2016年08月の記事一覧

バイク用品(インカム、ヘルメット等)、ウェアラブルカメラ、キャンプ道具を買いまくって、レビューのためにツーリングをする様子を公開するブログ。

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2016年08月の記事一覧。バイク用品(インカム、ヘルメット等)、ウェアラブルカメラ、キャンプ道具を買いまくって、レビューのためにツーリングをする様子を公開するブログ。

2016-08-27 SENA
SENAのベストセラーSMH10の後継機で2016年5月に発売されたSENA 10Sを購入したのでレビューをする。2016年8月時点のバイク用インカム業界の様相は以下のような状態だ。世界ではSENAがシェアNo1で、特に最高級機のSENA20Sは発売から2年以上がたった今でも圧倒的な実力を持っている。日本市場ではBlustoothインカム黎明期の爆発的な普及に一躍買ったB+comが現時点でも一番の売れ筋。価格帯は最高級機のSB5XとSENA20Sがスペック上は良...

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2016-08-26 フルフェイス
アライから最高級ラインナップ初のツーリング特化型ヘルメット アストラルXが今年の6月に発売になった。アウターバイザーのプロシェードに巻き込み風防止の後付チンカバーも付属する充実ぶり。インナーバイザーといったギミックを許容しないSNELLを重視する姿勢のため、アウターとなったプロシェードの実力を知りたく購入を決意。これが意外と良くて、Z7やKAMUI2とも比較した上でメインとなったので、是非おすすめしたい。早めに...

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2016-08-23 フルフェイス
ショウエイのメインストリームにあたるZシリーズで、2014年に発売された現行モデルとなるZ7を購入したので、今更ながらレビューをする。ヘルメットの使用暦はざっと・・・2000年 アライ   フルフェイス アストロM → 数ヶ月で盗まれる2000年 アライ   フルフェイス ラパイドM2001年 アライ   フルフェイス アストロJ2002年 アライ   ジェット     SZ-M2009年 アライ   フルフェイス アストロTr2013年...

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SENA 10S 国内シェア拡大の起爆剤になれるか? 売れ筋ミドルクラスのレビュー

  •  投稿日:2016-08-27
  •  カテゴリ:SENA
SENA 10Sのレビュー
SENAのベストセラーSMH10の後継機で2016年5月に発売されたSENA 10Sを購入したのでレビューをする。

2016年8月時点のバイク用インカム業界の様相は以下のような状態だ。

世界ではSENAがシェアNo1で、特に最高級機のSENA20Sは発売から2年以上がたった今でも圧倒的な実力を持っている。
日本市場ではBlustoothインカム黎明期の爆発的な普及に一躍買ったB+comが現時点でも一番の売れ筋。
価格帯は最高級機のSB5XとSENA20Sがスペック上は良く似た感じではあるが、安定性はSENA20Sに軍配。
ミドルクラスは良い感じにこなれたSB4Xに対し、SENAは2010年発売でありながら4台接続が可能な超ロングセラーのSMH10。
機能は良いし安価だったが音質が悪かったようでSB4Xの後塵を拝した形になる。


そのSMH10発売から6年の歳月を経て新モデルSENA10Sが登場した。
SMH10の弱点を克服したであろう新製品の実力はいかに?

最上位機種 20S、SMH10との違いは?



20Sから見ると、
・チェーン接続台数が8台から4台になった
・デュアルチップからシングルチップとなりインカム通話と音楽等の同時利用ができなくなった
・外部の音を聞くアンビエントモードがなくなった
・ミュージックシェアリング(タンデム用A2DP音楽共有)がなくなった


SMH10から見ると、
・スピーカーとHDオーディオ対応で音質が良くなった
・通話距離が900mから1600mに伸びた
・ワンタッチでグループ接続するグループインターコム追加
・ラジオ(FM)追加


他に細かな点で違いはあるが、代表的な機能としては上記の通り。
今後は20Sと10Sのラインナップになるが選ぶポイントは、
インカム通話をしながら音楽やナビをBluetoothで接続したいか?
チェーン接続が8台必要か?

この2点でどちらかを選ぶことになるだろう。
なお、発売当初は値段が高かったがようやく値下がりしはじめて、2016年11月時点で2.5万円。
20Sが3.2万円、SMH10が2.2万円なのでSMH10と置き換わるころあいになってきた。

SENA 10S外観チェック



SENA 10Sの本体

本体のボタンは2つしかなく、ジョグダイヤル左のLEDが状況に応じて青、赤、緑の3色に光るようになっている。
SMH10よりは見た目がよくなったが、もう少しかっこよくデザインできないものだろうか。




SENA 10Sの付属品一式

付属品は相変わらず豊富で、本体、クレードル(クリップタイプと両面タイプ有り)、スピーカー、ワイヤーマイク&アームマイク、スピーカー位置調整スポンジ、写真には写ってないけど2.5mmステレオミニプラグケーブル、USBケーブル、シガーソケット電源となっている。
クレードルは雨で誤動作を起こしやすい20Sタイプから、接続端子が縦面にあって水没しにくいSMH10と同じ形状になった。
SMH10を持っていないので試せないが互換性があるらしい。
また、スピーカーやマイクがクレードル本体から出ている短いケーブルに接続するタイプに変更となっている。



SENA 10Sのクレードル取り付け方法

SENA 10Sのクレードル取り外し方法

クレードルへの取り付けは簡単で上からスライドさせて、上部を抑えてパチンとはめ込む。
外すときは上部のツメを押さえて取り外すだけ。
20Sはクレードルのボタンを押すと外れるんだけど、10Sのほうがやりやすい。



SENA 10Sと20S、SB4X、SB5Xの外見比較

20S、SB5X、SB4Xと本体およびクレードルの比較。
B+comより左右は短いがクレードルで上下はかなり大きくなる。
アンテナが外に出てない分すっきりしているが、20Sとほぼ同サイズだ。



本体操作とクレードルの拡張性


SENA 10Sの本体側面

本体は後ろ側のフォンボタンと、ジョグダイヤルの二つだけ。
ジョグダイヤルとフォンボタンを同時に押すと起動、シャットダウンだけど、長押し時間が0.5秒くらいでいいので非常に操作しやすい。
B+comが長押し3秒とかなのに比べるとはるかに快適だ。
ジョグダイヤルを押すとインカム通話開始/切断、音楽停止/開始、Enterに相当する選択、まわすと音量調整/曲の早送りやラジオの選局など。
フォンボタンはFM起動やペアリング、各種設定メニューに入る。


押す回数や長押し時間によって制御しているので覚えるのが難しいが、必要な機能に絞って覚えればすぐに快適に利用できる。

■操作例
ジョグダイヤルを1回押すと最後にペアリングした相手にインカム接続、もう1回押すと最後にペアリングした相手とのインカム切断、2回押すとと最後から2番目にペアリングした相手に・・・・・
3回目以降は音声アナウンスによって何番目のペアリング相手か確認しながら操作する。
インカムペアリングは9台まで記録できるので、とりあえずペアリングするだけしておいて、走りながら接続相手を切り替えることができる。

