インカムメーカーのロゴ
2017年8月時点最新版 2009年頃に登場しバイクライフを劇的に変えたインカムの魅力にはまって早8年。
店員よりメーカー社員よりインカム選びの適切なアドバイスができると思うので、本記事がその一助になればと思う。

本記事で取り上げるメーカーは、サインハウス B+com、SENA、MidLand、デイトナ、中国系の5つ。


※スマホの場合、目次表示が遅くなることがあります。

インカム選び6つのポイント


選び方で迷ったなら、6つポイントが自分にとって必要か考えてみよう。
メーカー、同時接続数、通話距離、通話と音楽の併用、ラジオチューナー、有線外部入力の6点と、その他意外と重要視されない点について、興味のある方は以下をクリックして確認してください。

■メーカーはできる限りそろえよう
既にツーリング仲間がいずれかを持っていて、買い換えてまで乗り換える予定がないなら無理をせず同じメーカーにしておいた方が無難。
ユニバーサルインターコムで他社とも接続できるけど、同メーカーのほうが安定する事が多い。
機種によっては他社と接続すると複数台接続に制限がかかる。
ユニバーサルインターコムについては以下の記事を参照していただきたい。

■スペックの通話距離はあてにならない
目安としては、市街地は1/5、郊外や高速は1/2と見込んでおくといいだろう。
製品にもよるがスペック上1000mあれば十分、200mが実用最低ライン。
例えば200mの製品であれば市街地は40m程度まで、つまり間に車が一台も入らなければ快適に通話ができ、1台入るとノイズが入る。
1000mの商品であれば市街地は200m程度まで、間に車が3台入るとノイズが入る。という感じだ。


■同時接続台数はツーリングメンバーに合わせて
ローエンドは2台まで、ミドルとハイエンドは4台までが大半を占めており、一部ハイエンド製品に8台接続が可能なものがある。
よく走りにいく人数で何台必要かを考えよう。
同時接続は基本的に数珠繋ぎとなる。
最初は接続方法に戸惑うかもしれないが、この場合はこのボタンを押す!というようにルール決めさえできれば、電子機器が苦手な人でも大丈夫。


■通話と音楽の併用機能は先頭を走る人に最適
インカム通話をしながらスマホ等の音楽やナビ音声を同時に聴く機能。
基本的に音楽等は自分だけが聴けるので、ほかの人との趣味は考えなくてOK
先頭を走る人はナビ音声が聞ける点が最大のメリット。
これができるだけでナビを見る回数が減って、安全かつ楽しいツーリングができるようになる。
有線外部入力は有線接続の手間がかかることを考えると、電子機器に慣れている人ならBluetooth接続で通話と音楽の併用機能を利用のほうがスムーズで良いと思う。


■ラジオは普段聴かない人にも役立つ
通話と音楽の併用機能を持つ機種ならインカム通話と同時にラジオが聴ける場合がある。
バイクでもそれなりに聴けるので、ラジオ好きな人は要チェック。
普段ラジオを聴かない人でも、ソロでずっと音楽を聴いていると飽きてくるため気分転換にラジオがあるとすごく便利。
スマホのラジオアプリ(ラジコ)は地域の切り替わり時に自動で切り替わらず聴けなくなる等、スマホ操作をよく考えておかないといけない。
スマホに長けている人であればラジオチューナー無しでも良いし、苦手な人ならラジオチューナー内蔵のほうが良い。


■有線外部入力は電子機器が苦手な人に便利
Bluetoothではなく、一般的なイヤホン等と同じ有線ステレオミニプラグのポートを備えているインカムがあり、通話と音楽の併用機能非対応機種でもインカム通話と併用できる場合がある。
併用できない製品ではメリットが少ない。
有線接続をするのが少々面倒ではあるが、安価なことが利点。
簡単とは言えBluetooth接続機器が増えてうまく繋がらない場合もあるため、電子機器が苦手な人は有線のほうが気楽で良い。


■その他 あまり気にしなくていい事
・バッテリーの持ち時間
基本的にスペックどおりの利用が可能で、概ねどの製品も10~20時間となっている。
休憩時もインカム同士をつなぎっぱなしにしているとまる一日は持たないが、休憩時に切断しておけば大丈夫。
充電し忘れてもスマホと同じようにモバイルバッテリーから簡単に充電できるため、製品比較時はあまり気にしなくても良い項目。
リチウムポリマーが搭載されていることが多く、ヘビーに毎日何時間も使うと2~3年でバッテリーがへたってしまうが、週末の利用程度であれば製品寿命まで持つことが多い。

・防水性能
中国製を除けばどの製品もそこそこの防水性があり、通常の利用では心配する必要はない。
ただ、土砂降りの中、何時間も走り続けると浸水してだめになる場合がある。
スマホと同じように、浸水による動作不良が発生したら起動せずに完全に乾くまで放置させよう。
袋にインカムとシリカゲルや米を入れて閉じると、内部の水分をすばやく吸収して故障を防いでくれる事があるので、試してみてはいかがだろうか。



そのほか、インカムの疑問点を最下部にまとめたので、そちらも参照してもらえればと思う。


インカムの紹介


製品は以下の4カテゴリーに分けて紹介する。
・インカム通話と音楽の同時利用が可能な3万円程度のハイエンド
・4台チェーンが可能な2万円台のミドルクラス
・1対1接続で1万円台のローエンド
・玉石混交の中国製
スペックリストはあくまでマニュアルや仕様表などから読み解いたもので確実とは言えないので、必ず公式サイトで仕様を確認して欲しい。



ハイエンド  SB6Xの登場で新時代の幕開け


主に3万円前後の価格帯でインカム通話とスマホ接続(音楽/通話)の同時利用を可能にした機種をハイエンドと位置づけた。

最も発売が早くアップデートで不具合を潰し続けて熟成に域に入っているSENA 20S、グループ内でオーディオを共有する新機能を搭載したBT NEXT Pro、音質の良さとオプション併用で拡張性抜群のSB5X、激安のクールロボGT2
独走していたSENA 20Sにようやく他社が追いついて、選びがいがある状態となってきた。

さらに、経路を自動制御して切断されても近づけば自動復帰する新しい仕組みを導入した新世代の製品が登場しはじめている。
国内ではまず第一弾としてB+com SB6Xが発売。
B+Linkの便利さと快適な操作性で一気に巻き返しを図る。

●ハイエンドでオススメの機種
・次世代の自動経路制御を搭載した B+com SB6X
・初のインカム通話&オーディオ共有の併用を実現した MidLand BT NEXT Pro



SENA 20S


SENA 20S
基本スペック&製品の特徴
・同時通話最大8人
・通信距離2km
・通話時間13時間
・騒音にあわせて自動ボリューム調整
・他社インカムと接続可
・インカム通話と音楽の同時利用可
・A2DP機器2台を同時利用可(自動切替)
・有線オーディオ入力
・FMラジオ内蔵
・音声で操作するボイスコマンド
・スマホアプリで設定可
・ハンドルリモコン、GoPro接続機(OP)
・実売価格 3.2万円


安定の万能製品
2014年発売ながら2017年現在いまだに最高性能を誇るSENAのフラッグシップ機。
インカム通話とスマホ接続(音楽/通話)を両立させた最初の機種。
価格は3.2万円程度と最高級の部類ではあるが、性能を考えれば安いほうだ。
安定性、飛距離はNo1で長年市場トップの座を維持し続けてきた。
新世代SB6Xともまだ張り合えるほど高い性能を持っている。
欠点は本体が大きい、重い、値段が高い、音質がやや劣る事くらい。
とても良くできた製品なので、是非レビュー記事を参照していただきたい。


B+com SB6X 2017年8月発売 注目


SB6X-2.jpg
基本スペック&製品の特徴
・チェーン接続最大6人(現時点では推奨4台)
・通信距離1.4km
・通話時間16時間
一発ペアリング、自動接続、自動経路制御のB+Link搭載
・他社インカムと接続可(ユニバーサルレシーブ)
・インカム通話と音楽の同時利用可
・大出力アンプと高音質スピーカー採用
・実売価格 3.7万円


B+Linkで自動化した新世代モデル
SENAの採用する別規格のメッシュネットワークとは異なり、Bluetoothで自動接続、自動経路制御を実現。
集まって一斉にペアリング、あとは放置で自動的に接続し、距離が離れて切断されても近づけば自動でグループ通話に復帰する。
B+Link非対応機種とは、従来のユニバーサルインターコムの対向となるHFPを発展させたユニバーサルレシーブで接続。
ユニバーサルインターコムに対応したSB4X、SB5X、他社と接続することが可能で、その際にSB6XはB+comペアリング相当の動作をし、音楽併用やブリッジ接続も可能となっている。
他社との接続性が大幅に向上しており、他社にとっても非常に有難い存在になりそうだ。

