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本体防水バイク用ドラレコ AKEEYO AKY-968Gをレビュー
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AKY-868Gという名機を生み出したAKEEYOから上位モデルとしてAKY-968Gが発売されたが、まず最初に本製品の特徴であるフロント FullHD 60fpsは誤りで実際の動画は25fpsということをお伝えしておく。それでは実機をしっかりレビューしていこう。

 

なお、本製品はAKEEYO社より評価用に製品を提供いただいています。依頼によるレビューポリシーは「PR記事、商品提供によるレビュー依頼につきまして」をご参照ください。

 

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AKY-968Gの概要

・本体とカメラが分離

・2カメラで前後同時撮影

・ドラレコモード有り

・本体、カメラともに高い防水性能

・HDR搭載(明暗補正)

・FullHD 25fps

・Gセンサーによる動画ロック機能有り

・ファイル間ギャップ対策済み

・GPS有り

・実売価格 2.3万円程度

 

60fpsでは無いことについては実機及び販売店へ問い合わせて確認済み。25fpsで撮影したものを動画プロパティのみ60fpsとして記録したもので、動画そのものは25fpsという状態だ。大変紛らわしいので代理店へ表記を改善するよう要求している。

 

AKEEYOの中では東西日本LED信号機に対応したAKY-868Gの上位モデルになるが、残念ながら本製品は25fjpsなので東日本のLED信号機には対応していない。その上で詳細を確認していく。

 

本体、付属品確認

本体、前後カメラ、有線リモコン、電源ケーブル(USBと12v用)、GPSモジュール、本体取り付けマウント、microSD(32GB)で構成されている。

 

 

 

本体そのものが防水になっているが、ボタンは押しやすく操作性は良い。素材はプラスチックで軽いわりに頑丈だ。

 

 

 

本体左側のキャップを外すとMicroSDスロットがある。容量は最大128GBまで対応。

 

 

 

本体を車体に取り付けるためのマウントが付属している。長いネジを使えばハンドル以外の場所にも取り付けができそうだ。

 

 

 

本体裏側にカメラ用インチネジがあるのでクレードルを取り付けるとこのようになる。頑丈なクレードルなので本体が振動するようなこともなさそうだ。

 

ただ、基本的にドラレコは撮影さえできていればOKでディスプレイで画像を確認する必要性は低い。いくら防水とは言え野晒しになれば故障の可能性は高くなるし、盗難のリスクもある。それにリモコンで動作状況はある程度判断がつくので、頻繁に動画ファイルを抜き出すようなことをしなければ本体はシート下に収納したほうが良い。

 

 

 

カメラは前後とも同じでフロント、リアの区別はない。前後でフレームレートが異なるのは本体にあるチップセットの処理によるものだろう。小型軽量のカメラなので取り付け位置の自由度は高い。

 

ケーブルはカメラ側から2m程度の長さ。延長ケーブル方式になっているものが多いのだが本製品は一体型となっている。延長ケーブル方式であれば故障時にカメラ部分だけを付け替えるだけなのでメンテナンス性が良いのだが、一体型だとトラブル時は少し面倒だ。

 

 

 

マウントは薄めの金属製なので手でまげて曲面に沿うように密着することが可能だ。取り付けは両面テープと付属のビス。この程度の重さであれば付属の3M VHB両面テープで脱落することは無いと思うが、年単位で取り付けたままにするので可能であればビス止めをしておこう。

 

 

 

車体用電源ケーブルの端子。赤がACC、黒がマイナス、白がバッテリープラスに接続する。

 

ACCがオフになっても1秒程度電力が供給されるようでファイルの書き込みができるが、ACCがオフになった瞬間に撮影は停止されてしまう。

 

代理店へ問い合わせると本体にスーパーキャパシタが内蔵されており、ファイルの書き込みをするだけの電力が保持されているとのこと。最近は故障率が高く消耗スピードの早いリチウムバッテリーではなく、耐久性の高いスーパーキャパシタが主流になってきているのでこの仕様は致し方ないところだ。

 

接続についても少々手間がかかる。消費電力はACCで十分賄えるくらいなのにバッテリーのプラスからもとらなくてはいけない。駐車監視機能もないし、本体設定の維持に使われているようでもないし、ただのリレーとして使われているのだろうか。

 

 

 

車体からとる12v用電源ケーブルとは別にUSBケーブルも付属している。2A以上のUSB出力があればUSBでも動作可能なので、電力の確保はとてもやりやすい。出力が低いと動作が不安定になるので、2A以上であることを確認しよう。

 

電源off後の動作については12v用電源ケーブルと同じで、すぐに撮影を停止してファイルへ書き込んでシャットダウンする。本体にスーパーキャパシタが内蔵されている利点だ。

 

 

 

GPSモジュールは電源ケーブルの間にかますような接続をする。GPSの感度はそれほど強くないので、シート下等に設置すると受信できない場合が多い。特に人体を通すとほぼGPSを検知できないので、必ず人体の覆いかぶさらない場所に設置しよう。

 

 

 

リモコンは静止画撮影ボタンと強制的にファイルが上書きされないようロックするSOSボタンと動作状況を確認できるLEDがついている。

 

