2017年07月の記事一覧

バイク用品(インカム、ヘルメット等)、ウェアラブルカメラ、キャンプ道具を買いまくって、レビューのためにツーリングをする様子を公開するブログ。

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2017年07月の記事一覧。バイク用品(インカム、ヘルメット等)、ウェアラブルカメラ、キャンプ道具を買いまくって、レビューのためにツーリングをする様子を公開するブログ。

2017-07-10 バイク用 インカムレビュー
インカムの通話音質を左右する要素の一つにノイズリダクションがあるが、先日メールで、・B+comにノイズリダクションは無いというのは本当?・B+comのマイクは無指向性のためマフラーの音を拾って通話が困難というのは本当?・SENAは指向性が強いため環境音を拾いにくいというのは本当?と質問をいただいた。これまでいろんなインカムを使って走行し、それぞれ特徴はあれどB+com、SENA、デイトナの3社で実用で困るくらいの差を感じ...

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2017-07-04 その他
バイクの維持費について正確に把握しようと思い計算してみた。初めてバイクを買う人、気になるバイクがあるけど高そうと躊躇している人、異なる排気量のバイクに乗り換えるという人に、参考にしていただきたい。バイクにかかる費用は大きくわけて6つ ①税金/車検/自賠責保険②任意保険③バイク本体④ガソリンや消耗品⑤ヘルメットなどの用品⑥改造これらを一つずつ見て、年間でどれくらいかかるかを把握すれば、バイク購入後に公開するこ...

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2017-07-02 B+com
日本国内では初となる、自動経路制御を可能にしたB+comシリーズの最新作SB6X海外では2015年に登場したスカラライダー Packtalkが自動経路制御を採用し、2016年にはSENAが30kを発表、2017年中の発売を目指して開発中。そこへ急遽サインハウスからSB6Xが発売された。新しいネットワーク規格のスカラライダーとSENAに対し、従来のBluetoothで自動経路制御を実現したSB6X自動経路制御インカム時代の幕開けだ。2017年8月4日発売日、予約...

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バイク用インカム ノイズリダクションとマイクの指向性を比較

IMG_4548-2.jpg
インカムの通話音質を左右する要素の一つにノイズリダクションがあるが、先日メールで、

・B+comにノイズリダクションは無いというのは本当?
・B+comのマイクは無指向性のためマフラーの音を拾って通話が困難というのは本当?
・SENAは指向性が強いため環境音を拾いにくいというのは本当?


と質問をいただいた。
これまでいろんなインカムを使って走行し、それぞれ特徴はあれどB+com、SENA、デイトナの3社で実用で困るくらいの差を感じたことは無いが、気になったのでどれくらいの性能差があるか比較してみた。
※MidLandはまだ実走行ができていません。近々3人で試す予定です。

尚、ここではノイズキャンセル等も含めてノイズを低減する機能ということで、ひとまとめにして確認していく。



vlcsnap-2017-07-09-23h31m04s890.jpg
先に書いておくと、B+comにノイズリダクションはあって実際に走行中に体感することはできる。
例えば、マフラーを改造している人が停止状態からスタートすると、排気音がわずかに聞えるが2秒程度でかなり小さくなる。
回転数を一気に上げるとまた増えた排気音分くらいが聞えて、数秒で小さくなる。
他にも救急車両のサイレンも数秒で小さくなる。

機種によってノイズリダクションの処理方法や性能に差があることは実感しているが、中国製をのぞけば劇的な差はなくどれも実用範囲内の性能であると実際に使って感じている。

マイクの指向性はどのインカムもほとんど差を感じたことが無い。
風が直接あたらず口元に近ければどこでもOK という認識だ。


それでは、その認識が正しいのか、静止状態で比較してみよう。

比較


今回比較するのは以下の製品で、それぞれ同じ型番のインカムを接続し2台で確認をした。
※GT2とBT Proは1台ずつしかないため同社製品と接続してテスト
※6riders以外は全てワイヤーマイクを使用
※右に記載しているのはファームバージョン

SB4X v2.2
SB5X v1.4
SENA 10S v1.3
SENA 20S v1.7.2
イージートーク3 v2.30
イージートーク3 & GT2 v2.00
BT Next Pro & X2 Pro v08/04/2017
6riders

音響についてはあまり詳しくなく、自分なりに調べた上での確認方法なので間違っている点があるかもしれないが、あらかじめご了承いただきたい。


ノイズリダクションの確認方法


DSC02384.jpg
例えばSENA 10Sの場合、10S同士を1対1で接続し、片方のマイクにスマホから昔のテレビ放送終了後のざーーーという音を最大音量で流し、遠くから少しずつ近づけたり、一気に近づけたりを繰り返し行う。
音を拾ってから数秒でノイズと判断して低減されるので、以下の指標を10段階でチェックした。

①ノイズを拾う最大音量
人の声が同じくらいになるように対向インカムの音量を調整。
その上で最もノイズが大きくなるノイズを拾った瞬間の音量。

②低減後のノイズ音量
ノイズリダクションが効いて低減された状態の音量。

③何秒後にノイズが低減されるか

④ノイズリダクションの安定性
ノイズ音量の変化や処理されるまでの時間の一定性等。
ノイズを0にできなくても、十分低減された状態が安定して続くことのほうが大事だと思う。


経験則になるが、マイクに密着させる一歩手前の段階で結構大音量で、高速を普通に走行しているのと同じ程度のノイズ音。
完全密着はマイクがヘルメットの外に出たような状態だと思う。


ノイズリダクションの評価



動画については、機種によってスピーカーの音質が異なったり位置ズレで録音精度が変化するため、音を比較するのは難しい。
あくまで同じ機種の中でノイズリダクションがどういう具合で効くのか?
という観点で参考にしてほしい。

その他注意事項
・手作業のためスマホの位置が違っていたりするが、動画以外に何回もテストしているので気にしないでいただきたい。
・SB4XとSB5Xは動画では風切り音対策のスポンジをつけてないが、撮影時以外はスポンジをつけて確認している。
・動画の文字と以下の表では処理までの時間が異なるが、正しくは以下の表を参照。

ノイズ最大音量低減後の音量所要時間安定性備考
SB4X942秒7
SB5X721~2秒8
SENA 10S731~2秒6完全カット有り
SENA 20S721~2秒6完全カット有り
イージートーク3811秒9
GT2811秒9
BT Next Pro/X2 Pro55-10
6riders1010--


注意
実走行での評価も含めていますが、バイクの種類やマフラーの音量、ヘルメットへの取り付け方、接続台数等によって評価はかわります。
マフラーをかえて常識の範囲の音量のバイクもある中での評価です。


■SB4X
2013年発売の旧世代。
今となってはノイズリダクション性能は劣るけど、マイクとスピーカーがそこそこ良いので総合的には普通レベル。


■SB5X
処理速度や低減後のノイズ音量はイージートーク3に劣るが、ノイズの音量差が少なく安定している。
マイクもスピーカーもそこそこ良いので、総合的には良い。


■SENA 10S、20S
10S、20Sはほぼ同じだけど、わずかに20Sのほうが高性能のように感じる。
SENAは完全ノイズカット機能を搭載しているが、判定後も十秒くらいの間隔で小さいノイズが復活して消えるを繰り返し安定しない。
僕はこの動作が非常に気になって、SENAのサポートに完全ノイズカット機能を切れないか確認したができないらしい。
電子処理が過剰で不自然さはあるが、通常のノイズリダクションは良好で、総合的には良い。


■イージートーク3/GT2
ノイズを一瞬大きく拾ってしまうが、処理速度が速く、処理の質も良く、一度処理したノイズは多少の変化があっても安定して処理し続けてくれる。
マイクの性能がいまひとつで人の声が聞き取りにくいことがあるが、ノイズリダクションは優秀なのでトータルでは良い部類。
値段からすると驚異的。


■BT Next Pro/X2 Pro
ノイズを拾った時点でノイズリダクションが瞬間的に動作しているのだろうか。
他製品のノイズが低減された状態よりノイズは大きいが、ノイズ音量が一定で安定していることが特徴。
※3人での走行を近々予定しています。


■6riders
ノイズリダクションは機能してないのではないか。
それとも瞬間的に適用されているものの、機能として弱すぎるのか。
エンジン音をおもいっきり拾ってしまうので、回転数をあげるとかなり厳しい。
製品レビュー記事でも紹介したとおり下道なら快適ではないけど会話は可能というレベル。


■結果

6riders <<<< SB4X < その他機種

6ridersがダントツの最下位で、次に旧世代のSB4X。
他の機種については好みとか慣れの範囲で入れ替わると思う。

やはりイージートーク3のコスパはすごい。
2倍以上する他社と比較して全く引けを取らない。
個人的にはノイズ音量の上下幅が広かったり変動が激しいとストレスに感じるので、ほぼ一定のBT Proシリーズが好みかもしれない。
早く次のツーリングで試したいと思う。

尚、ノイズリダクションが働くとプツプツと電子ノイズが入る。
これは全ての機種で起こっていることなので、電子処理の副作用ということだろう。



マイクの指向性の確認方法


DSC02386.jpg
ノイズリダクション同様に1対1で接続。
対向のインカムのスピーカーを耳にあてながら、いろんな角度から「あっ!」「あっ!」と言って拾う音量に差異があるかを確認した。
※一定音量で「あーーーー」といい続けると、ノイズリダクションが働いてしまうことがあるため「あっ!」と言うことにした。

距離は様々で3cmから50cmくらい離し、声の大きさは普通に話す程度。
手に持って真後ろからもテストしている。
かなり頭おかしいやつだが、真夜中に全インカムのテストをやり遂げた。


マイクの指向性の結論


SB4Xのアームと6ridersを除けば、どのインカムも大差はなく、正面を10とすると側面で9、背面で6といったところ。
前方への単一指向性となっている。
ベストな位置は口元へ貼り付け。
狭くて貼り付けられない場合は、チークパッドの側面でもOK


■SB4Xのアームマイク
マニュアルに記載があるとおり無指向性で、背面の音もしっかりひろっている。
ただ、ツーリングメンバーにマフラーを改造したバイクでアームマイクを使っている人がいるけど、ノイズリダクションで処理されているせいか気になった事は無く、ワイヤーマイクと同程度の通話品質だ。
もしエンジン音や排気音を異常にひろってしまう場合は、あまり大きな差はないと思うけどワイヤーマイクを一度試してみてはいかがだろうか。


