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※それぞれの個別レビューは以下のBluetoothカテゴリから参照してください。
Bluetootインカムカテゴリー



この二つで購入を迷っている方は多いだろうし、この記事をみていただいている方は少なくとも気になっていると思う。
そんな方向けの最高峰インカムの直接比較レビュー記事だ。

まずは外観や操作、機能等のスペック的なところから比較する。



外観



横の長さはほぼ同じでSENA 20Sのほうが縦に大きく奥行きも1.5倍くらいある。
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同じアストロTRに取り付けた状態。
特に問題になるわけではないが、SENAはクランプが大きく張り出しているため、ヘルメットが浮いてしまう。
見た目はSB5Xのほうがスマートでかっこいい。
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重さはヘルメットに取り付ける際のクランプ込み、標準スピーカーとワイヤーマイクをつけた状態で。
※アームマイクにするともう少し重くなります。

SB5X   102g
SENA 20S 153g




フルフェイスは、OGKエアロブレード等の軽量モデルで1400g、アライ等のSNELL適合重量モデルで1600g程度。
重量モデルのアストロTRで被り比べたが、わずかにSENA 20Sのほうが重いと感じた。
軽量モデルならもう少し違いを感じるかもしれない。

インカム単体では1.5倍も差があるが、ヘルメット全体で考えれば50gは3%程度の差なのでそれ程気になるものではない。
ただ、長時間被り続けることになるので、ツーリングでは少なからず影響はあるだろう。

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操作性



SB5Xは上下のインカム通話ボタンと、上下+押しのメインボタンの3つ
SENA 20Sは回す+押しのジョグダイヤルと、背面のPhoneボタン、クランプ下のアンビエントモードボタンの3つ


後述するがSENA 20Sのほうが多機能なため、同じボタン数で操作するのは回す、押す時間、押す回数を相当数覚えなければならない。
消極的な捉え方だが、SB5Xは機能が少ないため3つのボタンで簡潔な操作で済ませられる。





■SB5X
・インカム通話の発信/停止は上下ボタンのみで操作可能で、上下で一台ずつペアリングされているためわかりやすい。

・メインボタンは小さくても操作しやすい。

・音声案内は英語のみ。
 普段は聞かない音声案内(バッテリーが少ない)が流れた時、とっさにわからないので日本語化してほしい。

・SB4Xに比べると長押し操作(電源on/offや曲の送り/戻し)の時間が短くなったがもっと短くて良い。

初めて利用する人でも最低限の操作は直感的にすぐ覚えられる。






■SENA 20S
・ジョグダイヤルは大きく扱いやすいが、ここまで大きくしなくても良いのではないかと思う。

・ジョグダイヤルの操作性は良く、ボリュームの上げ下げがスムーズ。

日本語音声案内があるためわかりやすく、ほぼ全ての操作に案内がある。
 ただ、どうしても操作後の音声案内開始がワンテンポ遅れるため焦るとなかなか思うように操作ができない。
 落ち着いた操作を心がけよう。

・ジョグダイヤルを押す時間によって操作が大きく変わるが、押している時間に応じてビープ音で知らせてくれるためわかりやすい。
 例えば、押した瞬間=プ!(ここで離せばインカム通話開始) 2秒押す押し続ける=ピピ! 3秒押し続ける=ピピピ!=ミュージックシェ このタイミングで離すとミュージックシェアを音声案内が流れて操作される。
 今何秒押したか押している間にビープ音でわかるのは良い。

・ボイズコマンドは日本語英語では通じないw

・起動やシャットダウンの操作が長押しではないためすぐに起動できて便利。

・ジョグダイヤルをぐりぐり回しても、過度に反応することなく良い意味でラフに認識してモードを切り替えてくれる。

・慣れは必要だが操作性は非常に良い。







SB5Xのほうがわかりやすいが、慣れるとSENA 20Sも良く考えられていて快適だ。
一概にどちらが優れているということはないので、どちらを選んでも問題ないだろう。






