バイクにかかる費用を把握して、楽しいバイクライフをおくろう

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バイクの維持費について正確に把握しようと思い計算してみた。

初めてバイクを買う人、気になるバイクがあるけど高そうと躊躇している人、異なる排気量のバイクに乗り換えるという人に、参考にしていただきたい。

 

バイクにかかる費用は大きくわけて6つ

①税金/車検/自賠責保険

②任意保険

③バイク本体

④ガソリンや消耗品

⑤ヘルメットなどの用品

⑥改造

 

 

これらを一つずつ見て、年間でどれくらいかかるかを把握すれば、バイク購入後に公開することは少なくなると思う。

 

 

 

①必須の税金/車検/自賠責 排気量によって大きな差はない?

バイクには4つの区分がある。

50cc未満(原付一種)

125cc未満(原付二種)

250cc未満(軽二輪)

251cc以上 車検有り

 

この5つで税金等が異なるわけだけど、車検の有無で大きな差があるように錯覚しがち。

でもちゃんと調べてみると実はそうでもないなぁ。と思うかも。

というわけで以下の表を見てほしい。

 

 

  軽自動車税 自賠責保険 重量税(車検) 印紙代(車検) 年間合計額
50cc未満 2000円 3466円(5年17330円) 無し 無し 5466円
125cc未満 2400円 3466円(5年17330円) 無し 無し 5866円
250cc未満 3600円 5612円(5年28060円) 無し 無し 9212円
251cc以上 6000円 7055円 1900円 850円 15805円

※251cc以上の自賠責、重量税、印紙代は2年に1回の車検で支払うもので、それを1年換算にして表記。

※251cc以上は新車購入時に重量税が5700円、以降は初年度登録13年以下は3800円、以降は徐々にあがる。

※250cc未満は新車購入時に重量税が4900円、以降は重量税なし。

 

250ccと大型では年間6500円の差しかない。

これを大きいと見るか小さいと見るかは人によるけど、バイクライフを満喫するにはもっとお金がかかり、全体から見れば極わずかだ。

それでも車検があるバイクは高いと思われている理由の一つが、2年に1回車検に店に出すと8万~10万くらいかかった。

という話しがあるからだろう。

でも本当に車検の有無でそんなに金額が違うのかを見てみよう。

 

例えば車検が10万円だったとすると、1年間では5万円。

そのうち整備費用と点検費用は車検があってもなくても必要なものなので除外すると、

自賠責を含む法定費用1.6万円、車検代行費用0.5万円となる。

 

250ccの場合は法定費用が9000円、車検代行費用0円、車検有りのバイクとの差は1.2万円程度。

これを見れば、車検や法定費用の差は微々たるものだということがわかる。

 

 

実際のところ250ccで点検を受けている人がほとんどいないからその分は安くなるのだけど、自分でしっかりやるか、やらない人は安全性を犠牲にしているということを理解しておく必要がある。

 

整備費用については④で詳細を記載する。

 

 

税金、車検、自賠責のまとめ

250cc未満と以上のでは年間1.2万円程度の差しかない。

 

 

②任意保険 125cc未満と以上では年齢によって大きな差がある

任意保険(自動車保険)は名前の通り加入は任意。

入らなくてもいいが、今からバイクを購入しようと思っている方は、対人対物無制限だけでもいいので必ず任意保険に入ろう。

ちょっとした事故で数千万円の賠償を背負い、一生涯返済に追われる人生になる可能性がある。

自分にかける医療保険はなくても病気になった時に自分がどうにかすればいい。

しかし自動車保険は相手のための保険であることを忘れてはならない。

 

 

125cc未満とそれ以上とファミリーバイク特約の3つに分ける

 

・125cc以上任意保険

・125cc未満任意保険

・ファミリーバイク特約(125cc未満限定)

※125cc~250ccと250cc以上で分けられる場合もあるが、大差ないのでここでは同じとする。

 

125cc以上任意保険と125cc未満任意保険については名前のとおり、排気量によって区分けられているということで、これらはバイクにかける保険。

初回契約は6等級からで、保険を使わなければ毎年等級があがって保険料が安くなる。

また、適用対象の年齢も制限があり、全年齢対象だとめちゃくちゃ高くて、21歳以上限定、26歳以上限定、30歳以上限定にしていくとどんどん安くなる。

 

 

ファミリーバイク特約は、既に自動車保険を契約していればオプションとしてつけられる特約だ。

※保険会社によって細かな違いがあるため注意。

家族(同居の親族または未婚の別居の子)といったように人にかかり、概ね6000円程度で対人対物無制限という内容になっている。

家族であれば、友達のバイクでも自分が運転者なら適用されるが、家のバイクを友達が運転者なら適用されない。

“人”にかかる125cc未満を運転した時にだけ適用される保険と覚えておこう。

 

 

以下の表は安価な通販型自動車保険(三井ダイレクト)で、知っている限りの割引を適用して比較した場合となるため、同一補償ならこの一覧が最安値に近い。

通販型と代理店型の違いはざっくりだが、

通販型=安いが自分で手続きをいろいろしないといけない。

代理店型=高いが基本全部代理店がしてくれる。(通販型の1.5倍~2倍)