■6riders
無指向性のようで全方位しっかりひろう。
その上、ノイズリダクションが機能してないので、余計にエンジン音を拾ってしまったのだろう。



調査の結果



最初に書いたことと同じで、メジャーメーカーなら特徴の差はあっても総合的に大きな差はない。
旧世代のSB4Xは若干劣るが、実用上困るようなシーンは今までになかった。
6ridersは走行した時に真っ先に感じたのは、エンジンノイズを拾いまくってて、ノイズリダクションが動作しているとは思えなかったが、今回のチェックで合致していることを確認した。


・電子処理に不自然さがあるけど、完全ノイズカットを搭載するSENA 10S、20S
・オーソドックスなSB4X、SB5X、イージートーク3、GT2
・処理は弱めだけど安定性抜群のBT Proシリーズ
・マイクの指向性は大差無し

※SB4Xのアームと6ridersを除く

という認識で良いかなと思う。

実走行でも電波状況が極端に悪くなければほぼ同じ結果を得られるが、機種によって通信距離や安定性は異なるので、本記事での評価が実走行での総合評価というわけではない。
トータルで見る場合は、各製品のレビュー記事を参照していただきたい。

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バイクにかかる費用を把握して、楽しいバイクライフをおくろう

  •  投稿日:2017-07-04
  •  カテゴリ:その他
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バイクの維持費について正確に把握しようと思い計算してみた。
初めてバイクを買う人、気になるバイクがあるけど高そうと躊躇している人、異なる排気量のバイクに乗り換えるという人に、参考にしていただきたい。


バイクにかかる費用は大きくわけて6つ



①税金/車検/自賠責保険
②任意保険
③バイク本体
④ガソリンや消耗品
⑤ヘルメットなどの用品
⑥改造


これらを一つずつ見て、年間でどれくらいかかるかを把握すれば、バイク購入後に公開することは少なくなると思う。



①必須の税金/車検/自賠責 排気量によって大きな差はない?


バイクには4つの区分がある。
50cc未満(原付一種)
125cc未満(原付二種)
250cc未満(軽二輪)
251cc以上 車検有り

この5つで税金等が異なるわけだけど、車検の有無で大きな差があるように錯覚しがち。
でもちゃんと調べてみると実はそうでもないなぁ。と思うかも。
というわけで以下の表を見てほしい。



軽自動車税
自賠責保険
重量税(車検)

印紙代(車検)
年間合計額
50cc未満2000円
3466円(5年17330円)
無し無し5466円
125cc未満2400円
3466円(5年17330円)
無し無し5866円
250cc未満3600円
5612円(5年28060円)
無し無し9212円
251cc以上6000円
7055円
1900円850円15805円

※251cc以上の自賠責、重量税、印紙代は2年に1回の車検で支払うもので、それを1年換算にして表記。
※251cc以上は新車購入時に重量税が5700円、以降は初年度登録13年以下は3800円、以降は徐々にあがる。
※250cc未満は新車購入時に重量税が4900円、以降は重量税なし。


250ccと大型では年間6500円の差しかない。
これを大きいと見るか小さいと見るかは人によるけど、バイクライフを満喫するにはもっとお金がかかり、全体から見れば極わずかだ。
それでも車検があるバイクは高いと思われている理由の一つが、2年に1回車検に店に出すと8万~10万くらいかかった。
という話しがあるからだろう。
でも本当に車検の有無でそんなに金額が違うのかを見てみよう。

例えば車検が10万円だったとすると、1年間では5万円。
そのうち整備費用と点検費用は車検があってもなくても必要なものなので除外すると、
自賠責を含む法定費用1.6万円、車検代行費用0.5万円となる。

250ccの場合は法定費用が9000円、車検代行費用0円、車検有りのバイクとの差は1.2万円程度。
これを見れば、車検や法定費用の差は微々たるものだということがわかる。


実際のところ250ccで点検を受けている人がほとんどいないからその分は安くなるのだけど、自分でしっかりやるか、やらない人は安全性を犠牲にしているということを理解しておく必要がある。

整備費用については④で詳細を記載する。


税金、車検、自賠責のまとめ


250cc未満と以上のでは年間1.2万円程度の差しかない。


②任意保険 125cc未満と以上では年齢によって大きな差がある


任意保険(自動車保険)は名前の通り加入は任意。
入らなくてもいいが、今からバイクを購入しようと思っている方は、対人対物無制限だけでもいいので必ず任意保険に入ろう。
ちょっとした事故で数千万円の賠償を背負い、一生涯返済に追われる人生になる可能性がある。
自分にかける医療保険はなくても病気になった時に自分がどうにかすればいい。
しかし自動車保険は相手のための保険であることを忘れてはならない。


125cc未満とそれ以上とファミリーバイク特約の3つに分ける



・125cc以上任意保険
・125cc未満任意保険
・ファミリーバイク特約(125cc未満限定)
※125cc~250ccと250cc以上で分けられる場合もあるが、大差ないのでここでは同じとする。

125cc以上任意保険と125cc未満任意保険については名前のとおり、排気量によって区分けられているということで、これらはバイクにかける保険。
初回契約は6等級からで、保険を使わなければ毎年等級があがって保険料が安くなる。
また、適用対象の年齢も制限があり、全年齢対象だとめちゃくちゃ高くて、21歳以上限定、26歳以上限定、30歳以上限定にしていくとどんどん安くなる。


ファミリーバイク特約は、既に自動車保険を契約していればオプションとしてつけられる特約だ。
※保険会社によって細かな違いがあるため注意。
家族(同居の親族または未婚の別居の子)といったように人にかかり、概ね6000円程度で対人対物無制限という内容になっている。
家族であれば、友達のバイクでも自分が運転者なら適用されるが、家のバイクを友達が運転者なら適用されない。
"人"にかかる125cc未満を運転した時にだけ適用される保険と覚えておこう。


以下の表は安価な通販型自動車保険(三井ダイレクト)で、知っている限りの割引を適用して比較した場合となるため、同一補償ならこの一覧が最安値に近い。
通販型と代理店型の違いはざっくりだが、
通販型=安いが自分で手続きをいろいろしないといけない。
代理店型=高いが基本全部代理店がしてくれる。(通販型の1.5倍~2倍)
といった感じだ。
事故対応については代理店型のほうが良いとは言われているが、担当による違いのほうが大きいと思う。
また年齢区分は会社によって異なるので、ここでは一般的な区分で掲載したので目安としてほしい。


全年齢21歳以上30歳以上
ファミリーバイク特約6000円--
ファミリーバイク特約(人身傷害有り)1.4万円--
125cc未満任意保険(搭乗者傷害有り)3.3万円1.7万円 -
125cc未満任意保険(人身傷害有り)7.3万円5万円 -
125cc以上任意保険(搭乗者傷害有り)8万円3.6万円2.4万円
125cc以上任意保険(人身傷害有り)18万円9.8万円7.9万円



■補償内容
対人:無制限
対物:無制限
無保険者損害特約:2億円
自損事故傷害特約:死亡1500万円 後遺障害2000万円(人身障害の場合は無効)
等級:初回契約の6等級
----ここまで同じ----
搭乗者傷害のみ付与:死亡200万円 部位払い
人身傷害のみ付与:5000万円


21歳未満の人が乗ろうとすると極端に高いことがわかる。
それだけ事故が多いということだ。
保険は使わなければ徐々に安くなっていくので、僕は125cc以上(搭乗者傷害)、30歳以上、14等級で年間1.3万円程度となっている。
最高は20等級なのだが、もう下がり幅はかなり小さいので、最終的に同一条件なら1万円くらいで下げ止まりになると思われる。


125cc未満で既に家族の誰かが車(保険会社によってはバイクも)で任意保険をかけているなら、ファミリーバイク特約を使わない手はない。
特に一人一台と考えているなら、これほど適した特約は無いだろう。
125cc以上のバイクで任意保険をかけるなら、手続きが少し面倒ではあるが通販型の三井ダイレクトかチューリッヒをオススメする。
以下のリンクよりバイク保険の一括見積もりを取得できるので、参考にしていただきたい。
◇保険のインズウェブ◇⇒“なんと最大7社から選べる!!バイク保険徹底比較サイト”




③バイク購入価格 車種により千差万別


バイク1
税金やら保険やらの費用を知ったら次はバイク選び。
これはもう車種によって全然違うからgoobikeで見るしかない!としか言いようが無いのだが、そう言っては元も子もないので目安を書く。
先にバイクの種類について。
ざっくり、スーパースポーツ(SS)、ツアラー、スポーツ(ネイキッド含む)、ストリート、アメリカン、オフロード、スクーターの7つに分かれるので簡単に紹介。


■スーパースポーツ


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メーカーの技術を結集して作られた最高性能のバイク。
軽量小型ハイパワーで、加速力とコーナリングに特化し、サーキットのトップを走ることを目指している。
前傾姿勢がきついため長距離走行には向かないず、公道では性能を発揮しきれないのが難点。
600ccクラスなら使い切れるパワーと軽量な車体で公道最速となれるかもしれない。


■ツアラー


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長距離を快適に走れるように作られたバイク。
一見フルカウルでSSと似ているが、積載性や直進安定性を確保するため大柄で重量がある。
ツアラーでもちょっと毛色が違うのが、圧倒的ハイパワーで直線最高速を求めたメガスポーツと、ツアラーとSSの中間を狙ったスポーツツアラーがある。
ちなみに、僕が乗っているVFR800はスポーツツアラーに分類される。
bike4.jpg


■スポーツモデル(フルカウル/ネイキッド)


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昔はSS、ツアラー、ネイキッドの3つで片付いていたが、近年、Ninja250やCBR650Fのように、素性は所謂ネイキッドだけどフルカウルにしたバイクが増えてきた。
ネイキッドというのは裸を意味し、カウルをつけてないバイクの総称なのだが、見た目でカテゴライズされてしまったものだから、ネイキッドをベースにフルカウルにしたバイクはSSにもツアラーにも当てはまらなくないものが多い。
そこで今回は便宜上、SSにもツアラーにも当てはまらないものをスポーツモデルとしておく。
バイクに詳しくない人が真っ先に思い出すのが、カウルをつけてないネイキッドだろう。
特別高性能なわけでも、軽いわけでもないが、だいたい何でもそつなくこなせる万能タイプ。
タイプとしては、SSのエンジンをデチューンして乗りやすくしたネイキッドと、もともとネイキッド用として開発されたエンジンをネイキッドとフル/ハーフカウルにしたものに分かれる。


■ストリート


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ヤマハのSR400やエストレヤといった、速い!とか、曲がる!とかを求めた1980年代に疲れが見え始めた1990年代に現れた、誰でも気軽にトコトコ走れる、ちょっと古風な見た目をした車種が多いカテゴリー。
カワサキのW800を除けばだいたい単気筒で改造しやすく、カスタムベース車としても人気が高い。
バイクそのものは昔からある車種が多いが、ストリートバイクとしてカテゴリーが認知されはじめたのは1990年代となる。