初回出荷で2台購入し早速ロングツーリングで使用したが、懸念されていたユニバーサル接続は問題なく、B+Linkは革新的でずっと使っていたいと思わせる程に便利。
安定性も初期ファームとしては及第点。
段違いに高音質なスピーカーに、攻殻機動隊やアーマードコアのような近未来的な日本語音声案内など、わくわくさせる要素と、気遣いのある機能も盛り込まれている。
ファーストレビューの記事をアップしたので参照していただきたい。



B+com SB5X


B+com SB5X
基本スペック&製品の特徴
・チェーン接続最大4人
・通信距離1.4km
・通話時間16時間
・他社インカムと接続可
・インカム通話と音楽の同時利用可
・グループで音楽共有可(OP)
・実売価格 3.7万円


高い拡張性と音質を求める人におすすめ
2015年5月に発売した、インカム通話とスマホ接続(音楽/通話)を両立させたサインハウス B+comシリーズのフラッグシップ機。
2017年7月公開のファーム v1.5でオートグループコール、Station/メディアサーバーへの対応、ユニバーサル強化等、ようやくハードウェアの性能を最大限に引き出せるようになった。
オプションのStation/メディアサーバーの有線入力でナビ音声や低音質ながら音楽を全員で共有しながら、SB5Xではインカム通話と音楽の併用も可能となり、拡張性はNo1
惜しむらくはStationが既に廃盤となっているので、拡張性を高めるなら3人までながら音声入力2ポートと動画撮影に便利な出力を持つメディアサーバーを利用しよう。

そしてB+comシリーズ全般の最大の特徴は音質の良さ。
特に人の声は非常に聞き取りやすく耳が疲れにくいため、長時間利用で威力を発揮する。


Midland BT NEXT Pro オススメ!


Midland BT NEXT Pro
基本スペック&製品の特徴
・同時通話最大8人(うち4人はタンデム距離)
・通信距離1.6km
・通話時間20時間
・騒音にあわせて自動ボリューム調整
・他社インカムと接続可
・インカム通話と音楽の同時利用可
・音楽をインカムグループで共有
・A2DP機器2台を同時利用可
・有線オーディオ入力
・FMラジオ内蔵
・音声で操作するボイスコマンド
・スマホアプリで設定可
・ハンドルリモコンがオプションで有り
・実売価格 2.8万円


音楽共有が超便利 遊び心満載
2016年11月発売のコスパ抜群 BT Proシリーズのハイエンド機。
インカム通話とスマホ接続(音楽/通話)を両立。
さらにSENAにもB+comにもない、スマホ等を接続して聞いている音楽やナビ音声を、グループ通話中のインカムに転送して共有する機能を持っている。
インカム通話に音楽を乗せるため音質はやや下がるけど十分なレベル。

8人接続のイメージはこんな感じ。
P1070486-3.jpg
タンデム用接続を他社インカムにしてさらにチェーン接続するという荒業で他社を含めて7台くらい接続ができたり、車載動画で録音に利用したりと夢の広がる機能を備える。

スマホアプリBT TALKを利用するとスマホ経由で人数無制限で通話ができるようになっている。(トランシーバーのようにオプションのスイッチを利用)
最後発らしく他社を上回る機能を盛り込んでおり、非常に面白い製品なので是非レビューを見ていただきたい。


デイトナ COOLROBO GT2


デイトナ COOLROBO GT2
基本スペック&製品の特徴
・同時通話最大4人
・通信距離1.5km
・通話時間12時間
・他社インカムと接続可
・インカム通話と音楽の同時利用可
・FMラジオ内蔵
・実売価格 2.2万円


安価に音楽併用をしたい人におすすめ
2015年11月発売のデイトナのフラッグシップモデル。
2万円でインカム通話とスマホ(音楽/ナビ音声)を両立するというのはすごい。
ローエンド最強の同社製品イージートーク3とグループ通話ができないが、そもそも本製品が非常に安価なのでGT2だけで揃えても十分安価に抑えられる。
また、イージートーク3と並んでスピーカーが全機種で一番良いので音楽の音質を求めるなら本製品がおすすめ。

しかし、この公式画像、タンデマーが若い女の子ではなく現実に即したオバチャンであることにすごく好感を覚える。
リターンライダー多いもんね。

ハイエンド機 スペック比較表


機種名20SSB6XSB5XBT NEXT ProGT2
メーカーSENAサインハウスサインハウスMidLandデイトナ
自動経路制御×B+Link×××
最大同時通話台数8 ※1444 ※64
1対1通話距離2000m1400m1400m1600m1500m
待受時間240h-500h--
連続通話時間13h16h16h20h12h
充電しながら利用××○ ※7
Blutoothバージョン4.04.14.04.24.1
ノイズリダクション
インカム通話と音楽併用
グループオーディオ共有××○ ※4×
ペアリング記憶数92 ※223
オートグループコール×
他社インカム接続○ ※3
タンデム音楽共有××
A2DP 2台同時利用××
FMラジオチューナー××
自動音量調整×××
有線オーディオ入力××○ ※7×
社外スピーカー取り付け×△ ※5×
音声案内日本語日本語英語日本語日本語
音声操作×××
防水性能○IP67○IP67○IPX6○IP67
スマホ設定アプリ×××
発売時期2014年4月2017年8月2015年5月2016年11月2015年11月
実売価格3.2万円3.7万円3.7万円3万円2.2万円
個人的 10点満点評価 (詳細はレビュー記事を参照してください)
音楽の音質510677
インカム通話音質610976
通話距離977
安定性967
操作性810854
機能/拡張性710886
取り付け48866
重さ36868
コストパフォーマンス654810
おすすめ度810!597
AmazonリンクSENA 20SSB6XSB5XBT NEXT PROGT2

※1 20Sのみで構成した場合。他機種が混在した場合は4台
※2 ユニバーサルレシーブもしくはB+Linkで合計2つ記憶
※3 ユニバーサル非対応 HFP発展版のユニバーサルレシーブで自社接続相当の動作
※4 オプション利用で可能
※5 要変換ケーブル
※6 通常距離では最大4台、タンデム距離を含めると最大8台接続可
※7 別途専用ケーブルが必要


ミドルクラス B+com SB4Xがオススメ


2万円台で主に4人接続が可能な製品をミドルクラスと位置づけた。
定番のB+com SB4Xはユーザーが多く、音質も良い。
さらにオプションを使わなくても、裏技でインカム通話と音楽/ナビ音声の併用(他メンバーへも共有)が可能だ。
デイトナのハイエンド GT2が2万円とかなり安価なため、一緒に検討する価値がある。


●ミドルクラスのオススメ機種

・利便性、音質、ユーザーの多さで B+com SB4X


B+com SB4X Lite オススメ!


B+com SB4X Lite
基本スペック&製品の特徴
・同時通話最大4人
・通信距離1.4km
・通話時間16時間
・他社インカムと接続可
・インカム通話と音楽の同時利用可(OP or 裏技)
・グループで音楽共有可(OP or 裏技)
・実売価格 2.6万円


裏技で大化け!安定の定番インカム
2013年発売当時のフラッグシップモデルが、2015年に付属品を簡素化してミドルクラスとして再デビュー。
スピーカーとマイクが優れていて音質が良く、特に人の声は非常に聞き取りやすく疲れにくいので、まったり喋りながら走り続ける事に長けている。

オプションで6人接続ハブ方式のB+com Stationと音声出力を備えた3人接続ハブ方式のメディアサーバーが利用可能。
音質は悪いが外部入力端子がありメンバー全員で音楽やナビ音声を聴くこともできる。
詳細は次項のオプション項目で紹介する。
そして「グループ通話withモバイル」を応用すれば、SB4X単体でインカム通話と音楽/ナビ音声の併用とグループメンバーへの共有が可能。
仕様外だが実際に試して実用レベルにあることを確認できたので、詳細は製品記事を参照していただきたい。

ユーザーが圧倒的に多く接続しやすい点も大きなメリット。
ミドルクラスNo1おすすめ製品だ。


SENA 10S


SENA 10S
基本スペック&製品の特徴
・同時通話最大4人
・通信距離1.6km
・通話時間12時間
・騒音にあわせて自動ボリューム調整
・他社インカムと接続可
・A2DP機器2台を同時利用可(自動切替)
・有線音声入力(通話と併用不可)
・FMラジオ内蔵
・スマホアプリで設定可
・ハンドルリモコン、GoPro接続機(OP)
・実売価格 2.7万円


基本性能の向上を求める人におすすめ
2016年5月発売のSMH10の後継機。
SENA 20S譲りの基本性能で快適な動作をする。
ミドルクラスとして欠点らしい欠点が無い優等生。
ライバルのSB4Xとほぼ同額ながら、性能はSENA 20Sに肉薄する高性能っぷりが特徴。
音楽併用の要否でハイエンドの20Sか10Sかを選ぼう。