といった感じだ。

事故対応については代理店型のほうが良いとは言われているが、担当による違いのほうが大きいと思う。

また年齢区分は会社によって異なるので、ここでは一般的な区分で掲載したので目安としてほしい。

 

 

  全年齢 21歳以上 30歳以上
ファミリーバイク特約 6000円
ファミリーバイク特約(人身傷害有り) 1.4万円
125cc未満任意保険(搭乗者傷害有り) 3.3万円 1.7万円
125cc未満任意保険(人身傷害有り) 7.3万円 5万円
125cc以上任意保険(搭乗者傷害有り) 8万円 3.6万円 2.4万円
125cc以上任意保険(人身傷害有り) 18万円 9.8万円 7.9万円

 

 

■補償内容

対人:無制限

対物:無制限

無保険者損害特約:2億円

自損事故傷害特約:死亡1500万円 後遺障害2000万円(人身障害の場合は無効)

等級:初回契約の6等級

—-ここまで同じ—-

搭乗者傷害のみ付与:死亡200万円 部位払い

人身傷害のみ付与:5000万円

 

 

21歳未満の人が乗ろうとすると極端に高いことがわかる。

それだけ事故が多いということだ。

保険は使わなければ徐々に安くなっていくので、僕は125cc以上(搭乗者傷害)、30歳以上、14等級で年間1.3万円程度となっている。

最高は20等級なのだが、もう下がり幅はかなり小さいので、最終的に同一条件なら1万円くらいで下げ止まりになると思われる。

 

 

125cc未満で既に家族の誰かが車(保険会社によってはバイクも)で任意保険をかけているなら、ファミリーバイク特約を使わない手はない。

特に一人一台と考えているなら、これほど適した特約は無いだろう。

125cc以上のバイクで任意保険をかけるなら、手続きが少し面倒ではあるが通販型の三井ダイレクトかチューリッヒをオススメする。

以下のリンクよりバイク保険の一括見積もりを取得できるので、参考にしていただきたい。

◇保険のインズウェブ◇⇒“なんと最大7社から選べる!!バイク保険徹底比較サイト”

 

 

 

③バイク購入価格 車種により千差万別

税金やら保険やらの費用を知ったら次はバイク選び。

これはもう車種によって全然違うからgoobikeで見るしかない!としか言いようが無いのだが、そう言っては元も子もないので目安を書く。

先にバイクの種類について。

ざっくり、スーパースポーツ(SS)、ツアラー、スポーツ(ネイキッド含む)、ストリート、アメリカン、オフロード、スクーターの7つに分かれるので簡単に紹介。

 

 

■スーパースポーツ

メーカーの技術を結集して作られた最高性能のバイク。

軽量小型ハイパワーで、加速力とコーナリングに特化し、サーキットのトップを走ることを目指している。

前傾姿勢がきついため長距離走行には向かないず、公道では性能を発揮しきれないのが難点。

600ccクラスなら使い切れるパワーと軽量な車体で公道最速となれるかもしれない。

 

 

■ツアラー

ツアラー

長距離を快適に走れるように作られたバイク。

一見フルカウルでSSと似ているが、積載性や直進安定性を確保するため大柄で重量がある。

ツアラーでもちょっと毛色が違うのが、圧倒的ハイパワーで直線最高速を求めたメガスポーツと、ツアラーとSSの中間を狙ったスポーツツアラーがある。

ちなみに、僕が乗っているVFR800はスポーツツアラーに分類される。

 

 

■スポーツモデル(フルカウル/ネイキッド)

昔はSS、ツアラー、ネイキッドの3つで片付いていたが、近年、Ninja250やCBR650Fのように、素性は所謂ネイキッドだけどフルカウルにしたバイクが増えてきた。

ネイキッドというのは裸を意味し、カウルをつけてないバイクの総称なのだが、見た目でカテゴライズされてしまったものだから、ネイキッドをベースにフルカウルにしたバイクはSSにもツアラーにも当てはまらなくないものが多い。

そこで今回は便宜上、SSにもツアラーにも当てはまらないものをスポーツモデルとしておく。

バイクに詳しくない人が真っ先に思い出すのが、カウルをつけてないネイキッドだろう。

特別高性能なわけでも、軽いわけでもないが、だいたい何でもそつなくこなせる万能タイプ。

タイプとしては、SSのエンジンをデチューンして乗りやすくしたネイキッドと、もともとネイキッド用として開発されたエンジンをネイキッドとフル/ハーフカウルにしたものに分かれる。

 

 

■ストリート

ヤマハのSR400やエストレヤといった、速い!とか、曲がる!とかを求めた1980年代に疲れが見え始めた1990年代に現れた、誰でも気軽にトコトコ走れる、ちょっと古風な見た目をした車種が多いカテゴリー。

カワサキのW800を除けばだいたい単気筒で改造しやすく、カスタムベース車としても人気が高い。

バイクそのものは昔からある車種が多いが、ストリートバイクとしてカテゴリーが認知されはじめたのは1990年代となる。

 

