他社接続の柔軟性No1!台湾製 X-RIDE S-1(BlueRider M1-S)をレビュー

その他インカム

アール・ダブリュー・シー社のX-RIDEブランドから、6台接続をサポートしたインカム S-1が発売された。以前から台湾メーカーが台湾国内で販売していたこのシリーズ、気になっていたところにX-RIDEブランドで発売となったので早速購入してみた。

 

S-1の概要

 

スペック

・Bluetooth 4.1

・同時通話最大6人

・通信距離500m

・通話時間10時間

・有線オーディオ入力

・A2DP機器2台を同時利用可(自動切替)

・他社インカムと接続可

・バッテリー 600mAh

・充電時間 2.5時間

・防水性能 IPX5相当

・実売価格 1.5万円

 

製造元

X-RIDEブランドは他にもポータブルナビやドライブレコーダーなども取り扱っており、調べると台湾や中国の製品をローカライズする会社のようだ。S-1については2016年に「SCS ETC社」がS-1を、「DIMTON社」がM1-Sというほぼ同じ製品を発売している。

 

どちらも台湾のメーカーでそれぞれ良く似た製品をラインナップしているので、どちらかがOEM元ではないかと推測しているが、2019年3月現在 SCS ETC社のサイトが閉鎖しているのでDIMTON社が製造しているようだ。

 

「DIMTON社」

DIMTON Bluerider

 

 

DIMTON社のM1-Sは8人接続をうたっている以外はほぼ同じ仕様。アマゾンで販売されており1万円前後と破格だ。僕が購入した販売店は「ENKLOV」というところでファームで日本語化されていたが、「FODSPORTS」のものは日本語化されていないらしい。

 

M1-SとM1-S Proの違い

2019年2月に「FODSPORTS」からM1-S Proが発売されたので、M1-Sとの違いについて代理店へ確認した。

 

①取り付けのマジックテープのみだったのがクリップと両面テープの両方を選択可能に。

x-ride版バージョンと同じと思われる。

②パフォーマンスが少しだけ向上らしい(詳細は不明)

 

既に持っている人は買い換える必要はないけど、こういった細かな改良をするのはフレキシブルな台湾らしいところだ。

 

尚、X-RIDEのS-1は品切れ状態が続いているためM1-Sの購入をお勧めする。

 

 

本体と箱

せっかくなので上記の「Enklov」販売 DIMTON M1-Sも購入して確認したところ、取り付けベースとスピーカー裏のマジックテープの貼り方、日本語音声案内の声が違うが、それ以外は全く同じ動作をしている。X-RIDEよりしっかりした日本語マニュアルも用意されているのには驚いた。

 

ではレビューをしていこう。X-RIDEのS-1をベースに紹介し、大きく異なる部分だけM1-Sについて記載する。細かな部分は違うかもしれないが、ご了承いただきたい。

 

インカム総合記事はこちら [card url=https://bikede-go.com/blog-entry-166.html]

 

本体、付属品確認

本体と付属品一式

付属品は、ワイヤーマイク、ブームマイク、両面テープ取り付けベース、クリップ式取り付けベース、スピーカー、MicroUSBケーブル、オーディオケーブル、他クッションや両面テープなど一式だ。

 

 

 

後方のMiniUSBポート

本体後方のMiniUSB端子にスピーカー/マイクのコネクタを接続するようになっている。

 

 

 

ブームマイクとワイヤーマイク

マイクはスピーカーケーブルから分岐する形となっており、ワイヤーかブームか切り替えることが可能。コネクタがちょっと厚みがあるけど、取り付けには問題ない程度。

 

 

 

スピーカーの比較

左がSB5X/SB4X、中央がS-1、右がSENA 20Sのスピーカー。スピーカーは直径がとても小さく、平均よりやや厚みがある。

 

このサイズでどれだけの音質になるのか気になるところ。

直径を小さくするのはいいけど、ケーブル部分がやたらと飛び出しており、しかも固く固定されている。ショウエイの窪みには綺麗におさまりそうにない。

 

 

 

両面テープとクリップの取り付けベース

ベースはクリップ式と両面テープのふたつがついている。とても軽量薄型で必要最低限という感じだ。

 

 

 

M1-Sはマジックテープ

M1-Sはマジックテープ貼り付けのみとなっており、裏側の構造が異なっているが、重量や取りつけ時の状態はほぼ同じだ。

 

 

 

操作ボタン

次は本体をみていこう。側面には、前方下にインカムボタン、後方にファンクションボタン、上部にプラスとマイナスの4つで構成。ボタンはクリック感があり、ボタンの大きさも押した時のストロークも適度で操作しやすい。

 

押した時の感触がちょっと安っぽい。

 

 

 

底面の各種ポート

底面には2.5mmステレオ入力ポートと充電用のMicroUSBポートがある。

 

 

 

防水カバーを外す

各ポートの真ん中に防水用のキャップがはまっているので、使わない時はこのキャップをかぶせておく。

 

最初、真ん中の防水用キャップの取り付け口にも何かポートがあるのかと無理やり外そうとしてしまった。ゴムが細いのでいつか千切れてしまいそうなことが不安なところ。

 

注意点は、充電用のMicroUSBポートがかなり奥まっている上に入り口が狭いので、手元のUSBケーブルはコネクター部分が邪魔をして接続できなかった。一般的なものはほぼ不可能だと思うので、100円ショップのUSBケーブルのコネクターを削って挿し込めるようにしたものを用意しておくと便利そうだ。

 

 

 

