B+com SB6X VS Midland BT Next Pro Lite 実機で徹底比較!

主要な機能は大きく違いますが、インカム通話グループ全体に音楽等を共有する珍しい機能で競合するSB6XとBT Next Pro Liteを比較します。

 

BT Next Pro HiFiとBT Next Pro Liteは付属品が異なるだけで同じものになります。また本記事ではNext Proと省略して表記します。

 

 

スペック比較

  SB6X NextProLite
メーカー   サインハウス MidLand
自動経路制御 B+Link ×
同時通話 6 4 ※6
通話距離   1400m 1600m
待受時間
通話時間 16h 20h
充電中の使用 ×
Blutooth 4.1 4.2
ノイズ除去
通話と音楽併用
全体音楽共有
タンデム音楽共有 ※16
ペアリング記憶数 2 3
自動グループ通話
他社接続
A2DP 2台同時 自動切換 完全同時
FMラジオ ×
自動音量調整 ×
有線入力 × ○ ※7
社外スピーカー × ×
充電ポート  Type-C micro
音声案内 日本語 日本語
音声操作 × ×
防水性能 ○IP67 ○IPX6
スマホアプリ ×
発売時期   2017年8月 2016年11月
実売価格 3.7万円 2.8万円

※6 通常距離では最大4台、タンデム距離を含めると最大8台接続可

※7 別途専用ケーブルが必要

※16 SB6X同士で1対1の場合のみ通話と併用可

 

有意義な差がある部分で有利な方に赤のアンダーライン、両方にあって重要な機能に黄色のアンダーラインをひきました。

 

それではスペックからわかる違いを解説します。

 

自動経路制御はSB6Xのみ

SB6Xは一斉にペアリングをし接続も自動で行う自動経路制御機能であるB+Linkを搭載しています。集合してから出発までの時間を大幅に短縮でき、走行中も放ったらかしで良いので、3台以上で接続するならSB6Xのほうがだいぶ楽です。

 

一度自動経路制御を使うと、従来の方式に戻りたくなくなるくらい便利な機能です。

 

最大接続台数はSB6X

Next Proは通常4台でタンデム距離限定で1台につき1台ずつぶら下げて8台接続が可能ですが、タンデム距離なので使えるシーンは多くありません。

 

SB6Xは2019年4月のファームアップでB+linkの6台接続をサポートしました。さらに自動経路制御なのでペアリングから接続まで一回の操作で終わります。実用面でもSB6Xが上回っています。

 

全体音楽共有機能は互角

どちらも同じ仕様で、本人は高音質なA2DPで音楽を聴きながら、インカム通話に乗せて音楽をインカムグループ全体へ転送することができます。転送される時に音質は劣化してしまいますが、音楽を楽しめるくらいです。

 

ただ音楽よりもナビ音声を共有できることのほうが僕は重要と考えています。先導役が聞き逃しても他のメンバーがフォローしたり、走りながら先導役を交代したり、メンバー全員がルートの話に参加できたります。とても便利な機能なので両機種とも高評価です。

 

タンデム音楽共有はSB6X

一般的にタンデム音楽共有(ミュージックシェア)はタンデム距離でインカム通話と併用はできません。あまり役に立たない機能なのですが、SB6Xはインカム通話をしながらA2DPで高音質な音楽をタンデマーへ共有することができます。

 

音楽併用が可能な機種なら、Bluetoothデュアルトランスミッターで同じ音楽を聴きながらインカム通話をすれば同じことができるのであまり大きな意味はありませんが、トランスミッターを挟まなくてもでき、曲送り等ができることが利点です。

 

バッテリーはNext Pro

SB6Xもかなりバッテリーの持ちが良くて、二日間は充電無しに走り切れるくらいですが、Next Proはそれを上回ります。手元でのテストになりますが15時間程度は十分持ちそうな感じです。

 

実際に使ってみての評価

本体比較

 

  SB6X   NextPro
音楽音質 7 9
通話音質 7 6
通話距離 7 7
安定性 7 5
他社接続柔軟性 10 5
操作性 9 5
機能/拡張性 10 7
取り付け 8 6
重さ 6 6
コスパ 6 6
おすすめ度 10! 5!