 

■アメリカン(クルーザー)

海外ではクルーザーと言うが、最近では日本でもクルーザーと呼ぶことが多くなってきた。

代表格といえばアメリカのハーレー。

ひたすら地平線の続くアメリカで快適に走れるよう、直進安定性と足腰への負担を減らした独特の乗車姿勢で、ドコドコと走る姿が印象的。

一部例外車種はあるが、基本的に峠でも高速でものんびりと走り、その独特な音と振動を楽しむ。

 

 

■オフロード

砂利道を走るのに適しており、林道探索や道なき道を突き進む、大自然に突っ込みたい人向けのバイク。

絶対的なパワーは小さいものの超軽量な車体とトルクのあるエンジンでキビキビと走れるため、実はオンロード性能もあなどれない本当の万能カテゴリー。

厳密にはカテゴリーが異なるが、タイヤをオンロード用にかえたモタードなら、峠の下りでオンロードスポーツをぶっちぎることもできる。

 

 

■スクーター

普段の足から長距離のんびりツーリングまで、実用性を重視したバイク。

シート下に荷物が入り、足元にも荷物がおけて、手動でのギヤ操作は無いのが普通で、アクセルを回すだけで前に進むのでとっても楽チン。

例外はあるが、125cc未満はよくスーパーで見かける普通のスクーター、125cc以上になると明らかにでっかいビッグスクーターが多い。

 

 

バイク車体の目安価格

それぞれ得意とする排気量が異なるし、同じカテゴリーの中でも安価なものから高価なものまであるので、その幅も含めた目安を書く。

尚、この価格というのは新車で購入した時の車体価格+整備/各種手続き費用(3万円程度)の金額。

中古という選択肢もあるが、状態により価格は大きく異なるのでここでは新車で計算。

僕は万が一不具合があっても自分で直すため中古ばかり購入しているが、自信がなければ迷わず新車をオススメする。

 

 

  SS    ツアラー スポーツ ストリート アメリカン オフロード スクーター
50cc 15万
125cc 20~50万 30~50万 20~30万
250cc 35~60万 40~50万 50万 40~70万 35~70万
400cc 60~90万 50~60万 70~80万 70~80万
600cc 100~120万 100万~120万 50~100万 75~90万 80~110万
1000cc以上 140~200万 120~180万 100~130万 90~250万

 

スポーツモデルの600ccクラスが異様に安い。

5年程前から性能を追い求めすぎない、大型バイクが市場に投入されているのだ。

これまでバイクは、そのクラスの排気量でギリギリの性能まで引き出されたものがカッコイイとされてきた。

そうすると大型なんて公道では扱いきれないモンスターマシンばかりになり、250cc/400ccクラスも無理やり4気筒エンジンで超高回転型にした結果、燃費の悪いバイクばかりに。

しかし実際は「適度な排気量、そこそこの性能で、安くて燃費が良いバイクが欲しい」という潜在的な需要があり、メーカーが本気出しての開発が始まり、ホンダのNC750やヤマハのMT-07といった60万円で買える安価でそこそこな2気筒ミドルクラスのバイクが登場した。

 

パワーが要らないなら下の排気量でいいじゃん?って思うかもしれないが、やはり排気量なりのトルクがあって乗りやすい。その上、燃費も車体価格も大差がないのでお得というわけだ。

 

この流れは大型だけに留まらず250cc、400ccクラスにも波及し、4気筒超高回転型のエンジンは無くなり、単気筒~2気筒の身の丈にあったエンジンが主流となっている。

もともと250ccクラスは東南アジアなどの発展途上国ではステータスとして人気が高い。

CBR250Rも高級車として注目を集めているが、それが先進国では安価で扱いやすいバイクとして人気が沸騰したのだ。

 

 

③バイク購入価格のまとめ

250cc~400ccなら単気筒~2気筒が主流。

安価なモデルと本気モデルが混在しているので選択肢が豊富。

 

600cc~1000ccは2気筒~4気筒が主流。

2気筒=安い 4気筒=高い と区分けされていたが、徐々に安価な4気筒が増え始めてきた。

 

1000cc以上は4気筒が主流

2気筒である理由がとくにないのでほぼ全モデルが4気筒。

安価なモデルはない。

 

もともと趣味性が強くお金に糸目をつけない分野だが、最近はライトユーザーの取り込みのために安価なモデルが増えている。

昔に比べて排気量至上主義は少なくなってきており、ヨーロッパや北米の初心者用として人気のあるミドルクラスは、価格と性能と扱いやすさのバランスが良くておすすめだ。

 

尚、バイクを手放す時いくらくらいになるのかは、以下の記事を参照していただきたい。

④ガソリン代と消耗品代 当たり前だが走れば走るほどかかる

ガソリン代

日本では1Lあたり何キロ走るという考え方をするが国によって計算方法が違うって知ってましたか?