マイク、スピーカー用コネクターを取り付け

後方はMiniUSB端子でスピーカーを接続する。少し下を向いているので、差込が甘くてもすぐには浸水はしなさそうだ。MiniUSBの5pinなので汎用品も流用できそうだが、防水の問題があるのであまり現実的ではない。

 

 

 

ベースに本体を取り付け

ベースの取り付けは上からスライドさせるようになっている。ベースもスライド用レールも薄型なので、ちょっとレールにはめこみにくいけど慣れれば気にならなくなった。

 

 

スライドさせる

最後までスライドさせるとカチっと音がしてロックがかかる。

 

 

 

上部のロック

取り外しはベース上部を押して本体を上に持ち上げる。

 

 

 

重量計測

重量はなんとクリップ式ベース込みで68g!内蔵型で特殊なSENA 3Sを除くと、最も軽い。これまで一番軽かったイージートーク3と比べても、手に持った瞬間に軽いとわかるくらいの差だ。

 

■S-1          68g

■SB6X         111g

■SB5X         102g

■BT NEXT Pro     111g

■BT X2 Pro、X1 Pro  109g

■SENA 20S       153g

■GT2          100g

■イージートーク3    84g

 

 

ヘルメットへの取り付け

SHOEI Z7へ取り付け。Z7はシェルとライナーの隙間が無くインカムの取り付けがしにくいのだが、S-1は本体後方からケーブルが延びていることと、ケーブル長に余裕があるので、取り付けはしやすかった。Z7が大丈夫なら他のヘルメットでも大丈夫だろう。

 

 

Z7へ取り付ける時の配線

ベースはクリップ式を選択。ちょっとすべってずれやすいので、念のため両面テープでも貼り付けておいたほうがいいと思う。

 

ケーブルは首の後ろからまわすように設置。他製品だとケーブル長が足りないことが多く困るのだけど、S-1は問題ない。

 

 

 

スピーカーを貼り付け

スピーカーはケーブルの付け根がやたら飛び出ていて邪魔だけど、スピーカーが小径なのでZ7の窪みにもぎりぎりはまった。

 

スピーカーに厚みがあるので窪みを利用せずに取り付けると、スピーカーの厚みがあるので人によっては耳を圧迫してしまうかもしれない。僕は窪みにはめただけで耳の位置があった。

 

 

 

マイクを口元に貼り付け

マイクは口元に設置。こちらも厚みがあるので、口元に近づけすぎると唇にあたってしまう。当たるようなら少しずらそう。

 

 

 

取り付け完了

見た目は悪くない。ちょっと厚みがあってでっぱり感が強いけど、Z7のデザインともよくあっている。

 

なんとなく、これぞ台湾の電子機器のデザイン!という感じ。特別凝っているわけではなく、オシャレを気取るわけでもなく、でも古くも無い。ちょうど良い感じに電子機器らしさが味わえるデザインだ。

 

 

操作関連

操作方法

インカム本体操作について、最低限必要な操作を記載する。

 

操作は比較的簡単でわかりやすい。音声案は日本語で、どことなく素人っぽさのある女性の声で、そこが可愛らしい感じで好きだったりするが、ほとんどしゃべらないので実質、音声は無いものと思ったほうがいい。Enklovの販売するM1-Sは声は異なるものの日本語化されている。

 

尚、電源オンの状態からなのか、オフの状態からなのかについては、何も記載が無ければ全て電源オンの状態からの操作とする。

 

 

操作性はそこそこ良い

各種ボタンは大きく、クリック感があってやや軽め。少し安っぽさがあるけど操作はしやすい。ハードウェア面は合格点だ。

 

ソフトウェア面はまずまず。反応は早くてストレスは無いのだけど、このあと紹介するとおり、ペアリングリセットをしてペアリング情報が一切なくなると、自動的にペアリングモードに入ってしまうという謎仕様。

 

何度再起動しても勝手にA2DP/HFP/インカム(2台目)ペアリングモードなってしまい、別のペアリングモードにしたいと思った時にどうすればいいかわからない。実際のところは無視して操作をすれば良いだけなのだけど、余計な動きだなと思う。

 

見た目だけSENA20Sの中国製インカムFreedconn T-Rexが同じ動作をするので、OSが同じなのかもしれない。

 

トータルで考えると、そこそこ良いという部類になる。

 

 

基本操作

■電源オン/オフ

ファンクションボタンとインカムボタンを同時3秒長押し

 

■音量調整

+ボタン、-ボタンを押す

 

■ペアリングリセット(全リセット)

+ボタンとファンクションボタンを5秒長押しで赤青同時点滅

※ペアリング情報が一切ない場合、自動的にファンクションボタン長押しのペアリングモードに入る

そのままインカムボタン長押しをするとインカムペアリングモードに入れる

 

 

ペアリング操作

■インカムペアリング

1台目のインカム:インカムボタンを5秒長押しで、赤青ゆっくり交互点滅

2台目のインカム:ファンクションボタンを5秒長押しで赤青高速交互点滅

 

どちらかのインカムのインカムボタンをを1回押すとペアリング開始

数秒でペアリング完了

 

複数台で接続する場合は同様の手順でペアリングをする。

例えば次は、2台目インカムをインカムボタン3秒長押し、3台目インカムをファクションボタン3秒長押し。

というようにずらしていく。

 

 

■ユニバーサルペアリング

インカムボタンを5秒長押しで、赤青ゆっくり交互点滅 (インカムペアリングの1台目と同じ操作)

接続するインカムをHFPペアリングモードにする

数秒でペアリング完了

※マニュアル、仕様に記載無しだが接続可能なことを確認

 

 

