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6ridersのレビュー

 

最近増えつつある中国製インカムの代表格、6ridersを入手したのでさわってみた。

全然ダメだろうと思っていた部分が意外と良かったり、え?そこ!?って部分がだめだったり、なかなか面白い製品ということがわかったので、それらを書いいく。

 

 

 

6Ridersの特徴

・とにかく安い!

アマゾンで一台6000円程度で販売されている。

 

・ペアリングできる相手は6台までだが、通話できるのは1対1。

6Ridersという名称から6台チェーン接続可能と勘違いしそうだが要注意。

ちなみに4Ridersは4台チェーン接続が可能な上位モデルという位置づけ。

すっごくわかりにくいぞ!

 

・スペックはかなりすごい

通話距離1200mとミドルクラス級だ・・・が、いったいどれくらい性能を発揮するのか楽しみながらテストをしてみた。

 

 

 

当ブログでもよく取り上げるウェアラブルカメラでも同じだが、中国製品は使ってみないとどんなものか全くわからない。

時々大当たりの製品が存在するので興味がわいたので試しに購入してみた次第だ。

 

といっても6Ridesr、4Ridersは中国製品の中でメジャーな売れ筋モデルなので、全く使えないというものではない事はわかっている。

値段の割りに使える!という評判なので、使える!がどれくらい使えるのかを見てみよう。

 

6Ridersの外観、拡張性

6ridersの本体

いかにも中国製w

ここまで見た目のかっこよさも操作性も無視したものもすごい。

何か全く別の機器の部品を流用したらこうなった、みたいなものだろうか。

 

まず何がすごいって、このボタンの小ささ。

薄手のグローブならともかく冬グローブでの操作は非常にやりにくい。

ボタンの数が多いだけに、どのボタンを触っているのか感触を確かめながらでないとボタンの配置がわからない。

 

 

 

6ridersのボタン

そしてこれを見ていただきたい。

 

 

 

nc25363.jpg

ではもう一度アップで。

 

 

DSC00849-2.jpg

音量調整のボタンが上下逆という驚きの設計wwww

さすが中国!

いくら中国製品をさわっても新鮮な驚きとネタを提供し続けてくれるぜ!

 

 

 

6ridersの外部入力ポートと充電、スピーカーポート

底面には充電用としては非常に珍しい2.5mm 4極プラグと、マイク&スピーカー用の3.5mm 4極プラグがある。

充電用プラグは特殊ではあるが、USBから電源をとれるのは救い。

うーん、MicroUSBにしてくれればいいんだけど、コスト的な問題なのだろう。

ケーブルは2台セットには2本ついている。

もし無くしてしまったら店舗ではそう手に入らないだろうから、補修部品として購入しなければならなさそうだ。

 

 

 

6ridersで外部音声入力を試す

2.5mmポートなんて変換が面倒だなぁと思っていたがふと付属のステレオケーブルが気になって接続してみると、なんと有線オーディオ入力も兼ねていた。

しかもインカム通話と併用が可能。

 

付属のケーブルは2.5mm⇔3.5mm オスオスステレオケーブルなので、汎用性がある。

ケーブルは硬めで扱いにくく長さは80cm。

お好みで汎用ケーブルを用意してもいいだろう。

 

尚、マイク&スピーカーは普通の3.5mm 4極プラグなので汎用品が利用可能だ。

ヘルメットに仕込むのに適したものはなかなか見つからないが、バイク以外ならPC用やスマホ用のヘッドセットを使えばハンズフリーで会話ができそうな感じ。

また、聞く専用であれば普通の3.5mmステレオミニプラグが利用可能。

ただし、オーディオテクニカのヘッドフォンはNGでソニーのイヤホンはOKだったので、配列に癖があるようだ。

iphone向けの変換ケーブルらしいものが販売されていたので、利用するヘッドセットやスピーカーによってはこれで解決できるかもしれない。

 

 

 

 

付属品一式

6ridersの付属品一式確認

 

