裏技で音楽併用可能なSB4Xと正式対応のSB5Xを比較

SB4X Lite

裏技で音楽とインカム通話の併用が可能なSB4Xと、正式対応のSB5Xの性能、機能を比較する。

 

各インカムのレビューは以下の記事を参照していただきたい。

 

 

SB4XとSB4X Liteは何が違うのか?

SB4Xは2013年に発売されたハイエンドで、2015年にSB5Xの登場とともにパッケージの簡素化とデザインが一部変更になって低価格版として再登場したのがSB4X Liteになる。

基本的に中身は全く同じだ。

 

ではSB4X LiteとSB5Xと比較しよう。

 

 

SB5XとSB4X Liteの比較

 

機能、付属の違いからチェックする。

 

①インカム通話しながら音楽やナビ音声を聞きたい

SB5Xは正式に音楽やナビ音声とインカム通話の併用をサポートしている。

聴いている音楽やナビ音声は自分のみで、他のメンバーには聞こえない。

自分だけの趣味に合わせられるというメリットがある。

またファームv1.5でStation/メディアサーバーが利用可能となり、聴きトークで自分だけ音楽を聴きながら、Station経由でナビ音声を全体共有するといった柔軟性の高い運用が可能だ。

 

 

 

SB4Xは公式には併用不可で、オプションのメディアサーバーかStationを利用する必要がある。

オプション製品では接続している全員に同じ音源が共有されるので、ナビ音声を使って先頭を交代したり、趣味さえ合えば全員で歌いながらなんてこともできる。

ただし音楽の音質はかなり悪く、知っている曲ならいいけど知らない曲は聞き取れないレベル。

 

しかし、「グループ通話withモバイル」を応用すれば、SB4X単体で音楽やナビ音声とインカム通話の併用が可能だ。

Station等と同じく全インカムに音楽が転送される。

実際に走行したところ、音楽共有は2台目までなら可能で3台目になると音量が小さくなって聞き取れない。

4台通話は試してないけどインカム通話は通常通りの接続が可能なようだ。

 

詳細についてはSB4Xのレビュー記事を参照していただきたい。

 

 

 

柔軟性の高さはSB5Xに軍配があがるが、高額なことと2017年8月現在販売終了に向かっているので、SB4Xのみで裏技を試してみてもいいだろう。

 

 

尚、車載動画をとりたい場合はオプションのメディアサーバーの併用がおすすめ。

メディアサーバーのレビュー記事はこちら参照。

 

 

②アーム、ワイヤー、両方のマイクが欲しい人

おそらくジェットとフルフェイスを持っていて、付け替えたいという需要があるだろう。

マイクは別売りで税込み5400円と結構高い。

 

SB4X-lite 26000円+別売りマイク5400円=31400円

SB5X 37000円

 

 

②取り付けベースが複数欲しい人orクリップベースが欲しい人

liteになって貼り付けタイプのベースのみになっている。

100円ショップでテープ付きのマジックテープを買って他のヘルメットに貼り付けておけば、いくらでも付け替えは可能なので、貼り付けタイプでOKな人は不便は感じないだろう。

クリップベースが欲しい人はオプションで購入するしかない。

 

SB4X-lite 26000円+別売りクリップベース2160円=28160円

SB5X 37000円

 

ちなみにSB5Xはクリップも貼り付けもベースは同じで一つ。

クリップをつけることで両方に使えるようになっているため、ベースが二つ欲しいという要望は満たせないけど。

SB4X用のクリップベースは安価なので、別途購入しても良いくらいの金額だ。

 

 

 

売れ筋かつ利便性の高さでおすすめのSB4X

不具合が修正され、ハードウェア面でも高性能なSB5Xにアドバンテージがある。

ただ、SB5Xは2017年8月現在終息に向かっているので、今後は後継のSB6Xと比較していくことになる。

SB6Xについては入手でき次第、レビュー記事をアップするのでしばしお待ちいただきたい。

 

尚、SB4XはSB6Xとの併売となるので今後も入手可能だ。

裏技も含めれば価格と機能性の面でバランスの良いSB4Xはおすすめだ。

 

 

 

 

■最後に仕様

公式の情報をそのまま転載する。

 

名称: SB4X Lite

Bluetooth Ver.: 3.0+EDR

チップ: BC05MM

RFレンジ: Class1

スピーカー: φ44mm×D8mm、8Ω 0.5W ステレオスピーカー mini USBオス端子

Pin No.: 0000

バッテリー: 内蔵型リチウムポリマー電池3.7V 容量750mAh

充電電圧: DC5V-0.8Ah

充電時間: 約 2時間(micro USB DC5V 0.8A時)

連続使用時間: B+COMインカム通話時間/最大約16時間、音楽聴取時間/最大約18時間、携帯電話通話時間/最大約18時間、待受時間/約500時間 ※それぞれ単体で稼働した場合。

端子: 充電、スピーカー兼用miniUSBメス端子×1、マイク専用端子×1

本体サイズ: W97.6×H43×D26(mm) ※ケーブル部除く

本体重量: 約58g

電波到達範囲: 最大約1.4km(2者でのインカム通話時の双方間に障害物の無い直線見通し距離)※弊社走行テストによる

最大通話可能人数: 4人 (通話品質安定性:2人>3人>4人)

対応Bluetooth プロファイル: GAP、HSP、HFP、ICP、A2DP、AVRCP、GAVDP

認証: Bluetooth、TELEC

防水: IP67レベル(本体のみ)

保証期間: ご購入より1年間(保証書に販売店の捺印、ご購入日の記入があるもの)

価格: アームマイクユニット¥24,000(税抜)、ワイヤーマイクユニット¥24,000(税抜)

発売日: 2015年7月中旬

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