SENA 10C


SENA 10C
基本スペック&製品の特徴
・同時通話最大4人
・通信距離1.6km
・通話時間17時間
・カメラ撮影可
・騒音にあわせて自動ボリューム調整
・他社インカムと接続可
・A2DP機器2台を同時利用可(自動切替)
・FMラジオ内蔵
・音声で操作するボイスコマンド
・スマホアプリで設定可
・ハンドルリモコン、GoPro接続機(OP)
・実売価格 5万円


車載動画をする人におすすめ
インカムにウェアラブルカメラ相当の広角カメラを内蔵させた付加価値モデル。
基本的な性能はSENA 10Sより少し低い程度。
カメラはそこそこ広角で臨場感があり、FullHD 30fpsと標準的な解像度。
youtubeを見る限りは本ブログでも取り上げているコスパ抜群のSJCAM SJ4000程度の画質がありそうだ。
動画撮影をするとバッテリーは約2時間。
撮影した動画はインカム通話も録音されるので、グループでツーリングをして動画編集をしている人に最適な製品だ。


SENA 10U


SENA 10U
基本スペック&製品の特徴
・同時通話最大4人
・通信距離1.6km
・通話時間10時間
・他社インカムと接続可
・インカム通話と音楽の同時利用可
・A2DP機器2台を同時利用可(自動切替)
・FMラジオ内蔵
・音声で操作するボイスコマンド
・スマホアプリで設定可
・ハンドルリモコン付属
・実売価格 4万円


スマートに取り付けたい人におすすめ
アライとショウエイ向けにカスタマイズされており、ヘルメット内部におさまるよう設計されている。
標準でハンドルリモコンも付属しており、外部からは全くインカムが見えない。
スマートに取り付けたい人におすすめ。


SENA SMH10


SENA SMH10
基本スペック&製品の特徴
・同時通話最大4人
・通信距離900m
・通話時間12時間
・他社インカムと接続可
・有線オーディオ入力
・実売価格 2.3万円


周りの人と型番をあわせたいなら
2010年発売の超ロングセラー。
2年遅れで発売した同世代のSB4X同等の性能を持つなど、他社を数年先取りした画期的な製品。
上位の10Sが価格を下げてきており、徐々にコストパフォーマンスの優位性も下がってきたが、まだまだ現役。
SMH10ユーザーはおそらくSB4Xに次いで多いと思われるので、操作に不安な人は周りの人からアドバイスを受けやすい点が良いところだ。

パッケージによってマイクの付属品が異なるので注意しよう。
SMH10-10はアームマイクのみ。
SMH10-11はアームとワイヤー両方がついている。
SMH10-11のデュアルパックの並行輸入品は割安でお得感が強い。
平行輸入品は国内サポートが受けられないが、USAサイトからアップデートして日本語化も可能なので、海外サイトを見る事に抵抗が無ければ選択肢に入れても良いだろう。

MidLand BT X2 Pro


MidLand BT X2 Pro
基本スペック&製品の特徴
・同時通話最大4人
・通信距離1.0km
・通話時間20時間
・騒音にあわせて自動ボリューム調整
・他社インカムと接続可
・有線オーディオ入力
・FMラジオ内蔵
・音声で操作するボイスコマンド
・スマホアプリで設定可
・ハンドルリモコンがオプションで有り
・実売価格 2万円


メンバーにNEXT持ちがいる人におすすめ
2016年7月に発売されたMidLandの新製品。
安価な割りに高性能なことは本製品の特徴だが、音楽/音声共有が可能なハイエンドのNEXTとあわせることで真価を発揮する。
NEXTはグループ内に1台あれば十分なので、他をX2で固めれば楽しいグループツーリングができるだろう。
また、BT NEXT Pro同様にスマホアプリで通話ができるBT Talkと、ブレーキを感知してLEDを点滅させる機能も搭載している。
遊び心と実用性を兼ねているMidLandはイチオシ!


ミドルクラス スペック比較表


機種名SB4XLite10S10C10USMH10BT X2 Pro
メーカーサインハウスSENASENASENASENAMidLand
自動経路制御××××××
最大同時通話台数4 ※144444
1対1通話距離1400m1600m1600m1600m900m1000m
待受時間500h240h240h-
連続通話時間16h12h17h※注10h12h20h
充電しながら利用××
Blutoothバージョン3.04.14.04.03.04.2
ノイズリダクション
インカム通話と音楽併用○ ※2×××××
グループオーディオ共有○ ※2×××××
ペアリング記憶数293333
オートグループコール×××
他社インカム接続
タンデム音楽共有×
A2DP 2台同時利用×××
FMラジオチューナー××
自動音量調整×
有線オーディオ入力×○ ※4××○ ※4
社外スピーカー取り付け○ ※3××××
音声案内英語日本語日本語日本語日本語日本語
音声操作××
防水性能○IP6○IPX6
スマホ設定アプリ××
発売時期2013年4月2016年5月2015年7月2015年7月2010年2016年8月
実売価格2.6万円2.7万円5万円4万円2.3万円2.2万円
個人的 10点満点評価 (詳細はレビュー記事を参照してください)
音楽の音質65--37
インカム通話音質86--57
通話距離78--
安定性69--
操作性68--55
機能/拡張性65--55
取り付け94--46
重さ83--36
コストパフォーマンス57--58
おすすめ度77--47
AmazonリンクSB4XSENA 10SSENA 10CSENA 10uSMH10BT X2 Pro

※1 オプション利用で最大6台
※2 オプション利用 or 裏技でSB4X単体で可能
※3 インカム通話との併用不可
※4 オプションの変換ケーブルが必要


ローエンド  イージートーク3がすごい


2万円以下で主にチェーン接続不可の製品をローエンドと位置づけた。

どのモデルも上位機種に比べて通話距離が短い。
大人数だと切断されないようにペースを合わせるのが大変だけど、1対1であれば車が入ってきてノイズが増えたら後ろを気にして調整する。という具合で走れば問題は無い。
以前はタンデム用で数メートルの製品もあったりしたが、現在はスペック上200mくらいでぎりぎり二人走行で使えるものが最低ラインとなっている。


●ローエンドのオススメ

・タンデム or 2台なら通話+音楽が併用可能な デイトナ 「イージートーク3」


デイトナ クールロボ イージートーク3 オススメ!


デイトナ クールロボ イージートーク3
基本スペック&製品の特徴
・同時通話最大2人
・通信距離200m
・通話時間12時間
・他社インカムと接続可
・インカム通話と音楽の同時利用可
・実売価格 1.3万円


全機種でNo2おすすめ!安価に音楽併用したい人へ
2015年8月に発売したローエンドモデルの最新版。
なのだがなんと!インカム通話と音楽を同時に利用できるという物凄いヤツ!
1台1.2万円とメジャーメーカー最安クラスで、さらにインカム通話と音楽を両立させるのは驚き。
マイク性能は標準的だけどスピーカーの音質は良く、音楽を楽しむのに適している。

全機種の中でも、タンデム+二人 という条件においてはコストを考えれば間違いなく最強。
二台でもあまり距離が離れなければ十分使えるので、最初の一台に最適。
もしかしたら最初で最後の一台になるかもしれない、そんなポテンシャルが備わっている。

使用状況によってはハイエンドをも凌駕する製品なので、是非以下の詳細レビューを参照していただきたい。


SENA SMH5


SENA SMH5
基本スペック&製品の特徴
・同時通話最大2人
・通信距離400m
・通話時間8時間
・他社インカムと接続可
・実売価格 1.7万円


SENAを安価に使いたい人におすすめ
SMH10の廉価版として2011年に発売されたローエンドの代表格。
価格は並行輸入品で1.7万円程度でインカムデビューに最適なモデル。
価格の安さと小型軽量であることが最大の武器。
公式では上位機種とのチェーン接続について言及されてないが、接続順番を工夫すると上位機種を中核に3台まで接続ができるらしい。

利用者が増えつつあるSENAにしておけば今後誰かとツーリングに行く際に接続できる可能性も高くなる点においてメリットがある。
並行輸入品が安価に出回っているが、ジェット向けのアームマイクタイプのみ。
アームタイプでもフルフェイスで利用はできるが、ワイヤータイプも1500円と安価に販売されているので別途購入しても良い。