■アメリカン(クルーザー)


bike7.jpg
海外ではクルーザーと言うが、最近では日本でもクルーザーと呼ぶことが多くなってきた。
代表格といえばアメリカのハーレー。
ひたすら地平線の続くアメリカで快適に走れるよう、直進安定性と足腰への負担を減らした独特の乗車姿勢で、ドコドコと走る姿が印象的。
一部例外車種はあるが、基本的に峠でも高速でものんびりと走り、その独特な音と振動を楽しむ。


■オフロード


bike8.jpg
砂利道を走るのに適しており、林道探索や道なき道を突き進む、大自然に突っ込みたい人向けのバイク。
絶対的なパワーは小さいものの超軽量な車体とトルクのあるエンジンでキビキビと走れるため、実はオンロード性能もあなどれない本当の万能カテゴリー。
厳密にはカテゴリーが異なるが、タイヤをオンロード用にかえたモタードなら、峠の下りでオンロードスポーツをぶっちぎることもできる。


■スクーター


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普段の足から長距離のんびりツーリングまで、実用性を重視したバイク。
シート下に荷物が入り、足元にも荷物がおけて、手動でのギヤ操作は無いのが普通で、アクセルを回すだけで前に進むのでとっても楽チン。
例外はあるが、125cc未満はよくスーパーで見かける普通のスクーター、125cc以上になると明らかにでっかいビッグスクーターが多い。


バイク車体の目安価格


それぞれ得意とする排気量が異なるし、同じカテゴリーの中でも安価なものから高価なものまであるので、その幅も含めた目安を書く。
尚、この価格というのは新車で購入した時の車体価格+整備/各種手続き費用(3万円程度)の金額。
中古という選択肢もあるが、状態により価格は大きく異なるのでここでは新車で計算。
僕は万が一不具合があっても自分で直すため中古ばかり購入しているが、自信がなければ迷わず新車をオススメする。


SS   ツアラースポーツストリートアメリカンオフロードスクーター
50cc------15万
125cc--20~50万 - - 30~50万 20~30万
250cc--35~60万 40~50万 50万 40~70万 35~70万
400cc--60~90万 50~60万 70~80万 - 70~80万
600cc100~120万100万~120万50~100万-75~90万-80~110万
1000cc以上140~200万120~180万100~130万-90~250万--


スポーツモデルの600ccクラスが異様に安い。
5年程前から性能を追い求めすぎない、大型バイクが市場に投入されているのだ。
これまでバイクは、そのクラスの排気量でギリギリの性能まで引き出されたものがカッコイイとされてきた。
そうすると大型なんて公道では扱いきれないモンスターマシンばかりになり、250cc/400ccクラスも無理やり4気筒エンジンで超高回転型にした結果、燃費の悪いバイクばかりに。
しかし実際は「適度な排気量、そこそこの性能で、安くて燃費が良いバイクが欲しい」という潜在的な需要があり、メーカーが本気出しての開発が始まり、ホンダのNC750やヤマハのMT-07といった60万円で買える安価でそこそこな2気筒ミドルクラスのバイクが登場した。

パワーが要らないなら下の排気量でいいじゃん?って思うかもしれないが、やはり排気量なりのトルクがあって乗りやすい。その上、燃費も車体価格も大差がないのでお得というわけだ。

この流れは大型だけに留まらず250cc、400ccクラスにも波及し、4気筒超高回転型のエンジンは無くなり、単気筒~2気筒の身の丈にあったエンジンが主流となっている。
もともと250ccクラスは東南アジアなどの発展途上国ではステータスとして人気が高い。
CBR250Rも高級車として注目を集めているが、それが先進国では安価で扱いやすいバイクとして人気が沸騰したのだ。


③バイク購入価格のまとめ


250cc~400ccなら単気筒~2気筒が主流。
安価なモデルと本気モデルが混在しているので選択肢が豊富。

600cc~1000ccは2気筒~4気筒が主流。
2気筒=安い 4気筒=高い と区分けされていたが、徐々に安価な4気筒が増え始めてきた。

1000cc以上は4気筒が主流
2気筒である理由がとくにないのでほぼ全モデルが4気筒。
安価なモデルはない。

もともと趣味性が強くお金に糸目をつけない分野だが、最近はライトユーザーの取り込みのために安価なモデルが増えている。
昔に比べて排気量至上主義は少なくなってきており、ヨーロッパや北米の初心者用として人気のあるミドルクラスは、価格と性能と扱いやすさのバランスが良くておすすめだ。

尚、バイクを手放す時いくらくらいになるのかは、以下の記事を参照していただきたい。

④ガソリン代と消耗品代 当たり前だが走れば走るほどかかる


ガソリン代


日本では1Lあたり何キロ走るという考え方をするが国によって計算方法が違うって知ってましたか?
アメリカ 1ガロン(3.78L)あたり、○○マイル(1マイル=1.6km)走る。
EU 100kmあたり、○○リットル消費する。
と計算する。
なので、他国のwebサイトでスペックを見ると、燃費の項目が全然違う数値になっているので注意しよう。

さて、ここは日本なのでそんな事はどうでもよくて。
バイクの燃費がどれくらいか、一日ツーリングに出たらいくらくらいガソリン代がかかるのか。
排気量によっても違うし車種によっても大きく違うが、概ねエンジン出力と重量で傾向は見えるので目安を出してみよう。
下の表のスペックはフルパワー仕様のものを掲載している。
まずは僕がこれまでに乗ったバイクで、しっかり平均燃費を割り出したことのある数値と、乗ったこと無いけど参考になるバイク(ハヤブサより下の車種)のネットで見た概ねの数値を掲載する。
カテゴリーは前項で記載したものに当てはめて欲しい。


カテゴリー型番エンジン形式排気量総重量馬力トルク市街地郊外高速ツーリングの平均
ツアラーVFR800(2型)V型4気筒800 251kg 108ps 80Nm15km21km19km19km
スポーツXJ6ディバージョンF並列4気筒600 211kg78ps59Nm17km24km21km21km
スポーツER-6n並列2気筒650 204kg 70ps 64Nm16km22km19km20km
スポーツホーネット250並列4気筒250 168kg 40ps 24Nm20km27km25km25km
オフKLX125単気筒125 112kg 10.2ps 9.8Nm40km55km-50km
スクーターDio110単気筒110100kg 9ps 9.3Nm40km50km-45km
ツアラーハヤブサ並列4気筒1300266kg197ps155Nm15km19km20km18km
SSYAF-R1並列4気筒1000206kg182ps115Nm13km18km18km17km
スポーツMT-07並列2気筒700182kg73ps68Nm18km28km25km25km
スポーツCB400SF並列4気筒400200kg53ps38Nm16km25km21km22km
スポーツCBR400R並列2気筒400194kg46ps37Nm25km35km27km30km
スポーツCBR250R単気筒250164kg29ps23Nm30km40km32km35km



ちなみに燃費は気温の影響を受けて寒いと燃費は下がる。
12月~3月にかけては10%程度低いと考えておくと良い。

上記一覧は、ごくごく普通の走りをするまさきちが関東近郊を走った場合の平均だ。
北海道だとVFR800でリッター22kmくらいになることもあるし、峠道の連続で気分良く走ればリッター15kmということもある。
同じVFR800に乗っていた友達は、峠道じゃなくてもヒャッハーーーー!するタイプなので、ツーリングの平均でリッター15km程度だと言っていた。


気になる点としては、VFRとは比較にならないエンジン出力を持つハヤブサとほとんど燃費差はない。
そしてXJ6ディバージョンは少し燃費が良いもののはやり10%程度の差に収まる。
燃費がいいモデルは総じて1000cc以下の2気筒モデルで、2005年以降に発売されたモデルだ。
尚、大型はレギュラーかハイオクか車種によって異なり、リッタークラスになるとハイオク指定のものが多くなるが、その場合はリッターあたり10円高く計算しよう。



距離で交換する消耗品


タイヤ
ガソリンは頻繁に給油するため走ったら走った分の費用として計算に入れるが、消耗品だって交換のスパンがガソリンより長いだけで同じ。
消耗品には2種類あり、距離(使用頻度)を目安に交換するものと、期間を目安に交換するものがある。
まずは距離(使用頻度)を目安に交換するものの費用を知り、実際のガソリン代と消耗品代をあわせた走れば走った分だけかかる費用を考える。
125ccのスクーターDio110、250ccスポーツのCBR250R、800ccツアラーのVFR800で比較する。
リッタークラスでも大きく逸脱することはないが、スーパースポーツでハイグリップタイヤを履いた場合は極端にタイヤ代がかかるので注意してほしい。


■交換品の目安
用品店やネットの意見では、オイルは3000km or 3ヶ月という鬼のようなスパンで、しかもリッター2000円以上の高級オイルを勧める傾向があるが、メーカー基準で言うとシビアコンディションで6000km or 1年に1回、メーカー純正の安価な鉱物油(リッター1000円)でOKだ。
僕は5000km or 1年で、購入店のサービスでワコーズの化学合成オイルを入れているが、今まで問題は出たことが無い。

計算できるのは距離で交換すべき部品だけになるが、概ね以下の通りとなる。
あくまで普通に保管して、普通に走り、普通に整備していた場合の目安なので、もっと持ったり早かったりもする。
※距離だけでなく、タイヤは3年程度、オイルは1年で交換が必要。


VFR800備考CBR250R
備考
オイル/フィルター50006000km リッター1000円 1回約3L 2回に1回フィルター1500円 工賃1000円40006000km リッター1000円 1回約2L 2回に1回フィルター1500円 工賃1000円
タイヤ4.4万1.5万km 前後4万円 工賃4000円2.4万2万km 前後2万円 工賃4000円
チェーン/スプロケ3.1万3万km 2.5万円 工賃6000円2.6万3万km 2万円 工賃6000円
ブレーキパッド1.9万
2万km 前後1.5万円 工賃4000円
1.3万 2万km 前後1万円 工賃3000円
エアクリーナー5000 2万km 5000 2万km
スパークプラグ1万 5万km イリジウム2000円*4 工賃2000円1000 1万km 500円*1 工賃500円
FフォークOH2.5万 3万km2.5万 3万km
合計13.9万 9.8万
1万キロあたりの消耗品代 7.1万 4.6万
1万キロあたりのガソリン代6.8万リッター19km換算 1L130円4万
リッター32km換算 1L130円