■デバイス1(スマホ等1台目) ペアリング

ファンクションボタンを5秒長押しで赤青高速交互点滅 (インカムペアリングの2台目と同じ操作)

接続する機器でS-1を探し接続(PINコードを求められた場合は 0000 を入力)

 

 

■デバイス2(スマホ等2台目) ペアリング

デバイス1で接続した機器のBluetoothをオフにして切断する

インカムを再起動した後、ファンクションボタンを5秒長押しで赤青高速交互点滅

接続する機器でS-1を探し接続(PINコードを求められた場合は 0000 を入力)

 

 

インカム通話操作

■インカム開始/終了(ユニバーサル含む)

インカムボタンを1回押すと最後に接続された相手との開始/終了

インカムボタンを2回押すと最後から2番目に接続された相手との開始/終了

※中央のインカムの場合は1回押すと前後のインカム両方に自動接続する場合あり

※2回押した時の動作は不確実なのでうまく接続できなければ試してみると良い

 

 

デバイス操作

■音楽の再生/停止

+ボタンを2回押す

 

■曲をスキップ

-ボタンを2秒長押し

 

■曲を戻す

+ボタンを2秒長押し

※もう一度すぐに+ボタンを2秒長押しすると前の曲へ

 

 

電話操作

■通話に応答/終了

ファンクションボタンを押す

 

■通話を拒否

着信中にファンクションボタンを2秒長押し

 

■リダイヤル

ファンクションボタンを2回押す(最後に発信した番号へかける)

 

 

スマホ接続の注意点

2台同時に接続は可能だが、同時に聴けるわけではなく排他利用となる。同一プロファイルでの優先順位というのは無いようで、先にA2DPで音楽を流していたほうが優先される。プロファイルごとの優先順位は他社製品と同じでHFPが最優先で切り替わるようになっている。

 

 

グループ通話の注意点

グループ通話をする場合、後ろから2番目から接続し、その際は他のインカムは電源をオフにする必要があるらしい。走行中に切断されて、同様の手順で実施するのは困難だ。操作の詳細はマニュアル参照していただきたい。

 

尚、電源が入った状態でブリッジ用のインカムのインカムボタンを押すと、前後にペアリングしたインカムと同時に3台接続された。(ユニバーサルを含めてテスト)

 

インカムボタンを押すとペアリングしたもの全てに発信するようだが、おそらく安定性の問題で1台ずつ接続する手順が記載されているものと推測する。

 

 

音質、安定性を確認する

本製品を使っての走行はまだ出来ていないので、手元での確認となることをご了承いただきたい。

 

まず全体的な話として、ホワイトノイズが大きい。走行中なら騒音にかき消されて気になる程ではないくらいだが、もう少し小さくなって欲しいと思う。

 

 

スマホとA2DPで接続して音楽を再生

スマホと接続して音楽を聴く

音質は良い。スピーカーが小型なわりには低音がそこそこ出ており、イージートーク3やGT2に近いバランスの良い音だ。最大音量は多機種と比べてもかなり大きく、音割れすることなく大音量で音楽を聞くことができる。

 

 

ただし1点気になることがある。3台購入したうちの1台で次の曲に飛ばす時などA2DPがオン/オフする瞬間にバチッ!とノイズが入る。なかなか大きな音で耳にその音圧を感じ取れるくらいで不快に感じた。

 

メーカーサポートへ問い合わせたところ不良とのことだったので、同様の現象が発生したら早めに相談しよう。

 

 

インカム通話を試す

1対1で接続

接続はとても早くて、インカムボタンを押したら1秒程度ですぐに繋がる。通話音質は標準レベル。

 

スピーカーは良いのだがマイクがいまひとつでトータルでは普通。ノイズリダクションはそこそこに効果があり、動作としては悪くは無い。反応速度もノイズカット量も安定性も可もなく不可もなく。部分的に下回っている部分はあるものの全体的にイージートーク3に近く、無難な感じだ。

 

通信距離は仕様上は500mとなっているが、自宅周りで確認する限りはSB4X等の一般的なミドルクラス製品と大差はなさそうだ。

 

遅延は非常に短く0.1秒程度。かなり高速な部類になる。

 

BT Proシリーズ 0.05秒

SB6X 0.1秒

イージートーク3 0.1秒

S-1 0.1秒

SENA 20S 0.15秒

SB5X/SB4X 0.2秒

Line通話 0.5~0.8秒(混雑具合次第)

 

 

抜群に柔軟性の高い他社接続

マニュアルには記載がないが他社と接続は出来る。それどころか、柔軟性の高さで一躍注目されたSB6Xをさらに上回る柔軟性を持っている。

 

ユニバーサル×ユニバーサルで他社を2台ブリッジさせることはもちろん、HFPになった場合でも、自社、ユニバーサル、HFP全てでブリッジすることが可能だ。

 

操作は簡単で、インカムペアリング1台目の操作がユニバーサル、インカムペアリング2台目の操作がHFPとなる。推測ではあるが自社接続という概念はなく、自社製品を含め全てユニバーサル⇔HFPで接続しているのではないかと考えている。

 

ブリッジする際の制限はなく、どういう条件であっても2台のインカムブリッジを許可しているのだろう。

 

 

 

ユニバーサルで接続

S-1をブリッジ機にしてユニバーサルとし、SENA 10SとSB5XをHFPにした接続例。ペアリングした後の接続は、S-1のインカムボタンを押すと10SとSB4Xの両方に接続にいく。

 

