤーかブームか切り替えることが可能。
コネクタがちょっと厚みがあるけど、取り付けには問題ない程度。



s-1-09.jpg
左がSB5X/SB4X、中央がS-1、右がSENA 20Sのスピーカー。
スピーカーは直径がとても小さく、平均よりやや厚みがある。
このサイズでどれだけの音質になるのか気になるところ。
直径を小さくするのはいいけど、ケーブル部分がやたらと飛び出しており、しかも固く固定されている。
ショウエイの窪みには綺麗におさまりそうにない。



s-1-10.jpg
ベースはクリップ式と両面テープのふたつがついている。
とても軽量薄型で必要最低限という感じだ。



DSC02816.jpg
M1-Sはマジックテープ貼り付けのみとなっており、裏側の構造が異なっているが、重量や取りつけ時の状態はほぼ同じだ。



s-1-20.jpg
次は本体をみていこう。
側面には、前方下にインカムボタン、後方にファンクションボタン、上部にプラスとマイナスの4つで構成。ボタンはクリック感があり、ボタンの大きさも押した時のストロークも適度で操作しやすい。
押した時の感触がちょっと安っぽい。



s-1-03.jpg
底面には2.5mmステレオ入力ポートと充電用のMicroUSBポートがある。



s-1-04.jpg
各ポートの真ん中に防水用のキャップがはまっているので、使わない時はこのキャップをかぶせておく。
最初、真ん中の防水用キャップの取り付け口にも何かポートがあるのかと無理やり外そうとしてしまった。
ゴムが細いのでいつか千切れてしまいそうなことが不安なところ。
注意点は、充電用のMicroUSBポートがかなり奥まっている上に入り口が狭いので、手元のUSBケーブルはコネクター部分が邪魔をして接続できなかった。
一般的なものはほぼ不可能だと思うので、100円ショップのUSBケーブルのコネクターを削って挿し込めるようにしたものを用意しておくと便利そうだ。



s-1-07.jpg
後方はMiniUSB端子でスピーカーを接続する。
少し下を向いているので、差込が甘くてもすぐには浸水はしなさそうだ。
MiniUSBの5pinなので汎用品も流用できそうだが、防水の問題があるのであまり現実的ではない。



s-1-11.jpg
ベースの取り付けは上からスライドさせるようになっている。
ベースもスライド用レールも薄型なので、ちょっとレールにはめこみにくいけど慣れれば気にならなくなった。


s-1-12.jpg
最後までスライドさせるとカチっと音がしてロックがかかる。



s-1-22.jpg
取り外しはベース上部を押して本体を上に持ち上げる。



S-1-05.jpg
重量はなんとクリップ式ベース込みで68g!
内蔵型で特殊なSENA 3Sを除くと、最も軽い。
これまで一番軽かったイージートーク3と比べても、手に持った瞬間に軽いとわかるくらいの差だ。

■S-1          68g
■SB6X         111g
■SB5X         102g
■BT NEXT Pro     111g
■BT X2 Pro、X1 Pro  109g
■SENA 20S       153g
■GT2          100g
■イージートーク3    84g



ヘルメットへの取り付け


SHOEI Z7へ取り付け。
Z7はシェルとライナーの隙間が無くインカムの取り付けがしにくいのだが、S-1は本体後方からケーブルが延びていることと、ケーブル長に余裕があるので、取り付けはしやすかった。
Z7が大丈夫なら他のヘルメットでも大丈夫だろう。


s-1-15.jpg
ベースはクリップ式を選択。
ちょっとすべってずれやすいので、念のため両面テープでも貼り付けておいたほうがいいと思う。
ケーブルは首の後ろからまわすように設置。
他製品だとケーブル長が足りないことが多く困るのだけど、S-1は問題ない。



s-1-16.jpg
スピーカーはケーブルの付け根がやたら飛び出ていて邪魔だけど、スピーカーが小径なのでZ7の窪みにもぎりぎりはまった。
スピーカーに厚みがあるので窪みを利用せずに取り付けると、スピーカーの厚みがあるので人によっては耳を圧迫してしまうかもしれない。
僕は窪みにはめただけで耳の位置があった。



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マイクは口元に設置。
こちらも厚みがあるので、口元に近づけすぎると唇にあたってしまう。
当たるようなら少しずらそう。



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見た目は悪くない。
ちょっと厚みがあってでっぱり感が強いけど、Z7のデザインともよくあっている。
なんとなく、これぞ台湾の電子機器のデザイン!という感じ。
特別凝っているわけではなく、オシャレを気取るわけでもなく、でも古くも無い。
ちょうど良い感じに電子機器らしさが味わえるデザインだ。



操作関連


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インカム本体操作について、最低限必要な操作を記載する。
作は比較的簡単でわかりやすい。
音声案は日本語。
どことなく素人っぽさのある女性の声で、そこが可愛らしい感じで好きだったりする。
Enklovの販売するM1-Sは声は異なるものの日本語化されているので安心だ。
尚、電源オンの状態からなのか、オフの状態からなのかについては、何も記載が無ければ全て電源オンの状態からの操作とする。


操作性はそこそこ良い


各種ボタンは大きく、クリック感があってやや軽め。
少し安っぽさがあるけど操作はしやすい。
ハードウェア面は合格点だ。

ソフトウェア面はまずまず。
反応は早くてストレスは無いのだけど、このあと紹介するとおり、ペアリングリセットをしてペアリング情報が一切なくなると、自動的にペアリングモードに入ってしまうという謎仕様。
何度再起動しても勝手にA2DP/HFP/インカム(2台目)ペアリングモードなってしまい、別のペアリングモードにしたいと思った時にどうすればいいかわからない。
実際のところは無視して操作をすれば良いだけなのだけど、余計な動きだなと思う。
見た目だけSENA20Sの中国製インカムFreedconn T-Rexが同じ動作をするので、OSが同じなのかもしれない。

トータルで考えると、そこそこ良いという部類になる。



基本操作


■電源オン/オフ
ファンクションボタンとインカムボタンを同時3秒長押し

■音量調整
+ボタン、-ボタンを押す

■ペアリングリセット(全リセット)
+ボタンとファンクションボタンを5秒長押しで赤青同時点滅
※ペアリング情報が一切ない場合、自動的にファンクションボタン長押しのペアリングモードに入る
 そのままインカムボタン長押しをするとインカムペアリングモードに入れる


ペアリング操作


■インカムペアリング
1台目のインカム:インカムボタンを5秒長押しで、赤青ゆっくり交互点滅
2台目のインカム:ファンクションボタンを5秒長押しで赤青高速交互点滅

どちらかのインカムのインカムボタンをを1回押すとペアリング開始
数秒でペアリング完了

複数台で接続する場合は同様の手順でペアリングをする。
例えば次は、2台目インカムをインカムボタン3秒長押し、3台目インカムをファクションボタン3秒長押し。
というようにずらしていく。


■ユニバーサルペアリング
インカムボタンを5秒長押しで、赤青ゆっくり交互点滅 (インカムペアリングの1台目と同じ操作)
接続するインカムをHFPペアリングモードにする
数秒でペアリング完了
※マニュアル、仕様に記載無しだが接続可能なことを確認


■デバイス1(スマホ等1台目) ペアリング
ファンクションボタンを5秒長押しで赤青高速交互点滅 (インカムペアリングの2台目と同じ操作)
接続する機器でS-1を探し接続(PINコードを求められた場合は 0000 を入力)


■デバイス2(スマホ等2台目) ペアリング
デバイス1で接続した機器のBluetoothをオフにして切断する
インカムを再起動した後、ファンクションボタンを5秒長押しで赤青高速交互点滅
接続する機器でS-1を探し接続(PINコードを求められた場合は 0000 を入力)