SENA SMH5-FM


SENA SMH5-FM
基本スペック&製品の特徴
・同時通話最大2人
・通信距離700m
・通話時間7時間
・他社インカムと接続可
・実売価格 2万円


SENAでラジオを聴きたい人におすすめ
SMH5をベースにFMラジオ追加と通信飛距離を伸ばしたモデル。

国内正規品でアームマイクとワイヤーマイクのセットで価格は2万円。
最新モデルに比べると見劣りする面が多くなってきているが、ユーザー数が増えているSENAなので接続しやすいという事は大きなメリット。
FMラジオが不要であればSMH10、FMラジオが必要かつ安価にSENAのインカムということであれば本製品になる。


SENA 3S


sena3s_2.jpg
基本スペック&製品の特徴
・同時通話最大2人
・通信距離200m
・通話時間8時間
・実売価格 1.5万円


スマートに取り付けたい人におすすめ
必要最低限の機能にとどめて小型化した特殊な製品。
操作部分以外は全てヘルメット内におさまるようになっているので見た目がスマート。
アームタイプとケーブルタイプが用意されている。
ヘルメット専用設計ではなく汎用品で、取り付けは非常に容易なのでほとんどのヘルメットに難なく取り付けができる。
通信距離とバッテリー、ノイズリダクションの性能が最低限レベルだが、安価な割りに動作や音質は悪くない。
普段はタンデムまたはソロで、一応マスツーリングでも使えて、安価にスマートに取り付けたい人におすすめ。


MidLand BT X1 PRO


MidLand BT X1 PRO
基本スペック&製品の特徴
・同時通話最大2人
・通信距離300m
・通話時間20時間
・騒音にあわせて自動ボリューム調整
・他社インカムと接続可
・有線オーディオ入力
・FMラジオ内蔵
・音声で操作するボイスコマンド
・スマホアプリで設定可
・ハンドルリモコンがオプションで有り
・実売価格 1.6万円


メンバーにNEXT持ちがいる人におすすめ
2016年7月に発売したBT Proシリーズのローエンド。
「BT X2 PRO」との違いはインカム接続台数が1対1になることと、最大通信距離が短くなることの2点。
単体でも優秀だけど、ハイエンドのBT NEXT Proがインカム単体では初のグループ通話にオーディオ共有の併用を実現しているため、NEXTとX1、X2、Cityで安価に新しい体験ができる点が最大のオススメポイントだ。

ローエンド製品の中では、通話と音楽の併用機能に特化して突き抜けた「イージートーク3」に対して満遍なく高機能かつハイエンドと組み合わせて真価を発揮する 「BT X1 PRO」という位置づけになる。


MidLand  BT City


MidLand  BT City
基本スペック&製品の特徴
・同時通話最大2人
・通信距離200m
・通話時間8時間
・有線オーディオ入力
・音声で操作するボイスコマンド
・実売価格 1.2万円


気軽に使いたい人におすすめ
2015年4月発売のBT Proシリーズではなく独立した製品のローエンド。

名称からわかるとおり街乗りでちょっと使うことを想定しており、ジェット向けのアームマイクのみ標準で付属。
フルフェイス用のワイヤーマイクはオプションとなっている。
スピーカーの音質はBT Proシリーズより劣るけど音量は十分で高速でも使えるレベル。
BT Proシリーズの4台チェーン接続に入ることもできるし、BT NEXT Proの音楽共有機能も利用可能。
普段はソロで使いながらいざという時はグループ通話にも参加できる優秀さを持っている。
NEXT持ちがいれば安価にグループ通話に参加したいという人におすすめ。



ローエンド スペック比較表


機種名イージートーク3SMH5SMH5 FM3SBT X1 ProBT City
メーカーデイトナSENASENASENAMidLandMidLand
自動経路制御××××××
最大同時通話台数222222
1対1通話距離200m400m700m200m300m200m
待受時間-168h144h168h--
連続通話時間12h8h7h8h20h8h
充電しながら利用○ ※1×
Blutoothバージョン4.03.03.03.04.23.0
ノイズリダクション
インカム通話と音楽併用×××××
グループオーディオ共有××××××
ペアリング記憶数33322
オートグループコール------
他社インカム接続××
A2DP 2台同時利用××××××
タンデム音楽共有×
FMラジオチューナー××××
自動音量調整×××××
有線オーディオ入力××××○ ※1
社外スピーカー取り付け××××××
音声案内日本語日本語日本語日本語日本語日本語
音声操作××××
防水性能○IPX6○IPX4
スマホ設定アプリ××××
発売時期2015年8月2011年2012年2015年5月2016年8月2015年4月
実売価格1.3万円1.7万円2万円1.5万円1.6万円1.2万円
個人的 10点満点評価 (詳細はレビュー記事を参照してください)
音楽の音質7--373
インカム通話音質6--474
通話距離3--
安定性8--
操作性4--356
機能/拡張性6--344
取り付け8--766
重さ10--1065
コストパフォーマンス10--874
おすすめ度10!--863
Amazonリンクイージートーク3SMH5SMH5 FM3SBT X1 ProBT City

※1 別途専用ケーブルが必要


中国製    冒険者向け!


メジャーメーカーに比べると作りがチープだったりするけど、圧倒的な安さとスペック上の高性能ぶりで徐々にシェアを伸ばしている中国製品。
メーカーは複数あるようだけど、一番売れているのは6riders等を製造する「EJEAS」という深センにあるBluetoothヘッドセットのメーカー。

激安なので高級機を買う前にインカムを体験しってみたいという人や、ただ単に興味がわいただけという探究心のあるマゾ向けだ。
ちなみに僕は紹介する3製品とも購入したマゾである。
同価格帯にイージートーク3という飛びぬけて優秀な製品があるので、メジャーメーカーとも比較してみると良いだろう。

EJEAS TTS


EJEAS TTS
基本スペック&製品の特徴
・同時通話最大4人
・通信距離1.5km
・通話時間15時間
・他社インカムと接続可
・インカム通話と音楽の同時利用可
・有線オーディオ入力
・FMラジオ内蔵
・実売価格 1.5万円


冒険したい人におすすめ
中国製品初と思われる通話と音楽の併用機能を搭載。
それどころか、全製品初?のインカム通話&スマホ接続&FMラジオの3つを同時に利用可能だ。
さらにスピーカーの音質が高級機並みに良く、英語の音声案内もついているのでメジャーメーカー並みの素性を持っている。
時々不明な動作があるけど思ったより安定していて拍子抜けした。

ただし、4Riders、6Ridersとインカムペアリング不可で、ユニバーサルインターコムでしか接続できない。
他のどの中国製とインカムペアリングできるかは不明。
こういったギャンブル性があるのでどうせ揃えるなら同一商品で固めたほうが良いだろう。


EJEAS 4Riders Interphone-V4


EJEAS 4Riders Interphone-V4
基本スペック&製品の特徴
・同時通話最大4人
・通信距離700m
・通話時間8時間
・FMラジオ内蔵
・実売価格 1万円


時々3台で走る人におすすめ
2013年に発売された中国製品の上位モデル。
正式なメーカー名おそらくEJEASで、販売店が自社ブランドで販売しているようだ。
ブランドはLEXIN、Excelvan、Bearidge、ESTGO等がある。
おそらく4Riders、6Ridersならどのブランドでもインカムペアリングは可能と思われる。

防水性や本体強度などは価格なりで故障しやすいが、壊れることを前提の使い捨て感覚で利用する人も多い。
サポートや保証は販売店によってことなるので、気になる人は事前に確認を。

ノイズリダクションがあまり効いてなくノイズを拾ってしまうため高速では厳しい。
一応4台接続はできるものの安定させるのが難しい。
下道で3台までならギリギリ利用可能という感じだ。
スピーカーの音質はそこそこ良いので、ソロで音楽やナビ、FMラジオを聴くことがメインで、6riders持ちと2~3人でツーリングすることがあるという人におすすめ。


EJEAS 6Riders


EJEAS 6Riders
基本スペック&製品の特徴
・同時通話最大2人
・通信距離700m
・通話時間7時間
・FMラジオ内蔵
・有線オーディオ入力
・実売価格 6000円


ソロか2台で安さを追求する人におすすめ
名前からすると「4Riders」の上位版で6台まで接続できそうな感じだが実は逆の下位製品。
ペアリングを6台までできるというだけで、接続できるのは1台のみ。
同一メーカー(EJEAS)の「4Riders」ともインカムペアリングが可能で、4台チェーンの端に接続できる。
また、ステレオ有線入力がありインカム通話と併用できるという、値段の割りに多機能な点は特筆に価する。

4Ridersとあわせて導入すればかなり安価にグループ通話が可能なことが利点。
1対1でかつ高速を走らなければそれなりの音質で安定して通話は可能。
インカム通話と外部音声入力の併用もできるしソロならFMも聞けるので、シーンによってなかなか使える。