本体以外を取り付けるためのベースは挟み込むクリップと貼り付ける両面テープが付属している。

本体とベースは非常に軽量なのだが、このクリップがやたら頑丈で重い。

SENAも同様にクリップが重いので、ここまで強度いらないから軽くして欲しいと思う。

 

※コメントでベースのプラスチックがもろくてすぐ割れると情報をいただいた。

中国製品のプラスチックはとにかくしなりがなくて、すぐパキっと割れるが本製品も同類のようだ。

 

※2016/9/26 さらに追記

割れるのは旧式タイプのクリップで、現在の鉄製クリップであればマウントが割れるような事象は無さそうだ。

クリップ部分がプラスチック製で割れるらしく、実際古いタイプの4ridersはプラ製であることを確認済み。

 

 

 

スピーカーとマイクは4極端子から分岐という形になっている。

マイクがアーム式しかなく、このアームが柔いので走行中に風圧で曲がりそうだなぁ。

 

充電器はUSBで1.5A出力のもの。

普通のUSBの口なのでわざわざ付属品を使う必要はない。

 

 

 

6ridersのスピーカー

スピーカーの直径はやや大きめで、SB4X、5Xの標準より少し大きい。

厚みも少しあるけど、最近の耳にくぼみのあるヘルメットならなんとか大丈夫そう。

見た目はいかにも安物という感じが出ているが音質はどうだろうか。

左右どちらもコードの長さが同じなので、どっちが左右かわかりにくい。

ステレオなのは間違いないので、気にする人は音楽を聴いてどっちが左右かチェックする必要がある。

 

 

 

6ridersの充電ケーブル

充電ケーブルは特殊でUSB⇒2.5mm 4pinという初めて見るタイプ。

一般的な電気店ではまず売ってなさそうで、アマゾンで調べたところ4riders用ではないが、形状は一致してそうなケーブルを発見。

使えそうな感じはするが、もし中の結線が違っていたら壊れるだろうし微妙だなぁ。

そんなリスクを犯すくらいなら、もう1つ購入したほうがいいかもと思う。

 

 

 

重量

6ridersの重さ

本体は軽いけど、アームマイクとベースのクリップが非常に重くて136gある。

全重量はSB4X(約100g)以上 SENA 20S(約150g)以下。

SENAと一緒でやたらとクリップが頑丈で重いのだがこれは流行だろうか?

B+comのクリップは非常に軽量で、それでも必要十分な強度がある。

もう少し軽量化してはどうだろうか。

 

 

 

ヘルメットへの取り付け

ジェットとフルフェイスにそれぞれ取り付けてみた。

 

 

OGK ASAGIに取り付け

6ridersをOGK ASAGIに取り付け

帽体に隙間がないのでベースを両面テープで貼り付けて、本体を接続。

マイクのアームが柔いので○印のあたりを両面テープか何かで固定したほうが良さそうだ。

 

 

 

スピーカーの埋め込み位置

マイクとスピーカーのケーブルが一体となっているので取り回しにくい。

特に左スピーカーはケーブルが短いのでまず左スピーカーを設置してから、右スピーカーとマイクを設置するとやりやすい。

 

 

 

 

アライ アストラルXに取り付け

クリップの取り付け方法

クリップタイプで取り付けをした。

取り付け方法はSENAとほぼ同じで、帽体の隙間にクリップを突っ込んで、ベースとネジ止めするようになっている。

 

 

 

6ridersをアライ アストラルXに取り付け

がっちりくっついて良い感じなんだけど、ケーブルのコネクタ部分がはみ出して地面にあたってしまう。

スピーカーのコネクタはL字なのでまだいいが、オーディオ入力のケーブルはストレートなのですぐ断線してしまいそう。

 

 

 

マイクの位置

アームマイクしかないのでフルフェイスの取り回しは少し面倒。

顎の下から巻き込んで、口元あたりで両面テープとかを使って貼り付けておくしかな。

マイクはかなり厚みがあってフルフェイスでは邪魔になりやすいのが難点。

ワイヤー式マイクもオプションで用意してくれればいいんだけど、探した限りでは無いらしい。

 

 

 

操作

一応ついている日本語マニュアルを見ながら一通りテストをしてみたが、日本語が怪しかったり間違いがあったりしたので、手元で試した操作一式を書き起こす。

どうやらペアリングのリセット機能は無いらしい。

過去のペアリング情報が残って面倒なことになるので、最低限実装して欲しいところだけど仕方ない。

 

 

6ridersの操作方法

 

■起動、シャットダウン

電源ボタン(メインボタン)を6秒長押しする。

押す時間が長いよ!