インカム通話操作


■インカム開始/終了(ユニバーサル含む)
インカムボタンを1回押すと最後に接続された相手との開始/終了
インカムボタンを2回押すと最後から2番目に接続された相手との開始/終了
※中央のインカムの場合は1回押すと前後のインカム両方に自動接続する場合あり
※2回押した時の動作は不確実なのでうまく接続できなければ試してみると良い


デバイス操作


■音楽の再生/停止
+ボタンを2回押す


■曲をスキップ
-ボタンを2秒長押し

■曲を戻す
+ボタンを2秒長押し
※もう一度すぐに+ボタンを2秒長押しすると前の曲へ


電話操作


■通話に応答/終了
ファンクションボタンを押す

■通話を拒否
着信中にファンクションボタンを2秒長押し

■リダイヤル
ファンクションボタンを2回押す(最後に発信した番号へかける)


スマホ接続の注意点


2台同時に接続は可能だが、同時に聴けるわけではなく排他利用となる。
同一プロファイルでの優先順位というのは無いようで、先にA2DPで音楽を流していたほうが優先される。
プロファイルごとの優先順位は他社製品と同じでHFPが最優先で切り替わるようになっている。


グループ通話の注意点


グループ通話をする場合、後ろから2番目から接続し、その際は他のインカムは電源をオフにする必要があるらしい。
走行中に切断されて、同様の手順で実施するのは困難だ。
操作の詳細はマニュアル参照していただきたい。

尚、電源が入った状態でブリッジ用のインカムのインカムボタンを押すと、前後にペアリングしたインカムと同時に3台接続された。(ユニバーサルを含めてテスト)
インカムボタンを押すとペアリングしたもの全てに発信するようだが、おそらく安定性の問題で1台ずつ接続する手順が記載されているものと推測する。



音質、安定性を確認する


本製品を使っての走行はまだ出来ていないので、手元での確認となることをご了承いただきたい。

まず全体的な話として、ホワイトノイズが大きい。
走行中なら騒音にかき消されて気になる程ではないくらいだが、もう少し小さくなって欲しいと思う。


スマホとA2DPで接続して音楽を再生


s-1-32.jpg
音質は良い。
スピーカーが小型なわりには低音がそこそこ出ており、イージートーク3やGT2に近いバランスの良い音だ。
最大音量は多機種と比べてもかなり大きく、音割れすることなく大音量で音楽を聞くことができる。


ただし1点気になることがある。
今回、2台のAndroidスマホを接続して試したが、次の曲に飛ばす時などA2DPがオン/オフする瞬間にバチッ!とノイズが入る。
なかなか大きな音で耳にその音圧を感じ取れるくらいで不快に感じた。
問題の切り分けをするために、再生アプリをかえたりスマホも複数試したり、もう一台のS-1で試すなどした結果、S-1の固体差であることが確認できたのでメーカーサポートへ問い合わせ中だ。



インカム通話を試す


s-1-31.jpg
接続はとても早くて、インカムボタンを押したら1秒程度ですぐに繋がる。
通話音質は標準レベル。
スピーカーは良いのだがマイクがいまひとつでトータルでは普通。
ノイズリダクションはそこそこに効果があり、動作としては悪くは無い。
反応速度もノイズカット量も安定性も可もなく不可もなく。
部分的に下回っている部分はあるものの全体的にイージートーク3に近く、無難な感じだ。

通信距離は仕様上は500mとなっているが、自宅周りで確認する限りはSB4X等の一般的なミドルクラス製品と大差はなさそうだ。



遅延は非常に短く0.1秒程度。
かなり高速な部類になる。

BT Proシリーズ 0.05秒
SB6X 0.1秒
イージートーク3 0.1秒
S-1 0.1秒
SENA 20S 0.15秒
SB5X/SB4X 0.2秒
Line通話 0.5~0.8秒(混雑具合次第)



抜群に柔軟性の高い他社接続


マニュアルには記載がないが他社と接続は出来る。
それどころか、柔軟性の高さで一躍注目されたSB6Xをさらに上回る柔軟性を持っている。
ユニバーサル×ユニバーサルで他社を2台ブリッジさせることはもちろん、HFPになった場合でも、自社、ユニバーサル、HFP全てでブリッジすることが可能だ。
操作は簡単で、インカムペアリング1台目の操作がユニバーサル、インカムペアリング2台目の操作がHFPとなる。
推測ではあるが自社接続という概念はなく、自社製品を含め全てユニバーサル⇔HFPで接続しているのではないかと考えている。
ブリッジする際の制限はなく、どういう条件であっても2台のインカムブリッジを許可しているのだろう。



DSC02820-2.jpg
S-1をブリッジ機にしてユニバーサルとし、SENA 10SとSB5XをHFPにした接続例。
ペアリングした後の接続は、S-1のインカムボタンを押すと10SとSB4Xの両方に接続にいく。
もしくは10SとSB4Xのリダイヤル操作でも接続はできたが、若干安定性にかけるような気がするので、S-1から接続したほうが良いだろう。
ただし、時々片方にしか接続できなかったので、その際は再起動をすると解消した。
※SB6X(v1.1)のユニバーサルレシーブ、BT ProシリーズのHFPとは接続できませんでした。
 SB6X、BT Proシリーズを普通のHFPにすると接続できます。



DSC02820-1.jpg
S-1をブリッジ機にしてHFPとし、SENA 10SとSB5Xをユニバーサルにした接続例。
S-1からの接続は難しいので、10SとSB4Xのインカム接続をすると簡単に接続できた。
ただし、SENAをユニバーサルにすると相性が悪いようで、SENAのマイクで拾った声がSENA自身のスピーカーからも出てしまい、会話が難しい状態になってしまった。
試したのは10Sと30kでどちらも同じ症状だったので、SENAと接続する場合はS-1をユニバーサルにしたほうが良いのではないかと思う。

HFP×ユニバーサルも可能なので、とにかく接続の自由度は抜群に高い。
走行するとどうなるかはわからないが、自宅周辺で確認する限りは普通に使えそうなくらい安定している。
ここまで制限がないインカムは初めてだ。



インカム通話と外部有線入力を併用する


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マニュアルには外部有線入力をすると、毎回+ボタンと-ボタンを押して認識させないといけないと記載があるが、何もせずに音楽を聞くことができた。
音質は有線入力だからといって特別なものはなく、スピーカーが良いのでそれなりに音質で音楽を聞ける。

インカム通話との併用は可能で、特にこれと言って操作は必要ない。
普通に音楽等を再生すればOK

併用してもノイズが増えるようなこともないので、普通どおり使えるものと思って良い。



インカム通話とナビ音声をHFPで併用する


Amazonのレビューを見ていると、AndroidでHFPに固定するアプリ BTmonoを使うと、インカム通話と併用できるという情報を発見。
確かにS-1の自社ペアリングはユニバーサル相当であることは、対向はHFPということになる。
それならSB4XのwithモバイルやSB6Xのユニバーサルレシーブを応用したHFPの併用及びインカム通話への転送と同様のことができるはずだ。
早速試したところ可能であることを確認した。


DSC03081.jpg
接続方法は以下の通り。

①M1-Sとスマホを普通どおりペアリング(ファンクションボタン)
②M1-SのインカムボタンとS-1(A)のファンクションボタンでペアリング
③S-1(A)のインカムボタンとS-1(B)のファンクションボタンでペアリング
④スマホでBTmonoをオンにする
⑤各インカムを接続する
※M1-SをS-1に置き換えても同様のことが可能

