先週の土曜夕方から火曜夜まで、嫁と嫁友Tと僕の3人で3泊4日のロングツーリングに行ってきた。ルートはざっくりこんな感じ。本当は飛騨高山を抜けて能登半島を考えていたけど、天気が微妙だったので東北に変更。去年からやたらと東北ばかり行っているが、今回はちょっと足を伸ばして岩手、秋田の南部まで行く。久しぶりの東北中部。栗駒と鳥海山が楽しみだ。
■1日目 5/30(土)
嫁友Tの仕事が終わるのを待って18時頃に横浜を出発。この日はいつも通り嫁の親戚宅、栃木県川俣まで首都高と東北道を使って移動するのみ。カメラはSJ4000をVFR800のタンクマウント、SJ4000wifiをVFR800のリア、XJ6のハンドルに SOOCOO S60(SJ4000wifi同等)を使っている。タンクマウントはかなり工夫をしたので振動が非常に少なくて動画も見やすいが、他の二つはまだまだ改善の余地がありそうだ。これはVFR800にSJ4000のタンクマウント。音声外部入力端子を増設してメディアサーバーの会話を録音している。
こっちはVFR800のリアにつけたSJ4000wifi。ヘッドライトの光が入って絞られるため、夜はリアのカメラはほとんど役に立たない。
SOOCOO S60は今回のツーリングが初めての利用。中身はほぼSJ4000wifiだけど本体が防水であること、防水給電ケーブルが純正オプションにあること、リモコン(多分静止画専用)があることの3点の特徴があり、値段はSJ4000wifiとほぼ同じ。ドラレコモードはもちろん搭載しており、信頼性はわからないがバイク用ドラレコなら今一番のオススメ。もちろん普通のアクションカメラとしても十分使えるが、若干設定項目が少なくて不便なところがある。後日、比較記事をアップする予定なのでしばしお待ちを。
うこうしている間に、日光道に入ってから雨がふりはじめる。鬼怒川の2本の有料道路はこの時期は10時頃から無人になって無料化されるのだが、手前のほうはムリそうだったので迂回し、2本目は時間ぎりぎりだったけど無料で通ることができた。寒い時期だと9時頃にいなくなるらしい。
予定よりちょっと遅くなって10時30分に親戚宅へ到着。夕飯はちょっとでいいと伝えていたけどこの量。刺身はサクラマスとそう滅多に食べられない目の前のダムで釣れたイワナ。蕎麦はおじさんの手打ち。クレソンの天ぷらは春菊のようなえぐ味がほのかにあって美味しい。他にもフキの煮物とワサビの葉の漬物をいただいた。何回目だろうwいつも本当にありがとうございます。
食後、僕はせっせこと明日の準備。インカム3台にメディアサーバーの充電、カメラ3台の動画データをHDDにコピーしたり、天気を見ながら明日のルートを考えたり、宿を予約したり、休まる時間など無いwその間、嫁と嫁友は温泉に入って猫と遊んで自由気ままである。5年くらい前からインカムとカメラ一台で撮影をはじめて、その頃から充電とかデータコピーとか手間かかるようになったなぁ。と思ってたけど、今はさらに数が増えてこの状態だ。慣れなのかこれくらい気にしなくなって当たり前になってきたのが恐ろしい。本当はもっと宿を満喫する時間があるといいんだけどね。てか、インカムの充電管理くらい各自でやれwww結局寝付いたのは午前1時頃だった。
●この日の走行距離 約250km
■2日目 5月31日(日)今日からがツーリング本番だ。といっても去年2回走った場所なので、できるだけ被らないようなルートで行く。本当はまだ行ったことのない、かやぶき屋根の集落のある大内宿へ行きたかったが、会津方面の天気が思わしくなく国道121号を走っている時に対向のバイクがみんなカッパをきていたため、急遽東へ抜けて那須方面に行くことにした。前回とも那須へ抜けたためルートが被らないよう少し寄り道をして、那須高原道と白河西部広域農道を走ることにする。
朝8時40分に出発し国道121号を北上する。前日が遅かったためのんびりスタート。道は2車線で悪くないがいかんせん日光と会津を結ぶ幹線道なので車は多い。
那須との分岐、国道400号との交差点あたりから小雨が降りはじめ、対向のバイクがみんなカッパをきているのでルート変更して那須へ抜けることにする。もう5年以上前のことだが、正面のお店で無料でキノコ汁が飲めたはず。最近はやってないのかな?そういやキノコ汁を飲めたのはVFRを購入したてのころで、当時爆発的に売れた今は亡きオモチャナビ 迷WAN BZN350をつけてこの辺を走ったけど、この時ほどナビのありがたみを感じたことはなかった。
というのもここから北へ、会津高原は複数の国道が網の目のように交差しているし、どの道も素晴らしく快走路なのだが風景が似ているためとにかくわかりにくい。それまではナビなんて無くても、紙地図があれば十分だぜ!って思ってたけど、やっぱりナビあると良いよね!という考えに変わったしまったwもちろん紙地図は今でも必須だけど、ルートを考えるときに使うくらいで走行中はナビが中心になっている。
国道400号の頂上のトンネルを抜けるとあら不思議。2000m級の三本槍岳がさえぎって西側に雨を降らせていたのか東側は快晴だ。
道の駅かと思って入った場所が温泉の駅ってなってて、間違ったねー出るかー。と出ようとしたところ事件発生。立ちゴケであるwばっちりカメラに映っているのがわかっていて大爆笑wクラッチとギアのレバーが曲がったがクラッチはそのままで平気。ギアはクランクカバーに当たるため両手でおもいっきり引っ張って直す。本日1回目の転倒だ。1回目?