Dio110備考
オイル/フィルター15003000km リッター1000円 1回約1L フィルター無し 工賃500円
タイヤ1.4万1.5万km 前後1万円 工賃4000円
Vベルト/ウェイトローラー1.2万1万km パーツ 7000円 工賃5000円
ブレーキパッド1万
1.5万km 前後6000円 工賃4000円
エアクリーナー3000 2万km 3000円
スパークプラグ1000 1万km 1000円 工賃500円
FフォークOH-OH不可らしい。だめになるまで乗る。
合計4.1万
1万キロあたりの消耗品代 4.2万
1万キロあたりのガソリン代2.9万リッター45km換算 1L130円

だいたいガソリン代と同じくらいの消耗品代がかかっていると思っていい。
それくらいかかるものと思っておかないと、消耗品交換に手が回らない可能性があるので注意が必要だ。


上記の金額は標準的なメーカーの標準レベルの製品を量販店の通常価格の場合。
安く済ませようと思えば、マイナーブランドで良質なものを探すとか、ネットで購入して自分でやるとか、量販店のセール時にやれば30%~50%くらい安く出来る。
ちなみにVFR800のタイヤがえらく長持ちしているのは、最高のロングライフとデュアルコンパウンドで高いグリップを誇るミシュラン パイロットロード2を使っているためだ。
一般的なツーリングタイヤだと8000kmしか持たない上に、ハンドリングの劣化が激しくさっさと交換したくなることを考えると、パイロットロードシリーズはNo1ツーリングタイヤだと思う。
それ以外は250ccクラスとの差は概ね30%程度となる。


時間で交換する消耗品代


バッテリー
時間で交換すべき消耗品は距離換算ができないので別表にする。
他にも細かなものはあるが、代表的なものだけとする。


VFR800備考CBR250R備考
バッテリー1.5万2年~5年1.5万2年~5年
冷却水50005年 冷却水1000円 工賃4000円50005年 冷却水1000円 工賃4000円
ブレーキ/クラッチフルード1万4年 2000円 工賃8000円70004年 2000円 工賃5000円
ブレーキ/クラッチホース3万10年 1万円 工賃2万1.5万10年 8000円 工賃7000円 
合計6万 4.2万
1年あたり1万 7000



バッテリーは安くてそこそこの品質で有名な台湾ユアサを使えばもっと安価にすませられるが、他はそうもいかないので概ねこんな感じだ。
大型でも250ccでも125ccでも大きな差はない。



④ガソリン代と消耗品代のまとめ


年間よく走る人で1万キロ、少なめの人で5000kmとした場合の大型と250ccで比較すると以下のようなイメージになる。
車検費用は他の消耗品で計算されているが、車検代行費用の部分は入れてないのでここで1年分(半分)として組み込み、さらにツーリングに出れば高速をいやおう無しに使うことになるので、半分の2500km程度を高速利用とし、ETC割引を多少きかせて100km=1500円程度で計算している。
それらを以下に表に組み込んで計算する。


VFR800 5000kmVFR800 1万kmCBR250R 5000kmCBR250R 1万kmDio110 5000km
ガソリン代3.4万6.8万2万4万1.45万
距離消耗品3.55万7.1万2.3万4.6万2.1万
高速代3.7万7.4万3.7万7.4万-
期間消耗品1万1万700070007000
車検/定期点検1.5万1.5万1万1万1万
年間合計13.15万23.8万9.7万17.7万5.25万


最初にも書いたが250ccと400ccの最近の2気筒or単気筒スポーツバイクは最適化されているためCBR250Rに近い金額となり、一昔前の4気筒はVFR800に近い金額。
125ccに関しては高速に乗れない分安いが、それだけ行動範囲が狭まるというデメリットがある。



1年でどれくらい走るの?


soukoukyori.jpg
距離からみた場合の費用は出たので、そもそも一日ツーリングに出たらどれくらいの距離を走るのか?を見ていこう。
これも人とバイクによって全然違うわけだけど、まさきちがVFR800で走り、ガソリンが1L 130円とした場合の平均でいくと・・・・。


出発帰宅下道高速合計距離高速代ガソリン/消耗品合計金額
日帰りまったり7時18時200km100km300km 1500円 4300円 5800円
日帰りガッツリ6時22時200km300km500km 4500円 7000円 11500円
2泊3日ガッツリ6時15時600km500km1100km 7500円 15300円 22800円

※食費とか宿泊費はバイクだからかかる。というわけではないのでここでは割愛する。
※高速代は休日割引を勘案して平均として100km/1500円とする。



これが南関東の人ならどれくらいの距離かは以下の地図を見てほしい。

soukoukyori2.jpg
まったりの距離だと青でかこった範囲、富士山、奥多摩、秩父、伊豆半島、房総半島周辺。
がっつりの距離だと緑の範囲で、八ヶ岳、志賀高原、日光、奥久慈あたり。
2泊3日でがっつりだと赤の範囲で、能登半島、磐梯/蔵王、ちょっと足を伸ばして紀伊半島といったところになる。
VFR800がツアラーで長距離に向いているからというわけでもなく、ホーネット250でもこれくらいは走っていたので、多少の疲れの差はあるにしても可能な範囲と思う。
どちらかと言うとバイクより個人差のほうが大きいだろう。

これでバイクで遠出したらどれくらいバイクに関わる費用がかかるのか、わかっていただけただろうか。



⑤バイク用品


用品も準備ないといけないので、どれくらいかかるか見ていこう。
いずれも概ね5年程度で買い替えの時期を迎えるので、初期投資から5年で減価償却するつもりでみればOKだ。
必須用品とその他最低限を購入すればだいたい10万円程度を見込んでおこう。


■必須用品
ヘルメット
カッパ、他雨具
地図


■ほぼ必須用品
リアシート用ネットorシートバッグorボックス
タンクバッグ


■あったら良いもの
夏用メッシュジャケット/グローブ
春秋用ジャケット/グローブ
冬用ジャケット/グローブ
インカム
ナビ(スマホ流用も可)
防水ブーツ
プロテクター



ヘルメット


ヘルメット
フルフェイス、ジェット、フリップアップ、半帽の4種類に分かれるが、バイクに乗るからには安全性を考えて選んで欲しい。
フルフェイスは閉塞感があるように見えるが、実は長距離走行に適しておりツーリングでは圧倒的にフルフェイスが快適だ。
メーカーは世界一流のアライ、ショウエイと、2番手グループながら急成長中のOGKの3社がおすすめ。

具体的な型番では、このあたりを検討してみよう。
■アライ アストロorラパイド(フルフェイス) SZシリーズ(ジェット)
■SHOEI Zシリーズ(フルフェイス) Jシリーズ(ジェット)
■OGK エアロブレード(フルフェイス) カムイ(フルフェイス) アヴァンド(ジェット)


詳細については以下の記事を参照していただきたい。

カッパ


カッパ
ホームセンターで売っているのでいいじゃん?というのもアリだ。
ただしバイク用は一般用とは以下の点が異なるので注意が必要。

・カッパの裾がずり上がらないように締められる
・股下が長い

ホームセンターで売っているものは普通に歩くためのものが多いので、上記2点が考慮されてないものが多い。
股下が短いとバイクに跨ったときに足首が思いっきり出てしまい、雨の進入を許してしまう。
ウンコ座りした時にくるぶしまで覆うくらいの長さが欲しいところ。
それともう一つ考えないといけないのが、靴の防水。
防水ブーツがあると便利だが結構値が張るので、安価なブーツカバーでもOK。
この時、ブーツカバーの長さとカッパの長さを考えて購入しよう。


■透湿性は必要なのか?


カッパ2
低いよりは高いほうが良いけど、それほど重要視しなくてもいい。
ゴアテックスの性能の高さは誰もが認めるところだが、いかんせん高すぎる。
安価なゴアテックスで2万円、高いものだと3万円を超える。
それなら1.5万円前後で類似の透湿性機能を高めた製品か、7000円前後の透湿性は低くてもバイク向けの機能を持った製品がおすすめだ。

以下のレビュー記事を参考にして欲しい。

地図


マップル
ナビを持っていても紙地図は持っておこう。
定番は旺文社のツーリングマップルだ。
北海道で他のライダーと話をすると、ツーリングマップルを持っていることを前提で話が進むのが面白い。
普通の地図と違うところは、バイクで走った場合の感想やツーリング情報が記載されており、コレを見るだけで道の情報も手に入る。



ジャケット


ジャケット
普段着でもいいが、できればバイク用をそろえておきたいところ。
僕は夏用メッシュジャケット、初夏初秋用、春秋冬用のの3種類を持っている。
それぞれ買ったほうがいいかどうかを検討する材料として紹介する。
別項目でも書くが安全性を考慮して、ジャケットにプロテクターを内蔵できるものがオススメだ。


■夏


メッシュ
郊外を走っている時はともかく、市街地にいるときはかなり暑い。
肌が露出していると直射日光がやばいくらいに焼いてくれるし、排ガスが容赦なく降りかかる。
そこで日陰を作りつつ風は通すメッシュジャケットの登場だ。
停まっていれば暑いことに変わりはないが、少なくとも走り出したらすぐに涼しさを感じられるし、スピードを出してもばたつきが抑えられるため疲れにくい。

バイクを快適に乗れる時間は短いので、是が非でも夏を快適に走れるようメッシュジャケットは購入しておきたいところ。
価格は1万~2万円程度で、素材による機能差はほとんどないため気に入ったデザインのもので良いだろう。



■春秋


春秋用
防風だけど密封性を追及してないものが良い。
防水性を持たせた製品も多いが、正直なところ防水ジャケットは防水性が落ちやすいことや、水分を含んだジャケットを着たままでお店に入ったりはできないので、結局はカッパを着たほうが良いという結論に至る。
一時的に凌ぐためのものとしてもあまり利用価値は高くない。
価格は1万~3万円程度で、バタつかないような仕組みのあるものorバタつかない硬めの素材のものを選ぶと快適だろう。



■冬


冬用
中綿が別になっていて春秋用と兼用できるものも多いが、冬用は密封性を高めているものが多く、いくら中綿を外したとしてもメッシュジャケットを着るまでもない時期には暑すぎる。という状況に陥るので、ここは割り切って冬用と春秋用を分けたほうが良いだろう。
それでも中綿は取り外し可能なものの方が適用温度の範囲が広がるので、密封性の高い中綿取り外し可能なジャケットを選ぼう。
中綿なんてあとからいくらでもユニクロでえって追加すれば良いわけだ。
価格はちょっと高めで2万~3万円程度。



