SENA 3S VS デイトナ イージートーク3 実機で徹底比較!

低価格インカムの中では一芸に秀でたSENA 3Sとイージートーク3を比較します。それぞれ特徴がはっきりしているので、ポイントをおさえればそれほど迷うことはありません。さくっと解説するのでさくっと決めてしまいましょう。

 

 

スペック比較

  3S EasyTalk3
メーカー   SENA デイトナ
自動経路制御 × ×
同時通話 2 2
通話距離   200m 200m
待受時間 168h
通話時間 8h 12h
充電中の使用 ○ ※1
Blutooth 3.0 4.0
ノイズ除去 ×
通話と音楽併用 ×
全体音楽共有 × ×
タンデム音楽共有 × ×
ペアリング記憶数 1 3
自動グループ通話
他社接続 ×
A2DP 2台同時 × 自動切換
FMラジオ × ×
自動音量調整 × ×
有線入力 × ×
社外スピーカー × ×
充電ポート  micro mini B
音声案内 日本語 日本語
音声操作 × ×
防水性能
スマホアプリ × ×
発売時期   2015年5月 2015年8月
実売価格 1.5万円 1.3万円

 

有意義な差がある部分で有利な方に赤のアンダーライン、両方にあって重要な機能に黄色のアンダーラインをひきました。

 

それではスペックからわかる違いを解説します。

 

通話時間はイージートーク3

3Sは内蔵型のためバッテリーが左スピーカーと一体となっており容量が小さいです。その影響で通話時間はスペック上で8時間と短く、実際の利用ではおそらく6時間程度と思われます。だいたい一日の走行時間は6~10時間程度が多いので、3Sでは一日一回は充電が必要になります。

 

それに対してイージートーク3は一日分くらいは十分持つので、バッテリーの管理がとても楽です。前日までに充電しておけば当日は気にせず走り切れる、これは意外と重要なポイントです。

 

ノイズ除去機能はイージートーク3のみ

珍しく3Sにはノイズリダクションが搭載されていません。他機種でのテストになりますが、ノイズリダクションの処理が多いとバッテリーの消費が30%くらい多くなるということがわかっています。おそらく小容量バッテリーをできる限り持たせるためにノイズリダクションを思い切って搭載しなかったと思われます。

 

インカム通話時はノイズリダクションの効果はとても高く体感することができます。イージートーク3のノイズリダクションはそこそこ優秀な部類なのに比べると3Sが非搭載というのはかなりの差なので、インカム通話をするならイージートーク3の方が良いです。

 

音楽併用はイージートーク3のみ

イージートーク3はこの価格帯では唯一、音楽併用機能を搭載しています。音楽やナビ音声を聴きながらインカム通話ができるのはとても強みになります。残念ながら3Sは搭載していません。

 

他社接続はイージートーク3のみ

3Sはユニバーサルインターコムを搭載していません。消費電力とは特に関係がないと思われるので、なぜ搭載しなかったのか疑問です。使う機会が多いわけではありませんが、無いなら無いで不便です。

 

実際に使ってみての評価

本体比較

 

  3S     EasyTalk3
音楽音質 4 8
通話音質 4 5
通話距離 未検証 3
安定性 未検証 8
他社接続柔軟性 無し 4
操作性 3 4
機能/拡張性 2 5
取り付け 7 8
重さ 10 10
コスパ 4 8
おすすめ度 6! 8!

※評価は10点満点です。

※3Sは実際に走行できていませんが、自宅周りで歩いて確認しています。

 

音楽の音質はイージートーク3

3Sはあらゆるパーツを小型化しており、音質にもその影響が出ています。高音も低音もいまひとつで一昔前の中国製品のような安っぽさがあります。最大音量は十分なので高速でも聞き取れないことはないと思いますが音楽を楽しむには力不足です。

 

対してイージートーク3は低音から高音までバランスよく出力されており音質が良いです。音楽を楽しみたいならイージートーク3をおすすめします。

 

通話音質、通話距離は互角

どちらも通話音質はあまり良くありません。3Sはこもった音でイージートーク3は高音が割れます。意思疎通は問題ありませんが、聞き取りやすいとは言い難いです。

 

通話距離はどちらも最低限で、市街地で50m、郊外で100mと見込んでおきましょう。間に車が1台でも入るとノイズが増えるので調整をする、という感じでの運用が必要です。

 

安定性はイージートーク3

イージートーク3は音楽併用をしても特にインカム通話に影響はなく安定して使用できます。これといって大きな不安定要素がありません。3Sも手元で試す限りは問題ありません。

 

他社接続性能はイージートーク3

イージートーク3はユニバーサルを搭載しているので、最低限の接続は可能です。3Sは搭載していません。この差は大きいですね。

 

操作性はややイージートーク3

どちらも操作性は良くありません。イージートーク3はボタンが堅く押しにくいうえに長押し操作の入力タイミングがわかりづらいですが、3Sに比べたらマシです。

 

3Sはボタンが2つしかなく、長押しや複数回押しの操作が多く覚えるのが大変で、操作ミスもよく起きます。小型化しすぎた弊害でしょう。

 

機能性はイージートーク3

イージートーク3は特筆すべき機能はありませんが、この価格帯で音楽併用できるというインパクトは大きいです。3Sはあって当たり前の機能(ノイズリダクション、ユニバーサル)すら搭載しておらずかなり割り切っています。ソロで使うなら問題ありませんが、やはり誰かとインカム通話するなら搭載しておいてもらいたいですね。

 

重さは3S

3Sは全インカムで最軽量の50g、イージートーク3も84gです。平均110gなのでどちらもずば抜けて軽いです。3Sは取り付けられているのがほとんどわからないくらいです。

 

僕としてはどちらも十分軽くて良いのですが、最軽量を追求するなら3Sをおすすめします。おそらくこれより軽いのはそうそう発売されることはないと思います。

 

コスパはイージートーク3

この機能で1万円台前半のイージートーク3は他を圧倒するコスパです。3Sは1万円台中盤で内蔵型という特徴こそありますが機能的には平均以下なのであまりコスパは良くありません。内蔵型に価値をどれだけ見出せるかしだいですね。

 

おすすめはイージートーク3

3Sは内蔵型を希望しソロメインの人にはおすすめできますが、もし2台で接続する機会が多いならノイズリダクションが無いので避けた方が無難でしょう。いくら安いとはいえここまで機能を割り切ると厳しいものがあります。

 

その点イージートーク3は手堅く必要な機能を備えているので、安くても普通のインカムと同じような使い勝手です。内蔵型必須ではないならイージートーク3にしておきましょう。

 

3Sがおすすめな人

  • 内蔵型で価格を抑えたい
  • ソロでの利用が多い
  • 音楽の音質は重視しない

 

イージートーク3がおすすめな人

  • 極力安くしたい
  • 音楽併用機能を使いたい
  • 2台で接続する機会が多い

 

インカムの総合記事はこちらです。主要製品を比較、レビューしています。