アメリカ 1ガロン(3.78L)あたり、○○マイル(1マイル=1.6km)走る。

EU 100kmあたり、○○リットル消費する。

と計算する。

なので、他国のwebサイトでスペックを見ると、燃費の項目が全然違う数値になっているので注意しよう。

 

さて、ここは日本なのでそんな事はどうでもよくて。

バイクの燃費がどれくらいか、一日ツーリングに出たらいくらくらいガソリン代がかかるのか。

排気量によっても違うし車種によっても大きく違うが、概ねエンジン出力と重量で傾向は見えるので目安を出してみよう。

下の表のスペックはフルパワー仕様のものを掲載している。

まずは僕がこれまでに乗ったバイクで、しっかり平均燃費を割り出したことのある数値と、乗ったこと無いけど参考になるバイク(ハヤブサより下の車種)のネットで見た概ねの数値を掲載する。

カテゴリーは前項で記載したものに当てはめて欲しい。

 

 

カテゴリー 型番 エンジン形式 排気量 総重量 馬力 トルク 市街地 郊外 高速 ツーリングの平均
ツアラー VFR800(2型) V型4気筒 800 251kg 108ps 80Nm 15km 21km 19km 19km
スポーツ XJ6ディバージョンF 並列4気筒 600 211kg 78ps 59Nm 17km 24km 21km 21km
スポーツ ER-6n 並列2気筒 650 204kg 70ps 64Nm 16km 22km 19km 20km
スポーツ ホーネット250 並列4気筒 250 168kg 40ps 24Nm 20km 27km 25km 25km
オフ KLX125 単気筒 125 112kg 10.2ps 9.8Nm 40km 55km 50km
スクーター Dio110 単気筒 110 100kg 9ps 9.3Nm 40km 50km 45km
ツアラー ハヤブサ 並列4気筒 1300 266kg 197ps 155Nm 15km 19km 20km 18km
SS YAF-R1 並列4気筒 1000 206kg 182ps 115Nm 13km 18km 18km 17km
スポーツ MT-07 並列2気筒 700 182kg 73ps 68Nm 18km 28km 25km 25km
スポーツ CB400SF 並列4気筒 400 200kg 53ps 38Nm 16km 25km 21km 22km
スポーツ CBR400R 並列2気筒 400 194kg 46ps 37Nm 25km 35km 27km 30km
スポーツ CBR250R 単気筒 250 164kg 29ps 23Nm 30km 40km 32km 35km

 

 

ちなみに燃費は気温の影響を受けて寒いと燃費は下がる。

12月~3月にかけては10%程度低いと考えておくと良い。

 

上記一覧は、ごくごく普通の走りをするまさきちが関東近郊を走った場合の平均だ。

北海道だとVFR800でリッター22kmくらいになることもあるし、峠道の連続で気分良く走ればリッター15kmということもある。

同じVFR800に乗っていた友達は、峠道じゃなくてもヒャッハーーーー!するタイプなので、ツーリングの平均でリッター15km程度だと言っていた。

 

 

気になる点としては、VFRとは比較にならないエンジン出力を持つハヤブサとほとんど燃費差はない。

そしてXJ6ディバージョンは少し燃費が良いもののはやり10%程度の差に収まる。

燃費がいいモデルは総じて1000cc以下の2気筒モデルで、2005年以降に発売されたモデルだ。

尚、大型はレギュラーかハイオクか車種によって異なり、リッタークラスになるとハイオク指定のものが多くなるが、その場合はリッターあたり10円高く計算しよう。

 

 

 

距離で交換する消耗品

ガソリンは頻繁に給油するため走ったら走った分の費用として計算に入れるが、消耗品だって交換のスパンがガソリンより長いだけで同じ。

消耗品には2種類あり、距離(使用頻度)を目安に交換するものと、期間を目安に交換するものがある。

まずは距離(使用頻度)を目安に交換するものの費用を知り、実際のガソリン代と消耗品代をあわせた走れば走った分だけかかる費用を考える。

125ccのスクーターDio110、250ccスポーツのCBR250R、800ccツアラーのVFR800で比較する。

リッタークラスでも大きく逸脱することはないが、スーパースポーツでハイグリップタイヤを履いた場合は極端にタイヤ代がかかるので注意してほしい。

 

 

■交換品の目安

用品店やネットの意見では、オイルは3000km or 3ヶ月という鬼のようなスパンで、しかもリッター2000円以上の高級オイルを勧める傾向があるが、メーカー基準で言うとシビアコンディションで6000km or 1年に1回、メーカー純正の安価な鉱物油(リッター1000円)でOKだ。

僕は5000km or 1年で、購入店のサービスでワコーズの化学合成オイルを入れているが、今まで問題は出たことが無い。

 

計算できるのは距離で交換すべき部品だけになるが、概ね以下の通りとなる。

あくまで普通に保管して、普通に走り、普通に整備していた場合の目安なので、もっと持ったり早かったりもする。

※距離だけでなく、タイヤは3年程度、オイルは1年で交換が必要。

 

 

  VFR800 備考

CBR250R

 