こうするとM1-Sで音楽やナビ音声をHFPで聴き、それがインカム通話にのってS-1へも転送されるようになる。
もちろんインカム通話もできる。
ただし音楽は音質低下やノイズ増が多すぎて聴くに堪えない。
ナビ音声であれば転送されたS-1でも十分聞える。

用途としては、ナビ音声を全体に共有しながらインカム通話をするか、スマホでLineのグループ通話をしてS-1にぶら下げたインカムの人もLineグループ通話に参加させるというような使い方が想定される。

また、2台であれば安定性に問題は無いが、3台になると接続順序によって切断されやすくなったり、インカム通話ができなくなったりした。
安定性が低い時はとりあえず再起動して1台ずつ接続すると安定したが、どういう手順かベストかはわからなかったので、適当に試して安定するパターンを探ってほしい。

ちなみにブリッジするインカムでBTmonoをオンにするとブリッジしながらくHFPを併用可能だが、非常に不安定でおすすめしない。



走行動画の紹介



youtubeでmotovlogをしている水無月さんの動画を紹介。
M1-SをHFP、SB4Xをユニバーサルにして1対1で接続している。
安定性はユニバーサル側(SB4X)の影響が大きく、1対1だけどM1-S性能確認として参考になると思う。
動画を見る限りは通信距離も安定性も問題はなく、快適に通話できているようだ。




こちらはSB6X(HFP)---(ユニ)M1-S で接続した動画。
M1-Sの仕様外ユニバーサルを利用しているが、特に問題は無く通話できている。
なお、SB6Xのユニバーサルレシーブでは接続できないので、通常のHFPを利用している。


S-1(M1-S)の評価


xride_s1.jpg
他社接続時の自由度が非常に高く、誰と走るかわからないならすごく良い。
仕様外のユニバーサルと、仕様外のHFP併用。
他の会社なら安定性が低下するような場合は動作に制限をかけそうなところを、どうやら制限をかけてないようで限界までいろんなことができてしまう。
3台以上だと厳しいかもしれないが、どうにかなるかもしれない。

基本性能はバランスよく平均以上。
実売1.5万円という事を考えれば高性能だ。
操作はしやすいし動作は軽快で、つけている感じがしないくらい軽い。
ペアリング情報がないと勝手にペアリングモードに入る事と、ホワイトノイズが多いという2点は些細なことなので問題は無い。

惜しいと感じるのは、仕様外のユニバーサルの接続性がやや低くSB6XのユニバーサルレシーブやMidLandのHFPと接続できないことと、4台以上の接続の方法が非常に面倒なこと。
あの4台接続の手順を要するなら少々厳しいものがあるが、本当のところはどうなのだろうか。
手元で確認する限りでは、3台までなら手順は無視して中央1発接続で問題はなさそうなので、少人数で使うには十分だ。


まとめると、ツーリングは3人までがメインで外部入力が有線またはHFPのみで良くて、走るメンバーが固定されてなかったりメーカーがばらばらだったりするならS-1(M1-S)はおすすめ。
2018年4月現在、2台までならイージートーク3が圧倒的に良く、4台以上なら自動経路制御のハイエンド製品を強くおすすめしたい状況だが、S-1はそういったトレンドから外れた部分でキラリと光る異端な存在だ。

A2DPでの音楽併用ができるハイエンド製品の登場に期待したい。

10点満点評価
音楽の音質・・・・・・・・・7
インカム通話音質・・・・・・6
通話距離・・・・・・・・・・未検証
安定性・・・・・・・・・・・未検証
操作性・・・・・・・・・・・7
機能/拡張性・・・・・・・・7
取り付けやすさ・・・・・・・7
重さ・・・・・・・・・・・・10
コストパフォーマンス・・・・8
おすすめ度・・・・・・・8!


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中華インカム「4Riders Interphone V4」のレビュー 6Ridersとあわせて激安でグループ通話!

DSC01557.jpg
中華最安値の6Ridersに続いてチェーン接続が可能な4Ridersを中古で入手したのでレビューする。
購入した4Riders、少し古いバージョンのようでスピーカーの音質がかなり悪い。
ネットで調べる限り、4Ridersの現行モデルは6Ridersのスピーカーと同じで高音質化しているので、今回は6Ridersのスピーカーを使ってチェックする。
尚、スピーカーのモデルチェンジがあったのは2014年頃らしく、現在販売されているものは全て新モデルと見ていいのではないかな。

6Ridersと同じスピーカーであることや、基本性能がほぼ6Ridersと同じなので、6Ridersのレビューと同じ部分が多いのはご了承いただきたい。
また、少し古いため傷や汚れ、見た目の劣化があるけど、新しい製品はちゃんときれいなので気にしないで良いただきたい。


メーカーはどこ?


中国ブランドはLEXINが一番、次にBearidge、その次がExcelvanとESTGOのようだが、これらはメーカーではなく販売店独自のブランド名。
メーカーは中国シンセンにあるいろんなBluetoothインカムを製造している「シンセンEJEASテクノロジー株式会社」というところ。

シンセンEJEASテクノロジー株式会社
TTSメーカーサイト

取り扱っている製品は以下の通りで、うちV4、V6、V8、TTSの3つは日本にも輸入されている。

・ V4(4Riders)
・ V5
・ V6(6Riders)
・ V8(Vetphone V8)
・ E6(EJEAS-E6)
・ TTS(EJEAS-TTS)

4Riders、6Riders、TTSの3つを購入して試したところ、TTSのみインカムペアリングができなかった。
同一メーカーなのにそれくらいは出来て欲しいのだけど。
※TTSのユニバーサルインターコムを使えば通信は可能

4Ridersと6Ridersは完全互換のようなので、混ぜて使っても問題はない。
また、おそらくだけどブランド(販売店)が異なっても接続は可能と思われる。


4Riders Interphone V4の特徴


・4台チェーン接続が可能な製品では最安
1台9500円程度

・通話距離700m

・連続通話 8時間

・ペアリングできる相手は2台まで

ちょっと不便だけどまぁいいかな。

・FM内蔵
ワイドFMは非対応?

・6Ridersと互換性あり
通常のインカムペアリングが可能

・ユニバーサルインターコムは非対応
HFPで子機にはなれる

・2013年発売


6Ridersと比べると有線入力が無くなり、FMラジオが内蔵されたことと、4台チェーン接続が可能になったこと。
インカム通話と音楽やFMラジオの併用は出来ないので、有線入力とインカム通話の併用ができた6Ridersはなかなか優秀だったと思う。

若干値段は上がるものの1万円台前半で、4台チェーンにインカム通話と音楽/FMラジオの3つを同時に利用できるEJEAS-TTSが購入できるようになったので、ちょっと4Ridersの魅力はTTSに奪われている。
ただ、上記にも記載したとおり、TTSと4Riders/6Ridersはインカムペアリング不可なので、6Ridersを既に持っていて、3人以上で接続したい場合に4Ridersを追加で購入するといいのではないかと思う。

では早速中身をみていこう。


4Ridersの外観、拡張性


DSC01522.jpg
もう何も言うまい。
6Ridersと同じで、操作性?なにそれ?考える必要あるの? と言わんばかりのボタンだ。
6Ridersと比べるとボタンの数が減っているので多少はましだけど、冬用グローブで操作するのは少し難しい。
慣れればなんとか可能かな。
夏用なら大丈夫だけど、操作しやすいとは言いがたい。



