2017年04月の記事一覧

バイク用品(インカム、ヘルメット等)、ウェアラブルカメラ、キャンプ道具を買いまくって、レビューのためにツーリングをする様子を公開するブログ。

月別アーカイブ:2017年04月

2017年04月の記事一覧。バイク用品(インカム、ヘルメット等)、ウェアラブルカメラ、キャンプ道具を買いまくって、レビューのためにツーリングをする様子を公開するブログ。

2017-04-26 ウェアラブルカメラ/ドラレコ
なかかな普及の進まないバイク用ドライブレコーダー。あって損は無いと思うので少しでも興味のある人は本記事を参考にして欲しい。普及が進まない理由は、・バイク用ドライブレコーダーがほとんど無い・あっても価格が高い・電源やステー等、作業に手間がかかる前者の2点はバイク用品パーツメーカーの努力次第で、最後の1点はバイクメーカーが標準でUSBポートをシーと下につけたり、設置スペースを確保しておいてくれればいいのだ...

記事を読む

2017-04-18 SENA
2017年12月、ついにSENAから新しい通信規格を採用したメッシュネットワーク搭載の30kが登場。自動経路制御を搭載した機器としては、日本未発売のカルド PackTalkと2017年7月発売のB+com SB6Xに次いで3番目。先行するSB6XはBluetoothを採用しながらペアリングと接続を工夫することで自動経路制御を実現したのに対し、30kは新しい通信規格のメッシュネットワークを採用。BluetoothはSENA 10S相当で極普通なので、期待のメッシュネッ...

記事を読む

2017-04-16 フルフェイス
OGKの中でも安価な部類のKAMUI2もともと期待値が低かったのだけど、使ってみると予想を上回る良い製品だということがわかった。ショウエイのGT-Airに手が届かない人は、是非一度試してみてはいかがだろうか。今回購入したのは、グラフィックモデル STINGERの青色。OGKはグラフィックモデルとソリッドモデルの値段差があまりないので、悩まず好きなグラフィックを選べる点がありがたい。グラフィック的にはCLEGANTシリーズが好きな...

記事を読む

バイク用ドライブレコーダーの選び方 電源連動ウェアラブルカメラがおすすめ

IMG_4235.jpg
なかかな普及の進まないバイク用ドライブレコーダー。
あって損は無いと思うので少しでも興味のある人は本記事を参考にして欲しい。

普及が進まない理由は、
・バイク用ドライブレコーダーがほとんど無い
・あっても価格が高い
・電源やステー等、作業に手間がかかる


前者の2点はバイク用品パーツメーカーの努力次第で、最後の1点はバイクメーカーが標準でUSBポートをシーと下につけたり、設置スペースを確保しておいてくれればいいのだけど。
防水、防塵が必要な影響で高価になりやすいことや、故障等によるサポートの費用もかかる事を考えると、専用品を販売するのが難しいのは理解できる。
ただ、海外では安価でそれなりの耐久性の製品も数多く出回っているので、それらを日本語ローカル化して販売するだけでも十分だとは思う。
これだけ車で普及しているにも関わらずバイクは全くなので、業界全体で推進してもらいたい。

さて、そんな文句ばかり言っていても仕方ないので、現状ある製品でドラレコをつけるならどうするか、何がいいのかをまとめる。
メインのVFR800には4台のカメラを取り付けて全方位撮影しながら走行しているので、この経験を活かして紹介したい。



ドラレコの必要性


今のところ僕は一度もお世話になった事は無いのだけど、何度かひやっとした事がある。
もしあの時事故になっていたら、きっとドラレコの画像をもとに正確に事故状況がわかっただろうなぁ。
そう思う事が一度でもあったなら、ドラレコ導入の価値はわかるのではないだろうか。
最近よく事故動画を見て、自分への戒めだと思うようにしている。
もちろん事故を起こさないことが一番だし、事故になっても命を守るプロテクター類をしっかりする事も大事だ。
それでも、その後のことを考えるとやっぱりドライブレコーダーが欲しいと思う。


事故以外での使い道


vlcsnap-2015-09-10-15h03m07s320-2-2.jpg
僕は事故時の記録として、もう一つはブログでツーリングの記録を記事にする時に撮影した走行中の動画を静止画にしてアップしたり、時々動画をアップしている。
ツーリングの記事に走行中の画像を入れると臨場感が出るし、どういう道だったかを思い出せることが利点なので、ツーリングブログを書いている人におすすめ。


vlcsnap-2016-01-23-22h43m11s997-2-2.jpg
後方にも取り付けると、普段見れない絵で楽しい。

ブログを書いてなくても動画を見返す、そういった楽しみ方も可能だ。

ドラレコ用途に欲しい機能


基本的には車と同じで、唯一異なるのは防水機能が必要なところ。
個人的にはゴテゴテと機能は不要で、

・防水&給電の両立
・給電で録画開始するドラレコモード
・それなりの広角/画質/夜間撮影性能


これだけあれば十分だと思っている。
GセンサーとかGPSはオマケ程度かなと。
詳しく見たい人は展開して参照してほしい。



■必須の機能
・防水&給電
防水機能を有しつつ給電が出来ることが大前提。
水没何メートルというレベルではないので、バイクの雨程度ならそこそこの防水性能でも大丈夫。
本体が防水、別売の給電対応防水ケース、防水ケース加工の3パターンがある。

・給電開始で自動で録画開始するドラレコモード
楽しいシーンを撮影するときは手動でもいいけど、常に録画することを前提にするドラレコでは必須。
手動では撮影し忘れたり、面倒になって使わなくなる可能性が高い。
バイクのACCに連動させて録画開始、停止するようにしておくだけでいいので必ずドラレコモードのある製品を選ぼう。

・ループ録画
メモリーカードがいっぱいになったら古い動画から上書きする機能。
手動削除なんてやってられないのでこれも必須だ。


■できれば欲しい機能
・それなりの広角
湾曲収差があってもいいからウェアラブルカメラ並みの画角が欲しい。
事故になった場合に少しでも撮影範囲が増えることで証拠として使える可能性が高くなる。
ダイナミックな画像になるのでツーリング記録にも良い。

・それなりの画質
FullHD 30fpsは最低ラインでその中でも画質に優れるもの。
解像度が高い=高画質 ではないので注意。
ナンバーさえ読み取れれば良いとよく言われるが、画質が低ければナンバーすら読み取れない可能性もあるので、結局のところそこそこの画質はあって欲しいということになる。
スペックではわからないので、当ブログで紹介しているもの以外はYoutubeで確認してほしい。

・夜間撮影性能
よく暗所の撮影でWDRやHDRといった機能が取りあげられるが、暗所の撮影性能はセンサーとレンズでほぼ決まる。
WDR/HDRは明暗差を補正する機能だ。
スペックではわからないので、当ブログで紹介しているもの以外はYoutubeで確認してほしい。
Git-夜1WDRオン比較


■あったらいいなと思う機能
・GPS
位置をGPSで取得して記録するため、ツーリング記録に使いやすい。
速度表示は事故になった場合の速度表示にも役に立つかも。

・カメラと記録部分が分離型
万が一のレベルだけど事故になった場合に相手に悪意があり、
こちらが動けない間にカメラを外して逃走なんて可能性も?
そこまで心配はしなくていいと思うけど。



■あまり必要の無い機能
・電子式手振れ補正
画角が狭くなることと、バイクの微振動を吸収できる程の処理性能はほぼ無いので、バイクにおいては不要かなと思う。
それより取り付けを工夫することで振動をなくす方向でがんばりたい。
※光学式手振れ補正(ソニー)ならバイクの振動にも十分対応するらしい。

・Gセンサー
衝撃が加わると動画が上書きされないようロックする機能。
本人が動けず誰も助けが来ず、車体からの給電がメモリーカードの上限を超えるくらい続いた場合には必要。
ただ、基本的に大容量のMicroSD(128GB)を搭載しておけば10時間程度撮影できるので、その前に誰かが停止してくれるだろうし、バイクのバッテリーもそこまでは持たないと思う。
それより、バイクの場合はGセンサーの感度が過敏に反応しすぎて、無駄に動画がロックされて上書きされなくなり、メモリーカードを食いつぶしてしまう可能性もある。
定期的にカメラの動画をチェックしていればいいけど、ドラレコとして使うには放置することが前提になるので、気づいたらロックされた動画で埋め尽くされて録画できてなかった。という場合も。
車でもGセンサーが過敏すぎて無効にすることもあったので、バイクならなおさらだ。

・2カメラ同時撮影
前だけでなく後ろも撮影することを僕はおすすめする。
しかし、1台で前後同時にしたほうがいいのかと言えばNoだ。
こういうのはリスク分散のために前後1台ずつ、別のカメラにしたほうが良いと考えている。
どうしても1台分しか設置スペースを確保できない場合に限って2カメラ同時製品を選べば良い。




取り付け


バイクはどうしてもエンジンや路面の振動をひろいやすく、カメラがぶれやすい。
取り付け位置や取り付け方法を工夫することである程度緩和できる。
詳細については別途記事を書く予定なので、気長にお待ちいただきたい。
ここでは概要だけ記載します。



■場所はタンクマウントが最適
タンクそのものが細かな振動を拾わないようにゴムでマウントされているものが多く、タンクそのものが鉄でできているためしっかり固定できる。
ではタンクに取り付けるにはどうしたらいいのか。
タンクの給油キャップ周りのデザインはメーカーごとに統一されており、メーカー向けにステーが存在する。
海外製品らしいごつい作りになっており、振動を増幅させるようなこともなく安定している。
僕はさらに強固にするために、いろんな汎用品を使って固定する場所を増やして振動を低減。
よくあるのは、ホームセンターのクッションゴムとボルトを使って先端につけて、タンクに押し当てるというやり方。
見た目は少々かっこ悪いけど一番安定していると思うし、小型のタンクバッグなら使える車種もあるので、確認してみてはいかがだろうか。

この取り付けの良いところは、適度にハンドル周りやカウルも撮影されるので、バイクに乗っている感が強いこと。
動画でも静止画でも臨場感があって楽しさが伝わりやすいのだ。

バイクのメーカーによって異なるので間違えて買わないようにご注意。



DSC02083.jpg

DSC02075.jpg
実際にVFR800へ取り付けてかれこれ6年はたつ。
上記のマウントの上に、カメラ用の自由雲台を適当に分解してぶれないように固定。
自由雲台は下にも紹介しているHAKUBAが丈夫で安くて使い勝手良い。


■ヘッドライトの下やハンドルも有り
DSC02106.jpg
もう一箇所おすすめなのは、ヘッドライトの下あたりに加工して取り付け。
臨場感という点ではいまひとつだけど、振動が少なく見た目もスマートなことが利点。

取り付け方法は、既存のボルトに共締めしてホームセンター等で売られているステーを使うことになる。
汎用ステーは厚みのあるものを使い、折り曲げもそれなりに必要になるので少し難易度は高い。