もしくは10SとSB4Xのリダイヤル操作でも接続はできたが、若干安定性にかけるような気がするのでS-1から接続したほうが良いだろう。ただし、時々片方にしか接続できなかったので、その際は再起動をすると解消した。

 

SB6X(v1.1)のユニバーサルレシーブとは接続できなかったがSB6X(v2.0)で解消している。他、BT ProシリーズのHFPとも接続はできないなど少し癖がある。

 

 

 

HFPでブリッジする

S-1をブリッジ機にしてHFPとし、SENA 10SとSB5Xをユニバーサルにした接続例。S-1からの接続は難しいので、10SとSB4Xのインカム接続をすると簡単に接続できた。

 

ただし、SENAをユニバーサルにすると相性が悪いようで、SENAのマイクで拾った声がSENA自身のスピーカーからも出てしまい、会話が難しい状態になってしまった。試したのは10Sと30kでどちらも同じ症状だったので、SENAと接続する場合はS-1をユニバーサルにしたほうが良いのではないかと思う。

 

HFP×ユニバーサルも可能なので、とにかく接続の自由度は抜群に高い。走行するとどうなるかはわからないが、自宅周辺で確認する限りは普通に使えそうなくらい安定している。ここまで制限がないインカムは初めてだ。

 

ユニバーサル接続の記事はこちらを参照してください。 [card url=https://bikede-go.com/blog-entry-169.html]

 

インカム通話と外部有線入力を併用する

有線入力で音楽を聴く

マニュアルには外部有線入力をすると、毎回+ボタンと-ボタンを押して認識させないといけないと記載があるが、何もせずに音楽を聞くことができた。音質は有線入力だからといって特別なものはなく、スピーカーが良いのでそれなりに音質で音楽を聞ける。

 

インカム通話との併用は可能で、特にこれと言って操作は必要ない。普通に音楽等を再生すればOK

 

併用してもノイズが増えるようなこともないので、普通どおり使えるものと思って良い。

 

 

インカム通話とナビ音声をHFPで併用する

Amazonのレビューを見ていると、AndroidでHFPに固定するアプリ BTmonoを使うと、インカム通話と併用できるという情報を発見。

 

確かにS-1の自社ペアリングはユニバーサル相当であることは、対向はHFPということになる。それならSB4XのwithモバイルやSB6Xのユニバーサルレシーブを応用したHFPの併用及びインカム通話への転送と同様のことができるはずだ。

 

早速試したところ可能であることを確認した。

 

 

HFPの音楽を共有する

接続方法は以下の通り。

 

①M1-Sとスマホを普通どおりペアリング(ファンクションボタン)

②M1-SのインカムボタンとS-1(A)のファンクションボタンでペアリング

③S-1(A)のインカムボタンとS-1(B)のファンクションボタンでペアリング

④スマホでBTmonoをオンにする

⑤各インカムを接続する

※M1-SをS-1に置き換えても同様のことが可能

 

こうするとM1-Sで音楽やナビ音声をHFPで聴き、それがインカム通話にのってS-1へも転送されるようになり、インカム通話もできる。ただし音楽は音質低下やノイズ増が多すぎて聴くに堪えない。ナビ音声であれば転送されたS-1でも十分聞える。

 

用途としては、ナビ音声を全体に共有しながらインカム通話をするか、スマホでLineのグループ通話をしてS-1にぶら下げたインカムの人もLineグループ通話に参加させるというような使い方が想定される。

 

また、2台であれば安定性に問題は無いが、3台になると接続順序によって切断されやすくなったり、インカム通話ができなくなったりした。安定性が低い時はとりあえず再起動して1台ずつ接続すると安定したが、どういう手順かベストかはわからなかったので、適当に試して安定するパターンを探ってほしい。

 

ちなみにブリッジするインカムでBTmonoをオンにするとブリッジしながらくHFPを併用可能だが、非常に不安定でおすすめしない。

 

 

これは便利!Lineぶら下がりで大幅に拡張

スマホでHFP通信(Lineグループ通話等)をするとインカムグループへ転送可能だ。インカムグループ通話とLineグループ通話の良いところ取りができ、いろいろな状況に対応できるようになるので以下の記事のLine応用の項目を参照していただきたい。

 

ユニバーサル接続の記事はこちらを参照してください。 [card url=https://bikede-go.com/blog-entry-169.html]

 

走行動画の紹介

youtubeでmotovlogをしている水無月さんの動画を紹介。M1-SをHFP、SB4Xをユニバーサルにして1対1で接続している。

 

安定性はユニバーサル側(SB4X)の影響が大きく、1対1だけどM1-S性能確認として参考になると思う。動画を見る限りは通信距離も安定性も問題はなく、快適に通話できているようだ。

 

 

 

こちらはSB6X(HFP)—(ユニ)M1-S で接続した動画。M1-Sの仕様外ユニバーサルを利用しているが、特に問題は無く通話できている。

 

なお、この当時のSB6X v1.1ではユニバーサルレシーブで接続できないので、通常のHFPを利用している。

※SB6Xのv2.0で解消

 

 

S-1(M1-S)の評価

他社接続時の自由度が非常に高く、誰と走るかわからないならすごく良い。仕様外のユニバーサルと、仕様外のHFP併用。他の会社なら安定性が低下するような場合は動作に制限をかけそうなところを、どうやら制限をかけてないようで限界までいろんなことができてしまう。3台以上だと厳しいかもしれないが、どうにかなるかもしれない。

 

操作はしやすいし動作は軽快で、つけている感じがしないくらい軽い。S-1自体の汎用性が高いのにさらにLineぶら下がりまでできる。ペアリング情報がないと勝手にペアリングモードに入る事と、ホワイトノイズが多いという2点は些細なことなので問題は無い。

