2日目 8月24日(月)
朝5時頃起床。
寝袋は真夏用とインナーフリースで二重にして、温度調整できるようにしておいたが、ちょっと寒かくて明け方に一度目が覚めてしまった。
まぁそれでもそこそこには眠れたのでOKだ。
天気は・・・曇り!
湿原を観光しながら根室に向かうことにする。
距離は短くて250kmくらい。
これくらいのんびりなのも良いんだな。
セブンで軽く朝食。
こういう時のから揚げは肉汁と油がじゅわーっと口に広がって胃を満たしてくれる。
さあ行くぞ!!!ってところでやっぱり雨w
カッパを着るか悩むくらいだけど念のため着ておく。
やっぱり湿原と言えば釧路湿原!!
なんだけどここは玄人?らしくコッタロ湿原へ突撃だ!
このコッタロ湿原。
釧路湿原の北側に位置し、南北に道道1060号が縦断するマイナーな場所だ。
8年くらい前に来た時になんとなくふらっと入ってみて、とっても良かった記憶がある。
だんだん道が北海道らしくなくなってきて・・・
フラットダート5kmがお出迎え。
この日はあまりすれ違わなかったが、前にきたときは結構車が走っていた。
一部砂利が深いところもあるが、VFR800でも難なく走りぬけられるくらいだ。
VFR1200 DCTでもなんとか走れるので、多少慣れていればどのバイクでも大丈夫だろう。
なんといっても釧路湿原では感じられない身近さがポイント!
見晴らしはあまりよくないが、ちらちらとすぐ横に流れる川が湿原のど真ん中にいることを感じさせてくれる。
カヌー?とかで川くだりを楽しむ人もいるようだ。
だいたい20km/hくらいで走っていたが、N君のW600はすいすいと走っていく。
やっぱりFタイヤが大きいと走破性が全然違うねぇ。
すごく味のある橋に断層?絶壁の崖。
メジャーな場所に行き飽きた人は是非どうぞ!
舗装路に出たらすぐ国道391号に入って南下し、誰もが思い浮かべる釧路湿原の細岡展望台に向かう。
国道を間がってからの道はコーナー中に大きくうねっている部分があって、飛ばしすぎるとコーナー中にジャンプしそうになるので要注意!!
細岡駅を過ぎてからは半ダートの道で2kmくらい走ると、右側に展望台への入り口が見える。
手前にビジターセンターがあるがちょっと距離があるし、展望台入り口付近にバイクをとめることもできるので、混雑しない時期なら入り口まで行っても良いだろう。
これぞ釧路湿原!
まさきち:
湿原に不用意に足を踏み込むと落とし穴にはまって危ないから、絶対に整備された道を外れないようにね!
N君:
まじで!?
まさきち:
日本にライオンがいないのは、白亜紀(適当)に日本にいたライオンがシマウマを追ってるときに、落とし穴にはまって絶滅したという説があるんやって!
N君:
まじでええ!
そんなくだらない会話をしながら釧路湿原を堪能した。
次は厚岸まで行って昼食にする。
もちろん国道は走らず道道1128で厚岸へ。
40kmくらいかな?
シカ注意
動物注意じゃなくてシカと特定するあたり、そんなにシカが通るのかw
厚岸グルメパークの2Fにはレストランと炭火焼のお店がある。
今回はせっかくだし炙屋で食べることにした。
入り口に食材が販売されていて、購入したら店内で自分で焼いて食べるのだ。
お値段はそれなりにするので観光地価格的なところがあるが、ちょっとした思い出になる。
新物サンマが350円、干物の魚が100円~300円、野菜が250円、カキが4つで800円?、ご飯と味噌汁で500円、場所代が300円だったような。
まぁ僕はカキは全く食べられないのでサンマ、ほっけ半身、よくわからない魚とご飯で1500円くらい。
N君曰く、カキはとても美味しかったそうで追加してたw
次は霧多布岬を目指す。
国道44号から道道808 霧多布湿原を抜けるMGロードを走る。
水流を妨げないように道の下を水が流れるように設計されており、湿原を保護しているらしいんだけど、走っている分にはその良さはよくわからないw
岬の手前は市街地になっていて、海抜3mとかそんな感じですごく低地になっている。
市街地を抜けて岬へいくと小高い丘になっており、このギャップがすごく不思議な感じ。
駐車場にとめてここから歩いて15分くらいで先端までいける。
歩いて2分くらいのところに灯台があり、過去来た時はここで引き返してしまったが、今回は時間に余裕があるので先端まで歩いてみる。
10分くらいのところで一休み。
いやあすっげー波だなぁ。
先端に近づくほど高度を下げて海面が近くなってくる。
といってもそれでもだいぶ高いところにあるんだけど、波がめちゃくちゃすごいw
昨日の釧路付近もすごかったがここは圧倒的スケールだ。
遠浅なのか、数キロにわたって波しぶきがあがっている。
いやぁ北海道すげーや。
ってか台風すげーwww
時間も良い感じになってきたので、ここから根室まではさくっと移動!