バーハンドルならハンドルにクランプさせて取り付ける事もできる。
ただし、ちょっと振動を拾いやすいのが難点。


■加工OKならカウルに穴あけして取り付け
DSC02095.jpg
DSC02122.jpg
フレーム等にネジ止めしている付近のカウルは、振動が少なくて取り付けに適している。
加工と言っても適当に手回しのドリル等で穴をあけて、ネジ止めするだけだ。


■リアボックス付きならキャリアに取り付け
後方撮影にはリアボックスのステーに取り付ける方法がおすすめ。
真後ろでもいいけど斜め後ろを撮影すると、ちょっとしゃれた絵になるので、角度を変えてみるといいだろう。

ステーの形状にもよるけど、ミノウラのマウントはかなりがっちりとしていて、人の手でぐっとさわらない限りはちゃんと固定できる。
2サイズあるのでステーの径を確認しよう。



■ステーは何を使うか?
GoProやカメラ用のものでかつアルミor鉄でがっちりしたものを利用すれば、振動を極力抑えることができる。
ステーは長ければ長い程、振動が増幅されるので、必要最低限にすること。
GoProのプラスチックステーは一番短いものならOKだけど、できれば使いたくない。

まず、車体に取り付けたマウントに雲台をつけて角度を調整。
その後すぐにGoPro用インチネジアダプターと防水ケースでも良いし、必要最低限の分だけをGoPro用アルミステーで調整してから防水ケースを取り付けても良い。

おすすめの雲台は超定番 HAKUBAのBH-1だ。
ウェアラブルカメラ程度の重量ならガッチリ固定できる。





電源の確保はどうするか


ドラレコとして使う限り、イグニッションに連動させておくべきだろう。
カメラはだいたいUSBで給電するので、USBの出力が既にあるなら作業は不要だ。

USB出力が無い人はついでに少し工夫することで便利になるので、以下を開いて参照してほしい。


一番簡単な方法はACCの配線を確認しヒューズボックスから分岐させること。
カメラの消費電力は5v 1Aの消費電力で電源効率80%でも6W程度。
バイクによるけどリレーを組まなくても普通は大丈夫。

せっかくなので一工夫して以下のようにしておくことを勧める。

ACC連動の電源を取り、車等の汎用シガーソケットを取り付ける。
シガーソケットはシート下に入れる。
車用のUSBアダプターをつけて念のためナイロンテープで防水する。
USB延長ケーブルを接続して、ハンドル周り等好きな場所に出しておく。

こうしておくことで、どこかが故障した場合でも故障した部位だけを交換すればOKということと、あとからUSBポートを増やしたい場合にも対応できる。
とりあえずは1A以上の出力が可能なUSB 2ポート以上のものをつけておけば良いと思う。
バイク用でシガーソケットとUSBポートのついて物があるけど、USBポートがすぐ壊れると評判。
というか僕のも1年で壊れてシガーソケットだけ使うはめになった。
その時思ったのは、故障しやすい部分は独立して交換できるようにしておけば、後々のメンテナンスが楽だということだ。

それとシガーソケットにヒューズが必要かどうかは構成次第。
とりあえずあって損はないのでヒューズ付き(12V 5A)のものを紹介しておくが、ACCの容量が小さい場合はもっと小さいヒューズにしておいて控えめに使ったほうがいいと思う。

この作業が難しい場合は、バイク用品店で売っているシガーソケットをACC連動でシート下に設置して欲しいと依頼すればOK
後は自分で100円ショップのUSB延長ケーブルを這わせていくだけで良い。
ドラレコも同じ要領で簡単に設置できる。



バイク用ドラレコに適した製品は?


IMG_0838.jpg
専用品はほとんど無く、あっても高価な割りに画質が悪い。
メリットは専用品らしくDIYに頼る部分が少ないことくらい。

じゃあ何がいいのか?

イチオシは当ブログでも多数取り上げている、中国製のウェアラブルカメラだ。
画質に関してはGoProやソニーより劣るけど、意外にも動作が安定しており、画角も広く夜間撮影にもそれなりに強い。
やはりドラレコは安定性が重要なので、真夏も真冬も自分で使って、致命的な不具合が無かったものを紹介する。

------注意------
防水ケースに入れた状態で総撮影時間 500時間程度の結果です。
2010年頃に使っていたSANYOのXacti HD800は給電しながらの撮影をトータル200時間程度したところで、純正バッテリーが膨らんで加熱していたので、バッテリーの買い替えを余儀なくされました。
バッテリーと電源制御基盤、どちらに問題があったのかはわからないけど、当時世界最高レベルのリチウム イオン技術を持っていたSANYOですらそういう事があります。
現在の中国製ウェアラブルカメラもリチウム イオンを採用していますが、当時のSANYOを上回っているとは思わないほうがいいでしょう。

それともう一つ、真夏の炎天下で動かない程の渋滞にはまったことはないけど、その環境では多分熱暴走で動作しなくなると思います。
----------------


それと中国製ウェアラブルカメラにはメジャーメーカーではほぼ搭載されてない、給電有無で録画を開始/停止するドラレコモードを搭載している製品が多い。
これは安価な車用ドラレコと同じOSを搭載しているため、オマケ的についているものと思われる。

中国製はいまひとつ信用できないところはあるけど、バイク用ドラレコに関しては適材だと個人的には思っている。
1つじゃ心配な人は、とても安価なので前後それぞれにつけてみてはどうだろうか。


防水については給電対応の防水ケースが別売されているものがあるので、それを選べば難なくクリア。
ただ最新の機種は別売防水給電ケースがないので、高画質を求めるなら自分で加工することになる。

P1080025.jpg
穴あけはこんな超ド素人加工でも今のところ浸水は全く無し。
僕はガサツなのでこんな状態になっているが、普通の人はもっと綺麗に穴あけしている。
作業は全然難しくなく、100円ショップの工具でもできるし防水ケースも1000円ちょっとで購入できるので、怖気づかずにチャレンジしてみよう。


バイク用ドラレコの紹介



バイク専用品、無加工ウェアラブルカメラ、要加工ウェアラブルカメラの3カテゴリーに分けてご紹介。
画角についてはスペックは全くあてにならないので、なんとなくこれくらいかな?という感じで掲載している。
あくまで参考程度で考えていただきたい。

バイク専用品


これまで数の少なかった専用品が、2017年になり徐々にいろいろな製品が発売されるようになってきた。
国内メーカー製品は値段の割りに画質が悪いが、サポートが充実している点が大きい。
またバイク用品店でも取り扱っているので、自分で取り付けができない人は用品店で取り付けしてもらうこともできる。

海外製品は値段の割りに画質や機能が高い。
品質に少々不安があるもけど、自分で取り付けできるなら良い選択肢となる。


デイトナ DDR-S100


DDR-S100-1.jpg
特徴的な機能
・ドラレコモード有り
・高い防水防塵性能 IP66相当
・HDR搭載(明暗補正)
・FullHD 30fpsで撮影可
・Gセンサーによる動画ロック機能有り
・画角 水平120度

・実売価格 2万円程度

国内メーカー最安専用品
IP66相当という高い防水性、防塵性が売りの製品。
youtubeを見る限り画質はいまひとつで、ナンバーの読み取りに苦労するかもしれない。
本製品は珍しく128GBのMircoSDに正式対応している。
正式対応してない製品でも64GB以上のmicroSDを使うことはできるのだけど、正式対応しているという安心感はある。



ニリドラ2 DRA-021


ニリドラ
特徴的な機能
・本体とカメラが分離
・2カメラで前後同時撮影
・ドラレコモード有り
・防水(カメラ、GPSモジュール部分)
・専用ソフトあり(windows)
・720*480 30fpsで撮影可
・Gセンサーによる動画ロック機能有り
・画角 水平120度程度?

・実売価格 4.9万円程度

全機能入りの専用機
本体をシート下等につけることで、事故時にカメラを奪って逃走される心配が少なくなることがメリット。
またカメラを二つつけられるため前後を同時に録画可能で、GPSも搭載しているため速度が記録されたり時間を調整しなくても正確。
ドライブレコーダーとして必要な機能は一通り揃っている。
画質については公式サイトをご確認ください。
ニリドラ メーカーサイト


BIKER PRO PLUS


BIKER PRO PLUS1
特徴的な機能
・本体とカメラが分離
・ドラレコモード有り
・防水(カメラ部分)
・FullHD 30fpsで撮影可
・Gセンサーによる動画ロック機能有り
・画角 水平150度程度?
・WiFi対応 スマホから操作可

・実売価格 2.2万円程度

夜に強い専用機
海外ではそれなりに知名度のあるバイク専用品。
製造は海外のSilverCreation社で台湾等のアジア圏と推測されるが詳細は不明。
SilverCreation BulletHDのサイト

※海外の動画です。マナーの悪い運転ですが、それはおいておいて画質をご確認ください。
youtubeを見る限り画質はSJ4000クラスは十分にあり、夜間撮影にも強く画角も広い。
センサー等は公開されてないがGit1とほぼ同じ傾向だ。
分離型で盗難や事故時の証拠隠滅対策も万全。
GPSはないもののバイク用ドライブレコーダーとしては高性能。

バイク用品の会社ではなく、ウェアラブルカメラを製造する中でバイク向け製品に注力しているようで、納得の画質だ。


Innovv C5


InnovvC5-2.jpg
特徴的な機能
・本体とカメラが分離
・ドラレコモード有り
・高い防水防塵性能 カメラ IP68、本体 IP65
・FullHD 30fpsで撮影可
・Gセンサーによる動画ロック機能有り
・GPS搭載
・画角 水平120度
・専用ソフトあり(windows)
・WiFi対応 スマホから操作可

・実売価格 2.8万円程度

GPSロガー付きバイク専用ドラレコ
本体とカメラが分離だったりGセンサーやGPS等、バイク用ドラレコの機能を全て備えている。
シャープネスで補おうとしている感があるが画質はそこそこ良く、GPSロガーも搭載しているので旅の記録としても十分使えそうな点が良い。
海外製品にしては高価な部類だけど、画質が良くてGPSがありバイク専用設計となっている点を考慮するとかなり安い。
2017年11月現在では唯一無二の存在。


Innovvは台湾のメーカーでバイク向けのカメラを製造しており、バイクが日常の足として重宝される台湾で大きなシェアを持っているようだ。
nnovv 公式サイト

Blueskysea DV188


DV188-1.jpg
特徴的な機能
・本体とカメラが分離
・2カメラで前後同時撮影
・ドラレコモード有り
・カメラ部分は高い防水性能(本体は生活防水)
・HDR搭載(明暗補正)
・FullHD 30fpsで撮影可
・Gセンサーによる動画ロック機能有り
・画角 水平100度程度?

