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日本国内では初となる、自動経路制御を可能にしたB+comシリーズの最新作SB6X

海外では2015年に登場したスカラライダー Packtalkが自動経路制御を採用し、2016年にはSENAが30kを発表、2017年中の発売を目指して開発中。

そこへ急遽サインハウスからSB6Xが発売された。

新しいネットワーク規格のスカラライダーとSENAに対し、従来のBluetoothで自動経路制御を実現したSB6X

自動経路制御インカム時代の幕開けだ。

 

 

 

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2017年8月4日発売日、予約していたラフ&ロード川崎店で当日中に2台購入した。

早速、走行もしてきたのでレビューをしていく。

ペアリング方式の名称が長く、メーカーによって表記が異なるので本記事では以下で統一する。

 

ユニバーサルインターコム = ユニバーサル または ユニ

ユニバーサルインターコムレシーブ = ユニバーサルレシーブ または ユニR

 

概要

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従来のインカムとは大きく異なるけど、理解すれば難しくないどころかとても簡単なので、まずはSB6Xを理解しよう。

 

■SB6Xから自社製品との接続はB+Linkを使う

従来のB+comペアリングとは違い、B+Link対応インカムであれば一回の操作で全インカムを一斉にペアリングが可能になった。

並び順や接続順等を考慮する必要はなく、一斉ペアリングしたグループ内であれば自動的に最適な並び順で接続し、切断されても近づけば自動で復帰する。

現時点では最大で4台接続だが、ハードウェア的には6台接続も可能のようだ。

今後のファームウェアアップデートで6台接続の安定性向上に期待がかかる。

 

 

■SB4X、SB5X、他社製品との接続はユニバーサルレシーブを利用する

B+comペアリングとユニバーサルを廃止しユニバーサルの対向となるHFPを発展させて、B+comペアリング相当の動作をするユニバーサルレシーブが搭載された。

ユニバーサルと聞くと身構えてしまうかもしれないが、意外と簡単で安定性も高く、むしろ他社との接続時の自由度が高くなる点でメリットが大きい。

 

現在販売されている製品は中国製の一部を除けばほぼ全てがユニバーサルに対応。

2013年に販売終了となったSB213evo以前の機種とは直接接続できなくなるが、SB4X/SB5Xを経由することで一応接続は可能だ。

 

 

スペック

■Bluetooth:4.1

■CSRデュアルチップ

■B+Link接続台数 最大6 推奨4

■ユニバーサルレシーブ接続台数 4?

■通信距離 1.4km

■通話時間 16時間

■バッテリー:Li-Po 3.7V 800mA

■充電時間 2時間

■日本語音声案内

■スピーカー/充電 USB Type-C

■防水性能 IP67相当

■価格

SB6X シングルユニット ¥34,800(税抜)

SB6Xペアユニット ¥67,500(税抜)

 

 

 

本体、付属品確認

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付属品は、ワイヤーマイクとブームマイク、取り付けベース、USBケーブル、スピーカー、スピーカー取り付け用のクッション等一式と一般的なセットだ。

B+comは本体にスピーカーとマイク取り付けるタイプでSB6Xも同様の形式となるため、取り付けベースはただのプラスチックとなる。

取り付けベースはSB5Xと同じ方式で、クリップと貼り付けの2パターンを一つのベースで使いまわす。

クリップタイプにする場合は、100円ショップのもので良いので小さい+ドライバーが必要。

 

スピーカー兼充電用のUSBポートは最近採用が増え始めたTypeCとなっている。

スピーカー、マイク、取り付けベース、いずれもSB5X以前の製品との互換性はない。

 

 

 

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クリップベースの取り付けはマニュアルがわかり難いので簡単に解説。

まず付属のラバーをヘルメット設置面に貼り付けよう。

後から貼り付けるのは困難なので要注意。

次に、ベース下部の赤丸部分に+のネジを外すと台座の一部が外れる。

奥に金属クリップを挿し込む穴があるので、黄色矢印のように下から上に挿し込んで、台座を+ネジで固定する。

これでクリップタイプの完成だ。

クリップは薄く、軽く、挟み込む力が強い。

 

 

 

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マイクはコネクターが従来とは異なり、MicroUSBとなっている。

防水は気にしないといけないが、pin配列が同じであれば汎用品も使えそうだ。

ブームタイプは走行中に脱落することがあったのを解決するために爪でカチっととまるようになっている。

 

 

 

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実際に取り付けるとこのような感じで、裏側の爪をおさえないと脱落するようなことはないと思う。

SB5Xでもだいぶ改善していたが、SB6Xではかなり強固になっている。

 

 

 

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本体のアンテナはSB5Xより少し補強されている。

ただ、走行中に操作することを考えると折れるかも?なんて気を遣わなくていいように、アンテナをもっと小型かつ強固にするか、MidLand BT Next Proのようにゴム製にしてほしかった。

 

インカム通話時には立てておくよう指定があり、スマホとの接続のみであれば閉まったままでもOK

アンテナを立てる時は真ん中の画像のところで一旦とまって、最後にもう一押しぐいっとするとロックがかかる。

折りたたみ携帯のようなぐいっとした感じが懐かしい。

余談になるが、あの折りたたみ携帯のスプリングは日本の町工場が特許を持っており、日本ならではの操作感が世界的に評価が高いと昔テレビでやっていたことを思い出した。

SB5Xまでは開発元が台湾だったのが、噂によるとSB6Xからは日本になったと聞いている。

カチっというノッチ音はしないが、日本製らしさが感じられる部分だ。

 

 

 