県道30号との交差点にある道の駅しおばらで休憩。ここ来ると毎回お祭りとかイベントやってるなぁ。物産展は炊き込みご飯とか漬物とかその場で食べられるような手作りのものがたくさん売っていて、小腹を満たすには調度いい。今回は朝食もがっつりいただいたので食べなかったけど、オススメの道の駅だ。
県道30号を北上し、県道17号で那須へ行く。この道は観光地とあって交通量は多いし道もそれほど良くないので楽しくは無く、メインは国道289号へ抜ける県道290号。那須の温泉街の一番奥に温泉神社があるが、寄った事の無い場所なので寄ってみることに。
温泉の匂いが結構する場所で、噴出しているところまで遊歩道ができている。赤いのはなんだ?と近づいて見ると
地蔵がたくさん。みんな多分東のほうを向いているので何か意味があるのだろう。
奥まで歩いて5分くらい、神社へ抜ける道を歩いて5分、駐車場に戻るのに5分と二つの観光をまとめて15分でまわれるこのお得感wバイクはやっぱり走ってナンボだけど、走るだけだとつまらないから観光もしたし、でも走りたいし。そんなワガママをかなえてくれる神社だw
新緑の中、ものすごい数の虫?の鳴き声がしていたがいったい何だったんだろうか?クマゼミが大量発生したような感じだがさすがに時期が違う。うーん、謎は深まるばかりだが嫁と嫁友は何の虫かなんてどうでもよさげ。やっぱり都会っ子は違うね。僕みたいな田舎人ならみんなきっと気になる、はず。
ここからは走りをメインとしたルートだ。まずは定番の県道290号で北上する。15kmほどの距離だが全線2車線で路面もまずまず。日曜でも交通量はそれほど多くないので、遅い車にあたっても1台抜けばしばらく快走できる。
ちょっと失敗したなと思ったのは、南から行くとこの楽しいルートの大半が下りになることだ。急な下りではないので快適ではあるけど、どうせならやっぱり上りのコーナーのほうが楽しい。どっちでも良いなら北から入ったほうが楽しいだろう。
国道289号にあたったらまた東へ降りる。12時くらいになったので昼ごはんを考えるが、すぐに入りたい店がなかったのでとりあえず白河西部広域農道を走ることにした。白河西部広域農道は国道289号と国道49号を結び、国道4号との西を並走する、約50kmの農道だ。おそらく南のほうだけが白河西部広域農道で、北は県道と別の農道と思われるがセットで走りきることになる。途中いくつもの国道と県道をまたぐように走るが、細かな右左折が多いのでナビがないと迷いやすいかもしれない。南側(県道67号まで)は非常に快適で最高の道だ。
途中コンビニで軽く昼食を食べる。のどかな風景でとても良い感じだ。
北側(県道67号以降)は田んぼの中を走るが交通量も信号も多くそれほど楽しい道ではないが、そこそこのペースで走れるので国道4号を走るくらいならこっちのほうが良いという感じ。南側の楽しさに比べると物足りないけど。
次は国道459号と国道115号で登って磐梯吾妻スカイラインを目指す。登坂車線も用意されているて快適に走れるが、バイパスというだけあってかなりの高速コーナー。こんなところではさすがに遊べないwまぁぶっ飛ばしている人は結構いたけど。今、地図みて思ったけど旧道らしき道があるのでこっちのほうが楽しかったかも?途中、道の駅つちゆにはものすごい数のバイクが駐車していたが今回はパス。景色も良さそうだったので寄り道すれば良かったな。
今日のメインルート、磐梯吾妻スカイラインへ突入。夜間通行止めらしく、17時までしか入れないようになっていた。15時くらいに入ったので余裕はあったが、時間が遅いせいか車どおりが少なく快走できた。さすが元有料道路とあって全線2車線で路面もそこそこ綺麗。南側はヘアピンは少なめで3箇所程度。ただやっぱりここも、半分くらい登ったところからスカイラインに入るので登りは少ない。バイクは北から入ったほうが楽しめそうだ。
リアカメラで見ると
嫁のカメラで見ると
時間がずれているのはカメラの設定なので気にしてはいけないw頂上から見る景色は素晴らしい。でも最近の地震とか火山の活動が活発化した影響か噴火警戒レベル2になっていた。この先の白い場所はガスが噴出している。