中国製スペック比較表


機種名TTS4Riders6Riders
メーカーEJEASEJEASEJEAS
自動経路制御×××
最大同時通話台数442
1対1通話距離1500m700m700m
待受時間300h240h120h
連続通話時間15h8h7h
充電しながら利用×
Blutoothバージョン4.13.03.0
ノイズリダクション
インカム通話と音楽併用××
グループオーディオ共有×××
ペアリング記憶数226
オートグループコール×-
他社インカム接続××
A2DP 2台同時利用×××
タンデム音楽共有×××
FMラジオチューナー
自動音量調整×××
有線オーディオ入力×
社外スピーカー取り付け
音声案内英語××
音声操作×××
防水性能○IPX6△生活防水△生活防水
スマホ設定アプリ×××
発売時期2016年10月2013年2012年
実売価格1.5万円1万円6000円
個人的 10点満点評価 (詳細はレビュー記事を参照してください)
音楽の音質644
インカム通話音質633
通話距離44
安定性45
操作性522
機能/拡張性744
取り付け655
重さ666
コストパフォーマンス746
おすすめ度646
AmazonリンクEJEAS TTS4riders6Riders


シチュエーション別インカムの選び方


機能比較だけではわかりにくいと思うので、シチュエーションごとのおすすめを紹介。

ソロメインならデイトナ イージートーク3


安さと音質の面でずば抜けており他の追従を許さない。
ラジオが無い点だけが少しマイナスではあるが、スマホのラジオアプリを利用すればOK


タンデムメインならデイトナ イージートーク3


安くて高音質、さらに通話と音楽併用が可能というタンデム最強のインカム。
通話距離の短さもタンデムなら気にならない。
イージートーク3に死角なし!


バイク2~4台ならMidLand BT NEXT Pro


ナビ音声の共有が便利すぎて手放せない。
BT NEXT Proが1台あればあとはBT X2 ProでもOK
通話距離を考えてX1よりはX2のほうが無難だ。
さらにBT NEXT Pro1台につき1台のタンデム用接続(パブリックモード)が可能なので、バイク4台合計8人まで通話可能。
拡張性の高さと安さが最大の武器。


バイク5台以上ならSENA 20S


全員がSENA 20Sでなければならず費用がかかってしまうが、他に選択肢がほぼ無い状況なので思い切って全員で導入しよう。
大人数で話しながら音楽も同時に聴ける、最高性能インカムの名に恥じない高機能モデルだ。


決め切れなければSB6Xで決まり!


ツーリングメンバーが流動的だったり、いろんなツーリングチームと走ったり、誰と走るか想像がつかない等、そういう人も多いと思う。
ユニバーサルレシーブという新しい機能を搭載したSB6Xは、あらゆる他社との接続に抜群の自由度でなんでもできてしまう最強の汎用性を持っている。
唯一の欠点は、ユニバーサルインターコムを搭載しないインカムと接続ができないことだが、今では搭載してないインカムがほとんど無いのでそれほど問題にはならないと思う。
高いがそれに見合った性能なので買って損は無い。



受信専用機の紹介


双方向で通話のできるインカムに対し、スマホ等と接続して音楽やナビ音声を聴くのみの機能に絞った機種。
同メーカーのインカムに近い音質を確保しつつ安価なことが特徴。

バイク専用品


デイトナ 聴くだけブルートゥース2


聴くだけブルートゥース2
基本スペック&製品の特徴
・使用時間12時間
・単4乾電池仕様(1本)
・通信距離 10m
・実売価格 7000円


乾電池仕様最後の生き残り
スマホの普及と共にリチウムポリマーへ移行し乾電池仕様最後の1台となった。
電池のランニングコストが気になるところだけど、100円ショップの5本入り単4電池は意外と容量が多く優秀なのでこれで十分。
今は僕もモバイルバッテリーを持ち歩くのが当たり前になってリチウムバッテリーの方が利便性が高いと思うようになったけど、実は子供の頃から今でも乾電池収集癖があって電池駆動の製品は好きだったりする。
こんな遠いところで作られて運ばれてくるのか~と、made in インドネシアの電池を見てわくわくしたものだ。
そんな乾電池好きな人は、おそらく最後になるであろう本製品を今のうちに購入しておいてはいかがだろうか。
乾電池タイプのメリットは、入れ替えればすぐに使えることと、どこでも簡単に入手できること。

尚、BluetoothプロファイルはA2DP、AVRCPに対応しているためスマホ等の音楽操作が可能。
また、HFP、HSPにも対応しているので音声発信はできないけど、ナビ音声はちゃんと聴くことができる。


サインハウス B+com music


BcomMusic1.jpg
基本スペック&製品の特徴
・使用時間10時間
・通信距離 10m
・実売価格 1.5万円


B+comの音質で音楽を聴きたい人へ
SB213evoと同世代で古いけど、基本的にスピーカー性能は現在と変わらず当時から音質が良かったので、本製品もSB4X相当と思われる。
ボタンはダイヤルのみで操作は簡単。

尚、BluetoothプロファイルはA2DP、AVRCPに対応しているためスマホ等の音楽操作が可能。
また、HFP、HSPにも対応しているので音声発信はできないけど、ナビ音声はちゃんと聴くことができる。


オプション、拡張製品の紹介


本体とは別に用意することで利用の幅を広げられる製品を紹介する。

通話アプリ


スマホとインカムをHFPで接続して通話アプリで会話するという手段がある。
一般的なLine等でもできるが、SENA、MidLandから通話アプリが提供されており、それらを使う場合のメリット、デメリットは以下の通り。

■メリット
・人数、距離が無制限

■デメリット
・圏外になると通話できない

・自社製品のインカムがなければ機能が制限される
※SENA、MidLandの通話アプリの場合

・無視できないレベルの遅延がある
※インカム同士0.15秒 Line0.8秒 専用通話アプリ2秒
 Lineはスマホ同士の場合。インカムで使う場合はさらに遅延して1秒程度になる。

・インカム通話にアプリ通話を混ぜられるかはインカム次第


圏外になった場合、Line等の一般的な通話アプリはグループ通話から切断されて復旧には手動操作が必要になるが、バイク用通話アプリならグループ通話に参加した状態が維持されるため自動で復旧する。
遅延については2秒というと、路面の状況や車来てるよ!というのを伝えるのは難しく、雑談であれば問題ない程度。
また、ツーリングの醍醐味である山奥で圏外になって通話できなくなるのは大きなデメリット。

以上を考慮すると、一緒に走っていてインカムで直接繋げられる人数であればインカム通話を、人数が多かったり集合場所までであれば通話アプリを使う。
というように、基本はインカム通話、だめならアプリと使い分けることになる。


SENA RideConnected


ride11.jpg
特徴
・自社インカムが1台あればあとは他社でOK
・圏外からの復旧時は手動操作不要
・遅延は2秒程度

現状では一番使い勝手が良い
グループに参加する時に必ず自社インカムが必要になってしまう縛りはあるが、総じて普通の通話アプリをバイク向けにちょっとカスタマイズしたようなアプリ。
余計なことをしてなく、いたって普通の使い勝手だ。
Lineと比較すると、遅延が2倍程になるが再接続の手間がないという事になる。
SENAユーザーのみであればRideConnected、SENA以外のユーザーがいて集合前に接続するならLineという使い方が良いだろう。


MidLand BT Talk


BTT1.jpg
特徴
・自社インカムが1台あればあとは他社でOK
・圏外からの復旧時は手動操作不要
・遅延は2秒程度
・別途BTTボタン(7000円)がほぼ必須
・トランシーバーのように片方向通話
・グループメンバーの場所を地図で共有する機能有り

通話機能に難点あり
地図機能は面白く、集合場所に迷う人や遅刻者にとってはすごく有難い機能だ。
しかし肝心の通話機能を利用するには別途BTTボタンがほぼ必須で、トランシーバーのように片方向通話のみと、使い勝手が悪い。
通信量節約のためとのことだが、手動で200kbpsに制限できる通信事業体なら気にする必要は無いためメリットが感じられない。
設定で選べるようになることを強く要望している。
MidLandユーザーのみであってもBTTボタンの購入が高い壁となるので、それなら集合場所まではLineで良いかなと思う。


B+com インカム拡張製品


B+comはチェーン接続ではなくハブ方式で複数人を接続する独自オプションを用意している。
主流にはなれなかったが優れた仕組みなので、興味のある方は検討してみてはいかがだろうか。


B+com Station GTS216 廃盤


B+com Station GTS216
2011年11月発売と古く2017年に廃盤となってしまったが、未だに現役バリバリで使っている。
予備機まで持っているくらい、本製品は素晴らしいものだった。