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本体下部のUSB TypeCのポートはスピーカーとUSB充電兼用だ。

ヘルメットを置いた際に地面にぶつからないよう、ベースが下方へ飛び出してガードしている。

USB TypeCは裏表がないので前方、後方どちらにも取り付けが可能だが、通常は後ろに向けて取り付け。

 

 

 

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各種ボタンは従来製品と同じ構成。

 

・電源やスマホとの接続、ボリュームなどを操作するデバイスボタン

・インカムとのペアリングに利用するB+comボタン1(上)とB+comボタン2(下)

 

LEDはB+comボタンのすぐ近く、上下に1つずつあるが、これらは常に同時に光るので二つに分かれている理由は特にない。

青、赤、緑(B+Link)の3色で、光り方のパターンは、点滅、点灯、ホタルのようなゆっくり点滅の3つ。

 

SB5Xのデバイスボタンは側面全体どこでも押すようになっていたが、SB6XはSB4Xと同じようにボタン部分だけに変更された。

SB5Xはヘルメットの脱ぎ着をする際に無駄にデバイスボタンを押してしまっていたので、この変更は有難い。

ただ、SB6XよりSB4Xのほうが操作しやすい。

 

 

 

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クリップベース利用時の重量は111gでSB5X(102g)よりわずかに重くなった。

全体的には平均レベルの重量だ。

 

■SB6X         111g

■SB5X         102g

■BT NEXT Pro     111g

■BT X2 Pro、X1 Pro  109g

■SENA 20S       153g

■GT2          100g

■イージートーク3    84g

 

 

 

SB5X、SB4Xとのサイズ比較

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本体の形状は似ているが大容量バッテリー搭載のため少し大型化している。

SB5X比では上下と厚みが1割り増し、SB4Xとは上下1割り増しくらい。

大型化したとは言え、他社と比較するとまだ小さい部類になるので特に問題は無い。

 

 

 

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スピーカーは直径が一回り小さくなり、少し厚くなった。

オプションの高音質スピーカーNeoとほぼ同じサイズ。

強力な磁石が採用されており、近づけると磁力でくっついてしまう。

耳周りのツボを刺激して、走れば走るほど健康になるなんて期待を0.1%くらいしてもいいかもしれない。

比較しやすいようスポインジを外しているが、SB6Xのスピーカーは磁力が強すぎてゴミをひきつけて壊れてしまうので、必ずつけたままにしておこう。

(1つ壊しました)

 

 

ヘルメットへの取り付け

 

アライ

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アライはインカムの取り付けが容易でSB6Xも簡単だ。

スピーカーはチークパッドの耳に仕込む。

僕は耳がどうしても痛くなってしまうので、自己責任で発泡スチロールを2cmほど削っている。

 

 

 

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口元設置でもいいけど、アライは狭めなので唇に当たってしまうので、チークパッドの前方に押し込んでいる。

 

 

 

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ベースはネック部分をめくってクリップタイプを使って設置した。

本体は厚みがあるけどベースが薄いので飛び出しは少なめ。

SB5Xより少し大きくなったがデザインは良く、すっきりしている。

 

 

 

操作紹介

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インカム本体操作について、最低限必要な操作を記載する。

公式のクイックマニュアルの出来が良いので、そちらも参照していただきたい。

 

全ての操作で日本語音声案内がつくので操作に悩むことは少ないと思う。

 

 

基本操作

■電源オン

デバイスボタンを押しながら上へ1秒間上げる

 

■電源オフ

デバイスボタンを押しながら上へ1秒間下げる

 

■音量調整

デバイスボタンを上または下へ回す

※インカム通話時はインカム通話の音量調整

※インカム通話と音楽併用時は両方の音量調整

※併用時にインカム通話のみ調整する場合はデバイスボタンを押して音楽を停止してから操作

※併用時に音楽のみ調整する場合はトークオフまたは切断してから操作

 

■全リセット

電源オフの状態でB+comボタン上下とデバイスボタンを3秒同時長押し(赤青点灯)

 

■部分リセット

電源オンの状態でB+comボタン上下とデバイスボタンを3秒同時長押し(赤青点灯)

リセットモードに入るのでリセットしたいものを以下の操作で選択する

 

・B+Linkペアリングのみリセット

B+comボタン上下を押す

 

・ユニバーサルレシーブのみリセット

B+comボタン上または下のどちらかを押す

※上下両方のペアリングがリセットされる

※ヘッドセット消去 と案内が流れる

 

・デバイスのみリセット

デバイスボタンを押す

 

・リセットモードキャンセル

デバイスボタンを上または下に回す

 

 

ペアリング操作

■B+Linkペアリング

全てのSB6X 電源オンの状態でB+comボタン上下を同時に3秒長押し(緑高速点滅)

そのうちの1台 B+comボタン上下を同時に押す(緑点灯)

15秒程度で全てのSB6Xがペアリング完了し通話開始

 

■ユニバーサルレシーブ ペアリング

電源オンの状態でB+comボタン上または下を3秒長押し(赤高速点滅)

接続するインカムをユニバーサルペアリングモードにする

5秒程度でペアリング完了

 

※B+Linkと併用する場合は先にB+Linkペアリングを済ませた上でB+comボタン2(下)をユニバーサルレシーブに割り当てる

 

※SB4X

電源オンの状態でB+comボタン上下とデバイスボタンを3秒長押しでインカムペアリングリセット(赤青点灯)

電源オンの状態でB+comボタン上または下を6秒長押し(青高速点滅)

 

※SB5X

電源オンの状態でB+comボタン上下とデバイスボタンを3秒長押しでインカムペアリングリセット(赤青点灯)

