BT cityヘルメット取り付け
2015年3月に発売されたMidLandのお手軽最安ローエンド、BT Cityを購入したのでレビューする。
かわいい見た目に反して、外部音声入力が通話と併用可能と意外と侮れないやつ。
本製品は名前の通り近場で使うことが想定されており、ジェットヘルメットに適したアームマイクのみの構成。

通話距離200m、通話時間8時間と低スペックではあるけど、ミュージックシェアリング、有線外部入力を備えているので、ツーリングでも十分使えるようになっている。

2016年発売のBT Proシリーズではなく一つ前の世代にあたり、現シリーズでは用意されてないX1よりも下のグレードに当たる。
BT Proシリーズとの接続は可能だが、少し傾向が異なるので注意が必要だ。




付属品チェック



付属品はスピーカーとアーム式マイク一体型のクレードル、音声外部入力用ケーブル、USBケーブル、AC-USBアダプター、マジックテープ。
最安製品なのにACアダプターを付属させるとは・・・。
たぶん、誰もがもう持っているものだし、ハイエンドならまだしもローエンドでは極力コストダウンのために省いていいと思う。




クレードルはスピーカーとマイク一体型。
スピーカーはコネクターで分離させられるものの、BT Proシリーズとは異なり互換性は無い。
クレードルそのものは両面テープかマジックテープでヘルメットと取り付けるようになっている。




スピーカーユニットはBT Proシリーズ同様かなり小型な割りにカバーが大きい。
もう少しカバーを小さくするとか、そもそもスピーカーユニットを一回り大きくしてほしいかな。



本体チェック



本体は見た目もサイズもかわいらしい。
パッケージにはスクーターで利用しているデザインになっているけど、本当にそんな感じ。
一番大きなボタンが操作のメインとなるコントロールボタンだ。


BT city 外見比較
他製品と比べてもかなり小型なことがわかる。
ただ、クレードルが縦長いので結構高さはあるほうだ。




底面に充電用のMiniUSBポート、スピーカーマイクポート、外部音声用の2.5mmステレオミニプラグの3つ。
外部音声入力はインカム通話と併用できる点が◎




側面にコントロールボタンと上部に-ボタン、+ボタンの計3つで操作するようになっている。
それぞれ凹凸もあるしクリック感も良いので、本体が小型な割りに操作はしやすい。




本体を上からスライドさせてクレードルにドッキングさせるだけ。
外す時は上部の爪を押して、上にスライドさせる。



BT city本体ドッキング
外部音声入力はスペースに余裕がないので付属のもの以外の汎用品は入らない場合がある。
また、かなり奥までぐっと挿し込まないと音声入力がうまくできないので要注意。
クレードルにつけたまま充電できなくはないけど、ケーブルの種類によっては干渉して接続できないかもしれない。
ケーブル類はそのままで少し上にずらせば充電できるので、特に問題はないんだけども。




ヘルメットへの取り付け


各ヘルメットにクリップタイプで取り付けてみた。

ショウエイ Z-7



スピーカーケーブルが短めなので、シェルとネックパッドに隙間のないZ7は仕方なく後方からまわすことにした。
BT Proシリーズは十分な長さがあるので前方から回りこませられるのだけど。




マイクは適当に口元に設置。



BT city ショウエイZ7取り付け
本体は左右のえぐれた部分に両面テープで取り付ければ上下に長いBT Cityでもちょうど良い感じに設置できた。




アライ アストラルX


BT city アライ取り付け
アライは取り付けが簡単なのでさくっと配線して取り付けOK
上下に長いので両面テープの位置を少し高めにしておかないと、地面に置いたときにクレードルが当たって不安定になるので注意しよう。



OGK ASAGI


BT city ASAGI取り付け
コンセプトどおりジェットヘルメットにも取り付け。
ASAGIはインナーバイザー開閉レバーの位置が悪くて、相変わらずインカムの設置に困る。
やや前方の下しか平坦で取り付けに適した場所がなかったので、仕方なくこの位置に。
本当はもう少し後ろがいいんだけど。
とりあえずインカム操作もインナーバイザー操作も問題はない。



各種操作


BT city操作方法
全ての操作はマニュアルを見てもらうとして、代表的な操作を抜粋する。
BT Proシリーズとボタン構成が異なるものの操作は概ね同じなので、BT Proシリーズ利用者にとっては操作は簡単だ。


■電源オン
「コントロール」を3秒長押し

■電源オフ
「コントロール」と「-」を3秒長押し

■インカムペアリング
電源オフの状態で「コントロール」を7秒長押しして設定モードへ入る(赤点灯)
「コントロール」を3秒長押し(青赤高速点滅)
対向機器も同じ操作をして5秒程度でペアリング完了
「コントロール」を2回短く押してペアリングモードを終了

■スマホペアリング
電源オフの状態で「コントロール」を7秒長押しして設定モードへ入る(赤点灯)
ボリュームの「-」を3秒長押し
LEDが赤青高速点滅すればペアリング相手待ち OK!