チェーン接続の場合は、1回押して最後の相手と接続、次に2回押して最後から2番目の相手と接続。
というように操作を繰り返すようになる。

インカム呼び出しは20Sと同じで非常に接続が早い。
B+comは押してから3~5秒程度かかるが、20Sや10Sは押してから1秒程度で接続できてとてもスムーズだ。


グループメンバーを一気に接続するグループインターコムは、ジョグダイヤルを3秒間長押し。
手元にある10S 2台と20S 2台の合計4台でグループインターコムを試そうとスマホのアプリで設定をしようとしたが、グループインターコムの項目に10Sが表示されず設定ができない。
よくよくマニュアルを読むと、どうやら10Sと20Sのグループインターコムは別物で設定できないらしい・・・。
20Sはユーティリティーから事前に設定をしておく、10Sはおそらく最後と最後から2番目にペアリングした相手に接続に行くのかな?
20Sとは無理なことがわかったのであまりよく調べてないけど・・・。



DSC00621.jpg

DSC00623.jpg

クレードルの前には3.5mmステレオミニプラグがついていて汎用のスピーカーが利用できる。
後ろには2.5mmステレオミニプラグがあり付属のケーブルで音声入力が可能。
ただし、20Sはインカム通話をしながら有線入力の音声を聞くことができるが、10Sではできない。

うーん、音声入力は大半の人がBluetoothを使うだろうからあまり意味はないなぁ。
デュアルチップでないとBluetooth通話と音楽の同時ができないのは当然だけど、有線くらいは通話と同時にできるようにしても良かったのでは?


本体の後ろのMicroUSBポートは、充電とPCと接続してファームアップデートをするのに利用する。
B+comではできないが、SENAはシリーズ通して充電しながらインカムを利用可能だ。
基本的に最近のインカムはいずれも満充電から10時間以上使えるので、よっぽど走りっぱなしでない限り、一日持たないということはない。
充電を忘れたら休憩中にモバイルバッテリーから30分も充電しておけば数時間は持つが、万が一ということを考えれば充電しながら利用できるのは便利かもしれない。



ヘルメットへの取り付け


10Sはクレードルから出るケーブルが全部後ろに向かっている。
これが少し曲者で取り付けしにくい場合があるので要注意だ。


をアライ アストラルXに取り付け。クレードルの着け方。

アライ アストラルXに取り付け。
B+comだと前方に出ていて顎のあたりからケーブルを組み込んでいるが、同じようにするとスピーカーのケーブル長が足りない。
仕方なくネックパッドの丸い穴にケーブルを通してそのまま押し込んで取り付けた。
特に変なテンションはかかってないので断線などは大丈夫だろう。

クレードルはクリップタイプ。
帽体の間に挟みこんで付属の六角レンチでネジ二本を締め込んで取り付け完了。



SENA 10Sをアライ アストラルXに取り付け

SENA 10Sをアライ アストラルXに取り付け。前後からの見た目

クレードルがかなり下に出っ張っているので少し浮いてしまうのが難点だけど、不安定というほどでもないでのまぁOKかな。



SENA 10Sのマイクをアライ アストラルXに取り付ける位置

マイクは広くなった口元の下のほうに取り付けたけど、真正面は唇が当たることがあるのでやっぱりチークパッド側面に埋め込んだほうがいいと思う。



SENA 10SをSHOEI Z7に取り付け。ケーブルの取り回しが難しい

ショウエイ Z-7に取り付け。
これが曲者で、やはりクレードルから後ろに出ているケーブルの取り回しがやりにくい。
アライはネックパッドと帽体の隙間があるので取り付けやすいが、Z-7はかなりぎちぎちでネック部分の穴にケーブルを通して無理やり押し込んだ。
ただしいつか断線しそうで怖い。
前方の顎横をまわすとケーブル長が足りないので、ちょっと補強してネック部分を通すか、綺麗にしまうのは諦めてパッドの下をはわしておくか、2択となりそうだ。



SENA 10SをSHOEI Z7に取り付け

マイクのケーブルは細くて本当にすぐ断線しそうなので、首周りの帽体とパッドの間をはわして前方へ持っていく。



ショウエイ Z7は口元に余裕がある

マイクは適当に口元あたりに貼り付け。
この位置はちょっと口に当たるのでもう少し下のほうがいいかな。



SENA 10Sをショウエイ Z7に取り付け。全体像

取り付け完了。
左右がえぐれているおかげでクレードル下部が地面に接触せず、ちょうど良く収まってくれている。
ケーブルの取り回しが少し不安だけど、スマートに見えて良い感じ。



なお、SENAは伝統的にクレードルが頑丈で重く、10Sも同様にインカムの中では重量級の部類に入る。
計りが壊れていて計測できないが、クレードルやスピーカーも含めた重量は20Sとほぼ同じ150g程度と思われる。
B+comが100gと軽量なことを考えると、もう少し軽くして欲しいなぁ。



音質チェック


ファームは2016年8月時点最新の1.1.1
20Sも最新の1.6.2

スピーカーは低音重視


SENA 10Sをスマホと接続して音質チェック

まずはA2DP接続で音楽を聴いてみる。
SENA SMH10はかなり音質が悪いと不評で、SENA 20Sは少し改善したのか音質が悪いとまでは感じなかったが、SENA 10Sも20S同等の音質のようだ。
低音重視のドンシャリスピーカーでズンドン強烈に低音を響かせられる反面、高音が破綻しやすく耳が疲れやすい。
個人的にはドンシャリは好きなんだけど、もう少し高音が出るようになればいいのになぁと思う。



インカム同士の通話音質はかなり良い


SENA 10S インカム同士の接続テスト
10S同士の接続、10Sと20Sの接続、どちらも安定している。
まぁ1対1であれば当然のことなのでここからが本番。
SENA 4台でチェーン接続をしてみた。



SENA 10Sと20Sを4台でチェーン接続する

10S----20S----20S----10S

10Sと20S混合ではグループインターコムの一斉接続はできないので、少し手間ではあるが一台ずつ接続をしていく。
メーカーマニュアルには、前方から順番に接続していくことを推奨しているようだが、さほど順番を気にすることなく接続はできた。

中心にいる20Sはどのインカムともかなり高音質で通話でき、4台目となる10S同士でも快適。

メーカーの案内では5台以上の接続をサポートしているのは20Sのみで、一台でも10Sが混じるとだめらしい。
だめというのも全くできないという意味ではなく、安定性や音質が低下して利用できるレベルではないということだと思う。
試してみたいけどこれ以上持ってないので試しようが無いw

ちなみに順番をかえて10Sを真ん中にしてみたりもしたが、有意義な差は感じられなかったので、チェーン4台についてはどう組み合わせても問題なさそうだった。



FMラジオの音質、感度も良い



バイクのノイズが少し心配だったが、車体と頭部で距離があるおかげか結構ちゃんと受信して車ほどではないけど十分楽しめる。
一般的なラジオと同じでスピーカーケーブルがアンテナの役割をしているので、右のスピーカーの取り回し次第で受信感度が変わるのではないかと思う。
ケーブル長は十分あるので頭頂部を通って設置して試した。
実際に走行しながらも快適に聞くことができたので、ソロのときは気分転換にちょうど良いだろう。


SENAのFMラジオをワイドFMに対応させる

なお、SENAユーティリティーの受信設定を日本ではなく全世界にしておくと、90MHz以上も受信できるようになり、>AMをワイドFMで受信できる。
実際試してみたところ、みごとAMを受信して野球中継を楽しむことができた。
FMはFMでいいんだけど、やっぱりAMが聞けるのは楽しみが増えていいね。



