うぇwwwwwなにこれwwwwすれ違った第二次世界大戦時のドイツ車。こりゃあ血が騒ぐぜ!ってことで声をかけたところから何かが始まった林道ツーリング。その何かの出来事がこの日の大半をしめることになろうとは思いもしなかったw7月26日 日曜日嫁と初めてオフ車二台で林道ツーリングへ行くことにしたが、この日は猛暑日で本気で暑かった。125ccなので当然高速には乗れず、下道で秩父を目指す。
行き先はこのへん。廃墟で有名なニッチツ鉱山跡がある中津川から長野県川上へ抜ける中津川林道は比較的フラットで走りやすい、14kmに及ぶ関東屈指の人気オフロード。川上牧丘林道は川上村から大弛峠、甲府盆地へ抜けるエキサイティングな約7kmのオフロード。セットで走れば秩父からぐるっと甲府盆地まで雁坂トンネルを迂回するオフロードを楽しめるし、物足りなければ秩父には大名栗林道もあるので、思う存分オフロードを楽しめる地域だ。ただ、中津川林道と川上牧丘林道の2つだけでお腹いっぱいらしいし、下道オンリーなもので時間的にも厳しいとうことで大名栗林道はパスすることにした。
朝6時20分横浜の自宅を出発。国道16号で相原までいき、県道47号とか県道53号やらなんやらで秩父の芦ヶ久保まで移動するが、3時間もかかってしまった。素直に国道を走り続けたほうが早かったな。芦ヶ久保から国道140号で滝沢ダムのループ橋を抜けて県道210号まで、車が多くてトロトロ運転だし猛暑でフラフラになりながら走り続ける。雁坂トンネルまでいけば標高も上がって少しは涼しくなるのだろうけど。3つの短いトンネルを抜けたらすぐに県道210号を右折する。
しばらくは二車線だが中津川林道との分岐からは1車線になり、トンネルは素掘りで雰囲気満点の道になる。まっすぐが中津川林道、右がニッチツ鉱山跡へ向かう道だ。
まずはニッチツ鉱山跡の廃墟を見に行くが・・・・!?旧ドイツ軍のバイクとサイドカー!?
とりあえず素通りしてしまったが、内心声をかけてみたかった。分岐から走ること約10分。ニッチツの簡易郵便局がありその上2分くらいのところに廃墟となったニッチツ社宅に到着。ただ、今もニッチツの私有地なので立ち入り禁止となっている。まだ廃墟として有名になる前、2000年頃に山道探索で来た時はどことなく生活感の残るいい感じの廃墟だったが、今はもうほとんどつぶれてしまって廃墟としての魅力はあまり無い。
ちなみにまだニッチツ鉱山は一部稼動中で、簡易郵便局も稼動しているようだ。
廃墟を見て戻る途中、まだ旧ドイツ軍のバイクの人がいたので声をかける。話を聞いてみるとSS中佐というHNでニコニコ超会議にも出展したらしい。バイクはロシアのウラル レトロ。戦時中にソ連領地内に建てられたBMWの工場を接収し、技術をもろパクリしていることを公言しているメーカーwでも、BMW側はブランドに傷つく事を恐れて「そんなの知りません」と流しているらしいw
戦前の見た目をしているが2002年製で、中身はインジェクション化されるなどしている。側車付きで登録しているため軽自動車扱いで、法律上はヘルメット不用なんだって。
そして兵器と美少女の組み合わせの走りとなったストパンのアメリカ人巨乳キャラ、シャーリー推しとのことwwwストパン痛車offにも参加しているとかw
さて、少し戻って分岐を直進する。キャンプ場などがあってトイレ休憩している間にSS中佐に追い抜かれて中津川林道へ入っていったが、オフロードではこっちの方が早いだろうからもしかしたら追いつくかな?
ここから中津川林道がスタートする。入ったのは12時20分。走りやすい心地よい道が続くが、秩父と川上を結ぶ最短路のため交通量は多い。調子こいて走っていると対向車にぶつかりそうにいなるので注意が必要だ。
まずは素掘りのトンネルを二つ抜ける。
ここ数日雨が降ってなかったので路面はかわいておりとても走りやすい。
でも、すぐ横は崖になって沢まで10mくらいあるので気をつけなければならない。
で、中津川林道に入って数分のところで事件は起きる。いや、既に起きていたというべきか。あ、SS中佐がいるじゃん。あれ???なんかやたら左によってるぞ?
おいぃぃぃwwwww落ちかけてるぅぅ!!
ウラル レトロはバックギアがついていて、なんとか引っ張り上げようとするが空転して引っ張り上げられない。というかぼろっと崩れたら真っ逆さまww
持つ場所をかえて思いっきり引っ張り上げて何とか事なきを得た。
気力体力を使い果たしてしゃがみこむSS中佐w
タイヤは多分このへんまで落ちていた。沢まで10mくらいありそうで、バイクは確実に廃車、当たり所が悪ければ死んでたかもね・・・・。
スピード出しすぎてスリップして左に突っ込んだらしい。落ちそうになってから30秒後くらいに僕が到着したらしく、それまで何とか持ちこたえていたとのこと。九死に一生スペシャル並の現場に遭遇して、その後はずっとこの出来事が頭の中を駆け巡り続けたw
ちょっと休憩して再出発。14kmのうち、半分の7kmくらいは中津川沿いを走るなだらかな快走路。途中から中津川を離れて峠に向かって標高を上げていくが勾配はそれほどきつくないので、なんちゃってオフロードのXTZ125とKLX125でも簡単に走れた。大型だとちょっと厳しいかもしれないが、400ccくらいならオンロード車でも走れないことはなさそう。楽しいかどうかは別だけども。
林道と林道が立体交差する珍しい光景。ここで休憩していると、SS中佐と三度合流。空冷のウラルが根を上げてエンジンがまわらないらしいwでもあとちょっとだからもう大丈夫かな?