■ペアリングリセット
電源オフの状態で「コントロール」を7秒長押しして設定モードへ入る(赤点灯)
ボリュームの+と-を3秒長押しでリセット(青点灯)
「コントロール」を2回短く押してペアリングモードを終了

■外部入力端子の有効無効
「コントロール」を2回短く押す

■インカムモード、フォーンモード切替
「コントロール」を3秒長押し
※MidLand製品はモードを切り替えることでインカム接続かスマホ等との接続かを選択するようになっている。

■インカム通話開始、終了
「コントロール」を短く押す



音質チェック


まだ室内でのみのテストであることをご了承いただきたい。


スマホと接続して音楽を聴く



BT Proシリーズと同じ傾向だけど、低音がちょっと弱い。
高音はそこそこに出ているので女性ヴォーカルは聞き取りやすい。
最大音量は大きいので聞き取れないといことはないが、値段なりという印象だ。



インカム通話



BT Proシリーズとは通常のインカムとしてペアリングが可能なので、BT X2 Proと接続して試して確認。
BT Cityのマイクがいまひとつで、BT X2 Proで聞くと少し音が割れてしまう。
また、感度が高すぎるのでBT Proシリーズと1対1ならいいけどグループ通話にすると音量調整に困る。
逆に、BT X2 Proの声を聞く分にはスピーカー性能に問題はない。
極端に悪いわけではないけど、もう少しマイク性能は向上して欲しいところだ。

ここで本製品の一番の特徴とも言える、外部入力が併用できることを確認してみる。
まず付属のケーブルでスマホと接続。
インカムモード、フォーンモードにかかわらず外部入力が有効なことを確認。
※「コントロール」を2回短く押すことで外部入力を有効にしたり無効にできます。

次にインカム通話を開始すると、特につまずくこともなく通話と外部音声入力ができた。
有線で接続する手間はかかるけど、ナビ音声や音楽を聞きながらインカム通話ができるという点では非常に便利だ。



BT Proシリーズとの4台チェーン




接続方法はBT NEXT Proの記事をご参照いただきたい。

今回の目的はBT NEXT Proのパブリックモードで音楽を共有チェック。
BT Cityはブリッジ不可のため端に接続して確認してみた。
インカム通話に関してはちょっとノイズが多めだけど、B+com 4台と大差は無い程度。
スペック上、通話距離200mなので実際に走行するとおそらく100m程度が限界と思われる。
このあたりは実際に走行してテストするので、気長にお待ちいただきたい。


BT NEXT Proのパブリックモードで音楽を共有してみたところ、2つ離れて遠めの場所であるにもかかわらず、十分音楽を楽しめるくらいに聴くことができた。
やはりこのパブリックモード、面白い!!



BT Cityの評価


気軽に使えて安価。
それでいて有線外部入力とインカム通話が併用できるため、他の人とのツーリングでも活躍できる。
上位のBT Proシリーズよりスピーカーとマイクの性能が劣りFMラジオも無いので、MidLandで固める場合はBT X1 Proと迷うところ。

また、この価格帯はデイトナ イージートーク3という強力なライバルがいるのであわせて検討することになるだろう。
ソロなら音質の良さでイージートーク3、操作性の良さでBT cityという選び方になる。
タンデムもしくは2台なら、イージートーク3が圧倒的におすすめ。

値段なりで悪いわけではないけど、上位製品との価格差が小さいことと、イージートーク3が優秀なので微妙な製品だ。

10点満点評価
音楽の音質・・・・・・・・・3
インカム通話音質・・・・・・3
通話距離・・・・・・・・・・未検証
安定性・・・・・・・・・・・未検証
操作性・・・・・・・・・・・6
機能/拡張性・・・・・・・・4
取り付けやすさ・・・・・・・6
重さ・・・・・・・・・・・・8
コストパフォーマンス・・・・4
おすすめ度・・・・・・・3!


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