バッテリーの持ちは良さそうだけど・・・



製品スペックは以下の通り。

通話時間 12時間
待受時間 10日間
通話距離 1.6km
充電時間 3時間
Bluetooth 4.1

20Sもほぼ同等で、実際の使用時間もおおむねスペック通りだが、まだまる一日使ってないので詳しいところはわかってない。

一点気になること。
20S、10Sともに電源offにしてもかなりの速さでバッテリーを消費してしまう現象が発生している。
例えばB+com(SB213evo、SB4X、SB5X)なら満充電から3ヶ月放置しても、気になるほどバッテリーを消費しないが、10S、20Sともに2ヶ月程度で起動しなくなるくらいバッテリーを消費する。
何もしなくても電力を消費しているのか、バッテリーの自然放電が早すぎるのかはわからない。

10Sは6月下旬に入手したのでまだそういう経験は一回しかないけど、20Sも過去に何度か同様の現象が発生しているので、SENAの傾向ということになるだろう。
基本的にツーリングに行くときは前日に必ず充電するのでかまわないのだけどね。



オプション ハンドルバーリモコン


DSC02211.jpg
インカム本体の操作をグリップに取り付けたリモコンで操作が可能になる、オプションのハンドルバーリモコン SC-HR-01も用意されている。
価格は高めで16000円程度するが、操作が楽になるので興味のある方は以下の記事も参照していただきたい。

4台チェーン接続して動画をとってみた


おそばせながらSENA 10S、20Sを含めた4台チェーン接続でツーリングをしてきた。
主な設定は以下の通り

20S
ファーム:1.6.3
HDインターコムオン
8方向オフ

10S
ファーム:1.2
HDインターコムオン

※20SのマニュアルにHDインターコムはオンでも良いと解釈できる記載があったが、本当はタンデム以外ではオフにすることを推奨している。
詳細はSENA 20Sのレビュー記事を参照してください。

接続状況


10S------20S------20S------10S
T先輩  K先輩  まさきち  M君
交通量が非常に多く大半が市街地という悪条件と、静かな山の中を走行した動画は以下の通り。
オーディオマルチタスク(通話と音楽併用機能)以外はほぼSENA 20S同等の性能なので、評価もほぼ同じだ。
切断された時の状況をお伝えするために切断時の動画を入れているが、一日走ってこういったことは1回程度で、非常に安定しているので安心してほしい。

■音質
風切り音やエンジン音はしっかりとノイズリダクションで排除されており、マイクに風が直接当たらなければ非常に快適。
トンネル内での反響音も軽減されている。
電子ノイズはやや多めではあるが気にならないレベル。

人の声はクリアな音声だけど高音が強く、ちょっと耳が疲れるかな?
これは音楽を聴いた時も同じでスピーカーの限界と思う。


■安定性
一発で接続OK、切断は1回だけ山中を走行中にあったけど再接続はあまり手がかからない。
一応先頭から順番に接続することが推奨されているけど、間が切れた場合は2対2の状態からでも接続ができた。
ただし、接続した時に呼び出し音や接続音が鳴らないのは不便。
接続されたのかされてないのか判断しにくい。


■通話距離
市街地で間に車が多数入って全く見えない悪条件で、200m離れても「信号でとまった」「その前で待ってる」というのを伝えるのが精一杯なレベルながら、ギリギリ通話は可能だった。
しかも接続順序的にジグザグに二つに分断されたので、総距離は600m離れていたことになる。
この通話距離はB+comをはるかに上回っている。

逆に比較的車が少なく見通しが良ければ300mくらいでもほとんどノイズは入らない。
北海道とかなら見通し1000mはいけそうだ。


スマホ経由で通話するRideConnected


別途以下の記事を参照していただきたい。
裏技的に他社インカムでも使うこともできるので、一読しておくと何かと役に立つかもしれない。

総合評価 ハイエンド SENA 20S譲りの高性能インカム!


安定性、通話距離は抜群で動作も快適。

強いてイマイチな点をあげると、
・耳が疲れやすい
・接続音がわかりにくい
・大きくて重い
・ベースの取り付けがしにくい

という程度でいずれもクリティカルな問題では無い。


基本性能はハイエンド20Sそのもので、オーディオマルチタスクやアンビエントモードを省いた程度。
FMも快適だし操作性も良くてインカム通話性能は高い。
価格もこなれてお買い得感も出てきた。
SENAユーザーもかなり増えてきたので接続できる人も増えてくるであろう状況を考えると、周りのメンバーが他社で固めてなければ、とりあえずSENA10Sにしておけば間違いは無いだろう。

10点満点評価
音楽の音質・・・・・・・・・5
インカム通話音質・・・・・・6
通話距離・・・・・・・・・・8
安定性・・・・・・・・・・・9
操作性・・・・・・・・・・・8
機能/拡張性・・・・・・・・5
取り付けやすさ・・・・・・・4
重さ・・・・・・・・・・・・3
コストパフォーマンス・・・・7
おすすめ度・・・・・・・7!


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アライ アストラルX(ASTRAL-X)レビュー ツーリング特化は伊達じゃない!

アライ アストラルX カーブのレビュー

アライから最高級ラインナップ初のツーリング特化型ヘルメット アストラルXが今年の6月に発売になった。
アウターバイザーのプロシェードに巻き込み風防止の後付チンカバーも付属する充実ぶり。
インナーバイザーといったギミックを許容しないSNELLを重視する姿勢のため、アウターとなったプロシェードの実力を知りたく購入を決意。
これが意外と良くて、Z7やKAMUI2とも比較した上でメインとなったので、是非おすすめしたい。



アライ アストラルXをラフロで購入

早めに入手したかったため、新グラフィックのカーブがラフアンドロード川崎店に入荷した当日、仕事を定時で切り上げてお店へダッシュ!
あ、店員さんいないように見えるけど、すぐ横にいるよw

ここ半年くらい定時で帰宅なんて考えられず、毎日日付が変わってようやく会社を出られる日々だったことを思うと、店が開いている時間に趣味のために会社を出られるなんて夢のようだ。
社畜自慢ではないけど、立派な社畜に成長したと思う。



P_20160817_200114.jpg

早速いつもの3Fフロアで出してもらってグラフィックを確認。
後ろのグラフィックがいまいちだけどわりと普通でよさげ。
弊店間際、30分くらい迷って購入決定!




アライ各製品の位置づけ


レビューの前にまずアライのラインナップからアストラルXの位置づけを確認しよう。
アライのフルフェイスは4グレード5製品で構成されていることが多いが、アストラルXの追加で4グレード6製品となった。


・2万円台中盤 ローエンド
HR-MONOシリーズ(簡略内装、CLC帽体)

・2万円台後半 ミドルクラス
QUANTUMシリーズ(名称不定 やや簡略内装、CLC帽体)

・3万円台前半 アッパーミドル
アストロと同グレードでモデルの違うラパイドシリーズ(上位内装、PB-CLC帽体)

・4万円台中盤 ハイエンド
レース向けのRX-7シリーズと、ツーリング向けのアストラルX(上位内装、PB-SNC2帽体)


RX-7シリーズだけレース向けのベンチレーションを装備し、それ以外は通常利用にあわせたベンチレーションを採用している。
アストラルXはプロシェードやチンカーテンが標準装備されており、ツーリング特化モデルとなっている。
なお、プロシェードが気に入らなければRX-7Xと同じVASタイプの普通のシールドが利用可能だ。



外観チェック!