取り付けはハンドルバーに巻きつけることを前提としており、セパハンでは取り付けが難しい。グリップに巻きつけるにはバンドが短いしつけられたとしても邪魔になる。単純に両面テープ取り付けタイプのほうが良かった。

 

 

本体の操作 ファーム0019.04.02

ボタンは上から「ディスプレイ オンオフ」「Menu 兼 上ボタン」「OK(撮影開始、停止)」「下ボタン」「リセット」の5つ。

 

MENUボタンを長押しすると各種設定画面に入ったり、設定画面から抜けたりできる。操作はしやすく、ボタンを押した後のレスポンスも良いのでさくさくと設定ができた。下ボタンを長押しすると記録されている動画の再生モードとなる。

 

 

各種設定

■解像度

FHD、HD

 

■ループ録画

1分、2分、3分、5分、10分

ループ録画をオフにすることはできない。

 

■音声録音

オン、オフ

 

■マイク音量

Standard、Low

マイク音量の感度

 

■ビープ音

オン、オフ

 

■リアカメラ鏡像

オン、オフ

 

■起動音

オン、オフ

 

■日付設定

 

■日付表示

None、yyyymmdd、mmddyyyy、ddmmyyyy

yyyy=年 mm=月 dd=日

 

■スタンプ

日付+型番、日付、型番、オフ

動画の右下に日時を記録させるかの設定

 

■表示言語

 

■フリッカ

50Hz、60Hz

蛍光灯のちらつきを抑える機能で、東日本は50Hz、西日本は60Hzにする。LED信号機対策とは無関係。

 

■液晶自動オフ

オフ、1分、3分

 

■Gセンサー

オフ、Low、Middle、Hight

Gセンサーの感度設定のこと

センサーは本体内蔵

 

■GPS

オン、オフ

 

■GPS状態

GPSの受信状況モニター

 

■タイムゾーン

日本は+9:00を指定

 

■工場出荷状態

 

■フォーマット

 

■FW version

 

 

windowsアプリで走行記録を確認

GVPlayerというGPSの位置情報と動画を同時に表示するフリーソフトを以下の公式サイトからダウンロードする。

akeeyo公式サイトのダウンロードページ

 

 

GVPlayerをインストールして起動すると上記のよう画面になるので、まずは再生したいファイルをプレイヤーに読み込ませるため、左下の赤で囲ったファイルアイコンをクリック。

 

 

 

どのファイルを読み込ませるか指定するプロンプトが出る。ディスク単位で一括で読み込ませると良いだろう。

 

 

 

右下に読み込ませた動画一覧が表示されるので、目的の動画をクリックして再生する。前後同時撮影していることが認識されるため、自動的に両方の動画が再生可能だ。上部の方位と速度はGPSから情報が得られていれば表示され、GPS情報がなければグレーアウトする。

 

右上はGPS情報をgooglemapで表示している。走行しながら位置情報を確認できる。

 

ドラッグアンドドロップで再生できないのは少々手間がかかるが、前後同時に再生できて使い勝手が良いので積極的に利用したい。

 

 

取り付け

Dio110へ取り付けた。カメラは以下の通り。

 

■下段

左の大きいカメラ=Necker V1 Plus

左下の小カメラ=AKY-968G

中央下の小カメラ=P6F

右下の小カメラ=M2F Pro

 

■上段

左上の小カメラ=LS-MX

右上の小カメラ=AKY-868G

右横の小カメラ=LT-300W

 

 

 

奥行きがあまりなく、上下の自由度が高いので設置しやすい。左右のみしっかりあわせておけば、上下と回転で後から調整ができる。両面テープはノーブランドだが耐候性のある素材で粘着力もそこそこあるのでビス止めをしなくても大丈夫そうだ。心配なら付属のビスで止めておけば落下することはまずないだろう。

 

 

左からP6F、AKY-968G、LS-MX、AKY-868G、LT-300W、M2F Proを設置。スペースの問題でリアボックス下部に両面テープで貼り付けたが、ブレやすいのでできるだけステーや車体のカウル等に貼り付けた方が良い。

 

 

右側が本製品のカメラ。BOXの表面は少しざらざらしているので両面テープでの取り付けは不向き。こういう場合はビス止めしたほうが良い。貼り付け面積が十分確保できてつるつるした場所であれば、逆さでも両面テープのみ大丈夫。

 

3Mの強力両面テープほどではないけど粘着力はそれなりで、耐候性もありそうだ。

 

 

 

Dio110に取り付けた際はシート下に入れたが、ハンドル回りに取り付けるとこのようになる。防水ケースを使えばハンドル周りに設置しても良いが、動作状態は有線リモコンのLEDで確認できるし、シート下のほうが盗難対策にもなるし長期的な水濡れでの故障防止にもなるので、シート下等の直接見えない場所に設置することを強くおすすめする。

 

 

 

GPSは人体が覆いかぶさるとほぼ受信不可、プラスチック等でも感度が下がってしまうので露出する場所へ取り付けよう。少し大きいしケーブルが邪魔になるが、時刻同期機能がとても便利だ。