電源オンの状態でB+comボタン上または下を3秒長押しした後にもう一度3秒長押し(青点滅)

 

■デバイス1 ペアリング

電源オフの状態でデバイスボタンを押したまま上に4秒上げる(赤青高速点滅)

接続する機器をペアリングモードにする

5秒程度でペアリング完了

 

■デバイス2 ペアリング(1より優先)

電源オフの状態でデバイスボタンを押したまま上に4秒上げる(赤青高速点滅)

デバイスボタンを2回連続押し(赤緑高速点滅)

接続する機器をペアリングモードにする

5秒程度でペアリング完了

 

 

インカム通話操作

■B+Link開始/終了

B+comボタン上下を同時押し(開始すると緑ゆっくり点滅)

※誰か一人が実行すれば自動的に全員が接続される

 

■B+Link中にマイクとスピーカーミュート/解除(トークオフ、トークオン)

B+comボタン1(上)を1回押し

※自身のマイク、スピーカーがミュートになるが他インカムへのブリッジ通信はされている

※トークオフ状態でスマホ等の音量を個別調整可能

※B+Link構成時のみ利用可能 その際はユニバーサルレシーブも含めて全てミュート化する

※ユニバーサルレシーブ接続時のみでは利用不可

 

■B+Link強制呼び出し

B+comボタン1(上)を2秒長押し

※トークオフ状態のメンバーを強制的にトークオンにさせる

 

■マイクミュート/解除

B+comボタン1(上)を2回押し

※B+Linkのみ、ユニバーサルレイーブのみ、どちらでも利用可

 

 

デバイス操作

■音楽の再生/一時停止

デバイスボタンを押す

 

■曲のスキップ/戻し

デバイスボタンを上または下に1秒回す

 

■電話通話開始/終了

着信中にデバイスボタンを押す(開始)

通話中にデバイスボタンを押す(終了)

 

■電話発信(リダイヤル)

デバイスボタンを3秒長押し

※最後に発信した相手にリダイヤル

 

■Siri等の音声認識起動

デバイスボタンを2回押す

 

 

トークオフはすごく便利

操作をして感じたことは、全体的な動作が非常に早く快適なこと。

従来製品はワンテンポ待たないと入力を受け付けてくれず、気持ちばかりが焦ることが多かったが、それがなくなっている。

 

機能的にはB+Link中にブリッジはするけど自身は会話に参加しないトークオフ機能と、マイクミュート機能が良い。

SB4XやSB5Xにもマイクミュートはあったが、ミュート中にビープ音が鳴り続けるという仕様で使いづらかったり、切断してしまうと走行中に再接続は難しかった。

SB6Xではビープ音がしないので快適だし、トークオフは完全に会話から外れつつも裏では通信されていて、他メンバーから強制呼び出しも可能だ。

幅広いニーズに応える機能だと思う。

 

 

改善してほしい点

1つだけ改善してほしいのは、ユニバーサルレシーブペアリングの部分リセットがわかりにくいことだ。

音声案内が 「ヘッドセット消去」 では何のことかわからないし、B+comボタン上下どちらがリセットされたのかもわからない。

SB6XにはB+Link以外にユニバーサルレシーブしかないのだから

「B+comボタン1、2 双方のユニバーサルレシーブペアリング消去」

と案内しても良いのではないだろうか。

 

 

 

インカム接続のポイント

従来製品に慣れた人は最初は戸惑うかもしれないB+Linkとユニバーサルレシーブについて記載する。

以下のルールを難しく考えずに単純に理解すればOKだ

 

・B+Linkは対応機種でのみ接続できる。(現状はSB6Xのみ)

B+Linkの実態は普通のBluetoothブリッジ接続だが、再接続や最適な経路選択を自動で行ったり、ペアリングは集まって一斉に行う点が異なる。

 

・B+Link非対応機種(SB4X/SB5Xや他社等)との接続はユニバーサルを使う。

B+Link非対応機種をユニバーサル、SB6Xをユニバーサルレシーブにして接続。

 

・B+Linkをした上で2chのうちの1ch(下側のB+com2ボタン)をユニバーサルレシーブに割り当てて他インカムとブリッジ接続ができる。

 

・B+Link、ユニバーサルともに対応してない機種とSB6Xを直接接続することはできない。

ただしSB5X等でブリッジすれば可能。

 

・どのような接続でもSB6Xはスマホ等との音楽併用が可能。

 

 

従来のユニバーサルとHFPで接続した時にHFP側のインカムはブリッジやスマホ接続が不可だったが、ユニバーサルレシーブはそれらの制限が取り払われて、何でもできるということだ。

 

 

■B+LinkとB+Link非対応機種を接続した場合の構成

2chともB+Linkに割り当てるか、B+Linkとユニバーサルレシーブに1つずつ割り当てるか、2chともユニバーサルレシーブに割り当てるかという3パターンあると理解しよう。

 

 

B+LinkとB+Link非対応機種を混ぜてグループ構成する場合、B+Link対応機種は最大6台、SB6Xに直接接続できるB+Link非対応機種は最大2台までということになる。

※B+Linkは6台まで構成可能だが現状では4台までを推奨している。

※B+Link非対応機種でチェーンすれば理論上は無制限だが非現実的。

 

例えばSB6X 4台のB+LinkグループにB+Link非対応機種(SB5X)を2台接続すると自動的に以下のような構成となる。

 

SB5X(ユニ)—(ユニR)SB6X(B+Link)—(B+Link)SB6X(B+Link)—(B+Link)SB6X(B+Link)—(B+Link)SB6X(ユニR)—(ユニ)SB5X