・実売価格 1.6万円程度

ドラレコと割り切るなら最適
本体が別な上にカメラ2台を同時に撮影可能な専用機。
スペックには130度と書かれているが、youtubeを見る限り130度とは対角で、水平なら100度程度と思われる。
画質はいまひとつで旅の記録とするには物足りない。
ただ夜間等の低照度でも明るく撮影できている点はドラレコとして合格点。
画角がもう少し広くて画質が良ければ良いのだが、コスパの観点では良い部類。



無加工でOK ウェアラブルカメラ


本体だけで給電と防水が両立した製品と、オプションの防水ケースで給電に対応する製品がある。
オプションの防水ケースは発売まで時間がかかるので、最新の機種は無く少し前の物が多いが、それなりに画質は良いのでドラレコとして使うなら十分だと思う。

是非、このカテゴリーの製品を検討してみて欲しい。


SJCAM SJ5000X Elite 


P1070811-33.jpg
特徴的な機能
・ドラレコモード有り
・FullHD 60fps / 4k 24fps
・画質 普通
・画角 水平120度程度
・電子手振れ補正有り
・WiFi対応 スマホから操作可
・ディスプレイ有り
・1.4万円程度

FullHD 60fpsで動画にも最適

2015年11月発売 SJ5000の最上位モデル。
画角がやや狭いが、防水給電ケースがあるためドラレコには向いている。
価格がやや高めなので、下位のSJ5000と迷うところ。
動画をアップするならSJ5000X、静止画でブログを書くだけであればSJ5000、という選び方が良いと思う。





SJ5000、SJ5000wifi系おすすめ!


SJ5000-222285.jpg
特徴的な機能
・ドラレコモード有り
・FullHD 30fps
・画質 そこそこ良い
・画角 水平150程度
・wifi SJ5000は無し SJ5000wifi、EX5000は有り
・ディスプレイ有り
・7000円~1.1万円程度

バランスの良いスタンダードモデル
SJCAM SJ5000は入れ替わりの激しいこの業界では2014年11月発売と少し古い製品になるが、画角が広く画質も良く、夜間撮影もそこそこ良いのでドラレコにはうってつけ。
別売で給電対応の防水ケースが安価に出回っているので、これを使えば簡単にバイク用ドラレコになる。
そこそこの画質と、値段も安め、手間もかからないことを考えると、本製品はおすすめ。

中身はほぼ同じといわれるDBPOWERブランドのEX5000は7000円程度と安いので、こちらのほうがいいかもしれない。



※EX5000の外見はSJ4000と同じなので、ケースを別途購入する際は次に記載するSJ4000対応ケースになります。


高機能ウェアラブルカメラ(要加工)


要加工の時点でバイク用ドラレコとしては不適合なのだけど、無加工でOKな製品より新しい世代の製品が多く画質に優れるものが多い。
特にFullHD 60fps以上をサポートしている製品は動画としてアップする際は大幅にアドバンテージがある。
加工も大したことはないので、ちょっと工作するつもりくらいの気持ちで挑戦してみてはいかがだろうか。
僕はSJ4000やGitupの防水ケースを自分で適当に加工しているけど、一度も故障するような浸水は無いので、バイクの雨程度なら防ぐことは難しくは無い。
SJCAMの新製品、SJ7やSJ6もあるが、入手してないしどれくらい動作が安定するかも不明なので紹介は控えておく。


Gitup Git2


git2写真10
特徴的な機能
・ドラレコモード有り
・防水ケースに要穴あけ加工
・Gセンサーによる動画ロック機能有り
・FullHD 60fps / 4k 24fps
・画質 普通
・画角 水平150度程度
・電子手振れ補正有り
・WiFi対応 スマホから操作可
・ディスプレイ有り
・外部マイク対応
・1.6万円程度


インカム通話の録音もしたい人におすすめ
飛びぬけた性能はないがバランスの良い製品。
電子手振れ補正は優秀でバイクでもなんとか使えるくらいになっている。
ヤフオクで販売されているGitupオプションケーブルを使うと給電とインカム通話の録音を同時に行えるので、ツーリング動画メインの人におすすめ。
もちろん、ドラレコに必要な機能は一通りそろっている。





Gitup Git1 おすすめ!


P1070908-2.jpg
特徴的な機能
・ドラレコモード有り
・防水ケースに要穴あけ加工
・Gセンサーによる動画ロック機能有り
・FullHD 30fps
・画質 良い
・画角 水平120度程度
・WiFi対応 スマホから操作可
・ディスプレイ有り
・外部マイク対応
・1.3万円程度

抜群の夜間性能でドラレコに最適
Git2の下位製品となるが、圧倒的な夜間性能で確実性を取るならこれしかない。
FullHD 30fps止まりなので動画としてアップするには少し物足りないけど、画質の良さはピカイチなので、ドラレコとして考えるなら一番の候補だ。
また旅の記録としても色あいの良さ、安定性の高さ、オプションケーブルで給電と音声外部入力の併用が可能なことから僕はこの製品をメインにしている。

2017年11月現在、在庫が無くなったり復活したりを繰り返しており、安定供給しているのはヤフーオークションのunidonu氏のみとなりつつあるので、早めの入手をおすすめする。
ヤフオク unidonu氏


販売終了製品


当ブログで紹介した製品の中で販売終了したもの。
閉じてあるので、興味のある方は開いて見てください。



Innovv LS-K1


Innovv LS-K1
特徴的な機能
・本体とカメラが分離
・2カメラで前後同時撮影
・ドラレコモード有り
・防水(カメラ部分)
・専用ソフトあり(windows)
・FullHD 30fpsで撮影可
・Gセンサーによる動画ロック機能有り
・GPS搭載
・画角 水平140度程度?

・実売価格 3.5万円程度

前後撮影可能な専用機
ニリドラ同様に本体1つに対してカメラを二つつけることができ、前後を同時に撮影できる。

youtubeを見る限り画質はあまり良くないものの、ドラレコとしては問題なさそう。
夜もフレアが多いが明るく撮影できているので十分だろう。
1カメラのみの下位製品はとても安価なので、価格で悩むなら1カメラだけでもいいと思う。
ヤフーショッピングへのリンク



SooCoo S70


996ba953a0219a8547eb72ad8dbf02f25529.jpg
特徴的な機能
・ドラレコモード有り
・FullHD 60fps
・画質 普通
・画角 水平120度程度
・wifi有り
・ディスプレイ有り
・1.5万円程度

ウェアラブルカメラとドラレコの中間的存在
ウェアラブルカメラとしては珍しく、本体が防水な上に給電ケーブルも防水対応しており、バイク用ドラレコといっても差し支えないくらい機能がそろっている。
ただ、2017年4月現在、防水対応の給電ケーブルが国内での取り扱いが無い。
海外通販か国内取り扱いが再開されるまで待とう。

一つ前のS60のレビュー記事だけどFullHD60fps対応と画質が若干向上した以外は同じなので参考にしてもらえればと思う。



Necker V1 Plus


P1060989.jpg
特徴的な機能
・ドラレコモード有り
・高い防水防塵性能 IPX8
・HDR搭載(明暗補正)
・FullHD 30fpsで撮影可
・Gセンサーによる動画ロック機能有り
・画質 ちょっと悪い
・画角 水平150度程度
・WiFi対応 スマホから操作可

・実売価格 1.8万円程度

台湾の標準的バイク用ドラレコ
基本性能はウェアラブルカメラで、バイク用ドラレコとして設計された専用品。
台湾という高温多湿な環境を基準にしているため、日本での使用にも十分耐えられる。
実際のところ2年近く酷使しても一度もトラブルが無く安定して動作してくれている。
画質はやや劣るので旅の記録とするには物足りないかもしれないが、ドラレコ用途ならこれほど適したものは無いと思う。





ユピテル BDR-2


BDR-2.jpg
特徴的な機能
・ドラレコモード有り
・高い防水防塵性能 IP55
・GPS搭載 速度と走行ログを記録
・専用ソフト(windows)でGoogleMapと連携
・HDR搭載(明暗補正)
・FullHD 30fpsで撮影可
・手動ワンタッチで動画ロック可(Gセンサー無し)
・WiFi対応 スマホから操作可
・画角 水平120度程度?

・実売価格 4万円程度

専用ソフトで遊びたい人向け
画質はyoutubeを見る限り、最低限事故の状況が残っていればOKというレベル。
ツーリングの記録として見返す分には満足できなさそうだし、逃げられた場合はナンバーの読み取りにも苦労するかもしれない。

エンコードかアップ時に圧縮されたのか、画質が低下しているように見えるが、比較動画があったのでご紹介。
さすがにソニーの上位機種 FDR-X3000と比較するのは酷ではあるが、概ねどの程度の画質か参考になると思う。

BDR-2-2.jpg
本製品のメリットは専用ソフトを使って走行ログを見れることと、事故った場合にGPSの情報が何かに役立つかもしれないという点だ。
それと名の知れたメーカーでサポート窓口があるので不明点があれば直接質問することができる。
取り付けが不安な場合は店舗で購入して取り付けもしてもらおう。


SJ4000、SJ4000wifi系


sj4000-25252.jpg
特徴的な機能
・ドラレコモード有り・FullHD 30fps
・画質 ちょっと悪い
・画角 水平120度程度
・wifi SJ4000は無し SJ4000wifiは有り
・ディスプレイ有り
・6000円~9000円程度

最低限をクリアしたい人におすすめ
まだ販売されているものの、そろそろ選ぶ理由がなくなってきた。
SJCAM SJ4000は元祖低価格ウェアラブルカメラ。
2013年発売でさすがに古さは否めないが、ドラレコとしては十分使えるレベルの画質。
別売の給電防水ケースを使えば簡単にバイク用ドラレコへ変身する優秀なやつ。

SJCAMのOEMと言われるDBPOWERブランドだと5000円台なので、とりあえずお試しでつけてみたい人はDBPOWERで試してはいかがだろうか。
尚、僕はDBPOWERは持っていないので確実なことは言えないが、ケースに互換性はあるようなので、問題ないと思われる。

だいぶ昔に書いたまとまりのない記事で申し訳ないけど参考にしてください。



バイク用ドラレコのまとめ


ウェアラブルカメラを流用した高画質なバイク専用品が登場し始めたので、これからは専用品も含めて検討して良いだろう。
ウェアラブルカメラは凄まじい勢いでいろんな商品が登場するため、とにかくわかりづらい。
WimiusとかAKASOとかMUSONなどなど。
SJCAMのOEMと言われるDBPOWERまでは紹介したが、その他については所持してないし素性がわからないので紹介は控えておく。
興味のある方はアマゾンで調べてみてはいかがだろうか。

2017年11月現在、僕がおすすめするのは以下の3つだ。


ひと手間かけてもいいなら Gitup Git1


圧倒的な夜間撮影性能で24時間バッチリ最高レベルの画質。
少しでもナンバーの読み取りがしやすくなることで安心感がある。
オプションケーブルでインカム通話録音と給電を同時にすることもできる等、遊び心も満載だ。
終息に向かう気配があるので早めの購入した方が良いだろう。


手間をかけないなら SJ5000


バランスの良い画質と画角の広さ、別売の防水ケースで簡単に防水&給電が可能になる点が素晴らしい。
さくっと取り付けたい人におすすめ。


盗難、証拠隠滅対策をとるなら Biker Pro Plus


Git1に近い画質でありながら、本体をシート下に格納して悪意のある相手による証拠隠滅対策にもなる。
専用機の割りに価格はあまり高くはない。


大容量MicroSDも忘れずに


MicroSDは容量あたりの価格がこなれてきた64GBか128GBをおすすめする。
カメラ側は一般的にSDHC(32GBまで)のみ対応となっているが、64GB以上のSDXCもwindowsからフォーマットソフトを使ってFAT32でフォーマットをすれば利用可能だ。
少なくとも僕の手元にある製品は全て利用できている。
※SDXCに正式対応しない理由はSDXCのデフォルトフォーマットであるexFATがマイクロソフトの知的財産であり、ライセンス料が発生するためだと言われている。