最大6台の接続が可能で、外部音声入力も可能で、通信距離は100mだが・・・・
これだけいろんな製品を試しながら結局Stationに落ち着くのは理由がある。

①有線音声入力が便利
音質はしょぼくてAMラジオ並となってしまうが、ナビの音声を共有できることが非常に大きなメリットとなる。
ある程度先頭を走れる人なら共有されるナビ音声だけで先導も可能だし、他の人とルートについて話がなら走れるというのはとても楽しい。
また、スマホと接続してラジオを共有したり、取り締まり情報を流したりすれば、長時間のツーリングでも話のネタが尽きない。
一応音楽も音質が悪いながらも知っている曲ならみんなで歌いながら走ることはできる。

②通話距離を数倍に伸ばせる
いろいろあるので詳しくは書かないけどちょっとだけ。
・Bluetoothは2.4GHz
・wifiも2.4GHz
・端子はRP-SMA。
・付属の物は1DBI(利得)くらい

以上の条件を満たした物に付け替えるとカタログスペックの5倍くらいに跳ね上がって、おどろくほど伸びる。
6人で走行しても全く不都合が無いくらいの通話距離だ。


③旧製品 SB213Evo、SB213にも対応
買い替えをしなくても6人まで接続が可能になるというのは大きい。

④抜群の安定性
以下のルールを守っておけば一日のツーリングで切断されることは1回あるか無いか。
・ペアリング前にStationと各インカムをリセットする
・SB4XはモードBにする
・SB5Xはファームv1.5必須(聴きトーク可)


車体から電力を供給する場合は専用の電源ケーブルが必要だが、5000mAhのモバイルバッテリーひとつでまる一日持つのでケーブルは不要。
リアボックスとかタンクバッグに突っ込んで、アンテナだけどこかに立てて常時電源入れっぱなしでOK
もし余っている旧式のB+com等があればStationに接続して、インカムの出力を3.5mmステレオミニプラグに変換して、カメラで会話を録音するという方法もある。

結局オプションで別途購入するというのがうけなくて主流になり損ねたが超名機だと思っている。




B+com メディアサーバー


B+com メディアサーバー
Stationが最大6台に対してメディアサーバーは最大3台。
そのかわり外部入力音声の音質が少し向上したことと、メディアサーバーから音声を出力できるので、カメラで会話を録音しやすくなった。
価格は2.4万円。

Bluetooth3.0が導入されたおかげかStationのノーマルより飛距離はあって3台で使う分には不自由はしない。
音楽を共有することが目的であれば音質的に満足のいくものではないので注意が必要。
ナビ音声の共有と録音が目的なら非常に使い勝手の良い製品だ。

使い道は、車体電源連動の車載カメラ(Git2)の外部音声入力を使って、メディアサーバーの音声を常に録音。
手間無しで常に走行中の動画はすべて録画している。
帰宅した後、ツーリングブログを書くときに音声を聞きながら思い起こして記事を書いていく。
日帰りならともかくロングになるとせっかくの爆笑話も忘れてしまったりするので、ボイスレコーダー的な使い方でとっても役に立っている。




Bluetoothトランスミッター


Bluetoothに対応していない機器を接続させたい場合は、別途Bluetoothトランスミッターを使えば可能だ。
インカムメーカーも販売しているし、一般製品でも問題なく利用できる。
A2DPペアリングは相性問題はほとんど発生しないので、同社製品に限定する必要性は低い。
他メーカーでもいいので、機能面で合致しているものを選ぼう。
利用方法は簡単で、トランスミッターとインカムをA2DPでペアリングし、機器の3.5mmステレオミニプラグに有線接続するだけ。
再生、停止等の操作はできないので、機器本体を操作する必要がある。
通信距離はClass2(10m)が基本なので、2台接続できる機種はタンデム用と割り切ろう。


B+com BC-DAT01M


BC-DAT01M一つで2つのインカムとペアリングし同時に聴くことができる。
バッテリーを内蔵しており最大12時間。
MiniUSBから充電ができるので、モバイルバッテリー等があれば充電切れを心配する必要が無い。
1.1万円とやや高価ではあるが、オプションのケーブル(3000円)で車体から電源を取って、付属のケーブルをかませばイグニッションに連動してトランスミッターの電源もオン/オフさせることも可能。
起動時にインカムへ自動接続してくれるので、操作無しで接続してくれるのはとても便利。
車体から電源をとる場合、汎用品ではノイズが入るので必ずオプションケーブルを利用しよう。
購入から7年がたち、時々動作が怪しいがまだ現役で活躍している。


SENA SM10


SM10一つで2つのインカムとペアリングし同時に聴くことができる。
さらに、入力ポートが二つあるので、MP3プレーヤーとナビというように2台の機器を接続してミックスしてくれるようになっている。
内蔵バッテリーは最大8時間。
二人同時で聞くとおそらく8時間は持たないだろうから、モバイルバッテリーを持っておくと良いだろう。
2万円と高価ではあるが、ミキサー内蔵タイプは非常に珍しいので、複数機器を利用したい人にはおすすめ。
ちなみに、ポータブルミキサーを積んでユピテルのナビとスマホをミックスして何やらしようと試行錯誤したが、車体から電源をとっているせいでグランドループしてしまったことがある。
スマホの電源をモバイルバッテリーからとればOKになったので、SM10で同様の事象が発生した場合は電源まわりと見直すと良いと思う。


JPRiDE JPT1


インカムメーカーではない一般的なメーカーで評判の良い製品。
2台のインカムと接続が可能な上に、送信機にも受信機にもなれる優れもの。
インカムと接続する場合は基本的に送信機(TX)にして利用することになる。
受信機(RX)にする機会はあまり無いと思うが、僕くらいの変態になるとこれを使って何ができるか妄想して楽しむことができる。
バッテリー時間が13時間と長く、充電しながらの使用もサポートしているので、タンクバッグ等に入れてモバイルバッテリーと常時接続しておけばバッテリーを気にしなくて済む。
MicroUSBで充電が可能。




主要4メーカーの特色


それぞれBluetoothインカム市場への参入背景が異なるためメーカーによってかなり特色がある。
面白いので一読してもらえればと思う。


ロゴ_SENA
親会社はBluetooth通信機を開発する大手企業。
アメリカ、ヨーロッパで大きなシェアを持つ。
いろいろなタイプを多数販売しており、豊富なオプションと頻繁かつ長期的にファームのアップデートを行う傾向が強い。
2010年発売の超ロングセラーとなったSMH10はチェーン接続、20Sは通話と音楽の併用機能を、他社より2年も早く実現する等、最先端の技術を持つ。
当初は激安路線だったけどSENA 20Sから性能でも他社を圧倒しはじめ、現在は高機能高価格製品へ切り替わっている。
日本のシェアはB+comが一番だがSENAが猛追する状況だ。

並行輸入品は国内代理店のサポートは無く販売店独自保証のみとなるし、ファームのアップデートも基本的にできないようになっている(USサイトからは可能)が、国内版より安価なので検討する価値がある。


ロゴ_サインハウス
パーツの輸入代理店だったが自社ブランドを立ち上げてインカム市場に参戦し、インカム黎明期に日本メーカーらしく充実したサポートでシェアを獲得した。
開発は自社ではなく台湾メーカーへ委託していたが、SB6Xからは国内メーカーとの開発となっている。
比較的小型で軽量なためヘルメットに取り付けても違和感が少ないことが特徴。

SB6Xは国内初の自動経路制御を搭載するなど、開発スピードが速くなってきている。
チェーン接続ではなくハブ方式のB+com Stationやメディアサーバー等のオプションで複数接続や音楽共有、録音を実現する等、独自路線を行くことも多い。
主流になり損ねたがハブ方式は非常に便利で僕は未だに愛用しているので、B+com Station2の発売をいつまでも待っている。

ロゴ_Midland
親会社は無線機を開発する大手企業。
ヨーロッパでシェアを持っており、日本国内ではB+com、SENAに次いで3番目と思われる。
性能の割に安価なことが特徴。
2016年11月に通話と音楽の併用機能に対応した上に、インカム単体で初のグループで音楽/音声案内共有のできるBT NEXT Proを投入し上位2社を追撃する。
SENAの独走にまったをかけられるポテンシャルを持つメーカーで、今後の展開次第では日本国内シェアも大きく伸ばす可能性がある。


ロゴ_デイトナ
パーツの製造や輸入代理店がメインの会社で、昔から有線式のタンデム用インカム等も販売していた老舗メーカー。
開発はおそらくどこかへ委託しているのだと思うが詳細は不明。
カジュアルなブランドイメージで非常に安価なことが特徴だが、とんでもない性能を秘めていたりするので良い意味で油断できない。
オプション品が少く拡張性もあまりないので、インカム単体で事を済ませられる人向け。


■その他
過去にはスカラライダーやintephoneといったブランドも存在した。
※interphoneは現在も最新版が国内発表されてはいるが、日本での販売に力が入ってないため対象外とした。

徐々に淘汰されて現在の4メーカーに絞られたが、1万円以下の激安価格帯で謎の中国製が大量に出回っている。
スペックはかなり高いけど、音質や安定性、防水性能に難があるため、お試しでと考えている人向けになるだろう。

現時点では主要4メーカーを強くオススメする。



Bluetoothインカム FAQ


Bluetoothってよくわからない、扱えるか心配、インカムでいったい何ができるの?
バッテリーの持ちは?充電は?距離は?
旅先でインカムについていろいろ聞かれた経験を元に、FAQを作りました。
興味はあるけどよくわからないから買ってない、というのは勿体無いので、そういう方は是非見てもらえればと思います。


参考に、いろんなインカムを使ってテストツーリングした時の動画です。
他愛なくネタも無い会話ですが、気心知れたメンバーとまったりツーリングです。
通話が切れた時どんな感じかをお伝えするために、わざと切れた時の動画を入れています。
B+comやSENA等のメジャー製品であれば、一日のツーリングで切れることは1回程度で、とても安定しています。

Q : Bluetoothインカムはみんなが同時に通話可能?