歩いて10分くらいで近いところの山頂にいけるが、嫁は登り坂が嫌で行きたくないため諦める。行くなら僕がおぶるか、引っ張っていかないといけないのだ。やってられるかw
ここからは北東へ向かい下るだけ。なんだけど、出発してすぐのところでガス噴出中的な看板がwwまぁ普通に走り抜けて終わりなんだけどw
途中、橋を見れる場所がある。誰も居なかったのでちょっと駐車させてもらって写真を一枚。ただ虫が多くて虫嫌いの嫁は「ここにはもう二度と停まらない!」と嫌がるのですぐに出発。確かに虫は多かったけど、もう少しのんびりしたいところだ。
宿は蔵王の東側、「岩盤浴すみかわ」という個別の?ペンション。そこまでは面倒なので高速を使って移動し17時30分頃に到着。
この宿、なかなか特徴的。見ての通りひとつひとつが離れになっていて、受付と食堂と岩盤浴、ラジウム温泉が一番奥の建物にある。車やバイクはすぐ目の前に駐車できるため荷物の積み下ろしも楽ちん。料金は素泊まりで一人当たり3500円~4000円。一棟ごとに広さと施設が若干ことなりそれが金額差になっている。全室: 温水トイレ 冷蔵庫 電子レンジ 電気ポット テレビ 冷暖房一部の部屋: 川沿いバルコニー 風呂20畳くらいの広さで最大5人だが快適なのは4人まで。バルコニー側は裏手が川になっており、7月になればホタルが見れることもあるらしい。バルコニーのない部屋は道路沿い。交通量はあまり多くは無いが静かなのが良い人は川沿いを選ぼう。
僕は趣のある古い建物が好きだが、嫁は大嫌いで綺麗で広くて虫のいない場所を好む。裏が川だけど部屋に虫が侵入することもなく、部屋は少し古さがあるがとても綺麗に掃除されているためお気に召したようだ。今回宿泊したのは、川沿いバルコニー付きの「つつじ」という部屋。自宅っぽくてすごく快適だったけど、ボイラー?の音なのか寝る時に横を向くと地下から「ゴォ~~」とい音が聞こえてしまう。場所によって聞こえるところと聞こえないところの差が大きかったので、ちょっと移動すれば気にならなかったので、すぐに寝付けることができた。
夕飯は食堂で食べても良かったが、5kmほど先にある遠刈田でピッツァ(ピザじゃない!ってお店でアピールしていたのでw)を食べることにした。が、嫁友を後ろに乗せて2台で移動したのだが、ここで第二の事件発生。降りる時に足を引っ掛けてタンデムシートから落ちる嫁友www見事にケツから落ちて痛がっていたwこの日から帰るまでシップをケツに貼り続けたという・・・・。動画にはちゃんと映りこんでなかったのが心残りだ。
ピッツァハウス 富夢想野 へ到着。行く前に電話で確認すると、釜の火を落としていたけど火を入れて準備しておきますね!と、なんとサービス精神。
どうやらイタリアから輸入した釜を使っているそうで写真をとってきてくれた。本当に直火で焼かれていてびっくり。
一般的なピザ屋のMサイズより一回り小さいサイズで、900円~1700円。僕は滅多にピザを食べないので詳しくはわからないが、ピザ好きな嫁曰く、チェーン店とは比べ物にならないくらい旨いとのこと。のせているものもほとんど自家製らしく、特に鶏肉の燻製は抜群にうまかった。とにかく手間ひまかかっており、趣味じゃないとやれないなぁという感じだ。
帰りにコンビニでシップを買おうとしたけど無くて、とりあえずヒエピタを購入wまぁシップなんて冷却+鎮痛剤なわけで、ヒエピタで冷却して飲み薬のロキソニン飲んでおけばだいたい同じ効力だろうとw宿に戻って風呂に入る。温泉は天然ではなく、秋田のラジウム鉱石を持ってきているそうだ。岩盤浴に入るのは初めて。フロントで岩盤浴用の浴衣を借りて、脱衣場で浴衣に着替えて岩盤浴場でバスタオルを敷いてねっころがる。一般的なサウナより少し温度は低めで30秒と我慢できない僕でも15分くらい入れた。といっても20分~40分が目安なのでもう少し長居したほうが良かったんだけどもw
ラジウム温泉はラジウム鉱石がある以外は普通のお風呂。それほど広くはないが手入れが行き届いていて気持ちよかった。明日のルートやらなんやら決めてこの日は11時に就寝した。長くなったので3日目以降は別記事にアップする。
●この日の走行距離 約350km
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