 

この場合、SB5Xと接続しているSB6Xは自動的にB+Linkグループの先頭もしくは最後尾となる。

自動再接続するとはいってもチェーン方式であることに変わりは無いので、SB5Xとユニバーサルレシーブで接続したSB6Xはペアとなって、先頭もしくは最後尾を走ると良い。

尚、SB5Xはユニバーサルを搭載するインカムであれば何でもOKで、他社インカムとも置き換えができる。

 

 

 

スマホ等のデバイス接続のポイント

 

・同時に2台のスマホをA2DP/HFPで接続できるが、実際に音楽等を聴けるのは1つだけの排他利用

 

・チャンネル2が優先され、音がなれば割り込んでくる

 

・両チャンネルともにインカム通話と併用可能

 

・両チャンネルともに最大4台までペアリング情報を記録できる

 

 

■SB6Xはスマホ等との接続用チャンネルは2つで排他利用

チャンネル2が優先されるので、優先度の低いほうをチャンネル1に登録しておけば良い。

例えばチャンネル1に音楽用のA2DPトランスミッター、チャンネル2にナビ用のスマホとしておくと以下のような動作をする。

 

・チャンネル1の音楽を聞いている状態

・ナビ音声が入るとチャンネル2に切り替わりナビ音声が聞える

・ナビ音声が終了すればチャンネル1に戻って音楽が聞える

 

接続する機器にもよるが、切り替えは0.5秒程度とそこそこ高速なので不便はなさそうだ。

 

また、それぞれのチャンネルにはペアリング情報を4台まで記録できてペアリングした順番が新しい方が優先的に接続される。

例えばチャンネル1にスマホをペアリング、次にトランスミッターをペアリングすると、まずはトランスミッターへ接続にいき、接続できなければ次にスマホへ接続しにいく。

 

多数の機器を利用している人には嬉しい機能だ。

 

 

 

B+Linkの動作を確認

B+Linkの動作を理解するため、いろいろな操作を試してみた。

 

B+Link 4台の接続テスト

ペアリング、自動接続、トークオフ、マイクミュート、強制呼び出しをテストしているので動画を参照していただきたい。

手順は以下の通りとなる。

 

手順 1:電源を入れる

 

手順 2:全てのSB6Xで上下ボタンを同時3秒長押しでB+Linkペアリングモードにする

 

手順 3:1台のSB6Xで上下ボタンを同時押しでサーチモードにする

 

手順 4: 30秒ほどでペアリングを完了し自動接続が開始される

 

 

自動接続を信用して待つ

動画ではペアリング完了後の自動接続で1台がすぐに接続できなかった。

この場合でも基本は自動接続が動作し続けるので放置でOK

10回ほど試して一発で接続できたのは7回。

2回は30秒~1分くらい放置して自動接続。

残る1回は1分経っても接続できなかったので、接続できてないインカムの上下ボタン同時押しでB+Linkを停止後にB+Linkを開始するとすぐに接続ができた。

 

この動作はペアリング直後に限らず、通常利用している時でも同じ。

例えばチェーン接続のブリッジ機が電源オフや調整する間もなく一気に離脱した場合、接続されている端のインカムは一旦B+Linkが終了したりするが、基本は自動再接続に任せて操作しなくて良い。

早ければ5秒程度、遅くとも1分以内に調整が完了する。

目視できる範囲にいるにも関わらず1分以上接続できない場合は、B+Linkをオフ、オンしよう。

 

 

通話音質は良く、遅延も少ない

動画にはないが喋ってテストしたところ、チェーン接続のどの位置にあっても音質の差はほとんどなく、快適だった。

ただ、音楽を併用すると若干人の声の音質が低下する。

音楽を停止、再生した瞬間に通話音質が切り替わることが確認できるくらいに違いはあるので、ファームアップでの改善に期待したい。

 

遅延はかなり短縮されており、MidLandとまではいかないがSENAより短くなっており、大幅な進歩が見られる。

 

BT Proシリーズ 0.05秒

SB6X同士 0.1秒

イージートーク3 0.1秒

SENA 20S同士 0.15秒

SB5X同士 0.2秒

Line通話 0.5~0.8秒(混雑具合次第)

 

 

B+Linkの要点

・B+Linkを開始したら基本は放置でOK

※経路によっては誰かの離脱でB+Linkが勝手に終了するが、自動復帰するので焦らず放置

 

・目視できる範囲にいるにも関わらず1分以上接続できなければ、接続できてないインカムのB+Linkを終了して開始する

 

・全員が接続されて安定しているにも関わらず、5回以上ポーンポーンという探索モードが続く場合は上下ボタン同時押しで探索キャンセルする

※不要な経路探索が動作している?

 

まだ4台のB+Linkで実走してないが、以上の3点だけ注意しておけば良さそうだ。

 

 

 

B+Link4台にユニバーサルで2台接続 合計6台で接続テスト

手順はB+Linkペアリングをした後に、SB6Xの下ボタンを使ってSB5Xとユニバーサル接続。

SB6Xを1台につきSB5Xを1台ペアリングする。

先にB+Linkを開始して4台で接続。

次にSB5Xから発信して接続すると、6台が接続できる。

※1回接続すればSB6X側からでも発信可能

 

 

接続は以下の通りとなっている。

 

SB5X(ユニ)—(ユニR)SB6X(B+Link)—(B+Link)SB6X(B+Link)—(B+Link)SB6X(B+Link)—(B+Link)SB6X(ユニR)—(ユニ)SB5X

 

 