一日のツーリングであれば電源は入れっぱなしにするだろうから特に問題は無いだろうけど、ちょっと30分くらい走るなんて時に使いたいと思わない。

気軽さを失ってしまうのは残念なところだ。

 

 

 

■携帯電話やオーディオ機器とペアリング(A2DPとHFP)

①6Ridersの電源がoffの状態から電源ボタンを8秒長押しすると、赤と青に点滅

②スマホでBluetoothを探す PINコード入力を求められた場合は 0000 を入力。

③接続完了

 

 

■インカムペアリング

①2台の6Ridersの電源をonにする

②2台のA~Fのいずれかを4秒くらい長押しすると赤青で点滅する。

※A~Fのどれを使うかは自由。

③上記と同じボタンを2台とも1回だけ短く押す

④ペアリング完了し接続

 

 

■インカム通話開始、終了

ペアリングをしたA~Fのボタンを1回押す

 

 

 

■携帯電話との接続

本体起動時に自動接続。

または、Phoneボタンを押す。

 

 

 

■携帯電話に出る

呼び出し音がなったらPhoneボタンを押す又は4秒で自動受話

 

 

 

■音楽操作

プレイヤーを操作して音楽を再生。

Phoneボタンを押すと、再生、停止の動作をする。

※AVRCP非対応のようで曲の早送り、戻しは不可。

 

 

■音量操作

インカム通話や音楽再生中に音量ボタンを押す。

※それぞれ独立して音量設定が可能。

 

 

 

 

起動シャットダウンの操作が6秒長押しと異様に長いことと、音量ボタンが上下逆な事を除けばわりとまとも。

インカム接続もボタンを押してから4秒程度とそこそこ早い。

音声案内はないけど多機能というわけでもないのでビープ音だけで十分判断できる。

 

 

 

音質、安定性チェック

それでは各シーンでの音質や安定性をチェックしていく。

どの接続でも共通して言えるのは、スピーカー性能が少し低いことと、ホワイトノイズが少し大きいこと。

いずれも走行していればそれほど気にならないが、ふとちゃんと聞き入った時は気になってしまう。

B+comやSENAと比べたらというレベルで決して不満足というわけではないことは留意していただきたい。

 

 

 

インカム通話

6Ridesrs同士、SB4XやSENA 20Sととユニバーサル接続をして室内で試したところ、マイクとスピーカーの性能不足で少し音質、音量ともに落ちるが十分実用的なレベル。

全く面白みが無いが1時間くらい安定して接続されており、高級機となんらかわりはなかった。

走行すればまた状況は変わってくるので、試し次第結果を記載する。

 

 

 

音楽

Asus Zenfone2 LaserとA2DPで接続し、動画プレイヤー VLCで音楽を再生してみた。

低音はそれなりに出るが高音は弱め。

全体的に音に厚みがなく薄っぺらい。

それでもスカスカというわけではなくそれなりに迫力のある音は出ており、スピーカー位置をちゃんと調整すれば十分音楽を楽しめる。

音量はやや小さめなので、6Riders本体とスマホの両方のボリュームを最大まで上げたところ、100km/hで走行して問題ない程度の音量を確保できた。

mp3の音量(Gain)は89dBと標準値にしている。

 

ただし、これがスピーカーの限界らしく音割れ寸前の感じがある。

B+comやSENAと比較すると2割くらい最大音量の限界値が低く、全体的に少し薄っぺらいが、思ったよりは音質が良くて値段を考えると大健闘だ。

 

