• このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

OGK ASAGIとアヴァンドの比較

2015年に発売されたOGK kabutoのASAGI

ツーリングはフルフェイス、ちょい乗りはジェットと使い分けていて、OGK AVAND(1の古いほう)を愛用していたのだけど、街乗りこそバイザー付きだ!と思い買い替えを決意した。

 

 

ASAGIの特徴

■インナーバイザー付き

側面のレバーでインナーバイザーが出たり引っ込んだりする。

これのおかげで昼も夜も快適!

ただレバーの場所が悪い。

インカムつくのか?これ。

 

■コスパに優れる

OGK全般に言えることだけど品質/性能の割に安い。

ソリッドモデルで1.7万円、グラフィックモデルで1.9万円。

コスパの観点ではかなりすぐれている。

 

■ウェイクスタビライザーで高速走行も安定

空力特性がすごく考えられているらしい。

 

 

上記3点を重点的に見ながらレビューしていきたい。

なお、OGKで同様のコンセプトとなるアフィードのレビューもあわせて参照していただきたい。

 

外見確認

正面

OGK ASAGIの前面

シールドの長さは標準レベル。

AVANDと同じくらい。

アライのSZシリーズなんかはシールドがかなり長くて、顎までしっかりと覆うらしい。

ただ僕が使う分には短いとは特に思わないかな。

 

 

 

OGK ASAGIのベンチレーション

ベンチレーションは一か所で開閉は前後スライド式。

やや硬くて操作しにくい。

 

 

 

DSC00755.jpg

左のレバーを後ろにスライドするとインナーバイザーが降りてくる。

インナーバイザーは鼻のあたりまでなので、全面がスモーク状態になるわけではなく下1/4くらいがスモーク無し。

最初これが気になるかと思ったけど意外と大丈夫。

ただし、インナーバイザーは鼻の部分がカットされたような形になっており、これがちょっと曲者。

 

 

OGK ASAGIのインナーバイザー確認

正面を見ている時は問題ないが、ナビやメーターを見るために少し目線を下げると片目はバイザーにかかって、片目はバイザーにかからず、左右で明暗のバランスが崩れてしまう。

利目を考慮してナビの位置左右に調整すれば改善するので、気になる人は調整してみるといいだろう。

メーターはどうしようもないかな。

まぁこれも慣れれば問題ない程度だけど。

 

 

 

OGK ASAGIのインナーバイザーの視界確認

超広角のウェアラブルカメラを突っ込んで実際の目線に近い写真をとってみた。

メーターやナビはスモークがかからず見えやすいというレビューもあるけど、個人的には眩しさを感じることがあるのでメリットだとは思わない。

インナーバイザーで全体を覆うのは構造上難しいので仕方ないところだ。

スモーク具合はアライのスモークとほぼ同じで、適度な透過率かつ色も素直なグレーで違和感が少ない。

 

シールドの品質は非常に良好で歪みが少ない。

逆にインナーバイザーはいまいちでそこそこ歪みがあり、気にしてみると結構気になってしまう。

KAZAMIはシールドもインナーバイザーもいまいちだったことを考えるとマシだけど、もう少しがんばって欲しいところ。

KAMUI2はかなり品質が良かったので、ちょっと製品によってバラツキが大きすぎるのではないかと思う。

 

 

 

側面

DSC00768.jpg

左側の下にインナーバイザー用のレバーがあるのだが、なんでここにしたかなぁ?

これだけインカムが普及しているというのに、インカムの取り付け位置にどうどうとレバーを配置。

とっても残念な仕様だと思う。

実際にインカムの取り付けが可能かは次の項目でチェックする。

 

後ろ=バイザーが降りる 前=バイザーが上がる なんだけど、前後のスライドというのはわかりにくい。

上下なら直感で、下にすればバイザーが上がり、上にすればバイザーが下がる。とわかりやすいんだけどな。

 

レバーそのものの動きは良くて、前後のスライドという事を除けば操作性は良好。

レバーの飛び出しが少ないのは風切り音を考慮してのものだと思う。

 

 

 

背面

DSC00770.jpg

高速走行時に気流を安定させるというウェイクスタビライザーのでっぱりが特徴。

 

 

 

DSC00770 - コピー

ベンチレーションは前後のスライド式。

前と同じでやや硬め。

アライは雨の日は排気側だけは開けられるように穴の上部を覆っているのに対して、ASAGIは直で中が見える状態なので雨の日は閉じるしかなさそう。

排気側だけ開けても大して効果が無いのでどっちでもいいけど、閉め忘れで濡れるのだけは注意が必要かな。

 

 

 

底面

OGK ASAGIの内装

とっても普通な形で特別な何かは無いけど、顎紐はOGK特有のマイクロラチェットバックル。

AVANDは普通のバックルで、その後からこのマイクロラチェットバックルへ移行している。

 

 

OGK ASAGIのバックル

使い方は簡単で、プラスチック部分を挿しこんで、好きな場所で止めるだけ。

ちょっとプラスチック部が首にあたって違和感があるけど慣れの範囲。

 