64GBなら概ね4~6時間、128GBなら概ね8~12時間程度撮影可能。
あまりに安いものは容量詐欺の製品ばかりなので、それなりのメーカーのものを購入しよう。
僕は台湾のトランセンドとか東芝(海外版)をよく購入している。



フォーマットは何でもいいんだけど、僕はIO DATAのハードディスクフォーマッタを利用している。
フォーマット時にFAT32を選択すればOKだ。
IO DATAのサイトへ
このエントリーをはてなブックマークに追加

SENA 30kレビュー 新方式メッシュネットワークは大人数で威力を発揮

  •  投稿日:2017-04-18
  •  カテゴリ:SENA
SENA30kモック
2017年12月、ついにSENAから新しい通信規格を採用したメッシュネットワーク搭載の30kが登場。
自動経路制御を搭載した機器としては、日本未発売のカルド PackTalkと2017年7月発売のB+com SB6Xに次いで3番目。
先行するSB6XはBluetoothを採用しながらペアリングと接続を工夫することで自動経路制御を実現したのに対し、30kは新しい通信規格のメッシュネットワークを採用。

BluetoothはSENA 10S相当で極普通なので、期待のメッシュネットワークを中心にレビューする。


30kの特徴



基本スペック


10Sにメッシュ用チップを追加したようなもので、Bluetoothでの音楽併用はメッシュ利用時のみとなる。
メッシュとBluetoothの併用は可能だが、インカムをBluetoothで接続した場合は音楽の併用はできないので注意していただきたい。

・20分の急速充電でBluetooth5時間、メッシュ3時間 利用可能
・通話時間 Bluetooth 13時間 メッシュ 8時間
・待受時間 10日間
・Bluetooth4.1
・新通信規格メッシュネットワークの採用
・メッシュネットワークの最大接続数は16台
※プライベートモード時
・通信距離 Bluetooth1.6km メッシュ2km
・FMラジオ
・スマホアプリ、PCアプリ(windows)で設定、操作可能
・シングルで税込み4万2552円、デュアルで税込み8万1864円

2018年3月現在、国内正規品はまだネット通販はされておらず、バイク用品店のみでの入手となる。
平行輸入品の取り扱いがあるが、値段が非常に高いので購入したい人は実店舗で買おう。


新規格メッシュネットワークの採用


26236-1-20170321152920.png
従来のインカムは1台のインカムから2台接続が可能で、これを数珠繋ぎにして台数を増やすチェーン接続方式をとっていた。
しかしこのチェーン接続には欠点があり、接続できる台数の限界が低く(通常4台 20Sで8台)、間で途切れると分断されるし、再接続も手間がかかる事が多い。

それを解決する目的で登場したのがメッシュネットワーク。
ネットワークの世界では昔からある考え方で、複数の接続をしておいて特定の経路のみを利用し、切断された場合は別経路から通信を行う、STP(スパイニングツリープロトコル)に似た動作をしていると思われる。
一度グループで接続をすれば走る順番や脱落を気にすることなく、自動で最適な経路が選択されて通話が可能と理解しておけばよい。

接続最大数は16台。
メッシュの通信距離は最大2kmとかなり長距離で通信が可能になっている。


通信規格はBleutoothではなく、何かしらの通信規格を応用して開発されており、公式ではないが海外のバイク用品通販サイト RevZilla には、

2.4 GHz Adaptive Mesh-Networking Technology

と記載がある。
2.4GHzというと無線LAN(802.11g、11n)やBluetoothと同じで、現在最も利用されている周波数帯だ。
個人的には干渉を少なくするために別の周波数のほうが良さそうだけど、許可やら最適化やらで2.4GHzになったのだろうか。


メッシュネットワークについて


Sena30kメッシュネットワーク
メッシュネットワークは大人数での会話が可能なのだが、同時に多数の人が話すと混乱するということで、同時にマイクが有効化できるのは6台までとなっている。
しゃべるのをやめると数秒でマイクがオフになり、その分他の人がマイクをオンになれるという制御がかかっているそうだ。

それでは各モードについて確認する。

■メッシュネットワーク パブリックモード
人数無制限でペアリングも不要で通話ができるモード。
オンにすると近辺でパブリックモードで通信しているインカム全てと会話が可能。
チャンネルは1つしかないので、本当にノーガードのノンセキュリティー状態だ。
誰が聞いているかも全くわからないので、拡声器でしゃべっているのと同じと思っておこう。
不特定多数が参加するイベントや、 v(・∀・)yaeh! しながら一言交わしたい人におすすめ。


■メッシュネットワーク プライベートモード
従来のBluetoothと同じようにグループ登録をして特定のメンバー内だけで会話するモード。
最大接続台数は16台だが、会話を聞くだけのゲストであれば無制限にメッシュグループに参加可能となっている。
グループ登録操作は必要なものの、従来製品のように一台ずつ順番にペアリングする必要はなく、一斉に登録できる。
また途中でグループに参加することも可能だ。


■30k以外のインカムもメッシュネットワークに参加可能
メッシュとBluetoothは併用が可能で、独立して動作している。
メッシュでグループ通話をしながら、従来どおりのBlueoothでもペアリングをして接続するだけで良い。
自社ペアリングはもちろんユニバーサルで他社と接続しても参加することができる。
SENAのユニバーサルはとても優れており、感度の相性が良いインカムなら違和感なくメッシュの会話に入れる。
特にSB6Xとの相性は抜群でとても快適だ。
理論上はメッシュ16台にBluetoothインカムを3台ぶら下げて64台まで接続可能ということになる。
実際いろいろ試した結果さすがにその台数は無理だが、少なくとも30kを4台とBluetoothインカムを4台の合計8台は十分会話できるレベルだ。

では具体的にみていこう。


※ネットでは国内正規品はまだないが安価な平行輸入品が販売されはじめている。

本体、付属品確認


DSC02871.jpg
付属品は相変わらず豪華でマイクは3種類も付属する。
フルフェイス向けのワイヤー、ジェット向けのアーム、汎用性の高いワイヤー+アームとなっており、マイクの汎用性は非常に高い。
シガーソケットからのMicroUSB充電器も付属するが、これはそろそろ省いてコストダウンしてもらいたいところ。
2.5mm⇔3.5mmの有線オーディオケーブルもある。



DSC02886.jpg
基本的な構造は従来製品を踏襲している。
SENA特有の大型ジョグダイヤル、電話関連操作をするフォンボタンの2つで主要な操作を行うが、新たにメッシュ専用のボタンが追加された。
アンテナを立てるとボタンを操作できるようになっている。

このアンテナはメッシュ用のもので、Bluetoothアンテナは後方に飛び出た部分だ。
アメリカでは既に販売されている20Sの後継となる20S evoが同じようにBluetoothアンテナを小型化している。
メッシュボタンがこの位置にあるのは、おそらくメッシュアンテナを出さないと使えないようにしておくことで、アンテナの出し忘れを防いでいるものと思われる。

実際に冬グローブで走行中にメッシュボタンを操作してみたが、ちょっと操作しにくかった。
アンテナはそこそこ強度があるのだけど、やはり冬グローブで指先の感覚が悪い時は強く押してしまわないか心配にってメッシュボタンを押すのに気を遣う。
その上、ボタンが小さいので冬グローブでは位置を探りづらい。
すぐ後ろにBluetooth用アンテナの出っ張りがあることもわかりにくい原因の一つだ。
もう少し位置とボタンの大きさを考慮してほしかった。
ただ、メッシュの操作はとても少なく、基本的に走行中はボタンを1回押してメッシュを有効、無効にするだけ。
従来の接続方式のように接続する相手を選ぶ必要はないし、切断されても自動復帰するのでメッシュを1度有効にしておけば、不安定にならない限り一切の操作が不要なので、思ったより不便さは感じない。



DSC02883.jpg
メッシュアンテナは横にスライドすることでカチっと音がして固定できるようになっている。
取り出しも収納も操作に手間取ることはない。



DSC02889.jpg
本体の後方にフォンボタンと充電用のMicroUSBポートがある。
徐々に増えているUSB TypeCではなく、今現在最も普及率の高いMicroUSBだ。
今後数年の間に逆転すると思われるので、そろそろTypeCでも良いような気はする。
USBポートはゴムパッキンをはめ込んで防水性を確保している。
後ろの下部なので仮にゴムパッキンが外れていても走行中に浸水することは無いと思うが、駐車場でホルダーにかけておく場合は気をつけよう。



DSC02897.jpg
クレードルは20Sと共通と思われる。
SENA製品共通事項となるスピーカーケーブルが短いのは改善していない。
あと5cm余裕があれば良いのだけど。



DSC02902.jpg
後方に2.5mmの有線オーディオ入力ポートと、取り外しボタンがある。
底面のボイスコマンドボタンは、1回押すとボイスコマンド受け付け、2回押すとアンビエントモードという外部マイクを有効化して外の音を聞えるモードに切り替えることができる。
ガソリンスタンド等でアンビエントモードにすると店員さんと会話しやすくなるという、ちょっとした便利機能。
前面には3.5mmのオーディオ出力ポートを備えている。
好みのスピーカーを接続することができるので、純正スピーカーに不満のある人は付け替えても良い。



DSC02893.jpg
スピーカーは20Sと全く同じ。
裏側はマジックテープがつけられているので、ヘルメットの内装に貼り付けたり、対となるマジックテープをシェルなどに貼り付けてスピーカーを設置することができる。
やや小ぶりで厚みは普通。
設置しやすいサイズだ。



DSC02895.jpg
アームマイクは普通なのだが、ワイヤーマイクは薄型小型で風切り音対策のスポンジも標準で付いており、すごく設置しやすい。
口元に余裕のないヘルメットでも違和感なく取りつけができるだろう。



DSC02877.jpg
左がマイナーチェンジ前の20S、右がロック機構が追加された30kと現行の20Sのマイク。
ロック機構無しのマイクは緩みやすくて走行中に凄まじいノイズを発して会話にならないことがあったが、その心配もなさそうだ。

僕が2015年に20Sを購入した後に、マイナーチェンジでロック機構が追加されたらしく、どうやら現行の20Sは30kと同じらしい。
ロック機構無しのマイクをロック機構有りのクレードルに取りつけることは出来るが、逆はできないので注意しよう。
マイク以外は互換性がある。



DSC02933-2.jpg
取りつけは簡単で、クレードルに挿し込んでからロックを半回転するとクレードルにがっちりとまる。
ちょっとした機構だけどこれは有りがたい。



DSC02906.jpg
クレードルはクリップタイプと両面テープタイプの2つ。
僕はクリップタイプが好みなんだけど、このクリップが重く分厚く広がらないので取り付けしにくい。
基本的にアライはクリップで取り付け可能で、SHOEIとOGKはヘルメットによって取りつけできない物がある。
そういう場合は両面テープタイプへ付け替えが必要だ。