グローブ


グローブ
これも基本は3種類必要だ。
夏のメッシュグローブ、春秋+夏の雨の日用グローブ、冬用防寒防水グローブ。
それぞれ概ね5000円程度。
冬用はそこそこに中綿があるもので、あとは気温に応じて薄手のインナーをつけられるよう少し大きめにしておくと良い。
寒いのは追加すればなんとかなるが、暑いのはどうにもならないため、アウターグローブ一つで完璧な防寒性能を確保する必要はないと思う。
春秋+夏の雨の日用グローブは発泡ゴムのネオプレーン素材が安くて使い勝手がよくておすすめ。
ただし、ぬれたまま放置するとすぐ臭くなるので注意。



リアシート用ネットorシートバッグ


シートネット
ツーリングに出かけると荷物を持っていかないといけないが、ずっと背負っていると案外疲れるもの。
バイクに荷物が載せられるよう積載性は重要だ。
しかしスクーター以外のバイクに荷物を入れるスペースはほとんどないため、何かしら工夫をしないといけない。
最も一般的なのはリアシートに荷物を載せるためのツーリングネット。
ツーリングネットは完全に大は小をかねる代物なので、中途半端なサイズではなく最初から最大サイズのものを購入しよう。
利点は荷物の量にあわられることと、つみ方を工夫すれば相当な量の荷物をつめられる。
欠点はちゃんとつけられないと落ちそうになることと、荷物の出し入れに手間がかかること。
価格は2500円程度。
極端に安価なノーブランド製品は網の目が大きすぎて使いにくいので、少し高いが有名メーカー製品を選ぼう。



シートバッグ
ツーリングネットの欠点を改善させるのがリアシートにくくりつけておけるシートバッグだ。
荷物量の変化にあまり対応できないのが難点だが、少し大きめのものを選べば使い勝手は良くなるだろう。
価格は1万円~2万円程度。



タンクバッグ


小物を入れる程度で小型のタンクバッグがおすすめ。
地図やスマホ充電用のモバイルバッテリー、インナーグローブ等を入れておくと、バイクから降りずに何かと手元でさわれて便利。
タンクの形状にいおってはライディングの邪魔になる場合もあるので、大きいものを選ぶ場合は注意しよう。



インカム


SB6X-2.jpg
ヘルメットに取り付けて、インカム同士で会話したり、ナビ音声や音楽を聴いたり、電話で話したりできる通信機。
2010年頃から本格的に普及が始まり、インカム装着率は年々高まっている。
徹底的に調べ上げているので、詳細については以下の記事を参照していただきたい。

ナビ


最近はバイクでもナビ利用が一般的になってきた。
しかしバイク用に特化したナビは少ないし高い。
安価に済ませるためにはスマホナビか車用ナビを工夫して使うことになるだろう。


スマホナビ


スマホナビ
ハンドル周りにスマホマウントを装着するだけで良いので手軽に導入できる。
電源は車体からとってもいいし、タンクバッグにモバイルバッテリーを入れて充電しても良い。
充電しながらの防水は難しいので、雨が降ったら本体のバッテリーのみで運用する。
10000mAhあればまる一日持つし、価格も5000円以下なのでおすすめ。
メジャーなのはAnkerとcheeroで僕はどっちも持っていて、どっちも使い勝手が非常に良い。

電波が届く範囲であれば無料のGoogleMapやヤフーナビで十分。
山奥で使えなくなることが心配であれば、4000円程度でMapFanを購入しておけば安心だ。

真夏は熱暴走で停止しやすいので冷却は考えておく必要がある。


車用ポータブルナビ


車用ナビ
直射日光下で見えにくい製品が多いことと、防水性がないのが欠点だが、雨が降り始めたらジップロックに入れるなどでなんとかなる。
価格は1万~3万円程度。
取り付けはサイズの合うスマホ用ホルダーを探そう。


バイク用ナビ


バイク用ナビ
現状、まともな製品はユピテルBNV-1(旧MCNシリーズ)とZUMO660の2種類しかない。
ポータブルナビの市場自体がスマホに置き換わって縮小しているので、今後も劇的に増えることはないだろう。
特長は本体防水であること、Bluetoothを内蔵していること、直射日光下でも見やすい液晶が採用されていること、防水時でも給電可能なクレードルがあること、コントロールスイッチやレーダー等のオプション品が揃っていることなど、バイクに欲しいものは揃っている。
が、6万円と高価なことが欠点。
僕はMCNシリーズを長年愛用している。



防水ブーツ


防水ブーツ
なくてもいいんだけど、あるととっても便利。
普段用の靴でもいいけどやっぱりバイク用のブーツは安全性や長距離で使った時にとても楽だ。
そして雨が降り出した!という時にブーツカバーまでつけているととっても面倒なので、この一手間がありがたい。
防水ブーツを買うなら必ずハイカットで脛の半分くらいの高さがあるものを購入しよう。
短いとカッパと隙間が出来て雨が入ってきてしまうのだ。
価格は1.5万~4万円程度。
真夏でも使うためできれば透湿性の高い蒸れにくいものを。
となれば自然にゴアテックスとなり価格は2万~3万円を考えておくと良いだろう。



プロテクター


プロテクター
身を守るためにも是非つけよう。
代表的なのは、上半身:肩、肘、胸、背 下半身:膝 の5点。
胸は生死をわける部分で、背は後遺症が残りやすい。
肩、肘、膝はちょっと倒した時に効果を発揮する。

プロテクターはジャケット内蔵タイプだと脱ぎ着が楽なので、どうせバイク用ジャケット買うなら内蔵タイプをおすすめする。

詳細は以下の記事を参照していただきたい。

⑥改造


改造
改造といってもマフラーをかえるとかではなく、便利にするための改造だ。
携帯の充電やナビへの電力供給でUSBポートをつけると何かと便利。
他には、長時間のツーリングでお尻が痛くならないようにシートを改造したりGEL-ZABといったものをつけたり、積載性を増やすためにリアボックスをつけたりする。
これはもう人によって求めるものが違うのでかかる費用は全然異なってくる。
例として、USB出力なら部品代2000円と工賃2000円、あわせて4000円くらい。
安価に済ませようと思えば、車用のパーツや100円ショップのUSB延長ケーブルを使って1000円以内だ。
こういった電装系はシート下に設置すれば防水を気にしなくていいので、汎用品が使えて費用を抑えることもできる。



費用のまとめ


だいたいの費用が出揃ったので計算してみよう。


いくつか条件に分けないといけないので、代表的な条件で計算する。
21歳未満 250cc 年間5000キロ
21歳未満 400cc以上 年間5000キロ
21歳以上 250cc 年間5000キロ
21歳以上 400cc以上 年間5000キロ


125cc ファミバイ特約21歳未満 250cc21歳未満 400cc以上21歳以上 250cc21歳以上 400cc以上
①税金/車検/自賠責保険34669212円15805円9212円15805円
②任意保険60008万円8万円3.6万円3.6万円
③バイク購入価格25万50万円90万円50万円90万円
④ガソリン/整備費3.5万4.3万円7万円4.3万円7万円
⑤バイク用品10万円10万円10万円10万円10万円
⑥改造1万円1万円1万円1万円1万円
初年度合計40.5万円74.1万円117.4万円69.7万円113万円
年間維持費①②④4.5万円13.1万円16.4万円8.7万円12万円



ガソリンや整備費用は排気量と車種によるので一概には言えないがだいたいの目安にはなる。
年間走行距離は5000kmで換算しているので、1万キロ走れば④ガソリン消耗品の価格を2倍にして計算してほしい。

これでバイクにかかる費用が算出できたので、バイクライフを楽しむために向けて出費の計算ができたと思う。
是非、参考にして楽しいバイクライフを始めて欲しい。 このエントリーをはてなブックマークに追加

自動経路制御搭載の次世代インカム B+com SB6Xをレビュー

  •  投稿日:2017-07-02
  •  カテゴリ:B+com
SB6Xtest4-1.jpg
日本国内では初となる、自動経路制御を可能にしたB+comシリーズの最新作SB6X
海外では2015年に登場したスカラライダー Packtalkが自動経路制御を採用し、2016年にはSENAが30kを発表、2017年中の発売を目指して開発中。
そこへ急遽サインハウスからSB6Xが発売された。
新しいネットワーク規格のスカラライダーとSENAに対し、従来のBluetoothで自動経路制御を実現したSB6X
自動経路制御インカム時代の幕開けだ。



SB6Xtest99.jpg
2017年8月4日発売日、予約していたラフ&ロード川崎店で当日中に2台購入した。
早速、走行もしてきたのでレビューをしていく。
ペアリング方式の名称が長く、メーカーによって表記が異なるので本記事では以下で統一する。

ユニバーサルインターコム = ユニバーサル または ユニ
ユニバーサルインターコムレシーブ = ユニバーサルレシーブ または ユニR



概要


SB6X-1.jpg
従来のインカムとは大きく異なるけど、理解すれば難しくないどころかとても簡単なので、まずはSB6Xを理解しよう。

■SB6Xから自社製品との接続はB+Linkを使う
従来のB+comペアリングとは違い、B+Link対応インカムであれば一回の操作で全インカムを一斉にペアリングが可能になった。
並び順や接続順等を考慮する必要はなく、一斉ペアリングしたグループ内であれば自動的に最適な並び順で接続し、切断されても近づけば自動で復帰する。
現時点では最大で4台接続だが、ハードウェア的には6台接続も可能のようだ。
今後のファームウェアアップデートで6台接続の安定性向上に期待がかかる。


■SB4X、SB5X、他社製品との接続はユニバーサルレシーブを利用する
B+comペアリングとユニバーサルを廃止しユニバーサルの対向となるHFPを発展させて、B+comペアリング相当の動作をするユニバーサルレシーブが搭載された。
ユニバーサルと聞くと身構えてしまうかもしれないが、意外と簡単で安定性も高く、むしろ他社との接続時の自由度が高くなる点でメリットが大きい。

現在販売されている製品は中国製の一部を除けばほぼ全てがユニバーサルに対応。
2013年に販売終了となったSB213evo以前の機種とは直接接続できなくなるが、SB4X/SB5Xを経由することで一応接続は可能だ。


スペック


■Bluetooth:4.1
■CSRデュアルチップ
■B+Link接続台数 最大6 推奨4
■ユニバーサルレシーブ接続台数 4?
■通信距離 1.4km
■通話時間 16時間
■バッテリー:Li-Po 3.7V 800mA
■充電時間 2時間
■日本語音声案内
■スピーカー/充電 USB Type-C
■防水性能 IP67相当
■価格
SB6X シングルユニット ¥34,800(税抜)
SB6Xペアユニット ¥67,500(税抜)