DSC01522-3.jpg
そして二度目の同じネタ。
これを見ていただきたい。



nc25363.jpg
ではもう一度アップで。



DSC01522-2.jpg
6Riders同様、音量調整のボタンが上下逆という驚きの設計!
まぁいい、あまり深く考えても仕方ないので先に進もう。



DSC01539.jpg
底面には充電兼マイク&スピーカーの3.5mm 4極プラグがある。
6Ridersは充電ポートが別の2.5mm 4極プラグ(充電 兼 音楽入力)だったので充電ケーブルは互換性がない。

充電は付属のケーブルでUSBから可能。
普通にMicroUSB端子で充電できればいいのだけど、これは仕方ないところ。
無くしてもアクセサリーで販売はしているので心配はない。


付属品の確認


DSC00844-50.jpg
中古で入手したものが旧式でセット内容が現行モデルとは少し異なっているので、おそらく同じパッケージと思われる6Riders(現行モデル)のもので紹介する。
×印は6Ridersにしかないステレオミニプラグケーブルなので、4Ridersには付属してない。
本体以外を取り付けるためのベースは挟み込むクリップと貼り付ける両面テープが付属している。
本体とベースは非常に軽量なのだが、このクリップがやたら頑丈で重い。
SENAも同様にクリップが重いので、ここまで強度いらないから軽くして欲しいと思う。

スピーカーとマイクは4極端子から分岐という形になっている。
マイクはアーム式しかなく、アームが柔いので高速走行中に風圧で曲がらないよう適度に固定が必要そうだ。

充電器はUSBで1.5A出力のもの。
普通のUSBの口なのでわざわざ付属品を使う必要はない。


DSC00845.jpg
スピーカーの直径はやや大きめで、SB4X、5Xの標準より少し大きい。
厚みも少しあるけど、最近の耳にくぼみのあるヘルメットならなんとか大丈夫そう。
見た目はいかにも安物という感じが出ているが音質はどうだろうか。
左右どちらもコードの長さが同じなので、どっちが左右かわかりにくい。
ステレオなのは間違いないので、気にする人は音楽を聴いてどっちが左右かチェックする必要がある。


DSC01555.jpg
充電ケーブルは特殊でUSB⇒3.5mm 4pinという珍しいもの。
紛失した場合はヤフオクで単品販売されているので確認してみるといいだろう。



重量


DSC01541.jpg
6Ridersが136gだったので誤差程度。
本体は軽いけど、アームマイクとベースのクリップが非常に重くて全体で128g
うちクリップが22gもあるので、少しでも軽くするなら貼り付けタイプのほうがいいと思う。

全重量はSB4X(約100g)以上 SENA 20S(約150g)以下。
SENAと一緒でやたらとクリップが頑丈で重いのだがこれは流行だろうか?
B+comのクリップは非常に軽量で、それでも必要十分な強度がある。
もう少し軽量化してはどうだろうか。



ヘルメットへの取り付け



SHOEI Z-7に取り付け


DSC01528.jpg
Z-7はクリップを挟み込むスペースはないので、マジックテープを使って貼り付け。
マイクはアームのみ。
アーム固定部分だけでは走行中に落ちてしまいそうなので、口元のあたりでテープを使って固定したほうがいいだろう。
ワイヤー式マイクもオプションで用意してくれればいいんだけど、探した限りでは無いらしい。



DSC01535.jpg
ケーブルの長さもあまり余裕がなく、Z-7はネックパッドとシェルの隙間もないため、仕方なく後部からまわして取り付けた。
このままではブラブラしてしまうので、ちゃんと取り付けるにはどこかに挟み込むか、テープなどで固定したほうがいいだろう。



操作



付属の英語マニュアルを見ながら一通り確認してみた。
ペアリング情報のリセットは無いらしい。
一度ペアリングして変に情報が残ってややこしい事になる場合があるので、リセットは実装して欲しかった。

DSC01522-3.jpg
■起動
電源ボタン(メインボタン)を2秒長押しする。


■シャットダウン
電源ボタン(メインボタン)を5秒長押しする。
または、offボタンを押す。


■携帯電話やオーディオ機器とペアリング(A2DPとHFP)
①4Ridersの電源がoffの状態から電源ボタンを8秒長押しすると、赤と青に点滅
②スマホでBluetoothを探す PINコード入力を求められた場合は 0000 を入力。
③接続完了


■インカムペアリング
①2台の4Ridersの電源をonにする
②2台のAかBのいずれかを4秒くらい長押しすると赤青で点滅する。
※A Bのどちらを使うかは自由だけど、基本はAとA、BとBをペアリングする。
③上記と同じボタンを1台だけ1回短く押す
④ペアリング完了し接続


■インカム通話開始、終了
ペアリングをしたAかBのボタンを1回押す


■携帯電話との接続
本体起動時に自動接続。
または、メインボタンを押す。


■携帯電話に出る
呼び出し音がなったらメインボタンを押す


■音楽再生、停止
メインボタンを押すと、再生、停止の動作をする。


■音楽送り、戻し
プラス、マイナスボタンを2秒長押し


■音量操作
インカム通話や音楽再生中に音量ボタンを短く押す。



音質、安定性チェック



各シーンの音質や安定性を確認する。
ややホワイトノイズが大きく、スピーカー性能が少し低いことを除けばまずまずの音質だ。


音楽


DSC01562.jpg
スマホ(SHARP SHV32)とA2DPで接続し、音楽を再生してみる。
低音はそれなりに出るが高音は弱め。
全体的に音に厚みがなく薄っぺらい。
それでもスカスカというわけではなくそれなりに迫力のある音は出ており、スピーカー位置をちゃんと調整すれば十分音楽を楽しめる。
音量はやや小さめなので、4Riders本体とスマホの両方のボリュームを最大まで上げたところ、100km/hで走行して問題ない程度の音量を確保できた。

ただし、これがスピーカーの限界らしく音割れ寸前の感じがある。
B+comやSENAと比較すると2割くらい最大音量の限界値が低く、全体的に少し薄っぺらい。
TTSはかなりスピーカーの音質が良かったので、やはりここは年代の差だろうか。

ズボンの左前ポケットにスマホを入れて1時間ほど走行したけど、プチっと途切れることは一回もなく安定性はかなり高かった。



FMラジオ


受信感度はそこそこ良くて、走行中にも割りと問題なくラジオを聴ける。
スピーカー性能が低めなのでFMラジオの音質も相応に落ちてしまうが、チューナーそのものはそこそこ良いようだ。



4台チェーン接続して動画をとってみた


4dirdersを2台と、6Ridersを2台の合計4台でチェーン接続をしてきた。

■接続状況
6Riders----4Riders----4Riders----6Riders
M君    T先輩   まさきち  K先輩
静かな山の中を走行した動画は以下の通り。


■音質
人の声はそこそこクリアに聞こえるが、ノイズリダクションが弱く、風切り音やエンジン音をかなりインカム通話にのせてしまう。
動画ではそれほど気にならない程度でも、実際はB+comやSENAとはやはり全然ノイズリダクションの効きが違う。

60kmで走るのはOK、高速はたぶんかなり厳しい。
という感じだ。



■安定性
ペアリングのリセット機能を実装しておらず、いろんなところにペアリング情報が残ってしまっていた事が原因かもしれないが、4台接続はかなり不安定だった。
一番端のM君は全体の1/3しか繋がっておらず、繋がったとしてもK先輩の声はほとんど聞こえていない。
T先輩の声も少し小さめ。
逆に、僕とK先輩は非常に快適で、音質も安定性もかなり良かった。



■通話距離
あまり距離を離さなかったけど、安定している僕とK先輩の間は200m程度離れても全く問題なし。
T先輩とは100mくらい離れるとノイズがのりはじめて会話がやや困難。
離れすぎなければとりあえず会話は大丈夫だった。