DSC02918-2.jpg
ヘルメットへの取り付け方は付属の六角レンチでボルトを緩めると隙間が出来るので、ヘルメットのシェルとライナーの間に差し込む。
位置を調整してから六角レンチで締めなおせばOK



DSC02924.jpg
両面テープタイプへ付け替える場合、クリップ部分にスピーカーケーブルが通っているためちょっと手間がかかる。



DSC02922.jpg
まずボルトを完全に外してプラスドライバー(別途用意)でスピーカーを固定するネジを外す。
このネジがとても小さいのでなくさないように注意しよう。
スピーカーのコネクターを外すとクリップを取り外せる。
ドライバーは100円ショップの小さなやつでいいので用意しておこう。



DSC02936.jpg
マイクコネクターを取り付けて、両面テープタイプのベースをはめ込んでからスピーカーコネクターをネジ止めすると完成だ。
構造は20Sとほぼ同じなので扱ったことがある人なら簡単だと思うけど、やや複雑で手間がかかる。
もっと簡単な構造にしてほしいものだ。



DSC02908.jpg
クレードルと本体の取りつけ、取り外しはすごく簡単。
本体をクレードル上部に押し当てて下にスライドさせるとカチッと音がしてロックされる。
慣れればヘルメットを被ったままでも取り付けできる。



DSC02912.jpg
外す時はクレードル後方の銀色のボタンを押すと上に跳ね上がるので、そのまま上にスライドすれば外れる。
駐車場などで盗難防止にさっと外せるという利点はとても大きい。



DSC02971.jpg
重量は158gと今まで手にした機種で一番重い。
以下の重量は条件をあわせるためにクリップベースにワイヤーマイクを付けた状態で計測している。
ヘルメットの片側に設置するものだから、人間の体はわずかな差もよく感じるもので、B+comを付けた後に30kをつけると、たかだか40gでも違いを感じることができる。
クリップ部分が重いので両面テープタイプなら10gほど軽くはなるが、それでも他社よりは重い。
慣れれば大した事は無いのだけど、もう少し軽くしてもらいたい。

■SENA 30k       158g
■SENA 20S       153g
■SB6X         111g
■SB5X         102g
■BT NEXT Pro     111g
■BT X2 Pro、X1 Pro  109g
■GT2          100g
■イージートーク3    84g
■S-1          68g


ヘルメットへの取り付け



アライ アストラルXへの取り付け


DSC02948.jpg
アライはシェルとライナーに隙間があるのでクリップタイプで取り付けが可能だ。
またネック部分の隙間もあるのでスピーカーケーブルを口元までまわりこます必要もなく、ネック部分から直接内部にひくことができる。
アライは取り付けしやすい部類だが、特にSENAの取り付けは他社ヘルメットよりも簡単だ。



DSC02951.jpg
スピーカーはチークパッドにマジックテープで貼り付け。
アストラルXにはスピーカー設置用に窪みがあるけど、僕はそれでも耳が痛くなるので仕方なく発泡スチロールを1cmほど削っている。



DSC02945.jpg
マイクは口元に貼り付け。
薄型なので設置場所の自由度高い。
できるだけ口に近い位置が望ましいが、エアインテークの下だと唇に当たって煩いので、少し横に設置している。



DSC02954.jpg
Bluetoothだけの利用ならメッシュアンテナをたてる必要はない。
見た目がスマートになるし、アンテナを折りそうという心配をしなくてすむので、メッシュを使わないならしまっておこう。


DSC02958.jpg
メッシュアンテナをたてるとこんな感じ。
本体は近未来っぽいデザインなのだけど、前後左右に大きくてクレードルが下に、アンテナが上に伸びて菱形のような形状だ。
もう少し流線型のデザインになるといいのだけど。

クレードルの下側が飛び出して地面に当たるので、少し浮いたようになる。
SHOEIのZ7のように肩の部分が抉れているヘルメットなら問題ないが、そうでないヘルメットはどうしても片側が浮いてしまう。
そっと置けばこけはないけど、この出っ張りもう少しどうにかしてほしいものだ。


操作方法


30k操作ボタン
メッシュボタン、ジョグダイヤル、フォンボタンの3つで操作することになるのだが、押す回数や時間によって操作がかわるため慣れが必要だ。
とりあえず代表的な操作だけ記載する。
操作してから反応するまで少し時間はかかるが、各種操作時には音声案内があるので落ち着いて操作しよう。


基本操作


■電源on/off
  ジョグダイヤルとフォンボタンを同時押し

■ボリューム
  ジョグダイヤルを回す


Bluetooth操作


■スマホ等とのペアリング
  30k電源on フォンボタン5秒長押しでLED赤青交互点滅
  スマホ/音楽プレイヤーでBluetooth検索し30kを選択(PINコードを求められたら 0000)
  このペアリングは電話(HFP)や音楽(A2DP)等、接続可能なプロファイル全てがペアリングされる。
  HFPやA2DPを個別にペアリング等もできるが、種類が多い上に操作が複雑なのであとは公式サイトを参照していただきたい。

■SENAインカム同士のペアリング
  2台のインカムを電源on 
  双方のジョグダイヤル6秒長押し 又は 双方をクランプユニットから外して本体を振ると、緑に点滅。
  どちらかのジョグダイヤルを1回押す
  ペアリング完了

■ユニバーサルインターコム(他社とのペアリング)
  2台の電源on
  30kのジョグダイヤル12秒押しで設定メニューに入る
  ユニバーサルインターコムまでダイヤルを回してフォンボタンを押す
  対向機器をHFPペアリングモードにして接続

■インカム通話開始/終了
  最後にペアリングしたインカムがペアリング1、その前にペアリングしたインカムがペアリング2 というようになり、最大3台までペアリングを記憶しておくことができる。
  ペアリング1へ接続、切断=ジョグダイヤルを1回押し
  ペアリング2へ接続、切断=ジョグダイヤルを2回押し
  ペアリング3へ接続、切断=ジョグダイヤルを2回押し

■オーディオマルチタスク(メッシュ通話しながら音楽/ラジオを聴く)
  音楽/FMラジオを聴きながらメッシュを有効にするだけでOK
  メッシュ開始後でも音楽/FMラジオを切り替え可能


メッシュ操作


  ■メッシュオン、オフ
  メッシュボタンを1回押す

■メッシュグループ作成、参加
メッシュグループは1人がグループオーナーとなる仕組みになっている。

  グループオーナーとなるインカム1台でメッシュボタンを5秒長押し
  メッシュをオンにしている周辺メンバーに「メッシュに参加しますか?」とアナウンスが流れるので、30秒以内に各自がメッシュボタンを1回押す

■メッシュグループへの後から参加
  既存メッシュグループが既にある状態で、新規に参加したい人がメッシュボタンを2回押し
  既存メッシュグループのオーナーは「新しい参加者を追加しますか?」と聞えたらメッシュボタンを1回押す
  ※オーナーが不在でも通話は可能だが、メンバー追加ができなくなる。

■メッシュグループ情報のリセット
  メッシュボタンを8秒長押し


■公開モードとプライベートモードの切り替え  メッシュボタンを3秒長押し

■ゲストモードと公開モードの切り替え
  メッシュボタンを3秒長押し

■マイクのオン、オフ
  メッシュボタンを1秒長押し
  ※メッシュ接続時のみ利用可


その他の操作


■音楽を聴く
  30k電源onと同時にペアリング済みのデバイスへ自動的に接続に行く。
  音楽の再生/停止=ジョグダイヤルを1秒押し
  曲の進む、戻る=ジョグダイヤルを押して回す
  停止したまま開始されない場合=ジョグダイヤルを押して回すと再生開始

■FMラジオを聴く
  FMラジオモードに入る=フォンボタンを2秒押し
  自動選曲=デバイスボタン押したまま回す
  プリセット選択=フォンボタンを押す

■ミュージックシェアリング(音楽共有)
  A2DPでデータ転送し二人で同じ音楽を聴くことができる。
  ※ただし距離は10m程度なのでタンデムでの利用のみ。
  ※Bluetoothインカム通話との併用不可。
  インカム通話開始後にジョグダイヤル3秒長押し=音楽共有開始/停止

■アンビエントモード(クランプキット内のマイクから外音を拾う)
  アンビエントモードon/ff=ボイスコマンドボタンを2回押し

■ボイスコマンド(音声で操作)
  ボイスコマンド受付1=スタンバイモード時に HelloSENA と言う
  ボイスコマンド受付2=アンビエントボタンを1回押す

  FMラジオ起動や次トラック/FM局、リダイヤル等の操作ができるが、日本語英語ではなかなか通じないのが難点。

■設定モード
  ジョグダイヤルを12秒長押しで設定モードにし、ジョグダイヤルを回して各メニューに入る。

  20Sでは様々な設定がこの設定モードで可能だったが、30kでは最低限に抑えられており、細かな設定はスマホアプリからするようになっている。
  スマホもだいぶ普及したし、細かな設定を本体でやらないし、設定項目が多いと目的の設定を探すのが面倒だったので省いて正解だと思う。
  設定可能なメニューは以下の通り。
  ・ペアリングリセット(Bluetooth)
  ・リモコンのペアリング
  ・ユニバーサルインターコム


PC(windows)から設定をする


30kから詳細な設定はPCかスマホから行うようになっている。
ファームのアップデートはPCからのみだ。

SENAは設定項目が多数あるのだが、どう設定すれば良いかわかりにくい。
不要な設定が多くて有効にしたがゆえにインカム通話に悪影響を及ぼすものもあるので、個人的におすすめの設定を紹介する。


SENA30kおすすめ設定-2

PC用アプリをインストールして30kを認識しデバイス設定に入って以下の設定をする。
この設定はスマホからでも可能だ。

■オーディオブースト 有効
 音楽をはっきり聞えるようにする機能

■VOX電話 無効
■VOXインターコム 無効
 人の声を認識して通話が開始されるが、最初の数秒が聞えないので非常に不便。
 無効にしてくことをおすすめする。

■HDインターコム 無効
 1対1のタンデムの場合のみ有効にする。
 音質が向上するが3人以上や距離が離れると不安定になる。

■高音質A2DP 有効

■側音 無効
 アンビエントモードのこと

■Advansed Noise Control 有効
 ノイズを低減する機能のこと

■FM周波数ガイダンス 有効

■ゲストモード 無効
 メッシュボタンでも操作可

■VOX感度 適当(無効にしているため)

■スマートボリュームコントロール 低
 周囲の騒音にあわせて音量をコントロールする機能
 低か中がちょうど良い

■オーディオオーバーレイ音量設定 有効
 インカム通話時にバックグラウンドで流れる音楽の音量のコントロール
 無効にするとインカム通話を開始すると音楽の音量が下がり、人の声を認識するとさらに音量が自動で下がる。
 有効にすると一切連動せず音楽の音量が一定になる。
 会話中にナビ音声を聞き逃す可能性が高いので有効にすることを推奨。

■インターコム音声のオーバーレイ 何でも良し(オーバーレイが有効なため関係無し)