A : はい、携帯電話のような感覚で通話できます。

Bluetoothインカムは電話と同じで参加者全員が自由に通話できるので、ストレス無く普通に会話している感覚です。
一般的なトランシーバーは片方向通信で、PTTスイッチを押している間だけ話ができ、その間は他の人の通話を聞くことはできません。
※最近は双方向同時通話が可能なトランシーバーもあります。


Q : トランシーバーかBluetoothインカムか、どっちが良い?


A : 用途によりますがバイクにはBluetoothインカムのほうが適している面が多いです。

Bluetoothは事前にペアリングが必要ですが、盗聴されないセキュリティー性の高さや、小型軽量でヘルメットに取り付けができること、音質が良い、スマホと連携させてナビ音声や音楽が聴ける等、使い勝手が非常に良いです。

アマチュア無線の免許を持っている方であれば大出力のトランシーバーで長距離通話ができる点でトランシーバーのほうがメリットがあります。
免許不要の特定小電力トランシーバーはBluetoothインカムと同程度の通話距離のようなので、あまりメリットは無いでしょう。


Q : 本体のヘルメットへの取り付け方法は?


A : シェルの隙間に挟み込むクリップタイプか、両面テープorマジックテープで取り付けます。

半帽以外は取り付けできないというヘルメットはほぼありませんが、念のため取り付けできそうか確認してみましょう。

1. 本体取り付け用にスペースがあるか?
ヘルメットの左サイドに取り付けをするので、○の位置あたりに突起物などがないか確認。
最近流行りのインナーバイザー用のレバーが干渉する場合がありますが、レバーの位置が悪いと言われるKAZAMIとASAGIでも設置は可能です。
インカムの取り付け例

2. スピーカーケーブルの通し位置を確認
頭頂部の内装を外せる場合は簡単です。
内装が外せない場合は首周り等ケーブルが垂れてこないように挟み込めるか確認しましょう。

3. マイクの取り付け位置を確認
基本的にフルフェイスはワイヤーマイク、ジェットはアームタイプを利用しますが、逆でも設置は可能です。
両方付属する機種とアームタイプのみの機種があるので、どのヘルメットに取り付けるかを考えて選ぶと良いでしょう。
フルフェイスの場合は口元か横の頬パッド付近に設置する事が多いです。

4. スピーカー取り付け位置を確認
アライは頬パッドのカバーを外して発泡スチロール部分に両面テープで取り付けます。
スピーカー埋め込み用の窪みはありますが、耳に余裕が無く痛くなる場合は発泡スチロールを1cm程度削る場合が多いです。
※自己責任です
インカムスピーカーをヘルメットに取り付ける

ショウエイは耳の部分が見えており、プラスチック素材のスピーカー埋め込み用の窪みに両面テープで取り付けます。
比較的耳に余裕があるのでそのままで大丈夫でしょう。
OGKも同様に耳に余裕のあるものが多いので設置は比較的余裕です。
以上を確認しておけば安心して購入できると思います。


Q : ヘルメットにスピーカーを埋め込むと耳が痛くならない?


A : 痛くなる場合はありますが、工夫すれば大丈夫です。

全然痛くならないという人も多いので、ヘルメットの種類や個人差によるところが大きいです。
僕はアライのヘルメットを使っていますが、すぐ痛くなるので耳パッドの発泡スチロールを1cm程削って埋め込んでいます。
※自己責任です

アライの場合は交換可能な耳パッドなので気軽に削れます。
ショウエイは交換不可なプラスチックですが耳部分はかなり余裕があるので、そうそう痛くなることはないでしょう。


Q:バイクを離れる時に盗難にあいそう


A : 今のところ僕は盗まれたことはありません。
約7年、1年あたり20日程度のツーリングで、最も狙われやすいB+comをヘルメットにつけてメットホルダーにかけた状態です。
一応インカムが真上に来ないように横向けてはいますが、それ以上のことはしていません。
2~3年で1個くらい盗まれるかなと覚悟していましたが、意外と盗まれていません。
僕の仲間内も全員インカムを使っていますが、盗難は0件です。
日本って治安がいいなーとつくづく思います。
ただ、ネットでは盗まれたって話はあるので、心配な方は本体を外して持ち運ぶと良いです。


Q : Bluetoothって何?


A : Bluetoothは2003年頃から普及し始めた、省電力な小型デバイス向けの無線規格です。

1994年、スウェーデンを代表する通信機器世界大手メーカー エリクソン社がBluetoothを提唱しました。
乱立する無線規格を統合したいという願いをこめて、スウェーデンの隣国ノルウェーとデンマークを無血統合したハーラル王の愛称「青歯王」からとられたそうです。
消費電力の小さいBluetoothはスマホとの相性が良く、スマホの普及とともに爆発的に普及しました。
バイク用インカムに転用されたのもスマホと同時期の2009年からで、登場以降、急速に性能を向上させながら今日に至ります。

Bluetoothの消費電力が小さい=バッテリーの小型化が可能という点が、ヘルメットに取り付けるという使い方にマッチし、さらにスマホと通信が容易になったことで、スマホの普及と共にBluetoothインカムも普及しました。
以上のことから、Bluetoothとインカムは非常に親和性が高いということがわかります。


Q : Bluetoothプロファイルって何?


A : 機器同士を接続する際の取り決めです。

プロファイルは多数あり、用途によってプロファイルを選択して利用することになります。
例えば、高音質な音楽を転送するA2DP、電話のヘッドセットとしてマイクとスピーカー出力を兼ねるHFP等があります。
尚、インカム同士の通話は各社が独自チューニングしているため、プロファイル規格には当てはまりません。

Q : Bluetoothプロファイルが複雑でわからない


A : 特にプロファイルを意識する必要はありません。

手順書に沿って設定をすれば、自動的に適切なプロファイルで接続されます。
尚、インカムで利用する主なプロファイルは以下の4つです。

HSP(Headset Profile)
スピーカー出力とマイク入力の双方向通信をモノラルで行うプロファイル。
一部のナビで利用する事がある程度。

HFP(Hand-Free Profile)
スピーカー出力とマイク入力の双方向通信をモノラルで行い、さらにスマホの着信や受話等の操作も可能にした、HSPの拡張プロファイル。
SiriやOK googleの呼び出し等も制御している。
インカムとスマホとのペアリング時は自動的にHFPが選択されるので、HSPとの違いを意識する必要がない。
他社と接続するユニバーサルインターコムはHFPを利用する。

A2DP(Advanced Audio Distribution Profile)
ステレオの高音質なオーディオを転送するプロファイル。
有線とほぼ同じ音質で転送されるので、あとはインカム本体とスピーカー次第でかなり音質が良くなる。
スマホやBluetoothトランスミッター、ナビ等とのペアリングに利用する。

AVRCP(Audio Video Remote Control Profile)
接続した機器で再生中の音楽の再生、停止、曲送り戻し、早送り等の操作が可能なプロファイル。
A2DPとセットと考えれば良い。
一部のナビやBluetoothトランスミッターはA2DPのみサポートしているので音楽再生のみとなる。

※インカム同士の通話は各社独自チューニングのプロファイルを利用しています。


Q : Bluetoothインカムを使うのって難しくない?