本体、付属品確認


SB6Xtest8.jpg
付属品は、ワイヤーマイクとブームマイク、取り付けベース、USBケーブル、スピーカー、スピーカー取り付け用のクッション等一式と一般的なセットだ。
B+comは本体にスピーカーとマイク取り付けるタイプでSB6Xも同様の形式となるため、取り付けベースはただのプラスチックとなる。
取り付けベースはSB5Xと同じ方式で、クリップと貼り付けの2パターンを一つのベースで使いまわす。
クリップタイプにする場合は、100円ショップのもので良いので小さい+ドライバーが必要。

スピーカー兼充電用のUSBポートは最近採用が増え始めたTypeCとなっている。
スピーカー、マイク、取り付けベース、いずれもSB5X以前の製品との互換性はない。



SB6Xtest9.jpg
クリップベースの取り付けはマニュアルがわかり難いので簡単に解説。
まず付属のラバーをヘルメット設置面に貼り付けよう。
後から貼り付けるのは困難なので要注意。
次に、ベース下部の赤丸部分に+のネジを外すと台座の一部が外れる。
奥に金属クリップを挿し込む穴があるので、黄色矢印のように下から上に挿し込んで、台座を+ネジで固定する。
これでクリップタイプの完成だ。
クリップは薄く、軽く、挟み込む力が強い。



SB6Xtest10.jpg
マイクはコネクターが従来とは異なり、MicroUSBとなっている。
防水は気にしないといけないが、pin配列が同じであれば汎用品も使えそうだ。
ブームタイプは走行中に脱落することがあったのを解決するために爪でカチっととまるようになっている。



SB6Xtest11.jpg
実際に取り付けるとこのような感じで、裏側の爪をおさえないと脱落するようなことはないと思う。
SB5Xでもだいぶ改善していたが、SB6Xではかなり強固になっている。



SB6Xtest55.jpg
本体のアンテナはSB5Xより少し補強されている。
ただ、走行中に操作することを考えると折れるかも?なんて気を遣わなくていいように、アンテナをもっと小型かつ強固にするか、MidLand BT Next Proのようにゴム製にしてほしかった。

インカム通話時には立てておくよう指定があり、スマホとの接続のみであれば閉まったままでもOK
アンテナを立てる時は真ん中の画像のところで一旦とまって、最後にもう一押しぐいっとするとロックがかかる。
折りたたみ携帯のようなぐいっとした感じが懐かしい。
余談になるが、あの折りたたみ携帯のスプリングは日本の町工場が特許を持っており、日本ならではの操作感が世界的に評価が高いと昔テレビでやっていたことを思い出した。
SB5Xまでは開発元が台湾だったのが、噂によるとSB6Xからは日本になったと聞いている。
カチっというノッチ音はしないが、日本製らしさが感じられる部分だ。



IMG_0875.jpg
本体下部のUSB TypeCのポートはスピーカーとUSB充電兼用だ。
ヘルメットを置いた際に地面にぶつからないよう、ベースが下方へ飛び出してガードしている。
USB TypeCは裏表がないので前方、後方どちらにも取り付けが可能だが、通常は後ろに向けて取り付け。



SB6Xtest61.jpg
各種ボタンは従来製品と同じ構成。

・電源やスマホとの接続、ボリュームなどを操作するデバイスボタン
・インカムとのペアリングに利用するB+comボタン1(上)とB+comボタン2(下)

LEDはB+comボタンのすぐ近く、上下に1つずつあるが、これらは常に同時に光るので二つに分かれている理由は特にない。
青、赤、緑(B+Link)の3色で、光り方のパターンは、点滅、点灯、ホタルのようなゆっくり点滅の3つ。

SB5Xのデバイスボタンは側面全体どこでも押すようになっていたが、SB6XはSB4Xと同じようにボタン部分だけに変更された。
SB5Xはヘルメットの脱ぎ着をする際に無駄にデバイスボタンを押してしまっていたので、この変更は有難い。
ただ、SB6XよりSB4Xのほうが操作しやすい。



SB6Xtest16.jpg
クリップベース利用時の重量は111gでSB5X(102g)よりわずかに重くなった。
全体的には平均レベルの重量だ。

■SB6X         111g
■SB5X         102g
■BT NEXT Pro     111g
■BT X2 Pro、X1 Pro  109g
■SENA 20S       153g
■GT2          100g
■イージートーク3    84g



SB5X、SB4Xとのサイズ比較


SB6Xtest30.jpg
本体の形状は似ているが大容量バッテリー搭載のため少し大型化している。
SB5X比では上下と厚みが1割り増し、SB4Xとは上下1割り増しくらい。
大型化したとは言え、他社と比較するとまだ小さい部類になるので特に問題は無い。



SB6Xtest31.jpg
スピーカーは直径が一回り小さくなり、少し厚くなった。
オプションの高音質スピーカーNeoとほぼ同じサイズ。
強力な磁石が採用されており、近づけると磁力でくっついてしまう。
耳周りのツボを刺激して、走れば走るほど健康になるなんて期待を0.1%くらいしてもいいかもしれない。
比較しやすいようスポインジを外しているが、SB6Xのスピーカーは磁力が強すぎてゴミをひきつけて壊れてしまうので、必ずつけたままにしておこう。
(1つ壊しました)


ヘルメットへの取り付け



アライ


SB6Xtest7.jpg
アライはインカムの取り付けが容易でSB6Xも簡単だ。
スピーカーはチークパッドの耳に仕込む。
僕は耳がどうしても痛くなってしまうので、自己責任で発泡スチロールを2cmほど削っている。



SB6Xtest6.jpg
口元設置でもいいけど、アライは狭めなので唇に当たってしまうので、チークパッドの前方に押し込んでいる。



SB6Xtest4.jpg
ベースはネック部分をめくってクリップタイプを使って設置した。
本体は厚みがあるけどベースが薄いので飛び出しは少なめ。
SB5Xより少し大きくなったがデザインは良く、すっきりしている。



操作紹介


SB6Xtest61.jpg
インカム本体操作について、最低限必要な操作を記載する。
公式のクイックマニュアルの出来が良いので、そちらも参照していただきたい。

全ての操作で日本語音声案内がつくので操作に悩むことは少ないと思う。


基本操作


■電源オン
デバイスボタンを押しながら上へ1秒間上げる

■電源オフ
デバイスボタンを押しながら上へ1秒間下げる

■音量調整
デバイスボタンを上または下へ回す
※インカム通話時はインカム通話の音量調整
※インカム通話と音楽併用時は両方の音量調整
※併用時にインカム通話のみ調整する場合はデバイスボタンを押して音楽を停止してから操作
※併用時に音楽のみ調整する場合はトークオフまたは切断してから操作

■全リセット
電源オフの状態でB+comボタン上下とデバイスボタンを3秒同時長押し(赤青点灯)

■部分リセット
電源オンの状態でB+comボタン上下とデバイスボタンを3秒同時長押し(赤青点灯)
リセットモードに入るのでリセットしたいものを以下の操作で選択する

・B+Linkペアリングのみリセット
B+comボタン上下を押す

・ユニバーサルレシーブのみリセット
B+comボタン上または下のどちらかを押す
※上下両方のペアリングがリセットされる
※ヘッドセット消去 と案内が流れる

・デバイスのみリセット
デバイスボタンを押す

・リセットモードキャンセル
デバイスボタンを上または下に回す


ペアリング操作


■B+Linkペアリング
全てのSB6X 電源オンの状態でB+comボタン上下を同時に3秒長押し(緑高速点滅)
そのうちの1台 B+comボタン上下を同時に押す(緑点灯)
15秒程度で全てのSB6Xがペアリング完了し通話開始

■ユニバーサルレシーブ ペアリング
電源オンの状態でB+comボタン上または下を3秒長押し(赤高速点滅)
接続するインカムをユニバーサルペアリングモードにする
5秒程度でペアリング完了

※B+Linkと併用する場合は先にB+Linkペアリングを済ませた上でB+comボタン2(下)をユニバーサルレシーブに割り当てる

※SB4X
電源オンの状態でB+comボタン上下とデバイスボタンを3秒長押しでインカムペアリングリセット(赤青点灯)
電源オンの状態でB+comボタン上または下を6秒長押し(青高速点滅)

※SB5X
電源オンの状態でB+comボタン上下とデバイスボタンを3秒長押しでインカムペアリングリセット(赤青点灯)
電源オンの状態でB+comボタン上または下を3秒長押しした後にもう一度3秒長押し(青点滅)

■デバイス1 ペアリング
電源オフの状態でデバイスボタンを押したまま上に4秒上げる(赤青高速点滅)
接続する機器をペアリングモードにする
5秒程度でペアリング完了

■デバイス2 ペアリング(1より優先)
電源オフの状態でデバイスボタンを押したまま上に4秒上げる(赤青高速点滅)
デバイスボタンを2回連続押し(赤緑高速点滅)
接続する機器をペアリングモードにする
5秒程度でペアリング完了


インカム通話操作


■B+Link開始/終了
B+comボタン上下を同時押し(開始すると緑ゆっくり点滅)
※誰か一人が実行すれば自動的に全員が接続される

■B+Link中にマイクとスピーカーミュート/解除(トークオフ、トークオン)
B+comボタン1(上)を1回押し
※自身のマイク、スピーカーがミュートになるが他インカムへのブリッジ通信はされている
※トークオフ状態でスマホ等の音量を個別調整可能
※B+Link構成時のみ利用可能 その際はユニバーサルレシーブも含めて全てミュート化する
※ユニバーサルレシーブ接続時のみでは利用不可

■B+Link強制呼び出し
B+comボタン1(上)を2秒長押し
※トークオフ状態のメンバーを強制的にトークオンにさせる

■マイクミュート/解除
B+comボタン1(上)を2回押し
※B+Linkのみ、ユニバーサルレイーブのみ、どちらでも利用可


デバイス操作


■音楽の再生/一時停止
デバイスボタンを押す

■曲のスキップ/戻し
デバイスボタンを上または下に1秒回す

■電話通話開始/終了
着信中にデバイスボタンを押す(開始)
通話中にデバイスボタンを押す(終了)

■電話発信(リダイヤル)
デバイスボタンを3秒長押し
※最後に発信した相手にリダイヤル

■Siri等の音声認識起動
デバイスボタンを2回押す


トークオフはすごく便利


操作をして感じたことは、全体的な動作が非常に早く快適なこと。
従来製品はワンテンポ待たないと入力を受け付けてくれず、気持ちばかりが焦ることが多かったが、それがなくなっている。

機能的にはB+Link中にブリッジはするけど自身は会話に参加しないトークオフ機能と、マイクミュート機能が良い。
SB4XやSB5Xにもマイクミュートはあったが、ミュート中にビープ音が鳴り続けるという仕様で使いづらかったり、切断してしまうと走行中に再接続は難しかった。
SB6Xではビープ音がしないので快適だし、トークオフは完全に会話から外れつつも裏では通信されていて、他メンバーから強制呼び出しも可能だ。
幅広いニーズに応える機能だと思う。


