遅くなったけど東北ツーリングの続き。
全体のルートはこんな感じ。
仙台の手前から秋田南部の酒田市までを走る。
■3日目 6/1(月)
朝6時に起きて7時に宮城県蔵王町の宿、すみかわを出発。
快適な部屋でよく眠れたので体の調子が良く、天気も良いし、行き先はメインとなる栗駒、鳥海山だ。
栗駒までの移動は国道457号を北上する。
ここを選んだ理由はツーリングマップルにオススメロードとなっていたからだが、大失敗だった。
通勤時間にあたったということもあるが、交通量が多く信号もあって非常に時間がかかった。
さっさと高速で抜けてしまえばよかったなぁ。
2時間30分くらいかかってようやく栗駒のふもと、国道47号に入る。
少し北上して国道457号に入ると最初は踏切があったり道が細かったりする。
でもすぐに森を抜ける快走路にかわる。
国道398号に合流して花山湖を抜けてからが本番!
ここから県道282号、須川温泉への道まで32kmの快走路がはじまる。
最初の5kmはなだらかな快走路、途中5kmが森の中を走るヘアピンカーブ。
残り20kmが山腹を突き抜ける中速コーナーの連続と、変化に富んだ素晴らしい道だ。
徐々に視界が開けてきて栗駒山を眺められる。
何箇所かスノーシェッドもあるが全体的に路面は乾いていて、湧き水がほとんどないため安心して走れる。
楽しい時間はあっという間に過ぎて、県道282号の分岐点まできたがなにやら様子がおかしい。
車田何台もとまっている。
話しを聞くと、先週開通したと秋田の事務所に確認したのにゲートが閉まっている。
で、秋田の事務所に電話してみると、なんと開通は6月2日からになったとか・・・。
なんということだ。
仕方ないので、須川温泉は諦めて北西の国道13号、道の駅おがちへ移動することにした。
国道398号の北側は急勾配の高速コーナーで一気に標高を下げる。
どっちも素晴らしいが楽しい時間は南のほうが圧倒的に長いので、国道342号とあわせて走るなら、国道398号の南側を走ることを前提にルートを組み立てると良いと思う。
ちょっとわかりにくいが左下にはこれから走る道が見えており、北海道の三国峠のような景色だ。
小安峡温泉を抜けてから県道51号に入る。
道の駅おがちまでの近道で、集落を抜けるがここもなかなかの快走路。
栗駒周辺はハズレの道がないなぁ。
昼は道の駅おがちで食べて、国道108号で北西へ移動。
県道291号を左折して鳥海山グリーンラインへ入るが、なにやら不穏な看板が・・・。
矢島へ通り抜け不可。と書かれているが、矢島がどこだかわからない。
まぁ行ってみるか!ってことで進んでみる。
鳥海山グリーンラインは概ね1.5車線だが正面に鳥海山を望みながら走れる気持ちが良い。
が、やっぱり通り抜け不可だった・・・・。
仕方なく緑の線のようにぐるっとまわっていくことに。
迂回しはじめてすぐの場所で鳥海山が綺麗にみえるポイントがあったので停車。
車どおりがほとんどないので自由にのんびりと撮影。
いや、本当に素晴らしい景色。
迂回して県道32号で西へ向かう途中、花立牧場に立ち寄ってチーズケーキを食べる。
普通のと濃厚があり、チーズ好きな二人はもちろん濃厚をチョイス。
とっても濃厚!!うまかった。
値段は300円くらいだったかな?
牛、すんげーガン見ww
この状態で3分くらいにらみ合ってやったぜ。
負けたけどな。
時間は15時過ぎ。
まだちょっと時間があるので、仁賀保高原の土田牧場へ行く。
風力発電と鳥海山が一緒に見られる素晴らしい場所だが、電線がちょっと邪魔だった。
土田牧場は既にお店はしまっていた。
で、嫁は相変わらずアホなことをして楽しんでいた。
まぁ3人でもやったけどね。
この日のラストを締めくくるのは鳥海山ブルーライン。
北から入って南の酒田へ抜ける。
路面は非常に良く、最初から最後まで走りやすい低速コーナーの連続。
平日のためか全然車がいなくて快適だった。
後ろを見れば日本海を一望できる。
頂上は鉾立展望台 標高1150メートル。
天気がよかったせいか寒くはなく、清清しい。
駐車場から徒歩3分のところから見える鳥海山は相変わらず素晴らしい景色だ。
結構急勾配で一気に登ってきたのに、頂上付近はだだっ広い駐車場。
そして駐車場の先に障害物はなく、日本海が広がるという不思議な光景。
前にここに来たのは12年前、大学4年の夏。
就職も決まって学生最後の思い出として、東北を5日くらいかけて北上し、北海道で友達と合流して2週間走った。
この展望台から見る鳥海山の景色は鮮明に記憶にあるけど、駐車場から見える日本海は覚えていない。
印象深い景色だけ今は思うけど、全く記憶にないということは当時はおそらくこの景色の素晴らしさ、不思議さを感じなかったのだろう。
昔、感動したものに感動できなくなったけど、今はまた違うことに感動をできる。
だからまた、同じ場所でも月日が経てば楽しめるんだろうなぁ。
なんかそんな事が実感できた。
さて、この日は酒田市北部、鳥海山をおりて10くらいの場所にある、鳥海温泉 遊楽里に宿泊した。
普段は安宿ばかりだが、今回は嫁の好きな観光ホテル。
夕食、朝食がついて一泊9000円!
親との旅行を除けば過去最高額だったりするww
夕食は大食いの僕と嫁でも満足する量。
海鮮中心のコースでなかなか美味しい。
日没が近づくと従業員の方がカーテンをあけてくれて、食事をしながら日本海に沈む夕日が見える。
日本海に沈む夕日をこんなに綺麗に見えたのははじめてかもしれない。
隣接する日帰り温泉も利用可能だが、ホテルの大浴場も源泉かけ流しなので、ホテルのほうに入浴した。
温泉は海水がまじっていて塩分があり、強い刺激はないけど後からポカポカとしてくる。
風呂上りには定番?の温泉卓球。
ホテルの外は砂浜しかないけど、ホテル内で一通り遊べるのがいいねぇ。
明日のルートを考えながら11時前に就寝。
そこそこ広くて、清潔で、源泉かけ流しの温泉と、一般的なホテルの域は出ないが接客サービスも安定して丁寧。
ご飯も美味しく、部屋も広くて、夕日も見れて、卓球もできる。
評判が良い理由がよくわかった。
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