 

惜しいと感じるのは、ユニバーサルの接続性が少し低いことと、4台以上の接続の方法がとても面倒なこと。あの4台接続の手順を要するなら少々厳しいものがあるが、本当のところはどうなのだろうか。手元で確認する限りでは、3台までなら手順は無視して中央1発接続で問題はなさそうなので、少人数で使うには十分だ。

 

まとめると、ツーリングは3人までがメインで外部入力が有線またはHFPのみで良くて、走るメンバーが固定されてなかったりメーカーがばらばらだったりするならM1-Sがおすすめ。

 

2018年4月現在、2台までならイージートーク3が圧倒的に良く、4台以上なら自動経路制御のハイエンド製品を強くおすすめしたい状況だが、そういったトレンドから外れた部分でキラリと光る異端な存在。そして何より、M1-Sなら1万円以下という抜群のコストパフォーマンスを誇っているので、買って損はないすばらしい製品だ。

 

 

10点満点評価

音楽の音質・・・・・・・・・7

インカム通話音質・・・・・・6

通話距離・・・・・・・・・・未検証

安定性・・・・・・・・・・・未検証

他社接続柔軟性・・・・・・・10

操作性・・・・・・・・・・・7

機能/拡張性・・・・・・・・6

取り付けやすさ・・・・・・・7

重さ・・・・・・・・・・・・10

コストパフォーマンス・・・・10

おすすめ度・・・・・・・9!

 

インカムの総合記事はこちらです。主要製品を比較、レビューしています。 [card url=https://bikede-go.com/blog-entry-166.html]

コメント

  1. ラーメン好き より:

    初めまして

    参考にしてインカムM1-Sを購入しました!
    近々、M1-S 2台とSB6x 1台でインカム初心者3人でツー予定です。

    質問なんですが上記内容でペアリング方法や順番、操作方法など教えていただけると助かります。
    宜しくお願いします。

  2. mocomoco より:

    ブログの記事を参考にさせていただいています。

    インカム接続方法を理解するのに苦労してます。
    B+COM SB6XとM1-S Pro2台の接続方法を教えていただけますか?
    SB6Xをユニバ-サルインタ-コ-ルに切り替えてM1-Sと一対一で
    接続はできたのですがM1-Sを2台接続するには、どの様な手順で
    行えばいいでしょうか?

    また、SB6Xがユニバ-サルインタ-コ-ル・レシ-ブ設定だと
    M1-Sには、つながらないのが正解?

    よろしくお願いします。

  3. しげる より:

    まさきちさん
    この記事を参考にして知人のSENA30Kをユニバーサル、M-1SをHFPでペアリングしたところ快適にツーリングできました、ありがとうございました!
    今回は片道1時間ほどの原付二種ツーリングだったので距離が離れたときは無かったのですが安定していました。
    今後も試す機会があればまたレポートします!

  4. インカム初心者 より:

    まさきち様こんにちは。こちらを参考にM1-Sを購入し、快適なバイクライフを過ごしております。
    さて、当方所有の2つともに発生した操作不能に陥るバグ!?についてご報告させて頂きます。

    妻が使用しようと電源を入れる際に、一瞬インジケーターが光って後、何を押そうが全く動作しなくなったと聞きました。
    ただのバッテリー切れを疑い(充電残90%以上のアナウンスを確認した後だったのですが)、充電のためにケーブルを刺し直後に電源を入れてみたら復活、バッテリー残を確認するとやはり90%以上のアナウンス。

    もしやと思い電源を入れる際に間違えてしまうかもしれないボタンの操作を試したところ、マイナスボタン+ファンクションボタンの長押しで、赤青同時点灯の後に操作不能に陥るのを発見しました。
    で、USBのケーブルを接続すると復活という同じ動作を2台とも確認しましたのでご報告いたします。

  5. はじめまして
    インカムについて検索していたところ、こちらのブログに辿り着きました。
    非常にわかりやすく、いろいろな方法を紹介されていて、とても参考になります。
    教えていただきたいのですが、
    現在、SENA20Sを2台所持しています。
    バイク2台+タンデム2名の4人で会話をしたいのですが、
    M1-S Pro—–SENA20S—–SENA20S—–M1-S Pro
    で接続することはできそうでしょうか。
    もしくは、4人通話する場合は、ハイエンド機種が必須になるでしょうか。
    タンデム2名は、極たまにしか乗せず、インカムは安価のもので済ませたいと思っております。
    お手数ですが、教えていただけると助かります。
    よろしくお願いいたします。

    • まさきち より:

      インカムtanosiiさん
      はじめまして。

      ご質問いただいた件ですが、手元で接続をしてみました。
      おそらくこのパターンが最良だと思います。

      M1-S(HFP)—(ユニ)20s(自社)—(自社)20S(ユニ)—(HFP)M1-S

      手元で試す限りは安定しており、マイク感度も近いので、少し音質は低下していますが使えそうな感じはします。
      もう少しお金を出せるならSENAのローエンド 3Sにしたほうが良いのですが、M1-SのHFPは優秀なので大丈夫かな?と思います。

      ご参考にしていただければと思います。

    • インカムtanosii より:

      まさきちさん
      さっそくのご回答ありがとうございます。

      SENAの3Sが第1候補だったのですが、SHOPの店員さんに、接続距離が3Sに引っ張られる(200m)と説明があったので、あきらめました。

      でも、M1-Sでつながることが分かって良かったです。
      大変助かりました。
      ありがとうございます。

    • まさきち より:

      参考になったようで何よりです。
      M1-Sで良いと思いますので検討してみてください。

  6. […] 6台接続をサポートする格安インカム 台湾製のX-RIDE S-1をレビュー […]

  7. まさきち より:

    返信が遅くなりました。
    はじめまして。
    M1-Sのペアリングは2台ともユニバーサルペアリングをしてください。
    インカムボタン5秒長押しです。
    この操作で2台までペアリング情報を記憶できます。
    接続はインカムボタンを押すだけで3台が接続されて同時に会話可能です。
    6riders(HFP)-----(ユニ)M1-S(ユニ)-----(HFP)6riders
    ユニと記載されている通り、2台ともユニバーサルペアリングをし、6ridersはHFPでペアリングします。
    お試しください。

  8. オヤジライダー より:

    はじめまして、インカムについて大変参考にさせて頂いております。
    御手数では御座いますが、数点質問が御座います。
    FODSPORTS バイク インカム M1-Sを購入致しました。
    当方が持っている6riders 2台とペアリングを試しましたところ
    1台目は M1-Sインカムボタン長押しゆっくり点滅 6riders電源ボタン長押し
    点滅 → M1-Sインカムボタン押 で完了できました。
    2台目は M1-Sファンクションボタン長押し高速点滅 6riders電源ボタン長押し点滅までは行きますが完了できません。
    どの様に操作すれば
    6riders(HFP)-----(ユニ)M1-S(ユニ)-----(HFP)6riders
    M1-Sのインカムボタンを押すと3台が接続されるようになるのでしょうか?
    また、この様な接続の場合は3人同時で会話が可能なのですか?
    お手数をお掛け致しますが、どうぞ宜しくお願い致します。

  9. まさきち より:

    充電は問題なかったとのことで良かったです。
    もう一点については操作音が大きいということですね。
    操作音は何も接続してない状態で - + を押すと音量調整ができます。
    こちらで調整されましたでしょうか?
    もしビープ音が鋭いような音でしたら、DIMTON公式サイトに以下のような記述を発見しました。
    http://www.dimton.com/eng/downloads.html
    v1.3
    Fixed the sharp system beep
    操作時のビープ音が鋭かったのを調整したということを意味していると思います。
    ただ、1年くらい前(2017年春頃)にM1-Sについて調べていた時には既にv1.3以上だったような気がします。
    なので、最近購入されたものはv1.3以上のような気もしますが、ファームバージョンを確認する術がないようです。
    僕が購入したものはENKLOVという販売店のもので日本語化されていますが、試しにDIMTON公式の最新ファームv1.6にアップデートしてみたところ、音声案内が英語になってしまいましたが正常に動作しています。
    手順は以下のとおりです。
    1. 充電用ポートを使ってPC(windows7)とUSBケーブルで接続する
    2. ファンクションボタンと-ボタンを同時5秒くらい?押すとwindowsでデバイスを認識してドライバーがインストールされる
    3. ダウンロードしたファームを展開してアプリケーションを起動
    4. YesとかEnterを押して進む
    5. ファームの転送および適用を開始 99%まで早いが100%まで2分くらい?かかるので放置
    6. ファームアップ完了してアプリケーションが終了
    注意書きとして、ファームアップに失敗したら再度実施するよう記載されているので、あまり神経質になる必要はないような気がします。
    ただもし日本語版を持っているなら代理店等から提供してもらえない限り日本語版に戻せなくなりそうです。
    絶対大丈夫という保障はありませんし、これ以上の案内もできませんが、もし気になるようでしたら試してみてはいかがでしょうか。

  10. より:

    こんばんわ。
    さきに充電ができないと書かせてもらいましたが、注意点として書かれてたとおり、充電用のMicroUSBポートがかなり奥まっていてうまく接続できてなかったのが原因でした。USBケーブルを削って接点部分を長くして挿し込めるようにしたら充電ができました。
    ほぼスマホで音楽を聴くだけの用途ですが、ボタンを押したときの操作音が大きくて耳障りに感じる以外は不満な点はなく、音質音量ともに合格点だと思います。

  11. 京オヤジ より:

    まさきちさん
    うわぁ〜♫ あざっす!!
    早速の アドバイスに感謝です!
    近日 試してみます おおきにです〜

  12. まさきち より:

    京おやじさん
    こんばんは。
    書いていただいた内容であっています。
    操作については以下のとおりです。
    ■M1-S
    ・リセット 電源オンの状態で+とファンクションを5秒長押し
    ・ユニバーサル インカムボタンを5秒長押し
    ・HFP ファンクションボタンを5秒長押し
    ■SB5X
    ・全リセット 電源オフの状態で上下ボタンとデバイスボタンを長押し3秒
     ※HFPになる場合は全リセットをおすすめします
    ・インカムリセット 電源オンの状態で上下ボタンとデバイスボタンを長押し3秒
    ・ユニバーサル 上下どちらかのボタンを3秒長押しして自社ペアリングモード もう一回同じボタンを3秒長押し
    ・HFP 電源オフの状態でデバイスボタンを押しながら上に5秒
    SB5Xを2台とM1-Sを1台の構成は3パターンあります。
    手元で試したところいずれも大差ない感じましたが、個人的にはパターン3が良いかなと思います。
    SB5Xの制限として、自社ペアリングする場合は上下ボタンどちらか、同じボタンを使う必要があります。
    例えば、上ボタン同士で自社ペアリングをし、真ん中のSB5Xは下ボタンをユニバーサルにしてM11-Sと接続する というような感じです。
    また、接続手順は前から順番に行う必要があります。
    SB5Xのこういった接続手順の煩雑さが問題になる倍あは、そういった制限が無いと思われるパターン1またはパターン2が良いです。
    ■パターン1
    SB5X(HFP)-----(ユニ)M1-S(ユニ)-----(HFP)SB5X
    M1-Sのインカムボタンを押すと3台が接続される
    ■パターン2
    SB5X(ユニ)-----(HFP)M1-S(HFP)-----(ユニ)SB5X
    SB5Xのユニバーサルで利用したボタンを押すとM1-Sに接続される
    これを2台のSB5Xからそれぞれ行う必要がある
    ■パターン3
    SB5X(自社)-----(自社)SB5X(ユニ)-----(HFP)M1-S
    先頭のSB5Xから真ん中へ接続、次に真ん中のSB5XからM1-Sへ接続する
    ご参考にしていだければと思います。