まず外観および各種機能を順番にチェックする。

正面


アライ アストラルXの前面

相変わらず数十年前から変わらないこの感じ。
良くも悪くも一発でわかるアライの形。
前頭部に新型のベンチレーション二つと、口元と、シールド上部のブローシャッターの合計5箇所から空気を取り込めるようになっている。





アライ アストラルXのブローシャッター

アストロIQ等と大きく違う点は、ブローシャッターの風の流れが変わったこと。
シャッターはプロシェードタイプだと上下にスライドさせるタイプになっているが、プロシェードではないVASノーマルシールドは従来どおり開くタイプ。
プロシェードが気に入らなければパーツ不要で交換可能だ。





asutoraruXnagare.jpg

DSC00578.jpg

従来製品は額に直で当たって局地的に額が冷えるだけで、快適どころかむしろ煩わしく感じていたが、アストラルXでは左右に回り込んでこめかみあたりに流れるようになっている。
と公式には書かれているが、実際どこに風が流れているのか気になったので内装をめくってみたところ、パーツ自体はただのストレート構造で、メッシュ部分にゴムシートが配置されており、左右のこめかみ方向に行くと青いメッシュ部分からゴムシートがなくなって風が出てくるようだ。




DSC00390.jpg

頭部の新型ベンチレーションはレバーを前後にスライドさせて開閉する仕組み。
アストロの次期モデルもおそらくこれになるのかな?




アライ アストラルX 口元のベンチレーション

口元のベンチレーションは全閉、半開=口元への風の流れ、全開=口元とシールドの曇り解消 の3パターン。
全開にすると目にも風がきて長時間高速を走ると目が乾くので、基本は半開、どうしても暑かったり曇った時は全開にするような使い方だ。

シールドについては別項目で記載する。




DSC00430.jpg

新型のVASシールド採用によってシールドホルダーが一回り小さくなっている。
不要な突起物を極力少なくして転倒時にひっかかりにくいようにするという思想らしいが、それがどれくらいの意味を持つのかは不明。
また、出っ張りも抑えられているので静音性は少し向上したかもしれない。





後ろ


DSC00568.jpg

うーん、この青の横ラインはちょっとかっこ悪い。
もうちょっと縦か斜めにラインを入れられなかったのだろうか。




DSC00428.jpg

まぁそれは置いておくとして、排気用のベンチレーションは中央のレバーを左右にスライドさせることで、全開、半開、全閉に設定できる。
どっちがどっちかいつもわからなくなるけど。
空力性能を向上する効果もちょっとありそうだ。




DSC00573.jpg

下部にはサイドと中央に排気ダクトがある。
中央はどこから空気が抜けるのだろうか?
ネックパッド内やすぐ上の帽体には空気の通り道はないので、ネックパッド内のスポンジ部分を抜けていくのかな?
効果があるようには見えないけど、何かしらあるのだろう。たぶん。




DSC00585.jpg

サイドのダクトは実際にどこから空気が抜けているのか息を吹きかけて確認してみたところ、チークパッドの外側にダクトを発見。
後方のダクトから負圧を利用してシールド内の空気を排出する仕組みのようだ。
また、ブローシャッターから入ってきた空気も逃していると思われる。





底面 エアロフラップと脱着式チンカバーが優秀


アライ アストラルX エアロフラップ

特に新しくなった部分はないが、エアロフラップによる巻き込み風防止は非常に優れている。
しまった状態でも効果を発揮し、引き出せばさらに巻き込み風を低減できる。




アライ アストラルX 標準付属のチンカバー

さらにプラスして、脱着式のチンカバーが標準で付属。
取り付けは簡単でエアロフラップを引き出して隙間から差し込むだけ。
差し込み場所が少しわかりにくいが、除くと縦のラインが見えるの一度マニュアルを読みながらやると良いだろう。
このチンカバーとても良くできていて、立体的な形をしている。
顎とわずかに隙間を作ることで吐き出した息がその隙間と左右から抜けていくようになっている。




チンカバー取り付け方法

多少息苦しさはあるものの、ショウエイのチンカバーに比べると快適だ。
また巻き込み風もほぼ完全にシャットアウトした上にわずかな隙間から空気が流れて抜けていくのがわかる。

夏はエアロフラップだけで十分だが、冬はネックウォーマーが引き出したエアロフラップにあたって引っ込んでしまうことがあるので、チンカバーを使うと良いのではないかと思う。





DSC00424.jpg

また、従来製品では口元が狭いと不評だったが、本製品は口元のベンチレーションから下の部分が広くなっている。
上唇は相変わらず当たりそうになるが、下唇は広々としていて息苦しさが軽減している。





内装


アライ アストラルXの内装

アライ アストラルXスピーカー取り付け位置

チーク、ネック、頭頂部、顎紐カバーが取り外し可能。
スピーカーはチークパッドに埋め込むようになっていて、カバーを外して丸くくりぬかれたスポンジを外せばOK
発泡スチロールが深さ1cmくらいくりぬかれている。
直径は大きめですごく大きいスピーカーでも埋め込み可能だ。

深さが足りない場合、チークパッドはオプションで販売しているものだし発泡スチロールをちょっと削ればいいだろう。
※自己責任で!




アライ アストラルXにSB4X、SENA20Sのスピーカーを取り付ける

DSC00365.jpg

ためしに各種インカムのスピーカーを埋め込んでみたけど、なかなかいい感じに収まる。
ケーブルの取り回しは裏側を通して取り出す。
もしケーブルが短い場合は帽体にセットする際にカバーの部分を少し引っ張ってケーブルを引き出してからセットすると良い。





アライ アストラルX 内装調整方法

それともうひとつ優れた点は、きつかった場合にチークや頭頂部のパッドからスポンジを外しが可能。
数箇所に取り外し可能なスポンジが入っているので、外すと1mm程度大きくなるようなイメージ。
これでも調整しきれない場合はオプションの内装を購入して調整する。



被り心地


DSC00448.jpg

アストロTrという3世代前の製品と比較すると、チークパッドが若干緩くなっている。
アストロIQから採用されたチークパッド下部の張り出しによって、頬は緩く顎をきつくというコンセプトらしい。
そうかもしれないけど、ちょっと緩すぎる気がするので、チークパッドを標準の20mm厚から25mm厚に変更したところちょうどよくなった。
僕は頬や顎は細めなので、一般的な頭の形の人は標準でちょうどいいかもしれない。

重さを量ったみた。
すべてMサイズで多少の違いはあるものの、概ね僕がそのまま使って問題ないのでサイズ感はかなり近いと思う。

■アストラルX(グラフィック) 1625g
 ※プロシェード外してノーマルシールドの場合 1559g
■アストロTr 1500g
■Z-7(グラフィック) 1381g
■KAZAMI 1808g
■ASAGI(グラフィック) 1499g ※ジェット
■アヴァンド(グラフィック) 1320g ※ジェット


※注意事項 グラフィックモデルはソリッドカラーより比べると20g程度重くなるので、差し引いてみてください。


Z-7と比べるとやはり持った瞬間に重さの違いを感じるレベル。
とは言え、サンシェード付きのフルフェイスではGT-Air(グラフィック)が1525g(公式情報)なので、100g差と考えればまずまずか。
ただやはりもう少し軽くあってほしいとは思う。
実際に被っても数値くらいの差は十分に感じた。