 

DSC01041.jpg

外す時はこの部分を引っ張るだけ。

するっと抜けてくれるので、気楽に被ったり脱いだりできる。

 

 

 

内装

DSC01033.jpg

頭部、頬、顎紐の3つが付け外し可能。

※写真にはうつってないけど顎紐部分は別途外れます。

値段の割にはがんばっているほうかな。

 

 

 

DSC01034.jpg

外すとベンチレーションで取り込んだ風を流すように堀がある。

 

 

 

耳の部分は特にスピーカーを仕込めるような工夫はないが、スペースに余裕はあるので取り付けは可能。

設置場所はちょっと悩ましくて、チークパッドに1/3ほど潜り込ます位置で、両面テープで張り付けるとちょうど良かった。

 

 

 

 

アヴァンドと大きさの比較

OGK ASAGIとアヴァンドの大きさ比較

OGK ASAGIとアヴァンドを上からみた時のサイズ

AVANDはバイザー無しのジェットとして標準的な大きさ。

インナーバイザーがついた分、額のあたりが一回り大きくなっている。

特に前後長はかなり長くなっており、スクーターのメットインに入るか微妙な感じ。

 

 

被り心地はやや重めだけど普通のジェット

 

手に持った瞬間に「ちょっと重いな」と思った。

ジェットは軽いという思い込みがあるので余計に重さを感じてしまう。

計測した重さは以下のとおり。

全てMサイズで僕はだいたいサイズがあっている状態だ。

 

■アストラルX(グラフィック) 1625g

※プロシェード外してノーマルシールドの場合 1559g

■アストロTr 1500g

■Z-7(グラフィック) 1381g

■KAZAMI 1808g

■ASAGI(グラフィック) 1499g ※ジェット

■アヴァンド(グラフィック) 1320g ※ジェット

 

 

サイズ感はアヴァンドとほぼ同じ。

OGKは左右を少し広げる内装が用意されており、横幅の広い人向けに調整できるようになっている。

僕は後頭部の左右がちょっとライナーにあたる感じがあるけど、パッドが馴染めばちょうどよくなる。

 

頭の形次第なところがあるけど、同じMサイズでも、

kazami>>アストラルX=アストロTr>Z7>ASAGI=アヴァンド という感じ。

 

僕はアストラルXからアヴァンドまでMでOKだけど、人によっては1サイズかわるかもしれない。

 

ASAGIのシェルはXS~Lが小さい帽体、XL~XXが大きい帽体の2シェル。

Mサイズできついなら内装交換でLサイズになるし、内装がわりと安価なので気軽に調整できるところは◎

 

 

 

 

シールドの付け外し

OGK ASAGIのシールド交換方法

シールドの構造ははOGKの標準的なタイプでAVANDと同じ構造。

ただしシールドそのものは直径が異なるため互換性はない。

シールドを上げた状態でシールドにあるボタンを押して上にずらすだけ。

すごく簡単。

 

 

 

OGK ASAGIのシールド取り付け方法

取り付けはシールドをホルダーの位置にあてがって、下にずらすとパチン!と音がして綺麗にはまってくれる。

 

 

 

 

シールドホルダーの品質がイマイチ

購入したASAGIはシールドの動きが良すぎて全開にした状態で頭を上下にふるとすぐにシールドが下がってきてしまう。

軽くうなづいただけでほぼ全閉まで下がってくるので、非常にストレスを感じる。

AVANDではそんなことは無かったのでASAGI特有か品質のバラツキか?

 

 

気になったらレッツ調査!

近所のバイク用品店に行き展示品を確認したところ、ホールド力が弱いものと強いものが混在していることがわかった。

品質のばらつきが大きいらしい。

お客さんの手元にとって体感してもらうための展示品でここまで差があるのはいかがなものだろうか。

 

 

■OGKのサポートに電話してみた

ASAGI担当の女性の方にかわり、状況を伝えると初期不良の可能性があると示唆しつつ以下の提案をいただいた。

 

①シールドを外してグリスをふき取ると直るかもしれない。

②時間に余裕があればOGKで見るのでヘルメットをに送ってください。(着払いでOK)

ホルダー部分が不良品の可能性があります。

 

 

対応してくれた方は終始丁寧で好印象。

グリスのふき取りもやり方がわからなければ送ってもらえればOGKで調整します。とのこと。

 

 

長年愛用しているので悪く言いたくはないけど、アライのサポートとは大違い。

こういう姿勢だから、OGKが躍進してアライのシェアが落ちたんじゃないでしょうか。

気になる方は以下の記事もご参照ください。

■アストラルXレビュー記事

アライ アストラルX(ASTRAL-X)レビュー ツーリング特化は伊達じゃない!

 

で、結局どうしたか。

実は電話する前にホルダーまわりの掃除やらなんやらは既にしていて、グリスはほとんどついてないことを確認済み。

送ってもいいけどちょっと面倒だなぁと思って、AVANDと同じならAVANDのホルダーを付け替えたらどうなるんだろう?