接続はできたが、10分間で2回、約20秒のB+Linkの調整が入ってその間は通話ができなかった。

安定性に難があるが、B+Linkの自動再接続のお陰で手間はかからなかったので、とりあえずは使えそうな感じだ。

実走行でどれくらい使えるかは試したらまた報告する。

 

 

 

走行レビュー

日本語音声案内が立体的な感じで未来感がすごい。

アーマードコアとか攻殻機動隊のような感じでワクワクさせてくれる。

走行中は聞き取りにくいかと思ったが、むしろ頭の後ろ、別の場所から声がしてくるのでこの声は音声案内であると認識しやすい。

これが他の機種と比べて有利な要素というわけではないが、楽しいと感じることは大事なことだろう。

 

一通りチェックした動画をアップしたので確認していただきたい。

それでは各種音質をチェックしていく。

スマホとA2DPで接続して音楽を再生

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スマホとペアリングして音楽を聴いてみた。

普段PCを使う際は、オーディオテクニカのそこそこのオーバーイヤーヘッドホンを使っているが、それに近い臨場感がある。

ヘッドホンより密閉性の低い環境にも関わらずこれだけの音なのだから、いかにスピーカーとアンプが優れているかがよくわかる。

低音から高音までバランスが良くクリアで癖が無い。

これまで最高音質としていたオプションのNeoやデイトナのインカムを大きく上回る。

 

 

 

2人で会津若松ツーリングでチェック

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以下3パターンをツーリングでテストしてきたので紹介する。

 

 

SB6X 2台をB+Linkで接続(動画前半)

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2台接続なのであまり参考にならないが、とても安定している。

通信距離は最良の環境で1000m以上、見通しが悪くなった時点で切断された。

お互いが見えない状況で700mくらいまで近づくと自動再接続となった。

これが3台、4台で自動再接続、経路制御されるとなれば期待は膨らむ。

 

マイクはSB5Xと大差はないが人の声を自然に拾っており良い部類。

スピーカーが抜群に良いので小さい音量でも人の声が聞き取りやすい。

 

ノイズリダクションについては静止状態で比較するとSB4X以上、SB5X以下といったところ。

ノイズと認識するまでは早いけどノイズカット量がSB5Xには及ばず普通レベル。

先日、実際の走行時に誰もいない山中で吹かして確認したところ、最初の1秒くらい排気音を拾った後はほぼ聞えなくなった。

今後のファームアップでSB5Xくらいまでは引き上げて欲しいと思うが、現状でも常識的な範囲の音量であれば十分な効果が得られている。

 

気になったのは、A2DPの音楽併用をした場合に音楽がプツプツプツ・・・と定期的にノイズがのることと、人の声の音質がわずかに低下することだ。

 

 

 

SB6X 2台とSB4X、SB5Xをユニバーサルで接続(動画後半)

SB6Xtest105.jpg

構成は以下の通りで、今回は2人だったのでSB6Xをお互いがジグザグになるように持って、SB5X(自分)とSB4X(先輩)で通話をしている。

仮想的に4台で走行している状態で、1コーナー分はなれると4台全部がお互いに見えない状況となるためかなり劣悪な環境だ。

 

 

SB5X(ユニ)—(ユニR)SB6X(B+Link)—(B+Link)SB6X(ユニR)—(ユニ)SB4X

 

 

SB4Xの4台接続よりは良いがSENA 10S、20Sの4台よりはノイズが多い。

通信距離は400m程度離れても特に問題は無く、コーナーで隠れるとさすがに通話は不可となったが接続は維持されていたので、見える範囲までくれば普通に会話できるようになった。

 

尚、この接続の場合はSB6X間はB+Linkで構成されているので、この間が切断されても自動再接続してくれる。

逆にSB5XやSB4Xが切断された場合は手動での接続が必要だ。

 

 

SB4Xのファームアップも予定されているので、それでどこまで改善するか期待したい。

ユニバーサルということを気にする必要はなく、普通のB+comペアリングと同じと考えて良い。

 

 

別の日に6X—6X—5Xで接続したところ、中央のブリッジをした6Xで音楽を併用すると、人の声にノイズがのって聞き取りにくくなった。

ユニバーサルでブリッジしていることが原因と思われる。

音楽を停止すると快適なのだが、やはりフルに機能を使いたいので早急にファームアップで改善してもらいたい。

ブリッジをしない6Xはすこぶる音質が良かった。

 

 

SB6XとSENA20Sをユニバーサルで接続

SB6Xtest2.jpg

構成は以下の通り。

 

SB6X(ユニR)—(ユニ)20S

 

ノイズはほとんどなく非常に快適。

通信距離も高速で見通し500mくらい離れたけど全く問題なし。

他社接続の時は感度の違いに悩まされることが多いが、20Sとの相性は抜群に良いようだ。

 

 

SB6Xを5台で接続

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2017/12/3追記

ツーリングメンバーにお願いをして、SB6Xのテストを主目的としたツーリングを開催。

いつもわがままを聞いてもらってありがとうございます。

 

この日は海老名SAに集合して国道246号、三国峠、山中湖、道志道というルートでSB6X 5台接続でテストした。

残念ながら動画は録音ができてなかったので文字のみとなる。

 

 

ペアリングは1分で終わり

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朝一、SAに集合してペアリングを実施。

最初にB+Linkのリセットをして、5台一斉にペアリングを操作をすると、何のトラブルもなく30秒程度でペアリングが完了。

リセットから完了まで1分もあれば十分で、慣れれば40秒ってところだ。

 

 