■ボイスコマンド 無効
 意図せずボイスコマンドモードになってしまうことが多々あるため。
 英語の発音が得意な人なら便利かもしれない。


スマホアプリの操作


メッシュが追加されたことで30k専用アプリとなった。
スマホアプリは各種設定変更だけでなく、インカム通話の呼び出しや各モードの音量調整など、基本的に本体でできることの大半を操作可能だ。
メッシュは一度グループ登録を済ませたらオンオフくらいしかしないが、Bluetoothは押す回数によって接続先を選択するので、ペアリング順序を覚えておかないとならずわかりにくかった。
アプリではペアリング相手の名前を付けられるし、呼び出しもアプリからなら視覚的に確認してできるのでとても便利だ。
スマホをハンドル周りにつけてナビとして使っているなら、これを使わない手は無い。



Screenshot_20180319-000058.jpg
左がメイン画面で各種モードに入ることができる。
右の画面は、左上の 三 をタップすると入れる詳細な設定メニュー。
ペアリング相手や自身の名前を付けたり、PCと同じ基本設定が可能だ。



Screenshot_20180319-000147-2.jpg
メイン画面から各種モードに入った画面。
左がメッシュインターコムの設定画面で、オンにしてメッシュグループ作成や削除、音量設定が可能。
右はBluetoothインカムの設定画面で、誰に接続するか等の操作ができる。
よく作りこまれていて使い勝手はとても良い。
スマホ操作が得意でない人でもすぐに操作できるし、本体操作よりわかりやすいので一度使ってみてほしい。


オプション ハンドルバーリモコン


DSC02211.jpg
インカム本体の操作をグリップに取り付けたリモコンで操作が可能になる、オプションのハンドルバーリモコン SC-HR-01も用意されている。
価格は高めで16000円程度するが、操作が楽になるので興味のある方は以下の記事も参照していただきたい。


音質、接続性を確認


2018年3月現在の最新ファームv1.0.2でテストした。


スマホとA2DPで接続して音楽を再生


DSC02961.jpg
20Sとほぼ同じで低音重視でイコライザーを効かせたらどんどん響く。
高音はバランスが良いのだが、スピーカーの限界なのか少し割れやすい。
イコライザーで高音を抑え気味にすることでバランスの良い音になる。


Bluetoothでインカム通話を試す


これも20Sや10Sと変わりはない。
やや高音が割れやすく耳が疲れるという欠点はあるものの、ノイズは少なくとても安定している。
4台チェーン接続でも快適で、これなら5台でも平気ではないだろうか。


スマホ経由で通話するRideConnected


別途以下の記事を参照していただきたい。
メッシュとの併用も可能で裏技的に他社インカムでも使うこともできるので、一読しておくと何かと役に立つかもしれない。


メッシュ接続を試す


さてここからが本題だ。
メッシュの仕組みは冒頭で説明したとおりで、ここではプライベートモードで接続した場合にどのような動作をするかを確認する。


メッシュのみ5台でテスト


DSC02965.jpg
まずは30kを5台、メッシュで接続した。
画像では中央のオレンジが仲介しているように見えるがそういう意味ではなく、お互いがそれぞれ接続されている。
メッシュグループ登録をした後、メッシュボタンを押すと1秒程度で会話が可能になる。
5台接続した状態ではとても安定しており、本当に5台も接続されているのか?と思うくらいノイズが少ない。
驚いたのは2台の時と5台の時のノイズの差がとても小さいこと。
これなら10台に増やしても問題はなさそうだ。

この状態で2台だけを持ち出して自宅周りを歩き回ると、障害物がたくさんあるせいで50mくらいでノイズが発生。
さらに離れて家を数件隔てると、自宅の3台と手元の2台の間の通話が不安定になりやがて通話できなくなったが、手元の2台は通話可能な状態を維持している。
家に向かって移動するとノイズが入りだして自宅の3台と接続されたことを認識できた。
通話可能距離はBluetoothとほぼ同じとみてよいだろう。
ノイズの入り方もメッシュだから何か違うのかと思ったが、Bluetoothと同じ感覚だ。

この時は完全に切断されていなかったようだが、実際には完全に切断されるとメッシュネットワークの探索ビープ音が鳴り、ビープ音がしている瞬間は他の音(通話や音楽等)が聞えなくなる。
実走行している時、2人が離れてしまったのだけど、せっかく残る2人で接続できているのにビープ音がする度に会話ができなくなりビープ音がうっとうしかったとのこと。
ビープ音はバックグラウンドで鳴る仕様にしてほしい。

毎度のことだけど、住宅街でインカムを複数持って「あーあーテストー」と言いながら歩き回るのはかなり怪しい奴なのでマネしないほうが良いと思う。


メッシュのみ5台と音楽を併用


DSC02966.jpg
今度はスマホで音楽を聞きながらメッシュで通話をしてみた。
オーディオマルチタスクの動作はとても快適で、なんら問題は無い。
音楽を併用してもメッシュに何か影響を与えることはないので、安心して併用して良い。


メッシュ5台にBluetoothインカム5台を試す


DSC02860.jpg
おそらく利用シーンが多いであろう構成だ。
インカムは各社で感度がバラバラで、大きく異なれば異常に音が大きかったり小さかったりするので、まずは相性を確認。
過去にも経験したことだけどSB6XとSENAは感度が近く、相性が良い。
わずかにSB6Xの感度が低いので、SB6Xの人はマイクを口元に近づけるか少し大きめの声で話すだけでSENA同士の会話と遜色ない通話ができる。

逆にSB4Xはマイク感度が高いためSENA 30kとの接続には不向きだ。
これはどちらが悪いというものではなく、相性であって仕方ないことと理解しておこう。


先頭の人がナビ音声を聞くことを想定して接続。
30kで音楽併用したい人を増やすにはBluetoothの数珠繋ぎを増やすことになるが、極力Bluetoothの数珠繋ぎの段数は少ない方がノイズが少ないので、30kにぶら下げるBluetooth接続は2台(30kを含めて3台)までに抑えたほうが良さそうだ。

メッシュのみ5台と比べるとさすがにノイズが増えたが、Bluetoothのチェーン接続に例えるとSB6Xを仕様外の5台接続した時に近い。
自宅周りを歩き回ったところ実用に耐えうるレベルと判断した。

Bluetoothインカム通話を併用する場合の注意点として、メッシュ間は自動再接続をするので離れても問題ないが、Bluetoothインカム通話は自動再接続ができないor安定しないので、30kとペアリングしたBluetoothインカムの人は極力ペアになって行動することをおすすめする。


実際に走行して確認


30kペアリング中
2018年3月、ツーリングメンバーにお願いをして伊豆キャンプツーリングで30kを試させてもらった。
いつも協力していただきありがとうございます。

今回の構成は以下の通り。

・30k 4台 (メッシュ)
・10S 1台 (Bluetooth)
・SB6X 2台 (Bluetooth)
・SB4X 1台 (Bluetooth)

30kのメッシュを中心にして、それぞれにBluetoothインカムを1台ずつぶら下げている。
このツーリングの後に発覚したことだが、SB6Xにはナビ音声や音楽をインカム全体に共有する裏技があり、もしこの時それを知っていたなら、SB6Xとスマホを接続して全体にナビ音声共有をしたのだけど気づくのが1週間遅かった。

動画も用意したので参照してほしい。



他社を含めても8台の通話は可能


8台接続、他社有り、高速道路や市街地というなかなかヘビーな環境にも関わらず、快適とまでは言わないが十分通話は可能だ。
少しくらい躓くと思っていたがあまりにスムーズに接続できたので驚いた。
事前の検証でわかっている通り、SB4Xは感度の違いから音割れしてかなり聞き取りにくい。
SB6Xのメンバーは若干声が小さいがとてもクリアに聞えており合格点だ。

メッシュに関しては音声がロボットノイズのようになって聞き取れない事がそこそこ発生している。
すぐに直るので再起動や再接続は必要なかったが、聞きかえすシーンは割りと多い。
大きく不安定になったのは2日間で3回くらいで、その都度再起動で復旧。
ただし、切断されることは1度もなく、距離が離れて近づいたらスムーズに再接続できる等、メッシュの威力をいかんなく発揮することができた。

動画では比較的クリアに録音できているが、SENAのインカムは高音がやや割れており少し耳が疲れる。
逆にSB6Xの人の声は高音がカットされていてとても聞きやすい。
この点は10Sや20Sでも同様なのでSENAの傾向とだろう。

ここまでなら想定の範囲内で十分合格ライン。
しかし、難点もある。


1 しゃべり始めの一言めが聞えない


僕はあまり気にならなかったが、他のメンバーからは30kの人の声の最初の0.5秒が聞えないらしく出だしの一言がわからないと言っていた。
VOX機能はoffにしているので残るはSENA特有のノイズリダクションによる完全ノイズカットか、メッシュによる同時マイクオン最大6台の制限が影響しているのではないかと思う。

個人的には完全ノイズカットもマイクオン最大数制限も不要なので、設定からoffにできるようにして、この問題を解消して欲しい。


2 バッテリーが持たない


SENA30kテスト伊豆キャンプ
アメリカAMAZONのレビューで書かれていたことだが、メッシュとBluetoothを併用する4時間でバッテリー切れとなってしまった。
昼過ぎにはバッテリーが切れて、キャンプ場に到着する16時までの間はほぼ充電しながら利用した。
急速充電に対応しているため20分でメッシュ3時間分になるとのことだが、Bluetoothと併用すると実際の利用では20分の充電で1時間程度の稼働時間だろう。
昼食などで1時間くらい充電できれば次の休憩まで持つが、コンビニ休憩程度だと次までぎりぎりだ。
充電しながら利用ができるので、走行しながら充電できるようにモバイルバッテリーとケーブルをどうするか考えておいたほうが良い。
30kのUSBポートは少し奥まったところにあり、汎用USBケーブルによっては最後まで挿し込むことができず、振り向いたりするとすぐ抜けてしまうので事前に確認しておこう。


3 バッテリーLowのアナウンスのタイミングが遅すぎる


「バッテリーLow」のアナウンスが流れた後、わずか3分後に電源が落ちてしまった。
せめて30分くらい前に案内をしてもらいたい。
電源が落ちた後、残りのバッテリーを振り絞って1分くらい通話できたので、とりあえず最低限の要件を伝えて次のポイントまで走行することはできた。

バッテリーが持たないのは消費電力の関係上仕方ないにしても、アナウンスのタイミングはファームで解決できるはずなので、ここは早急に対応して欲しい。


8台程度なら十分実用的


まだ完成度が低い部分があるが、8台でしかも他社を混ぜて会話ができ、メッシュは一発接続できるしBluetoothも2台接続なら安定しており、これなら十分使えるとわかった。
メッシュ自体の性能は文句の付けようがなく、次世代に相応しい。
この利便性を存分に味わうために、早く廉価版を登場させて欲しいと願うばかりだ。


SENA 30kの評価


sena30kmain.jpg
メッシュは素晴らしい。
これは間違いない。
台数が増えれば増えるほどBluetoothと比較してメッシュのアドバンテージがどんどん広がる。
また自動経路制御を味わうと従来の接続方式に戻ることはできない。


30kの欠点はBluetoothインカム接続時は音楽の併用が出来ないこと、メッシュ対応機器が30kしかなく威力を発揮するにはコストがかかること、メッシュとBluetoothを併用すると4時間持たないことの3点。

今後SENAはメッシュを主軸にすると思われるので、廉価版が登場してメッシュだけで構成できるようになればBluetoothがシングルチップであることはあまり気にしなくて良くなるが、それはまだしばらく先になりそうだ。
バッテリーについては仕方ないと割り切って新しいモデルでの省電力化に期待するしかない。
ただ、アナウンスのタイミングはファームアップで対応できると思うので、一刻も早く改善してもらいたい。

今30kがおすすめか?と言われるとまだ少し早いかなと思う。
4人までならSENA 20Sで十分だし、汎用性の高さでSB6Xも良い。
30kはファームアップによって欠点が改善され、メッシュ対応の廉価版が登場してからが本番だろう。
先進性を味わいながらファームアップと廉価版の発売を気長に待てる人におすすめする。

10点満点評価
音楽の音質・・・・・・・・・6
インカム通話音質・・・・・・7
通話距離・・・・・・・・・・9
安定性・・・・・・・・・・・6
操作性・・・・・・・・・・・8
機能/拡張性・・・・・・・・8
取り付けやすさ・・・・・・・4
重さ・・・・・・・・・・・・2
コストパフォーマンス・・・・5
おすすめ度・・・・・・・7!