プロシェードの視界は良好


VAS版プロシェード

VAS版プロシェードを半開にする

アウターのシェードは全開、半開、全閉の3つ。
もとのシールドを開けてさらにアウターも開けるとさすがに見慣れない姿に違和感を覚える。



VAS版プロシェードの視界
VAS版プロシェードを半開にした場合の視界
VAS版プロシェードを全閉にした場合の視界

超広角のウェアラブルカメラを突っ込んで実際の視界に近いような写真を撮ってみた。
上から全開、半開、全閉。
全開だとわずかに視界に入るがほぼシェード無しと思って良い。

半開の日よけモードはとても便利。
普段スモークに慣れているので景色もスモーク越しに見ているのだけど、やはり本当に素晴らしい景色の時はクリアで見たくなるときがある。
そういった時にシェードを半開にすると視界はクリアで日差しだけ50%カットしてくれて、非常に見やすいのだ。
半開時はやや風切り音が大きいが、景色を見たい時は速度が遅いので特に問題にはならなかった。


全閉では80%くらいがシェードに覆われた状態となる。
下のほうのシェードが無いのは慣れれば問題は無い。
それより購入前に気になっていたのはブローシャッター部分の隙間だ。
写真でもわかるとおり、1mm程度の隙間があってそこは明るい光が入ってくる。
すごく気になりそうだったが実際に走ってみると意外と気にならなかった。
ただ個人的にはブローシャッターなんてやめて全部シェードで覆ってくれればいいのに。と思う。



新型シールドVASで交換は楽になったが密閉性は改善されず


VASシールドの外し方1

長いことアライの欠点といわれてきたシールドのシステム。
プロシェードを使う場合は交換することがあまり無いが手順を確認。
シールドを開けて黒いレバーを押すと、ホルダーがパカンと外れてシールドがさらに押し出されて浮く。
ホルダーはワイヤーでつながっているので気にせずレバーを押せばOK


VASシールドの外し方2

そのままシールドを少し下げると、本来であれば金色の金具がヘルメット後方に行くところを上の赤丸へ向かって滑り出す。
赤丸まできたらシールドを取り外す。



VASシールドの取り付け方

次は取り付け。
丸で囲った2箇所がはまるようにシールドを配置して、少し抑えながらシールドを開けると金の金具がレバーの位置まですべる。
パチンと金具がレールにはまれば取り付け完了。
最後にホルダー上部の爪を上から下にスライドさせるように引っ掛けて、ホルダー下部を押すとパチンと音がしてはまる。

ショウエイと比較すると、シールドの開け閉めとホルダーを取り付ける作業があるので若干工数は多いが、以前の壊れそうな恐怖感を覚えながらの作業と比べればかなり簡単になった。



VASシールドでも隙間ができてしまう

そして一番気にしていたシールドの密閉性問題について。
アライはシールドを下げてロックした時、ロックの逆側が微妙に浮いてしまって風が入り込んで目が乾いたり、風切り音が発生したりする。
残念ながら今回のVASも改善されていないことを確認した。
写真は息を吹きかけてどれくらい内部に漏れているか、ロックのみとロックして押さえつけた時の比較。
シールドを下げてロックさせた後、右下を抑えて密閉させる必要があるのだが、新型シールドVASになってもこれは同じだった。
シールドホルダーの位置を修正して直るかと試行錯誤したがやっぱりだめ。
非常に残念だ。


ショウエイは一定の位置で左右が同じように動き、最後左下をロックすると右側も密閉するところまでガクっと押さえ込まれるため一発で密閉される。
それに対してアライは最後のロック時の数ミリが右側は下りてないのと、ロックするために押さえ込んだ分、右側が浮いてしまう。
わずかなので大きな影響はないんだけど、真冬は冷たい風が入ってくるのがわかる。
密閉するためには真ん中から右を少し下へ抑えてやる必要がある。


シールドホルダーの位置調整は簡単


VASシールドの位置調整

結論としては密閉性に問題ありということなのだが、これで終わっては面白くない。
極力良い状態に持っていくためにホルダー位置の調整を行う。

丸の部分、2箇所がネジ止めされていて1円玉でまわせるようになっている。
これを左右両方を緩めて動かしながらベストな位置を探っていく。

まず、隙間がなぜ発生するかだが理由は3つ。
1つ目はロックが左にあって左だけ淵ゴムに押し付けられること。
これは左にしかロックがないのだから仕方が無い。


2つ目は左を最後ロックするまで下げた時に右は最後まで下がりきらないということ。
先ほど書いたとおり最後まで下ろした時に自動で押さえ込まれる力が弱いらしい。
ショウエイはかなりこの力が強いので密閉が簡単にできるようになっている。


3つ目はロックするために押し付けた反動で右が浮いてしまうということ。
ホルダー位置の調整でみっちりくっつければくっつけるほど、ロックが硬くなって強く押し付けた結果右が浮く、という悪循環になってしまう。
ということは、シールドをおろしたらさくっとロックされて、その位置で全周が淵ゴムに触れている状態になることが望ましい。

少しでも改善するために3つ目を考えて調整する。



DSC00604.jpg

で、数時間格闘した結果・・・・ギブアップ!!
ビニールテープを貼り付けてみたけど、数日後には剥がれるし、これはあきらめるところかな。



アライのサポートに電話してみた


シールドの密閉性問題について、メーカーに問い合わせたけど顛末がとても長いので興味のある方は開いてみてください。
結論としてはこの状態が製品として正常であるとのことです。


結論は先ほども書いた通り、今の状態が正常であるということと、アライのサポート対応には不満が残る結果になった。


僕が熱烈なアライユーザーになったのは2000年頃、まだ大学生の時のこと。
ネックパッド破損の修理を依頼した際、返却時に発送ではなく興味があったので埼玉のアライ本社に取りに行ってみた。
フロントで対応してくれた方がとても丁寧で、「少し休憩していってください」と言ってコーヒー、お菓子、発売前のバイク雑誌を出してくれたり、雑談でいろいろ話をしてくれたり、アライのステッカーもいただいた。
神奈川から大宮だから片道2時間くらいだし、確か時期は真冬で結構大変だったので労わってくれたのかなと思う。
事務的にささっと渡されて終わるかと思っていたところだったのでとても嬉しかった。

もう一つは、ナップスのイベントでアライの人がきてメンテナンスを受け付けていたので、アストロJのボトムのゴムが劣化して剥がれたのを修理してもらおうと預けたところ、ゴムを貼り付けるだけかと思っていたらゴム自体を交換して直してくれた上に、動きの悪かったベンチレーションまで新品に交換してくれていた。
サービスいいなぁと感心したものだ。


しかし、今回の問い合わせではサポート対応に問題ありだと思う。
まず他の製品はシールドに隙間ができるものなのか確認するため、近所の用品店へ出向き調べてみたところ、同じVAS採用のヘルメットでも大半で隙間ができていた。
ただし7個くらい見た中で2個だけ理想的な動きをするものがあった。

メーカーはどういう設計で作っているのか確認するためにサポートへ電話。
------------------------------
私:
シールドを下ろしてロックをかけると右下が少し浮いてしまうが、これは製品仕様上そういうものですか?
回答:
そんなことないはずですけどね。
ロックをかけたら全周がきっちり密着する設計になっていて、右下を押さえ込む必要はありません。

私:
購入時からこの状態で、マニュアルにあるとおり調整を数時間してみたがどうやっても密着しません。どうしたらいいですか?
回答:
調整が不十分なのでちゃんと調整すればできます。
お客様で調整ができないなら送料元払いでアライへ送ってくれれば調整するので送ってください。

私:
送料負担しなければなりませんか?
回答:
はい。若しくは近くにアライ プロショップがあれば持ち込んで調整してもらえれば改善します。
------------------------------

個人の担当者レベルの話なんだけど、購入者が調整しきれないのが悪いという感じで話をされた。
印象って大事だよね。

それはおいておくとして、具体的におかしいと思った事は・・・

・ロックをかけるだけで密着する設計というなら、調整して出荷すべきでは?
・購入した初期状態から隙間があり、調整してもできないなら初期不良の可能性を考えて送料はアライ持ちにしてくれてもいいのでは?
・展示品の大半は隙間ができているけどそれってどうなの?