試しにソニーのミドルクラスにあたるカナル型イヤフォンを接続してみるとかなり良い音が出ていたので、Bluetoothの受信機能は問題なくてスピーカーの限界のようだ。

また、ズボンの左前ポケットにスマホを入れて3時間ほど走行したけど、プチっと途切れることは一回もなく安定性はかなり高かった。

 

4台チェーン接続して動画をとってみた

おそばせながら4dirdersを2台と、6ridersを2台の合計4台でチェーン接続をしてきた。

 

■接続状況

6riders—-4riders—-4riders—-6riders

M君    T先輩   まさきち  K先輩

静かな山の中を走行した動画は以下の通り。

 

■音質

人の声はそこそこクリアに聞こえるが、ノイズリダクションが弱く、風切り音やエンジン音をかなりインカム通話にのせてしまう。

動画ではそれほど気にならない程度でも、実際はB+comやSENAとはやはり全然ノイズリダクションの効きが違う。

 

60kmで走るのはOK、高速はたぶんかなり厳しい。

という感じだ。

 

 

 

■安定性

リセットができず、いろんなところにペアリング情報が残ってしまっていた事が原因かもしれないが、4台接続はかなり不安定だった。

一番端のM君は全体の1/3しか繋がっておらず、繋がったとしてもK先輩の声はほとんど聞こえていない。

T先輩の声も少し小さめ。

逆に、僕とK先輩は非常に快適で、音質も安定性もかなり良かった。

 

 

 

■通話距離

あまり距離を離さなかったけど、安定している僕とK先輩の間は200m程度離れても全く問題なし。

T先輩とは100mくらい離れるとノイズがのりはじめて会話がやや困難。

離れすぎなければとりあえず会話は大丈夫だった。

 

 

 

■結局のところ・・・

2台接続であれば安定性は十分で、ノイズリダクションが弱いことを除けば合格点。

一般道ならOK、高速は厳しい。

 

チェーン接続となると3台ならぎりぎり一般道はOK、高速はNG、4台は非現実的という感じだ。

ただ、先にも書いたけどペアリング情報が残っていたことが悪さをしている可能性がある。

 

 

お試し機、サブ機としては十分合格点!

それでは総合して良い点、悪い点をまとめる。

 

 

良い点

・6000円というとんでもない安さ

・若干軽い

・音声入力有線ポートがあってしかもインカム通話と併用可

 

 

イマイチな点

・電源on/offが6秒も長押ししなければならない

・ボタンが小さすぎ&多すぎて操作しにくい

・ボリュームの上下が逆という謎仕様

・スピーカーの音質、音量が少し低い

・マイクのアームがふにゃふにゃ

・充電ポートが特殊

・見た目がいかにも中国製

・生活防水しかうたってないので不安

・ファームのアップデートが無い

 

 

悪い点のほうが多いが、なんといっても1台あたり6000円という安さがすべてを吹き飛ばしている。

また音声入力有線ポートがインカム通話と併用可能なのは素晴らしい。

有線ケーブルの接続の手間はあるけども、ナビ音声や音楽を聴きながらインカム通話ができるというのは大きなメリットだ。

ソロでラジオや音楽中心だったり、ペアでちょっと会話できればいいという程度であれば十分使える。

逆にチェーン接続をすることが目的となる4ridersは現実的な接続は3台までとなるので、メリットがあまり無い。

 

 

少し高くなるけど、デイトナのイージートーク3が非常にすばらしいので、有線入力が必要なければイージートーク3もあわせて検討するといいだろう。

 

10点満点評価

音楽の音質・・・・・・・・・4

インカム通話音質・・・・・・3

通話距離・・・・・・・・・・4

安定性・・・・・・・・・・・5

操作性・・・・・・・・・・・2

機能/拡張性・・・・・・・・4

取り付けやすさ・・・・・・・5

重さ・・・・・・・・・・・・6

コストパフォーマンス・・・・4

おすすめ度・・・・・・・3!