  13. まさきち より:

    金さん
    こんばんは。
    充電についてはこちらでは特に不具合は見受けられません。
    まだそれぞれ2回しかフル充電したことありませんが、手元の3台はすべて正常です。
    ピっというか、バチっという極端に大きな瞬間的なノイズがS-1の2台中1台で発生します。
    A2DPの無音と音有りの切り替わり時になるため、音楽を聴いていると曲の合間に音がします。
    一番最初のコメント記載のとおり、僕だけでなくほかの人でも似た現象が発生していたので、出やすい症状なのだと思います。
    メーカーに問い合わせて送ることになっていますが、まだ発送できていません。
    品質に問題がありそうですね。
    メーカーに対応させる以外はないと思います。

  14. 京オヤジ より:

    まさきちさん
    基本的なコトで すみませんが 教えてください(^◇^;)
    昨日 当方M1-S に 2台のSB5X 3人でツーリングに行きました。
    集合場所で 接続を試みましたが 結果うまくいかず(^◇^;)
    出発を急いだので 接続設定 わからんまま帰ってきました。
    申し訳ありません
    M1-S をユニバーサルペアリングモードに ていうのは、「インカムボタンを長押し 5秒(?)」 てことですかね?(汗
    M1-Sを (HFP) ていうのは、ファンクションボタン 長押し でイイっすか?(^◇^;)
    スミマセン 用語に慣れず 読んでも読んでも頭に入らず(多汗
    で、SB5X2台と接続あうるってことは
    SB5X(HFP) – (ユニ)M1-S(ユニ) – (HFP)SB5X
    こういうコトでしょか?
    で、SB5X 持ってる人に HFPにして〜 と言えば わかるもんでしょか? (^◇^;)

  15. より:

    こんにちは。
    1月に購入してフル充電したあと順調に使えてましたが、約2か月後アナウンスに従い充電しようとしましたが充電できませんでした。
    無償修理後、約2か月経った昨日、またアナウンスに従い充電しようとしたところ、またまた充電ができません。
    また修理依頼しなければなりません。
    その他、操作時のピッという音が大きく不快に感じますが、それ以外特に不都合はありません。
    同様な症状のかたいますか?

  16. まさきち より:

    よつばさん
    うまくいったようで何よりです。
    ユニバーサルではペアリングに失敗したり時間がかかることがあるので、何度か試してみると良いと思います。
    ツーリングを楽しんでください。

  17. よつば より:

    まさきち様
    返信ありがとうございます。
    S-1のインカムボタンにBT NEXT Cのマイナスボタンで接続を試してみました。
    1台目は問題なく成功、2台目は1回目のペアリングに失敗、再度試した所かなりの時間がかかりましたがペアリング成功しました!
    まさきち様の仰るとおり、ユニxユニの動作で接続が確立できるとS-1のインカムボタンでBT NEXT Cを2台とも呼び出すことが可能になりました。
    いろいろと試していただいてありがとうございました。

  18. まさきち より:

    よつばさん
    BT Next CはHFPでもブリッジができるというのは珍しいですね。
    これが可能なのは知る限り、SB6XとS-1のみです。
    ご質問いただいた件は、S-1のインカムボタンに2台をペアリングすればできます。
    これでユニバーサル×ユニバーサルという接続状態になり、インカムボタンを一回押すと両方に接続にいきます。
    ただ、稀に片方にしか繋がらないのでその時はインカムボタンを2回押しすると、もう片方に接続しにいきます。
    その後は、インカムボタン1回押しで両方に接続にいくようになります。
    手元で再度確認しましたが、上記のような動作ができることを確認しました。
    構成は、
    SB6X(HFP)—-(ユニ)S-1(ユニ)-----(HFP)SB6X
    ※SB6Xのユニバーサルレシーブでは接続不可なので、普通のスマホ接続用のHFPを利用
    参考にしていただければと思います。

  19. よつば より:

    まさきち様
    早速の返信と接続を試して頂きありがとうございました。
    まさきち様の返信の内容からBT NEXT CとBT Proシリーズには大きく仕様が異なる事がわかりました。
    BT NEXT CとS-1の接続はユニとHFPどちらでも成功しています。
    現状試してみた接続成功例は下記になります。
    2台接続例
    ① BT NEXT C(HFP(マイナスボタン))—(ユニ(インカムボタン))S-1
    ② BT NEXT C(ユニ(フォワードボタン))—(HFP(ファンクションボタン))S-1
    3台接続例
    ② BT NEXT C(自社(ミドルボタン))—(自社(ミドルボタン))BT NEXT C(HFP(マイナスボタン))—(ユニ(インカムボタン))S-1
    但し上記接続成功例でもまさきち様の仰る通り、BT NEXT C側からのリダイヤル操作ではS-1を呼び出す事はできなかった事をご報告しておきます。
    あともう一つお伺いしたいのですが、S-1からユニバーサルで2台を接続する場合は、1台ごとにインカムボタン(同じボタンで2台?)でペアリングするということでよろしいでしょうか?