道道123から道道142に入って根室を目指す。
道道142、とってもおすすめ。
なんといっても交通量がめちゃくちゃ少ない、森に丘に海に、変化に富んで飽きない素晴らしい道だ。
海岸沿いでも酪農っぽいことやっていたり、漁師の家だったり、いろんなものが混在していて不思議な感じ。
道端にふいに馬がいたりw
適度なコーナーがあったりして眠くならない。
国道よりはるかに楽しいこと間違いなし!
1時間くらいで根室に到着。
根室には残念ながらキャンプ場がない。
市街地にある明治公園でキャンプする人がいるらしく行ってみたが、おもいっきり住宅街でなんか気が引けてしまう。
ということで、大学4年の時にとまったことのあるライダーハウス、インディアンサマーカンパニーに行くことに。
おー懐かしい!
ここは水産店の2Fを開放していて、1300円以上の海産物を買うと無料で宿泊させてくれる。
メインは花咲ガニで1300円から。
僕は花咲ガニは大好物なのでちょっと上の1500円を注文。
18時くらいになったらトレイに入ったカニが用意されて、各自ご飯持込で食べるのだ。
1Fは海産の匂いがするが、2Fはにおわないので安心できる。
その前にお風呂!
残念ながら徒歩でいけるお風呂は定休日だそうで、面倒だけどバイクで出ることにした。
市内には4箇所くらいの銭湯があり、そのうちの越の湯というところに行ってきた。
入浴料は440円。
古きよき昭和時代を感じさせる雰囲気。
今は無き ケロリン もあったww
ロシア語の案内があったので、やっぱり船員の人達がたくさん来るんだろうなぁ。
ライダーハウスに戻って、隣のセイコマで夕飯を調達して、よっし!花咲ガニくうど!
カニといえばタラバ、毛ガニ、ズワイを思い浮かべるだろうが、ここ根室は違う。
カニと言えば花咲ガニだ!!
味はタラバガニをさらに甘くした感じ。
というのも、タラバガニも花咲ガニもヤドカリの一種で、そのへんも味に関係あるとか?
毛ガニやズワイより癖のあるタラバよりもさらに癖が強い。
口に入れた瞬間に鼻に抜ける独特の甘みと磯の香り。
食べ過ぎると胸焼けしそうになるがその一歩手前まではとっても美味。
このラインを超えてしまわないことが、花咲ガニを幸せに食べる方法だ。(経験談)
ミソは解けやすいためあまり楽しめる部分はない。
好き嫌いのわかれそうなところだが、是非一度食べてみて欲しい。
1500円の花咲ガニ一杯でちょうどいいおかずになるくらいの量かな。
旬は9月上旬らしく一番美味しい時期に食べられて満足。
がっつり食べたい人は2000円くらいのを注文すると良いだろう。
早朝に撮影したものだが、こんな感じで雑魚寝する。
ドアはないけど少し離れたお隣にベッドが3台あって、安眠室になっている。
が、声は筒抜けなので早く寝たい人は耳栓とアイマスクを準備しておこう。
20時くらいにオーナーのおばちゃんがきて、みんなで記念撮影。
リピーターにはてるてるボウズを作ってくれたw
そして、2003年に来た時の写真を発見!!
ど真ん中の首のながーいモヤシ野郎が僕だ。
懐かしいなぁ。
そうこうしているうちに
10時になっておやすみ。
盛り上がってる人達には申し訳ないけど、ちょっと静かにしてもらって早めに就寝した。
■2日目の走行
距離:240km
最高標高点:200m
最低気温:10度くらい
最高気温:20度くらい
燃費:リッター 20km
釧路あたりにとまると次は根室。
距離は200km前後で、いつものんびり観光しながらまわっている。
釧路~根室間は見所が多いので一日使うことをおすすめ。
もし時間があまれば納沙布岬までまわって宿に入ってもいいと思う。
今回はライダーハウスでカニを食べたが、花咲港にある大八食堂で食べるのもいいだろう。
今はだいぶ食堂の体裁を整えているが、8年くらい前にきたときはまだ水産店が主だった。
その時はカニを食べると、水揚げがはじまってたくさん捕れたからと、サンマの刺身、サンマの塩焼き、鉄砲汁、ご飯までサービスしてくれるという太っ腹ぷりがすごかった。
そしてカニは安くてウマイ。
今は定食屋になっているから、こんなサービスはないだろうけど。
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