機能


わかりやすくするためリストにした。


SB5X20S補足
最大同時通話台数48チェーン接続。数が多くなると端同士の音質が悪くなる。
1対1 通話距離1.4km2.0km理論値。環境、障害物の有無によって大幅に短くなる。
待受時間500時間240時間
インカム通話連続使用時間16時間13時間
Bluetoothバージョン4.04.02015年10月現在の最新。次は4.1が登場する。
オーディオマルチタスクインカム通話と音楽/FMラジオを同時に聴く機能。
グループオーディオ共有×グループ全員で同じ音源を聴く機能。B+com Station又はメディアサーバーを別途必要。ファームV1.2現在不具合有り。
ペアリング記憶数29SB5X 上下ボタンで一つずつのみ記憶。過去のペアリング情報は削除される。
ペアリング済み機器発信可能数29SB5Xは上下ボタンに最後に記憶した機器へのみ発信可。20Sは押した回数とジョグダイヤル操作で記憶している9台どれに対しても発信可。
オートグループコール1台の操作で設定されたインカムを自動で接続する。SB5Xは対応予定だが現時点では未対応。
ユニバーサルインターコム他社製品とのペアリング。
ミュージックシェア×A2DPの高音質な音楽を共有する機能。距離が短いためタンデム用。
FMラジオチューナー×使用時間は10時間程度
iPhone Siri
Bluetooth A2DPスマホ等とステレオ高音質で接続する。
Bluetooth AVRCPA2DPで接続した機器を停止、再生、スキップ、頭出しの操作をする。
Bluetooth HSP/HFPスマホ等とハンズフリー接続。電話はもちろんLine通話も可能。
Bluetooth リダイヤルSB5Xは最後に電話かかってきた相手へ S20は事前に設定した電話番号へ可能
ボイスコマンド×20S 声で操作する機能
アンビエントモード×外音を拾ってガソリンスタンド等で会話しやすくする機能
有線オーディオ入力×20S 標準より小さい2.5mmステレオ入力ポート有り
社外スピーカー取り付けSB5X 変換コネクタを利用。 20S 3.5mmステレオ出力ポート有り
防水性SB5XはIP67で最高レベルの防塵防水。20Sは不明だが防水。
操作アプリ×20S Android/iOSで専用アプリから設定可能。
ファームアップデート


20Sの多機能ぶりは圧倒的だ。

機能的に無いものは仕方ないにしても、ソフトウェアでコントロールできるところはB+comにも改善してもらいたい。
特に思ったのは、ペアリング記憶数と発信可能相手の数。
2つでもそれ程不便を感じてないが、20Sが9つも可能だとわかるともっと多数に接続にいけるといいなとは思う。
オートグループコールとの兼ね合いもあるだろうが、上下のB+comボタンを押す回数で以前にペアリングした相手に発信できるようにできないものだろうか。
せめて上下2台ずつ、合計4台の発信先を選べたらいいのになぁ。




価格


どちらもフラッグシップであり、価格は最も高い部類に入る。
SB5Xが1台3.7万円程度、20Sが1台3.5万円程度だ。

20Sは国内代理店の正規品と、若干安い平行輸入品が混在してネットで売られているので要注意。
並行輸入でもファームアップデートや音声案内の日本語化は可能だが少し手間がかかる。
それと平行輸入品は販売店の保証のみで、保証期間は店により異なる。

購入前に販売店に問い合わせたほうが良いだろう。






ここまでの感想


見た目や軽さはSB5X、機能は20S、操作性はほぼ互角といったところ。
正直なところ、実際にさわってみて20Sの高性能多機能ぶりと、軽快な動作には驚かされている。
ここまですごいとは思わなかったなぁ。


あとは音質や安定性がどうなるかは試してまたレビューするので少しお待ちを。




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