※評価は10点満点です。

 

音楽の音質はNext Pro

SB6Xはヴォーカルは聞き取りやすいのですが低音がやや弱く迫力がありません。まずまずな音質です。Next Proの音質は全機種No1です。低音から高音までとてもよく表現できており、低音は迫力あるし高音は澄み切っていて音楽を楽しむことができます。

 

走行すれば差はあまり感じなくはなりますが、より高音質を求めるならNext Proがおすすめです。

 

通話音質、通話距離は互角

Next Proはファームアップでノイズリダクションの動作が変わりだいぶ向上しましたが、それでも平均より少し下回ります。SB6Xは人の声は聞き取りやすく、ノイズリダクションは良くもなく悪くもなくごく普通で癖がありません。あまり差はありませんが、どちらかというとSB6Xのほうが好みです。

 

通話距離はだいたい同じくらいで市街地200m、郊外500mくらいを目安にすれば良いでしょう。一般的なハイエンドと同じくらいで平均的なレベルです。

 

安定性はSB6X

Next Proは安定する時としない時の差が激しく、ペアリングのやり直しをしないといけないことがあるのが難点です。一斉ペアリングができないので台数が多いとかなり手間がかかってしまいます。

 

SB6Xはファームアップのたびに安定性が向上してきており、だいぶ良くなりました。4台接続であれば切断されることはほぼ無く安定していますが、まだ音楽併用時にノイズが乗ることがあるのであと一歩というところです。ただし、部分リセットができたり一斉ペアリングも可能なのでリカバーしやすいのが利点です。

 

他社接続柔軟性はSB6Xが極めて優秀

Next Proはユニバーサル接続をした時は一切他のインカム接続ができません。1対1のみとなってしまいます。一応裏ワザ的にタンデム音楽共有機能を応用すれば可能ですが、あまり現実的ではないでしょう。他社接続は一応可能ですが最低限の性能です。

 

対してSB6Xは異例中の異例で、どの接続方式でも自由にブリッジできます。自社接続(B+Link)、ユニバーサル、ユニバーサルレシーブ(HFP)、どの組み合わせでもいいから2台は自由に接続していいよ。というとても珍しい機種です。

 

この差はとても大きく、SB6Xのアドバンテージは相当なものです。

 

操作性はSB6X

SB6Xのボタンは押しやすく各種操作もわかりやすいです。動作も軽快でサクサク動くし、リセットは全部リセットか部分リセット(B+Linkのみ等)ができる等、よく考えられています。

 

Next Proはボタンが硬くて押しにくいのと、インカム通話モード、グループ通話モード、FMラジオモードの3つのモードを切り替えなければならず、この概念が少しわかりづらいです。

 

より簡単に、直感的に操作のできるSB6Xのほうが操作性はだいぶ良いですね。

 

機能性はSB6X

音楽併用や全体共有は互角で、それ以外の機能でSB6Xが上回ります。裏ワザ的な使い方になりますが、スマホがAndroidなら強制的にHFP化させるアプリ「BTmono」を使い、ユニバーサルレシーブで接続してみましょう。他のインカムではできないことがたくさんできるので、スマホで試したいことがある人はSB6Xがおすすめです。

 

コスパは互角

SB6Xは他社に無い機能ばかりで他に選択肢がなく仕方ないことではありますが、3万円台中盤は高いと思います。

 

Next Proも発売当初は全体音楽共有と音楽併用を搭載しながら3万円を切る価格でコスパは高かったのですが、徐々に他社が高機能、低価格な製品を投入してきて相対的にコスパは低下してきました。

 

どちらも価格相応かやや高いかなという感じです。

 

おすすめはSB6X

最新トレンドの自動経路制御(B+Link)を搭載していることと、圧倒的な他社接続性能を持つSB6Xがおすすめです。機能面でも操作面でも簡単であることが大きいですね。B+Linkの威力を発揮させるためには周りのメンバーにも買い替えてもらわないといけないのですが、SB6Xで揃わなくても他社接続性能の高さが役に立ちます。

 

音楽の音質を重視する場合と、予算を抑えながら音楽全体共有をしたい場合はNext Proを選びましょう。

 

SB6Xがおすすめな人

  • 周りがいろんなメーカーのものを持っている(ユニバーサルレシーブ)
  • スマホでいろんな接続やアプリを試したい(音楽共有機能+ユニバーサルレシーブ)
  • よく本体の操作をする

 

Next Proがおすすめな人

  • 安価に音楽全体共有機能を利用したい
  • 音楽の音質を重視

 

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