※現時点ではまだ平行輸入品のみネット通販にあり

このエントリーをはてなブックマークに追加

OGKらしさ全開!激安インナーバイザー付きフルフェイス KAMUI2のレビュー

DSC01836-2.jpg
OGKの中でも安価な部類のKAMUI2
もともと期待値が低かったのだけど、使ってみると予想を上回る良い製品だということがわかった。
ショウエイのGT-Airに手が届かない人は、是非一度試してみてはいかがだろうか。

今回購入したのは、グラフィックモデル STINGERの青色。
OGKはグラフィックモデルとソリッドモデルの値段差があまりないので、悩まず好きなグラフィックを選べる点がありがたい。
グラフィック的にはCLEGANTシリーズが好きなのだけど、ASAGIで既に持っているので趣向を変えてみた。
グラフィック一覧は以下の記事に掲載しているのであわせてご参照いただきたい。

KAMUI2の特徴



インナーバイザーを採用
・下位製品向け素材 TPS帽体を採用
・ウェイクスタビライザーによる空力性能の向上
・曇りを軽減するピンロックシートをオプションで用意
・巻き込み風を低減する後付ウィンドシャッターを標準付属
・全ての内装を取り外し可
・ワンタッチで着け外しが可能なPATシールドシステム
・顎紐は着け外ししやすいマイクロラチェット式

・JIS2種
・2015年9月発売
・実売価格 2.2万~2.5万円

値段の割りに豪華装備なことが良い点。
気になるのは、安全規格がJIS2種のみであるということと、顎紐がDリングではなく好みの分かれるマイクロラチェットということ。
安全性についてはOGKという会社を信用する以外はないかな。



外観チェック



まず外観および各種機能を順番にチェックする。

正面


DSC01646.jpg
口元から耳にかけてラインが入っており、口元の造形もエッジがきいている。
インナーバイザー付きはどうしても前頭葉の部分が大きく出っ張ってしまうが、このデザインのおかげか結構スマートだ。
シールドは5段階で開くタイプ。
左側の上下スライドスイッチでバイザーを上下させることができる。
シールドの詳細は後ほど記載する。



DSC01647.jpg
口元のベンチレーションは左右のスライド式。
向かって右がオープン、左がクローズなのだけど、下から覗き込まないとどっちかわからない。
それにこのベンチレーション、シールドの曇りを取るデミスト効果をメインに考えられているようで、口元を抜けていくようなエアフローにはなっていない。
大したコストではないだろうから、口元へ抜けるように作っておいて欲しかったなと思う。




DSC01689.jpg
頭部のベンチレーションは前後のスライド式。
ベンチレーションの穴がすごく大きいので、効果は期待できるかも。




DSC01673.jpg
左側にはバイザー開閉のスイッチ。
位置的にインカムとの干渉はほぼ無さそう。
スイッチ自体は少し硬いけど操作性は悪くない。



DSC01678.jpg
ショウエイのZ-7同様、肩の部分がえぐれており、横を向いたり手を上げたりしたときにヘルメットと干渉しにくくなっている。
デザイン的にもアクセントになっていてかっこいい。



後ろ


DSC01682.jpg
大型の排気用ベンチレーションが中央に一つ。
前後のスライドスイッチで開閉操作するようになっているが、見た目ではどっちが開くほうなのか全くわからない。

前のベンチレーションから後頭部にかけてウェイクスタビライザーと言う気流をコントロールするようにエッジの効いたデザイン。
外見はZ-7に近いけど、これはおそらく空力特性を考えると自然とこういう形になっていくのだろう。



底面


DSC01702.jpg
エアロフラップのような機構はなく、口元はかなりひろい。
このまま走ると巻き込み風が多めになるので、快適性を向上させるためにウィンドシャッターが標準で付属している。
取り付けは簡単なんだけど、最初ちょっと戸惑ったので写真で解説。




DSC01713.jpg
ウィンドシャッターは裁縫が見えるほうが内側にくるようにする。
この写真で言うと右が内側にくるようになる。
説明書にもそれっぽいことが書かれているけど、どうもわかりにくい。



DSC01761.jpg
この周りの部分をぐっと広げて、ウィンドシャッターを強く押し込んでいく。
綺麗にはまれば後付というのがわからないくらいピッタリはまるが、最初は壊れるんじゃないかと思って中途半端な状態で取り付けていた。
見た目に違和感がないくらい押し込んでおけばOKだ。




DSC01767.jpg
取り付けるとアライのエアロフラップより少し大きめのウィンドシャッターができあがる。
顎や首とは少し余裕があり、適度に空気が抜けてくれるので夏も冬もこれをつけておけば快適そうだ。
アライの後付チンカバーには劣るけど、ショウエイのピッタリタイプより着け心地が良く、満足度は高い



DSC01733-2.jpg
顎紐は好みの分かれるラチェットバックル式。
操作は簡単で、プラスチック部分を挿しこんで好きな場所で止めるだけ。



DSC01729-2.jpg
外す時はフラップをぐっと引っ張るだけ。
するっと抜けてくれるので、気楽に被ったり脱いだりできる。



DSC01744.jpg
元の紐の長さは金具で調整ができるので、大体このあたり。という感じの長さにしておけば良い。
喉ぼとけに当たると痛いのだけど、紐の調整をいくらしても喉ぼとけにバックルかプラスチック部分がきてしまうのが欠点。
何か布などを巻いておけば緩和されるので、痛い人は試してみて欲しい。

個人的にはDリングに慣れているのでラチェットバックルの「簡単」というメリットをメリットと感じることが無い。
Dリングに変更するサービスを展開して欲しいと思う。



内装


DSC01753.jpg
この価格帯としては珍しく全てが取り外せるようになっている。
上質感はないけど値段の割にはしっかりしたつくり。



DSC01750.jpg
外すとベンチレーションで取り込んだ風を流すように堀がある。



DSC01870.jpg
耳にスピーカー埋め込み穴はなく、すぐ帽体になるので、痛い場合にちょっと削るということは難しい。
ただ、比較的空間に余裕はあるので大体の人は大丈夫だと思う。



DSC01774.jpg
額の上の部分はインナーバイザーが格納されている。
その分少し前に出ているので、信号に近づきすぎるとちょっと見えにくい事がある。
逆に走行している時は気にならず、帽子のツバのような感覚で若干ながら日よけにも使えなくもない。
特に気にする必要はないけど、時々欠点としてあげられるので書いておく。



DSC01746.jpg
一点残念なことがある。
頭部のインナーを取り外した際、額付近のボタン(プラスチック)が破損してしまった。
実はこれ2回目。
構造からして貧弱そうなことはKAZAMIやASAGIで重々承知しており、最初に届いたKAMUI2の時も丁寧に外したけど外した瞬間にパチっと嫌な感触がして割れていた。
OGKサポートに電話しで事情を説明すると、すぐに交換の了承をいただき交換。
そして2個目もまた同じ状態となってしまった。

プラスチックにも強度(粘り)の違いがある。
いじくり倒している中国製のウェアラブルカメラのプラ素材は、曲げると前触れも無く乾いた音と感触とともにあっさりと折れてしまう。
日本製は柔軟性があって加重に耐え、限界を超えたらぐちゃっと曲がって最後に折れる。

残念ながらKAMUI2のこの部分は、前者に相当するということを2回の破損から学んだ。

まぁ折れても取り付けに問題はないし、内装側なので安価に購入できるからいいんだけど。
やっぱりこういう細かな点で、高級品との差を感じる。



シールドの出来は上々


DSC01776.jpg
さて、お待ちかねのシールドについて。
まずは通常シールドを見ていこう。
色はクリアで一切スモークは入ってない。
これは夜間走行に適しており、昼間まぶしければインナーバイザーを使えばOKということだ。
シールドの質も非常によく、OGKではたびたびある歪みが全く無い。



DSC01777.jpg
シールドの開閉は全閉を0とすると5段階で全開になる。
ショウエイと同じでガクガクと段階を踏んで上下するのだけど、ちょっとだけ開けるという段階が存在しないことが難点。
全閉から1段でも大きく開いてしまい、曇りを取るデミストポジションにしては開きすぎになってしまう。
エアロブレード5でデミストポジションが導入されたらしいので、今後の改善に期待だ。



DSC01791.jpg
もう一つ気になる点は、段階を踏んで最後にバチンと閉まる割りにさっと閉めた時の密閉性が低いこと。
新品購入時はかなり隙間があって、雨の時に走行したらおもいっきりシールド上部から雨が流れ込んで、勢い良くシールド下部から流れ出ていった。
静音の観点からももう少し密閉性を高めたいので、ホルダー位置を調整してみる。
その前にシールドの着け外しについて。


シールドの着け外し


kamui2はCF-1というタイプのシールドホルダー。
RT-33やASAGIとは異なり、現行モデルではkamui2のみのようで、シールドもおそらく互換性は無い。
早速外してみよう。



OGK KAMUI2 シールドの外し方
シールドを全開にして、赤で囲ったレバーを下に引っ張る。
この時、全開にすると外れないので全開よりちょっとだけ閉めると緑で囲った部分がパチンと外れるようになっている。
あとはシールドを浮かせば取り外しOK
非常に簡単で慣れれば片側2秒で外せる。



OGK KAMUI2 シールドの付け方
取り付けはもっと簡単で緑で囲った部分を押し当ててはめ込んで、青で囲った部分をぐっと押さえると、レバーが自動的に下がってパチンとはまる。
慣れれば片側2秒だ。

非常に良く出来た仕組みで、脱着のしやすさはショウエイと同等だろう。


ホルダー位置の調整


DSC01813-2.jpg
シールドが浮いていたり、閉まりにくかったりする場合はホルダー位置を調整する。
シールドを外して赤で囲った二箇所をドライバーで緩める。
完全に外す必要はないので、緩めるだけでOK