■インカム通話はどうなのか
2台接続であれば安定性は十分。
3台ならなんとか。
4台はかなり厳しい。
という結果になった。
6Ridersも4Ridersもペアリングの仕方次第で改善される可能性はあるけど、なかなかコツをつかむのが難しいかもしれない。
テストした回数が少ないので断定はできないけど、3台までであれば大丈夫だと思う。



6Riders持ちなら拡張用に使える


それでは総合して良い点、悪い点をまとめる。

良い点


・3台接続なら会話可能なので6ridersとあわせて激安3台通話
・若干軽い
・FMラジオは実用レベル


悪い点


・4台接続は厳しそう
・ボタンが小さすぎ&多すぎて操作しにくい
・ボリュームの上下が逆という謎仕様
・スピーカーの音質、音量が少し低い
・マイクのアームがふにゃふにゃ
・充電ポートが特殊
・見た目がいかにも中国製
・生活防水しかうたってないので不安
・ファームのアップデートが無い


6Ridersが有線音声入力とインカム通話を併用できて5000円と安い事で使い道があるけど、4Ridersは単体ではいまいちだ。
4台接続が必要なら上位のTTSで揃えたほうが良さそう。
ただ6Ridersはコスパに優れており利用価値があるので、6Riders 2台と4Riders 1台の計3台で接続する分には、安さと実用性の面でありだと思う。

もし複数の友人が既に6Ridersを持っているなら、1台4Ridersを導入してみてはいかがだろうか。

満足できなければ、全員で思い切ってメジャーメーカーへ切り替えるのもありだろう。


10点満点評価
音楽の音質・・・・・・・・・4
インカム通話音質・・・・・・3
通話距離・・・・・・・・・・4
安定性・・・・・・・・・・・4
操作性・・・・・・・・・・・2
機能/拡張性・・・・・・・・4
取り付けやすさ・・・・・・・5
重さ・・・・・・・・・・・・6
コストパフォーマンス・・・・3
おすすめ度・・・・・・・2!

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Excelvan EJEAS-TTS 中華インカムもデュアルチップの時代へ

EJEAS-TTSの箱
2016年9月頃にアメリカや中国で発売された中国製デュアルチップインカム EJEAS-TTS
ブランドはExcelvan
通話と音楽の併用に対応し、4台接続が可能な中国製ではハイエンドにあたる製品。
インカムは同一メーカーで揃えたほうが安定性が高いので、いまさらEJEAS-TTSをツーリングメンバー全員で揃えなおすなんて事はまず無いのだけど、ふと中国製はどこまで進化したのか気になるから購入してみた次第だ。
自分でもそれだけの理由で片っ端から散在するなんて、バカだなぁと思う。



この記事を見ているあなたも好き者だねぇ。



※2017/11/1 TTSはV4、V6などのEJEAS製品と自社ペアリングが可能であると記載していましたが、V6とは不可能であることが判明しました。
V4とは自社ペアリングが可能です。
他製品についてはコメント欄より情報をいただいていますのでご参照ください。

※2018/1/6 FMラジオの受信可能周波数が日本向けになっていないものもあります。
詳細はFMラジオの項目を参照してください。


中国製品の概要


中国ブランドはLEXINが一番、次にBearidge、その次がExcelvanという感じのようだが、これらはメーカーではなく販売店独自のブランド名。

実際のところはいくつかのメーカーが製造しているのだけど、調べてもなかなか情報が出てこない。
意地になって調べるとようやくメーカーサイトを発見。

シンセンEJEASテクノロジー株式会社
TTSメーカーサイト
バイクやスポーツの審判?とか、Bluetoothインカムを主に手掛けているようだ。
残念ながらファームアップデートの情報はなかったが、本製品はUSB接続ができるので今後に期待したい。
しかし、リンク切れになっているページが多い。
世界中でそこそこ売れているのだから、もう少しやる気を出しても良いのではないだろうか。
尚、同社が手掛ける製品で日本でもよく販売されている製品は以下の通り。

・ V4(4riders)
・ V5
・ V6(6riders)
・ V8(Vetphone V8)
・ E6(EJEAS-E6)
・ TTS(EJEAS-TTS)

前置きが長くなったけど、EJEAS-TTSを見ていこう。

EJEAS-TTSの特徴



■インカム通話と音楽(A2DP/HFP)を両立
なんとインカム通話、音楽、FMの3つ同時が可能という優れもの。
通話しながら、ナビの音声案内をA2DPで聴きながら、FMを聴く。なんてことができる。
Bluetooth4.1対応。

■4台チェーン接続可

■ユニバーサルインターコム対応

■FMラジオ搭載
ワイドFM対応

■通話距離1500m
Amazonには2700mとか書かれてるけど販売店が独自に適当に書いたものと思われる。
メーカー公式には1500mと記載あり。

■防水IPX6

■安い!
海外の通販サイトを見ると1台1.8万円前後で販売されているのに、なぜか日本AmazonではExcelvanから10000円前後で販売されている。

いろいろ突っ込めそうなところはあるけど、スペックは相当すごい。



本体、付属品チェック


EJEAS-TTSの付属品
本体、アームマイク、ワイヤーマイク、スピーカー、クリップ式マウント、貼り付け式マウント、説明書、ポーチ。
マイクとスピーカーは3.5mm 4極プラグで本体に接続する。
汎用ヘッドセットも利用できそうな感じだ。
中国製にしては珍しく、アームとワイヤーの両方のマイクが付属している。
だいたいアーム式のみなので、フルフェイス利用者には嬉しいところ。



DSC01306.jpg
マニュアルはグローバル製品らしく英語、中国語、日本語等、一通りの言語で記載されている。
日本語も若干怪しいところはあるけど、十分内容は理解できるレベルだ。



DSC01297.jpg
本体の見た目はちょっと残念。
もう少しかっこよくできなかったのだろうか。
操作性は悪くは無い。
側面のボタン3つと上部にボリューム等3つ。
側面ボタンは押しやすく、上部ボタンはやや硬くて押しにくいけど不便というほどではない。
ただもう少しボタンが大きく離れていればいいのになぁと思う。



DSC01301.jpg
後方には上から充電用MicroUSB、AUX入力 2.5mm、スピーカー&マイク3.5mm 4pinの3つのポートがある。
なんで充電用USBポートを上面に持ってきたかなぁ。
ステレオポートも後方の縦になってるし、カバーが閉まりきってなかったりするとすぐ浸水しそう。
こういったポートはインカム後方の斜め下がベストのはず。
この設計にした理由がわからないんだけど、中国製に理由を求めるのが間違いか?