  20. まさきち より:

    よつばさん
    ブログをみていただきありがとうございます。
    大変恐縮ではございますが、BT NEXT Cは持っていないので試すことが出来ません。
    手元にあるのは後継製品のBT Proシリーズです。
    お伺いする限り、C—C—S-1 で接続できているとのことですが、Proシリーズはブリッジする時にユニバーサルを混ぜられないので、BT Next CとBT Proシリーズは中身が大きく違うかもしれません。
    その上で以下の接続を試しました。
    NextPro(HFP)—(ユニ)S-1 一見接続できるように見えるのですが通話不可でした。
    NextPro(ユニ)—(HFP)S-1(HFP)—(ユニ)X2Pro 接続可能でしたが、記事にも記載している通り諸条件によってS-1からの発信はできたりできなかったりします。
    詳しく書くと、HFP機器からの発信はリダイヤルと同等の動きとなるため、最後に接続した相手にコールに行くという動作になり、2台同時に発信(リダイヤルコール)するということはできません。
    最後に接続していた相手に行くというもので少々ややこしいので、こういった場合はユニバーサルになったインカム(両端のMidLand)からユニバーサル発信をして接続するのが一般的になります。
    試された構成はおそらく C(自社)—(自社)C(ユニ)—(HFP)S-1 ということだと思います。
    この場合、BT Nect Cの仕様による部分が大きいのですが、だいたいのインカムで一発接続はできないはずです。
    試したことはありませんが、可能性があるとすれば、グループの管理をせずに単純に次のインカムに順番に発信するタイプのインカム(SB4X、SB5X)くらいでしょうか。
    残念ながら、S-1をユニ、MidLandをHFPにして接続ができないようなので、一発接続はおそらくできないと思います。

  21. よつば より:

    いつもブログの記事を参考にさせていただいています。
    今回S-1の記事を参考にMIDLANDのBT NEXT C2台とS-1一台を用意して接続を試していますが、S-1を記事のように ユニxユニ のブリッジとして動作させる事ができません。
    唯一3台の接続ができたパターンは、
    BT NEXT C —自社接続 —BT NEXT C—ユニ—S-1 のみでした。
    この場合はまずBT NEXT C同士の接続(中央ボタンで)を確立させた後、S-1のインカムボタンを押下する事でできました。
    こちらのブログ記事のようにユニバーサルx2でS-1のインカムボタン1回でBT NEXT C2台を呼び出す事はできますでしょうか?

  22. まさきち より:

    ツイッターでお問い合わせをいただき、転記の許可をいただきました。
    お問い合わせ内容は以下の通りです。
    --------------------—-
    お問い合わせいただいた方:紫翠さん
    F外から失礼します。いつもブログ読ませてもらってます。記事を参考に x ride S-1 を購入して先日使用しました。私はS-1、相手はミッドランドBT-X2-Proで相手側をHFPペアリングモードし、一応接続は確立したのですが、様々な問題が発生して困っています。解決にご助力いただければと思いリプしました。
    問題はまず、S-1側のインカムボタンを押して通話を開始しても数秒で勝手に切断されてしまう。次に、ミッドランド側から通話を開始することができない。さらにスマートフォンを接続して、音楽をきき、聞き終わってしばらくすると「ブチッ」と大きな音が等間隔でなり続けることも気になっています。
    これらの問題は機器の相性の問題なのでしょうか。それとも機器の不具合なのでしょうか。解決策や原因等をご教授していただきたく連絡させていただきました。 よろしければご回答のほど、よろしくお願いします。
    -------------------------
    まさきち
    ブログを見ていただきありがとうございます
    ■S-1とX2Pro(最新ファーム)の接続をテストしました
    手順は以下の通りです
    ①S-1をインカムペアリングモードにする
    ②X2を「-」ボタンでペアリングモードにする
    +では接続不可
    20秒くらいかかる
    S-1を先にペアリングモードにしないといけない?
    ペアリングが完了したらS-1のインカムボタンから呼び出す
    X2のリダイヤルでは呼び出し不可でした。
    X2とS-1、NextとS-1で1対1で接続していますが、のべ1時間は切断されることなく安定しています
    S-1のぶちっというノイズは手元の2台のうちの1台で発生していますが、同じ現象でしょうか
    記事にも書いたものになりますが、発生条件はスマホ等と接続してA2DPのデータ転送の開始、停止や、音楽の終了、開始の瞬間で、再生アプリによって多少異なるもののA2DPのデータ転送の切り替わりが関係しています
    2台のうち1台でのみ発生しているので、メーカーに不具合として依頼をしようとほったらかしになってましたので、先ほどメーカーに問い合わせました
    紫翠さんも問い合わせてみると良いと思います
    自宅まわりで50mほど、家や車を挟んで歩き回りましたが、なんとか通話はできたので、実走行でも十分ではないにしても大丈夫そうです。
    もしS-1をユニバーサルにしてどうしても不安定なら、逆も試してみると良いです。
    -------------------------–
    紫翠さん
    返信拝見しました。ペアリングの際の「-」ボタンや逆からの接続は試みていなかったので、大変参考になりました。 スマホに関しては運良くといい合わせが素早く到達し「ペアリングの再設定をし、改善されない場合は本体を会社へ送ってほしい」とのことでした。まずは自分でできる範囲で調整してみます

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