 

実際の走行動画で確認 ファーム0019.04.02

AKY-868Gの上位製品として期待していたが、残念ながら同等か場合によってはAKY-868G以下だった。他モデルとも比較しながら評価するので、動画はしばしお待ちいただきたい。

 

注意点1 AKY-968Gの音割れ、LT-300Wフロントカメラの振動、全機種のリアカメラの振動は設置場所の問題です。振動の少ないシーンでで比較してください。

注意点2 youtubeの仕様で圧縮されているので画質が低下しています。特にP6FとM2F Proはブロックノイズが大幅に増えています。

昼の動画(高画質版 500MB)を再生する

 

昼の動画(高画質版 500MB)を再生する

 

動画のプロパティ

動画はMPEG4(MOV)で記録され、フロントカメラは9Mbps 60fps、リアカメラは4Mbps 25fps、FullHDとなっているが、実態は前後ともに25fpsだ。

 

フロントの9Mbpsも上位製品にしては低いが、リアにいたっては4Mbpsと最も低い。画質もそれなりだ。

 

昼の画質は悪いが文字の読み取りは標準レベル

■拡大画像はここをクリック

色合いがとても悪く、期待していたフレームレートも60ではなく25しかないのは残念だ。白飛びは少ないが黒潰れはかなり多い。トンネル内や暗い部分ではナンバー等の読み取りが難しくなりそうだ。

 

旅の記録として使うには不満が残るだろう。

 

 

 

先ほどの走行中の一コマの標識を拡大した。

 

AKY-868Gよりビットレートが少し高いので、その分解像感もあがっており文字の読み取りはそれなりにできる。画角も普通くらいはあるので、文字の読み取り性能と画角をあわせれば、少なくともドラレコの役目はそれなりにこなしてくれる。

 

 

 

■拡大画像はこちらをクリック

リアカメラはビットレートがかなり低く抑えられていることが原因か、画質はさらに低下。HD解像度のLT-300Wよりは若干まし程度でこれでは十分とは言えない。

 

なお、LT-300Wはリアの解像度が720p(HD)で、鏡像設定しかないので反対向いている。

 

 

夜の画質も良くは無い

■拡大画像はこちらをクリック

雨天でのテストとなってしまったので、雨粒がレンズについてしまい直接比較しにくいのだが、だいたいの傾向はつかめたので評価する。

 

ノイズは少なくて良いのだがかなり暗めで黒潰れが多く、明度をあげても確認することが難しい。もう少し明るく撮影できれば良いのだがこれが限界だろうか。

 

 

 

文字の読み取り性能もやはり低い。AKY-868G以下というのはいかがなものだろうか。昼間であればそれなりに読み取り性能はあるが、夜間はかなり厳しい。ちなみに「あなたに答えを。」というスローガンが描かれている。

 

 

音質は普通

マイクの感度は適度で、それなりに周囲の音を拾ってくれるので、トラブルになった場合は声をそれなりに録音してくれそうだ。後日動画をアップするのでしばらくお待ちいただきたい。

 

 

LED信号機対応状況確認

前述したとおり、フロント、リアともに25fpsなので東日本のLED信号機には対応しておらず、動画のように長時間消灯するシーンが出てくる。かなりの確率で消灯してしまうので、東日本のLED信号機はうつらない可能性が高いと考えておこう。

 

おそらく西日本であれば他製品と同じくらいの感じで撮影はできると思われる。

 

なお、エンコードの都合でカクカクしてしまっているが、実際の動画は25fps相当のスムーズに再生可能だ。

 

ファイル間ギャップ対策

カメラの動画撮影ではファイルとファイルの間に数フレーム、0.2秒程度の空白の時間が発生してしまう場合があるが、ドラレコではできる限り空白時間を0にしたい。本製品を確認したところギャップはほぼ0であることを確認したので安心できる。

 

 

総合評価

本体防水バイク用ドラレコ AKEEYO AKY-968Gをレビュー

スペックとは実態が違い、画質もAKY-868Gを下回り、価格は高い。かろうじて画角と文字の読み取り性能が平均レベルのためドラレコとして最低限の働きはしてくれるものの、他に良い部分を見出すのが難しくとても残念だ。代理店担当者の方は情報を惜しみなく提供してくれて、大変スムーズにやりとりができたのでその点は救いではある。

 

ただそれであれば、安価で東西日本のLED信号機に対応したAKY-868Gを選びたい。USB接続で運用できることや、延長ケーブル方式でメンテナンス性が良い点も同じで、それで価格がAKY-968Gより大幅に安い。

 

酷評ばかりとなってしまったがAKY-868Gという名機を生み出したブランドなので、ファームでの改善や新製品の発売に期待する。

 

 

10点満点評価

昼の画質・・・・・・・・・・4

夜の画質・・・・・・・・・・4

ナンバー読み取り性能・・・・5

画角・・・・・・・・・・・・6

音質・・・・・・・・・・・・5

安定性・・・・・・・・・・・未

取り付け・・・・・・・・・・8

機能性・・・・・・・・・・・5

コストパフォーマンス・・・・3

おすすめ度・・・・・・・3!

 

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