ただ、このキャップの閉め具合は良好で、だいたいの位置にあわせて押し込むときちっと閉まってくれる。


DSC01311.jpg
付属スピーカーのコネクタはちゃんと防水仕様になっており、接続するとしっかりと水を止めてくれるようになっている。
2.5mm AUX入力ポートはケーブルを接続していると浸水するかもしれないので、雨天時は利用しないほうがいいかもしれない。



DSC01304.jpg
本体との接続は4pin 3.5mmタイプなので、一般的なヘッドセットが流用できなくもなさそう。
ただ、ヘルメットに仕込めるようなヘッドセットは見たことが無いので、本製品付属のものを利用する以外は、4riders等同じような形式のものを使う程度しか選択肢は無い。



DSC01327.jpg
マイクはワイヤータイプとアームタイプの2種類。
コネクターで付け替えが可能になっている。
スポンジがかなり大きく、中身のマイクも少し厚みがある。



DSC01321.jpg
スピーカーはやや厚みがあり、直径はやや変則的な形をしていてちょっとだけ大きめだけど、ヘルメットへの設置にはそれほど困らないレベル。


操作性


操作性はまずまず。
ボタンが少し小さく押しにくいことを除けば、動作は比較的軽快でさくさく操作できる。
長押し操作も時間が短めに設定されているのでストレスは少ない。
細かな操作方法は省くが、マニュアルの日本語がそこそこまともだし、複雑な操作も少ないのでメジャーメーカーのインカムに近い感覚でOKだ。

それと、若干何言ってるのかわからない事があるけど英語アナウンスもある。
やっぱりアナウンスがあるだけでも全然違ってくるので、これはとても助かる。



ヘルメットへの取り付け


中国製インカムEJEAS-TTSをアライ アストラルXへ取り付け
マウントはとても軽量かつ簡単に取り付けが可能。
特にクリップタイプは取り付けしやすく軽量なのに、そこそこがっちりついてくれる。
取ってをつけてクリップのように開いてヘルメットの隙間に取り付けた後、取ってを外して本体を上からスライドさせてつける。
というようなイメージなんだけど、取って部分は無くてもクリップを開くことができる。



DSC01320.jpg
取ってを外して本体を上からスライドさせてカチっとなったらOK



DSC01323.jpg
貼り付けタイプはちょっと座面が狭いかな?
いくら強力な両面テープでも外れてしまいそうで怖い。



アライ アストラルXに取り付け


中国製インカムをアライ アストラルXに取り付け
クリップタイプで取り付けてみた。
底が浮くことも無くさくっと取り付けが可能。
ケーブル長も十分なので特に不安なく取り付けができた。
取り付けベースは非常に扱いやすく優秀だけど、やっぱりインカム本体はもう少しデザインをがんばってほしいところ。



音質確認



インカムペアリングはどれと可能か?


EJEAS-TTSをインカムと接続
基本的にEJEAS製品であれば全て自社ペアリングが可能なようだ。
手元にはV4とV6しかないが、それぞれ自社ペアリングをしてブリッジ接続ができることを確認した。
さらにコメント欄よりセンニンさんからE6やV8との接続情報もいただいたので、参照していただきたい。

また、ユニバーサルインターコムもサポートしているので、SENAやB+comとも接続は可能だ。
ただし、組み合わせによっては接続できなかったり、片方の声が届かない等、正常に動作しない場合もあるので、こちらもコメント欄を参照してほしい。



スマホで音楽を聴く


音質はなかなか良い。
低音から高音までバランスの良い音。
4riders、6ridersより明らかに良く、SENAよりも上、B+comと同等といったところ。
最大音量もかなり大きく、音割れすることなく聞けるので高速でも十分聞けるレベル。

1時間ほど流し続けてみたけど、特にノイズが入るようなこともなく安定していた。
音楽とFMラジオを聴くことに関してはメジャーメーカーにも劣らない性能だ。



FMラジオを聴く


スピーカーが良いので音質はもちろん良い。
FMラジオのチューナー感度も良く、Dio110でぶらっと走った限りは快適に聞くことができた。
ワイドFMにも対応しているのでAM放送を聞くこともできる。

※2018/1/6 物によってFMラジオの受信可能周波数が異なり、日本では受信できないものがあることがわかりました。
Excelvanは受信可能でしたが品切れ。
リンクしているGAOHOUは受信不可のようです。
FMラジオが必要な方は販売店へご確認ください。


インカム通話


SB4Xとユニバーサルインターコム、6riders、4ridersとは自社ペアリングをして一通りテストしてみたが、いたって普通に通話できるレベル。
マイクの音質もそこそこ良くて通話も快適。

他社との接続についてはある程度仕方ないところはあるが、機種によっての接続はマイク音声が聞えなかったり、音量調整ができなかったりといろいろとあるので注意が必要。
ユニバーサルインターコムについてはメジャーメーカーと比べるとやや安定性に欠ける。
詳細はコメント欄を参照していただきたい。

ノイズリダクションがどれくらい効いてくれるかは走行しないとわからないけど、4riders、6ridersよりは良さそうな感じ。
走行しながらのチェックは気長にお待ちいただきたい。

で、ここで一つ不具合。
インカム通話(ユニバーサルインターコム接続)を終了させるとなんと本体の電源が落ちてしまう。
通常のインカム通話だったらどうなるのかはわからない。
公式サイトにはファームアップについて記載はあるもののまだアップされてないので、今後のアップデートに期待したい。


通話と音楽の併用


EJEAS-TTSをスマホと接続
さて、本製品の目玉機能、インカム通話とオーディオ同時を試してみた。
構成は、EJEAS-TTSをユニバーサル接続にし、6ridersをHFPで接続。
スマホとペアリングをして音楽を流すという形だ。

結果・・・・・
なんと、インカム通話、スマホの音楽、FMを同時起動するとなんと全部聴ける!
最高性能を誇るSENA 20Sでもインカムと音楽 or FM の排他だったのに本製品はなんと全部だ。
全部同時に必要か?と言われると微妙なんだけど、できるにこしたことはない。

用途としては、インカム通話しながらナビ等から案内音声を聞き、FMラジオを聴くという感じか。
こりゃあなかなかすごいぞ。
音質や安定性も単体で試した場合と変わりなくいたって快適だった。



ここまでの評価


相変わらずソロ走行で試しただけで、誰かとインカム通話しながらの走行テストがなかなかできなくて申し訳ないのだけど、現時点での評価をする。

■いいところ
基本性能が非常に高く、動作も快適。
インカム、A2DP/HFP、FMの3つが同時に使える。
※FMラジオは日本の周波数を拾えないものもあり。
高級機にも劣らない音質の良さ。
4台チェーン接続が可能。(試せてないけど)
ユニバーサルインターコムが可能。
英語のアナウンスがあるのでなんとなくわかる。
めちゃくちゃ安い。


■いまいちなところ
ユニバーサルインターコム切断時に電源が落ちるバグがあること。
見た目がかっこ悪い。
上を向いていてキャップ閉め不十分による浸水が怖いUSBポート。


ソロ主体で時々ペアで走る人に適したインカム


1.5万円でこの性能ならなかなか良い線をいっている。
中国製にしては高いが中国製にしてはかなり高性能で、何気にコストパフォーマンスは高い。
電源が落ちるバグがどこまで発生するかわからないが、動作が非常に快適で素性は良さそうなのでチェーン接続もそれなりに期待できそう。
同社製品の下位モデルと組み合わせることで安価に4台接続が可能な点は大きな利点だ。
ただ4riders、6ridersはノイズリダクションがほとんどきかず、エンジン音を拾って高速は厳しいので、できればTTSでそろえたいところ。
V8や新型ローエンドのE6は持ってないのでわからないが、ノイズリダクションがちゃんと動作しているならそれらとの組み合わせも良いだろう。


安価なモデルでは、
・何でもいいから最低価格なら6riders
・飛距離が短く2人でいいなら高音質+音楽併用が可能なデイトナ イージートーク3
という2つの選択肢が有力。
そこに本製品は以下のような使い方をしたい人にとって選択肢の一つになりうるのではないかと思う。

・普段はソロで思う存分、FMラジオと音楽やナビ音声を高音質を楽みたい。
・たまにペアツーリングする際はユニバーサルインターコムでインカム通話とFMラジオや音楽を併用したい。


10点満点評価
音楽の音質・・・・・・・・・6
インカム通話音質・・・・・・6
通話距離・・・・・・・・・・未検証
安定性・・・・・・・・・・・未検証
操作性・・・・・・・・・・・5
機能/拡張性・・・・・・・・7
取り付けやすさ・・・・・・・6
重さ・・・・・・・・・・・・6
コストパフォーマンス・・・・6
おすすめ度・・・・・・・5!