備考
オイル/フィルター 5000 6000km リッター1000円 1回約3L 2回に1回フィルター1500円 工賃1000円 4000 6000km リッター1000円 1回約2L 2回に1回フィルター1500円 工賃1000円
タイヤ 4.4万 1.5万km 前後4万円 工賃4000円 2.4万 2万km 前後2万円 工賃4000円
チェーン/スプロケ 3.1万 3万km 2.5万円 工賃6000円 2.6万 3万km 2万円 工賃6000円
ブレーキパッド 1.9万 2万km 前後1.5万円 工賃4000円 1.3万 2万km 前後1万円 工賃3000円
エアクリーナー 5000 2万km 5000 2万km
スパークプラグ 1万 5万km イリジウム2000円*4 工賃2000円 1000 1万km 500円*1 工賃500円
FフォークOH 2.5万 3万km 2.5万 3万km
合計 13.9万   9.8万  
1万キロあたりの消耗品代 7.1万   4.6万  
1万キロあたりのガソリン代 6.8万 リッター19km換算 1L130円 4万 リッター32km換算 1L130円

 

 

  Dio110 備考
オイル/フィルター 1500 3000km リッター1000円 1回約1L フィルター無し 工賃500円
タイヤ 1.4万 1.5万km 前後1万円 工賃4000円
Vベルト/ウェイトローラー 1.2万 1万km パーツ 7000円 工賃5000円
ブレーキパッド 1万 1.5万km 前後6000円 工賃4000円
エアクリーナー 3000 2万km 3000円
スパークプラグ 1000 1万km 1000円 工賃500円
FフォークOH OH不可らしい。だめになるまで乗る。
合計 4.1万  
1万キロあたりの消耗品代 4.2万  
1万キロあたりのガソリン代 2.9万 リッター45km換算 1L130円

だいたいガソリン代と同じくらいの消耗品代がかかっていると思っていい。

それくらいかかるものと思っておかないと、消耗品交換に手が回らない可能性があるので注意が必要だ。

 

 

上記の金額は標準的なメーカーの標準レベルの製品を量販店の通常価格の場合。

安く済ませようと思えば、マイナーブランドで良質なものを探すとか、ネットで購入して自分でやるとか、量販店のセール時にやれば30%~50%くらい安く出来る。

ちなみにVFR800のタイヤがえらく長持ちしているのは、最高のロングライフとデュアルコンパウンドで高いグリップを誇るミシュラン パイロットロード2を使っているためだ。

一般的なツーリングタイヤだと8000kmしか持たない上に、ハンドリングの劣化が激しくさっさと交換したくなることを考えると、パイロットロードシリーズはNo1ツーリングタイヤだと思う。

それ以外は250ccクラスとの差は概ね30%程度となる。

 

 

時間で交換する消耗品代

時間で交換すべき消耗品は距離換算ができないので別表にする。

他にも細かなものはあるが、代表的なものだけとする。

 

 

  VFR800 備考 CBR250R 備考
バッテリー 1.5万 2年~5年 1.5万 2年~5年
冷却水 5000 5年 冷却水1000円 工賃4000円 5000 5年 冷却水1000円 工賃4000円
ブレーキ/クラッチフルード 1万 4年 2000円 工賃8000円 7000 4年 2000円 工賃5000円
ブレーキ/クラッチホース 3万 10年 1万円 工賃2万 1.5万 10年 8000円 工賃7000円 
合計 6万   4.2万  
1年あたり 1万   7000  

 

 

バッテリーは安くてそこそこの品質で有名な台湾ユアサを使えばもっと安価にすませられるが、他はそうもいかないので概ねこんな感じだ。

大型でも250ccでも125ccでも大きな差はない。

 

 

 

④ガソリン代と消耗品代のまとめ

年間よく走る人で1万キロ、少なめの人で5000kmとした場合の大型と250ccで比較すると以下のようなイメージになる。

車検費用は他の消耗品で計算されているが、車検代行費用の部分は入れてないのでここで1年分(半分)として組み込み、さらにツーリングに出れば高速をいやおう無しに使うことになるので、半分の2500km程度を高速利用とし、ETC割引を多少きかせて100km=1500円程度で計算している。

それらを以下に表に組み込んで計算する。

 

 

  VFR800 5000km VFR800 1万km CBR250R 5000km CBR250R 1万km Dio110 5000km
ガソリン代 3.4万 6.8万 2万 4万 1.45万
距離消耗品 3.55万 7.1万 2.3万 4.6万 2.1万
高速代 3.7万 7.4万 3.7万 7.4万
期間消耗品 1万 1万 7000 7000 7000
車検/定期点検 1.5万 1.5万 1万 1万 1万
年間合計 13.15万 23.8万 9.7万 17.7万 5.25万

 

最初にも書いたが250ccと400ccの最近の2気筒or単気筒スポーツバイクは最適化されているためCBR250Rに近い金額となり、一昔前の4気筒はVFR800に近い金額。

125ccに関しては高速に乗れない分安いが、それだけ行動範囲が狭まるというデメリットがある。

 

 

 

1年でどれくらい走るの?