ホルダーの問題かシールドの問題か、自分で切り分けてみよう!とやってみた結果。

 

やっぱりホルダーの問題だった。

もともとAVANDのシールドの動きは少し悪かったけど、そんなもんだろうと思って使っていた。

それをAVANDとASAGIで交換したところ・・・・

 

AVAND→ちょうど良くなった

ASAGI→ちょうど良くなった

 

結果オーライ!

もうこれでいいや!

 

 

OGK ASAGIのシールドホルダー調整

せっかくなのでホルダーの調整手順。

プラスドライバーでホルダーの二箇所のネジをゆるめて、左右上下にずらしながらシールドの上部がヘルメットの淵と密着するように調整する。

ジェットの場合は完全に密着してなくてももともと巻き込み風がたくさんあるので隙間風はほとんど気にならないが、密着させておくとシールド内側へ雨が入ってこなくなるので、一度調整しておくといいだろう。

 

 

 

 

インカムの取り付け

 

シェルとライナーに隙間はあるけど、はまる部分の真上にバイザーのスイッチがきてしまう。

前方にずらすとシェルとライナーの隙間がなくクリップタイプは取り付け不可。

インカムによってクリップが使えたり使えなかったりするので試してみた。

 

 

SB5X

OGK ASAGIにSB5Xを取り付け

ぎりぎりだけどクリップタイプで取り付けができた。

なんとかレバー操作も可能。

ただすぐ近くにアンテナがあるので、レバー操作時にアンテナを折ってしまわないか不安だな。

SB4Xもほぼ同じ構造なのでクリップ式で取り付けはできそう。

 

 

OGK ASAGIにSB5Xのベースを取り付け

下から見るとこんな感じ。

B+comのクリップは非常に細いのに強度があるので取り付けしやすくていいね。

 

 

 

SENA 20S

OGK ASAGIにSENA 20Sを取り付け

SENAのクリップは厚みがあるので取り付け不可。

仕方なく両面テープで取り付けてみた。

なんとかスイッチ操作できるけど、やっぱりアンテナを壊しそうで怖い。

B+comより上下に大きいのでかなり威圧感があるw

アンテナを立て忘れていたので、赤の線でアンテナのラインを引いている。

 

 

インカムについてはこちらの記事もご参照ください。

重くて大きくなってもバイザーのメリットが上回る

OGK ASAGIを被ってバイクにまたがる

 

バイクにまたがった感じでは、帽体が大きくなったような印象は受けない。

もとがすっきりしているジェットだから当然っちゃぁ当然かな。

デザイン的にも白黒赤(キャンディーレッド系)でスマートな感じなので、スポーツバイクに合わないことはない。

まぁこれでVFRに乗るつもりは無いけど。

 

さて走ってみた感想は・・・

 

 

■基本性能は平凡

すごくうるさいということもなければ、特別に静かということもない。

ベンチレーションはあまり効いてなくて、ほんのり涼しい程度。

高速走行時はジェットにしては安定性があるかな?

ウェイクスタビライザーの効果かもしれないけど、プラシーボの可能性もふんだんにあるw

 

 

 

こういった基本性能は良くも悪くもなく特徴がないんだけど、むしろ、1万8000円程度で飛びぬけて悪い点が無いというのは頑張っている証拠だと思う。

しかしそんな程度の製品ならここまで売れてないだろう。

 

 

■インナーバイザーは素晴らしい

 

鼻の部分がえぐれているせいでナビやメーターが少し見づらいという欠点はあるが、とにかく便利!

昼に出発した時はバイザーを下してスモークにし、帰りは夜になってバイザーをあげて走行するような感じ。

ツーリングなら途中でシールドを替えるけど、街乗りではわざわざシールドを持ち歩いてもないし、持ってきていても面倒でまずやらないしね。

昼か夜かどっちか我慢していたのに比べると遥かに快適。

 

 

 

長距離でも使えるけどやはりASAGIの本領は街乗りで発揮される。

インナーバイザー付きでこの価格、この性能はコストパフォーマンス抜群。

10年前に比べるとOGKも少しずつ高価格帯へシフトしてきているけど、2万円前後の中価格帯で頑張ってほしい。

シールドホルダーの品質は改善してもらいたいが、それでも価格を考えれば高性能。

ASAGIは今のOGKらしい良さが良く出ており、迷わず買いと言える製品だ。

 

色は単色モデルが1.7万円、グラフィックモデルが1.9万円と価格差が非常に少ない。

グラフィックは全般的に無難にかっこいいモデルが多いので価格差を考えれば迷わず手が出せるのはOGKのありがたいところ。

個人的 10点満点評価

軽さ・・・・・・・・・・・7

大きさ・・・・・・・・・・5

静音性・・・・・・・・・・4

涼しさ・・・・・・・・・・7

被り心地・・・・・・・・・6

空力性能・・・・・・・・・5

品質・・・・・・・・・・・5

インカムの取付やすさ・・・5

機能性・・・・・・・・・・7

ツーリング評価・・・・・3!

街乗り評価・・・・・・・8!

コストパフォーマンス・・・7

総合評価・・・・・・・・7!