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中華インカム「6Riders」はどれくらい使えるのか?最安インカムレビュー!

6ridersのレビュー

最近増えつつある中国製インカムの代表格、6ridersを入手したのでさわってみた。
全然ダメだろうと思っていた部分が意外と良かったり、え?そこ!?って部分がだめだったり、なかなか面白い製品ということがわかったので、それらを書いいく。



6Ridersの特徴


・とにかく安い!
 アマゾンで一台6000円程度で販売されている。

・ペアリングできる相手は6台までだが、通話できるのは1対1。
 6Ridersという名称から6台チェーン接続可能と勘違いしそうだが要注意。
 ちなみに4Ridersは4台チェーン接続が可能な上位モデルという位置づけ。
 すっごくわかりにくいぞ!

・スペックはかなりすごい
 通話距離1200mとミドルクラス級だ・・・が、いったいどれくらい性能を発揮するのか楽しみながらテストをしてみた。



当ブログでもよく取り上げるウェアラブルカメラでも同じだが、中国製品は使ってみないとどんなものか全くわからない。
時々大当たりの製品が存在するので興味がわいたので試しに購入してみた次第だ。

といっても6Ridesr、4Ridersは中国製品の中でメジャーな売れ筋モデルなので、全く使えないというものではない事はわかっている。
値段の割りに使える!という評判なので、使える!がどれくらい使えるのかを見てみよう。


6Ridersの外観、拡張性


6ridersの本体
いかにも中国製w
ここまで見た目のかっこよさも操作性も無視したものもすごい。
何か全く別の機器の部品を流用したらこうなった、みたいなものだろうか。

まず何がすごいって、このボタンの小ささ。
薄手のグローブならともかく冬グローブでの操作は非常にやりにくい。
ボタンの数が多いだけに、どのボタンを触っているのか感触を確かめながらでないとボタンの配置がわからない。



6ridersのボタン
そしてこれを見ていただきたい。



nc25363.jpg
ではもう一度アップで。


DSC00849-2.jpg
音量調整のボタンが上下逆という驚きの設計wwww
さすが中国!
いくら中国製品をさわっても新鮮な驚きとネタを提供し続けてくれるぜ!



6ridersの外部入力ポートと充電、スピーカーポート
底面には充電用としては非常に珍しい2.5mm 4極プラグと、マイク&スピーカー用の3.5mm 4極プラグがある。
充電用プラグは特殊ではあるが、USBから電源をとれるのは救い。
うーん、MicroUSBにしてくれればいいんだけど、コスト的な問題なのだろう。
ケーブルは2台セットには2本ついている。
もし無くしてしまったら店舗ではそう手に入らないだろうから、補修部品として購入しなければならなさそうだ。



6ridersで外部音声入力を試す
2.5mmポートなんて変換が面倒だなぁと思っていたがふと付属のステレオケーブルが気になって接続してみると、なんと有線オーディオ入力も兼ねていた。
しかもインカム通話と併用が可能。


付属のケーブルは2.5mm⇔3.5mm オスオスステレオケーブルなので、汎用性がある。
ケーブルは硬めで扱いにくく長さは80cm。
お好みで汎用ケーブルを用意してもいいだろう。

尚、マイク&スピーカーは普通の3.5mm 4極プラグなので汎用品が利用可能だ。
ヘルメットに仕込むのに適したものはなかなか見つからないが、バイク以外ならPC用やスマホ用のヘッドセットを使えばハンズフリーで会話ができそうな感じ。
また、聞く専用であれば普通の3.5mmステレオミニプラグが利用可能。
ただし、オーディオテクニカのヘッドフォンはNGでソニーのイヤホンはOKだったので、配列に癖があるようだ。
iphone向けの変換ケーブルらしいものが販売されていたので、利用するヘッドセットやスピーカーによってはこれで解決できるかもしれない。





付属品一式


6ridersの付属品一式確認

本体以外を取り付けるためのベースは挟み込むクリップと貼り付ける両面テープが付属している。
本体とベースは非常に軽量なのだが、このクリップがやたら頑丈で重い。
SENAも同様にクリップが重いので、ここまで強度いらないから軽くして欲しいと思う。

※コメントでベースのプラスチックがもろくてすぐ割れると情報をいただいた。
 中国製品のプラスチックはとにかくしなりがなくて、すぐパキっと割れるが本製品も同類のようだ。

※2016/9/26 さらに追記
割れるのは旧式タイプのクリップで、現在の鉄製クリップであればマウントが割れるような事象は無さそうだ。
クリップ部分がプラスチック製で割れるらしく、実際古いタイプの4ridersはプラ製であることを確認済み。



スピーカーとマイクは4極端子から分岐という形になっている。
マイクがアーム式しかなく、このアームが柔いので走行中に風圧で曲がりそうだなぁ。

充電器はUSBで1.5A出力のもの。
普通のUSBの口なのでわざわざ付属品を使う必要はない。



6ridersのスピーカー
スピーカーの直径はやや大きめで、SB4X、5Xの標準より少し大きい。
厚みも少しあるけど、最近の耳にくぼみのあるヘルメットならなんとか大丈夫そう。
見た目はいかにも安物という感じが出ているが音質はどうだろうか。
左右どちらもコードの長さが同じなので、どっちが左右かわかりにくい。
ステレオなのは間違いないので、気にする人は音楽を聴いてどっちが左右かチェックする必要がある。



6ridersの充電ケーブル
充電ケーブルは特殊でUSB⇒2.5mm 4pinという初めて見るタイプ。
一般的な電気店ではまず売ってなさそうで、アマゾンで調べたところ4riders用ではないが、形状は一致してそうなケーブルを発見。
使えそうな感じはするが、もし中の結線が違っていたら壊れるだろうし微妙だなぁ。
そんなリスクを犯すくらいなら、もう1つ購入したほうがいいかもと思う。



重量


6ridersの重さ
本体は軽いけど、アームマイクとベースのクリップが非常に重くて136gある。
全重量はSB4X(約100g)以上 SENA 20S(約150g)以下。
SENAと一緒でやたらとクリップが頑丈で重いのだがこれは流行だろうか?
B+comのクリップは非常に軽量で、それでも必要十分な強度がある。
もう少し軽量化してはどうだろうか。



ヘルメットへの取り付け


ジェットとフルフェイスにそれぞれ取り付けてみた。


OGK ASAGIに取り付け


6ridersをOGK ASAGIに取り付け
帽体に隙間がないのでベースを両面テープで貼り付けて、本体を接続。
マイクのアームが柔いので○印のあたりを両面テープか何かで固定したほうが良さそうだ。



スピーカーの埋め込み位置
マイクとスピーカーのケーブルが一体となっているので取り回しにくい。
特に左スピーカーはケーブルが短いのでまず左スピーカーを設置してから、右スピーカーとマイクを設置するとやりやすい。




アライ アストラルXに取り付け


クリップの取り付け方法
クリップタイプで取り付けをした。
取り付け方法はSENAとほぼ同じで、帽体の隙間にクリップを突っ込んで、ベースとネジ止めするようになっている。



6ridersをアライ アストラルXに取り付け
がっちりくっついて良い感じなんだけど、ケーブルのコネクタ部分がはみ出して地面にあたってしまう。
スピーカーのコネクタはL字なのでまだいいが、オーディオ入力のケーブルはストレートなのですぐ断線してしまいそう。



マイクの位置
アームマイクしかないのでフルフェイスの取り回しは少し面倒。
顎の下から巻き込んで、口元あたりで両面テープとかを使って貼り付けておくしかな。
マイクはかなり厚みがあってフルフェイスでは邪魔になりやすいのが難点。
ワイヤー式マイクもオプションで用意してくれればいいんだけど、探した限りでは無いらしい。