電話では伝わりにくいし意思疎通がうまくいってない可能性はある。
けれども、この対応は無いんじゃないかなぁ。
OGKの対応はすごく良かったですよ・・・。

まぁ隙間は致命的なほどではないし、ちょっと面倒だけど右側を押さえ込めば密閉されるのでこのままでも良いんだけど・・・・
ここで終わらせたら(ブログ的に)ツマラナイ!!!

ってことでもうちょっとがんばってみることに。


アライ プロショップのナップスへ持ち込んで相談


購入店ではないので少し申し訳ないと思うが、これもプロショップの役割らしいので問題ないとのこと。
店員さんに伺ったところ、やはりロックをかけるだけで全周が密着するように調整が可能なはずとのことで、シールドの調整をしてもらうが、やっぱり無理。お手上げ!となる。
プロショップで調整しきれないなら初期不良の可能性もあるのでアライへ送って検査してもらうしかないとのこと。
アライへ送るのは定期便があるので無料で送ってくれるらしいけど、とりあえず一回アライに電話してみようということでこの日は持ち帰る。


翌日アライのサポートへ電話すると別の担当者の方が出て対応してくれた。
その方は終始丁寧だったけど、やっぱり送料は購入者負担らしい。
プロショップでだめなら初期不良の可能性を考えて送料負担してくれていいんじゃないかなぁ?
ちょっと時間がたってしまったけど、最初に問い合わせをしたのは製品購入から1週間後くらいなんだし。

P_20161022_112842.jpg

ナップスは近いとは言え20分くらいかかるのでもう送料負担して送ろうか迷ったけど、なんか悔しいので後日ナップスから送ってもらう。
4営業日くらいでナップスから電話がきたんだけど、
戻ってきましたがこれで直ったかどうか・・・一度確認してもらっていいですか?」
となにやら不穏な感じ。

そして取りに行ったら・・・・

やっぱり全然直ってない・・・。
何がどう問題なのか意思疎通がちゃんとできてないとしか思えない。

でもこの状態で送ってきたということは、
「アライのシールドはロックしただけでは密閉されず右下が浮く」
ということ。

これは仕様ということらしい。
進歩ないなぁ・・・。

まぁこれだけ不満を持ちつつも、プロシェードが便利すぎてメインはアストラルXなんだけどね。


インカムを取り付け


アライ アストラルXにSB5Xを取り付け

SB5Xを取り付けてみた。
帽体とネックパッドの間に隙間があるのでクリップ式で取り付け。
アライらしく従来と変わりは無いので普通につけられたし特に問題は無い。



アライ アストラルXにSENA 20Sを取り付ける

SENA20Sはベースの下が出っ張っているので、地面に置くとどうしても片側が浮いてしまう。
丁寧に扱えば転がったりすることはないけど、少し気をつけたほうが良いだろう。

ちなみにマイクはチークパッドの前方に下から埋め込むと邪魔にならずに風切り音も拾いにくくなって良い感じになる。

インカムについてはこちらの記事もご参照ください。

実走しての観想 プロシェードがすごく便利


アライ アストラルXを被ってバイクにまたがる

VASシールドの開閉をしながらバイクにまたがる

やや前傾のVFR800とDio110で走ってみた。
プロシェードはちょっとダサイと思っていたけど、案外普通?
確かにツーリングにきてます!感が強いけどそんなに悪くないような気もする。



それでは走ってみた感想を。

静音性はまずまず


シールドの右下にわずかな隙間があるため、高速に乗ると風切り音が少し聞こえてくる。
一般道を走っている限りはほとんど気にならないので、高速の時はぐっとシールドを抑えて密閉させると疲れが違う。

また、プロシェードの取り付け用部品のせいか風切り音は少し大きめ。
プロシェードの位置は中間の場合はわずかに風切り音が大きいが、不快というほどではない。
各種ベンチレーションを開けても閉めても同じ程度で、どんな状態でも一定で、総合的に言うとやや風切り音が大きめ。という感じ。

音の大きさは
(静か)Z-7の口元ベンチを閉める < アストラルX < Z-7の口元ベンチを開ける (煩い)
風切り音は低音でボオオオオ!となる。
Z-7は高音のピュルルルル!という感じで音質が異なる。




空力特性は意外と優秀


100km/hで走行したところプロシェードを上げても下げてもほとんど差を感じない。
上げたまま横向くと少し押される感じはあるがプロシェードの有無による差異はごくわずかだ。
悪化することを覚悟していた分、ちょっと嬉しい結果となった。



ベンチレーションは標準的だがブローシャッターが良くなった


劇的な進化はないものの、今までまったく使う気になれなかったブローシャッターが、これなら開けてもいいな。と思えるくらいによくなっている。
額に直にあたるわけではなくこめかみに向けて流れており、それがまたサイドダクトから負圧で抜けているような感じで、目は乾かず顔面が換気されている。
従来製品やZ-7に比べての話ではあるが、全体がまんべんなく換気されることで全体がクールダウンされるような感じだ。



欠点はあるがツーリング特化は伊達じゃない



シールドの密閉性問題は何年後になるかわからないけど、次のシステムへの課題として真剣に取り組んでもらいたい。
ライバルのショウエイは密閉性を売りにして静音をアピールしているし、実際Z-7の密閉性はすばらしいものがあった。

そろそろSNELL固執をやめたり、シールドシステムの大転換等、思い切った策に出てもらいたいものだ。
まぁショウエイはショウエイでいつまでも巻き込み風対策が不十分だったりするので、一概にどちらが良いとか悪いとかではないけど。
特許とかいろいろあると思うけど、お互いに良い所を認めて自社製品に活かしてほしいと思う。

このままではOGKや海外勢に追い抜かれてしまうのではないかと、老婆心ながら長年のアライユーザーとして心配になってしまう次第だ。


結構辛口なことを書いたが、プロシェードやチンカバーが非常に良く出来ているので、ついつい惜しい!という気持ちで書きたくなってしまう。
プロシェード半開の日よけが予想以上に便利で、ツーリング先の景色を堪能できる点が特に気に入った。
4.5万円と最高級の部類だが、これひとつで夏も冬も、朝も夜も適応できるのは大きなアドバンテージ。
ツーリングがメインならおすすめだ。
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軽いは正義!人気独走中のショウエイ Z-7のレビュー

shoei z-7を被って確認

ショウエイのメインストリームにあたるZシリーズで、2014年に発売された現行モデルとなるZ7を購入したので、今更ながらレビューをする。
ヘルメットの使用暦はざっと・・・

2000年 アライ   フルフェイス アストロM → 数ヶ月で盗まれる
2000年 アライ   フルフェイス ラパイドM
2001年 アライ   フルフェイス アストロJ
2002年 アライ   ジェット     SZ-M
2009年 アライ   フルフェイス アストロTr
2013年 OGK     ジェット    アヴァンド
2014年 OGK     ジェット    アフィードJ
2016年 ショウエイ フルフェイス Z-7
2016年 アライ   フルフェイス アストラルX


という感じでアライ一辺倒だったが、最近のアライはちょっと面白みが無いしショウエイも被ってみたいなぁと。
インナーバイザー付きのGT-Airか、軽量なZ-7か・・・・。
バイザーの使い勝手はなんとなく想像できたが、軽量さは走ってみないとわからないと思い今回はZ-7を選んだ。
2014年発売でもう2年が経過しており、ちょっと時期を逃した感はあるけど気になったのだから特攻するしかないな!