A : 基本的な操作をいくつか覚えるだけなので、すぐ慣れると思います。

上位機種には非常に機能が多いので全ての操作を覚えるのは時間がかかりますが、インカム通話をする&スマホの音楽を聴く という基本となる2つに関してだけならとても簡単です。

■よく利用する機能
インカムペアリング:2台のインカムをペアリングモードにしてペアリングする
※複数台ある場合はこの操作を続けて数珠繋ぎにペアリングする
※一度行うとリセットor上書きしなければいつでも接続可能な状態になる

インカムを接続する:ボタンを押すとペアリング相手に接続されて会話が可能になる

インカムを切断する:ボタンを押して切断する

スマホペアリング:インカムをスマホとのペアリングモードにし、スマホのBluetooth設定からインカムを選択する
※一度行うとリセットor上書きしなければいつでも接続可能な状態になる

スマホを接続する;スマホのBluetoothを有効にし、インカムのボタンを押すと接続されて音楽やナビが聴けるようになる

機種によって操作は異なりますが、いずれも上記の基本操作は簡単にできるようになっているので、一度マニュアルを見て試せばすぐ慣れるでしょう。


Q : Bluetooth非対応のナビやMP3プレーヤーを接続できる?


A : はい、Bluetoothトランスミッターを別途購入すれば可能です。

MP3プレーヤーの3.5mmステレオミニプラグにBluetoothトランスミッターを接続し、インカムと接続をします。
この場合はスマホのようにMP3プレーヤー操作はできませんが、音楽の転送はA2DPプロファイルを使うので非常に高音質です。
Bluetoothトランスミッターはリチウムバッテリーで動作しているものが多く、概ね10時間程度バッテリーが持ちます。

B+com BC-DATO1Mは2台同時にインカムと通信可能なので、タンデムをしている場合は二人で同じ音楽を聴くことができます。

バイク用ではないですが、3000円程度の一般製品でも十分使えます。


Q : 複数のスマホ等と接続できるの?


A : 機種により可能です。

HSP/HFP と A2DP/AVRCPの全てをあわせて、2つの機器をペアリングできるインカムがあります。
※SENA 20S等
2台同時に音楽を聴いたりナビ音声や取締り警告を聞いたりできます。

完全2台同時をサポートしてない製品でも、HSP/HFP と A2DP/AVRCPは分けてペアリングができます。
電話(HFP)はスマホ、音楽(A2DP)はトランスミッターというようにします。
この場合機種によって、A2DPで音楽を聴きながらHFPのナビ音声が割り込んでくる場合もあれば、手動での切り替えの場合もあります。
尚、スマホ側がHSP/HFP と A2DP/AVRCPを占有する場合は分けられません。(iPhone等)


Q : 他社のインカムとも接続できるの?


A : はい、接続可能ですが同社製品同士と比較すると安定性が若干低下します。

インカムはそれぞれ自社製品同士の接続時に最も性能を発揮するようにチューニングされています。
規格されているプロファイル(HFP)では力不足なので各社が独自に作りこんでいるようです。
逆に言えば規格プロファイル(HFP)であれば他社との接続は可能で、これをユニバーサルインターコムと言います。
2017年現在のメジャーメーカー製品は全てユニバーサルインターコムに対応しています。
機種によって接続台数が減る等の制限があるので万全ではないですが、応急的に利用することは可能です。

Q : 実際どれくらい距離が離れても通話できるの?


A : 機種と環境によりますが、100m~1000m程度離れても通話できます。

スペック表記はハイエンドが1500~2000m、ローエンドが200~500m程度のものが多いです。
郊外の見通しの良い道や高速道路のように干渉する電波が少なければスペック表記の1/2程度。
市街地のように遮蔽物や電波が多ければスペック表記の1/5程度。
北海道の郊外でかつ平原であればスペック通りの距離で通話可能です。

ローエンドでも2台で離れず普通に走る分には通話は可能ですが、ミドルクラス以上のほうが余裕があって良いです。


Q : 高速でも会話できる?


A : はい、十分会話できます。

ローエンドでは飛距離がぎりぎりですが間に車が入らなければ会話はでき、ミドルクラス以上であれば余裕があります。
風切り音やエンジン音が一般道より増えますが、ノイズリダクションで軽減されるのでそこそこ快適です。
もし高速で風切り音が増えて聞こえにくい場合は、マイクの設置位置を見直しましょう。

ただ、中国製はノイズリダクションが弱いので高速は厳しいです。

Q : 雨の中走っても大丈夫なの?


A : そこそこの防水性はあるので心配はいりません。

JISの防水規格は以下のようになっています。
・IP1~IP3
 機器へ一定方向から水をかけて浸水しないこと
・IP4~IP6
 機器へ全方向から水をかけて浸水しないこと
・IP7~IP8
 水没させても浸水しないこと

例えばIP6レベルの全方向からの水圧に耐える & IP7レベルの水没に耐える という機器の場合、IP67と表記されます。
同一条件内であれば数値が高い方が防水性能は高くなりますが、それぞれ用途が異なりIPX6よりIPX7のほうが優れているというわけではないので注意しましょう。
また、IPX6 のようにXが入っている場合は、防塵テストを行ってないことをさしています。

インカムは概ねどの製品もIP4~6程度の防水機能をもっています。
実際のところ、僕は7年以上どんな豪雨でもお構いなしにインカムを利用しましたが一度も故障はありません。
特に初期のころのB+com SB213(IPX3相当)はかなりヘビーに使いましたが、手放すまでとても元気でした。
ただ、ネットでは豪雨で走行した後に壊れたという報告もあるので100%ではありません。

尚、IP5”相当” となっているのは、JIS規格を取得せずに自社テストで同等試験をクリアしたという意味になります。
JIS規格取得には費用がかかるため同等試験を行って表記するのはよくあります。


Q : バッテリーの持ちはどれくらい?


A : 概ねスペック通りで8~20時間程度です。

一日の走行時間は6~10時間、ひたすら走り続けても12時間程度だと思います。
一部10時間以下のバッテリー容量の少ない製品では、途中で一度充電が必要になるかもしれませんが、概ねどの製品も一日は十分に持ってくれます。
複数台接続する際は、中央に位置するインカムのバッテリーは消耗が激しいので、スペックの7割程度と見込んでおくと良いでしょう。
尚、どの機器もUSBで充電が可能なので、スマホの充電も兼ねてモバイルバッテリーを持っておくと便利です。
休憩中等にちょっと充電するだけですぐ回復してくれます。
インカムのバッテリーは600mAh程度と非常に小さいので、小型のモバイルバッテリーでも十分です。


Q : リチウムバッテリーがすぐ劣化しそう


A : 劣化しますが気にする程ではありません。

一般的な話ですが、インカムに利用されているリチウムポリマーは400回程度充電すると徐々に劣化すると言われています。
毎日充電するスマホが1年程度でバッテリーが弱り始めると言われるのと同じです。
インカムをそこまでヘビーに使う人なら1~2年で劣化が始まりますが、週末ツーリング程度であれば5年くらいは問題ないでしょう。
また、過放電が最も劣化を早め、継ぎ足し充電には強いという特性から、気が向いたときに充電しておけばOKです。
厳密には過充電も良くないのでシビアに考えれば50~80%を維持することが望ましいのですが、そこまで神経質にならずに、充電したまま何日も放置しないという程度で十分です。

月1程度のツーリングですが、購入から6年が経過し最も使い込んだ上に今でも時々利用しているSB213Evoでさえ、劣化したと感じることはありません。
現役バリバリです。
どうしても気になる方はバッテリーを有償交換してくれるメーカーもあるので、問い合わせてみてはいかがでしょうか。


Q : リチウムポリマーって危険じゃないの?


A : 確実なことは言えませんが、大丈夫だと思います。

ほとんどのインカムは、軽量小型化のためにリチウムポリマーを使用しています。
よくリチウムポリマーは爆発すると言われますが、それは制御がきちんとできてない粗悪品の場合です。
いろいろな所で情報を得ていますが、インカムでそのような話は聞いたことがありません。
(個人レベルの情報収集です)


Q : 乾電池タイプのほうが良いのでは?


A : バッテリータイプで特に困ることは無いと思います。

スマホの普及でモバイルバッテリーが1000円~2000円程度で購入できるようになったので、乾電池利用のメリットが少なくなりました。
安価なモバイルバッテリーでいいので、一つ持っておくと何かと便利です。
また、容量あたりの大きさや重量でもリチウムバッテリーのほうが有利です。


Q : インカムを利用しながら充電はできるの?


A : 機種によります。

SENA、MidLand、デイトナは概ねどの製品も可能、B+comは不可です。
詳細については製品比較のスペック表に記載していますのでご参照ください。

個人的には、走行しながらの充電する機能は重要ではないと思っています。
前日に充電しておけば一日持ちます。
もし、充電し忘れたりブリッジ機で消耗が激しい場合は休憩中に30分も充電すれば、2~4時間くらい通話できます。
必要とするシーンがほとんど無いので、あまり気にしなくて良いでしょう。


疑問は解決しましたか?


もしまだ不明な点があればコメントいただければと思います。
育児に忙しいため返事は遅くなりますが、わかる範囲でお答えします。

どんな物かわかったら、製品紹介に戻って検討してみてください。
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