操作


一応ついている日本語マニュアルを見ながら一通りテストをしてみたが、日本語が怪しかったり間違いがあったりしたので、手元で試した操作一式を書き起こす。
どうやらペアリングのリセット機能は無いらしい。
過去のペアリング情報が残って面倒なことになるので、最低限実装して欲しいところだけど仕方ない。


6ridersの操作方法

■起動、シャットダウン
電源ボタン(メインボタン)を6秒長押しする。
押す時間が長いよ!
一日のツーリングであれば電源は入れっぱなしにするだろうから特に問題は無いだろうけど、ちょっと30分くらい走るなんて時に使いたいと思わない。
気軽さを失ってしまうのは残念なところだ。



■携帯電話やオーディオ機器とペアリング(A2DPとHFP)
①6Ridersの電源がoffの状態から電源ボタンを8秒長押しすると、赤と青に点滅
②スマホでBluetoothを探す PINコード入力を求められた場合は 0000 を入力。
③接続完了


■インカムペアリング
①2台の6Ridersの電源をonにする
②2台のA~Fのいずれかを4秒くらい長押しすると赤青で点滅する。
※A~Fのどれを使うかは自由。
③上記と同じボタンを2台とも1回だけ短く押す
④ペアリング完了し接続


■インカム通話開始、終了
ペアリングをしたA~Fのボタンを1回押す



■携帯電話との接続
本体起動時に自動接続。
または、Phoneボタンを押す。



■携帯電話に出る
呼び出し音がなったらPhoneボタンを押す又は4秒で自動受話



■音楽操作
プレイヤーを操作して音楽を再生。
Phoneボタンを押すと、再生、停止の動作をする。
※AVRCP非対応のようで曲の早送り、戻しは不可。


■音量操作
インカム通話や音楽再生中に音量ボタンを押す。
※それぞれ独立して音量設定が可能。




起動シャットダウンの操作が6秒長押しと異様に長いことと、音量ボタンが上下逆な事を除けばわりとまとも。
インカム接続もボタンを押してから4秒程度とそこそこ早い。
音声案内はないけど多機能というわけでもないのでビープ音だけで十分判断できる。



音質、安定性チェック


それでは各シーンでの音質や安定性をチェックしていく。
どの接続でも共通して言えるのは、スピーカー性能が少し低いことと、ホワイトノイズが少し大きいこと。
いずれも走行していればそれほど気にならないが、ふとちゃんと聞き入った時は気になってしまう。
B+comやSENAと比べたらというレベルで決して不満足というわけではないことは留意していただきたい。



インカム通話


6Ridesrs同士、SB4XやSENA 20Sととユニバーサル接続をして室内で試したところ、マイクとスピーカーの性能不足で少し音質、音量ともに落ちるが十分実用的なレベル。
全く面白みが無いが1時間くらい安定して接続されており、高級機となんらかわりはなかった。
走行すればまた状況は変わってくるので、試し次第結果を記載する。



音楽


Asus Zenfone2 LaserとA2DPで接続し、動画プレイヤー VLCで音楽を再生してみた。
低音はそれなりに出るが高音は弱め。
全体的に音に厚みがなく薄っぺらい。
それでもスカスカというわけではなくそれなりに迫力のある音は出ており、スピーカー位置をちゃんと調整すれば十分音楽を楽しめる。
音量はやや小さめなので、6Riders本体とスマホの両方のボリュームを最大まで上げたところ、100km/hで走行して問題ない程度の音量を確保できた。
mp3の音量(Gain)は89dBと標準値にしている。

ただし、これがスピーカーの限界らしく音割れ寸前の感じがある。
B+comやSENAと比較すると2割くらい最大音量の限界値が低く、全体的に少し薄っぺらいが、思ったよりは音質が良くて値段を考えると大健闘だ。

試しにソニーのミドルクラスにあたるカナル型イヤフォンを接続してみるとかなり良い音が出ていたので、Bluetoothの受信機能は問題なくてスピーカーの限界のようだ。
また、ズボンの左前ポケットにスマホを入れて3時間ほど走行したけど、プチっと途切れることは一回もなく安定性はかなり高かった。

4台チェーン接続して動画をとってみた


おそばせながら4dirdersを2台と、6ridersを2台の合計4台でチェーン接続をしてきた。

■接続状況
6riders----4riders----4riders----6riders
M君    T先輩   まさきち  K先輩
静かな山の中を走行した動画は以下の通り。


■音質
人の声はそこそこクリアに聞こえるが、ノイズリダクションが弱く、風切り音やエンジン音をかなりインカム通話にのせてしまう。
動画ではそれほど気にならない程度でも、実際はB+comやSENAとはやはり全然ノイズリダクションの効きが違う。

60kmで走るのはOK、高速はたぶんかなり厳しい。
という感じだ。



■安定性
リセットができず、いろんなところにペアリング情報が残ってしまっていた事が原因かもしれないが、4台接続はかなり不安定だった。
一番端のM君は全体の1/3しか繋がっておらず、繋がったとしてもK先輩の声はほとんど聞こえていない。
T先輩の声も少し小さめ。
逆に、僕とK先輩は非常に快適で、音質も安定性もかなり良かった。



■通話距離
あまり距離を離さなかったけど、安定している僕とK先輩の間は200m程度離れても全く問題なし。
T先輩とは100mくらい離れるとノイズがのりはじめて会話がやや困難。
離れすぎなければとりあえず会話は大丈夫だった。



■結局のところ・・・
2台接続であれば安定性は十分で、ノイズリダクションが弱いことを除けば合格点。
一般道ならOK、高速は厳しい。

チェーン接続となると3台ならぎりぎり一般道はOK、高速はNG、4台は非現実的という感じだ。
ただ、先にも書いたけどペアリング情報が残っていたことが悪さをしている可能性がある。


お試し機、サブ機としては十分合格点!


それでは総合して良い点、悪い点をまとめる。


良い点


・6000円というとんでもない安さ
・若干軽い
・音声入力有線ポートがあってしかもインカム通話と併用可


イマイチな点


・電源on/offが6秒も長押ししなければならない
・ボタンが小さすぎ&多すぎて操作しにくい
・ボリュームの上下が逆という謎仕様
・スピーカーの音質、音量が少し低い
・マイクのアームがふにゃふにゃ
・充電ポートが特殊
・見た目がいかにも中国製
・生活防水しかうたってないので不安
・ファームのアップデートが無い


悪い点のほうが多いが、なんといっても1台あたり6000円という安さがすべてを吹き飛ばしている。
また音声入力有線ポートがインカム通話と併用可能なのは素晴らしい。
有線ケーブルの接続の手間はあるけども、ナビ音声や音楽を聴きながらインカム通話ができるというのは大きなメリットだ。
ソロでラジオや音楽中心だったり、ペアでちょっと会話できればいいという程度であれば十分使える。
逆にチェーン接続をすることが目的となる4ridersは現実的な接続は3台までとなるので、メリットがあまり無い。


少し高くなるけど、デイトナのイージートーク3が非常にすばらしいので、有線入力が必要なければイージートーク3もあわせて検討するといいだろう。


10点満点評価
音楽の音質・・・・・・・・・4
インカム通話音質・・・・・・3
通話距離・・・・・・・・・・4
安定性・・・・・・・・・・・5
操作性・・・・・・・・・・・2
機能/拡張性・・・・・・・・4
取り付けやすさ・・・・・・・5
重さ・・・・・・・・・・・・6
コストパフォーマンス・・・・4
おすすめ度・・・・・・・3!

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