ということで、赤のVFRに乗っているのにライムグリーンをチョイスしたので感想を書いてみる。


プレミアヘルメットメーカーの傾向を簡単に


506849ta-45-motorsports-arai.jpg

・アメリカのSNELL規格を重視した防御性
 ※大きな衝撃や複数回の打撃に耐えられるよう硬く作られているため重い
 ※急な角度をつけず滑らかで丸みのあるフォルムは転倒時に引っかからず滑る

・帽体が小さい

・ギミックが少なくモデル毎による違いが小さい



shoueirogo.jpg

・欧州のSHARP規格を重視した防御性
 ※車のバンパーのようにぶつかって潰れることで衝撃を緩和することを重視しているため軽い

・帽体が大きい
 ※衝撃緩和のスペース確保のためかな?

・スタビライザーやインナーバイザー、システムヘルメット等のギミックが多くモデルによって特色がある



どっちが安全か?なんてのは僕にはわからないけどよく言われるのは、
パッシブセーフティーは重装備のアライ
※事故った場合の安全性

アクティブセーフティーは軽量なショウエイ
※疲れを軽減して事故を回避するという安全性

という方向らしい。

プレミアムヘルメット市場を二分する2社であれば安全性はどちらも問題ないだろから、あとは被り心地や使い勝手の好みで良いだろう。
もちろん、最近急成長しているOGKにも良い製品はたくさんある。


尚、Z-7はショウエイ製品の中でも特に軽量なモデルで、Mサイズで1400g前後とSNELLを通した製品より150gくらい軽い。
この差がどれほどのものなのか・・・。
評判は、すごく軽い、すごく静か、すごく涼しい、となにやらとんでもなく高い。
比較対象は13年前に発売したアストロTrと、2016年登場で最上位クラスのアストラルXになるので、同ランクでもないし同世代でもない点と、やたらと評判が良すぎて期待値が高いところからスタートしているが、それを踏まえて読んで欲しい。



外観チェック


正面


shoei z-7の正面

shoei z-7のベンチレーション

shoei z-7の口元のベンチレーション

アライと比べるとシールドが一回り大きくて帽体の全体を覆っている。
オーソドックスに額と左右の3箇所にベンチレーションを配置。
口元は3段階で、全閉、口元へ流れるタイプ、シールド&口元に流れるタイプの3つ。






DSC00264.jpg

首元の下の部分が大きくえぐれているのが特徴。
顔を横に向けた時に肩に当たりにくいようにという配慮だ。
通常であればあまり意味は無いがごつい肩プロテクターを着けると時々あたることがあるので多少は意味があるかな?という程度。
後方は控えめなスタビライザーが少し出っ張っている。



後ろ


shoei z-7の後方のベンチレーション

排気用のベンチレーションは左右にスライドさせるスイッチは3段階で全閉、半開、全開となっている。



底面はチンカーテンに改良の余地あり


shoei z-7の口元

ショウエイは伝統的に口元が広いく、アライのエアロフラップのようなものもないため開放感が強い。
ただしこのままでは巻き込み風が多めで、長時間の高速走行では目が乾きやすくなる。



shoei z-7のチンカーテン取り付け

そこでZ-7ではチンカーテンが標準で付属しており、シェルと内装との隙間に差し込んむようになっている。
ちょっと狭いけどチンカーテンはつけたままでもヘルメットを被ったり脱いだりできる。
取り付け、取り外しはとても簡単。





shoei z-7のチンカーテン

このチンカーテン、良い点と悪い点がはっきりしている。
チンカーテンをつけると巻き込みは大幅に軽減できるため目は乾かなくなるが、顎下全体を覆う上にかなり密着するため息の抜けがすごく悪く、夏の停車時はシールドをあけても息苦しさを感じる。

夏場は外しておいて高速は少し我慢が必要、つけたら息苦しい、夏以外はつけっぱなしでOKという感じだが、夏も快適に走りたいので僕はこの中間的なチンカーテンがほしい。
この点はアライのほうが優れているなぁ。



内装は秀逸だけどせっかくのスピーカー穴が小さすぎる


shoei z-7にスピーカー取り付け

頬(首周り含む)、頭頂部、ベルト部分といった基本的なものすべての内装が取り外し可能で、インカムのスピーカーを埋め込む穴もある。
標準では穴をふさぐスポンジが取り付けられているが爪で引っかかっているだけなので、簡単に外せる。




shoei z-7にSB4X、NEO、SENA20Sのスピーカーを取り付け

ただこの穴のサイズが小さくてほとんどのインカム用スピーカーが綺麗にはまらない。
SB4XのオプションスピーカーNeo、SB5X/SB4Xの標準スピーカー、SENA20Sの標準スピーカーを試したところ、きれいにはまったのはNeoだけで他は微妙にはまらない。
必ずしも穴にはまらなければらないわけではなく、耳が痛くならない程度の場所に取り付けができればいいのだが、人によっては耳周りに余裕がなくて痛くなるかもしれない。
せっかく穴をあけるのであればもう少し大きくしておいて欲しかった。
ショウエイの場合は耳の部分はチークパッドではなく帽体になるので、そうやすやすと削って穴を広げるわけにもいかないしなぁ。
幸い僕は綺麗にはまらなくても耳に余裕があるので大丈夫だったけど。



かぶり心地は頬で支える感じが強い


shoei z-7の被り心地

ショウエイはMサイズが57cmで頭部周りはドンピシャ。
ショウエイのほうが頬がきつくて頬で支えている感じが強いがこれはこれで良い感じ。
頬がこんな感じでアライより押しつぶされる。
帽体サイズによるけど内装を変更することで多少の調整はできるのだが、別売りの内装が高い。
チークが実売4500円、頭部が実売が4000円程度。(アライは3000円程度)
ほか小物含めて同一サイズの全セットだと8000円くらいだけど、サイズ調整で個別に別サイズを購入すると割高になってしまう。


被る前の手に持った時点でもう軽いというのがわかる。
実際に重さをはかってみたところ、Z-7は1381g、アストラルXは1625gだった。(いずれもMサイズ)
アストラルXはアウターサンシェードがついているので、これを普通のシールドに交換すると1559gとなり、Z7との差は138gとなる。
フルフェイス最軽量はおそらくOGKエアロブレード3で1300g程度らしいが、Z-7も良い勝負をしている。

ちなみに、OGKのジェットヘルメット アバンドは1320g、同じくOGKのインナーサンシェード付きジェット ASAGIは1499g、ジェットと比較できるくらいフルフェイスとしてはかなり軽い部類になる。




メガネはテンプルの張り出し具合が重要!