初回の接続だけやや不安定

ペアリング直後に自動的にグループ通話が開始されるが、この時も、その後の休憩後の一斉接続時も5台が一発で繋がることは少ない。

だいたい4台接続ができて、1台だけ接続できないという感じになる。

 

ただ、B+Linkが優れているのはここからで、接続の順序を気にする必要が無いということは繋がってない1台が適当に操作すれば最適な接続形式になるということだ。

実際、このように4台接続できて1台がだめだった場合、だめな1台でB+Linkを終了、開始したり、それでもだめなら再起動してB+Linkを開始するとすぐ接続できる。

 

今回のツーリングでは、誰か一人がB+Linkを開始させて4台接続できて、そのまま出発。

走行しながら数分後に5台目が接続できるという感じで、接続のストレスは皆無だった。

 

 

通信距離は十分、安定性も高いが通話音質はまだまだ

僕が最後尾について300mほど離れても特にノイズが増えるようなことはなかった。

並び順がわからないので必ずしても最適な順番ではない可能性はあるが、実用十分なレベルの通信距離。

体感的にはSB4Xのチェーン接続くらいの通信距離は十分ある。

 

今回のツーリングではノイズが増えることはあっても数十秒で収まり、切断されるといったことは一度も無く、とても安定していた。

 

音質は3台接続時と比較すると5台接続時は通話にノイズがのりやすく、やや音質に劣る。

それでも高速でも市街地でも通話は十分できるので実用的には問題ない。

でもやっぱりもう少しがんばって快適にして欲しいと思う。

 

音楽併用時に通話音質が低下する点は早急に改善していただきたい。

※これは接続台数に関係なく発生

 

 

バッテリーの持ちはすさまじい

バッテリーアナウンスは80%以上、50%以上、30以下、要充電 の4つ。

今回のツーリングでは約4時間使って80%以上をキープ。

その前は音楽を併用し2日間で14時間使って30%未満になったところだった。

B+Link、ブリッジ、音楽併用とフルに機能を使っても16時間くらい使えそうだ。

B+comはもともとバッテリーの持ちが良いのだが、SB6Xはずば抜けている。

 

 

5台接続は実用レベルにあり

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仕様外の5台接続は想像以上に安定していた。

切断を繰り返して前に進まないことを考え、ツーリングルートはかなり余裕をもった短距離にしていたのだが、あまりにスムーズにいきすぎて予定時間より早く終わってしまったほど。

 

課題はあるもののこれならSB6Xの5台接続のツーリングは十分可能。

ペアリングも接続もあっけなさ過ぎて、今までの苦労は何だったのかと思うくらい楽だった。

SB4XやSENA、MidLand等、既存製品の一発グループ接続は設定や制限が何かとあって使い勝手がいまひとつだが、その点を払拭しているというのがB+Linkの強み。

適当で良いというのはこうも簡単なのか。

そう強く感じた。

 

 

 

SB6Xの課題

すべてが新しい機能なのに拍子抜けするほど普通に使えるレベルにまとまっているが、SB6Xの課題を5つ、厳しいことを書いておく。

 

 

B+Linkの6台接続の安定性

現時点で最大4台接続を推奨、実際に走行すると5台なら十分利用可能だったが、やはり6台接続へ向けてファームアップデートの期待がかかる。

SENA 30kのメッシュネットワークは16台接続をサポートする予定で開発が進んでいるので、次世代インカムとして最低でも6台接続を実用レベルの安定性で実現してほしい。

 

 

ノイズの改善

SB4X、SB5Xを含めた4台接続は従来の4台接続同等で、これはSB4XやSB5Xの限界で仕方ないと思う。

むしろユニバーサルを使ってここまで安定させられたのはすごいことだ。

 

しかしSB6X自身は音楽を併用した時に通話音質が若干低下することと、音楽にノイズがのることがあった。

全体的に動作が良いわりに期待値に届いていなく、もっと改善できるのではないかと期待してしまう。

 

 

ユニバーサルへの対応

SB6Xでユニバーサルも廃止となったことはインカム業界として決して良いことではない。

ユニバーサルを搭載することが標準となった今、自社ペアリング(B+Link)とユニバーサルレシーブの構成を採用するメーカーがサインハウス社のみであれば問題は無いが、他社も同様の構成で追従した場合どうなるか。

ユニバーサルができるインカムが減ればユニバーサルレシーブが役立たずとなり、ユーザーも他社と接続しにくい状況が生まれ、誰も得をしない可能性がある。

実際のところ他社がユニバーサルを廃止すれば自爆することになるので、そうはならないだろう。

しかし、他社にユニバーサルを押し付ける形となっているのは好ましくない。

 

ここはシェアNo1のメーカーらしく、自社ペアリング(B+Link)、ユニバーサル、ユニバーサルレシーブ、最低限この3つを搭載するよう強く望む。

 

 

B+Link対応機種の拡充

SB6Xの真価を発揮するにはB+Link対応インカムが普及する必要がある。

SB6Xの音質や音楽併用は魅力的だが、今後B+comの中核になるのはB+Linkだ。

他の機能を削ってでも2万円台前半でB+Linkに対応した下位モデルの発売を急いでもらいたい。

 

 

B+Linkグループの複数登録

6台でも十分だけど、7台以上となった場合の救済策が欲しい。

B+Linkグループを複数登録できるようにしておいて、2グループに分かれた場合にどっちにも参加できるメンバーがいれば、グループを行き来して連絡係りとなることができる。

 

例えば10人の場合、

グループ1 ABCDEFの6人でB+Linkペアリングをする

次に

グループ2 EFGHTJの6人でB+Linkペアリングをする。

 

