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2015年6月に発売されたSJ4000+を今更ながらレビューする。


購入したのはアマゾンのマーケットプレイス。
偽物をつかまされる可能性は高いのだが、ショップが対応してくれなくても証拠さえあればアマゾンのサポートが返金対応を受け付けてくれるため、海外通販よりトータルでは楽だったりする。
そして、最近SJCAMはメーカーサイトで本物か認証できるようになっており、万が一偽物だった場合はそれを持ってアマゾンのサポートに返金の依頼をすれば良い。
その場合本物は手元に来ないのでまた別のショップで注文することになるが、面倒な交渉がなく楽で良いのだ。






外観やスペックを確認する



まずは付属品チェック。
これはもう従来製品と同じで、一通りのマウントが揃っている。
付属のマウントはプラスチックの強度が弱いため壊れやすく使い捨て感覚だが、最初の一台としては最適なセットになっている。
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外観はSJ4000/SJ4000wifiと全く同じでハウジングもバッテリーも互換性がある。
SJ4000よりわずかに重いが実際の利用に影響はないだろう。
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ハウジングは半年ほど前からSJ4000にも採用されている新型で、ボタンがかなり押しやすくなっている。
ちなみに新型ハウジングは、SJCAMの人気が出始めた頃からあるQumoxブランドをアマゾンで1500円程度で入手可能だ。
僕の持っているSJ4000もQumoxブランドだったりする。
現在はSJCAM正規品の入手が楽になったので、わざわざQumoxブランドのSJ4000を購入する必要はないが、ハウジングに関してだけは全く同じで安価なので利用価値が高い。
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最近SJCAMは箱の横のシールから公式サイトで本物か確認できるようになっている。
本製品ももれなく対応しており、実際に試してみたところ本物であると確認できた。
GoProのパチモンからスタートしたのにここまで来るとはなぁw
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設定項目はSJ4000wifiとほぼ同じだがいくつか違いがある。
ファームは今日時点でアップされている最新のv2.0にした上で確認している。

・解像度 FullHD60fpsと2.5k30fpsを追加
・手振れ補正 on/off追加

・上下反転 無し
・シャープネス設定 無し


ドラレコモードやループ録画といった車載動画に嬉しい機能ももちろんサポートしているが、上下反転を廃止したのは何故だろうか・・・。
SJ5000系にも上下反転がないのだが、それほど難しい設定ではないはず。
シャープネスについてはオマケみたいなものなので、無くても良いだろう。
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ざっくりまとめると、外観とOSはSJ4000wifiと全く同じでハウジングやバッテリーに互換性があり、基本的なスペックを引き継いだ上でFullHD60fpsと2.5k 30fpsをサポートしている。
という物になる。
これで画質がSJ4000以上であれば文句なしだが・・・。





画質を比較しよう


久しぶりの駐車場撮影だ。
今回の比較は、SJ4000、SJ5000wifi、SJ4000+の3つ。
SJ4000とSJ5000wifiはFullHD 30fps、SJ4000+は3つの設定で撮影し、解像度以外はデフォルト。
後から気づいたのだが撮影した画像は全てファームバージョン1.6。
今日時点で既にv2.0が公開されていた。
アップデートの内容を見ると、主に動作安定化や省エネ化のようなので画質そのものに大きな影響は無さそうなので、このままレビューを続行する。


では早速見てみよう。


SJ4000 FullHD 30fps
sj4000+_sj4000.jpg




SJ5000wifi FullHD 30fps
sj4000+_sh5000.jpg




SJ4000+ 2.5k 30fps 手振れ補正OFF
sj4000+_2500.jpg




SJ4000+ FullHD 60fps 手振れ補正OFF
sj4000+_full60fps.jpg




SJ4000+ FullHD 60fps 手振れ補正ON
sj4000+_full60fps手振れ有り





拡大図

sj4000+_拡大図





バイクのタンクマウントとヘルメットマウントの動画をyoutubeにアップ。
タンクマウントは防水ハウジングに入れた状態で撮影しているため、少し画質と音質が悪いことは留意いただきたい。