shoei z-7を被ってメガネをつける場合の注意点

うーん、、、なんでこうなる?
メガネを下げてもしばらく走っているとメガネが眉の辺りに固定されてしまうのだ。



DSC00476.jpg

そこで複数のメガネを試したところメガネによって違うことが判明!
何度もメガネと内装を見比べたところどうやら原因はここらしい。
写真はもうテンプルを調整した後だが、イメージ的には赤のラインにあったような感じ。



shoei z-7のメガネスリットを確認

テンプルが外に向かっていたり幅のあるメガネだと、チークパッド上部のスリットにはまってしまい上にビョン!ってあがってしまう。
このメガネが使えないのは困るので、ちょちょっとテンプルを曲げて顔に密着するようにしてみると改善した。
良かった良かったw
試着した際にメガネがこうやって上に固定される場合は、メガネのテンプルを確認してみよう。

ちなみにアライはこのチークパッド上部のスリットの幅が広くて、メガネの形状にほとんど影響されないようになっている。





シールドシステムは非常に優れている


シールドはZ-7から採用されたCWR-1という現行タイプ。
このシールドは以下2点において非常に優れている。

①シールド交換がすごく楽
shoei z-7のシールド交換方法

シールドを最大にまで開けて、レバーを後ろへ引っ張ってシールドを浮かせるだけ。
5秒もあればシールドを外せるという簡単設計。



shoei z-7のシールド取り付け手順

取り付けはもっと楽で、○の部分をあわせて上から押すだけでOKだ。
アライの2015年以降のモデルはVASシステムで大幅に改善されているが、まだ主力として販売されているアストロIQやラパイドIRは旧システムで少し面倒。
僕は最初からずっとアライだったので作業も慣れいるが、ショウエイのほうが圧倒的に楽であることは間違いない。




②ロックをかけた際の密閉性が非常に高い
shoei z-7はシールドの密閉性が高い

ショウエイは伝統的にシールドを稼動すると左右が同じようにガクガクと段階を踏んで動く。
シールドのロックはアライもショウエイも左にあるのだが、アライは左右が均一に動かないためロックをしても右側の一部がちゃんと密閉されず、隙間ができてしまう。
密閉させようとするとロックをかけた後に右側を押してやらないといけない。

それに対してショウエイは左右が同じポジションで動くようになっているおかげで、左のロックをかけるだけで右まで全てが密閉される。
密閉性が高ければ隙間風で目が乾くこともないし、風切り音が入ってくるのも大幅に軽減できる。





shoei のスモークシールドの色味

とても優れたシールドシステムだが、不満がひとつ。
スモークの色がどうも気に入らない。
アライやOGKのスモークはただグレーにしただけだが、ショウエイはやや黄色がかっている。
ダークスモーク、メロースモーク、いずれも同じ傾向だ。
推測だけど、最近流行のPCメガネみたいに青の波長をカットすることで目の負担を下げているのだと思うが、夕焼けっぽく見えてしまって「もう夕方か~」なんて気分にさせられてしまう。
ネットで調べてもそんな事を書いている人はいないので僕だけだとは思うけど、気分というものはとても大事なので書いておくw
残念ながらミラー以外の社外品がないため、現状では黄色がかったスモークしか選択肢が無いので我慢するしかないのだろう。

ショウエイのダークスモークはアライのスモークより薄めではあるが、外からはぎりぎり顔が見えないくらいにはきいている。



インカムの取り付けイメージ


shoei z-7にSB5Xを取り付ける

B+com SB5Xを取り付けてみたが、なかなかかっこいい。
デザインと調和が取れているなぁ。
淵に隙間があるのでクリップタイプを使っている。
チンカーテン無しでは巻き込み風が酷すぎるのでチンカーテン有りがデフォルト。
で、チンカーテン有りなら巻き込み風がほぼ無いのでマイクは口元の適当な場所に両面テープで固定すればOKだ。



shoei z-7にSENA 20Sを取り付ける

SENA 20Sを取り付けてみた。
アンテナが帽体に近いのでシールドに干渉するかと心配したがなんとか大丈夫。
下端のカットラインのお陰でSENA20Sのベース下の出っ張りが地面にあたらずバランス良く置けるようになった。



shoei z-7へのSENA20Sのベース取り付け方法

ただし取り付け、取り外し時のネジ止めは少しやりにくくて、チークパッドを外してある程度差し込んだ状態で締めて、最後はぐっとベースを押し込んで取り付けている。
ちゃんとやれば問題は無い。


インカムについては以下の記事もご参照ください。

ベンチ性能、静音性は手堅く標準レベルだが、その軽さは想像以上!


shoei z-7を被ってバイクにまたがる

バイクはやや前傾のVFR800とスクーターのDio110の二台で走ってみた。
色は・・・思ったより悪くないかな?

軽さは想像以上
やはり真っ先に感じたのは軽くて疲れない!ということ。
首を左右にふるのも楽だし、まっすぐ向いているだけでも楽に感じる。
この後実際に一日被ってみたけど、疲労を感じることはほとんどなく、たかだか200gの差でこんなにも違うのか・・・・と実感した。


■空力特性、ベンチレーションは標準レベル
空力特性についてはアライと大きな差はなく、公道で出す程度の速度では誤差の範囲。
頭部のベンチレーションの効きはまずまず。
局地的に風が当たる感じが強いのは、頭頂部に風を流すラインが彫られている影響だろう。
口元のベンチレーションはよく効いており、全開にすると目が乾くので、基本は半開がいいかな。


■巻き込み風はチンカーテンで防ごう
顎下からの巻き込み風はやはりあまり制御できているとは言えない。
角度によっては目が乾いてしまうことがあった。
チンカーテン有りでは信号でとまるとシールドをあけても息苦しく、逆にチンカーテン無しは巻き込み風が多め。
夏以外なら息苦しさは軽減されるだろうが、ツーリングシーズンである夏の快適性が劣るのは少々残念。
何度も書くが僕はこの中間的なチンカーテンが欲しい。
不要な部分をカットして少し隙間を作ってみようかなと考えている。


■静音はそこそこ
バイクや乗車姿勢によって風の流れが違うため相性はあるが普通レベルだと思う。
特に口元のベンチレーションを開けると風切り音がかなりする。
優れているのは、シールドをさっと閉めるだけで密閉されることだろう。
アライの場合はロックした後に右側を押さえないと密閉されず、そこから隙間風や風切り音が発生するという欠点がある。

端的に言うと、ショウエイは手軽に密閉されて静かになる、アライは一手間かけたら密閉されて静かになる、つまるところショウエイのほうが楽。
ということだ。

Z-7の評価


Z7gazou-2.jpg

ソリッドカラーで実売3.5万円程度。
巻き込み風の制御は甘いが、驚異的な軽さと良くできたシールドシステムは素晴らしい。
無難でそつのないアライに対して、ターゲットを絞って挑戦的なショウエイという企業姿勢を体現している。

Z-7は2014年4月発売に対し、アライも2016年から続々と新システムを採用したヘルメットを発売してきているが、軽量コンセプトのモデルは用意されてないので、同系統のヘルメットはZ-7一択という状況に変わりはない。
OGKのRT-33やエアロブレードの新型が出てくるまではまだまだ独走しそうだ。

少しでも軽く、首や肩への負担が少ないことを望む人はZ-7しかない。
それと、初めてのヘルメットで迷っている人はとりあえずZ-7にしておけばOK!と言えるくらい、出来が良い名品だ。

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