EとFは上下ボタンを1回押しで最後にペアリングしたグループ2が起動し、上下ボタンを2回連続押しするとグループ1が起動する。

 

グループは最大で3つくらい登録できるようになっていれば完璧だと思う。

この運用はB+com Station 2台やメディアサーバーを混ぜて試したりしたが、とても便利なものだった。

B+Linkは適当な操作で簡単にグループ通話に参加できるので、複数登録をサポートすれば利用の幅が広がると思う。

強く実装して欲しいとメーカーへ要望している。

 

 

ナビ音声やLine通話を別インカムへ転送する裏技

T先輩から「大人数でツーリングする時にLineを使うしかないんだけど、ユニバーサルレシーブにスマホを接続したらナビ音声を併用したり共有できない?」と相談をもらった。

 

確かにユニバーサルレシーブは他インカムから見ればただのHFP機器でしかない。

スマホを接続してHFPで発信すれば、スマホの音を他のインカムへ転送できる。ということになる。

これは盲点だった。

 

SB4Xの裏技で紹介した withモバイル のようなことが、もっとレベルの高いところで実現できそうなのでテストした結果を記載する。

ちなみにSMH10や30kにもSB4Xとほぼ同じ会議通話という機能があるが、どうも電話以外は対象ではないようでHFP化しても転送することができない。

複数のスマホでだめだったのでおそらくできないのだろう。

 

 

構成は一見ややこしく感じるかもしれないが、ユニバーサルレシーブで接続するインカムをスマホに置き換えるだけなのでとても単純だ。

スマホについて多少理解があれば大丈夫なレベル。

実際に走行しても大丈夫なくらいの安定性はありそうだが、試走できてないのでその点はご留意いただきたい。

 

基本形 ユニバーサルレシーブにスマホを接続してスマホの音を転送する

DSC02985.jpg

SB6Xを2台とスマホを1台接続して、スマホの音声を別のSB6Xに転送してみる。

A2DPを強制的にHFP化する必要があるので、BTmonoのようなBluetoothトランシーバーアプリをインストールしておこう。

 

①SB6Xのペアリング情報を削除する(B+Linkだけでもいいが念のため全削除)

②SB6X 2台をB+Linkでペアリングする

③SB6X(赤)のインカムボタン下を長押ししてユニRペアリングにし、スマホのBluetooth画面に表示された「B6 Universal」とペアリングする

Screenshot_20180321-155734-3.jpg

 

 

あっけなくペアリングできた。

これで準備はOK

 

④スマホとSB6X(赤)を接続する

インカム下ボタンを押しても接続できない場合はスマホから接続

⑤スマホアプリ BTmono を起動してオンにする

※すべての音を強制的にHFPに乗せるアプリ

⑥B+Linkを開始してSB6X(青)と接続する

※B+Linkブリッジはどのタイミングでも良い

Screenshot_20180321-155747.jpg

 

スマホで音楽やナビ音声を再生してみてると、音質は悪いがSB6X(青)に転送されていることが確認できた。

音楽はちょっと厳しけどナビ音声なら音質は十分。

ナビ音声の共有はとても便利なので試してみてほしい。

 

注意点としては、スマホの音量はアプリに依存するので使うものによって細かく調整が必要なのと、スマホもインカム1台分を消費しているはずなので、通話音質面ではこの状態でインカム3台分と同等と考えなければならない。

一応SB6Xだけなら5台通話は実用レベルなので、スマホで1台を消費していると考えればインカムは4台が限界だろう。

 

Line通話を転送する

line2223.jpg

そのままLine通話を開始すると、SB6X(青)にLine通話の音声が転送されることも確認した。

BTmonoをオフにするとSB6X(赤)で音楽やナビ音声が聞けなくなる。

これは音楽やナビ音声はA2DPで発信しており、Line通話はLine内の音のみをHFPに乗せていることが原因と考えられる。

BTmonoをオンにすればナビ音声も強制的にHFPに乗せられるので、スマホ1台でLine通話とナビ音声を併用し、さらに接続するインカムへの転送も可能。

 

Line通話の対向も同様に構成し、SB6XをLineのグループ通話に参加させて、そこから1~2台のインカムをぶら下げるという方式だ。

さらにデバイスボタンにA2DPのスマホ等を接続すれば、自身のみで音楽やナビ音声を聴くこともできる。

 

まとめると、

・音質が下がっても良いから他のインカムに転送したいなら、ユニバーサルレシーブに接続してBTmonoをオンにする。

・転送不要なら普通どおりデバイスボタンにA2DPで接続する。

・スマホが2台あれば分散させて併用も可能。

ということだ。

 

正式な名称は無いので 「Lineぶら下げ方式」 と命名する。

通話アプリは他のものでも多分大丈夫。

 

 

Lineぶら下げ方式をありそうなパターンで検証

DSC02980.jpg

SB6Xが手元に2台しかないので大規模にはできないが、とりあえず最低限として2つの小グループで構成した。

SB6Xの台数分だけ小グループを増やして、大人数でも音質低下を最小限にとどめることが可能だ。

逆にSB6Xの台数が少なければ、ぶら下げ台数を増やすか、ぶら下げをせずにインカム単体でLineのグループ通話に参加させるかのどちらかになる。

 

今回はSB6Xを2台とSENA 30kを2台、合計4台で2つの小グループでテストした。

 

接続方法は簡単で以下のようにしている。

①SB6Xのインカムボタン下をユニバーサルレシーブにしてスマホとペアリング

②SB6Xのインカムボタン上をユニバーサルレシーブにして、SENA 30kをユニバーサルにしてペアリング

③スマホとSB6Xを接続してBTmonoをオンにしLine通話を開始

※ナビ音声を小グループへ共有しないならBTmonoは不要

④SB6XとSENA 30kを接続

※起動後の初回接続はSENAから発信しないといけない場合が多い

 