■画質
標準状態のXiaomi Yi 程ではないが、ややシャープさに欠ける。
拡大図を見れば一目瞭然。
ノイズは少ないけどシャープさが失われているのは、やはりノイズリダクションを効かせ過ぎているのか?
近くの物体であればさほど差を感じないが、遠くなればなるほどディテールが崩れている影響を大きく受けて、べったりとした画質になっている。
これなら明るい場所ではSJ4000の方が画質が良いだろう。

残念ながら本製品はAmbarellaチップではないため改造ファームやスクリプトでの設定変更はできず、何が原因か探ることが難しい。
あまり良好な結果は得られないだろうがシャープネスの設定があれば、少しは良くできたかもしれない。



ビットレートそのものはSJ4000やSJ5000より高くなっているが、それ以前の問題だ。

SJ4000 FullHD30fps ビットレート14.7Mbps
SJ5000 FullHD30fps ビットレート14.7Mbps
SJ4000+ 2.5k 30fps ビットレート20Mbps
SJ4000+ FullHD 60fps ビットレート20Mbps
SJ4000+ FullHD 30fps ビットレート14.7Mbps







■画角
手振れ補正offならSJ5000wifiと同等、手振れ補正をonにするとSJ4000より少し狭い。
他の製品も入れると概ね以下のような画角になる。

Sony ASシリーズ>GoPro4=Xiaomi Yi ≧SJ5000シリーズ=SJ4000+手振れ補正OFF>>SJ4000>SJ4000+手振れ補正ON


用途にもよるが手振れ補正ONでもまぁなんとかアクションカメラとして使えるレベルにあるかな。という感じだ。
手振れ補正OFFなら最近のウェアラブルカメラの標準レベルをクリアできている。




■手振れ補正

動画ではSJ4000+を3つの設定で比較している。

・FullHD 60fps 手振れ補正無し
・FullHD 60fps 手振れ補正有り
・2.5k 30fps 手振れ補正無し




予想はしていたが手振れ補正有りだとやはり違和感の覚える動画となっている。
タンクマウントでもヘルメットマウントでもやたら左右にふれる。
これは僕の頭が小刻みに揺れているわけではなく、ちょっとしたブレを拾って修正しようとしている動きだ。


路面状態は若干悪い場所を走っているが手振れ補正無しでも十分。
タンクマウントは試行錯誤した結果、とにかく車体とカメラ間のマウントパーツがぶれないように、ガッチリ固定することが何よりも一番だとわかった。
もし車体にマウントする場合は、画角が狭くなる上にまだまだ処理の甘い手振れ補正に期待はせず、とにかくガッチリ固定することを一番に考えると良いだろう。
ソニーでもようやくAS200Vから車載向けの手振れ補正チューニングがされたという段階なので、SJCAMに期待するのは酷というものだな。




■音質
これまでのSJCAMは拾える音量が極端に小さくマイク性能はかなり悪かったが、大幅に改善されている。
低音から高音まで満遍なく拾ってくれているのは嬉しいところ。
動画でも風切り音はどうしても入ってしまうが、排気音をしっかり録音できているのは好印象だ




■総評

せっかくの2.5kとFullHD60fpsとビットレートの向上も、シャープさが失われては残念な結果だ。
手振れ補正はまだまだ発展途上であり、バイクのような細かな振動では使い物にならないだろう。
ただ音質が大幅に向上していることと、画角がGoPro並みに広くなったことは評価できる。

・FullHD60fpsを撮影したいならXiaomi Yi にスクリプトを組み合わせる
・FullHD30fpsでいいならSJ5000かSJ4000
・どうしてもFullHD60fpsとディスプレイが欲しいならSJ4000+


といったところだろうか。
選択の幅が広がるのは良いが、早くSJ4000を廃盤に追いやれるくらいスゴイ製品を出してもらいたいものだ。


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