北海道ツーリング

距離からみた場合の費用は出たので、そもそも一日ツーリングに出たらどれくらいの距離を走るのか?を見ていこう。

これも人とバイクによって全然違うわけだけど、まさきちがVFR800で走り、ガソリンが1L 130円とした場合の平均でいくと・・・・。

 

 

  出発 帰宅 下道 高速 合計距離 高速代 ガソリン/消耗品 合計金額
日帰りまったり 7時 18時 200km 100km 300km 1500円 4300円 5800円
日帰りガッツリ 6時 22時 200km 300km 500km 4500円 7000円 11500円
2泊3日ガッツリ 6時 15時 600km 500km 1100km 7500円 15300円 22800円

※食費とか宿泊費はバイクだからかかる。というわけではないのでここでは割愛する。

※高速代は休日割引を勘案して平均として100km/1500円とする。

 

 

これが南関東の人ならどれくらいの距離かは以下の地図を見てほしい。

 

ツーリングの範囲

まったりの距離だと青でかこった範囲、富士山、奥多摩、秩父、伊豆半島、房総半島周辺。

がっつりの距離だと緑の範囲で、八ヶ岳、志賀高原、日光、奥久慈あたり。

2泊3日でがっつりだと赤の範囲で、能登半島、磐梯/蔵王、ちょっと足を伸ばして紀伊半島といったところになる。

VFR800がツアラーで長距離に向いているからというわけでもなく、ホーネット250でもこれくらいは走っていたので、多少の疲れの差はあるにしても可能な範囲と思う。

どちらかと言うとバイクより個人差のほうが大きいだろう。

 

これでバイクで遠出したらどれくらいバイクに関わる費用がかかるのか、わかっていただけただろうか。

 

 

 

⑤バイク用品

用品も準備ないといけないので、どれくらいかかるか見ていこう。

いずれも概ね5年程度で買い替えの時期を迎えるので、初期投資から5年で減価償却するつもりでみればOKだ。

必須用品とその他最低限を購入すればだいたい10万円程度を見込んでおこう。

 

 

■必須用品

ヘルメット

カッパ、他雨具

地図

 

 

■ほぼ必須用品

リアシート用ネットorシートバッグorボックス

タンクバッグ

 

 

■あったら良いもの

夏用メッシュジャケット/グローブ

春秋用ジャケット/グローブ

冬用ジャケット/グローブ

インカム

ナビ(スマホ流用も可)

防水ブーツ

プロテクター

 

 

 

ヘルメット

ヘルメット

フルフェイス、ジェット、フリップアップ、半帽の4種類に分かれるが、バイクに乗るからには安全性を考えて選んで欲しい。

フルフェイスは閉塞感があるように見えるが、実は長距離走行に適しておりツーリングでは圧倒的にフルフェイスが快適だ。

メーカーは世界一流のアライ、ショウエイと、2番手グループながら急成長中のOGKの3社がおすすめ。

 

具体的な型番では、このあたりを検討してみよう。

■アライ アストロorラパイド(フルフェイス) SZシリーズ(ジェット)

■SHOEI Zシリーズ(フルフェイス) Jシリーズ(ジェット)

■OGK エアロブレード(フルフェイス) カムイ(フルフェイス) アヴァンド(ジェット)

 

 

詳細については以下の記事を参照していただきたい。

カッパ

カッパ

ホームセンターで売っているのでいいじゃん?というのもアリだ。

ただしバイク用は一般用とは以下の点が異なるので注意が必要。

 

・カッパの裾がずり上がらないように締められる

・股下が長い

 

ホームセンターで売っているものは普通に歩くためのものが多いので、上記2点が考慮されてないものが多い。

股下が短いとバイクに跨ったときに足首が思いっきり出てしまい、雨の進入を許してしまう。

ウンコ座りした時にくるぶしまで覆うくらいの長さが欲しいところ。

それともう一つ考えないといけないのが、靴の防水。

防水ブーツがあると便利だが結構値が張るので、安価なブーツカバーでもOK。

この時、ブーツカバーの長さとカッパの長さを考えて購入しよう。

 

 

■透湿性は必要なのか?

低いよりは高いほうが良いけど、それほど重要視しなくてもいい。

ゴアテックスの性能の高さは誰もが認めるところだが、いかんせん高すぎる。

安価なゴアテックスで2万円、高いものだと3万円を超える。

それなら1.5万円前後で類似の透湿性機能を高めた製品か、7000円前後の透湿性は低くてもバイク向けの機能を持った製品がおすすめだ。

 

以下のレビュー記事を参考にして欲しい。

地図

紙の地図

ナビを持っていても紙地図は持っておこう。

定番は旺文社のツーリングマップルだ。

北海道で他のライダーと話をすると、ツーリングマップルを持っていることを前提で話が進むのが面白い。

普通の地図と違うところは、バイクで走った場合の感想やツーリング情報が記載されており、コレを見るだけで道の情報も手に入る。

 

 

 

ジャケット

普段着でもいいが、できればバイク用をそろえておきたいところ。

僕は夏用メッシュジャケット、初夏初秋用、春秋冬用のの3種類を持っている。

それぞれ買ったほうがいいかどうかを検討する材料として紹介する。

別項目でも書くが安全性を考慮して、ジャケットにプロテクターを内蔵できるものがオススメだ。

 