 

これで端から端まで通話が可能になった。

 

ちなみにスマホのナビ音声はぶら下げたインカムに転送はされるが、BTmonoを有効にしてもLine通話には混ざらないのでLineの対向へは転送されない。

ぶら下げている小グループ内だけで共有されることになる。

 

DSC02977.jpg

もしナビ音声をLineグループ全体に共有したいなら、Line用スマホとは別のスマホをユニバーサルレシーブに接続して、BTmonoで転送をかければ良い。

ぶら下げた末端のインカムがSB6Xでなければならないので、SB6Xの台数に余裕があるなら可能だ。

 

Lineとスマホの不具合?解消方法

LineとOS(Android)の問題で、Line通話がインカム(SB6X)に転送されない事象が時々発生する。

対処方法はLine通話停止、Line再起動、BTmono併用時はオフオン、Bluetoothの再起動、それでもだめならSB6Xの再起動。

またLine通話が終了するとBTmonoがオンになっていてもナビ音声等が転送されなくなるので、その時は再度BTmonoをオフオンすれば解決する。

 

ネックになるのはLine(スマホ)なので、先にLine通話で会話ができてからぶら下げるインカムを接続すると良いだろう。

 

これらの動作はLineやスマホのバージョンによって変わってくるので、試行錯誤をしてほしい。

どうしてもだめなら、スマホとSB6Xを再起動して一つずつ落ち着いて操作しよう。

 

 

Lineぶら下げ方式のメリットは多い

line222.jpg

自動経路制御のB+Linkは便利なのだが、やはりBluetoothの限界で数珠繋ぎにして段数が増えれば増えるほど安定性が低下する。

対してLineのグループ通話はスター型のハブ方式であり、同時接続をしても安定性の低下は起こりにくいが、電波が悪くなって切断されると全員が通話できなくなるし、1秒くらいのラグはあるし、スマホのマイクが勝手にオンになるという不具合が出るスマホも多く、安定性が高いわけではない。

 

それならスマホの動作が安定している人だけがSB6XでLineのグループ通話に参加し、他の人はSB6Xにぶら下がっておくことで安定性が向上し、電波が悪くなって切断されても、SB6Xにぶら下がる少人数グループごとの通話は維持されるので、そのメンバーの1人がルートを理解していれば目的地までスムーズに到達できる。

 

B+Linkの接続台数の少なさと、Line(スマホ)の電波の弱点をお互いにカバーし、おまけでナビ音声を共有までできるwin-winな関係だ。

 

 

SENA 30kのメッシュもBluetoothの数珠繋ぎより台数が増えても音質が低下しにくい。

電波は関係ないし安定性もLineより高いのでLineぶら下げ方式がメッシュを上回るというわけではないが、バッテリー、汎用性、ナビ音声共有等の点でSB6Xの利点も多い。

ユニバーサルレシーブはもっと他に応用できないかと楽しくなってしまう機能だ。

 

 

欠点はユニバーサルレシーブに接続したスマホはインカム接続1台分としてカウントされるはずなので、実質ぶら下げられるインカムの数は2台程度、SB6Xを含めて3台くらいにしておいたほうが無難。

あまり段数を増やしてしまうと、せっかくのLineグループ通話による段数節約の効果が薄れるので、SB6X持ちの人は積極的にLineグループ通話に参加して、1~2台をぶら下げた方が良いだろう。

 

安定性はスマホに依存する部分が大きいので、各自で試してみてほしい。

仕組みを考えれば十分使い物になると思うけど、まだ実際に走行はできてないのでその点はご留意いただきたい。と、念押ししておく。

 

 

SB6Xの評価 高い汎用性・先進・異端

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何もかもが新しいのに、初期ファームにしてはまずまずの安定性。

2018年2月に安定性向上のファームver1.1が公開されており、実際に試したところ少しだけ全体的に良くなった。

 

SB5X以前のB+comペアリングと決別し、B+Linkを主役に迎え入れ、ユニバーサルレシーブでB+comペアリング同等の安定性を確保し、メーカーの壁を取り払おうとする異端な存在。

SB5X初期の失敗が契機となったであろう思い切った戦略転換は、今のところ成功しているように見える。

 

他社接続の自由度の高さは唯一無二。

安定するかどうかは接続するインカムのユニバーサルの出来にも影響されるので、SB6Xがあれば100%の通話品質になるわけではないが、ツーリングメンバーのメーカーが統一されてない場合はSB6Xが最有力。

 

さらにユニバーサルレシーブの応用でナビ音声を共有したり、Lineぶら下げ方式で拡張したり、耐障害性が向上したり etc・・・

スマホを使いこなせば何でもできそうだ。

 

SENA 30kのメッシュと比較するとB+Link単体では劣っているが、バッテリーの持ちとユニバーサルレシーブの汎用性の高さでSB6Xに軍配。

ファームアップで6台接続の正式サポートとノイズの減少を強く期待している。

 

10点満点評価

音楽の音質・・・・・・・・・10

インカム通話音質・・・・・・9

通話距離・・・・・・・・・・7

安定性・・・・・・・・・・・6

操作性・・・・・・・・・・・10

機能/拡張性・・・・・・・・9

取り付けやすさ・・・・・・・8

重さ・・・・・・・・・・・・6

コストパフォーマンス・・・・5

おすすめ度・・・・・・・10!