DSC01813.jpg
遊びがあるので前後上下にずらしてドライバーで締めこむ。
この際、シールドを取り付けたまま調整することは難しいので、トライアンドエラーで何度も試して最適な場所を探していこう。
ちなみに僕はだいたいこういうときは、ホルダーを後方にずらして多少しまりにくくても密閉性を高めるように調整する事が多い。

今回は下方を後方へ、上方は中央で固定し、バランスよく密閉性が高まった。
完璧ではないものの、上も下も雨が滝のように流れることは無くなった。
ただやっぱりショウエイのように一発で密閉はされないので、シールドを締めたあとにシールド右側をぐっと押さえ込んで完全に密閉させている。



インナーバイザーの精度は良い


DSC01786.jpg
目玉機能のインナーバイザーだ。
左耳あたりにある上下のスライドスイッチを上にするとバイザーが降りてくる仕組み。
バイザーの動きは良く操作はしやすい。



OGK KAMUI2 インナーバイザー利用時の視界
超広角のウェアラブルカメラを突っ込んで撮影してみた。
人の視界に近い視野角なので参考になると思う。
視界の7割がバイザー、2割がクリア、1割がヘルメット内部といった具合で、重要な部分は光を和らげてくれるので十分効果がある。
バイザーは鼻のあたりがえぐれており、見る場所によっては左右でスモーク有り無しとなって見えづらい。
ただこれはジェットのASAGIの場合であって、フルフェイスの場合は顎の部分で見えないので、消極的な理由ではあるけどえぐれによる影響は小さい。



OGK KAMUI2のインナーバイザーを展開
バイザーの品質は非常に良く、これまで手にしたOGKの製品では最も歪みが少ない。
というかほぼ歪みが無く上出来だ。
スモーク具合は他社の普通のスモークとほぼ同じで丁度良い。
若干目が見えているけど、カメラのフラッシュの関係だと思う。
ちょっとだけ残念なのは、ASAGIやKAZAMIは普通のグレーだったのに、KAMUI2はわずかに黄色がかっている。
目の疲れを軽減するために青の波長をカットしているのだと思うけど、個人的には普通のグレーのほうが有難い。
というのも、黄色っぽいと「ああ、もう夕方か~」とツーリングが終わろうとしている気分になってしまうからだ。

ショウエイ程ではないけど、アライや他のOGK製品より黄色い。
ただのグレーでいいと思うけどね。


細かな点では不満はあるものの、価格以上に品質は良いと思う。
ウリの部分にしっかり注力しているこの感じ、OGKらしいなぁ。



被り心地は普通


DSC01818.jpg
僕はMサイズばかりなんだけど、KAMUI2はLサイズのほうが合うらしい。
帽体が2シェルしかなく、XS、S、Mが小さい帽体、L、XLが大きい帽体。
Lサイズになると急に深くなったような気がするのは帽体サイズのせいだろうか。

内装に高級感はなく肌触りはいまひとつだけど、フィット感はそこそこ。
頭部は良いのだけどチークパッドが直線的で、頬の上部は強く当たり、下方はフィット感が乏しい。
包み込む感じが少ない状態だ。
それでも価格を考慮すれば十分で悪くは無いけど、やはり上位製品やアライ、ショウエイに比べるといまひとつだ。

気になるのはシェルとライナーによる軋み音だ。
喋る程度ならしないけどガムを噛むなど力を入れると数ミリの圧迫で軋み音がしてしまう。
また走行中にもトラックの風圧を受けたりすると、その風圧の変化によって音がする。
このあたりは価格相応な部分だろう。


重量は1641gとバイザー付きとしては標準的で、フルフェイスとしては重い部類。
それでもフィット感が良かったのであまり重さを感じることはなかった。
というか、バイザーが付いていると認識しているが故に、思ったより重くないと感じているのかもしれない。

手持ちのヘルメットの重量は以下の通り。
KAMUI2以外は全てMサイズなのでその点はご留意いただきたい。

■アストラルX(グラフィック) 1625g
 ※プロシェード外してノーマルシールドの場合 1559g
■アストロTr 1500g
■Z-7(グラフィック) 1381g
KAMUI2(グラフィック Lsize) 1641g
■KAZAMI 1808g
■ASAGI(グラフィック) 1499g ※ジェット
■アヴァンド(グラフィック) 1320g ※ジェット
※グラフィックモデルは20g程度重くなっています。


インカムの取り付け



レバーの位置は製品によって少し邪魔にはなるけど特に問題ない。
シェルとライナーの隙間はかなり小さいので、クリップの厚みがあると入らないので、インカムによっては両面テープでの取り付けになる。

では手持ちのインカムで試してみる。

SB5X


OGK KAMUI2にSB5Xを取り付け
相変わらずB+comは取り付けがしやすい。
クリップ部分が細くて強度があるので、どんなヘルメットにもだいたいクリップで取り付けが可能だ。
KAMUI2も同じく隙間は狭いもののクリップでOK



DSC01870.jpg
スピーカーケーブル長に余裕があるので、前方の顎横から回して取り付け。
耳の部分はプラスチック素材なのでクッション両面テープで貼り付け。
耳との隙間に余裕があるので、耳が痛くなるようなことは無かった。
マイクはチークパッドに埋め込んだり、口元に両面テープで取り付ける等、好みで大丈夫そう。
口元のスペースが結構あるし、ウィンドストッパーのおかげで巻き込み風が少ないので、マイク接地の自由度が高い。



OGK KAMUI2にSB5Xを取り付け 外観確認
アンテナもレバーと干渉することは無く、デザイン的にもばっちりだ。



SENA 20S


DSC01880-2.jpg
SENA 20Sはスピーカーケーブルが短いという欠点があり、KAMUI2はチークパッドとシェルとの隙間が非常に狭く、ケーブルを通しにくいという欠点がある。
この組み合わせの場合は、何とかして配線するしかないので試行錯誤した結果、チークパッドのプラ部分の穴を通すことにした。
ここならシェルと挟まれることもあまり無いので、ケーブルに余計な負荷がかからず断線の心配はなさそうだ。



DSC01886-2.jpg
内側はシェルの隙間から伸びてくるような感じ。
たぶん、大丈夫。



OGK KAMUI2にSENA20Sを取り付け
SENA 20Sのクリップは非常に分厚くシェルと帽体の隙間に入らなかったので両面テープで固定。
首もとのデザインの影響でクレードルと帽体と接触面積が稼ぎにくく、ちょっと取り付けしにくかった。
大丈夫なんだけど、もう少しインカムへの配慮が欲しいところだ。
アンテナとレバーの干渉を考えるとここしかないと思う配置。



DSC01904.jpg
アーム式マイクはウィンドシャッターのあたりに潜り込ませておけば大丈夫。
もちろんワイヤーマイクでも適当に取り付けできる。
SENAの取り付けについては満点ではないけど、ぎりぎり合格ってところかな。


インカムについてはこちらの記事もご参照ください。


走行してみての感想



とりあえず近場をぐいぐいと走ってみた。
今後評価が変わるかもしれないが、一旦現状での評価をする。


■静音性能はいまいち
風切り音は大きめ。
音質はやや高音でコオオオオオ!って感じだ。
60km/hから煩いと感じ、80km/hくらいになると風圧の変化の影響を受けて軋み音まで発生し、結構気になってしまった。

ただ、ジェットに比べれば静かなので、静音に徹底的にこだわるような人でなければ問題はないと思う。


■空力性能は良い
速度を上げてもあまり持っていかれる感じは無い。
リフトしにくいのはやっぱりウェイクスタビライザーの効果だろうか。


■巻き込み風の制御は完璧
ウィンドシャッターをつければほぼ完璧に巻き込み風を押さえ込んでくれる。
また左右に少し隙間があるので、負圧で口元の息も排出するのに役立っているようだ。

ただ口元のベンチレーションがシールド方面にしか向かってないせいで、内側から強制的に排出しておらず、首元の負圧に頼るのみ。
もう少し口元の空気が滞留しないように工夫して欲しいかな。
速度が出ていれば全然気にならないが、のろのろ運転だと少し口元の快適性に劣る。


■ベンチレーションは良好
口元はいまいちなんだけど、頭部のベンチレーションはよく効いており、換気されていることが実感できる。
雨で前方のベンチレーションを閉じた場合、後頭部のベンチレーションは負圧を利用するような仕組みになってないようで、ほとんど効果を実感できなかった。
それほど問題は無いだろうけど、真夏の雨の快適性は若干劣るかもしれない。


■インナーバイザーは超便利
一日使ってみたけど、シーンによってクリアをスモークを切り替えられるのはとても便利。
品質も非常に良くて若干黄色いことを除けば完璧だ。
視界の下部がスモークから外れてクリアになってしまうけど、慣れれば全く問題なし。
それより状況に応じて切り替えられる点と、インナーなので汚れにくくメンテナンスが楽なことが大きなメリットになっている。


地味だけど万能!


kamui2全モデルresize
価格の割りに高機能なのにいまひとつ話題にあがらないKAMUI2
アライ、ショウエイに挑戦したRT-33と、軽量特化で注目度の高いエアロブレードシリーズが目立ちすぎて、存在感がちょっと薄い。

OGKの中でも廉価でシェルの素材も低グレードのものが使われているせいか、下に見られている感がする。
というか僕がそう思っていたわけだけど、気になって購入してみると、意外にもつくりがしっかりしていて、値段を考えると十分な性能だと思う。
※内装のプラ部分を除く

もしラチェットバックルで痛みを感じる場合は、布のようなものをバックルに巻いて対処しよう。
軋み音についてはこんなものかなとも思うけど、あまりにひどい場合はメーカーに相談してみるのも有りだと思う。
ショップで試したら軋み音が少ないものもあるので固体差が激しいようだ。
このあたりは価格相応と割り切っておいたほうがいいかもしれない。

安全性を確かめることはできないが、JIS2種はバランスのとれた規格なのでこれでも十分じゃないかとも考えられる。
廉価版向けの素材なんて・・・と思わず、一度被ってみてはいかがだろうか。

ツーリングではインナーバイザー、町乗りではインナーバイザーとラチェットバックルが活躍すること間違いなし。
欠点はあるけど、2万円程度と安価に一つで何でもこなせる便利屋的なヘルメット。
何を優先すればいいかわからない人や、保管スペースがない人、安価に一つで全てを賄いたい人におすすめだ。


個人的 10点満点評価
静音性・・・・・・・・・・3
軽さ・・・・・・・・・・・4
涼しさ・・・・・・・・・・4
被り心地・・・・・・・・・5
空力性能・・・・・・・・・6
品質・・・・・・・・・・・3
インカムの取付やすさ・・・7
機能・・・・・・・・・・・7
コストパフォーマンス・・・9
おすすめ度・・・・・・・6!

このエントリーをはてなブックマークに追加
Copyright © バイク用品を試しにバイクでGO! All Rights Reserved.

テキストや画像等すべての転載転用販売を固く禁じます
プライバシーポリシー