 

■夏

郊外を走っている時はともかく、市街地にいるときはかなり暑い。

肌が露出していると直射日光がやばいくらいに焼いてくれるし、排ガスが容赦なく降りかかる。

そこで日陰を作りつつ風は通すメッシュジャケットの登場だ。

停まっていれば暑いことに変わりはないが、少なくとも走り出したらすぐに涼しさを感じられるし、スピードを出してもばたつきが抑えられるため疲れにくい。

 

バイクを快適に乗れる時間は短いので、是が非でも夏を快適に走れるようメッシュジャケットは購入しておきたいところ。

価格は1万~2万円程度で、素材による機能差はほとんどないため気に入ったデザインのもので良いだろう。

 

 

 

■春秋

春秋用

出典:ラフアンドロード公式サイト

防風だけど密封性を追及してないものが良い。

防水性を持たせた製品も多いが、正直なところ防水ジャケットは防水性が落ちやすいことや、水分を含んだジャケットを着たままでお店に入ったりはできないので、結局はカッパを着たほうが良いという結論に至る。

一時的に凌ぐためのものとしてもあまり利用価値は高くない。

価格は1万~3万円程度で、バタつかないような仕組みのあるものorバタつかない硬めの素材のものを選ぶと快適だろう。

 

 

 

■冬

冬用

出典:ラフアンドロード公式サイト

中綿が別になっていて春秋用と兼用できるものも多いが、冬用は密封性を高めているものが多く、いくら中綿を外したとしてもメッシュジャケットを着るまでもない時期には暑すぎる。という状況に陥るので、ここは割り切って冬用と春秋用を分けたほうが良いだろう。

それでも中綿は取り外し可能なものの方が適用温度の範囲が広がるので、密封性の高い中綿取り外し可能なジャケットを選ぼう。

中綿なんてあとからいくらでもユニクロでえって追加すれば良いわけだ。

価格はちょっと高めで2万~3万円程度。

 

 

 

グローブ

グローブ

出典:ラフアンドロード公式サイト

これも基本は3種類必要だ。

夏のメッシュグローブ、春秋+夏の雨の日用グローブ、冬用防寒防水グローブ。

それぞれ概ね5000円程度。

冬用はそこそこに中綿があるもので、あとは気温に応じて薄手のインナーをつけられるよう少し大きめにしておくと良い。

寒いのは追加すればなんとかなるが、暑いのはどうにもならないため、アウターグローブ一つで完璧な防寒性能を確保する必要はないと思う。

春秋+夏の雨の日用グローブは発泡ゴムのネオプレーン素材が安くて使い勝手がよくておすすめ。

ただし、ぬれたまま放置するとすぐ臭くなるので注意。

 

 

 

リアシート用ネットorシートバッグ

シートネット

出典:ラフアンドロード公式サイト

ツーリングに出かけると荷物を持っていかないといけないが、ずっと背負っていると案外疲れるもの。

バイクに荷物が載せられるよう積載性は重要だ。

しかしスクーター以外のバイクに荷物を入れるスペースはほとんどないため、何かしら工夫をしないといけない。

最も一般的なのはリアシートに荷物を載せるためのツーリングネット。

ツーリングネットは完全に大は小をかねる代物なので、中途半端なサイズではなく最初から最大サイズのものを購入しよう。

利点は荷物の量にあわられることと、つみ方を工夫すれば相当な量の荷物をつめられる。

欠点はちゃんとつけられないと落ちそうになることと、荷物の出し入れに手間がかかること。

価格は2500円程度。

極端に安価なノーブランド製品は網の目が大きすぎて使いにくいので、少し高いが有名メーカー製品を選ぼう。

 

 

 

シートバッグ

出典:ラフアンドロード公式サイト

ツーリングネットの欠点を改善させるのがリアシートにくくりつけておけるシートバッグだ。

荷物量の変化にあまり対応できないのが難点だが、少し大きめのものを選べば使い勝手は良くなるだろう。

価格は1万円~2万円程度。

 

 

 

タンクバッグ

小物を入れる程度で小型のタンクバッグがおすすめ。

地図やスマホ充電用のモバイルバッテリー、インナーグローブ等を入れておくと、バイクから降りずに何かと手元でさわれて便利。

タンクの形状にいおってはライディングの邪魔になる場合もあるので、大きいものを選ぶ場合は注意しよう。

 

 

 

インカム

インカム

ヘルメットに取り付けて、インカム同士で会話したり、ナビ音声や音楽を聴いたり、電話で話したりできる通信機。

2010年頃から本格的に普及が始まり、インカム装着率は年々高まっている。

徹底的に調べ上げているので、詳細については以下の記事を参照していただきたい。

ナビ

最近はバイクでもナビ利用が一般的になってきた。

しかしバイク用に特化したナビは少ないし高い。

安価に済ませるためにはスマホナビか車用ナビを工夫して使うことになるだろう。

 

 