改善してほしい点


1つだけ改善してほしいのは、ユニバーサルレシーブペアリングの部分リセットがわかりにくいことだ。
音声案内が 「ヘッドセット消去」 では何のことかわからないし、B+comボタン上下どちらがリセットされたのかもわからない。
SB6XにはB+Link以外にユニバーサルレシーブしかないのだから
「B+comボタン1、2 双方のユニバーサルレシーブペアリング消去」
と案内しても良いのではないだろうか。



インカム接続のポイント


従来製品に慣れた人は最初は戸惑うかもしれないB+Linkとユニバーサルレシーブについて記載する。
以下のルールを難しく考えずに単純に理解すればOKだ

・B+Linkは対応機種でのみ接続できる。(現状はSB6Xのみ)
 B+Linkの実態は普通のBluetoothブリッジ接続だが、再接続や最適な経路選択を自動で行ったり、ペアリングは集まって一斉に行う点が異なる。

・B+Link非対応機種(SB4X/SB5Xや他社等)との接続はユニバーサルを使う。
 B+Link非対応機種をユニバーサル、SB6Xをユニバーサルレシーブにして接続。

・B+Linkをした上で2chのうちの1ch(下側のB+com2ボタン)をユニバーサルレシーブに割り当てて他インカムとブリッジ接続ができる。

・B+Link、ユニバーサルともに対応してない機種とSB6Xを直接接続することはできない。
 ただしSB5X等でブリッジすれば可能。

・どのような接続でもSB6Xはスマホ等との音楽併用が可能。


従来のユニバーサルとHFPで接続した時にHFP側のインカムはブリッジやスマホ接続が不可だったが、ユニバーサルレシーブはそれらの制限が取り払われて、何でもできるということだ。


■B+LinkとB+Link非対応機種を接続した場合の構成
2chともB+Linkに割り当てるか、B+Linkとユニバーサルレシーブに1つずつ割り当てるか、2chともユニバーサルレシーブに割り当てるかという3パターンあると理解しよう。


B+LinkとB+Link非対応機種を混ぜてグループ構成する場合、B+Link対応機種は最大6台、SB6Xに直接接続できるB+Link非対応機種は最大2台までということになる。
※B+Linkは6台まで構成可能だが現状では4台までを推奨している。
※B+Link非対応機種でチェーンすれば理論上は無制限だが非現実的。

例えばSB6X 4台のB+LinkグループにB+Link非対応機種(SB5X)を2台接続すると自動的に以下のような構成となる。

SB5X(ユニ)---(ユニR)SB6X(B+Link)---(B+Link)SB6X(B+Link)---(B+Link)SB6X(B+Link)---(B+Link)SB6X(ユニR)---(ユニ)SB5X

この場合、SB5Xと接続しているSB6Xは自動的にB+Linkグループの先頭もしくは最後尾となる。
自動再接続するとはいってもチェーン方式であることに変わりは無いので、SB5Xとユニバーサルレシーブで接続したSB6Xはペアとなって、先頭もしくは最後尾を走ると良い。
尚、SB5Xはユニバーサルを搭載するインカムであれば何でもOKで、他社インカムとも置き換えができる。



スマホ等のデバイス接続のポイント



・同時に2台のスマホをA2DP/HFPで接続できるが、実際に音楽等を聴けるのは1つだけの排他利用

・チャンネル2が優先され、音がなれば割り込んでくる

・両チャンネルともにインカム通話と併用可能

・両チャンネルともに最大4台までペアリング情報を記録できる


■SB6Xはスマホ等との接続用チャンネルは2つで排他利用
チャンネル2が優先されるので、優先度の低いほうをチャンネル1に登録しておけば良い。
例えばチャンネル1に音楽用のA2DPトランスミッター、チャンネル2にナビ用のスマホとしておくと以下のような動作をする。

・チャンネル1の音楽を聞いている状態
・ナビ音声が入るとチャンネル2に切り替わりナビ音声が聞える
・ナビ音声が終了すればチャンネル1に戻って音楽が聞える

接続する機器にもよるが、切り替えは0.5秒程度とそこそこ高速なので不便はなさそうだ。

また、それぞれのチャンネルにはペアリング情報を4台まで記録できてペアリングした順番が新しい方が優先的に接続される。
例えばチャンネル1にスマホをペアリング、次にトランスミッターをペアリングすると、まずはトランスミッターへ接続にいき、接続できなければ次にスマホへ接続しにいく。

多数の機器を利用している人には嬉しい機能だ。



B+Linkの動作を確認


B+Linkの動作を理解するため、いろいろな操作を試してみた。

B+Link 4台の接続テスト



ペアリング、自動接続、トークオフ、マイクミュート、強制呼び出しをテストしているので動画を参照していただきたい。
手順は以下の通りとなる。

手順 1:電源を入れる

手順 2:全てのSB6Xで上下ボタンを同時3秒長押しでB+Linkペアリングモードにする

手順 3:1台のSB6Xで上下ボタンを同時押しでサーチモードにする

手順 4: 30秒ほどでペアリングを完了し自動接続が開始される


自動接続を信用して待つ


動画ではペアリング完了後の自動接続で1台がすぐに接続できなかった。
この場合でも基本は自動接続が動作し続けるので放置でOK
10回ほど試して一発で接続できたのは7回。
2回は30秒~1分くらい放置して自動接続。
残る1回は1分経っても接続できなかったので、接続できてないインカムの上下ボタン同時押しでB+Linkを停止後にB+Linkを開始するとすぐに接続ができた。

この動作はペアリング直後に限らず、通常利用している時でも同じ。
例えばチェーン接続のブリッジ機が電源オフや調整する間もなく一気に離脱した場合、接続されている端のインカムは一旦B+Linkが終了したりするが、基本は自動再接続に任せて操作しなくて良い。
早ければ5秒程度、遅くとも1分以内に調整が完了する。
目視できる範囲にいるにも関わらず1分以上接続できない場合は、B+Linkをオフ、オンしよう。


通話音質は良く、遅延も少ない


動画にはないが喋ってテストしたところ、チェーン接続のどの位置にあっても音質の差はほとんどなく、快適だった。
ただ、音楽を併用すると若干人の声の音質が低下する。
音楽を停止、再生した瞬間に通話音質が切り替わることが確認できるくらいに違いはあるので、ファームアップでの改善に期待したい。

遅延はかなり短縮されており、MidLandとまではいかないがSENAより短くなっており、大幅な進歩が見られる。

BT Proシリーズ 0.05秒
SB6X同士 0.1秒
イージートーク3 0.1秒
SENA 20S同士 0.15秒
SB5X同士 0.2秒
Line通話 0.5~0.8秒(混雑具合次第)



B+Linkの要点

・B+Linkを開始したら基本は放置でOK
※経路によっては誰かの離脱でB+Linkが勝手に終了するが、自動復帰するので焦らず放置

・目視できる範囲にいるにも関わらず1分以上接続できなければ、接続できてないインカムのB+Linkを終了して開始する

・全員が接続されて安定しているにも関わらず、5回以上ポーンポーンという探索モードが続く場合は上下ボタン同時押しで探索キャンセルする
※不要な経路探索が動作している?

まだ4台のB+Linkで実走してないが、以上の3点だけ注意しておけば良さそうだ。



B+Link4台にユニバーサルで2台接続 合計6台で接続テスト


手順はB+Linkペアリングをした後に、SB6Xの下ボタンを使ってSB5Xとユニバーサル接続。
SB6Xを1台につきSB5Xを1台ペアリングする。
先にB+Linkを開始して4台で接続。
次にSB5Xから発信して接続すると、6台が接続できる。
※1回接続すればSB6X側からでも発信可能


接続は以下の通りとなっている。

SB5X(ユニ)---(ユニR)SB6X(B+Link)---(B+Link)SB6X(B+Link)---(B+Link)SB6X(B+Link)---(B+Link)SB6X(ユニR)---(ユニ)SB5X


接続はできたが、10分間で2回、約20秒のB+Linkの調整が入ってその間は通話ができなかった。
安定性に難があるが、B+Linkの自動再接続のお陰で手間はかからなかったので、とりあえずは使えそうな感じだ。
実走行でどれくらい使えるかは試したらまた報告する。



走行レビュー


日本語音声案内が立体的な感じで未来感がすごい。
アーマードコアとか攻殻機動隊のような感じでワクワクさせてくれる。
走行中は聞き取りにくいかと思ったが、むしろ頭の後ろ、別の場所から声がしてくるのでこの声は音声案内であると認識しやすい。
これが他の機種と比べて有利な要素というわけではないが、楽しいと感じることは大事なことだろう。

一通りチェックした動画をアップしたので確認していただきたい。
それでは各種音質をチェックしていく。

スマホとA2DPで接続して音楽を再生


SB6Xtest40.jpg
スマホとペアリングして音楽を聴いてみた。
普段PCを使う際は、オーディオテクニカのそこそこのオーバーイヤーヘッドホンを使っているが、それに近い臨場感がある。
ヘッドホンより密閉性の低い環境にも関わらずこれだけの音なのだから、いかにスピーカーとアンプが優れているかがよくわかる。
低音から高音までバランスが良くクリアで癖が無い。
これまで最高音質としていたオプションのNeoやデイトナのインカムを大きく上回る。



2人で会津若松ツーリングでチェック


SB6Xtest1.jpg
以下3パターンをツーリングでテストしてきたので紹介する。


SB6X 2台をB+Linkで接続(動画前半)


SB6Xtest101.jpg
2台接続なのであまり参考にならないが、とても安定している。
通信距離は最良の環境で1000m以上、見通しが悪くなった時点で切断された。
お互いが見えない状況で700mくらいまで近づくと自動再接続となった。
これが3台、4台で自動再接続、経路制御されるとなれば期待は膨らむ。

マイクはSB5Xと大差はないが人の声を自然に拾っており良い部類。
スピーカーが抜群に良いので小さい音量でも人の声が聞き取りやすい。

ノイズリダクションについては静止状態で比較するとSB4X以上、SB5X以下といったところ。
ノイズと認識するまでは早いけどノイズカット量がSB5Xには及ばず普通レベル。
先日、実際の走行時に誰もいない山中で吹かして確認したところ、最初の1秒くらい排気音を拾った後はほぼ聞えなくなった。
今後のファームアップでSB5Xくらいまでは引き上げて欲しいと思うが、現状でも常識的な範囲の音量であれば十分な効果が得られている。