上のほうにくると大きな岩が路肩にごろごろとある。中津川林道は交通量が多く、落石があれば車の人が路肩によけていくので、一つも避けなければならないような落石はなかった。
ゲートを越えたら頂上は目前。
頂上の三国峠は大きな切り通しとなっており、向こう側は長野県だ。
途中、休憩が20分くらいで、抜けたのは13時10分。走行時間はだいたい40分くらいで抜けたことになる。
長野県側は1車線の舗装路で、一気に標高を下げてかなり暑かった。路面はやや荒れている。
降りると高原野菜の畑が広がる。ここ川上町は農業の効率がいいのか、農家の収入がものすごいとニュースになっていたので、玉の輿を狙っている人は是非どうぞw
三国峠から5kmくらい走ると、ヤマザキ\ショップと、農協のスーパーにエネオスが併設されている。ここで軽く人とバイクの腹ごしらえをして、林道後半戦、川上牧丘林道に突入だ。車両通行可能な日本最高所 標高2360mの大弛峠まで、オフロードの距離は約7kmで駆け上がるが、ガレ気味で結構きついらしい。どうなることやら・・・。県道68号から分岐して南下開始。
最初はとても景色も路面もよく、ふれあいの森キャンプ場まですいすいと走れる。右に見える山は妙義山のような形をしていて印象に残った。
ここが分岐路。道なりではなく左のほうに行かなければならない。
ちょっと走るとオフロードスタート!!あれ?しょっぱなからパネぇwwww砂利が大きく、深く、地面にはでっかい岩も埋まっているし、そしてなんといっても勾配がきつい。登れないことはないが林道初心者の二人にとってはなかなか厳しい。オフロードなんて非力でも軽ければなんとかなるでしょ!って思っていたけど、やっぱりパワーが欲しい!1速でふかしまくって岩を超えていく。後ろからきた250ccのオフ車はベテランさんなのもあるだろうし、パワーもあるし走破性が全然違っていてスイスイと登っていく。
スタートしてわずか100mで嫁のKLX125は見事に転倒w
半泣きでもう無理だと訴えるが、このまま戻っても長野へ抜けても帰宅時間がかなりまずいことになるので、このまま行くようハッパをかけるwちょうど逆から大型のアドベンチャーがタンデムで下ってきた!下りとはいえ、オンロードタイヤで無茶するなぁww「あのバイクでも走れるんだからこの先は大丈夫!」と、適当な事を言って突撃することに決定。
最初の100mを過ぎると少し走りやすくなる。
交通量が少ないため落石もいっぱい放置されており、避けながらなんとか前に進む。中津川林道に比べるとかなり走りづらい。どんどん標高を上げて、少しずつ高所らしい景色にかわってくる。
空も綺麗に澄み渡ってきた。
中盤は特に難しい箇所はなく、大きな変化も無い。途中、1台のハイエースと、1台の軽トラとすれ違った。走ること約30分。だいぶ頂上に近づいてきたが、ここでまたガレてきた。最初ほどではないが今度は距離が長く、最後の気力を振り絞ってのぼる。
登山客の路駐の車が見え始めたら大弛峠は目前だ。
やっと到着!7kmを休憩無し30分でのぼりきったが、もうヘトヘト。初心者にはしんどかったw大弛峠には歩いて数分のところから夢の庭園という絶景が見えるらしいんだけど、もう気力無しw
峠から南へは舗装されておりとても走りやすい道が続く。もうご飯食べて帰ろう。。。っていうくらいの気力しか残ってないので、寄り道は一切せず走ったw
昼食は軽めだったのでの、温泉花かげの湯に併設されているお食事処「はくさい」で天丼を食べが、これがすごい!
900円でこのボリューム!天ぷらうどん定食もすごい。
なんといってもこの肉厚っぷり。普通の天丼の2倍近い素材の量にびっくり。そしてウマイ!!
帰り際にはお店にいた常連さんと思われる方から桃をいただきデザートに食べる。お店の人もナイフ貸してくれたり、アットホームな雰囲気で気に入った。この日はもう時間が遅かったので温泉には入らなかったが、食事と休憩をあわせてとるのも良さそうだなぁ。近くに来た人は是非立ち寄ってみて欲しい。
この後下道で帰宅すると22時になってしまった。やっぱりオフロードを走ると、対したこと無い距離でも時間がかかるものだなぁ。というか125ccの下道しばりがきつかったな。帰りは嫁とバイクを交代してKLX125に乗ったが、振動がすごくて振動の余韻でほとんど眠れず、翌日は出張で早朝から新幹線に乗ったら広島まで爆睡していたw
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