スマホナビ

ハンドル周りにスマホマウントを装着するだけで良いので手軽に導入できる。

電源は車体からとってもいいし、タンクバッグにモバイルバッテリーを入れて充電しても良い。

充電しながらの防水は難しいので、雨が降ったら本体のバッテリーのみで運用する。

10000mAhあればまる一日持つし、価格も5000円以下なのでおすすめ。

メジャーなのはAnkerとcheeroで僕はどっちも持っていて、どっちも使い勝手が非常に良い。

 

電波が届く範囲であれば無料のGoogleMapやヤフーナビで十分。

山奥で使えなくなることが心配であれば、4000円程度でMapFanを購入しておけば安心だ。

 

真夏は熱暴走で停止しやすいので冷却は考えておく必要がある。

 

 

車用ポータブルナビ

直射日光下で見えにくい製品が多いことと、防水性がないのが欠点だが、雨が降り始めたらジップロックに入れるなどでなんとかなる。

価格は1万~3万円程度。

取り付けはサイズの合うスマホ用ホルダーを探そう。

 

 

バイク用ナビ

現状、まともな製品はユピテルBNV-1(旧MCNシリーズ)とZUMO660の2種類しかない。

ポータブルナビの市場自体がスマホに置き換わって縮小しているので、今後も劇的に増えることはないだろう。

特長は本体防水であること、Bluetoothを内蔵していること、直射日光下でも見やすい液晶が採用されていること、防水時でも給電可能なクレードルがあること、コントロールスイッチやレーダー等のオプション品が揃っていることなど、バイクに欲しいものは揃っている。

が、6万円と高価なことが欠点。

僕はMCNシリーズを長年愛用している。

 

 

 

防水ブーツ

なくてもいいんだけど、あるととっても便利。

普段用の靴でもいいけどやっぱりバイク用のブーツは安全性や長距離で使った時にとても楽だ。

そして雨が降り出した!という時にブーツカバーまでつけているととっても面倒なので、この一手間がありがたい。

防水ブーツを買うなら必ずハイカットで脛の半分くらいの高さがあるものを購入しよう。

短いとカッパと隙間が出来て雨が入ってきてしまうのだ。

価格は1.5万~4万円程度。

真夏でも使うためできれば透湿性の高い蒸れにくいものを。

となれば自然にゴアテックスとなり価格は2万~3万円を考えておくと良いだろう。

 

 

 

プロテクター

プロテクター

出典:ラフアンドロード公式サイト<

身を守るためにも是非つけよう。

代表的なのは、上半身:肩、肘、胸、背 下半身:膝 の5点。

胸は生死をわける部分で、背は後遺症が残りやすい。

肩、肘、膝はちょっと倒した時に効果を発揮する。

 

プロテクターはジャケット内蔵タイプだと脱ぎ着が楽なので、どうせバイク用ジャケット買うなら内蔵タイプをおすすめする。

 

詳細は以下の記事を参照していただきたい。

⑥改造

改造といってもマフラーをかえるとかではなく、便利にするための改造だ。

携帯の充電やナビへの電力供給でUSBポートをつけると何かと便利。

他には、長時間のツーリングでお尻が痛くならないようにシートを改造したりGEL-ZABといったものをつけたり、積載性を増やすためにリアボックスをつけたりする。

これはもう人によって求めるものが違うのでかかる費用は全然異なってくる。

例として、USB出力なら部品代2000円と工賃2000円、あわせて4000円くらい。

安価に済ませようと思えば、車用のパーツや100円ショップのUSB延長ケーブルを使って1000円以内だ。

こういった電装系はシート下に設置すれば防水を気にしなくていいので、汎用品が使えて費用を抑えることもできる。

 

 

 

費用のまとめ

だいたいの費用が出揃ったので計算してみよう。

 

 

いくつか条件に分けないといけないので、代表的な条件で計算する。

21歳未満 250cc 年間5000キロ

21歳未満 400cc以上 年間5000キロ

21歳以上 250cc 年間5000キロ

21歳以上 400cc以上 年間5000キロ

 

 

  125cc ファミバイ特約 21歳未満 250cc 21歳未満 400cc以上 21歳以上 250cc 21歳以上 400cc以上
①税金/車検/自賠責保険 3466 9212円 15805円 9212円 15805円
②任意保険 6000 8万円 8万円 3.6万円 3.6万円
③バイク購入価格 25万 50万円 90万円 50万円 90万円
④ガソリン/整備費 3.5万 4.3万円 7万円 4.3万円 7万円
⑤バイク用品 10万円 10万円 10万円 10万円 10万円
⑥改造 1万円 1万円 1万円 1万円 1万円
初年度合計 40.5万円 74.1万円 117.4万円 69.7万円 113万円
年間維持費①②④ 4.5万円 13.1万円 16.4万円 8.7万円 12万円

 

 

ガソリンや整備費用は排気量と車種によるので一概には言えないがだいたいの目安にはなる。

年間走行距離は5000kmで換算しているので、1万キロ走れば④ガソリン消耗品の価格を2倍にして計算してほしい。

 

これでバイクにかかる費用が算出できたので、バイクライフを楽しむために向けて出費の計算ができたと思う。

是非、参考にして楽しいバイクライフを始めて欲しい。

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