気になったのは、A2DPの音楽併用をした場合に音楽がプツプツプツ・・・と定期的にノイズがのることと、人の声の音質がわずかに低下することだ。



SB6X 2台とSB4X、SB5Xをユニバーサルで接続(動画後半)


SB6Xtest105.jpg
構成は以下の通りで、今回は2人だったのでSB6Xをお互いがジグザグになるように持って、SB5X(自分)とSB4X(先輩)で通話をしている。
仮想的に4台で走行している状態で、1コーナー分はなれると4台全部がお互いに見えない状況となるためかなり劣悪な環境だ。


SB5X(ユニ)---(ユニR)SB6X(B+Link)---(B+Link)SB6X(ユニR)---(ユニ)SB4X


SB4Xの4台接続よりは良いがSENA 10S、20Sの4台よりはノイズが多い。
通信距離は400m程度離れても特に問題は無く、コーナーで隠れるとさすがに通話は不可となったが接続は維持されていたので、見える範囲までくれば普通に会話できるようになった。

尚、この接続の場合はSB6X間はB+Linkで構成されているので、この間が切断されても自動再接続してくれる。
逆にSB5XやSB4Xが切断された場合は手動での接続が必要だ。


SB4Xのファームアップも予定されているので、それでどこまで改善するか期待したい。
ユニバーサルということを気にする必要はなく、普通のB+comペアリングと同じと考えて良い。


別の日に6X---6X---5Xで接続したところ、中央のブリッジをした6Xで音楽を併用すると、人の声にノイズがのって聞き取りにくくなった。
ユニバーサルでブリッジしていることが原因と思われる。
音楽を停止すると快適なのだが、やはりフルに機能を使いたいので早急にファームアップで改善してもらいたい。
ブリッジをしない6Xはすこぶる音質が良かった。


SB6XとSENA20Sをユニバーサルで接続


SB6Xtest2.jpg
構成は以下の通り。

SB6X(ユニR)---(ユニ)20S

ノイズはほとんどなく非常に快適。
通信距離も高速で見通し500mくらい離れたけど全く問題なし。
ただ1点だけおかしな点があった。
最初のうちは問題なかったのだが、しばらくして20Sから発した声の音量が激しく上下し、SB6Xでの聞き取りが難しくなることがあり、最終的にはすさまじいノイズとともに20Sがハングアップして再起動もできなくなった。
自宅に帰って確認したところ20Sのマイクの接触が良くなかったように見えたが、これが原因かはわからない。
再度検証をしたいと思う。


SB6Xを5台で接続


IMG_2554.jpg
2017/12/3追記
ツーリングメンバーにお願いをして、SB6Xのテストを主目的としたツーリングを開催。
いつもわがままを聞いてもらってありがとうございます。

この日は海老名SAに集合して国道246号、三国峠、山中湖、道志道というルートでSB6X 5台接続でテストした。
残念ながら動画は録音ができてなかったので文字のみとなる。


ペアリングは1分で終わり


IMG_2536.jpg
朝一、SAに集合してペアリングを実施。
最初にB+Linkのリセットをして、5台一斉にペアリングを操作をすると、何のトラブルもなく30秒程度でペアリングが完了。
リセットから完了まで1分もあれば十分で、慣れれば40秒ってところだ。


初回の接続だけやや不安定


ペアリング直後に自動的にグループ通話が開始されるが、この時も、その後の休憩後の一斉接続時も5台が一発で繋がることは少ない。
だいたい4台接続ができて、1台だけ接続できないという感じになる。

ただ、B+Linkが優れているのはここからで、接続の順序を気にする必要が無いということは繋がってない1台が適当に操作すれば最適な接続形式になるということだ。
実際、このように4台接続できて1台がだめだった場合、だめな1台でB+Linkを終了、開始したり、それでもだめなら再起動してB+Linkを開始するとすぐ接続できる。

今回のツーリングでは、誰か一人がB+Linkを開始させて4台接続できて、そのまま出発。
走行しながら数分後に5台目が接続できるという感じで、接続のストレスは皆無だった。


通信距離は十分、安定性も高いが通話音質はまだまだ


僕が最後尾について300mほど離れても特にノイズが増えるようなことはなかった。
並び順がわからないので必ずしても最適な順番ではない可能性はあるが、実用十分なレベルの通信距離。
体感的にはSB4Xのチェーン接続くらいの通信距離は十分ある。

今回のツーリングではノイズが増えることはあっても数十秒で収まり、切断されるといったことは一度も無く、とても安定していた。

音質は3台接続時と比較すると5台接続時は通話にノイズがのりやすく、やや音質に劣る。
それでも高速でも市街地でも通話は十分できるので実用的には問題ない。
でもやっぱりもう少しがんばって快適にして欲しいと思う。

音楽併用時に通話音質が低下する点は早急に改善していただきたい。
※これは接続台数に関係なく発生


バッテリーの持ちはすさまじい


バッテリーアナウンスは80%以上、50%以上、30以下、要充電 の4つ。
今回のツーリングでは約4時間使って80%以上をキープ。
その前は音楽を併用し2日間で14時間使って30%未満になったところだった。
B+Link、ブリッジ、音楽併用とフルに機能を使っても16時間くらい使えそうだ。
B+comはもともとバッテリーの持ちが良いのだが、SB6Xはずば抜けている。


5台接続は実用レベルにあり


IMG_2561.jpg
仕様外の5台接続は想像以上に安定していた。
切断を繰り返して前に進まないことを考え、ツーリングルートはかなり余裕をもった短距離にしていたのだが、あまりにスムーズにいきすぎて予定時間より早く終わってしまったほど。

課題はあるもののこれならSB6Xの5台接続のツーリングは十分可能。
ペアリングも接続もあっけなさ過ぎて、今までの苦労は何だったのかと思うくらい楽だった。
SB4XやSENA、MidLand等、既存製品の一発グループ接続は設定や制限が何かとあって使い勝手がいまひとつだが、その点を払拭しているというのがB+Linkの強み。
適当で良いというのはこうも簡単なのか。
そう強く感じた。



SB6Xの課題


すべてが新しい機能なのに拍子抜けするほど普通に使えるレベルにまとまっているが、SB6Xの課題を5つ、厳しいことを書いておく。


B+Linkの6台接続の安定性


現時点で最大4台接続を推奨、実際に走行すると5台なら十分利用可能だったが、やはり6台接続へ向けてファームアップデートの期待がかかる。
SENA 30kのメッシュネットワークは16台接続をサポートする予定で開発が進んでいるので、次世代インカムとして最低でも6台接続を実用レベルの安定性で実現してほしい。


ノイズの改善


SB4X、SB5Xを含めた4台接続は従来の4台接続同等で、これはSB4XやSB5Xの限界で仕方ないと思う。
むしろユニバーサルを使ってここまで安定させられたのはすごいことだ。

しかしSB6X自身は音楽を併用した時に通話音質が若干低下することと、音楽にノイズがのることがあった。
全体的に動作が良いわりに期待値に届いていなく、もっと改善できるのではないかと期待してしまう。


ユニバーサルへの対応


SB6Xでユニバーサルも廃止となったことはインカム業界として決して良いことではない。
ユニバーサルを搭載することが標準となった今、自社ペアリング(B+Link)とユニバーサルレシーブの構成を採用するメーカーがサインハウス社のみであれば問題は無いが、他社も同様の構成で追従した場合どうなるか。
ユニバーサルができるインカムが減ればユニバーサルレシーブが役立たずとなり、ユーザーも他社と接続しにくい状況が生まれ、誰も得をしない可能性がある。
実際のところ他社がユニバーサルを廃止すれば自爆することになるので、そうはならないだろう。
しかし、他社にユニバーサルを押し付ける形となっているのは好ましくない。

ここはシェアNo1のメーカーらしく、自社ペアリング(B+Link)、ユニバーサル、ユニバーサルレシーブ、最低限この3つを搭載するよう強く望む。


B+Link対応機種の拡充


SB6Xの真価を発揮するにはB+Link対応インカムが普及する必要がある。
SB6Xの音質や音楽併用は魅力的だが、今後B+comの中核になるのはB+Linkだ。
他の機能を削ってでも2万円台前半でB+Linkに対応した下位モデルの発売を急いでもらいたい。


B+Linkグループの複数登録


6台でも十分だけど、7台以上となった場合の救済策が欲しい。
B+Linkグループを複数登録できるようにしておいて、2グループに分かれた場合にどっちにも参加できるメンバーがいれば、グループを行き来して連絡係りとなることができる。

例えば10人の場合、
グループ1 ABCDEFの6人でB+Linkペアリングをする
次に
グループ2 EFGHTJの6人でB+Linkペアリングをする。

EとFは上下ボタンを1回押しで最後にペアリングしたグループ2が起動し、上下ボタンを2回連続押しするとグループ1が起動する。

グループは最大で3つくらい登録できるようになっていれば完璧だと思う。
この運用はB+com Station 2台やメディアサーバーを混ぜて試したりしたが、とても便利なものだった。
B+Linkは適当な操作で簡単にグループ通話に参加できるので、複数登録をサポートすれば利用の幅が広がると思う。
強く実装して欲しいとメーカーへ要望している。



SB6Xの評価 高い汎用性・先進・異端


SB6Xtest100.jpg
何もかもが新しいのに、初期ファームにしてはまずまずの安定性。
新世代インカム登場に相応しいインパクトのある製品だ。
SB5X以前のB+comペアリングと決別し、B+Linkを主役に迎え入れ、ユニバーサルレシーブでB+comペアリング同等の安定性を確保し、メーカーの壁を取り払おうとする異端な存在。
SB5X初期の失敗が契機となったであろう思い切った戦略転換は、今回試した範囲では成功しているように見える。

他社接続の自由度の高さは唯一無二。
安定するかどうかは接続するインカムのユニバーサルの出来にも影響されるので、SB6Xがあれば100%の通話品質になるわけではないが、ツーリングメンバーのメーカーが統一されてない場合はSB6Xが最有力だ。

SENAも次世代となる30kの開発が進んでおり今後熾烈な争いになると思うが、現行モデルと比べると抜きん出た存在。
ファームアップで6台接続の安定性向上とノイズの減少に期待する。

10点満点評価
音楽の音質・・・・・・・・・10
インカム通話音質・・・・・・10
通話距離・・・・・・・・・・7
安定性・・・・・・・・・・・6
操作性・・・・・・・・・・・10
機能/拡張性・・・・・・・・10
取り付けやすさ・・・・・・・8
重さ・・・・・・・・・・・・6
コストパフォーマンス・・・・5
おすすめ度・・・・・・・10!
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